JP2000198265A - インクジェット用画像記録媒体 - Google Patents
インクジェット用画像記録媒体Info
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41M7/0027—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using protective coatings or layers by lamination or by fusion of the coatings or layers
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/502—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording characterised by structural details, e.g. multilayer materials
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24802—Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T428/24876—Intermediate layer contains particulate material [e.g., pigment, etc.]
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像特性特にカール特性が良好で耐候性の優
れた画像の得られる、紙基体上にインク受容層を有する
インクジェット用記録媒体を提供する。 【解決手段】 紙基体上の両面にそれぞれインク受容層
を少なくとも２層有するインクジェット記録媒体であっ
て、前記両面の最表層が熱可塑性ラテックス樹脂を含む
多孔質層からなり、その最表層と紙基体にはさまれたイ
ンク受容層は無機顔料を含む多孔質層からなり、インク
ジェット記録後に最表層両面を加熱透明化することを特
徴とするインクジェット記録媒体。
れた画像の得られる、紙基体上にインク受容層を有する
インクジェット用記録媒体を提供する。 【解決手段】 紙基体上の両面にそれぞれインク受容層
を少なくとも２層有するインクジェット記録媒体であっ
て、前記両面の最表層が熱可塑性ラテックス樹脂を含む
多孔質層からなり、その最表層と紙基体にはさまれたイ
ンク受容層は無機顔料を含む多孔質層からなり、インク
ジェット記録後に最表層両面を加熱透明化することを特
徴とするインクジェット記録媒体。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視像形成後、画
像最表面に透明化処理を施すインクジェット用記録媒体
に関する。
像最表面に透明化処理を施すインクジェット用記録媒体
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のインクジェット画像形成装置は、
記録媒体上に染料や顔料等のインクを用い可視像を形成
することにより画像を形成するものが主流であった。し
かし、このような構成の場合、記録媒体の保存時に可視
材が光やオゾンにより変色、退色をおこしたり、水分と
の接触により画像のにじみ等を生じるといった欠点があ
った。また、可視像の光沢性が十分に得られないという
問題もあった。
記録媒体上に染料や顔料等のインクを用い可視像を形成
することにより画像を形成するものが主流であった。し
かし、このような構成の場合、記録媒体の保存時に可視
材が光やオゾンにより変色、退色をおこしたり、水分と
の接触により画像のにじみ等を生じるといった欠点があ
った。また、可視像の光沢性が十分に得られないという
問題もあった。
【０００３】これに対して特開平７−２３７３４８号公
報および同８−２０９０号公報にはこの種の画像形成に
用いられる記録媒体として画像の耐水性、耐候性を向上
させるために、インク吸収層の上にさらにラテックス層
を設け、インクジェット記録後ラテクッス層を加熱し透
明皮膜化することが開示されている。
報および同８−２０９０号公報にはこの種の画像形成に
用いられる記録媒体として画像の耐水性、耐候性を向上
させるために、インク吸収層の上にさらにラテックス層
を設け、インクジェット記録後ラテクッス層を加熱し透
明皮膜化することが開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にしたがった紙を基体とする記録媒体では、インク
ジェット記録前の記録媒体のカールが環境によって大き
く変化し、インクジェット記録中にジャムることが多
く、安定に良好な印字ができないという欠点があった。
来例にしたがった紙を基体とする記録媒体では、インク
ジェット記録前の記録媒体のカールが環境によって大き
く変化し、インクジェット記録中にジャムることが多
く、安定に良好な印字ができないという欠点があった。
【０００５】さらに、インクジェット記録後、熱風乾燥
でラテックス層を加熱、皮膜化した場合、記録媒体を簡
単に均一に加熱することが難しく、皮膜化された媒体が
カールしてしまうという問題があった。また皮膜化が効
率的でないという問題点もあった。そのため、加熱した
２本のゴムローラによって、記録媒体を両面から加圧し
ながら加熱することによって、均一に効率よくラテック
ス層を皮膜化する方法もある。しかしながら、ローラで
加熱加圧して皮膜化した記録媒体であっても、皮膜化直
後のカールの状態は良好であるにもかかわらず、高温高
湿度の環境に放置されると大きくカールしてしまうとい
う問題を起こしていた。
でラテックス層を加熱、皮膜化した場合、記録媒体を簡
単に均一に加熱することが難しく、皮膜化された媒体が
カールしてしまうという問題があった。また皮膜化が効
率的でないという問題点もあった。そのため、加熱した
２本のゴムローラによって、記録媒体を両面から加圧し
ながら加熱することによって、均一に効率よくラテック
ス層を皮膜化する方法もある。しかしながら、ローラで
加熱加圧して皮膜化した記録媒体であっても、皮膜化直
後のカールの状態は良好であるにもかかわらず、高温高
湿度の環境に放置されると大きくカールしてしまうとい
う問題を起こしていた。
【０００６】また、記録媒体の裏面に、バックコート層
として表面と同様の熱可塑性ラテックス樹脂層を設ける
ことも行われている。しかし、熱可塑性樹脂のバックコ
ート層であっても紙基体への水分の侵入を完全に防止す
ることはできず、最終的に紙基体が吸湿した場合にはカ
ールが発生してしまっていた。
として表面と同様の熱可塑性ラテックス樹脂層を設ける
ことも行われている。しかし、熱可塑性樹脂のバックコ
ート層であっても紙基体への水分の侵入を完全に防止す
ることはできず、最終的に紙基体が吸湿した場合にはカ
ールが発生してしまっていた。
【０００７】本発明の目的は、ラテックス層を加熱加圧
ラテックス層の均一な皮膜化が可能であり、放置環境に
関わらずカール発生がおこらず、かつ画像記録特性の良
好な画像記録媒体を提供することである。
ラテックス層の均一な皮膜化が可能であり、放置環境に
関わらずカール発生がおこらず、かつ画像記録特性の良
好な画像記録媒体を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記、目的を達成するた
めの記録媒体は紙基体上の両面にそれぞれインク受容層
を少なくとも２層を有し、各々の最表層が熱可塑性ラテ
ックス樹脂を含む多孔質層からなり、その最表層と紙基
体にはさまれたインク受容層は無機顔料を含む多孔質層
からなり、インクジェット記録後、最表層を加熱処理し
て透明化することのできるものである。
めの記録媒体は紙基体上の両面にそれぞれインク受容層
を少なくとも２層を有し、各々の最表層が熱可塑性ラテ
ックス樹脂を含む多孔質層からなり、その最表層と紙基
体にはさまれたインク受容層は無機顔料を含む多孔質層
からなり、インクジェット記録後、最表層を加熱処理し
て透明化することのできるものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録媒体について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１０】本発明の記録媒体は、紙基体上の両面にそ
れぞれインク受容層を少なくとも２層もち、各々の最表
層が熱可塑性ラテックス樹脂を含む多孔質層を有し、そ
の最表層と紙基体にはさまれたインク受容層は無機顔料
を含む多孔質層からなり、インクジェット記録後に最表
層を加熱透明化処理するものである。
れぞれインク受容層を少なくとも２層もち、各々の最表
層が熱可塑性ラテックス樹脂を含む多孔質層を有し、そ
の最表層と紙基体にはさまれたインク受容層は無機顔料
を含む多孔質層からなり、インクジェット記録後に最表
層を加熱透明化処理するものである。
【００１１】上記紙基体としては一般紙、コート紙、バ
ライタ紙等があげられ、白色度の高い、高品位な画像を
得るには、バライタ紙が好ましい。
ライタ紙等があげられ、白色度の高い、高品位な画像を
得るには、バライタ紙が好ましい。
【００１２】最表層のラテックスとしては、塩化ビニル
系、塩化ビニル−酢酸ビニル系、ＳＢＲ系、ＮＢＲ系、
アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、エチレン系
のラテックスがあげられ、インク透過性を考慮すると塩
化ビニル−酢酸ビニル系のラテックスが好ましい。
系、塩化ビニル−酢酸ビニル系、ＳＢＲ系、ＮＢＲ系、
アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系、エチレン系
のラテックスがあげられ、インク透過性を考慮すると塩
化ビニル−酢酸ビニル系のラテックスが好ましい。
【００１３】ラテックス層と紙基体に挟まれたインク受
容層としては、上層のラテックス層を透過してくるイン
クを完全に高速に吸収する必要があり、無機顔料を含む
多孔質からなる。
容層としては、上層のラテックス層を透過してくるイン
クを完全に高速に吸収する必要があり、無機顔料を含む
多孔質からなる。
【００１４】インク吸収能力の大きな顔料としては、軽
質炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、合成アルミ
ナ、非晶質シリカ等があげられ、高吸収で高品位な画像
を得るためには、アルミな水和物を含む多孔質層が好ま
しい。
質炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、合成アルミ
ナ、非晶質シリカ等があげられ、高吸収で高品位な画像
を得るためには、アルミな水和物を含む多孔質層が好ま
しい。
【００１５】最表層であるラテックス層を皮膜化するた
めの加熱加圧部材としてはローラやベルト形状の物を用
いることができる。均一な加圧が可能なローラがより好
ましく、ラテックス層との離型性の良好なシリコンゴム
製ローラがより好ましい。
めの加熱加圧部材としてはローラやベルト形状の物を用
いることができる。均一な加圧が可能なローラがより好
ましく、ラテックス層との離型性の良好なシリコンゴム
製ローラがより好ましい。
【００１６】本発明の記録媒体は従来のインクジェット
記録により、両面印字が可能であり、両面印字後、両面
の最表層を上記手段で加熱加圧し、同時に皮膜化するこ
とにより、耐候性に優れた両面記録媒体を得ることがで
きる。
記録により、両面印字が可能であり、両面印字後、両面
の最表層を上記手段で加熱加圧し、同時に皮膜化するこ
とにより、耐候性に優れた両面記録媒体を得ることがで
きる。
【００１７】この場合、無機顔料を含むインク受容層を
両面とも全く同じように塗工するならば、両面とも同じ
品位の画像が得られる。また、インクジェット記録する
のが片面である場合、または片面側には比較的インク量
の少ない画像を記録する場合には、その片面側の無機顔
料を含むインク受容層の塗工量を少なくすることが、製
造コストの面から好ましい。
両面とも全く同じように塗工するならば、両面とも同じ
品位の画像が得られる。また、インクジェット記録する
のが片面である場合、または片面側には比較的インク量
の少ない画像を記録する場合には、その片面側の無機顔
料を含むインク受容層の塗工量を少なくすることが、製
造コストの面から好ましい。
【００１８】次に実施例を述べるが、これらは本発明を
説明するためのものであり、本発明をなんら限定するも
のではない。
説明するためのものであり、本発明をなんら限定するも
のではない。
【００１９】
【実施例】実施例１ 無機顔料を含むインク受容層としてアルミナ水和物を用
い、その調整を以下の通りに行った。米国特許明細書第
４２４２２７１号に記載された方法にしたがってアルミ
ニウムオクタキシドを合成し、これを加水分解してアル
ミナスラリーを製造した。このアルミナスラリーをアル
ミナ水和物の固形分が５％になるまで水を加えた。次に
８０℃に昇温して１０時間熟成反応を行った後、このコ
ロイダルゾルをスプレー乾燥してアルミナ水和物を得
た。さらにこのアルミナ水和物をイオン交換水に混合・
分散し、硝酸によりｐＨ１０に調整した。熟成時間を５
時間としてコロイダルゾルを得た。このコロイダルゾル
を脱塩処理した後、酢酸を添加して解膠処理を行った。
上記アルミナ水和物のコロイダルを濃縮して１５重量％
の溶液を得た。
い、その調整を以下の通りに行った。米国特許明細書第
４２４２２７１号に記載された方法にしたがってアルミ
ニウムオクタキシドを合成し、これを加水分解してアル
ミナスラリーを製造した。このアルミナスラリーをアル
ミナ水和物の固形分が５％になるまで水を加えた。次に
８０℃に昇温して１０時間熟成反応を行った後、このコ
ロイダルゾルをスプレー乾燥してアルミナ水和物を得
た。さらにこのアルミナ水和物をイオン交換水に混合・
分散し、硝酸によりｐＨ１０に調整した。熟成時間を５
時間としてコロイダルゾルを得た。このコロイダルゾル
を脱塩処理した後、酢酸を添加して解膠処理を行った。
上記アルミナ水和物のコロイダルを濃縮して１５重量％
の溶液を得た。
【００２０】一方、ポリビニルアルコール（商品名：Ｐ
ＶＡ１１７、クラレ社製）をイオン交換水に溶解して１
０重量％の溶液を得た。
ＶＡ１１７、クラレ社製）をイオン交換水に溶解して１
０重量％の溶液を得た。
【００２１】これらの２種の溶液をアルミナ水和物の固
形分とポリビニルアルコールの固形分が重量比で１０：
１になるように混合し、攪拌して分散液（１）を得た。
この分散液（１）を乾燥塗工量３０ｇ／ｍ２になるよう
に坪量１５０ｇ／ｍ２の紙基体上に塗布して塗工層を形
成した。
形分とポリビニルアルコールの固形分が重量比で１０：
１になるように混合し、攪拌して分散液（１）を得た。
この分散液（１）を乾燥塗工量３０ｇ／ｍ２になるよう
に坪量１５０ｇ／ｍ２の紙基体上に塗布して塗工層を形
成した。
【００２２】さらにこのアルミナ層上に、固形分１５％
の塩化ビニル−酢酸ビニル系ラテックス（商品名：ビニ
ブラン６０２、日信化学工業製）（これを分散液（２）
と呼ぶ）を塗工して乾燥塗工量５ｇ／ｍ２の多孔質ラテ
ックス層を形成した。反対面にも同様に分散液(１)を塗
工し３０ｇ／ｍ２塗工層を形成しさらにその上に分散液
(２)を塗工して乾燥塗工量５ｇ／ｍ２の多孔質ラテック
ス層を形成した。
の塩化ビニル−酢酸ビニル系ラテックス（商品名：ビニ
ブラン６０２、日信化学工業製）（これを分散液（２）
と呼ぶ）を塗工して乾燥塗工量５ｇ／ｍ２の多孔質ラテ
ックス層を形成した。反対面にも同様に分散液(１)を塗
工し３０ｇ／ｍ２塗工層を形成しさらにその上に分散液
(２)を塗工して乾燥塗工量５ｇ／ｍ２の多孔質ラテック
ス層を形成した。
【００２３】次にカールの評価を下記の方法で行った。
【００２４】インクジェット記録前のＡ４版の記録媒体
を３０℃８０％の環境下におもて面を上向きに平置き
し、２４時間放置したときの四隅の浮き上がり量を測定
した。
を３０℃８０％の環境下におもて面を上向きに平置き
し、２４時間放置したときの四隅の浮き上がり量を測定
した。
【００２５】さらに、インクジェット印字後、最表層の
ラテックス層を加熱加圧することで皮膜化し、３０℃８
０％の環境下に印字面（おもて面）を上向きに平置き
し、２４時間経過した時の四隅の浮き上がり量を測定し
た。
ラテックス層を加熱加圧することで皮膜化し、３０℃８
０％の環境下に印字面（おもて面）を上向きに平置き
し、２４時間経過した時の四隅の浮き上がり量を測定し
た。
【００２６】上記加圧加熱は、肉厚２ｍｍのＨＴＶシリ
コンゴム上に、０．５ｍｍのＬＴＶシリコンゴムを鏡面
仕上げをした１対のゴムローラーを用い、その間に記録
媒体を搬送速度１４ｍｍ／ｓｅｃ、ローラの表面温度は
１７０℃で通すことによってラテックス層を透明化し
た。結果を表１に示す
コンゴム上に、０．５ｍｍのＬＴＶシリコンゴムを鏡面
仕上げをした１対のゴムローラーを用い、その間に記録
媒体を搬送速度１４ｍｍ／ｓｅｃ、ローラの表面温度は
１７０℃で通すことによってラテックス層を透明化し
た。結果を表１に示す
【００２７】
【表１】
【００２８】実施例２ 実施例１と同様のアルミナ水和物分散液（１）とラテッ
クス分散液（２）を用い実施例１と同様の坪量１５０ｇ
／ｍ２の紙基体上に塗工し、最表層のラテックス層の塗
工量は両面とも５ｇ／ｍ２、アルミナ水和物を含むイン
ク受容層の塗工量は片面に３０ｇ／ｍ２としておもて面
（主として印字する面）、その反対面に１５ｇ／ｍ２と
なるように塗工し、記録媒体を得た。この媒体について
実施例１と同様の方法でカールの評価を行い、結果を表
１に示した。
クス分散液（２）を用い実施例１と同様の坪量１５０ｇ
／ｍ２の紙基体上に塗工し、最表層のラテックス層の塗
工量は両面とも５ｇ／ｍ２、アルミナ水和物を含むイン
ク受容層の塗工量は片面に３０ｇ／ｍ２としておもて面
（主として印字する面）、その反対面に１５ｇ／ｍ２と
なるように塗工し、記録媒体を得た。この媒体について
実施例１と同様の方法でカールの評価を行い、結果を表
１に示した。
【００２９】実施例３ 実施例１と同様のアルミナ水和物分散液（１）とラテッ
クス分散液（２）を用い、坪量１５０ｇ／ｍ２の紙基体
の片面上に硫酸バリウムを含む層を２０ｇ／ｍ ２コーテ
ィングしたバライタ紙を使用した。硫酸バリウム層側を
おもて面（主として印字する面）とし、おもて面の構成
としては、アルミナ水和物を含むインク受容層を塗工量
３０ｇ／ｍ２、最表層のラテックス層の塗工量を５ｇ／
ｍ２とし、硫酸バリウムを含まない面側の構成としては
アルミナ水和物を含む層を塗工量１５ｇ／ｍ２、最表層
のラテックス層の塗工量を５ｇ／ｍ２として記録媒体を
得た。この媒体について実施例１と同様の方法でカール
の評価を行い、結果を表１に示した。
クス分散液（２）を用い、坪量１５０ｇ／ｍ２の紙基体
の片面上に硫酸バリウムを含む層を２０ｇ／ｍ ２コーテ
ィングしたバライタ紙を使用した。硫酸バリウム層側を
おもて面（主として印字する面）とし、おもて面の構成
としては、アルミナ水和物を含むインク受容層を塗工量
３０ｇ／ｍ２、最表層のラテックス層の塗工量を５ｇ／
ｍ２とし、硫酸バリウムを含まない面側の構成としては
アルミナ水和物を含む層を塗工量１５ｇ／ｍ２、最表層
のラテックス層の塗工量を５ｇ／ｍ２として記録媒体を
得た。この媒体について実施例１と同様の方法でカール
の評価を行い、結果を表１に示した。
【００３０】比較例１ 実施例１と同様のアルミナ水和物分散液（１）とラテッ
クス分散液（２）を用い、実施例１と同様の坪量１５０
ｇ／ｍ２の紙基体の片面のみに、アルミナ水和物層を含
むインク受容層の塗工量は３０ｇ／ｍ２、ラテックス層
の塗工５ｇ／ｍ ２となるように塗工し、記録媒体を得
た。この媒体について実施例１と同様の方法でカールの
評価を行い、結果を表１に示した。
クス分散液（２）を用い、実施例１と同様の坪量１５０
ｇ／ｍ２の紙基体の片面のみに、アルミナ水和物層を含
むインク受容層の塗工量は３０ｇ／ｍ２、ラテックス層
の塗工５ｇ／ｍ ２となるように塗工し、記録媒体を得
た。この媒体について実施例１と同様の方法でカールの
評価を行い、結果を表１に示した。
【００３１】比較例２ 実施例１と同様のアルミナ水和物分散液（１）を用い実
施例１と同様の坪量１５０ｇ／ｍ２の紙基体の片面のみ
にアルミナ水和物層を含むインク受容層を塗工量３０ｇ
／ｍ２となるように塗工し、おもて面とした。さらにそ
の両面に実施例１と同様のラテックス分散液（２）を用
い、おもて面には５ｇ／ｍ２、その反対面には１５ｇ／
ｍ２の塗工量で塗工し、記録媒体を得た。この媒体につ
いて実施例１と同様の方法でカールの評価を行い、結果
を表１に示した。
施例１と同様の坪量１５０ｇ／ｍ２の紙基体の片面のみ
にアルミナ水和物層を含むインク受容層を塗工量３０ｇ
／ｍ２となるように塗工し、おもて面とした。さらにそ
の両面に実施例１と同様のラテックス分散液（２）を用
い、おもて面には５ｇ／ｍ２、その反対面には１５ｇ／
ｍ２の塗工量で塗工し、記録媒体を得た。この媒体につ
いて実施例１と同様の方法でカールの評価を行い、結果
を表１に示した。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再表面層のラテックス層を加熱加圧することにより、ラ
テックス層の均一な皮膜化透明化が可能であり、放置環
境に関わらずカールの発生がなく、かつ画像記録特性が
良好で耐候性に優れた両面印字可能な画像記録媒体を得
ることができる。
再表面層のラテックス層を加熱加圧することにより、ラ
テックス層の均一な皮膜化透明化が可能であり、放置環
境に関わらずカールの発生がなく、かつ画像記録特性が
良好で耐候性に優れた両面印字可能な画像記録媒体を得
ることができる。
【００３３】インクジェット記録が片面である場合、ま
たは片面側には比較的インク量の少ない画像を記録する
場合には、その片面側の無機顔料を含むインク受容層の
塗工量を少なくすることにより、記録媒体の製造コスト
を下げることができる。
たは片面側には比較的インク量の少ない画像を記録する
場合には、その片面側の無機顔料を含むインク受容層の
塗工量を少なくすることにより、記録媒体の製造コスト
を下げることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H086 BA05 BA16 BA21 BA33 4F100 AA00B AA00D AA00H AA19B AA19D AA19H AK01A AK01E AK15 AK15J AK21 AK22 AK22J AL01 AR00A AR00B AR00D AR00E BA05 BA06 BA13 CA13B CA13D DG10C DJ00A DJ00B DJ00D DJ00E EH462 EJ193 EJ423 GB90 JB16A JB16E JL04 JL09 JM01A JM01E JN01 JN01A JN01E 4L055 AG17 AG64 AG68 AG89 AG97 AH02 AH37 AH48 AJ02 AJ04 AJ10 BE02 BE09 FA15 FA18 FA23 GA09
Claims (4)
- 【請求項１】 紙基体上の両面にそれぞれインク受容層
を少なくとも２層有するインクジェット記録媒体であっ
て、前記両面の最表層が熱可塑性ラテックス樹脂を含む
多孔質層からなり、その最表層と紙基体にはさまれたイ
ンク受容層は無機顔料を含む多孔質層からなることを特
徴とするインクジェット記録媒体。 - 【請求項２】 前記無機顔料がアルミナ水和物であるこ
とを特徴とする請求項１に記載の記録媒体。 - 【請求項３】 請求項１に記載の記録媒体にインクジェ
ット記録後、最表層両面を加熱透明化することを特徴と
するインクジェット記録処理方法。 - 【請求項４】 前記加熱透明化する手段として加熱加圧
ローラを用いることを特徴とする請求項３に記載の処理
方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11001832A JP2000198265A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | インクジェット用画像記録媒体 |
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