JP2000198547A - 粉粒体の貯留量検出装置 - Google Patents

粉粒体の貯留量検出装置

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JP2000198547A
JP2000198547A JP10377669A JP37766998A JP2000198547A JP 2000198547 A JP2000198547 A JP 2000198547A JP 10377669 A JP10377669 A JP 10377669A JP 37766998 A JP37766998 A JP 37766998A JP 2000198547 A JP2000198547 A JP 2000198547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンカ内の粉粒体の貯留量を精度よく検出す
る。 【解決手段】 各バンカ19A〜19F内の粉粒体の貯
留量は、各超音波検出手段40A〜40Fによって検出
されるとともに、装入量計量器41によって検出される
装入量と各計量器42A〜42Fによって検出される払
出量とに基づいて貯留量演算手段43によって演算され
る。これらの貯留量は、低位選択器44によて小さい方
が選ばれる。これによって各バンカ19A〜19F内の
粉粒体の貯留量を精度よく検出することができ、各バン
カ19A〜19F内の粉粒体の貯留量は常に安全側で検
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の貯留量検
出装置に関し、さらに詳しくは、バンカへの粉粒体、た
とえば石炭の装入動作の自動化のために好適に用いられ
る粉粒体の貯留量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭火力発電所におけるボイラへの石炭
の供給系統には、石炭のボイラへの供給量を調節するた
めに、ボイラに石炭を供給する給炭機よりも石炭の供給
方向上流側に概ね15時間分相当の貯炭容量を有するバ
ンカが設置される。このバンカには、1〜2カ月分相当
の貯炭容量を有するサイロなどの貯炭設備から、払出機
およびコンベヤから成る払出設備を介して石炭が装入さ
れて貯留される。昼間においては、バンカ内の石炭を給
炭機を介してボイラに供給するとともに、払出設備を起
動して石炭をバンカに装入する。夜間においては、バン
カ内に貯留された石炭だけをボイラに供給する。
【0003】昨今の石炭火力発電所では、設備費の低減
のためにバンカの貯炭容量を小さくすることが望まれて
いる。バンカの貯炭容量を小さくすることによって、払
出設備の起動/停止の頻度が高くなり、夜間においても
払出設備の起動/停止を行う必要があり、石炭の装入動
作の自動化が望まれている。
【0004】石炭の装入動作の自動化には、バンカの予
め定める上限貯留量を検出する手段およびバンカの上限
貯留量未満である予め定める下限貯留量を検出する手段
が必要である。さらに詳しく述べると、石炭の貯留量が
下限貯留量未満のときには、払出設備を起動させ、石炭
の貯留量が上限貯留量以上のときには、払出設備を停止
させることによって、石炭の装入動作の自動化を実現す
ることができる。特に下限貯留量の検出には、バンカの
上方に設けられる超音波式レベル計が用いられる。
【0005】特開昭61−124434号公報には、複
数のバンカ内の石炭の貯留量を予め定める範囲内に制御
するバンカ制御システムが開示されている。このバンカ
制御システムでは、バンカへの石炭の投入量、バンカか
らの石炭の払出量、バンカ内の下限貯留量および投入イ
ンターバル時間に基づいて、貯留目標値を演算し、バン
カ内の実貯留量が貯留目標値に一致すると、石炭の投入
を他のバンカに切替え、上述の動作を繰返して、各バン
カに石炭を上限貯留量まで投入する制御を行う。バンカ
の実貯留量は、バンカの形状とバンカ内の石炭の貯留レ
ベルとによって求めることができる。貯留レベルを測定
するために、バンカの上方には、超音波式レベル計が設
けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の先行技術におい
て、超音波式レベル計は、測定すべき石炭表面までの距
離が大きくなるにつれて、測定誤差が大きくなり、石炭
の貯留レベルを精度よく測定することができず、精度よ
く貯留量を検出することができないという問題がある。
またバンカ内では石炭によってブリッジを生じる場合が
あり、このブリッジを超音波式レベル計が検出して、実
際の貯留量よりも多くの石炭がバンカに貯留されている
ように誤検出され、精度よく貯留量を検出することがで
きないという問題がある。これらの問題によってバンカ
内が空になるおそれがある。
【0007】さらに払出設備は、毎日定時に保守点検を
行う必要がある。保守点検時には、バンカに保守点検中
にボイラに供給されるべき石炭が確保されていなければ
ならず、バンカ内の石炭の貯留量を把握しておく必要が
ある。先行技術ではバンカ内の石炭の貯留量を精度よく
検出することができないので、定時に石炭をバンカに必
要量確保することが困難であり、定時に払出設備の保守
点検を行うことが困難であるという問題がある。
【0008】本発明の目的は、バンカ内の粉粒体の貯留
量を精度よく検出することができる粉粒体の貯留量検出
装置を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、バンカ内の粉粒体の
貯留量を精度よく検出し、バンカ内に粉粒体が予め定め
る範囲内に貯留されるように、粉粒体をバンカに装入す
ることができる粉粒体の供給設備を提供することであ
る。
【0010】本発明のさらに他の目的は、バンカ内の粉
粒体の貯留量を精度よく検出し、毎日定時に、構成要素
の保守点検に必要な量の粉粒体をバンカに確保すること
ができる粉粒体の供給設備を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向に延
びる中空逆錐体状バンカにその上部から粉粒体を装入す
る装入手段と、バンカの下部から粉粒体を払出して排出
する払出手段とを含む粉粒体の供給設備に設けられ、バ
ンカ内の粉粒体の貯留量を検出する装置において、バン
カの上方に配置され、バンカ内に貯留される粉粒体に超
音波を発射し、粉粒体による反射波を受信して超音波の
発生から受信までの距離に対応した時間差に基づいて、
バンカ内の粉粒体の貯留量を検出する超音波検出手段
と、装入手段からバンカへの粉粒体の装入量を検出する
装入量検出手段と、払出手段によってバンカから払出さ
れる粉粒体の払出量を検出する払出量検出手段と、装入
量検出手段および払出量検出手段の各出力に応答し、バ
ンカ内に貯留される粉粒体の貯留量を演算する貯留量演
算手段と、超音波検出手段および貯留量演算手段の各出
力に応答し、超音波検出手段によって検出された貯留量
と、貯留量演算手段によって演算された貯留量とのう
ち、小さい方の貯留量を表す信号を出力する低位選択器
とを含むことを特徴とする粉粒体の貯留量検出装置であ
る。
【0012】本発明に従えば、粉粒体は、装入量検出手
段によってバンカへの装入量が検出される。この粉粒体
は、装入手段によってバンカに装入されて、バンカ内に
貯留される。バンカ内に貯留された粉粒体は、払出手段
によってバンカの下部から払出されて排出され、払出量
検出手段によって払出量が検出される。バンカ内の粉粒
体の貯留量は、超音波検出手段によって検出されるとと
もに、装入量および払出量に基づいて貯留量演算手段に
よって演算され、低位選択器によって超音波検出手段に
よって検出された貯留量と貯留量演算手段によって演算
された貯留量とのうち、小さい方が選ばれる。これによ
ってバンカ内の粉粒体の貯留量が少なくなって超音波検
出手段によっては精度よく貯留量を検出することができ
なくなっても、貯留量演算手段によって演算された貯留
量を用いることによって、バンカ内の粉粒体の貯留量を
精度よく検出することができる。これとともに低位選択
器によって超音波検出手段によって検出された貯留量と
貯留量演算手段によって演算された貯留量とのうち、小
さい方が選ばれるので、バンカ内の粉粒体の貯留量は常
に安全側で検出され、たとえばバンカ内が空になってい
るにも拘わらず、バンカ内に粉粒体が貯留されているよ
うに検出されることを防ぐことができる。
【0013】本発明は、バンカの下端部と払出手段との
間に介在され、バンカの下端部を外側方に間隔をあけて
囲み、バンカの前記下端部よりも下方に延びる排出手段
と、排出手段に貯留される粉粒体のバンカの下端部より
も外方に露出した表面の位置を検出する粉粒体表面位置
検出手段と、前記位置が予め定める値以下のときに、警
報を発生する警報発生手段とを含むことを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、バンカ内に貯留された粉
粒体は、排出手段に導かれて貯留される。排出手段に貯
留された粉粒体は、バンカの下端部よりも外方に露出し
た表面が安息角を成し、払出手段によって払出される。
また排出手段に貯留された粉粒体の前記表面の位置は、
バンカ内に粉粒体が貯留されている限り、常に一定であ
る。バンカ内が空になると、排出手段に貯留されている
粉粒体の前記表面は前記下端面から下方に変位し、前記
表面の位置が予め定める値以下であることが粉粒体表面
位置検出手段によって検出されると、警報発生手段は警
報を発生する。このようにしてバンカ内の粉粒体のレベ
ル弁別を行っている。
【0015】バンカの下端部には、バンカからの粉粒体
を貯留する排出手段が設けられるので、バンカ内が空に
なったとしても、排出手段には粉粒体が貯留されてお
り、バンカ内に粉粒体を装入するために要する時間を確
保することができる。
【0016】また排出手段に貯留されている粉粒体のバ
ンカの下端部よりも外方に露出した表面の位置を粉粒体
表面位置検出手段によって検出し、この表面の位置が予
め定める値以下になると警報発生手段によって警報が発
生されるので、超音波検出手段および貯留量演算手段が
故障してバンカ内の粉粒体の貯留量を検出することがで
きなくなっても、排出手段に貯留される粉粒体の前記表
面の位置が予め定める値以下であることを検出すること
によって、バンカ内が空になったことが判り、警報を発
生して、作業者の注意を喚起することができる。
【0017】本発明の払出手段は、排出手段の下方で粉
粒体をボイラまで気体輸送する気体輸送手段に連なり、
内部に粉粒体が充満している状態で気体輸送手段と排出
手段との間で粉粒体による気密なマテリアルシールを形
成し気体輸送手段からの気体のバンカへの吹き上げを防
止するとともに粉粒体のボイラへの気体輸送自体を可能
ならしめている。
【0018】前記警報は、排出手段内に粉粒体が残留し
ている時点でバンカ本体が空になったことを検出できる
ので、同警報により運転員はマテリアルシールを維持し
つつ排出手段内の残留粉粒体をボイラへ継続して供給し
ている間にバンカへの粉粒体の再挿入のための運転操作
を行うことができる。
【0019】すなわち万一、超音波検出手段および貯留
量演算手段が故障してバンカ内の貯留量を検出すること
ができなくなりコンベヤの自動起動が不動作の場合で
も、前記警報によりボイラの安定操業に影響を与えな
い。
【0020】本発明の装入手段は、粉粒体をバンカに搬
送する搬送手段を含み、搬送手段は、ベルトコンベアで
あり、前記装入量検出手段は、ベルトコンベアのコンベ
アベルトの下方の固定位置に設けられ、コンベアベルト
に作用する重量を検出する重量検出手段と、コンベアベ
ルトの走行速度を検出する走行速度検出手段と、重量検
出手段および走行速度検出手段の各出力に応答し、単位
時間当たりの検出重量を予め定める期間にわたって積分
して装入される粉粒体の装入量を求める演算手段とを含
むことを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、粉粒体は装入手段を構成
するベルトコンベアによってバンカに搬送される。粉粒
体の搬送中において、粉粒体の装入量が装入量検出手段
によって検出される。さらに詳しく述べると、粉粒体が
重量検出手段上を通過すると、ベルトコンベアに作用す
る粉粒体の単位走行距離当たりの重量が検出される。こ
れとともに、ベルトコンベアの走行速度が走行速度検出
手段によって検出される。重量検出手段および走行速度
検出手段の各出力は、演算手段に入力する。演算手段で
は、前記各出力の積を演算して単位時間当たりの検出重
量を求め、この検出重量を予め定める期間にわたって積
分して、粉粒体の装入量を求める。
【0022】このように構成することによって、ベルト
コンベアで粉粒体を搬送しながら連続的に粉粒体の装入
量を検出することができ、一旦粉粒体を、たとえばバケ
ットなどに貯留して装入量を検出するときよりも短時間
で装入量を検出することができる。
【0023】また重量検出手段によってコンベアベルト
に作用する重量を検出し、走行速度検出手段によってコ
ンベアベルトの走行速度を検出するので、コンベアベル
トに作用する重量およびコンベアベルトの走行速度が変
動しても、変動した重量および速度を確実に検出するこ
とができ、これによって単位時間当たりの検出重量を精
度よく求めて、粉粒体の装入量を精度よく求めることが
できる。
【0024】さらにバンカが複数設けられていても、装
入量検出手段をバンカよりも粉粒体の装入方向上流側に
設けることによって、1基の装入量検出手段で各バンカ
の装入すべき粉粒体の装入量を検出することができ、構
成の簡略化を図ることができる。
【0025】本発明は、複数の中空逆錐体状バンカにそ
の上部から粉粒体を装入する装入手段と、各バンカの下
部から粉粒体を払出して排出する複数の払出手段とを含
み、各バンカよりも粉粒体の装入方向上流側に設けら
れ、装入手段に連動する構成要素から払出される粉粒体
を各バンカに供給する粉粒体の供給設備において、各バ
ンカの上方に配置され、各バンカ内に貯留される粉粒体
に超音波を発射し、粉粒体による反射波を受信して超音
波の発生から受信までの距離に対応した時間差に基づい
て、各バンカ内の粉粒体の貯留量を検出する複数の超音
波検出手段と、装入手段から各バンカへの粉粒体の各装
入量を検出する装入量検出手段と、各払出手段によって
各バンカから払出される粉粒体の各払出量を検出する複
数の払出量検出手段と、装入量検出手段および各払出量
検出手段の各出力に応答し、各バンカ内に貯留される粉
粒体の貯留量を演算する貯留量演算手段と、超音波検出
手段および貯留量演算手段の各出力に応答し、超音波検
出手段によって検出された貯留量と、貯留量演算手段に
よって演算された貯留量とのうち、小さい方の貯留量を
表す信号を出力する低位選択器と、各超音波検出手段の
出力に応答して、各バンカの貯留量と予め定める上限貯
留量とを比較し、各バンカのうちの少なくともいずれか
1つの粉粒体の貯留量が上限貯留量以上のとき、上限貯
留量以上であることを表す信号を出力し、低位選択器の
出力に応答して、各バンカの貯留量と上限貯留量未満で
ある予め定める下限貯留量とを比較し、各バンカのうち
の少なくともいずれか1つの粉粒体の貯留量が下限貯留
量未満のとき、下限貯留量未満であることを表す信号を
出力する弁別手段と、弁別手段の出力に応答し、各バン
カのうちの少なくともいずれか1つの粉粒体の貯留量が
上限貯留量以上のときには粉粒体の装入先を切替え、全
ての装入すべきバンカ内の粉粒体の貯留量が上限貯留量
以上のときには装入手段を停止し、各バンカのうちの少
なくともいずれか1つの粉粒体の貯留量が下限貯留量未
満のときには装入手段を起動するように、装入手段の動
作を制御する制御手段とを含むことを特徴とする粉粒体
の供給設備である。
【0026】本発明に従えば、各バンカ内の粉粒体の貯
留量は、各超音波検出手段によって検出されるととも
に、各装入量および各払出量に基づいて貯留量演算手段
によって演算される。各バンカ毎における超音波検出手
段による貯留量と貯留量演算手段による貯留量とは、低
位選択器によって小さい方が選ばれる。また各バンカ毎
の超音波検出手段による貯留量は、弁別手段によって予
め定める上限貯留量と比較される。
【0027】各バンカのうちの少なくともいずれか1つ
の粉粒体の貯留量が上限貯留量以上のときには、制御手
段によって粉粒体の装入先を切換えるように、装入手段
の動作が制御される。また全ての装入すべきバンカ内の
粉粒体の貯留量が上限貯留量以上のときには、制御手段
によって装入手段を停止するように、装入手段の動作が
制御される。さらに低位選択器によって選択された各バ
ンカ毎の粉粒体の貯留量は、弁別手段によって予め定め
る下限貯留量と比較される。各バンカのうちの少なくと
もいずれか1つの粉粒体の貯留量が下限貯留量未満のと
きには、制御手段によって装入手段を起動するように、
装入手段の動作が制御される。
【0028】各バンカ毎の貯留量は超音波検出手段によ
って検出されるとともに、貯留量演算手段によって演算
され、これら2つの貯留量のうち、低位選択器によって
小さい方が選ばれるので、上述のように精度よく貯留量
を検出することができる。また各超音波検出手段によっ
て検出された貯留量と上限貯留量とが弁別手段によって
比較され、低位選択器によって選択された貯留量と下限
貯留量とが弁別手段によって比較され、弁別手段の出力
に応答して制御手段が装入手段の動作を制御するので、
各バンカ内の粉粒体が上限貯留量と下限貯留量との間に
貯留されるように粉粒体をバンカに装入することができ
る。バンカ内の貯留量を精度よく検出することができる
ので、粉粒体の下限貯留量を確実に検出することがで
き、昼夜を問わず、各バンカに粉粒体を装入することが
できる。さらに超音波検出手段は、上限貯留量および下
限貯留量の検出に用いられるので、上限貯留量を検出す
る手段と下限貯留量を検出する手段とを個別に設ける必
要がなく、構成の簡略化を図ることができる。
【0029】本発明の各バンカの上部には、静電容量検
出手段が設けられ、静電容量検出手段は、バンカの軸線
方向下方に延びる電極およびバンカの周壁間の静電容量
に基づいて、粉粒体の貯留量が前記上限貯留量以上のと
き、上限貯留量以上であることを表す信号を出力するこ
とを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、バンカの上限貯留量は、
静電容量検出手段によって検出される。さらに詳しく述
べると、バンカ内の粉粒体の表面が電極およびバンカの
周壁間の空間に達すると、電極およびバンカの周壁間の
静電容量が変化し、静電容量検出手段は粉粒体の貯留量
が上限貯留量以上であることを表す信号を出力する。
【0031】静電容量検出手段は、電極およびバンカの
周壁間の静電容量に基づいて、粉粒体の貯留量が上限貯
留量以上であることを検出するので、簡単な構成で高精
度に上限貯留量を検出することができる。これによって
上限貯留量の設定値を増加させることができ、バンカの
有効貯留量を増加させることができる。
【0032】本発明は、各バンカよりも粉粒体の装入方
向上流側に設けられる構成要素の保守点検のための予め
定める保守点検開始時刻を設定する時刻設定手段と、時
刻を刻時する時計手段と、低位選択器の出力に応答し、
各バンカの前記上限貯留量と各バンカの現時刻における
粉粒体の貯留量とに基づいて、各バンカに粉粒体を上限
貯留量まで装入するために要する時間を演算する第1演
算手段と、時刻設定手段および第1演算手段の各出力に
応答し、装入手段の起動時刻を演算する第2演算手段
と、時計手段および第2演算手段の各出力に応答し、時
計手段によって刻時された時刻が第2演算手段によって
演算された起動時刻を過ぎたときに、装入手段を起動す
るための信号を出力する起動制御手段とを含むことを特
徴とする。
【0033】本発明に従えば、時刻設定手段に構成要素
の保守点検のための予め定める保守点検開始時刻が設定
されると、起動制御手段は時計手段から現時刻を読出
し、第1演算手段は低位選択器の出力に応答し、各バン
カの前記上限貯留量と各バンカの現時刻における粉粒体
の貯留量とに基づいて、各バンカに粉粒体を上限貯留量
まで装入するために要する時間を演算し、その演算結果
である装入時間を第2演算手段に出力する。第2演算手
段は、時刻設定手段および第1演算手段の各出力に応答
し、保守点検時刻から装入時間を差引いて、装入手段の
起動時刻を演算する。起動制御手段は、時計手段および
第2演算手段の各出力に応答し、現時刻が起動時刻を過
ぎたときに、装入手段を起動するための信号を前記制御
手段に出力する。
【0034】バンカ内の粉粒体の貯留量を精度よく検出
し、現時刻と保守点検開始時刻と装入時間とに基づい
て、装入手段を起動するので、保守点検開始時刻までに
構成要素の保守点検期間中に必要な粉粒体の貯留量をバ
ンカに確保することができる。したがって保守点検開始
時刻を予め定める時刻に設定することによって、毎日定
時に構成要素の保守点検期間中に必要な量の粉粒体をバ
ンカに確保することができる。
【0035】本発明の装入手段は、構成要素から払出さ
れる粉粒体を各バンカに共通に搬送する搬送手段と、搬
送手段によって搬送される粉粒体を各バンカに選択的に
装入する複数の掻出し板とを含むことを特徴とする。
【0036】本発明に従えば、構成要素から払出される
粉粒体は、搬送手段によって各バンカに共通に搬送され
る。搬送手段によって搬送される粉粒体は、複数の掻出
し板が選択的に駆動されることによって各バンカに選択
的に装入される。さらに詳しく述べると、任意のバンカ
内の粉粒体の貯留量が下限貯留量未満になると、構成要
素から粉粒体が払出されるとともに、搬送手段および前
記バンカに対応する掻出し板がそれぞれ駆動される。搬
送手段によって搬送される粉粒体は、駆動された掻出し
板によって堰止められて、バンカに装入される。バンカ
内に貯留された粉粒体の貯留量が上限貯留量以上になる
と、駆動状態の掻出し板の駆動が停止される。粉粒体が
装入されたバンカを除く他のバンカにおいて、粉粒体の
貯留量が下限貯留量未満になるときには、上述の動作が
繰返される。全ての装入すべきバンカ内の粉粒体の貯留
量が上限貯留量以上になるときには、構成要素の払出動
作、並びに搬送手段および駆動状態の掻出し板の駆動が
停止される。このようにして装入すべきバンカに粉粒体
が装入される。
【0037】装入手段は粉粒体を搬送手段によって各バ
ンカに共通に搬送し、複数の掻出し板によって各バンカ
に選択的に装入するので、簡単な構成で装入すべきバン
カだけに確実に粉粒体を装入することができる。これに
よってバンカの保守点検のために、粉粒体が装入されな
い休止バンカを設けることができる。また上限貯留量に
達したバンカに粉粒体を装入することが防がれ、粉粒体
がバンカから溢れ出ることを防ぐことができる。さらに
バンカに粉粒体を装入しているときに、他のバンカ内の
粉粒体の貯留量が下限貯留量未満になったとしても、粉
粒体の装入先を容易に変更することができ、他のバンカ
に粉粒体を優先的に装入することができる。これによっ
て粉粒体の装入動作中に他のバンカが空になることを防
ぐことができる。
【0038】本発明は、粉粒体の供給設備には複数のバ
ンカから成るバンカ群が複数設けられるとともに、各バ
ンカ群毎には装入手段がそれぞれ設けられ、各装入手段
には、各装入手段間で相互に粉粒体を分配する分配手段
がそれぞれ設けられることを特徴とする。
【0039】本発明に従えば、構成要素から払出された
粉粒体は、各装入手段間において分配手段によって相互
に粉粒体を分配して各バンカ群毎に装入される。これに
よって任意のバンカ群が、たとえば保守点検のために粉
粒体の装入が禁止されているときであっても、分配手段
によって残余のバンカ群に装入するように、対応する装
入手段に粉粒体を分配することができる。
【0040】本発明は、構成要素の保守点検時におい
て、各装入手段は同時に停止されることを特徴とする。
【0041】本発明に従えば、構成要素の保守点検時に
おいて、各装入手段は同時に停止されるので、各装入手
段に連動する構成要素を同時に停止させることができ、
安全に構成要素の保守点検を行うことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある粉粒体の貯留量検出装置1を備える粉粒体の供給設
備2を簡略化して示す系統図であり、図2は粉粒体の供
給設備2を備える貯運炭設備3の構成を簡略化して示す
系統図である。粉粒体の貯留量検出装置1を備える供給
設備2は、石炭火力発電所の貯運炭設備3に備えられ
る。貯運炭設備3には、石炭の供給系統が2系統設けら
れる。貯運炭設備3では、船4に積まれた石炭をアンロ
ーダ5によって荷下ろし、各供給系統毎に切替シュート
6,7によって分配し、ベルトコンベア8およびダンパ
9を介して複数(本実施形態においては4)のサイロ1
0に装入して貯留する。各サイロ10は、1〜2カ月分
相当、たとえば7万トンの貯炭容量を有する。
【0043】各サイロ10に貯留された石炭は、払出設
備11を介して各供給系統毎に供給設備2に供給され
る。さらに詳しく述べると、払出設備11は、各サイロ
10毎にそれぞれ設けられ、各サイロ10から石炭を払
出す払出機12と、各払出機12から払出された石炭を
搬送するベルトコンベア13と、各サイロ10から払出
された石炭を各供給系統毎に搬送するベルトコンベア1
4と、各ベルトコンベア13からの石炭を各ベルトコン
ベア14に相互に分配する切替シュート15と、各ベル
トコンベア14によって搬送された石炭を振動によって
分級する振動篩16と、振動篩16によって分級された
石炭を粉砕する粉砕機17とを含む。
【0044】各サイロ10から払出機12によって払出
された石炭は、ベルトコンベア13および切替シュート
15を介して各供給系統毎にベルトコンベア14に分配
され、このベルトコンベア14によって振動篩16に搬
送される。この石炭は、振動篩16によって微粉炭と、
たとえば20mm以下の粒径を有する粒状炭と、20m
mを超える粒径を有する塊状炭とに分級される。微粉炭
および粒状炭は振動篩16のスクリーンを通過し、塊状
炭は粉砕機17によって粉砕された後、各供給系統毎に
供給設備2に供給される。以下の説明においては、微粉
炭と粒状炭とを粉粒体と呼ぶこととする。
【0045】供給設備2は、各供給系統毎に複数(本実
施形態においては6)の上下方向に延びる中空逆錘体状
バンカ(以下、単にバンカと略称する場合がある)19
A,19B,19C,19D,19E,19Fから成る
バンカ群20にその上部21から粉粒体を装入する装入
手段22と、各バンカ19A〜19Fの下端部23から
粉粒体を連続的に払出して排出する複数(本実施形態に
おいては6)の払出手段である給炭機24A,24B,
24C,24D,24E,24Fとをそれぞれ含む。各
バンカ19A〜19Fは10時間分相当、たとえば75
0tの貯炭容量をそれぞれ有する。各給炭機24A〜2
4Fは、たとえば75t/hの最大払出能力をそれぞれ
有する。
【0046】装入手段22は、第1ベルトコンベア25
と、第2ベルトコンベア26と、第3ベルトコンベア2
7と、複数(本実施形態においては5)の掻出し板であ
るスクレーパ28A,28B,28C,28D,28E
とを含む。第1ベルトコンベア25は、各バンカ19A
〜19Fよりも装入方向の最も上流側に設けられる。第
2ベルトコンベア26は、第1ベルトコンベア25より
も前記装入方向下流側に設けられる。第3ベルトコンベ
ア27は、第2ベルトコンベア26よりも装入方向下流
側で、かつ各バンカ19A〜19Fに共通に粉粒体を搬
送するように、バンカ群20の上方に設けられる。複数
のスクレーパ28A〜28Eは、第3ベルトコンベア2
7の上方に設けられ、第3ベルトコンベア27によって
搬送される粉粒体を各バンカ19A〜19Fに選択的に
装入する。第2ベルトコンベア26および第3ベルトコ
ンベア27間には、分配機29が設けられる。分配機2
9は、各第3ベルトコンベア27間で相互に粉粒体を分
配する。第1〜第3ベルトコンベア25〜27は、たと
えば1000t/hの搬送能力をそれぞれ有し、一定速
度で粉粒体をそれぞれ搬送する。
【0047】各スクレーパ28A〜28Eは、第3ベル
トコンベア27の上方に上昇/下降自在に設けられる。
各スクレーパ28A〜28Eは、スクレーパ制御手段4
9によって選択的に駆動される。各スクレーパ28A〜
28Eのうちのいずれか1つ、たとえばスクレーパ28
Aが駆動されて、第3ベルトコンベア27に近接する方
向に下降すると、そのスクレーパ28Aによって第1〜
第3ベルトコンベア25〜27によって搬送された粉粒
体が堰止められ、そのスクレーパ28Aに対応するバン
カ19Aに粉粒体が装入される。各スクレーパ28A〜
28Eが駆動されないときには、粉粒体がバンカ19F
に装入される。
【0048】各給炭機24A〜24Fは、粉粒体を気体
輸送する気体輸送手段30に連なる。気体輸送手段30
は、粉粒体を粉砕する粉砕機31に連なる。粉砕機31
は、ボイラ32に連なる。気体輸送手段30は、各給炭
機24A〜24Fの排出口に接続される複数の排出路3
3A,33B,33C,33D,33E,33Fと、各
排出路33A〜33Fに共通に接続される輸送路34
と、輸送路34に気体、たとえば圧縮空気を供給する圧
力源35とを含む。
【0049】貯留量検出装置1は、各バンカ19A〜1
9Fの上方に配置される複数の超音波検出手段40A,
40B,40C,40D,40E,40Fと、装入量検
出手段である装入量計量器41と、複数の払出量検出手
段である払出量計量器42A,42B,42C,42
D,42E,42Fと、貯留量演算手段43と、低位選
択器44とを含む。各超音波検出手段40A〜40F
は、各バンカ19A〜19F内に貯留される粉粒体に超
音波を発射し、粉粒体による反射波を受信して超音波の
発生から受信までの距離に応じた時間差に基づいて、各
バンカ19A〜19Fの粉粒体の貯留量を検出する。
【0050】装入量計量器41は、第1ベルトコンベア
25に設けられ、装入手段22から各バンカ19A〜1
9Fへの粉粒体の各装入量を検出する。各払出量計量器
42A〜42Fは、各排出路33A〜33Fに介在さ
れ、各給炭機24A〜24Fによって各バンカ19A〜
19Fから払出される粉粒体の払出量をそれぞれ検出す
る。貯留量演算手段43は、装入量計量器41および各
払出量計量器42A〜42Fの各出力に応答し、各バン
カ19A〜19Fに貯留される粉粒体の貯留量を演算す
る。低位選択器44は、各超音波検出手段40A〜40
Fおよび貯留量演算手段43の各出力に応答し、各超音
波検出手段40A〜40Fによって検出された各貯留量
と、貯留量演算手段43によって演算された各貯留量と
のうち、小さい方の貯留量を表す信号を出力する。
【0051】超音波検出手段40Aは、超音波式レベル
計47Aと、変換器48Aとを含む。超音波式レベル計
47Aは、バンカ19A内に貯留される粉粒体に超音波
を発射し、粉粒体による反射波を受信して、超音波の発
生から受信までの時間差を計測して超音波式レベル計4
7Aから粉粒体の表面までの距離を検出する。変換器4
8Aは、超音波式レベル計47Aの出力に応答し、前記
距離をバンカ19A内の粉粒体の貯留量に変換する。残
余の超音波検出手段40B〜40Fについても同様であ
る。
【0052】各バンカ19A〜19Fの下端部23と、
各給炭機24A〜24Fとの間には、中空逆錐体状に形
成され、各バンカ19A〜19Fの下端部23を外側方
に間隔をあけて囲み、各バンカ19A〜19Fの前記下
端部23よりも下方に延びる複数の排出手段であるサブ
バンカ51A,51B,51C,51D,51E,51
Fが介在される。
【0053】各給炭機24A〜24Fは、各サブバンカ
51A〜51Fの下方で、上述のように、気体輸送手段
30に連なる。各給炭機24A〜24F内に充満された
粉粒体は、気体輸送手段からの気体の逆流を防止するた
めの粉粒体による気密なマテリアルシールを形成する。
【0054】また供給設備2には、弁別手段である弁別
器52と、設定器53と、制御手段54とを含む。弁別
器52は、各超音波検出手段40A〜40Fの出力に応
答して、各バンカ19A〜19Fの粉粒体の貯留量と設
定器53に設定される予め定める上限貯留量とを比較
し、各バンカ19A〜19Fのうち少なくともいずれか
1つの粉粒体の貯留量が上限貯留量以上になると、上限
貯留量以上であることを表す信号を出力する。また弁別
器52は、低位選択器44の出力に応答して、各バンカ
19A〜19Fの貯留量と設定器53に設定される上限
貯留量未満である予め定める下限貯留量とを比較し、各
バンカ19A〜19Fのうちの少なくともいずれか1つ
の粉粒体の貯留量が下限貯留量未満になると、下限貯留
量未満であることを表す信号を出力する。制御手段54
は、弁別器52の出力に応答し、弁別器52が各バンカ
19A〜19Fのうちの少なくともいずれか1つの粉粒
体の貯留量が上限貯留量以上であると判断すると、粉粒
体の装入先を切替えるようにスクレーパ制御手段49の
動作を制御する。また制御手段54は、弁別器52が全
ての装入すべきバンカ19内の粉粒体の貯留量が上限貯
留量以上であると判断すると、装入手段22を停止する
ように第1〜第3ベルトコンベア25〜27およびスク
レーパ制御手段49の動作を制御する。さらに制御手段
54は、弁別器52が各バンカ19A〜19Fのうちの
少なくともいずれか1つの粉粒体の貯留量が下限貯留量
未満であると判断すると、装入手段22を起動するよう
に、第1〜第3ベルトコンベア25〜27およびスクレ
ーパ制御手段49の動作を制御する。
【0055】図3は、超音波式レベル計47Aの配置状
態を示す断面図であり、図4は図3のセクションIVを
示す拡大断面図である。超音波式レベル計47Aは、そ
の中心軸線55がバンカ19Aの上下方向に延びる中心
軸線56に対して、たとえば角度θ1=10°を成して
配置される。超音波式レベル計47Aからの超音波は、
その中心軸線55を含む仮想平面内で超音波式レベル計
47Aの中心軸線55に対して、両側にたとえば角度,
θ2=5°ずつの範囲にわたって発射される。サブバン
カ51Aは、バンカ19Aの下端部23がサブバンカ5
1Aの内部空間に挿入された状態で同軸に配置される。
【0056】蓋部59Aには、粉粒体表面位置検出手段
である超音波式レベル計61Aが設けられる。超音波式
レベル計61Aは、サブバンカ51Aに貯留されている
粉粒体のバンカ19Aよりも外方に露出した超音波式レ
ベル計61Aから表面60までの距離xを計測し表面6
0の位置L2を検出する。超音波式レベル計61Aは、
その中心軸線62が、バンカ19Aの中心軸線56と同
軸のサブバンカ51Aの中心軸線63に対して、たとえ
ば角度θ3=25°を成して設けられる。超音波式レベ
ル計61Aからの超音波は、上述の超音波式レベル計4
7Aと同様に、その中心軸線62を含む仮想平面内で中
心軸線62に対して、たとえば角度θ2=5°ずつの範
囲にわたって発射される。
【0057】超音波式レベル計61Aの出力は、警報発
生手段64に入力する。警報発生手段64は、超音波式
レベル計61Aによって検出された位置L2が設定器6
5に設定される予め定める値以下になったときに警報を
発生する。バンカ19Aに貯留される粉粒体は、その表
面50が安息角θ4=40°を成す。またサブバンカ5
1Aに貯留される粉粒体は、前記表面60が安息角θ5
=40°を成す。図3および図4に示される構成は、残
余のバンカ19B〜19Fに対しても同様である。
【0058】図5は、超音波式レベル計47Aの電気的
構成を簡略化して示すブロック図である。超音波式レベ
ル計47Aは、送信回路68と、振動子69と、時間差
算出回路70と、受信回路71とを含んで構成される。
送信回路68に超音波式レベル計47Aを駆動するため
の制御信号が入力すると、送信回路68は、振動子69
を発振させるための送信パルス信号を出力するととも
に、時間差算出回路70を起動させる。振動子69は、
送信パルス信号によって発振され、超音波を粉粒体の表
面50である被測定面に発射する。また振動子69は被
測定面で反射した超音波を受信し、受信パルス信号を受
信回路71に出力する。受信回路71は、振動子69か
らの受信パルス信号に応答して振動子69が超音波を受
信したことを表す信号を時間差算出回路70に出力す
る。時間差算出回路70は、超音波の発生から受信まで
の距離L1に対応した時間差を求め、その時間差に比例
した信号を出力する。このようにして振動子69および
被測定面間の距離L1が検出される。残余の超音波式レ
ベル計47B〜47F,61Aについても同様である。
【0059】図6は、装入量計量器41の構成を簡略化
して示す正面図である。装入量計量器41は、第1ベル
トコンベア25のコンベアベルト74の下方の固定位置
に設けられ、コンベアベルト74に作用する重量を検出
する重量検出手段75と、コンベアベルト74の走行速
度を検出する走行速度検出手段である走行速度検出器7
6と、演算手段77とを含む。重量検出手段75は、一
対の計量ローラ78,79と、支持部材80と、たわみ
部材81と、連結部材82と、ロードセル83とを含
む。
【0060】一対の計量ローラ78,79は、キャリア
ローラ84によって支持されるコンベアベルト74の輸
送側ベルト86と、基端ローラ85によって支持される
戻り側ベルト87との間の空間を上下方向に変位自在に
設けられる。また一対の計量ローラ78,79は、キャ
リアローラ84間に配置され、輸送側ベルト86に当接
した状態で相互に間隔をあけて設けられる。支持部材8
0は、各計量ローラ78,79間にわたって延び、各計
量ローラ78,79を回転自在に支持する。たわみ部材
81は、架台88に対して上方に延びて配置される支持
体89に基端部90が固定された状態で、支持体89か
ら架台88に対してほぼ水平に延びて設けられる。連結
部材82は、支持部材80の中央部91とたわみ部材8
1の遊端部92とにわたって延び、その両端部が支持部
材80の中央部91とたわみ部材81の遊端部92とに
それぞれピン結合される。ロードセル83は、たわみ部
材81と架台88とにそれぞれ接触した状態で配置さ
れ、たわみ部材81のたわみ量に基づく重量を表す信号
を演算手段77に出力する。
【0061】走行速度検出器76は、搬送方向A下流側
の一方の計量ローラ78よりも搬送方向A下流側に回転
自在に設けられ、輸送側ベルト86に下方から当接した
状態で配置される速度検出ローラ93と、速度検出ロー
ラ93の回転数から輸送側ベルト86の走行速度を検出
する検出器94とを含む。検出器94は、速度検出ロー
ラ93の回転によってパルス信号を発生するパルスジェ
ネレータと、前記パルス信号のパルス数を計数するカウ
ンタとを含む。この走行速度検出器76は、速度検出ロ
ーラ93の回転によって駆動される検出器94のパルス
ジェネレータからのパルス信号のパルス数を検出器94
のカウンタによって計数することによって、速度検出ロ
ーラ93の回転数を求め、この回転数から輸送側ベルト
86の走行速度を検出し、その走行速度を表す信号を演
算手段77に出力する。演算手段77は、重量検出手段
75のロードセル83および速度検出ローラ76の各出
力に応答し、単位時間当たりの検出重量を予め定める期
間にわたって積分して装入される粉粒体の装入量を求
め、装入量を表す信号を貯留量演算手段43に出力す
る。
【0062】輸送側ベルト86上に乗載された粉粒体が
各計量ローラ78,79間を通過すると、輸送側ベルト
86に作用する粉粒体の重量によって各計量ローラ7
8,79および支持部材80が下方に変位する。この変
位は、連結部材82を介してたわみ部材81の遊端部9
2に伝達され、たわみ部材81の遊端部92を下方に変
位させる。たわみ部材81のたわみ量は、ロードセル8
3によって検出され、ロードセル83によって単位走行
距離当たりの重量に変換されて演算手段77に出力され
る。これとともに輸送側ベルト86の走行速度は、走行
速度検出器76によって検出され、演算手段77に出力
される。演算手段77では、単位走行距離当たりの重量
と走行速度との積を演算し、単位時間当たりの検出重量
を求め、この検出重量を予め定める期間にわたって積分
して、粉粒体の装入量を求める。
【0063】図7は、分配機29の構成を簡略化して示
す縦断面図である。分配機29は、逆Y字状に形成さ
れ、1つの装入口95と、装入口95とは反対側の複数
(本実施形態においては2)の排出口96,97とを有
する筒状体98と、切替板99とを含む。切替板99
は、筒状体98内に設けられ、切替板99の一端部が筒
状体98の股部100近傍を図7の紙面に垂直に挿通す
る揺動軸10に固定され、この揺動軸101まわりに各
排出口96,97側に揺動自在に設けられる。切替板9
9が一方の排出口96側に揺動すると、装入口95と他
方の排出口97とが連通する。また切替板99が他方の
排出口97側に揺動すると、装入口95と一方の排出口
96とが連通する。このように切替板99を揺動させる
ことによって、装入口95に装入された粉粒体を一方の
排出口96および他方の排出口97のうちのいずれか一
方に導くことができる。このようにして各供給系統の第
2ベルトコンベア26に搬送される粉粒体を各供給系統
の第3ベルトコンベア27にそれぞれ分配することがで
きる。
【0064】図1〜図7を参照して、各バンカ19A〜
19Fよりも粉粒体の装入方向上流側に設けられ、装入
手段22に連動する払出設備11から払出され、振動篩
16を通過した粉粒体は、第1ベルトコンベア25に供
給される。第1ベルトコンベア25では、装入量計量器
41によって各バンカ19A〜19Fに装入される装入
量が検出される。第1ベルトコンベア25に供給された
粉粒体は、第2ベルトコンベア26および分配機29を
介して第3ベルトコンベア27に供給される。この粉粒
体は、第3ベルトコンベア27によって搬送され、スク
レーパ制御手段49によって動作が制御される各スクレ
ーパ28A〜28Eによって各バンカ19A〜19Fの
うちのいずれか1つに装入されて貯留される。各バンカ
19A〜19Fに貯留された粉粒体は、各超音波検出手
段40A〜40Fによって、各超音波式レベル計47A
〜47Fと安息角を成す粉粒体の表面50との間の距離
L1に基づいて貯留量が検出される。
【0065】たとえばバンカ19A内に貯留された粉粒
体は、バンカ19Aの下端部23からサブバンカ51A
に導かれて貯留される。サブバンカ51Aに貯留された
粉粒体は、給炭機24Aによって払出される。またサブ
バンカ51Aに貯留された粉粒体の前記位置L2は、バ
ンカ19Aに粉粒体が貯留されている限り、常に一定で
ある。この表面60の高さL2は、超音波式レベル計6
1Aによって検出される。前記表面60の位置L2の検
出に超音波式レベル計61Aが好適に用いられるのは、
静電容量式レベル計などの接触式レベル計であると、こ
のレベル計にバンカ19Aに貯留される粉粒体の重量が
作用して損傷してしまい、レーザ光などの指向性の鋭い
非接触式レベル計であると、サブバンカ51内に浮遊す
る微粉炭によって、レーザ光などが拡散してしまい、精
度よく位置L2を検出できないためである。また前記表
面60の位置L2に対応する超音波式レベル計61Aお
よび前記表面60間の距離は短いので、指向性の鋭くな
い超音波式レベル計61Aを開いても精度よく前記位置
L2を検出することができる。バンカ19が空になる
と、サブバンカ51に貯留されている粉粒体の前記表面
60は、前記下端面23aから下方に変位し、表面60
の位置L2が予め定める値以下であることが超音波レベ
ル計61Aによって検出されると、警報発生手段64は
警報を発生する。残余のサブバンカ51B〜51Fにつ
いても同様である。
【0066】各給炭機24A〜24Fによって払出され
た粉粒体は、各払出量計量器42A〜42Fによって払
出量が検出される。各払出量検出器42A〜42Fの各
払出量を表す信号は、貯留量演算手段43に出力され
る。各払出量計量器42A〜42Fによって払出量が検
出された粉粒体は、各排出路33A〜33Fを介して輸
送路34に共通に導かれる。輸送路34に導かれた粉粒
体は圧力源35から供給される圧縮空気によって気体輸
送され、粉砕機31に供給される。粉砕機31によって
粉砕されて微粉化した粉粒体は、ボイラ32に供給され
る。
【0067】次にバンカ19Aの貯留量の検出について
説明する。バンカ19Aの粉粒体の貯留量は、上述のよ
うに、超音波検出手段40Aによって検出されるととも
に、貯留量演算手段43によって演算される。超音波検
出手段40Aによる貯留量の検出は、上述のとおりであ
り、説明を省略する。貯留量演算手段43による貯留量
の演算は、バンカ19Aに装入された粉粒体の装入量か
らその時点における給炭機24Aから払出された粉粒体
の払出量を差引いた残余の量に粉粒体の装入直前の貯留
量を加えることによって行われる。すなわち装入手段2
2が起動されてバンカ19Aに粉粒体が装入されている
ときには、装入量計量器41によって検出されたバンカ
19Aに装入されるべき粉粒体の装入量を用いて、バン
カ19A内の粉粒体の貯留量を演算する。また装入手段
22が起動されず、粉粒体がバンカ19Aに装入されな
いときには、装入量を零としてバンカ19Aの粉粒体の
貯留量を演算する。
【0068】このようにしてバンカ19A内の粉粒体の
貯留量を超音波検出手段40Aによって検出するととも
に、貯留量演算手段43によって演算するのは、バンカ
19A内の貯留量が多いときには、超音波検出手段40
Aによって精度よく貯留量を検出することができるが、
貯留量が少なくなると超音波検出手段40Aによって精
度よく貯留量を検出することが困難になるためである。
すなわちバンカ19Aの内周面は、下方になるにつれて
先細状に形成され、中心軸線56に垂直な断面積が小さ
くなり、表面50の測定誤差が大きくなるためである。
この測定誤差は石炭表面からの超音波の反射波に対し、
バンカ内周面からの反射波がノイズ成分となり、下方に
なるほどノイズ成分が増加するために生じる。またこの
ノイズ成分を減少させるために超音波の指向性を鋭くし
ようとしても、超音波式レベル計47Aでは困難であ
る。このようにして粉粒体の貯留量が少ないときには、
その貯留量がノイズ成分によって実際の貯留量よりも多
く検出されてしまう。さらにバンカ19A内に粉粒体に
よってブリッジが生じると、超音波検出手段40Aは、
ブリッジの表面を検出してしまい、実際の貯留量を精度
よく検出することができない。
【0069】しかしながら、本実施形態では、超音波検
出手段40Aだけでなく、貯留量演算手段43によって
もバンカ19A内の粉粒体の貯留量を求めているので、
上述のようなノイズ成分およびブリッジの発生に関係な
く精度よく貯留量を求めることができる。
【0070】超音波検出手段40Aおよび貯留量演算手
段43からの出力は、低位選択器44に入力する。低位
選択器44では、超音波検出手段40Aによる貯留量と
貯留量演算手段43による貯留量とのうち小さい方が選
ばれるので、バンカ19A内の粉粒体の貯留量は、常に
少ない方の安全側で検出され、たとえばバンカ19A内
が空になっているにも拘わらず、バンカ19A内に粉粒
体が貯留されているように検出されることを防ぐことが
できる。残余のバンカ19B〜19Fについても同様で
ある。
【0071】次に上述の貯留量検出装置1を用いて粉粒
体の装入動作を自動化する場合の説明を行う。低位選択
器44によって選択された貯留量を表す信号は、弁別器
52に入力する。この弁別器52には、さらに各超音波
検出手段40A〜40Fによる貯留量を表す信号が入力
する。払出設備11および装入手段22が停止している
状態で、弁別器52が低位選択器44の出力に応答して
各バンカ19A〜19Fのうちの少なくともいずれか1
つ、たとえばバンカ19Aの粉粒体の貯留量が前記下限
貯留量未満であることを判断すると、弁別器50には下
限貯留量未満であることを示す信号を制御手段54に出
力する。制御手段54は、払出設備11および第1〜第
3ベルトコンベア25〜27を起動し、スクレーパ制御
手段49を起動する。スクレーパ制御手段49は、粉粒
体を装入すべきバンカに対応するスクレーパ28Aを駆
動する。
【0072】払出設備11および装入手段22が起動さ
れ、バンカ19Aに粉粒体が装入されている状態で、弁
別器52がバンカ19Aの粉粒体の貯留量が前記上限貯
留量を超えたと判断すると、弁別器52は上限貯留量以
上であることを表す信号を制御手段54に出力する。制
御手段54は、スクレーパ制御手段49に石炭の装入先
を切替えるための信号を出力する。この信号によって、
スクレーパ制御手段49は、上限貯留量未満のバンカ、
たとえばバンカ19Bに粉粒体を装入するように、スク
レーパ28A,28Bの動作を制御する。すなわち駆動
状態のスクレーパ28Aの駆動を停止して、スクレーパ
28Aを第3ベルトコンベア27から離反する方向に上
昇させ、スクレーパ28Bを駆動して、第3ベルトコン
ベア27に近接する方向に下降させる。このとき一度上
限貯留量以上のバンカに対応するスクレーパ28は駆動
されない。
【0073】さらに弁別手段52が上限貯留量を超えた
ことを示す信号を制御手段52に出力したときにおい
て、弁別器52がすべての装入すべきバンカ内の粉粒体
の貯留量が上限貯留量以上であることを判断すると、制
御手段54は払出設備11および第1〜第3ベルトコン
ベア25〜27を停止するとともに、スクレーパ制御手
段49に各スクレーパ28A〜28Fの駆動を停止させ
る信号を出力する。
【0074】複数のバンカで粉粒体の貯留量が下限貯留
量を下回ったことが弁別器52によって判断されると、
各貯留量のうち最も小さい貯留量のバンカに優先的に粉
粒体を装入するように、制御手段54およびスクレーパ
制御手段49によって各スクレーパ28A〜28Eの動
作を制御する。このバンカに粉粒体が一定時間装入され
ると、装入先を切替えて、装入が中断されたバンカに再
び粉粒体を装入する。このようにして粉粒体の装入動作
の自動化を実現することができる。
【0075】本実施形態において各スクレーパ28A〜
28Eの動作は、各バンカ19A〜19F内の粉粒体の
貯留量が上限貯留量以上であることによって、粉粒体の
装入先を切替えているが、この動作に加えて予め定める
時間毎に各スクレーパ28A〜28Eを駆動して装入先
を切替えるようにしてもよい。
【0076】以上のように、各超音波検出手段40A〜
40Fによって検出された貯留量と上限貯留量とが弁別
器52によって比較され、低位選択器44によって選択
された貯留量と下限貯留量とが弁別器52によって比較
され、弁別器52の出力に応答して制御手段54が装入
手段22の動作を制御するので、各バンカ19A〜19
F内の粉粒体が上限貯留量と下限貯留量との間に貯留さ
れるように、粉粒体を各バンカ19A〜19Fに装入す
ることができる。また上述のように各バンカ19A〜1
9F内の貯留量を精度よく検出することができるので、
粉粒体の下限貯留量を確実に検出することができ、昼夜
を問わず各バンカ19A〜19Fに粉粒体を装入するこ
とができる。
【0077】各バンカ19A〜19Fの下方には、サブ
バンカ51A〜51Fが設けられるので、各バンカ19
A〜19F内が空になったとしても、各サブバンカ51
A〜51Fには粉粒体が貯留されており、各バンカ19
A〜19F内に粉粒体を装入するために要する時間を確
保することができる。
【0078】また、たとえばサブバンカ51Aに貯留さ
れている粉粒体の前記表面60の位置L2を超音波式レ
ベル計61Aによって検出し、この表面60の位置L2
が予め定める値未満になると警報発生手段64によって
警報が発生されるので、超音波検出手段40Aおよび貯
留量演算手段43が故障してバンカ19A内の粉粒体の
貯留量を検出することができなくなっても、サブバンカ
51Aに貯留される粉粒体の前記表面60の位置L2が
予め定める値未満であることを検出することによって、
バンカ19A内が空になったことが判り、警報を発し
て、作業者の注意を喚起することができる。残余のバン
カ19B〜19Fについても同様である。
【0079】さらに装入量計量器41は、重量検出手段
75と走行速度検出器76と演算手段77とによって構
成されるので、第1ベルトコンベア25で粉粒体を搬送
しながら連続的に粉粒体の装入量を検出することがで
き、一旦粉粒体をバケットなどに貯留して装入量を検出
するときよりも短時間で装入量を検出することができ
る。また重量検出手段75によってコンベアベルト74
に作用する重量を検出し、走行速度検出器76によって
コンベアベルト74の走行速度を検出するので、コンベ
アベルト74に作用する重量およびコンベアベルト74
の走行速度が変動しても、変動した重量および速度を確
実に検出することができ、これによって単位時間当たり
の検出重量を精度よく求めて、粉粒体の装入量を精度よ
く求めることができる。さらに装入量計量器41は第1
ベルトコンベア25に設けられるので、1基の装入量計
量器41で各バンカ19A〜19Fに装入すべき粉粒体
の装入量を検出することができ、構成の簡略化を図るこ
とができる。
【0080】装入手段22は、粉粒体を第1〜第3ベル
トコンベア25〜27によって各バンカ19A〜19F
に共通に搬送し、複数のスクレーパ28によって各バン
カ19A〜19Fに選択的に装入するので、簡単な構成
で装入すべきバンカだけに確実に粉粒体を装入すること
ができる。これによってバンカの保守点検のために、粉
粒体が装入されない休止バンカを設けることができる。
また上限貯留量に達したバンカに粉粒体を装入すること
が防がれ、粉粒体がバンカから溢れ出ることを防ぐこと
ができる。さらに、たとえばバンカ19Aに粉粒体を装
入しているときに、たとえば他のバンカ19Bの粉粒体
の貯留量が下限貯留量未満になったとしても、粉粒体の
装入先を容易に変更することができ、他のバンカ19B
に粉粒体を優先的に装入することができる。これによっ
て粉粒体の装入動作中に他のバンカ19Bが空になるこ
とを防ぐことができる。
【0081】各供給系統毎の各第2ベルトコンベア26
および各第3ベルトコンベア27間には分配機29が設
けられるので、各供給系統のうちの一方のバンカ群20
が、たとえば保守点検のために粉粒体の装入が禁止され
ているときであっても、各分配機29によって他方のバ
ンカ群20に装入するように、対応する第3ベルトコン
ベア27に粉粒体を分配することができる。
【0082】さらに図1を参照して、粉粒体の供給設備
2は、時刻設定手段である時刻設定器105と、時計手
段である時計106と、第1演算手段107と、第2演
算手段108と、起動制御手段109とを含む。時刻設
定器105は、各バンカ19A〜19Fよりも粉粒体の
装入方向上流側に設けられる構成要素である払出設備1
1の保守点検のための予め定める保守点検開始時刻Tt
が設定され、保守点検開始時刻Ttを表す信号を第2演
算手段108に出力する。時計106は、時刻を刻時
し、現時刻Tnを表す信号を起動制御手段109に出力
する。第1演算手段107は、低位選択器44の出力に
応答し、各バンカ19A〜19Fの前記上限貯留量と各
バンカ19A〜19Fの現時刻Tnにおける粉粒体の貯
留量とに基づいて、各バンカ19A〜19Fに粉粒体を
上限貯留量まで装入するために要する装入時間Tcを演
算し、装入時間Tcを表す信号を第2演算手段108に
出力する。第2演算手段108は、時刻設定器105お
よび第1演算手段107の各出力に応答し、装入手段2
2の起動時刻Tsを演算し、起動時刻Tsを表す信号を
起動制御手段109に出力する。起動制御手段109
は、時計106および第2演算手段108の各出力に応
答し、時計106によって刻時された現時刻Tnが第2
演算手段108によって演算された起動時刻Tsを過ぎ
たときに、装入手段22を起動するための信号を制御手
段54に出力する。
【0083】図8は装入手段22を起動時刻Tsに起動
させるためのタイミングチャートであり、図9は装入手
段22を起動時刻Tsに起動させるための動作手順を示
すフローチャートである。ステップa1からステップa
2に移り、ステップa2では、時刻設定器105に払出
設備11の保守点検のための予め定める保守点検開始時
刻Tt、たとえば図8に示されるように、13時30分
が設定される。保守点検開始時刻Ttが設定されると、
ステップa2からステップa3に移り、ステップa3で
は、起動制御手段107によって時計106から現時刻
Tn、たとえば図8に示されるように、5時が読出され
る。現時刻Tnが読出されると、ステップa3からステ
ップa4に移り、ステップa4では、第1演算手段10
7によって前記装入時間Tcが演算される。装入時間T
cは、次式によって求められる。
【0084】
【数1】
【0085】ここでA1は第3ベルトコンベア27の搬
送能力(単位t/h)であり、A2は各給炭機24A〜
24Fの最大払出能力(単位t/h)であり、C1は、
バンカ群20に設けられるバンカの数であり、C2は休
止バンカの数であり、D1は各バンカ19A〜19Fの
上限貯留量(単位t)であり、D2は各バンカ19A〜
19F内の粉粒体の貯留量(単位t)である。またBn
は、当該バンカが休止バンカであるとき、零であり、当
該バンカが休止バンカでないとき、1である。式(1)
の分母は、単位時間当たりの正味の装入量を表し、式
(1)の分子はバンカ群20のうちの休止バンカを除く
残余のバンカに装入されるべき粉粒体の装入量の合計を
表す。このようにして粉粒体の装入時間Tc、たとえば
図8に示されるように、2時間30分が求められる。
【0086】装入時間Tcが演算されると、ステップa
4からステップa5に移り、ステップa5では、第2演
算手段108によって起動時刻Tsが演算される。起動
時刻Tsは、保守点検開始時刻Ttから装入時間Tcを
差引くことによって求められる。図8において、現時刻
Tn、たとえば5時における起動時刻Tsは、たとえば
11時である。起動時刻Tsが演算されると、ステップ
a5からステップa6に移り、ステップa6では、起動
制御手段108によって現時刻Tnが起動時刻Tsを過
ぎたか否かが判断される。現時刻Tnが起動時刻Tsを
過ぎていないと判断されると、ステップa3に戻り、ス
テップa3〜ステップa6の動作を繰返す。図8におい
て現時刻Tnは5時であり、起動時刻Tsは11時であ
るので、起動されない。時間の経過とともに、各バンカ
19A〜19F内の粉粒体の貯留量は減少し、これに伴
って装入時間Tcは長くなる。したがって時間が経過し
て現時刻Tnが図8の右方に移ると、起動時刻Tsは図
8の左方に移る。
【0087】現時刻Tnが起動時刻Ts、たとえば図8
において、9時を過ぎたと判断されると、ステップa6
からステップa7に移り、ステップa7では起動制御手
段109によって、払出設備11の各供給系統毎のベル
トコンベア14および各供給系統毎の第1〜第3ベルト
コンベア25〜27を同時に起動するための信号が前記
制御手段54に出力されるとともに、起動する旨が音声
告知される。この後、ステップa7からステップa8に
移り、一連の動作を終了する。このようにして払出設備
11の各供給系統毎のベルトコンベア14および各供給
系統毎の第1〜第3ベルトコンベア25〜27が、同時
に起動される。現時刻Tnが保守点検用開始時刻Ttを
過ぎると、払出設備11の各供給系統毎のベルトコンベ
ア14および各供給系統毎の第1〜第3ベルトコンベア
25〜27の駆動が停止される。このとき、各供給系統
毎の前記ベルトコンベア14および第1〜第3ベルトコ
ンベア25〜27は同時に停止される。
【0088】上述のように、各バンカ19A〜19Fの
粉粒体の貯留量を精度よく検出し、現時刻Tnと保守点
検開始時刻Ttと装入時間Tcとに基づいて、起動時刻
Tsを求め、装入手段22を起動するので、保守点検開
始時刻Ttまでに払出設備11の保守点検期間中に必要
な粉粒体の貯留量を各バンカ19A〜19Fに確保する
ことができる。したがって保守点検開始時刻Ttを予め
定める時刻、たとえば13時30分に設定することによ
って、毎日定時、たとえば13時30分に払出設備11
の保守点検期間中に必要な量の粉粒体を各バンカ19A
〜19Fに確保することができる。
【0089】また払出設備11の保守点検時において、
各装入手段22は同時に停止されるので、各装入手段2
2に連動する払出設備11の各供給系統毎のベルトコン
ベア14を同時に停止させることができ、安全に払出設
備11の保守点検を行うことができる。
【0090】図10は本発明の実施の他の形態である粉
粒体の貯留量検出装置1Aを備える粉粒体の供給設備2
Aを簡略化して示す系統図であり、図11は超音波式レ
ベル計47Aおよび静電容量式レベル計115Aの配置
状態を示す断面図である。本実施形態において、上述の
実施形態の構成に対応する部分には同一の参照符を付
し、説明を省略する。貯留量検出装置1Aを備える粉粒
体の供給設備2Aは、図1〜図9に示される実施の形態
の構成に類似し、注目すべきは、各バンカ19A〜19
Fの上部21に、静電容量検出手段である静電容量式レ
ベル計115A,115B,115C,115D,11
5E,115Fがそれぞれ設けられる点である。以下、
バンカ19Aについて説明する。静電容量式レベル計1
15Aは、バンカ19Aの軸線56方向下方に延びる電
極116Aと図示しない高周波ブリッジ回路などの電気
回路とを有する。また静電容量式レベル計119Aは、
電極およびバンカ19Aの周壁117A間の静電容量を
検出し、これによってバンカ19Aの上限貯留量を検出
する。さらに詳しく述べると、バンカ19A内の粉粒体
の表面50が電極116Aおよびバンカ19Aの周壁1
17A間の空間に到達すると、電極116Aおよびバン
カ19Aの周壁117A間の静電容量が変化し、その変
化を電気回路によって検出し、静電容量式レベル計11
5Aは粉粒体の貯留量が上限貯留量以上であることを表
す信号を制御手段54に出力する。この信号が制御手段
54に入力すると、制御手段54は払出設備11および
装入手段22の駆動を停止させる。また超音波検出手段
40Aは、粉粒体の下限貯留量を検出するためだけに用
いられる。
【0091】弁別器52Aには、低位選択器44によっ
て選択された貯留量を表す信号が入力するとともに、設
定器53Aに設定された下限貯留量を表す信号が入力す
る。超音波検出手段40Aによって検出された粉粒体の
貯留量と貯留量演算手段43によって演算された貯留量
とは、低位設定器44によって小さい方が選ばれ、弁別
器52Aによってその貯留量が下限貯留量未満か否かが
判断される。この貯留量が下限貯留量未満であると判断
されると、制御手段54によって払出設備11および装
入手段22が起動される。残余のバンカ19B〜19F
についても同様である。さらに排出設備11および装入
手段22を起動時刻Tsに起動させる構成およびその動
作についても、図1〜図9に示される本発明の実施の形
態と同様である。
【0092】たとえば静電容量式レベル計115Aは、
電極116Aおよびバンカ19Aの周壁117Aの静電
容量に基づいて、粉粒体の貯留量が上限貯留量を超えた
ことを検出するので、簡単な構成で高精度に上限貯留量
を検出することができ、これによって上限貯留量を容易
に変化させることができ、バンカ19Aの有効貯留量を
容易に増加させることができる。残余の静電容量式レベ
ル計115B〜115Fについても同様である。
【0093】コンベアベルト74の走行速度は、上述の
ように予め定める一定速度であってもよく、また変化し
ていてもよい。
【0094】図1〜図11に示される本発明の実施の形
態において、各バンカ19A〜19Fに粉粒体を装入し
終わった第1〜第3ベルトコンベア25〜27上には、
装入量計量器41によって装入量が検出された後、各バ
ンカ19A〜19Fに装入されなかった粉粒体が残留し
ているが、装入手段22だけを起動して、前記残留した
粉粒体を各バンカ19A〜19Fに均等に装入してもよ
い。これによって粉粒体が第1〜第3ベルトコンベア2
5〜27に長時間残留することによるコンベヤベルトの
損傷などを防ぐことができる。各バンカ19A〜19F
への粉粒体の装入は、任意の順番で行われてもよく、ま
た任意のバンカを設定し、そのバンカへの装入後、参照
符の添え字のアルファベット順に装入先を切替え、さら
にバンカ19Fの次にはバンカ19Aに装入先を切替え
るようにしてもよい。さらにバンカは複数設けられてい
るが、これに限られるものではなく、1つだけ設けられ
ていてもよい。
【0095】図1〜図11に示される本発明の実施の形
態において、たとえばバンカ19Aには超音波式レベル
計47Aおよび静電容量式レベル計115Aが1台ずつ
設けられ、サブバンカ51Aには超音波式レベル計61
Aが1台設けられているが、これに限られるものではな
く、複数台設けられていてもよい。これによって粉粒体
が片減りしても、複数箇所の貯留量および位置L2を検
出して、そのうちの最も小さい貯留量および位置L2を
選ぶことによって、さらに精度よく貯留量および位置L
2を検出することができる。また粉粒体は粉粒炭および
粒状炭であるが、これに代えて、鉄鉱石と、石灰石など
の副原料から成るペレットであってもよく、また他の粉
粒体であってもよい。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、バンカ
内の粉粒体の貯留量は、超音波検出手段と貯留量演算手
段とによって求められるので、バンカ内の粉粒体の貯留
量が少なくなって超音波検出手段によって精度よく貯留
量を検出することができなくなっても、貯留量演算手段
によって演算された貯留量を用いることによって、バン
カ内の粉粒体の貯留量を精度よく検出することができ
る。これとともに、低位選択器によって、超音波検出手
段による貯留量と貯留量演算手段による貯留量とのうち
小さい方が選ばれるので、バンカ内の粉粒体の貯留量を
常に安全側で検出することができる。
【0097】請求項2記載の本発明によれば、バンカの
下方には排出手段が設けられるので、バンカ内が空にな
ったとしても、排出手段には粉粒体が貯留されており、
バンカ内に粉粒体を装入するために要する時間を確保す
ることができる。また排出手段に貯留される粉粒体の表
面の位置を粉粒体表面位置検出手段によって検出し、バ
ンカの下端部よりも外方に露出した表面の位置が予め定
めた値以下になると警報発生手段によって警報が発生さ
れるので、超音波検出手段および貯留量演算手段が故障
したときであっても、バンカ内が空になったことが判
り、警報を発して、作業者の注意を喚起することができ
る。
【0098】請求項3記載の本発明によれば、払出手段
は、内部に粉粒体が充満している状態で気体輸送手段と
のマテリアルシールを形成し気体輸送手段からの気体の
バンカへの吹き上げを防止するとともに粉粒体のボイラ
への気体輸送自体を可能ならしめているので、排出手段
内に粉粒体が残留している時点でバンカ本体が空になっ
たことを検出できる。前記警報は、運転員がボイラの運
転を継続しながらバンカへの粉粒体の再挿入のための運
転操作を行う時間を与えることができ、ボイラの安定操
業に影響を与えない。
【0099】請求項4記載の本発明によれば、重量検出
手段によってベルトコンベアのコンベアベルトに作用す
る重量を検出し、走行速度検出手段によってコンベアベ
ルトの走行速度を検出し、演算手段によって粉粒体の装
入量を演算するので、ベルトコンベアで粉粒体を搬送し
ながら連続的に、かつ短時間で粉粒体の装入量を検出す
ることができる。また重量検出手段によってコンベアベ
ルトに作用する重量を検出し、走行速度検出手段によっ
てコンベアベルトの走行速度を検出するので、コンベア
ベルトに作用する重量およびコンベアベルトの走行速度
が変動しても、変動した重量および速度を確実に検出す
ることができ、粉粒体の装入量を精度よく求めることが
できる。さらにバンカが複数設けられていても、装入量
検出手段を粉粒体の装入方向の最も上流側のバンカより
も前記装入方向上流側に設けることによって、1基の装
入量検出手段で各バンカに装入すべき粉粒体の装入量を
検出することができ、構成の簡略化を図ることができ
る。
【0100】請求項5記載の本発明によれば、各超音波
検出手段による貯留量と上限貯留量とが弁別手段によっ
て比較され、低位選択器によって選択された貯留量と下
限貯留量とが弁別手段によって比較され、弁別手段の出
力に応答して制御手段が装入手段の動作を制御するの
で、各バンカ内の粉粒体が上限貯留量と下限貯留量との
間に貯留されるように、粉粒体をバンカに装入すること
ができる。またバンカ内の貯留量を精度よく検出するこ
とができるので、粉粒体の下限貯留量を確実に検出する
ことができ、昼夜を問わず各バンカに粉粒体を装入する
ことができる。さらに超音波検出手段は、上限貯留量お
よび下限貯留量の検出に用いられるので、上限貯留量を
検出するための手段と、下限貯留量を検出するための手
段とを個別に設ける必要がなく、構成の簡略化を図るこ
とができる。
【0101】請求項6記載の本発明によれば、静電容量
検出手段は、電極およびバンカの周壁間の静電容量に基
づいて、粉粒体の貯留量が上限貯留量以上であることを
検出するので、簡単な構成で高精度に上限貯留量を検出
することができ、これによって上限貯留量の設定値を増
加させることができ、バンカの有効貯留量を増加させる
ことができる。
【0102】請求項7記載の本発明によれば、バンカ内
の粉粒体の貯留量を精度よく検出し、現時刻と保守点検
開始時刻と装入時間とに基づいて、装入手段を起動する
ので、保守点検開始時刻までに構成要素の保守点検期間
中に必要な粉粒体の貯留量をバンカに確保することがで
きる。
【0103】請求項8記載の本発明によれば、装入手段
は粉粒体を搬送手段によって各バンカに共通に搬送し、
複数の掻出し板によって各バンカに選択的に装入するの
で、簡単な構成で装入すべきバンカだけに確実に粉粒体
を装入することができる。これによってバンカの保守点
検のために、粉粒体が装入されない休止バンカを設ける
ことができる。また上限貯留量に達したバンカに粉粒体
を装入することが防がれ、粉粒体がバンカから溢れ出る
ことを防ぐことができる。さらにバンカに粉粒体を装入
しているときに、他のバンカ内の粉粒体の貯留量が下限
貯留量未満になったとしても、粉粒体の装入先を容易に
変更することができ、他のバンカに粉粒体を優先的に装
入することができる。これによって粉粒体の装入動作中
に他のバンカが空になることを防ぐことができる。
【0104】請求項9記載の本発明によれば、各装入手
段間には、相互に粉粒体を分配する分配手段が設けられ
るので、任意のバンカ群が、たとえば保守点検のために
粉粒体の装入が禁止されているときであっても、分配手
段によって残余のバンカ群に装入するように、対応する
装入手段に粉粒体を分配することができる。
【0105】請求項10記載の本発明によれば、構成要
素の保守点検時において各装入手段は同時に停止される
ので、各装入手段に連動する構成要素を同時に停止させ
ることができ、安全に構成要素の保守点検を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である粉粒体の貯留量検
出装置1を備える粉粒体の供給設備2を簡略化して示す
系統図である。
【図2】粉粒体の供給設備2を備える貯運炭設備3の構
成を簡略化して示す系統図である。
【図3】超音波式レベル計47Aの配置状態を示す断面
図である。
【図4】図3のセクションIVを示す拡大断面図であ
る。
【図5】超音波式レベル計47Aの電気的構成を簡略化
して示すブロック図である。
【図6】装入量計量器41の構成を簡略化して示す正面
図である。
【図7】分配機29の構成を簡略化して示す縦断面図で
ある。
【図8】装入手段22を起動時刻Tsに起動させるため
のタイミングチャートである。
【図9】装入手段22を起動時刻Tsに起動させるため
の動作手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の他の形態である粉粒体の貯留
量検出装置1Aを備える粉粒体の供給設備2Aを簡略化
して系統図である。
【図11】超音波式レベル計47Aおよび静電容量式レ
ベル計115Aの配置状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1A 貯留量検出装置 2,2A 供給設備 3 貯運炭設備 11 払出設備 19A〜19F バンカ 20 バンカ群 22 装入手段 24A〜24F 給炭機 25 第1ベルトコンベア 26 第2ベルトコンベア 27 第3ベルトコンベア 28A〜28F スクレーパ 29 分配機 30 気体輸送手段 40A〜40F 超音波検出手段 41 装入量計量器 42 払出量計量器 43 貯留量演算手段 44 低位選択器 47A〜47F,61A 超音波式レベル計 48A〜48F 変換器 49 スクレーパ制御手段 51A〜51F サブバンカ 52,52A 弁別器 53,53A,65 設定器 54 制御手段 64 警報発生手段 74 コンベアベルト 75 重量検出手段 76 走行速度検出器 77 演算手段 105 時刻設定器 106 時計 107 第1演算手段 108 第2演算手段 109 起動制御手段 115A〜115F 静電容量式レベル計 116A 電極 117A 周壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月31日(2000.1.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向に延
びる中空逆錐体状バンカにその上部から粉粒体を装入す
る装入手段と、バンカの下部から粉粒体を払出して排出
する払出手段とを含む粉粒体の供給設備に設けられ、バ
ンカ内の粉粒体の貯留量を検出する装置において、バン
カの上方に配置され、バンカ内に貯留される粉粒体に超
音波を発射し、粉粒体による反射波を受信して超音波の
発生から受信までの距離に対応した時間差に基づいて、
バンカ内の粉粒体の貯留量を検出する超音波検出手段
と、装入手段からバンカへの粉粒体の装入量を検出する
装入量検出手段と、払出手段によってバンカから払出さ
れる粉粒体の払出量を検出する払出量検出手段と、装入
量検出手段および払出量検出手段の各出力に応答し、バ
ンカ内に貯留される粉粒体の貯留量を演算する貯留量演
算手段と、超音波検出手段および貯留量演算手段の各出
力に応答し、超音波検出手段によって検出された貯留量
と、貯留量演算手段によって演算された貯留量とのう
ち、小さい方の貯留量を表す信号を出力する低位選択器
と、バンカの下端部と払出手段との間に介在され、バン
カの下端部を外側方に間隔をあけて囲み、バンカの前記
下端部よりも下方に延びる排出手段と、排出手段に貯留
される粉粒体のバンカの下端部よりも外方に露出した表
面の位置を検出する粉粒体表面位置検出手段と、前記位
置が予め定める値以下のときに、警報を発生する警報発
生手段とを含むことを特徴とする粉粒体の貯留量検出装
置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、バンカ内に貯留された粉粒体は、排
出手段に導かれて貯留される。排出手段に貯留された粉
粒体は、バンカの下端部よりも外方に露出した表面が安
息角を成し、払出手段によって払出される。また排出手
段に貯留された粉粒体の前記表面の位置は、バンカ内に
粉粒体が貯留されている限り、常に一定である。バンカ
内が空になると、排出手段に貯留されている粉粒体の前
記表面は前記下端面から下方に変位し、前記表面の位置
が予め定める値以下であることが粉粒体表面位置検出手
段によって検出されると、警報発生手段は警報を発生す
る。このようにしてバンカ内の粉粒体のレベル弁別を行
っている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明は、上下方向に延びる中空逆錐体状
バンカにその上部から粉粒体を装入する装入手段と、バ
ンカの下部から粉粒体を払出して排出する払出手段とを
含む粉粒体の供給設備に設けられ、バンカ内の粉粒体の
貯留量を検出する装置において、バンカの上方に配置さ
れ、バンカ内に貯留される粉粒体に超音波を発射し、粉
粒体による反射波を受信して超音波の発生から受信まで
の距離に対応した時間差に基づいて、バンカ内の粉粒体
の貯留量を検出する超音波検出手段と、装入手段からバ
ンカへの粉粒体の装入量を検出する装入量検出手段と、
払出手段によってバンカから払出される粉粒体の払出量
を検出する払出量検出手段と、装入量検出手段および払
出量検出手段の各出力に応答し、バンカ内に貯留される
粉粒体の貯留量を演算する貯留量演算手段と、超音波検
出手段および貯留量演算手段の各出力に応答し、超音波
検出手段によって検出された貯留量と、貯留量演算手段
によって演算された貯留量とのうち、小さい方の貯留量
を表す信号を出力する低位選択器とを含み、装入手段
は、粉粒体をバンカに搬送する搬送手段を含み、搬送手
段は、ベルトコンベアであり、前記装入量検出手段は、
ベルトコンベアのコンベアベルトの下方の固定位置に設
けられ、コンベアベルトに作用する重量を検出する重量
検出手段と、コンベアベルトの走行速度を検出する走行
速度検出手段と、重量検出手段および走行速度検出手段
の各出力に応答し、単位時間当たりの検出重量を予め定
める期間にわたって積分して装入される粉粒体の装入量
を求める演算手段とを含むことを特徴とする粉粒体の貯
留量検出装置である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】また本発明によれば、バンカの下方には排
出手段が設けられるので、バンカ内が空になったとして
も、排出手段には粉粒体が貯留されており、バンカ内に
粉粒体を装入するために要する時間を確保することがで
きる。また排出手段に貯留される粉粒体の表面の位置を
粉粒体表面位置検出手段によって検出し、バンカの下端
部よりも外方に露出した表面の位置が予め定めた値以下
になると警報発生手段によって警報が発生されるので、
超音波検出手段および貯留量演算手段が故障したときで
あっても、バンカ内が空になったことが判り、警報を発
して、作業者の注意を喚起することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】請求項2記載の本発明によれば、払出手段
は、内部に粉粒体が充満している状態で気体輸送手段と
のマテリアルシールを形成し気体輸送手段からの気体の
バンカへの吹き上げを防止するとともに粉粒体のボイラ
への気体輸送自体を可能ならしめているので、排出手段
内に粉粒体が残留している時点でバンカ本体が空になっ
たことを検出できる。前記警報は、運転員がボイラの運
転を継続しながらバンカへの粉粒体の再挿入のための運
転操作を行う時間を与えることができ、ボイラの安定操
業に影響を与えない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】請求項3記載の本発明によれば、重量検出
手段によってベルトコンベアのコンベアベルトに作用す
る重量を検出し、走行速度検出手段によってコンベアベ
ルトの走行速度を検出し、演算手段によって粉粒体の装
入量を演算するので、ベルトコンベアで粉粒体を搬送し
ながら連続的に、かつ短時間で粉粒体の装入量を検出す
ることができる。また重量検出手段によってコンベアベ
ルトに作用する重量を検出し、走行速度検出手段によっ
てコンベアベルトの走行速度を検出するので、コンベア
ベルトに作用する重量およびコンベアベルトの走行速度
が変動しても、変動した重量および速度を確実に検出す
ることができ、粉粒体の装入量を精度よく求めることが
できる。さらにバンカが複数設けられていても、装入量
検出手段を粉粒体の装入方向の最も上流側のバンカより
も前記装入方向上流側に設けることによって、1基の装
入量検出手段で各バンカに装入すべき粉粒体の装入量を
検出することができ、構成の簡略化を図ることができ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】請求項4記載の本発明によれば、各超音波
検出手段による貯留量と上限貯留量とが弁別手段によっ
て比較され、低位選択器によって選択された貯留量と下
限貯留量とが弁別手段によって比較され、弁別手段の出
力に応答して制御手段が装入手段の動作を制御するの
で、各バンカ内の粉粒体が上限貯留量と下限貯留量との
間に貯留されるように、粉粒体をバンカに装入すること
ができる。またバンカ内の貯留量を精度よく検出するこ
とができるので、粉粒体の下限貯留量を確実に検出する
ことができ、昼夜を問わず各バンカに粉粒体を装入する
ことができる。さらに超音波検出手段は、上限貯留量お
よび下限貯留量の検出に用いられるので、上限貯留量を
検出するための手段と、下限貯留量を検出するための手
段とを個別に設ける必要がなく、構成の簡略化を図るこ
とができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】請求項5記載の本発明によれば、静電容量
検出手段は、電極およびバンカの周壁間の静電容量に基
づいて、粉粒体の貯留量が上限貯留量以上であることを
検出するので、簡単な構成で高精度に上限貯留量を検出
することができ、これによって上限貯留量の設定値を増
加させることができ、バンカの有効貯留量を増加させる
ことができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正内容】
【0102】請求項6記載の本発明によれば、バンカ内
の粉粒体の貯留量を精度よく検出し、現時刻と保守点検
開始時刻と装入時間とに基づいて、装入手段を起動する
ので、保守点検開始時刻までに構成要素の保守点検期間
中に必要な粉粒体の貯留量をバンカに確保することがで
きる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】請求項7記載の本発明によれば、装入手段
は粉粒体を搬送手段によって各バンカに共通に搬送し、
複数の掻出し板によって各バンカに選択的に装入するの
で、簡単な構成で装入すべきバンカだけに確実に粉粒体
を装入することができる。これによってバンカの保守点
検のために、粉粒体が装入されない休止バンカを設ける
ことができる。また上限貯留量に達したバンカに粉粒体
を装入することが防がれ、粉粒体がバンカから溢れ出る
ことを防ぐことができる。さらにバンカに粉粒体を装入
しているときに、他のバンカ内の粉粒体の貯留量が下限
貯留量未満になったとしても、粉粒体の装入先を容易に
変更することができ、他のバンカに粉粒体を優先的に装
入することができる。これによって粉粒体の装入動作中
に他のバンカが空になることを防ぐことができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】請求項8記載の本発明によれば、各装入手
段間には、相互に粉粒体を分配する分配手段が設けられ
るので、任意のバンカ群が、たとえば保守点検のために
粉粒体の装入が禁止されているときであっても、分配手
段によって残余のバンカ群に装入するように、対応する
装入手段に粉粒体を分配することができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正内容】
【0105】請求項9記載の本発明によれば、構成要素
の保守点検時において各装入手段は同時に停止されるの
で、各装入手段に連動する構成要素を同時に停止させる
ことができ、安全に構成要素の保守点検を行うことがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 一郎 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 Fターム(参考) 2F014 AC07 EA01 FB01 3F075 AA08 BA06 BB04 CA04 CA06 CA09 CB01 CB02 CB05 CB06 CB12 CB13 CB14 CB16 CC01 CC08 CD12 CD18 DA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる中空逆錐体状バンカに
    その上部から粉粒体を装入する装入手段と、バンカの下
    部から粉粒体を払出して排出する払出手段とを含む粉粒
    体の供給設備に設けられ、バンカ内の粉粒体の貯留量を
    検出する装置において、 バンカの上方に配置され、バンカ内に貯留される粉粒体
    に超音波を発射し、粉粒体による反射波を受信して超音
    波の発生から受信までの距離に対応した時間差に基づい
    て、バンカ内の粉粒体の貯留量を検出する超音波検出手
    段と、 装入手段からバンカへの粉粒体の装入量を検出する装入
    量検出手段と、 払出手段によってバンカから払出される粉粒体の払出量
    を検出する払出量検出手段と、 装入量検出手段および払出量検出手段の各出力に応答
    し、バンカ内に貯留される粉粒体の貯留量を演算する貯
    留量演算手段と、 超音波検出手段および貯留量演算手段の各出力に応答
    し、超音波検出手段によって検出された貯留量と、貯留
    量演算手段によって演算された貯留量とのうち、小さい
    方の貯留量を表す信号を出力する低位選択器とを含むこ
    とを特徴とする粉粒体の貯留量検出装置。
  2. 【請求項2】 バンカの下端部と払出手段との間に介在
    され、バンカの下端部を外側方に間隔をあけて囲み、バ
    ンカの前記下端部よりも下方に延びる排出手段と、 排出手段に貯留される粉粒体のバンカの下端部よりも外
    方に露出した表面の位置を検出する粉粒体表面位置検出
    手段と、 前記位置が予め定める値以下のときに、警報を発生する
    警報発生手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    粉粒体の貯留量検出装置。
  3. 【請求項3】 払出手段は、排出手段の下方で粉粒体を
    気体輸送する気体輸送手段に連なり、 内部に粉粒体が充満している状態で気体輸送手段と排出
    手段との間で粉粒体による気密なマテリアルシールを形
    成することを特徴とする請求項2記載の粉粒体の貯留量
    検出装置。
  4. 【請求項4】 装入手段は、粉粒体をバンカに搬送する
    搬送手段を含み、 搬送手段は、ベルトコンベアであり、 前記装入量検出手段は、 ベルトコンベアのコンベアベルトの下方の固定位置に設
    けられ、コンベアベルトに作用する重量を検出する重量
    検出手段と、 コンベアベルトの走行速度を検出する走行速度検出手段
    と、 重量検出手段および走行速度検出手段の各出力に応答
    し、単位時間当たりの検出重量を予め定める期間にわた
    って積分して装入される粉粒体の装入量を求める演算手
    段とを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の粉粒体の貯留量検出装置。
  5. 【請求項5】 複数の中空逆錐体状バンカにその上部か
    ら粉粒体を装入する装入手段と、 各バンカの下部から粉粒体を払出して排出する複数の払
    出手段とを含み、 各バンカよりも粉粒体の装入方向上流側に設けられ、装
    入手段に連動する構成要素から払出される粉粒体を各バ
    ンカに供給する粉粒体の供給設備において、 各バンカの上方に配置され、各バンカ内に貯留される粉
    粒体に超音波を発射し、粉粒体による反射波を受信して
    超音波の発生から受信までの距離に対応した時間差に基
    づいて、各バンカ内の粉粒体の貯留量を検出する複数の
    超音波検出手段と、 装入手段から各バンカへの粉粒体の各装入量を検出する
    装入量検出手段と、 各払出手段によって各バンカから払出される粉粒体の各
    払出量を検出する複数の払出量検出手段と、 装入量検出手段および各払出量検出手段の各出力に応答
    し、各バンカ内に貯留される粉粒体の貯留量を演算する
    貯留量演算手段と、 超音波検出手段および貯留量演算手段の各出力に応答
    し、超音波検出手段によって検出された貯留量と、貯留
    量演算手段によって演算された貯留量とのうち、小さい
    方の貯留量を表す信号を出力する低位選択器と、 各超音波検出手段の出力に応答して、各バンカの貯留量
    と予め定める上限貯留量とを比較し、各バンカのうちの
    少なくともいずれか1つの粉粒体の貯留量が上限貯留量
    以上のとき、上限貯留量以上であることを表す信号を出
    力し、低位選択器の出力に応答して、各バンカの貯留量
    と上限貯留量未満である予め定める下限貯留量とを比較
    し、各バンカのうちの少なくともいずれか1つの粉粒体
    の貯留量が下限貯留量未満のとき、下限貯留量未満であ
    ることを表す信号を出力する弁別手段と、 弁別手段の出力に応答し、各バンカのうちの少なくとも
    いずれか1つの粉粒体の貯留量が上限貯留量以上のとき
    には粉粒体の装入先を切替え、全ての装入すべきバンカ
    内の粉粒体の貯留量が上限貯留量以上のときには装入手
    段を停止し、各バンカのうちの少なくともいずれか1つ
    の粉粒体の貯留量が下限貯留量未満のときには装入手段
    を起動するように、装入手段の動作を制御する制御手段
    とを含むことを特徴とする粉粒体の供給設備。
  6. 【請求項6】 各バンカの上部には、静電容量検出手段
    が設けられ、 静電容量検出手段は、バンカの軸線方向下方に延びる電
    極およびバンカの周壁間の静電容量に基づいて、粉粒体
    の貯留量が前記上限貯留量以上のとき、上限貯留量以上
    であることを表す信号を出力することを特徴とする請求
    項5記載の粉粒体の供給設備。
  7. 【請求項7】 各バンカよりも粉粒体の装入方向上流側
    に設けられる構成要素の保守点検のための予め定める保
    守点検開始時刻を設定する時刻設定手段と、 時刻を刻時する時計手段と、 低位選択器の出力に応答し、各バンカの前記上限貯留量
    と各バンカの現時刻における粉粒体の貯留量とに基づい
    て、各バンカに粉粒体を上限貯留量まで装入するために
    要する時間を演算する第1演算手段と、 時刻設定手段および第1演算手段の各出力に応答し、装
    入手段の起動時刻を演算する第2演算手段と、 時計手段および第2演算手段の各出力に応答し、時計手
    段によって刻時された時刻が第2演算手段によって演算
    された起動時刻を過ぎたときに、装入手段を起動するた
    めの信号を出力する起動制御手段とを含むことを特徴と
    する請求項5または6に記載の粉粒体の供給設備。
  8. 【請求項8】 装入手段は、構成要素から払出される粉
    粒体を各バンカに共通に搬送する搬送手段と、搬送手段
    によって搬送される粉粒体を各バンカに選択的に装入す
    る複数の掻出し板とを含むことを特徴とする請求項5〜
    7のいずれかに記載の粉粒体の供給設備。
  9. 【請求項9】 粉粒体の供給設備には複数のバンカから
    成るバンカ群が複数設けられるとともに、各バンカ群毎
    には装入手段がそれぞれ設けられ、 各装入手段には、各装入手段間で相互に粉粒体を分配す
    る分配手段がそれぞれ設けられることを特徴とする請求
    項5〜8のいずれかに記載の粉粒体の供給設備。
  10. 【請求項10】 構成要素の保守点検時において、各装
    入手段は同時に停止されることを特徴とする請求項9記
    載の粉粒体の供給設備。
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