JP2000199028A - 自己潤滑性焼結複合材料 - Google Patents
自己潤滑性焼結複合材料Info
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- JP2000199028A JP2000199028A JP10373745A JP37374598A JP2000199028A JP 2000199028 A JP2000199028 A JP 2000199028A JP 10373745 A JP10373745 A JP 10373745A JP 37374598 A JP37374598 A JP 37374598A JP 2000199028 A JP2000199028 A JP 2000199028A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 材料強度が高く、摩擦係数が小さく、比摩耗
量も小さく、真空中、大気中の低温から高温まで使用で
きる固体潤滑剤を含む金属基の自己潤滑性焼結複合材料
を提供する。 【解決手段】 二硫化モリブデンを20重量%〜35重
量%、黒鉛を3重量%〜15重量%、二硫化タングステ
ンを8重量%〜20重量%、銅を0.1重量%〜5重量
%、クロムを0.1重量%〜2重量%、タングステンを
2重量%〜20重量%含有し、残部が少なくとも鉄を含
有する自己潤滑性焼結複合材料を提供する。
量も小さく、真空中、大気中の低温から高温まで使用で
きる固体潤滑剤を含む金属基の自己潤滑性焼結複合材料
を提供する。 【解決手段】 二硫化モリブデンを20重量%〜35重
量%、黒鉛を3重量%〜15重量%、二硫化タングステ
ンを8重量%〜20重量%、銅を0.1重量%〜5重量
%、クロムを0.1重量%〜2重量%、タングステンを
2重量%〜20重量%含有し、残部が少なくとも鉄を含
有する自己潤滑性焼結複合材料を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば各種機械の
軸受部材又は摺動部材として使用される固体潤滑剤を含
む自己潤滑性金属基複合材料に関するものである。
軸受部材又は摺動部材として使用される固体潤滑剤を含
む自己潤滑性金属基複合材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、六方晶の結晶構造を持つ粉体であ
る二硫化タングステン(WS2 )、二硫化モリブデン
(MoS2 )や黒鉛、フッ化黒鉛、フッ化カルシウム
等の固体潤滑剤と、各種の金属又は合金の結合材とから
なる焼結体が自己潤滑性複合材料として使用されてい
る。このような焼結複合材料は、例えば特公平7−76
405号公報に記載されているように、固体潤滑剤とし
てWS2 、MoS2 、黒鉛を、強度を与える金属結合
剤としてCu、W、Ta、Moを主成分にしたものが代
表的である。
る二硫化タングステン(WS2 )、二硫化モリブデン
(MoS2 )や黒鉛、フッ化黒鉛、フッ化カルシウム
等の固体潤滑剤と、各種の金属又は合金の結合材とから
なる焼結体が自己潤滑性複合材料として使用されてい
る。このような焼結複合材料は、例えば特公平7−76
405号公報に記載されているように、固体潤滑剤とし
てWS2 、MoS2 、黒鉛を、強度を与える金属結合
剤としてCu、W、Ta、Moを主成分にしたものが代
表的である。
【0003】一般に固体潤滑剤は高温に弱く、焼結時に
分解して結合剤等の他の金属と反応し、潤滑性を喪失す
る虞がある。そこで、所謂ホットプレスを用いて、型内
で原料粉末を加圧下で焼結させる方法が採用されてい
る。また、結合剤として鉄は、焼結体としての強度が高
く、大気中や高温環境下でも使用可能であるが、上述し
た他の金属に比して摺動性に問題がある。
分解して結合剤等の他の金属と反応し、潤滑性を喪失す
る虞がある。そこで、所謂ホットプレスを用いて、型内
で原料粉末を加圧下で焼結させる方法が採用されてい
る。また、結合剤として鉄は、焼結体としての強度が高
く、大気中や高温環境下でも使用可能であるが、上述し
た他の金属に比して摺動性に問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自己潤滑性焼結複合材料には、以下に述べるような問題
点がある。MoS2 及びWS2 を主体にした複合材料
は、製造過程において固体潤滑剤と金属結合剤とが反応
して潤滑性のない化合物を生成し易く、そのために焼結
体中での固体潤滑剤の歩留りが低下するので、固体潤滑
剤の配合量を予め50重量%以上に多くする必要があ
る。その結果、それだけ結合剤の配合量が少なくなっ
て、複合材料の強度が低下し、摩耗が増大して寿命が低
下してしまうという問題がある。
自己潤滑性焼結複合材料には、以下に述べるような問題
点がある。MoS2 及びWS2 を主体にした複合材料
は、製造過程において固体潤滑剤と金属結合剤とが反応
して潤滑性のない化合物を生成し易く、そのために焼結
体中での固体潤滑剤の歩留りが低下するので、固体潤滑
剤の配合量を予め50重量%以上に多くする必要があ
る。その結果、それだけ結合剤の配合量が少なくなっ
て、複合材料の強度が低下し、摩耗が増大して寿命が低
下してしまうという問題がある。
【0005】また、Cu、Mo、W等の金属、及びMo
S2 (大気中での酸化開始温度380℃)、WS2
(大気中での酸化開始温度430℃)は大気中では酸化
され易い性質がある。このため、これらの材料を主体と
する複合材料は、主として真空中で使用されており、大
気中での使用温度は200℃以下に制限されている。
S2 (大気中での酸化開始温度380℃)、WS2
(大気中での酸化開始温度430℃)は大気中では酸化
され易い性質がある。このため、これらの材料を主体と
する複合材料は、主として真空中で使用されており、大
気中での使用温度は200℃以下に制限されている。
【0006】固体潤滑剤としての黒鉛は、大気中で使用
可能であるが、乾燥状態では潤滑性が低下する性質があ
る。黒鉛を主体とした複合材料は、多くの場合に銅を用
いた合金として使用されているが、同様に酸化され易い
ため、その使用温度が200℃以下に制限されている。
また、黒鉛と金属との複合材料は、高荷重、高摺動速
度、真空中での摩耗特性が悪く、特に摩耗量が大きいと
いう問題がある。従って、従来より、室温又は高温での
大気中、真空中など、様々な雰囲気中でも使用できる自
己潤滑性複合材料が要望されている。
可能であるが、乾燥状態では潤滑性が低下する性質があ
る。黒鉛を主体とした複合材料は、多くの場合に銅を用
いた合金として使用されているが、同様に酸化され易い
ため、その使用温度が200℃以下に制限されている。
また、黒鉛と金属との複合材料は、高荷重、高摺動速
度、真空中での摩耗特性が悪く、特に摩耗量が大きいと
いう問題がある。従って、従来より、室温又は高温での
大気中、真空中など、様々な雰囲気中でも使用できる自
己潤滑性複合材料が要望されている。
【0007】また、製造過程における固体潤滑剤と金属
結合剤との反応を抑制するために上述したホットプレス
を用いた場合、材料の焼結に非常に長時間を要し、生産
性の低下、コストの増加を招くという問題がある。その
ため、低温でも短時間で焼結できるような複合材料が望
ましい。
結合剤との反応を抑制するために上述したホットプレス
を用いた場合、材料の焼結に非常に長時間を要し、生産
性の低下、コストの増加を招くという問題がある。その
ため、低温でも短時間で焼結できるような複合材料が望
ましい。
【0008】本発明は、上述のような問題点を解決した
ものであり、材料強度が高く、摩擦係数が低く、摩耗量
が小さく、荷重や摺動速度等の摺動条件の変化によらず
安定した特性を示し、しかも真空中、大気中又は水中等
のあらゆる雰囲気中で低温から高温まで使用できる、固
体潤滑剤を含む自己潤滑性金属基焼結複合材料の提供を
目的とするものである。また、本発明の目的は、低温で
も短時間で焼結させることができ、生産性の向上及びコ
ストの低減を実現できる自己潤滑性金属基焼結複合材料
を提供することにある。
ものであり、材料強度が高く、摩擦係数が低く、摩耗量
が小さく、荷重や摺動速度等の摺動条件の変化によらず
安定した特性を示し、しかも真空中、大気中又は水中等
のあらゆる雰囲気中で低温から高温まで使用できる、固
体潤滑剤を含む自己潤滑性金属基焼結複合材料の提供を
目的とするものである。また、本発明の目的は、低温で
も短時間で焼結させることができ、生産性の向上及びコ
ストの低減を実現できる自己潤滑性金属基焼結複合材料
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、二
硫化モリブデンを20重量%〜35重量%、黒鉛を3重
量%〜15重量%、二硫化タングステンを8重量%〜2
0重量%、銅を0.1重量%〜5重量%、クロムを0.
1重量%〜2重量%、タングステンを2重量%〜20重
量%含有し、残部が少なくとも鉄を含有する自己潤滑性
焼結複合材料を提供することによって達成される。尚、
本発明において用いる重量%は、特に説明を行わない限
り、焼結体の全重量に対する固体潤滑剤成分の重量%で
ある。
硫化モリブデンを20重量%〜35重量%、黒鉛を3重
量%〜15重量%、二硫化タングステンを8重量%〜2
0重量%、銅を0.1重量%〜5重量%、クロムを0.
1重量%〜2重量%、タングステンを2重量%〜20重
量%含有し、残部が少なくとも鉄を含有する自己潤滑性
焼結複合材料を提供することによって達成される。尚、
本発明において用いる重量%は、特に説明を行わない限
り、焼結体の全重量に対する固体潤滑剤成分の重量%で
ある。
【0010】本願発明者は、固体潤滑剤のWS2 、M
oS2 、黒鉛と金属又は合金との高温における反応性
及びその複合材料の特性について種々検討した結果、W
S2、MoS2 及び黒鉛の3種の固体潤滑剤を一定量
同時に含有したFe又はFe合金の焼結体は、その機械
的強度が高く、幅広い摺動条件下で優れた潤滑特性を示
すこと、大気中では高温まで優れた特性を示すと共に、
真空中、水中等あらゆる雰囲気中で使用できることを見
出し、本発明を完成するに至ったものである。
oS2 、黒鉛と金属又は合金との高温における反応性
及びその複合材料の特性について種々検討した結果、W
S2、MoS2 及び黒鉛の3種の固体潤滑剤を一定量
同時に含有したFe又はFe合金の焼結体は、その機械
的強度が高く、幅広い摺動条件下で優れた潤滑特性を示
すこと、大気中では高温まで優れた特性を示すと共に、
真空中、水中等あらゆる雰囲気中で使用できることを見
出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0011】本発明の自己潤滑性焼結複合材料の検討に
際して、最初に、固体潤滑剤としてのMoS2 単独と
金属結合剤としてのFe、WS2 単独とFe、黒鉛単
独とFeの焼結材料をそれぞれ製造し、それらの特性に
検討を加えた。この結果、以下のような点が明らかにな
った。
際して、最初に、固体潤滑剤としてのMoS2 単独と
金属結合剤としてのFe、WS2 単独とFe、黒鉛単
独とFeの焼結材料をそれぞれ製造し、それらの特性に
検討を加えた。この結果、以下のような点が明らかにな
った。
【0012】MoS2 は、Feと最も反応し易く、焼
結温度が700℃を超えると消失し始める。焼結体が潤
滑性を発揮するのは、MoS2 の添加量を50重量%
以上にした場合である。一方、MoS2 の添加量が7
0重量%以上では、焼結体の強度が著しく低下して、摩
耗が増大する。MoS2 とFeとの焼結体の潤滑性特
性は、かなり広い荷重域、速度域で低い摩擦係数を示
し、比較的荷重依存性、速度依存性の少ない摺動特性を
示すが、低荷重、低摺動速度では摩探係数が大きく、比
摩耗量が大きい。
結温度が700℃を超えると消失し始める。焼結体が潤
滑性を発揮するのは、MoS2 の添加量を50重量%
以上にした場合である。一方、MoS2 の添加量が7
0重量%以上では、焼結体の強度が著しく低下して、摩
耗が増大する。MoS2 とFeとの焼結体の潤滑性特
性は、かなり広い荷重域、速度域で低い摩擦係数を示
し、比較的荷重依存性、速度依存性の少ない摺動特性を
示すが、低荷重、低摺動速度では摩探係数が大きく、比
摩耗量が大きい。
【0013】WS2 は、MoS2 よりもFeとの反応
性が低く安定で、MoS2 よりも約100℃高い焼結
温度まで反応し難く、焼結体中に残留し易い反面、Fe
の焼結を阻害し、焼結体の強度を低下させる性質があ
る。WS2 −Fe焼結体は、MoS2 −Fe系よりも
固体潤滑剤の少ない添加量40重量%から潤滑性が現れ
るが、60重量%以上では摩耗が大きく、焼結体の強度
が低下してしまう。また、WS2 −Fe焼結体の潤滑
性は、高荷重で低速の条件下で最も良好であるが、低荷
重かつ高速の場合には、摩擦係数が大きくかつ摩耗も大
きくなり、黒鉛−Fe焼結体の潤滑特性とは対照的な特
性を示す。
性が低く安定で、MoS2 よりも約100℃高い焼結
温度まで反応し難く、焼結体中に残留し易い反面、Fe
の焼結を阻害し、焼結体の強度を低下させる性質があ
る。WS2 −Fe焼結体は、MoS2 −Fe系よりも
固体潤滑剤の少ない添加量40重量%から潤滑性が現れ
るが、60重量%以上では摩耗が大きく、焼結体の強度
が低下してしまう。また、WS2 −Fe焼結体の潤滑
性は、高荷重で低速の条件下で最も良好であるが、低荷
重かつ高速の場合には、摩擦係数が大きくかつ摩耗も大
きくなり、黒鉛−Fe焼結体の潤滑特性とは対照的な特
性を示す。
【0014】黒鉛は、MoS2 、WS2 に比較すると
高温まで安定な固体潤滑剤で、Feと反応し難い反面、
Feの焼結を阻害する性質がある。黒鉛−Fe焼結体の
潤滑性は、15重量%以上の黒鉛添加量で得られるが、
これが20量%以上の焼結体は脆弱である。また、黒鉛
−Fe焼結体は、極低荷重かつ高摺動速度の条件下を除
いて、摩耗が大きく、潤滑性が良くない。しかしなが
ら、MoS2 やWS2が酸化して潤滑性を失う300
℃以上の大気中で良好な潤滑性を示すことが、明らかに
なった。
高温まで安定な固体潤滑剤で、Feと反応し難い反面、
Feの焼結を阻害する性質がある。黒鉛−Fe焼結体の
潤滑性は、15重量%以上の黒鉛添加量で得られるが、
これが20量%以上の焼結体は脆弱である。また、黒鉛
−Fe焼結体は、極低荷重かつ高摺動速度の条件下を除
いて、摩耗が大きく、潤滑性が良くない。しかしなが
ら、MoS2 やWS2が酸化して潤滑性を失う300
℃以上の大気中で良好な潤滑性を示すことが、明らかに
なった。
【0015】一般に固体潤滑剤を含む複合材料は、それ
と摺動する相手材料の表面に固体潤滑剤の転移膜が形成
されることによって、潤滑性を発揮する。これに対し、
黒鉛は摺動する相手材料に付着し難く、転移膜が形成さ
れ難いために、黒鉛−Fe焼結体は、潤滑性が充分では
ないことが確認された。
と摺動する相手材料の表面に固体潤滑剤の転移膜が形成
されることによって、潤滑性を発揮する。これに対し、
黒鉛は摺動する相手材料に付着し難く、転移膜が形成さ
れ難いために、黒鉛−Fe焼結体は、潤滑性が充分では
ないことが確認された。
【0016】次に、上述したようにFeと反応して消失
し易いが、かなり広い荷重域、速度域で安定した潤滑特
性を示すMoS2 を固体潤滑剤の主成分として用い、
Feと反応し難い黒鉛を添加することを検討した。その
結果、少量の黒鉛を添加することにより、MoS2 と
Feとの反応を阻止し又は低減できることが分かった。
し易いが、かなり広い荷重域、速度域で安定した潤滑特
性を示すMoS2 を固体潤滑剤の主成分として用い、
Feと反応し難い黒鉛を添加することを検討した。その
結果、少量の黒鉛を添加することにより、MoS2 と
Feとの反応を阻止し又は低減できることが分かった。
【0017】焼結体におけるMoS2 及び黒鉛の添加
量の合計を100%として、その約20%を黒鉛とした
場合、MoS2 の添加量がこれを単独で添加した場合
の1/2であっても、それと略同様の潤滑性が得られ
た。即ち、黒鉛の添加により、8%黒鉛−30%MoS
2 −Fe焼結体の潤滑性は、60%MoS2 −Fe焼
結体の潤滑性と略同等であった。また、焼結体の強度
は、上述したようにMoS 2 が少ない方が向上するの
で、MoS2 及び黒鉛の同時添加は、単にMoS2と
Feとの反応を阻止するだけでなく、MoS2 添加量
を少なくして潤滑性の向上と焼結体の強度向上とを同時
に達成するいう、一層好ましい相乗的な効果を得ること
ができた。
量の合計を100%として、その約20%を黒鉛とした
場合、MoS2 の添加量がこれを単独で添加した場合
の1/2であっても、それと略同様の潤滑性が得られ
た。即ち、黒鉛の添加により、8%黒鉛−30%MoS
2 −Fe焼結体の潤滑性は、60%MoS2 −Fe焼
結体の潤滑性と略同等であった。また、焼結体の強度
は、上述したようにMoS 2 が少ない方が向上するの
で、MoS2 及び黒鉛の同時添加は、単にMoS2と
Feとの反応を阻止するだけでなく、MoS2 添加量
を少なくして潤滑性の向上と焼結体の強度向上とを同時
に達成するいう、一層好ましい相乗的な効果を得ること
ができた。
【0018】更に、このようにして得られた焼結体は、
MoS2 −Fe系の問題点、即ち低荷重域での潤滑性
が改良されると共に、高温での潤滑性も向上することが
分かった。これは、黒鉛は焼結体内でMoS2 と共存
すると、相手材料への転移が容易になったと推定され
る。これは、固体潤滑剤を黒鉛単独で添加した焼結体で
は、その添加量を多くしても達成することができない。
MoS2 −Fe系の問題点、即ち低荷重域での潤滑性
が改良されると共に、高温での潤滑性も向上することが
分かった。これは、黒鉛は焼結体内でMoS2 と共存
すると、相手材料への転移が容易になったと推定され
る。これは、固体潤滑剤を黒鉛単独で添加した焼結体で
は、その添加量を多くしても達成することができない。
【0019】更に本願発明者は、このMoS2 −黒鉛
系複合材料に、MoS2 よりFeと反応し難いWS2
を添加して、その特性について検討した。この結果、M
oS 2 とFeとの反応がより一層抑制され、MoS2
添加量をより一層少なくすることができた。また、この
焼結体は、WS2 が元より有する高荷重での潤滑性を
発揮することが明らかになった。
系複合材料に、MoS2 よりFeと反応し難いWS2
を添加して、その特性について検討した。この結果、M
oS 2 とFeとの反応がより一層抑制され、MoS2
添加量をより一層少なくすることができた。また、この
焼結体は、WS2 が元より有する高荷重での潤滑性を
発揮することが明らかになった。
【0020】本発明は、このような検討結果に基づい
て、固体潤滑剤と金属とからなる自己潤滑性金属基焼結
複合材料の製造において、固体潤滑剤のMoS2 、W
S2 、黒鉛を特定の配合量で用いて、特定の金属(F
e)との焼結体とすることにより、各固体潤滑剤のそれ
ぞれの特長を生かし、かつ欠点を補うと同時に、各成分
の相乗効果により、従来にない優れた潤滑特性を得るこ
とができたものである。
て、固体潤滑剤と金属とからなる自己潤滑性金属基焼結
複合材料の製造において、固体潤滑剤のMoS2 、W
S2 、黒鉛を特定の配合量で用いて、特定の金属(F
e)との焼結体とすることにより、各固体潤滑剤のそれ
ぞれの特長を生かし、かつ欠点を補うと同時に、各成分
の相乗効果により、従来にない優れた潤滑特性を得るこ
とができたものである。
【0021】本発明において、二硫化モリブデンは、2
0重量%未満では潤滑性が現れず、35重量%を超える
と摩耗が大きくなるため、20重量%〜35重量%の範
囲で添加することが望ましい。黒鉛は、3重量%未満で
は高温での潤滑性が不十分であり、15重量%を超える
と焼結体の強度が低く、使用に耐えられないため、3重
量%〜15重量%の範囲で添加することが望ましい。ま
た、二硫化タングステンは、8重量%未満では摩耗量を
減少させることが困難であり、20重量%を超えると焼
結体の強度が著しく低下してしまうため、8重量%から
20重量%の範囲で添加することが好ましい。
0重量%未満では潤滑性が現れず、35重量%を超える
と摩耗が大きくなるため、20重量%〜35重量%の範
囲で添加することが望ましい。黒鉛は、3重量%未満で
は高温での潤滑性が不十分であり、15重量%を超える
と焼結体の強度が低く、使用に耐えられないため、3重
量%〜15重量%の範囲で添加することが望ましい。ま
た、二硫化タングステンは、8重量%未満では摩耗量を
減少させることが困難であり、20重量%を超えると焼
結体の強度が著しく低下してしまうため、8重量%から
20重量%の範囲で添加することが好ましい。
【0022】従って本発明において、各固体潤滑剤の配
合量は、二硫化モリブデンを20重量%〜35重量%、
黒鉛を3重量%〜15重量%、二硫化タングステンを8
重量%〜20重量%とすることが望ましい。これら固体
潤滑剤は、各成分をそれぞれの配合量で同時に金属に添
加する方法と、これら3成分を混合した後、一定の大き
さに造粒して金属に添加する方法とがあるが、いずれの
方法でも優れた潤滑性が得られる。
合量は、二硫化モリブデンを20重量%〜35重量%、
黒鉛を3重量%〜15重量%、二硫化タングステンを8
重量%〜20重量%とすることが望ましい。これら固体
潤滑剤は、各成分をそれぞれの配合量で同時に金属に添
加する方法と、これら3成分を混合した後、一定の大き
さに造粒して金属に添加する方法とがあるが、いずれの
方法でも優れた潤滑性が得られる。
【0023】これら固体潤滑剤の金属マトリックスとし
ては、強度、靭性、耐熱性及び固体潤滑剤との反応性の
点から、Feが最適である。更に、焼結体をより緻密化
し、強度、靭性、耐熱性を高めるために、Cu及びCr
を添加することが望ましい。Cuは、Fe単独のマトリ
ックスの場合よりも焼結体の強度を向上させる効果があ
る。しかしながら、Cu添加量が0.1重量%未満では
十分な効果が現れず、5重量%を超えると、固体潤滑剤
と反応して有害な化合物を生成する。Crは、耐熱性、
耐食性を与える元素であるが、添加量が0.1重量%未
満では実質的にその効果がなく、2重量%を超えると固
体潤滑剤と反応して潤滑性を損なうことになる。Cuと
Crとを同時に焼結体に添加すると、それらの相乗効果
が得られる。
ては、強度、靭性、耐熱性及び固体潤滑剤との反応性の
点から、Feが最適である。更に、焼結体をより緻密化
し、強度、靭性、耐熱性を高めるために、Cu及びCr
を添加することが望ましい。Cuは、Fe単独のマトリ
ックスの場合よりも焼結体の強度を向上させる効果があ
る。しかしながら、Cu添加量が0.1重量%未満では
十分な効果が現れず、5重量%を超えると、固体潤滑剤
と反応して有害な化合物を生成する。Crは、耐熱性、
耐食性を与える元素であるが、添加量が0.1重量%未
満では実質的にその効果がなく、2重量%を超えると固
体潤滑剤と反応して潤滑性を損なうことになる。Cuと
Crとを同時に焼結体に添加すると、それらの相乗効果
が得られる。
【0024】更に、Wは高温での硬度が高く、摩耗量を
減少させるので欠くことができない成分である。Wは、
2重量%未満ではその効果がなく、20重量%を超える
とFeの焼結を阻害するため、2重量%〜20重量%の
範囲で添加することが望ましい。従って、本発明によれ
ば、MoS2 、WS2 、黒鉛の固体潤滑剤とFe、C
u、Cr、Wなどの金属とからなる焼結複合材料は、大
気中及び真空中において低温から高温まで使用できる優
れた潤滑性を発揮し、かつ強度、靭性に優れている。
減少させるので欠くことができない成分である。Wは、
2重量%未満ではその効果がなく、20重量%を超える
とFeの焼結を阻害するため、2重量%〜20重量%の
範囲で添加することが望ましい。従って、本発明によれ
ば、MoS2 、WS2 、黒鉛の固体潤滑剤とFe、C
u、Cr、Wなどの金属とからなる焼結複合材料は、大
気中及び真空中において低温から高温まで使用できる優
れた潤滑性を発揮し、かつ強度、靭性に優れている。
【0025】本発明の焼結体は、例えば、上述した所定
量のWS2 、MoS2 、黒鉛の粉末とFe、Cu、C
r、Wの粉末とを混合し、プレス成形後、700℃〜1
200℃の温度範囲で30分から200分、真空又は不
活性雰囲気(Ar、N2 )中で焼結することにより製
造することができる。このように、本発明の焼結体は、
比較的短時間で焼結させることができ、生産性の向上及
びそれによるコストの低減を図ることができる。
量のWS2 、MoS2 、黒鉛の粉末とFe、Cu、C
r、Wの粉末とを混合し、プレス成形後、700℃〜1
200℃の温度範囲で30分から200分、真空又は不
活性雰囲気(Ar、N2 )中で焼結することにより製
造することができる。このように、本発明の焼結体は、
比較的短時間で焼結させることができ、生産性の向上及
びそれによるコストの低減を図ることができる。
【0026】
【実施例】(実施例1〜3)本発明の実施例1〜3の焼
結体を、以下の表1に示す組成のMoS2 、WS 2 、
黒鉛の固体潤滑剤粉末と、Cr、Cu、Fe、Wの金属
粉末とをボールミルを用いて混合した後、プレス成形機
で5トン/cm2 の圧力で圧粉体を作成し、真空中8
00℃で焼結して製造した。これらの焼結体について圧
縮試験と摩擦摩耗試験を行った。
結体を、以下の表1に示す組成のMoS2 、WS 2 、
黒鉛の固体潤滑剤粉末と、Cr、Cu、Fe、Wの金属
粉末とをボールミルを用いて混合した後、プレス成形機
で5トン/cm2 の圧力で圧粉体を作成し、真空中8
00℃で焼結して製造した。これらの焼結体について圧
縮試験と摩擦摩耗試験を行った。
【0027】圧縮試験には、直径10mm、高さ10mmの
試験片を用いた。摩擦摩耗試験は、二線式トライボメ−
タを用い、摩擦係数は10mm角の試料にSUS−304
を相手材として、室温及び600℃において速度25m
/分、荷重10kgの条件で求めた。また、比摩耗量は
荷重10kg、速度100m/分、摩擦距離4000
m、及び荷重10kg、速度10m/分、摩擦距離50
0mの2つの条件より求めた。
試験片を用いた。摩擦摩耗試験は、二線式トライボメ−
タを用い、摩擦係数は10mm角の試料にSUS−304
を相手材として、室温及び600℃において速度25m
/分、荷重10kgの条件で求めた。また、比摩耗量は
荷重10kg、速度100m/分、摩擦距離4000
m、及び荷重10kg、速度10m/分、摩擦距離50
0mの2つの条件より求めた。
【0028】その試験結果を以下の表2に示す。表2か
ら分かるように、本実施例1、2、3は、強度と潤滑性
のバランスが良く、特に比摩耗量の小さい焼結材料が得
られたことが分かる。また、本実施例は、いずれも比摩
耗量が摺動速度によらず略一定であり、荷重による変化
も小さいことが分かった。また、摩耗係数は、室温にお
いて0.1以下であり、600℃では0.1前後の極め
て低い値を示すことが分かった。更に圧縮強度について
は、Cu及びCrが共存することにより、高くなってい
る。
ら分かるように、本実施例1、2、3は、強度と潤滑性
のバランスが良く、特に比摩耗量の小さい焼結材料が得
られたことが分かる。また、本実施例は、いずれも比摩
耗量が摺動速度によらず略一定であり、荷重による変化
も小さいことが分かった。また、摩耗係数は、室温にお
いて0.1以下であり、600℃では0.1前後の極め
て低い値を示すことが分かった。更に圧縮強度について
は、Cu及びCrが共存することにより、高くなってい
る。
【0029】(比較例4〜10)表1に示した比較例の
組成を有する焼結体を、本発明の実施例1〜3について
説明したと同様にして製造し、同様の試験を行った。そ
の結果を併せて表2に示す。比較例4は、二硫化モリブ
デンが少ないため、強度は高いが潤滑性が不十分であ
る。比較例5は、黒鉛が多すぎるため、潤滑性が良い反
面、強度が低く、実際の使用には耐えられない。比較例
6は、二硫化タングステンの添加量が少ないため、比摩
耗量が増加した。比較例7は、金属のCu、Cr、Wの
効果を示しており、これらの金属を添加しない場合には
強度が低下し、比摩耗量が大きくなることが分かった。
従って、比摩耗量を小さくするためには、少なくともW
の添加が必要なことを示している。
組成を有する焼結体を、本発明の実施例1〜3について
説明したと同様にして製造し、同様の試験を行った。そ
の結果を併せて表2に示す。比較例4は、二硫化モリブ
デンが少ないため、強度は高いが潤滑性が不十分であ
る。比較例5は、黒鉛が多すぎるため、潤滑性が良い反
面、強度が低く、実際の使用には耐えられない。比較例
6は、二硫化タングステンの添加量が少ないため、比摩
耗量が増加した。比較例7は、金属のCu、Cr、Wの
効果を示しており、これらの金属を添加しない場合には
強度が低下し、比摩耗量が大きくなることが分かった。
従って、比摩耗量を小さくするためには、少なくともW
の添加が必要なことを示している。
【0030】比較例8、9、10は、MoS2 、WS
2 、黒鉛のいずれか1成分とFeとの2元系の材料に
ついて示した比較例である。潤滑性は、MoS2 −F
e系が最も良く、つづいてWS2 −Fe系、黒鉛−F
e系の順となっている。表2から、2元系焼結体は、そ
の強度と潤滑性のバランスが良くないことが分かる。
2 、黒鉛のいずれか1成分とFeとの2元系の材料に
ついて示した比較例である。潤滑性は、MoS2 −F
e系が最も良く、つづいてWS2 −Fe系、黒鉛−F
e系の順となっている。表2から、2元系焼結体は、そ
の強度と潤滑性のバランスが良くないことが分かる。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、上述したように構成す
ることにより、材料強度が高く、摩擦係数が低く、摩耗
量が小さく、荷重、摺動速度等の摺動条件の変化によら
ず安定して優れた特性を示し、真空中、大気中、水中
等、あらゆる雰囲気中で低温から高温まで使用できる、
固体潤滑剤を含む自己潤滑性金属基焼結複合材料の提供
が可能となった。
ることにより、材料強度が高く、摩擦係数が低く、摩耗
量が小さく、荷重、摺動速度等の摺動条件の変化によら
ず安定して優れた特性を示し、真空中、大気中、水中
等、あらゆる雰囲気中で低温から高温まで使用できる、
固体潤滑剤を含む自己潤滑性金属基焼結複合材料の提供
が可能となった。
Claims (1)
- 【請求項1】 二硫化モリブデンを20重量%〜35重
量%、黒鉛を3重量%〜15重量%、二硫化タングステ
ンを8重量%〜20重量%、銅を0.1重量%〜5重量
%、クロムを0.1重量%〜2重量%、タングステンを
2重量%〜20重量%含有し、残部が少なくとも鉄を含
有する自己潤滑性焼結複合材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10373745A JP2000199028A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 自己潤滑性焼結複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10373745A JP2000199028A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 自己潤滑性焼結複合材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000199028A true JP2000199028A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18502686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10373745A Pending JP2000199028A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 自己潤滑性焼結複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000199028A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013108638A1 (ja) | 2012-01-19 | 2013-07-25 | 日本精工株式会社 | 自己潤滑性複合材料、並びにそれを用いた転がり軸受、直動装置、ボールねじ装置、直動案内装置、及び搬送装置 |
WO2013108297A1 (ja) * | 2012-01-19 | 2013-07-25 | 日本精工株式会社 | 自己潤滑性複合材料及び転がり軸受 |
CN103834866A (zh) * | 2014-03-07 | 2014-06-04 | 济南大学 | 一种高强度高耐磨性的高温自润滑复合材料及其制备方法 |
JPWO2014156680A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-02-16 | 株式会社日立製作所 | 寝台を備えた医用画像撮影システムおよびその異常診断方法 |
JP2019113188A (ja) * | 2019-02-22 | 2019-07-11 | Ntn株式会社 | 焼結軸受 |
JP2021001686A (ja) * | 2020-09-02 | 2021-01-07 | Ntn株式会社 | 焼結軸受 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10373745A patent/JP2000199028A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013108638A1 (ja) | 2012-01-19 | 2013-07-25 | 日本精工株式会社 | 自己潤滑性複合材料、並びにそれを用いた転がり軸受、直動装置、ボールねじ装置、直動案内装置、及び搬送装置 |
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CN103998587A (zh) * | 2012-01-19 | 2014-08-20 | 日本精工株式会社 | 自润滑性复合材料、和使用了其的滚动轴承、直动装置、滚珠丝杠装置、直线导轨装置、以及传送装置 |
US20140321776A1 (en) * | 2012-01-19 | 2014-10-30 | Nsk Ltd. | Self-Lubricating Composite Material and Rolling Bearing, Linear Motion Device, Ball Screw Device, Linear Motion Guide Device, and Transport Device Using the Same |
JPWO2013108638A1 (ja) * | 2012-01-19 | 2015-05-11 | 日本精工株式会社 | 自己潤滑性複合材料、並びにそれを用いた転がり軸受、直動装置、ボールねじ装置、直動案内装置、及び搬送装置 |
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JP2021001686A (ja) * | 2020-09-02 | 2021-01-07 | Ntn株式会社 | 焼結軸受 |
JP7021312B2 (ja) | 2020-09-02 | 2022-02-16 | Ntn株式会社 | 焼結軸受 |
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