JP2000198997A - 微粒状泡制御剤 - Google Patents

微粒状泡制御剤

Info

Publication number
JP2000198997A
JP2000198997A JP11295568A JP29556899A JP2000198997A JP 2000198997 A JP2000198997 A JP 2000198997A JP 11295568 A JP11295568 A JP 11295568A JP 29556899 A JP29556899 A JP 29556899A JP 2000198997 A JP2000198997 A JP 2000198997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam control
control agent
weight
polycarboxylate
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11295568A
Other languages
English (en)
Inventor
Bertrand Lenoble
ベルトラン・ルノーブル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Silicones Belgium SPRL
Original Assignee
Dow Corning SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning SA filed Critical Dow Corning SA
Publication of JP2000198997A publication Critical patent/JP2000198997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3746Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3757(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions
    • C11D3/3761(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions in solid compositions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/02Foam dispersion or prevention
    • B01D19/04Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances
    • B01D19/0404Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances characterised by the nature of the chemical substance
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/02Foam dispersion or prevention
    • B01D19/04Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances
    • B01D19/0404Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances characterised by the nature of the chemical substance
    • B01D19/0409Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances characterised by the nature of the chemical substance compounds containing Si-atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0026Low foaming or foam regulating compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
    • C11D3/128Aluminium silicates, e.g. zeolites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/373Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicones

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改善されたカプセル封じをもつ泡制御剤の提
供 【解決手段】 本発明は1〜30重量部のシリコ−ン消
泡剤、70〜99重量部の前記消泡剤用ゼオライトキャ
リヤ、シリコ−ン消泡剤より遅くなくゼオライトキャリ
ヤ上に沈着させてある、シリコ−ン消泡剤の重量の1〜
60重量%の界面活性剤、及び水に溶解した時に3また
はそれ以下のpHをもつ結合剤すなわちカプセル封じ剤
を含有する微粒泡制御剤に関する。本発明はまた前記微
粒泡制御剤を含有する洗剤組成物、及び前記泡制御剤の
製法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微粒状泡制御剤に関
する。更に詳しくは、本発明は粉末洗剤組成物に配合す
る微粒状泡制御剤に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコ−ン消泡剤系微粒状泡制御剤は業
界に周知であり、多くの特許明細書に記載されている。
また、シリコ−ン系泡制御剤含有粉末洗剤組成物も周知
である。
【0003】微粒状泡制御剤は泡制御剤をより強固な固
体物質となしてその取り扱いを容易にするためにしばし
ば泡制御剤用キャリヤ物質を含有する。微粒状泡制御剤
は次いで粉末状洗剤組成物の残余の成分と共に粉末とし
て混合される。
【0004】微粒状シリコ−ン系泡制御剤用キャリヤ物
質として提唱されてきた物質は水溶性物質、水不溶性物
質及び水分散性物質である。提唱されたキャリヤ物質の
例は硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、ポリリン酸塩、シリ
カ、珪酸塩、粘土、デンプン、セルロ−ス質物質及びア
ルミノシリケ−トである。キャリヤ物質を使用すること
は粉末洗剤の最終組成物に1つの成分を加えることにな
る。キャリヤ物質がそれ自体は粉末洗剤の有効性または
活性に寄与する成分でないとすると、キャリヤ物質は事
実上洗濯作業中に除去しなければならない余計の汚染物
を構成することになる。従って、粉末洗剤の標準成分で
ある物質をキャリヤ物質として使用するのが望ましい。
【0005】多数の特許明細書がシリコ−ン系泡制御剤
を粉末洗剤中に長期間貯蔵した場合に該シリコ−ン系泡
制御剤の泡制御能力が低減する問題を記載している。こ
の貯蔵問題を解決する幾つかの解決策が提唱され、それ
らの解決策は例えばシリコ−ン消泡剤を被覆或は結合す
るカプセル物質或は保護物質のような種々の物質を使用
するにある。これらの解決策の理論はカプセル封じ処理
或は結合処理によりシリコ−ン消泡剤の製造に使用した
シリコ−ン油が周りの洗剤粉末上への望ましくない流延
が阻止されると云うにある。この流延は泡(起泡)制御
剤の最も重要な成分の1つの濃度を減少させ、極端な場
合には泡制御剤のシリコ−ン油を全部枯渇させ、従って
泡制御剤を不活性化することになる。カプセル封じ剤ま
たは保護物質はキャリヤ物質と組み合わせてしばしば使
用される。
【0006】カプセル封じ物質または保護用物質を含む
泡制御剤はEP-A-0.636.684号明細書から既知である。前
記EP-A-0.636.684号明細書に開示の泡制御剤は1〜30
重量部のシリコ−ン消泡剤、70〜99重量部の消泡剤
用ゼオライトキャリヤ、シリコ−ン消泡剤より遅くなく
ゼオライトキャリヤ上に沈着してある、シリコ−ン消泡
剤の重量の1〜60重量%の界面活性剤、及び1〜40
重量部のポリカルボキシレ−ト型の結合剤或はカプセル
封じ剤を含有する。泡制御剤中のシリコ−ン消泡剤の濃
度がどちらかと云えば低い場合でさえ洗濯サイクルの早
い段階でシリコ−ン消泡剤の良好な放出が達成される。
【0007】しかし、前記EP-A-0.636.684号明細書に開
示の泡制御剤は、キャリヤ物質と組み合わせてカプセル
封じ物質或は保護物質を存在させてもなお、泡制御剤を
長期間洗剤粉末中に貯蔵すると若干程度その泡制御性が
劣化する問題がある。特に、泡制御性を湿潤条件下で洗
剤粉末中で貯蔵すると劣化するように見える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、湿潤条件下で
長期間貯蔵してさえ泡制御性をより良く維持でき、且つ
洗浄サイクルの早い段階でシリコ−ン消泡剤の良好な放
出を達成できる、ゼオライトキャリヤを含む改善された
シリコ−ン系泡制御剤を見出すことが要請される。
【0009】今般、本発明者らは、水に溶解した時に3
またはそれ以下のpHをもつポリカルボキシレ−ト型結
合剤を含む泡制御剤が、湿潤条件下で貯蔵してさえ貯蔵
時により良好な泡制御性を与えることができることを見
出した。従って、本発明によれば改善された貯蔵安定性
をもつ泡制御剤を得ることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、1〜3
0重量部のシリコ−ン消泡剤、77〜99重量部のシリ
コ−ン消泡剤用ゼオライトキャリヤ、シリコ−ン消泡剤
より遅くなくゼオライトキャリヤ上に沈着してある、シ
リコ−ン消泡剤の重量の1〜60重量%の界面活性剤、
及び1〜40重量部の、水に溶解した時に3またはそれ
以下のpH値をもつポリカルボキシレ−ト型結合剤或は
カプセル封じ剤を含有してなる微粒状泡制御剤が提供さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】ポリカルボキシレ−ト結合剤のp
Hはポリカルボキシレ−ト結合剤の水中10重量%の溶
液のpHを23°C(296K)で測定した時のpHで
ある。
【0012】本発明で使用する特定のポリカルボキシレ
−ト型結合剤は、湿潤条件下で長期間泡制御剤を貯蔵し
てさえ悪影響を受けない、シリコ−ン消泡剤の改善され
たカプセル封じまたは保護を可能となす。
【0013】意外にも、本発明による特定のポリカルボ
キシレ−ト型結合剤の使用によりゼオライトキャリヤ物
質とポリカルボキシレ−ト結合剤とがより強く相互作用
が達成できることが判明した。ゼオライトキャリヤ物質
とポリカルボキシレ−ト結合剤との間のこのより強い相
互作用はポリカルボキシレ−ト結合剤層内に増大した結
合強さまたは凝集力を生じ、かくしてシリコ−ン消泡剤
のより良い保護を与えるように思われる。そのようにし
て、カプセル封じ性または保護性結合剤層を破壊し或は
開裂して、泡制御剤からシリコ−ン消泡剤の過度に早い
段階で望ましくない放出が行われても、消泡剤から洗剤
粉末上へシリコ−ン油を吸収または洗剤粉末上への流延
を生じさせる湿気の能力を顕著に低減できる。すなわ
ち、この改善されたカプセル封じ作用または保護作用は
湿気に対して増大した抵抗を示すことができ、従ってゼ
オライトキャリヤとポリカルボキシレ−ト型結合剤との
間の増大した相互作用の結果として湿潤条件下で泡制御
剤を長期間貯蔵した時でさえ消泡剤の望ましない放出を
阻止できることが判明した。このようにして、泡制御剤
の増大した貯蔵安定性を生ずる改善されたカプセル封じ
消泡剤を含む泡制御剤を得ることができる。
【0014】意外にも、本発明の泡制御剤を使用する
と、シリコ−ン消泡剤がカプセル封じ膜或は保護膜をな
すポリカボキシレ−ト結合剤層を通つて若干漏出した場
合でさえ、シリコ−ン消泡剤の洗剤粉末上への吸着およ
び洗剤粉末上への流延は阻止できることも判明した。
【0015】本発明の泡制御剤では結合剤或はカプセル
封じ剤としてある種のポリカルボキシレ−ト化合物を使
用している。ポリカルボキシレ−ト化合物は文献に記載
されており、ゼオライトと同様に洗剤組成物における有
用な成分であるという利点がある。
【0016】ポリカルボキシレ−ト物質は洗剤粉末中の
分散剤として知られていて、水溶性ポリマ−、ホモポリ
マ−、コポリマ−、それらの塩である。ポリカルボキシ
レ−ト物質はセグメントの少なくとも60重量%が下記
の式で表わされる:
【0017】
【化1】
【0018】上式において、A、QおよびZは各々水素
原子、メチル基、カルボキシ基、カルボキシメチル基、
ヒドロキシ基およびヒドロキシメチル基からなる群から
選ばれ、Mは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基
または置換されたアンモニウム基であり、tは30〜4
00の数である。Aは水素原子またはヒドロキシ基であ
るのが好ましく、Qは水素原子またはカルボキシ基であ
るのが好ましく、Zは水素原子であるのが好ましい。適
当なポリカルボキシレ−トポリマ−には不飽和モノマ−
酸すなわちアクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シ
トラコン酸及びメチレンマロン酸がある。カルボン酸基
を含まない少割合量のモノマ−物質、すなわちビニルメ
チル、ビニルメチルエ−テル、スチレン及びエチレンと
の共重合は本発明の泡制御剤中のポリカルボキシレ−ト
の使用に不利益とはならない。ポリカルボキシレ−トの
種類に応じてこの量は低く保つことができ、この量は全
ポリマ−または全コポリマ−の約40重量%までである
ことができる。
【0019】好適なポリカルボキシレ−トは9000以
下の分子量をもつ。更に好適には、分子量は1000〜
6000である。すなわち、ポリカルボキシレ−ト型結
合剤による保護或はカプセル封じの有効性はポリカルボ
キシレ−トの分子量により変化することが判明した。9
000以下の分子量をもつポリカルボキシレ−トは最適
の流動度を示すから最適のカプセル封じ或は保護が達成
できる。
【0020】特に好適なポリカルボキシレ−トポリマ−
は23°CでmPa・秒で表わした平均粘度が50〜1
0,000、好適には2,000〜8,000のものであ
る。最も好適なポリカルボキシレ−トポリマ−はアクリ
レ−ト/マリエ−トコポリマ−或はアクリレ−ト/フマ
レ−トコポリマ−またはそれらの塩である。アクリレ−
トセグメント:マリエ−ト或はフマレ−トセグメントの
比は30:1〜2:1の範囲に変化できる。カルボキシ
レ−トは粉末状または液状で供給できる。カルボキシレ
−トは室温で液状であることができ、或は水溶液として
供給できる。後者の場合が好適である。その理由は慣用
のスプレ−法による塗布により容易に本発明の泡制御剤
を製造できるからである。
【0021】ポリカルボキシレ−トはそのままでは、特
にポリアクリレ−トは大部分が酸性であるから約1〜
1.5のpHをもつ。本発明の泡制御剤に使用するのに
好適なポリカルボキシレ−トの例は約1.5のpHをも
つアクリルホモポリマ−例えばソカラン(Sokalan)(登録
商標)PA80S及びSokalan(登録商標)PA110S(BASF、ドイツ
国)、約1のpHをもつアクリル酸/マレイン酸コポリ
マ−例えばソカラン(Sokalan)(登録商標)CP12S(BASF、
ドイツ国)及び約1.5のpHをもつ変成ポリアクリル酸ポ
リマ−例えばSokalan(登録商標)CP10S及び13S (BAS
F、ドイツ国)がある。他の適当なポリカルボキシレ−
トにはNarlex(National Starch、 英国)及びNorasol(No
rsohass、フランス国)がある。
【0022】市販のポリカルボキシレ−トは3より高い
pHをもつ部分中和形としてしばしば入手できる。その
場合には本発明の泡制御剤に使用するには、ポリカルボ
キシレ−トを好適には泡制御剤調製以前にPHを3また
はそれ以下に酸性化したポリカルボキシレ−トとしたも
のを使用する。
【0023】ポリカルボキシレ−ト型結合剤を酸性化す
るのに好適な酸は塩酸、硫酸及び硝酸からなる群から選
ばれた強酸である。強酸を使用することによりポリカル
ボキシレ−ト型結合剤の所望の酸性化すなわちpHを達
成するのに要する酸の量を充分に少量に保つことができ
る。
【0024】ポリカルボキシレ−ト物質の酸性化はポリ
カルボキシレ−ト物質の水溶液を強酸と充分に混合する
ことにより行うことができる。使用する強酸の量は溶液
中のポリカルボキシレ−トの量に関して大抵の場合2〜
5重量%に変化する。
【0025】部分的に中和したポリカルボキシレ−ト結
合剤物質の適当な例には、例えばマレイン酸/アクリル
酸コポリマ−のナトリウム塩である部分的に中和したSo
kalan(登録商標)PN+(BASF、ドイツ国)、Sokalan(登録
商標)CP5(pH≒8)、Sokalan(登録商標)CP45(pH
≒4)、変成ポリアクリル酸のナトリウム塩であるSoka
lan(登録商標)CP10(pH≒8.5)、PA15PN及びPA30
PN(pH≒7)がある。
【0026】本発明の泡制御剤に使用する界面活性剤
は、好適には本質的にシリコ−ン部分を含まず、有機質
界面活性剤であるのが好ましい。有機質界面活性剤は酸
性化または酸型ポリカルボキシレ−ト結合剤と一緒にし
てさえ良好な化学的安定性を示す。
【0027】界面活性剤が洗剤活性物質であると界面活
性剤は泡制御剤すなわち粉末洗剤組成物が使用される界
面活性剤水溶液中の活性成分であると云う付加的利点を
与えるから、界面活性剤は洗剤活性物質であるのが好適
である。有機質界面活性剤は界面活性剤水性液に可溶性
であるか分散性であるのが好適である。より好適には有
機界面活性剤は水溶性または水分散性界面活性剤であ
る。適当な有機界面活性剤は多数の刊行物に記載されて
おり、通常当業界において周知である。有機質界面活性
剤は例えばEP-A-0.718.018号明細書に記載され、この記
載はこれを参照することにより本明細書に組み入れられ
る。有機質界面活性剤は良好な乳化剤であること、特に
シリコ−ン消泡剤を製造するのに使用するシロキサン物
質に対する良好な乳化剤であることが好ましい。
【0028】本発明の泡制御剤に使用するシリコ−ン消
泡剤は既知の物質であり、本明細書に記載した特許明細
書を包含する多数の特許明細書に記載されている。シリ
コ−ン消泡剤は液状オルガノポリシロキサンポリマ−と
表面が疎水性化してある充填剤物質とを含む泡調節用組
成物であるのが好適である。
【0029】シリコ−ン消泡剤に使用できる液状オルガ
ノポリシロキサンポリマ−も既知の物質であり、多数の
特許明細書に記載されている。従って、全ての種類につ
いての完全な記載はないけれども特許願EP-A-578 424号
明細書を含む多くの刊行物に見出すことができる。液状
オルガノポリシロキサンポリマ−は下記の一般式(I)
で表わされる:
【0030】
【化2】
【0031】一般式(I)において、Rは1個〜8個の
炭素原子、好適には1個〜4個のの炭素原子をもつ1価
の炭化水素基であり、R1は基R、ヒドロキシ基または
下記の基を示す:
【0032】
【化3】
【0033】上式において、R2は2価の炭化水素基、
ヒドロカルボノキシ基、シロキサン基または酸素原子で
あり、R3はC9-35アルキル基、Yは基Rであるかヒド
ロキシル基で、a、b、c及びdは0(ゼロ)或は整数
であり、aとbとの少なくとも一方は整数で、a+b+
c+dの合計数は25°Cでのオルガノポリシロキサン
ポリマ−の粘度が少なくとも50mm2/秒となる値で
ある。オルガノポリシロキサンポリマ−は線状であるこ
とができ。その場合には、R1は基Rまたはヒドロキシ
基を表わす。線状オルガノポリシロキサンの場合にはY
は基Rを表わし、b=0であることが好適である。より
好適には、d=0で、全R基の少なくとも80%が1個
〜4個の炭素原子のアルキル基、最も好適にはメチル基
である線状ポリマ−がより好適である。従って線状オル
ガノポリシロキサンはトリメチルシロキサン末端封鎖ポ
リジメチルシロキサンが最も好適である。線状オルガノ
ポリシロキサンの好適な粘度は25°Cで500〜10
0,000mm2/秒、より好適には1000〜60,0
00mm2/秒である。
【0034】線状でないオルガノポリシロキサンも業界
において既知である。好適な非線状物質はシロキサン鎖
中に分枝鎖をもつものであり、これらのポリマ−は一般
式(I)においてbが少なくとも1の値をもち、R2
好適には2価のシロキサン基或は酸素原子である式
(I)の構造をもつポリマ−である。特に好適なシロキ
サン基R2は多数の分枝シロキサンポリマ−単位をもつ
ことができる小3次元シロキサン樹脂粒子である。分枝
シロキサンは既知であり、分枝シロキサンの例はそれら
の製法と共に多数の特許明細書、すなわちGB 639 673
号、 EP 31 532号、 EP 217 501号、 EP 273 448号、 D
E 38 05 661号及びGB 2 257 709号明細書に記載されて
いる。
【0035】好適な液状オルガノポリシロキサンは分枝
シロキサンまたは高粘度シロキサン(例えば25°Cで
12,500mm2/秒以上の粘度をもつ)であり、特に
分枝シロキサンは大抵の水性界面活性剤溶液において改
善された泡制御能力を示すから分枝シロキサンが好適で
ある。
【0036】本発明による泡制御剤で使用する消泡剤に
有用な充填剤粒子も周知であり、多くの刊行物に記載さ
れている。充填剤粒子は微細に磨(粉)砕された微粒物
質であり、充填剤粒子の例はシリカ、ヒュ−ムドTiO
2、Al23、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、脂肪族カ
ルボン酸塩、イソシアネ−トとある種の物質、例えばシ
クロヘキシルアミンとの反応生成物、アルキルアミド例
えばエチレンまたはメチレンビスステアルアミドであ
る。最も好適な充填剤粒子はBET法により測定して少
なくとも50m2/gの表面積をもつシリカ粒子であ
る。適当なシリカ粒子は任意の標準製造技法、例えばハ
ロゲン化珪素の熱分解、珪酸金属塩例えば珪酸ナトリウ
ムの分解と沈殿処理、ゲル生成法、により造ることがで
きる。従って、消泡剤中で使用するのに適したシリカは
ヒュ−ムドシリカ、沈殿シリカ、ゲル生成シリカがあ
る。これらの充填剤の平均粒子寸法は0.1〜20μm
の範囲であるが、好適には0.5〜2.5μmの範囲であ
る。
【0037】充填剤粒子それ自体が疎水性でない場合に
は、充填剤粒子の表面を少なくともある程度疎水性とな
して消泡剤を水性系中で充分に有効なものとなす。充填
剤粒子の疎水化は充填剤粒子を液状オルガノポリシロキ
サン中に分散前に行うか、後に行うことができる。充填
剤粒子の疎水化は充填剤粒子を処理剤、すなわち反応性
シランまたはシロキサン、例えばジメチルジクロルシラ
ン、トリメチルクロルシラン、ヘキサメチルジシラザ
ン、ヒドロキシ末端封鎖及びメチル末端封鎖ポリジメチ
ルシロキサン、シロキサン樹脂またはそれらの1種或は
それ以上の混合物で処理することにより行うことができ
る。上記のような処理剤化合物で既に処理してある充填
剤が多くの会社から、例えばシパ−ナ−ト(Sipernat)
(登録商標)D10を商業的にデグッサ(Degussa)から入手
できる。或はまた、充填剤の表面はこれを現場で、例え
ば充填剤を液状オルガノポリシロキサン成分中に分散し
た後で疎水性化してもよい。この疎水性化は充填剤を液
状オルガノポリシロキサン中へ分散前に、或は分散中
に、或はまた分散後に、上述した種類の処理剤の適当量
を液状オルガノポリシロキサンへ添加し、得られた混合
物を40°C以上の温度に加熱することにより行うこと
ができる。使用する処理剤の量は例えば処理剤及び充填
剤の種類に依存して異なり、当業者にとつて明らかで且
つ探知し得るものである。少なくとも識別できる程度の
疎水性を有する充填剤を得るのに充分量の処理剤を使用
すべきである。充填剤粒子は消泡剤の1〜25重量%の
量、好適には2〜15重量%の量、最も好適には3〜8
重量%の量でオルガノポリシロキサンに添加される。
【0038】本発明の泡制御剤に使用できるゼオライト
は、洗剤粉末組成物に有益であることが知られ且つ多く
の特許明細書に記載された任意のアルミノシリケ−ト物
質であることができる。ゼオライトはカチオン交換成分
として洗剤組成物中に使用される。適当なゼオライト物
質は特にゼオライトAとして知られ、且つ平均組成式(N
a2O)m Al2O3 (SiO2)n (H2O)tをもつゼオライトを含む。
前記組成式において、mは0.9〜1.3の値をもち、n
は1.3〜4.0の値をもち、tは1〜6の値を持つ。こ
のようなゼオライトは洗剤粉末組成物において既知の成
分である。適当なゼオライトは結晶質アルミノシリケ−
トまたは非晶質アルミノシリケ−トであることができ、
特にEP 192 442号及びEP 329 842号明細書に記載され、
また前記EP 329 842号明細書の第2頁に引用された特許
明細書にも記載されている。ゼオライトは通常シリコ−
ン消泡剤各1〜30重量部当たり泡制御組成物用に70
〜99重量部の量で使用される。ゼオライトは泡制御剤
の形成要素として述べた成分類、例えばシリコ−ン消泡
剤、ゼオライト及びオルガノポリシロキサン−ポリオキ
シアルキレンコポリマ−の全重量の約70〜99重量
%、より好適には75〜90重量%からなる。適当なゼ
オライトは例えば非イオン性界面活性剤で前処理しても
よいが、しかし非処理ゼオライトの方が好適である。こ
の理由は、非処理ゼオライトは泡制御剤を粉末洗剤組成
物中に貯蔵した時に泡制御剤のより良好な安定性を与え
るからである。
【0039】本発明はまた100重量部の洗剤成分と後
記泡制御剤中に含まれるシリコ−ン消泡剤の量が0.0
5〜5重量部となるのに充分量の本発明の第1面による
泡制御剤とを含む粉末形態の洗剤組成物にも関する。
【0040】適当な洗剤成分は当業界において周知であ
り、多数の刊行物に記載されている。洗剤成分は活性洗
剤と、有機質及び/又は無機質のビルダ−塩と其の他の
添加剤と希釈剤とを含む。活性洗剤はアニオン性、カチ
オン性、非イオン性或は両性型或はそれらの混合物の有
機質洗剤界面活性剤からなる。適当なアニオン性有機質
洗剤界面活性剤は高級脂肪酸のアルカリ金属石鹸、アル
キルアリ−ルスルホン酸塩例えばドデシルベンゼンスホ
ン酸ナトリウム、長鎖(脂肪族)アルコ−ル硫酸エステ
ル(塩)、オレフィン硫酸塩及びスルホン酸塩、硫酸化
モノグセリド、硫酸化エステル、スルホコハク酸エステ
ル塩、アルカンスルホン酸塩、リン酸エステル、アルキ
ルイセチオン酸塩、スクロ−スエステル及びフルオロ界
面活性剤を包含する。適当なカチオン性有機質洗剤界面
活性剤はアルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、ス
ルホニウム塩及びホスホニウム塩を包含する。適当な非
イオン性洗剤界面活性剤はエチレンオキシドと長鎖(脂
肪族)アルコ−ルまたは(脂肪)酸との縮合物、例えば
7モルのエチレンオキシドとC14-15アルコ−ルとの縮
合物[ドバノ−ル(Dobanol)(登録商標)45-7]、 エチン
オキシドとアミンまたはアミドとの縮合物、エチレンオ
キシド及びプロピレンオキシドの縮合物、脂肪酸アルキ
ロ−ルアミド及び脂肪族アミンオキシドを包含する。適
当な両性有機質洗剤界面活性剤はイミダゾリン化合物、
アルキルアミノ酸塩及びベタインを包含する。無機質ビ
ルダ−成分の例はリン酸塩、ポリリン酸塩、珪酸塩、炭
酸塩、硫酸塩、酸素放出性化合物、例えば過ホウ酸ナト
リウム及び他の漂白剤、アルミノシリケ−ト、例えばゼ
オライトである。有機質ビルダ−成分の例はカルボキシ
メチルセルロ−ス(CMC)のような再付着防止剤、光沢
剤、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びニトリロ三酢酸
(NTA)のようなキレ−ト剤、酵素、及び静菌剤を包含す
る。他の任意成分は着色剤、染料、香料、柔軟剤、粘土
を包含し、これら任意成分のあるものはカプセル封じさ
れていてもよい。洗剤成分に適した物質は当業者に周知
であり、多くの教科書並びに他の刊行物に記載されてい
る。
【0041】本発明はまた、70〜99重量部のゼオラ
イトキャリヤ上に、該ゼオライト上に沈着してある後記
シリコ−ン消泡剤の重量の1〜60重量%の界面活性剤
及び水に溶解すると3またはそれ以下のpH値をもつポ
リカルボキシレ−ト型結合剤すなわちカプセル封じ剤1
〜40重量部と一緒に、或は後で、シリコ−ン消泡剤1
〜30重量部を沈着させることからなる、泡制御剤の製
法に関する。
【0042】本発明の製法においては、ポリカルボキシ
レ−ト結合剤とオルガノポリシロキサンポリオキシアル
キレンコポリマ−界面活性剤との両者をシリコ−ン消泡
剤より遅くなくゼオライト上に沈着させることが重要で
ある。この条件が守られないと泡制御剤の貯蔵安定性は
良好ではなくなる。更に好適の製法は前記3成分(シリ
コ−ン消泡剤とオルガノポリシロキサンポリオキシアル
キレンコポリマ−と結合剤すなわちカプセル封じ剤)と
の混合物を既知の任意の方法で造り、得られた混合物を
ゼオライト表面上に沈着させるにある。この3成分のプ
レミツクスは前記3成分を単に混合するか、好適には適
当な剪断力下、或は高剪断力下で混合することにより行
うことができる。前記成分の1つ或はそれ以上が固体か
ロウ状物質であるか、高粘度物質である場合には、得ら
れた混合物を加熱してそれらを溶融するか混合物の作業
粘度を低下させることが有利である。別法として、前記
成分のプレミツクスを溶媒、例えば低粘度シロキサンポ
リマ−、環状シロキサンポリマ−、有機溶媒で希釈する
か、水中の分散液とすることによつて希釈することがで
きる。
【0043】ゼオライト上への混合物の沈着は種々の方
法で行うことができる。粉末を製造する慣用の方法が微
粒状泡制御剤を製造するのに特に有用である。これらの
方法には前記2種または3種の成分の全部の事前混合物
をゼオライト上に沈着させることからなり、この方法は
最も好適な方法である。しかし、シリコ−ン消泡剤はオ
ルガノポリシロキサンポリオキシアルキレンコポリマ−
とポリカルボキシレ−ト結合剤との沈着前に沈着させな
いことが重要である。このことは3種の成分の内の2種
の成分だけの混合物を第3の成分とは別個に沈着させる
ことさえ重要である。例えばオルガノポリシロキサンポ
リオキシアルキレンコポリマ−を最初に沈着させ、次い
でシリコ−ン消泡剤と結合剤或はカプセル封じ剤との混
合物を沈着させてもよい。EP-A-0,636,684号に開示され
た教示と異なつて、オルガノポリシロキサンポリオキシ
アルキレンコポリマ−と結合剤すなわちカプセル封じ剤
との混合物を造り、得られた混合物をシリコ−ン消泡剤
を沈着させる前に沈着させるか、3種の成分の混合物を
造り、それら成分全部を一緒に沈着させることが有利で
あることが判明した。ゼオライト上に各種成分を沈着さ
せる1つの特に有用な方法はゼオライト上にドラムミキ
サ、流動床などの中に存在する成分の1種或はそれ以上
をゼオライト上に吹き付けるにある。この操作は室温或
は高めた温度(操作中に溶媒の若干または全部を蒸発さ
せたい場合には特に有用である)で行うことができる。
1つの方法ではゼオライト粉末を他の全成分のプレミツ
クスと、例えば高剪断力ミキサ、例えばアイリッヒ(Eir
ich)(登録商標)平鍋式造粒器、シュギ(Shugi)(登録
商標)ミキサ、パクセソン−ケリ−(Paxeson-Kelly)
(登録商標)双芯ブレンダ−、レディ−ゲ(Loedige)
(登録商標)プル−フシェア(Ploughshare)ミキサ−、
エアロマティク(Aeromatic)(登録商標)流動床造粒
器、またはファルマ(Pharma)(登録商標)型ドラムミキ
サ−中で混合する。沈着は得られた混合物をミキサ−中
に注加し、並びに上述のように吹き付けすることにより
行うことができる。
【0044】本発明の製法は1〜30重量部のシリコ−
ン消泡剤と70〜99重量部のゼオライトとを使用す
る。上記より少ない量のシリコ−ン消泡剤を使用する
と、シリコ−ン消泡剤がキャリヤ物質上の過度に薄く分
布することになるからシリコ−ン消泡剤の有効性が低下
する。30重量部より多い量のシリコ−ン消泡剤を使用
することも理論上は可能であるが、しかしこれは粉末洗
剤中へのシリコ−ン消泡剤の分散をより困難となし且つ
各粉末洗剤の各ロツト量へのシリコ−ン消泡剤の正しい
配合量を不確実にするかもしれないから、実用的ではな
い。このより多い量のシリコ−ン消泡剤の使用は非常に
容易には造粒できない、より粘ばつく物質を生ずる可能
性がある。
【0045】こうして、シリコ−ン消泡剤の重量に基づ
いて1〜60重量%のオルガノポリシロキサンポリオキ
シアルキレンコポリマ−を使用することが、効率上の理
由から、並びに粉末洗剤中に配合される物質の量を最少
量にするために選択された。但し、この配合される物質
の量を最少にすること自体は洗剤組成物の清浄化(クリ
−ニング)効力に有益ではない。上に規定した、1番目
の好適なコポリマ−の場合、シリコ−ン消泡剤の重量に
基づいて5〜60重量%、特に5〜35重量%を使用す
ることが更に好適である。上に規定した、2番目の好適
なコポリマ−の場合には、シリコ−ン消泡剤の重量に基
づいて1〜35重量%を使用することが好適である。最
も好適には、使用するコポリマ−の量は、1番目の好適
なコポリマ−の場合シリコ−ン消泡剤の1〜20重量
%、特に10〜20重量%である。
【0046】ポリカルボキシレ−トの使用量は1〜40
重量部であり、好適には結合剤またはカプセル封じ剤の
使用量は10〜30重量部、最も好適には15〜25重
量部である。
【0047】
【実施例】以下に、実施例を掲げて本発明を説明する。
文中に部及び%とあるのは他に特に記載がなければすべ
て重量部および重量%である。
【0048】実施例1 泡制御剤の製造 約75部のゼオライト: ベッサリス(Wessalith)(登録
商標)P(デグッサにより製造されたゼオライト)をBAS
Fにより供給された約10.1部のSokalan(登録商標)C
P12 Sポリカルボキシレ−トコポリマ−結合剤物質(こ
れは水に溶かすと1のpHを示し、約26,000の分
子量をもつ)と約12部のシリコ−ン消泡剤(この消泡
剤はEP217501号の教示により調製された分枝ポ
リメチルシロキサンポリマ−と5%の疎水性シリカとか
らなる)と約1.5部のオルガノポリシロキサンポリオ
キシアルキレンコポリマ−とを混合することにより泡制
御剤を造つた。前記オルガノポリシロキサンポリオキシ
アルキレンコポリマ−はオキシエチレン基とオキシプロ
ピレン基とを各々約20単位ずつからなる分枝ポリオキ
シアルキレン基を有する約10%のシロキサン単位をも
つ。
【0049】混合物は消泡剤と界面活性剤とコポリマ−
とを一緒に純機械的に混合することにより混合物を造
り、得られた混合物をゼオライトを入れたドラムミキサ
−中に非常に緩徐に注加することにより行つた。混合物
を微粒状物質が得られるまで連続的に攪拌した。
【0050】実施例2 結合剤物質としてBASFにより供給されたSokalan(登録
商標)CP10S ポリカルボキシレ−トコポリマ−結合剤物
質(これは1.5のpHをもつ)約15.65部とシリコ−
ン消泡剤11.3部を使用した以外は実施例1に記載の
ようにして泡制御剤を造つた。
【0051】実施例3 ポリカルボキシレ−ト物質としてBASFにより供給された
Sokalan(登録商標)PA15PN ポリカルボキシレ−トコポ
リマ−結合剤物質(これは1.5のpHをもつ)約10.2
部とシリコ−ン消泡剤約9部を使用した以外は実施例1
に記載のようにして泡制御剤を造つた。
【0052】実施例4 ポリカルボキシレ−ト物質としてSokalan(登録商標)C
P5 ポリカルボキシレ−トコポリマ−結合剤物質(これ
はポリカルボキシレ−トの重量を基準にしてそれぞれ2
%、3%及び5%の濃硫酸で酸性化してある)約10.
1部を使用した以外は実施例1のようにして泡制御剤を
造つた。
【0053】粉末洗剤組成物の製造 5%の非イオン性界面活性剤と5〜10%のアニオン性
界面活性剤とを含む粉末洗剤組成物を取引き先から入手
した。各ロツトにシリコ−ン消泡剤0.2gを与えるの
に充分量の実施例1、2、3及び4の泡制御剤を前記粉
末洗剤組成物100gに添加することにより幾つかの粉
末洗剤組成物を造つた。
【0054】粉末洗剤組成物のエ−ジング 実施例1、2、3及び4の消泡剤試料を上述の市販粉末
洗剤組成物中で温度35°C、相対湿度70%で4週間
(これは室温でほぼ1年間の貯蔵に相当する)のエ−ジ
ング条件に付した。
【0055】洗濯サイクルにおける消泡剤放出試験 透明な装荷用扉を備えた慣用の自動式前部装荷式洗濯機
にきれいな綿布3.5kgを装荷した。上述のようにし
て造つた各ロツトの泡制御剤を用いてエ−ジング試験前
及び後の両方の洗濯サイクルを95°Cで実施した。洗
濯機の扉の高さに規則的間隔で0から100の目盛り
し、洗濯サイクル中の泡の高さを洗濯機のドラムの回転
を止めた時にエ−ジング試験前と後の泡制御剤試料の各
々について記録した。実施例1と2のロツトでは60分
間の洗濯サイクルを使用し(表1)、実施例3及び4の
ロツトでは30分間の洗濯サイクルを使用した(表
2)。大きい値は洗濯機中で泡の高さが高いことを示
し、従って泡制御剤の性能が劣つていたことを示す。
【0056】比較例A 結合剤物質としてpH約8をもつSokalan(登録商標)C
P5 約11.4重量部を使用した以外は実施例1に記載
のようにして泡制御剤を造り、得られた泡制御剤を実施
例1〜4の試料について上述したエ−ジング条件に付し
た。
【0057】比較例B 結合剤物質としてpH約4をもつSokalan(登録商標)C
P45 約11.4重量部を使用した以外は実施例1に記載
のようにして泡制御剤を造り、得られた泡制御剤を実施
例1〜4の試料について上述したエ−ジング条件に付し
た。
【0058】粉末洗剤組成物の製造 実施例1〜4の泡制御剤について上述したようにして比
較例AおよびBの泡制御剤を用いて粉末洗剤組成物を造
つた。
【0059】洗濯サイクル中の消泡剤放出試験 実施例1〜4の泡制御剤について上述したようにして洗
濯サイクル中の消泡剤の放出試験を行つた。比較例Aで
は60分の洗濯サイクルを使用し(表1)、比較例Bで
は30分の洗濯サイクルを使用した(表2)。
【0060】結果 表1及び表2に記載の比較例A及び比較例Bから洗濯サ
イクル中に造られた泡の量は増大したことを知ることが
でき、また比較例A及びBではそれぞれpHが8及び4
のポリカルボキシレ−ト結合剤を使用したために泡制御
剤の泡制御特性は洗剤粉末のエ−ジング試験を行うと劣
化したことが分かる。
【0061】水に溶解した時に3以下のpH、例えばp
H1(実施例1)、pH1.5(実施例2及び3)をも
つポリカルボキシレ−ト結合剤を含む泡制御剤を使用す
ると、泡制御剤の泡制御特性を維持することができる。
水に溶解した時に3以下のpHをもつポリカルボキシレ
−ト結合剤、或は3以下のpHに酸性化してあるポリカ
ルボキシレ−ト結合剤を使用することにより消泡剤の改
善されたカプセル封じ処理を行うことができ、泡制御剤
を洗剤粉末中に貯蔵するか及び/またはエ−ジングさせ
ても泡制御剤から消泡剤の望ましくない放出を阻止でき
る。本発明のポリカルボキシレ−ト結合剤を使用する
と、泡制御剤を洗剤組成物中でエ−ジングした後でさ
え、洗濯サイクルの早期段階で泡制御剤の良好な放出が
達成できる。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【発明の効果】本発明の泡制御剤は改善されたカプセル
封じをもつ消泡剤を含み、泡制御剤を洗剤粉末中に貯蔵
するか及び/またはエ−ジングさせても泡制御剤から消
泡剤の望ましくない放出を阻止できる。本発明のポリカ
ルボキシレ−ト結合剤を使用すると、泡制御剤を洗剤組
成物中でエ−ジングした後でさえ、洗濯サイクルの早期
段階で泡制御剤の良好な放出が達成できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/06 C11D 17/06 (71)出願人 592015259 PARC INDUSTRIEL, 7180 SENEFFE, BELGIUM

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1〜30重量部のシリコ−ン消泡剤、7
    0〜99重量部のシリコ−ン消泡剤用ゼオライトキャリ
    ヤ、シリコ−ン消泡剤より遅くなくゼオライトキャリヤ
    上に沈着させてある、シリコ−ン消泡剤の重量の1〜6
    0重量%の界面活性剤、及び1〜40重量部のポリカル
    ボキシレ−ト型結合剤すなわちカプセル封じ剤を含有す
    る微粒状泡制御剤であつて、該ポリカルボキシレ−ト型
    結合剤は水に溶解した時に3またはそれ以下のpHをも
    つことを特徴とする、微粒状泡制御剤。
  2. 【請求項2】 ポリカルボキシレ−ト型結合剤が900
    0以下の分子量をもつ、請求項1記載の微粒状泡制御
    剤。
  3. 【請求項3】 ポリカルボキシレ−ト型結合剤が100
    0〜6000の分子量をもつ、請求項1または2記載の
    微粒状泡制御剤。
  4. 【請求項4】 ポリカルボキシレ−ト型結合剤が泡制御
    剤の製造前に3またはそれ以下のpHに酸性化してあ
    る、請求項1〜3のいずれか1項記載の微粒状泡制御
    剤。
  5. 【請求項5】 ポリカルボキシレ−ト型結合剤が塩酸、
    硫酸及び硝酸からなる群から選ばれた強酸で酸性化して
    ある、請求項1〜4のいずれか1項記載の微粒状泡制御
    剤。
  6. 【請求項6】 界面活性剤が本質的にシリコ−ン成分を
    含まない、請求項1〜5のいずれか1項記載の微粒状泡
    制御剤。
  7. 【請求項7】 界面活性剤とポリカルボキシレ−ト型結
    合剤の両者がシリコ−ン消泡剤より遅くなくゼオライト
    上に沈着してある、請求項1〜6のいずれか1項記載の
    微粒状泡制御剤。
  8. 【請求項8】 100重量部の洗剤成分と、泡制御剤中
    に含まれるシリコ−ン消泡剤の0.05〜5重量部を与
    えるのに充分量の泡制御剤とを含んでなり、泡制御剤が
    請求項1〜7のいずれか1項記載の泡制御剤であること
    を特徴とする、洗剤組成物。
  9. 【請求項9】 70〜99重量部のゼオライトキャリヤ
    上に、該ゼオライト上に沈着させてある、後記シリコ−
    ン消泡剤の重量の1〜60重量%の界面活性剤及び水に
    溶解した時に3またはそれ以下のpHをもつポリカルボ
    キシレ−ト型結合剤すなわちカプセル封じ剤1〜40重
    量部と一緒に、或は後で、1〜30重量部のシリコ−ン
    消泡剤を沈着させることからなる、泡制御剤の製法。
  10. 【請求項10】 ポリカルボキシレ−ト型結合剤がゼオ
    ライト物質上に沈着させる前に3またはそれ以下のpH
    に酸性化してなる、請求項9記載の泡制御剤の製法。
JP11295568A 1998-10-24 1999-10-18 微粒状泡制御剤 Pending JP2000198997A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9823259.8 1998-10-24
GBGB9823259.8A GB9823259D0 (en) 1998-10-24 1998-10-24 Particulate foam control agents

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000198997A true JP2000198997A (ja) 2000-07-18

Family

ID=10841191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11295568A Pending JP2000198997A (ja) 1998-10-24 1999-10-18 微粒状泡制御剤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6165968A (ja)
EP (1) EP0995473B1 (ja)
JP (1) JP2000198997A (ja)
DE (1) DE69904688T2 (ja)
GB (1) GB9823259D0 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016528353A (ja) * 2013-08-13 2016-09-15 ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation 消泡剤顆粒を形成する方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9823259D0 (en) * 1998-10-24 1998-12-16 Dow Corning Sa Particulate foam control agents
DE60039559D1 (de) 1999-08-13 2008-09-04 Dow Corning Sa Silikonhaltiges Schaumregulierungsmittel
ES2231122T3 (es) 1999-08-13 2005-05-16 Dow Corning S.A. Agente de control de espuma basado en silicona.
US6610752B1 (en) * 1999-10-09 2003-08-26 Cognis Deutschland Gmbh Defoamer granules and processes for producing the same
GB0610622D0 (en) * 2006-05-31 2006-07-05 Dow Corning Process for making and using foam control compositions
US8529694B2 (en) * 2006-10-26 2013-09-10 Air Products And Chemicals, Inc. Powdered acetylenic surfactants and compositions containing them
EP2380961B1 (en) * 2010-04-23 2018-05-23 The Procter and Gamble Company Detergent composition
GB201021170D0 (en) 2010-12-10 2011-01-26 Dow Corning Granulated organopolysiloxane products
RU2013118020A (ru) 2010-12-10 2015-01-20 Дау Корнинг Корпорейшн Гранулированная композиция для контроля пенообразования
GB201102750D0 (en) 2011-02-16 2011-03-30 Dow Corning Foam control composition
CN102407033B (zh) * 2011-06-29 2013-09-25 南京四新科技应用研究所有限公司 一种颗粒消泡剂的制备方法
GB201115161D0 (en) 2011-09-02 2011-10-19 Dow Corning Improving the drainage of an aqueous composition
RU2615144C2 (ru) * 2012-02-16 2017-04-04 Дау Корнинг Корпорейшн Гранулированное вещество для контроля пенообразования для цикла полоскания с использованием силоксанового воска
GB201314284D0 (en) 2013-08-09 2013-09-25 Dow Corning Cosmetic compositions containing silicones
CN105582696B (zh) * 2016-03-02 2017-06-23 江苏四新科技应用研究所股份有限公司 一种固体消泡剂及其制备方法
EP4013529A1 (en) 2019-08-14 2022-06-22 Elkem Silicones USA Corp. A method for preparing a foam control composition in a granular or a powder form
US11597802B2 (en) 2020-02-20 2023-03-07 Dow Silicones Corporation Foam control composition
WO2024017471A1 (de) * 2022-07-20 2024-01-25 Wacker Chemie Ag Entschäumerzusammensetzungen für waschmittel

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1297087A (ja) * 1969-10-15 1972-11-22
DE2900063A1 (de) * 1979-01-02 1980-07-17 Henkel Kgaa Waschmittel mit einem gehalt an schaumdaempfend wirkendem polydimethylsiloxan und verfahren zu dessen herstellung
US4687592A (en) * 1985-02-19 1987-08-18 The Procter & Gamble Company Detergency builder system
DE3805624A1 (de) * 1988-02-24 1989-08-31 Degussa Pulverfoermiger waschmittelentschaeumer
GB9214567D0 (en) * 1992-07-09 1992-08-19 Dow Corning Sa Foam control agents
US5589449A (en) * 1993-07-29 1996-12-31 Dow Corning S.A. Particulate foam control agents
GB9315671D0 (en) * 1993-07-29 1993-09-15 Dow Corning Sa Foam control agents and their use
GB9315675D0 (en) * 1993-07-29 1993-09-15 Dow Corning Sa Particulate foam control agents
GB9426236D0 (en) * 1994-12-24 1995-02-22 Dow Corning Sa Particulate foam control agents and their use
GB9501509D0 (en) * 1995-01-26 1995-03-15 Dow Corning Sa Particulate foam control agents and their use
GB9619627D0 (en) * 1996-09-19 1996-10-30 Dow Corning Sa Particulate foam control agents and their use
US6004918A (en) * 1998-10-16 1999-12-21 Wacker Silicones Corporation Liquid detergents containing defoamer compositions and defoamer compositions suitable for use therein
GB9823259D0 (en) * 1998-10-24 1998-12-16 Dow Corning Sa Particulate foam control agents
GB9823765D0 (en) * 1998-10-30 1998-12-23 Dow Corning Sa Particulate foam control agent

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016528353A (ja) * 2013-08-13 2016-09-15 ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation 消泡剤顆粒を形成する方法
US10689601B2 (en) 2013-08-13 2020-06-23 Dow Silicones Corporation Method of forming an antifoam granule containing a silicone polyether

Also Published As

Publication number Publication date
DE69904688D1 (de) 2003-02-06
GB9823259D0 (en) 1998-12-16
EP0995473B1 (en) 2003-01-02
DE69904688T2 (de) 2003-10-23
EP0995473A1 (en) 2000-04-26
US6165968A (en) 2000-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100381825B1 (ko) 미립자발포조절제및이의용도
JP2000198997A (ja) 微粒状泡制御剤
JP3597565B2 (ja) 粒子状起泡調節剤及びその製造方法
JP4664472B2 (ja) シリコーン制泡剤
EP0636684B1 (en) Particulate foam control agents
JPH0641597B2 (ja) 洗剤用泡調節剤
KR20140130475A (ko) 실록산 왁스를 사용하는 헹굼 사이클을 위한 과립형 거품 제어제
JP4664511B2 (ja) 泡調節剤
JPS62242000A (ja) 粉末洗剤及びその製法
EP0403084B1 (en) Zeolite agglomeration process and product
CA2083332C (en) Detergent compositions and process for preparing them
US5589449A (en) Particulate foam control agents
EP1497009B1 (en) Foam control agents
JPH08239692A (ja) 粒子状起泡調節剤及びそれを使用した洗剤組成物
JPH09502468A (ja) 界面活性剤と消泡成分とを含む粒状洗剤組成物
EP0997180A1 (en) Particulate foam control agent
EP0831145A2 (en) Particulate foam control agents
KR100598863B1 (ko) 캡슐화된 자기유화형 실리콘 컴파운드를 포함하는 입자형실리콘 소포제 조성물 및 이의 제조방법
JP2000087080A (ja) 起泡抑制剤
KR19980024725A (ko) 입자형 발포억제제
DK154346B (da) Fremgangsmaade til fremstilling af pulverformede vaske- og rensemidler med et indhold af vanduoploeselige silicater, der er i stand til at binde calcium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030