JP2000198350A - パワ―ウィンド装置 - Google Patents

パワ―ウィンド装置

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JP2000198350A
JP2000198350A JP11002447A JP244799A JP2000198350A JP 2000198350 A JP2000198350 A JP 2000198350A JP 11002447 A JP11002447 A JP 11002447A JP 244799 A JP244799 A JP 244799A JP 2000198350 A JP2000198350 A JP 2000198350A
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JP
Japan
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vehicle
reference value
power window
motor
window
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JP11002447A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Ishida
哲也 石田
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両走行時より停止時に異物の挟み込みを検
出する感度を高めたパワーウィンド装置を提供する。 【解決手段】 ウィンドを昇降するモータ2と、ウィン
ドの上昇中にモータ2に加わる荷重が挟み込みを判定す
る基準値を超えた場合にウィンドを下降させる挟み込み
防止を行うパワーウィンドスイッチ1において、車両の
停止時を検出し、車両の停止時に挟み込みを判定する基
準値を高める構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のウィンド
(窓ガラス)を自動的に昇降するパワーウィンド装置に
備えられる挟み込み防止機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウィンドの上昇中に異物の挟み込み等に
よってウィンドに加わる抵抗が所定のしきい値を超えた
場合に一定量だけウィンドを下降させる挟み込み防止機
構を備えるパワーウィンド装置がある。
【0003】従来、この種のパワーウィンド装置とし
て、例えば特開平10−25963号、同10−259
64号、同10−178706公報等に開示されたもの
は、モータに流れる電流値等に応じて車両の悪路走行時
を検出し、異物挟み込みを判定するしきい値を高めるよ
うになっている。これにより、悪路走行中における車両
の上下動に伴ってウィンドに加わる荷重をウィンドの上
昇時に異物挟み込みと誤って判定することを防止でき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本来、
このような従来のパワーウィンド装置に備えられる挟み
込み防止機能は、走行中より運転者が運転席から離れた
アイドル運転時等に幼児等がパワーウィンドスイッチを
誤って操作した場合に必要な機能であり、車両走行時よ
り停止時に異物の挟み込みを検出する感度を高めたいと
いう要求があった。
【0005】そこで本発明は、車両走行時より停止時に
異物の挟み込みを検出する感度を高めたパワーウィンド
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ウィンド
を昇降するモータと、ウィンドの上昇中にモータに加わ
る荷重を検出する荷重検出手段と、検出される荷重が挟
み込みを判定する基準値を超えた場合にウィンドを下降
させる挟み込み防止手段とを備えるパワーウィンド装置
に適用する。
【0007】そして、車両の停止時を検出する車両停止
時検出手段と、車両の停止時に挟み込みを判定する基準
値を高める基準値設定手段とを備えるものとした。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、車両
停止時検出手段は車速に基づいて車両の停止時を検出す
るものとした。
【0009】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、基準値設定手段は車速に応じて基準値を高めるも
のとした。
【0010】第4の発明は、第1または第3の発明にお
いて、車両停止時検出手段はパーキングブレーキの作動
に基づいて車両の停止時を検出するものとした。
【0011】第5の発明は、第1または第3の発明にお
いて、車両停止時検出手段は自動変速機の作動に基づい
て車両の停止時を検出するものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】第1の発明において、車両の
停止時を検出し、車両の停止時に挟み込みを判定する基
準値を高める。これにより、例えば運転者が運転席から
離れたアイドル運転時等に幼児等がパワーウィンドスイ
ッチを誤って操作した場合にも、異物の挟み込みを検出
する感度が高められているので、安全性を高められる。
【0013】第2の発明において、車速の検出信号に基
づいて車両の停止時を検出することにより、新たなセン
サ等を追加することなく実現でき、製品のコストアップ
を避けられる。
【0014】第3の発明において、車速に応じて基準値
を高めることにより、高速走行時にウィンドに加わる空
気抵抗による荷重をウィンドの上昇時に異物挟み込みと
誤って判定することを防止できる。
【0015】第4の発明において、パーキングブレーキ
の作動に基づいて車両の停止時を検出することにより、
新たなセンサ等を追加することなく実現でき、製品のコ
ストアップを避けられる。
【0016】第5の発明において、自動変速機の作動に
基づいて車両の停止時を検出することにより、新たなセ
ンサ等を追加することなく実現でき、製品のコストアッ
プを避けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】図1において、2は運転席側ウィンドを昇
降させるモータ、1はモータ2の作動を制御するパワー
ウィンドスイッチ、4は助手席側ウィンドを昇降させる
モータ、3はモータ4の作動を制御するパワーウィンド
スイッチである。
【0019】運転席側パワーウィンドスイッチ1は、運
転者等によって操作されるUP・DOWNの切り換えス
イッチ部と、スイッチ部からの信号により運転席側モー
タ2の作動を制御する制御回路とを備える。助手席側パ
ワーウィンドスイッチ3も同じくスイッチ部と、助手席
側モータ4の作動を制御する制御回路とを備える。運転
席側パワーウィンドスイッチ1は助手席側パワーウィン
ドスイッチ3に助手席側モータ4の作動を指令するよう
になっている。
【0020】運転席側パワーウィンドスイッチ1には、
そのスイッチ部がある一定の角度以上に操作されると、
スイッチ部から手を離しても運転席側ウィンドが上昇も
しくは下降が終了するまで運転席側モータ2を作動させ
る自動昇降手段を備えるとともに、ウィンドの上昇中に
異物の挟み込み等によってモータ2に加わる荷重基準値
を超えた場合に一定量だけウィンドを下降させる挟み込
み防止手段を備える。
【0021】そして本発明は、運転席側パワーウィンド
スイッチ1に車速センサ5の信号を入力し、車速センサ
5からの信号に基づいて車両の停止時を判定し、車両の
停止時にモータ2に加わる荷重により異物の挟み込みを
判定する基準値を高めることを要旨とする。
【0022】本実施の形態では、車速センサ5からの信
号に基づいて車速が高まるのに伴ってしきい値Sを段階
的に高める構成とする。
【0023】運転席側パワーウィンドスイッチ1の制御
回路で実行される運転席側ウィンドを上昇させる制御動
作を図2のフローチャートにしたがって、さらに詳しく
説明する。
【0024】まず、ステップ1にて、キースイッチがO
Nであるかどうかを判定し、キースイッチがOFFであ
る場合は本ルーチンを終了する。
【0025】キースイッチがONである場合、ステップ
2に進んで、スイッチ部がUP位置にあるかどうかを判
定する。UP位置にない場合は本ルーチンを終了する。
【0026】スイッチ部がUP位置にある場合、ステッ
プ3に進んで、所定時間内にカウントされるモータ2の
パルス数Pを読み込む。パルス数Pは、運転席側モータ
2に加わる荷重に応じて変化し、モータ2に加わる荷重
が大きい程パルス数Pが増える。このステップ3で行わ
れる処理が請求項1記載の荷重検出手段に相当する。
【0027】続いてステップ4に進んで、後述するサブ
ルーチンにて車速センサ5からの信号に基づいてしきい
値Sを算出する。
【0028】続いてステップ5に進んで、検出されるパ
ルス数Pがしきい値S以下かどうかを判定する。
【0029】パルス数Pがしきい値S以下と判定された
場合、ステップ6に進んでウィンドを上昇させる方向に
モータ2を回転させる。
【0030】一方、パルス数Pがしきい値Sより大きい
と判定された場合、ステップ7に進んで、ウィンドを下
降させる方向にモータ2を回転させる。このステップ
5,7で行われる処理が請求項1記載の挟み込み防止手
段に相当する。
【0031】このようにして、ウィンドの上昇中に異物
の挟み込み等によってモータ2に加わる荷重が基準値を
超えた場合に一定量だけウィンドが下降し、異物を無理
に挟み込むことを防止できる。
【0032】次に、運転席側パワーウィンドスイッチ1
の制御回路で実行される車速センサ5からの信号に基づ
いてしきい値Sを変える制御動作を図3のフローチャー
トにしたがって、さらに詳しく説明する。
【0033】まず、ステップ11にて、キースイッチが
ONであるかどうかを判定し、キースイッチがOFFで
ある場合は本ルーチンを終了する。
【0034】キースイッチがONである場合、ステップ
12に進んで、車速センサ5からの信号に基づく車速V
を読み込む。
【0035】続いてステップ13に進んで、車速Vが零
となる車両停止時かどうかを判定する。このステップ1
3で行われる処理が請求項1記載の車両停止時検出手段
に相当する。
【0036】車速Vが零となる車両停止時は、ステップ
14に進んで、しきい値Sを最も小さい値S1とする。
しきい値S1はモータ2に例えば10kgf/cmの荷
重が加わる場合にカウントされるモータ2のパルス数P
に相当する。また、このステップ14で行われる処理が
請求項1記載の基準値設定手段に相当する。一方、車速
Vが零でない場合、ステップ15に進んで車速Vが所定
値Aより低いかどうかを判定する。車速Vが所定値Aよ
り低い場合、しきい値Sを中間値S2とする。しきい値
S2はモータ2に例えば15kgf/cmの荷重が加わ
る場合にカウントされるモータ2のパルス数Pに相当す
る。上記所定値Aは60〜80km/h程度の範囲に設
定される。
【0037】車速Vが所定値A以上に高い高速走行時、
ステップ17に進んで、しきい値Sを最も大きい値S3
とする。しきい値S3はモータ2に例えば20kgf/
cmの荷重が加わる場合にカウントされるモータ2のパ
ルス数Pに相当する。
【0038】このようにして、車両停止時にしきい値S
を最も小さい値S1とすることにより、異物の挟み込み
を検出する感度を高められる。例えば、運転者が運転席
から離れたアイドル運転時等に幼児等がパワーウィンド
スイッチを誤って操作した場合にも、異物の挟み込みを
検出する感度が高められているので、安全性を高められ
る。
【0039】車両走行時にしきい値Sを中間値S2また
は最高値S3と高めることにより、走行中における車両
の上下動に伴ってモータ2に加わる荷重をウィンドの上
昇時に異物挟み込みと誤って判定することを防止でき
る。
【0040】車速Vが所定値A以上の高速走行時にしき
い値Sを最も大きい値S3とすることにより、高速走行
時にウィンドに加わる空気抵抗による荷重をウィンドの
上昇時に異物挟み込みと誤って判定することを防止でき
る。
【0041】他の実施の形態として、パーキングブレー
キの作動を検出するパーキングブレーキ検出手段6を備
え、車両のパーキングブレーキが作動する際にONとな
るパーキングブレーキ信号をパワーウィンドスイッチ1
に入力し、パーキングブレーキ信号がONとなるパーキ
ングブレーキ作動時を車両停止時と判定し、しきい値S
を小さくするようにしてもよい。
【0042】さらに他の実施の形態として、自動変速機
を備える車両においてシフト検出手段7を設け、自動変
速機のシフト位置がパーキングレンジに切り換えられと
ONになるパーキングレンジ信号をパワーウィンドスイ
ッチ1に入力し、パーキングレンジ信号がONとなる場
合を車両停止時と判定し、しきい値Sを小さくするよう
にしてもよい。
【0043】また、本発明は、運転席側パワーウィンド
スイッチ1だけでなく助手席側パワーウィンドスイッチ
3にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステム図。
【図2】同じく制御内容を示すフローチャート。
【図3】同じく制御内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 運転席側パワーウィンドスイッチ 2 運転席側モータ 3 助手席側パワーウィンドスイッチ 4 助手席側モータ 5 車速センサ 6 パーキングブレーキ検出手段 7 シフト検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウィンドを昇降させるモータと、 前記ウィンドの上昇中に前記モータに加わる荷重を検出
    する荷重検出手段と、 検出される荷重が挟み込みを判定する基準値を超えた場
    合にウィンドを下降させる挟み込み防止手段と、 を備えるパワーウィンド装置において、 車両の停止時を検出する車両停止時検出手段と、 車両の停止時に挟み込みを判定する前記基準値を高める
    基準値設定手段と、 を備えたことを特徴とするパワーウィンド装置。
  2. 【請求項2】前記車両停止時検出手段は車速に基づいて
    車両の停止時を検出することを特徴とする請求項1に記
    載のパワーウィンド装置。
  3. 【請求項3】前記基準値設定手段は車速に応じて前記基
    準値を高めることを特徴とする請求項1または2に記載
    のパワーウィンド装置。
  4. 【請求項4】前記車両停止時検出手段はパーキングブレ
    ーキの作動に基づいて車両の停止時を検出することを特
    徴とする請求項1または3に記載のパワーウィンド装
    置。
  5. 【請求項5】前記車両停止時検出手段は自動変速機の作
    動に基づいて車両の停止時を検出することを特徴とする
    請求項1または3に記載のパワーウィンド装置。
JP11002447A 1999-01-08 1999-01-08 パワ―ウィンド装置 Pending JP2000198350A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324052A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Aisin Seiki Co Ltd 車両ドア制御装置
JP2007154532A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Aisin Seiki Co Ltd 挟み込み検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324052A (ja) * 2003-04-21 2004-11-18 Aisin Seiki Co Ltd 車両ドア制御装置
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