JP2000198102A - 竹割機 - Google Patents

竹割機

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JP2000198102A
JP2000198102A JP11001057A JP105799A JP2000198102A JP 2000198102 A JP2000198102 A JP 2000198102A JP 11001057 A JP11001057 A JP 11001057A JP 105799 A JP105799 A JP 105799A JP 2000198102 A JP2000198102 A JP 2000198102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に竹を複数に割り、中節を取ることがで
きる竹割機を提供する。 【解決手段】 竹を割る機械において、機械本体に竹支
持部材と空圧または油圧シリンダが配置され、空圧また
は油圧シリンダに空圧または油圧ポンプユニットが接続
され、空圧または油圧ポンプユニットにポンプユニット
コントローラーが接続され、ポンプユニットコントロー
ラーにスイッチ部材が接続されている竹割機において、
空圧または油圧シリンダのピストン棒の一端に取付部材
が取り付けられ、取付部材に押し部材と架台が取りつけ
られ、押し部材と架台は取付部材とともに移動し、押し
部材の進路上に刃物取付部が配置され、刃物取付部に竹
を割るための刃物を取り付ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹を割るための機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、竹割りは手割りで行っていた。ま
た、竹の中節を取るのに時間がかかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単にかつ
効率的に竹を割ることができる竹割機を提供することを
1つの目的とする。
【0004】本発明は、竹の中節を簡単に取ることがで
きる竹割機を提供することを別の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段の1つ
は、長い竹を支持する竹支持部と、その竹を押して所定
の方向に移動させるための油圧又は空圧シリンダを設
け、竹の移動方向に刃物取付部を設け、油圧又は空圧シ
リンダの力で竹支持部に沿って移動してきた竹を刃物取
付部に取り付けられた刃物によって自動的に割ることを
特徴とする竹割機である。
【0006】本発明の他の解決手段は、竹を割る機械に
おいて、機械本体に竹支持部材と空圧または油圧シリン
ダが配置され、空圧または油圧シリンダに空圧または油
圧ポンプユニットが接続され、空圧または油圧ポンプユ
ニットにポンプユニットコントローラーが接続され、ポ
ンプユニットコントローラーにスイッチ部材が接続され
ており、空圧または油圧シリンダのピストン棒の一端に
取付部材が取り付けられ、取付部材に押し部材と架台が
取りつけられ、押し部材と架台は取付部材とともに移動
し、押し部材の進路上に刃物取付部が配置され、刃物取
付部に竹を割るための刃物が取り付けられていることを
特徴とする竹割機である。
【0007】本発明のさらに別の解決手段は、竹を割る
機械において、機械本体に竹支持部材と空圧または油圧
シリンダが配置され、空圧または油圧シリンダに空圧ま
たは油圧ポンプユニットが接続され、空圧または油圧ポ
ンプユニットにポンプユニットコントローラーが接続さ
れ、ポンプユニットコントローラーにスイッチ部材が接
続されており、空圧または油圧シリンダのピストン棒の
一端に取付部材が取り付けられ、取付部材に押し部材と
架台が取りつけられ、押し部材と架台は取付部材ととも
に移動し、押し部材の進路上に刃物取付部が配置され、
刃物取付部に竹を割るための刃物が取り付けられ、刃物
にアタッチメント取付部を設け、アタッチメント取付部
に節取りアタッチメントが取り付けられていることを特
徴とする竹割機である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、竹を割るための機械に
関する。本発明の典型例は、長い竹を支持する竹支持部
と、その竹を押して所定の方向に移動させるための油圧
又は空圧シリンダを設け、竹の移動方向に刃物取付部を
設け、油圧又は空圧シリンダの力で竹支持部に沿って移
動してきた竹を刃物取付部に取り付けられた刃物によっ
て自動的に割ることを特徴とする竹割機である。
【0009】好ましくは、機械本体に竹支持部材と空圧
または油圧シリンダが配置され、空圧または油圧シリン
ダに空圧または油圧ポンプユニットが接続され、空圧ま
たは油圧ポンプユニットにポンプユニットコントローラ
ーが接続され、ポンプユニットコントローラーにスイッ
チ部材が接続されている。空圧または油圧シリンダのピ
ストン棒の一端に取付部材が取り付けられ、取付部材に
押し部材と架台が取りつけられ、押し部材と架台は取付
部材とともに移動し、押し部材の進路上に刃物取付部が
配置され、刃物取付部に竹を割るための刃物を交換可能
に取り付けることができる。空圧または油圧シリンダを
作動させて押し部材で竹を押し、竹を複数に割ることが
できる。
【0010】刃物には、節取りアタッチメントを取りつ
けることができる。節取りアタッチメントを取りつける
ことにより、竹を割る際に中節を取ることができる。
【0011】機械本体にストッパ部材を取りつけ、スト
ッパ部材の中にスイッチを取りつけ、スイッチとポンプ
ユニットコントローラーを接続し、架台にばね装置を取
りつけ、ばね装置によってスイッチを押してポンプユニ
ットコントローラーを操作するリターン装置を設置する
ことができる。したがって、竹を割るための操作を自動
化して簡略にすることができる。
【0012】
【実施例】図1から図5は、本発明の1つの実施例の概
略を示す。
【0013】図1は、本発明による竹割機の斜視図であ
る。
【0014】図1に示すように、竹割機は、本体2と、
油圧シリンダ4と、油圧ポンプユニット6と、ポンプユニ
ットコントローラー8と、竹支持部材10と、スイッチレ
バー12と、リターン装置14と、刃物16から成る。本実施
例では、本体2はモノレール型の台になっている。モノ
レール型本体2の摺動面18の一端に、油圧シリンダ4が配
置されている。油圧シリンダ4のピストン棒20の先に
は、取付部材22が設けられている。取付部材22には、押
し部材24と架台26が取り付けられている。押し部材24に
は、収容部28が設けられている。架台26には、ばね装置
76が設けられている。ばね装置76は、ばね受け78と2つ
のばね32、34から成る。
【0015】モノレール型本体2の摺動面18の他端に
は、刃物取付部36が設けられている。刃物取付部36には
刃物16が取りつけられている。刃物16は、その中に複数
の刃38を有している。刃物16は、交換可能である。図2
の本発明による竹割機の側面図に示すように、刃物16の
アタッチメント取付部17には、節取りアタッチメント40
を取りつけることができる。節取りアタッチメント40
は、竹の大きさに合わせて適切な大きさのものに交換可
能である。
【0016】モノレール型本体2の底部42には、油圧ポ
ンプユニット6と竹支持部材10が配置されている。油圧
ポンプユニット6は、油圧シリンダ4とポンプユニットコ
ントローラー8に接続されている。ポンプユニットコン
トローラー8は、スイッチレバー12とストッパ部材44、4
6の中のスイッチ86、88に接続されている。
【0017】摺動部は、架台26の磨耗とシリンダーのシ
ール磨耗を防ぐために、モノレール型タイプにしてベア
リング入りにすることができる。
【0018】図3は、本発明による竹割機の上面図を示
している。
【0019】図4は、刃物16を取りつけた場合の竹割機
の正面図を示している。図5は、刃物16を取り外した場
合の竹割機の正面図を示している。
【0020】図6は、図1のA−A視図である。
【0021】図6に示すように、竹支持部材10は、左右
それぞれ上部材48と下部材50、上部材52と下部材54から
なっている。上部材48、52には、ねじを通すことができ
る貫通穴56、58が設けられている。下部材50、54には、
ねじ穴60、62が複数箇所設けられている。上部材48、52
と下部材50、54はそれぞれねじ64、66でとめて固定する
ことが可能である。したがって、芯が合いやすいよう
に、竹の大きさに合わせて竹支持部材摺動面68、70を上
下することができる。
【0022】図7は、図1から図5の刃物取付部36に取
りつける刃物の一例を示している。図7の刃物は4つ割
り用の刃物16である。もちろん本発明は、4つ割りだけ
に限定されるものでない。図8は、6つ割り用の刃物72
を示している。その他複数割り用の刃物を刃物取付部36
に取り付けることによって、複数に竹を割ることが可能
である。
【0023】図9は、節取りアタッチメント40が取りつ
けられた刃物16を示している。図10は、図9の側面図
である。竹を割る際には、図10に示すような竹75の大
きさにあった節取りアタッチメント40を取りつけること
ができる。この竹75が、図1に示す押し部材24で押され
て刃物16を通過する。竹75が刃物16を通過する際に、節
74が節取りアタッチメント40により破られて節74を取る
ことができる。つまり、竹75を割り、かつ、節74を取る
ことができる。
【0024】図11は、リターン装置14の概略図であ
る。
【0025】リターン装置14は、ストッパ部材44、46と
ばね装置76から成る。
【0026】ばね装置76は架台26の側部下方に設けられ
ている。ばね装置76は、ばね受け78と2つのばね32、34
から成る。ばね受け78の左側には、ばね32が取り付けら
れている。ばね受け78の右側には、ばね34が取り付けら
れている。ばね32は強力なリコイルスプリング80と小径
のスプリング82からなり、ばね34は小径のばねである。
リコイルばね80は、小径のばね82より径が大きくばね定
数も大きい。
【0027】ピストン84の移動にともなって架台26が移
動し、ばね装置76も移動する。ばね装置76の進路上の一
方に、ストッパ部材44が位置している。ばね装置76の進
路上の他方には、ストッパ部材46が位置している。スト
ッパ部材44、46の中にはスイッチ86、88が取り付けられ
ている。これらのスイッチ86、88が押されると、信号が
ライン90、92を介してポンプユニットコントローラー8
に伝わるようになっている。ラインは、カバー96で覆わ
れている。
【0028】図1、図2、図11を参照して、使用方法
の説明をする。
【0029】まず、一定の大きさの竹を選別する。刃物
16を刃物取付部36に取りつける。竹の大きさに合わせ
て、刃物16に適切な大きさの節取りアタッチメント40を
取りつける。竹の大きさに合わせて、竹支持部材10の摺
動面68、70の高さを調節する。選別した竹を竹支持部材
10の摺動面68、70に載せ、竹の一端を節取りアタッチメ
ント40に合わせる。
【0030】次に、スイッチレバー12を引く。スイッチ
レバー12を引くと、ライン89を介して信号がポンプユニ
ットコントローラー8に伝わる。その信号がポンプユニ
ットコントローラー8に伝わると、ポンプユニットコン
トローラー8が油圧ポンプユニット6を操作してピストン
84を左に移動させる。ピストン84が左に移動することに
より、ピストン棒20と取付部材22を介して押し部材24が
左に移動する。したがって、押し部材24が竹を押す。押
し部材24は、竹に刃物16を通過させ竹を割る。竹を割る
とともに、節取りアタッチメント40が竹の中節を打ち破
り中節を取る。押し部材が移動範囲の最左端に位置する
とき、節取りアタッチメント40は収容部28に入るように
することができる。
【0031】竹を割り、中節を取り終えると、押し部材
24とともに移動する架台26の下方に取りつけたばね装置
76の小径のスプリング82がスイッチ86を押す。スイッチ
86を押すと、信号がライン90を介してポンプユニットコ
ントローラー8に伝わる。その信号がポンプユニットコ
ントローラー8に伝わると、ポンプユニットコントロー
ラー8が油圧ポンプユニット6を操作して、ピストン84を
右に移動させる。
【0032】ピストン84が右に移動すると、ピストン棒
20と取付部材22を介して架台26が右に移動する。架台26
に取りつけられたばね装置76も右に移動する。ばね装置
76のばね34がストッパ46のスイッチ88を押す。ストッパ
46のスイッチ88が押されると、信号がライン92を介して
ポンプユニットコントローラー8に伝わる。信号がポン
プユニットコントローラー8に伝わると、ポンプユニッ
トコントローラー8は油圧ポンプユニット6を操作してピ
ストン84の動きを止める。
【0033】したがって、スイッチレバー12を引くだけ
で竹を割り、割り終わったら自動的に元の位置で止まる
ようにすることができる。
【0034】図12は、リターン装置の別の態様を示
す。
【0035】図12のリターン装置114は、ストッパ部
材144、146と、ばね装置176から成る。
【0036】ばね装置176は架台26の側部下方に設けら
れている。ばね装置176は、ばね受け178と、大ばね132
と、小ばね134から成る。ばね受け178は円筒形で、その
断面は図12に示すような形をしている。大ばね132は
長さが約30mmであり、小ばね134は長さが約20mmであ
る。ばね受けの左のくぼみの部分178aに、大ばね132が
位置している。ばね受けの右のくぼみの部分178bに、小
ばね134が位置している。したがって、ばね装置176の進
行方向において、大ばね132と小ばね134は10mmほど重な
り合って存在している。
【0037】ピストン84の移動にともなって架台26が移
動し、ばね装置176も移動する。ばね装置176の進路上の
一方に、ストッパ144が位置している。ばね装置176の進
路上の他方には、ストッパ146が位置している。ストッ
パ部材144、146の中にはスイッチ186、188が取り付けら
れている。これらのスイッチ186、188が押されると、信
号がライン90、92を介してポンプユニットコントローラ
ー8に伝わるようになっている。
【0038】次に、図12を参照してリターン装置114
の動作の説明をする。
【0039】スイッチレバー12を引くと、信号がポンプ
ユニットコントローラー8に伝わる。その信号がポンプ
ユニットコントローラー8に伝わると、ポンプユニット
コントローラー8が油圧ポンプユニット6を操作してピス
トン84を左に移動させる。ピストン84が左に移動するこ
とにより、ピストン棒20と取付部材22を介して架台26が
左に移動する。架台26の下方に取りつけたばね装置176
の大ばね132が、ストッパ部材144に当たって縮み始め
る。大ばね132が縮んで10mmほどになると、ばね受けの
大ばね側端部178cがストッパ部材144のスイッチ186を押
す。スイッチ186が押されると、信号がライン90を介し
てポンプユニットコントローラー8に伝わる。その信号
がポンプユニットコントローラー8に伝わると、ポンプ
ユニットコントローラー8が油圧ポンプユニット6を操作
して、ピストン84を右に移動させる。ピストン84が右に
移動すると、ピストン棒20と取付部材22を介して架台26
が右に移動する。それとともに大ばね132も弾性力で架
台26を右に押す。
【0040】架台26が右に移動すると、ばね装置176も
右に移動する。ばね装置176の小ばね134がストッパ146
に当たって縮む。小ばね134が縮んで長さが10mmほどに
なると、ばね受けの小ばね側端部178dがストッパ146の
スイッチ188を押す。ストッパ146のスイッチが押される
と、信号がライン92を介してポンプユニットコントロー
ラー8に伝わる。信号がポンプユニットコントローラー8
に伝わると、ポンプユニットコントローラー8は油圧ポ
ンプユニット6を操作してピストン84の動きを止める。
小ばね134は縮んだまま止まり、架台26は停止する。
【0041】したがって、このようなリターン装置114
を用いても、スイッチレバー12を引くだけで竹を割り、
割り終わったら自動的に元の位置で止まるようにするこ
とができる。
【0042】なお、小ばね134の強さを少し強いものに
すれば、小ばね134の弾性力で架台26を左に跳ね返して
から架台26を停止させることもできる。
【0043】また、ばね受けの大ばね側端部178cがスト
ッパ144のスイッチ186を押したとき、ピストン84が止ま
るように設定してもよい。そして、再びスイッチレバー
12を引くとピストン84が右に移動する設定にすることが
できる。その場合、竹を割り終わった後、架台26は大ば
ね132の弾性力で跳ね返されて一旦止まる。そして、再
びスイッチレバー12を引くとピストン84が右に移動し、
元の位置で止まるようにすることができる。
【0044】さらに、ポンプユニットコントローラー8
を作動させるためにスイッチレバー12を用いたが、ボタ
ンによる方式のスイッチボタンを用いてもよい。
【0045】さらにまた、ポンプユニットコントローラ
ーと油圧シリンダの停止、ピストン84の移動方向の切り
替えは、自動にしないで、人間がコントロールするよう
にしてもよい。
【0046】次に、本発明の変形例を示す。
【0047】図13は、刃物の変形例を示している。
【0048】刃物116には、円弧状の刃138が取り付けら
れている。刃物116を用いることにより、竹175の切断面
に丸みを持たせることができる。
【0049】図14は、刃物の別の変形例を示してい
る。
【0050】刃物216には、くの字型の刃238が取り付け
られている。刃物216を用いることにより、竹275の切断
面の形状をくの字型にすることができる。
【0051】図15に、図11のリターン装置の変形例
を示す。
【0052】このリターン装置214においては、右側の
ストッパ部材246がカバー96に対して平行に移動可能
で、かつ、固定可能に支持されている。このようにする
ことによって、竹の長さが特に短い場合でも他界作業効
率を維持することができる。
【0053】図1、2、15を参照して、たとえば、竹
の長さが押し部材24の最大移動範囲の半分くらいである
場合の使用方法を説明する。なお、本変形例では空圧シ
リンダ104を用いている。
【0054】ストッパ部材246を左に移動させて、スト
ッパ部材244とストッパ部材246の距離を、押し部材24の
最大移動範囲の半分くらいにする。その地点で、ストッ
パ部材246を固定する。
【0055】上述したように、竹を竹支持部材10に載
せ、竹の先端部を節取りアタッチメント40に合わせて芯
合わせをする。
【0056】スイッチボタン112を押して、ポンプユニ
ットコントローラー8を作動させる。ポンプユニットコ
ントローラー8が空圧ポンプユニット106を操作して、ピ
ストン84を左に移動させる。押し部材24左に移動し、竹
が左に押されて刃物16を通る。竹を割り終わえると、左
に移動したばね装置76の小径のスプリング82がストッパ
部材244にあるスイッチ286を押す。スイッチ286が押さ
れると、信号がライン90を介してポンプユニットコント
ローラー8に伝わる。信号がポンプユニットコントロー
ラー8に伝わると、ポンプユニットコントローラー8が空
圧ポンプユニット106を操作し、ピストン84を右に移動
させる。
【0057】ピストン84の右への移動に伴い、押し部材
とばね装置76も右に移動する。押し部材24が、最大移動
範囲の最も左の地点から最大移動範囲の半分の長さだけ
右へ移動したところで、ばね装置76の右側のばね34がス
トッパ246のスイッチ288を押す。スイッチ288が押され
たという信号がライン92を介してポンプユニットコント
ローラー8に伝わる。ポンプユニットコントローラー8
は、空圧ポンプユニット106を操作してピストン84を停
止させる。ピストン84が停止すると、押し部材24も停止
する。
【0058】続いて、あらかじめ選別してある同じくら
いの長さの竹を、竹支持部材10の摺動面68、70に載せ、
竹の先端部を節取りアタッチメント40に合わせ芯あわせ
をする。スイッチボタン112を押してポンプユニットコ
ントローラー8を作動させる。ポンプユニットコントロ
ーラー8が、空圧ポンプユニット106を操作してピストン
84を左に移動させ、押し部材24を左に移動させる。押し
部材24は、押し部材24の最大移動範囲の最も左の地点か
ら、最大移動範囲の半分の長さだけ右へ移動した地点で
停止している。すなわち、押し部材24は、竹の後端部の
近くに位置している。
【0059】したがって、すぐに竹を押して竹を刃物16
に通し、竹を割り始めることができる。また、押し部材
24が、竹を割り終えて右に戻って止まるまでの時間も短
くて済む。したがって、選別した竹が特に短い場合に
も、高い効率を維持して作業を進めることができる。
【0060】図16に、本発明の竹割機の他の変形例を示
す。
【0061】この竹割機には、集束部材100が取りつけ
られている。
【0062】図16に示すように、モノレール型本体2の
一端に集束部材取付部98が設けられている。集束部材取
付部98には、取付部材99を介して集束部材100が取りつ
けられている。また、スイッチレバー12は、図17に示す
構成で図16に示す位置に取りつけられている。
【0063】このように集束部材100を取りつけると、
割り終えた竹を集束させることができる。割り終えて加
工作業が完了した竹を1箇所に集めて管理し、作業をス
ムーズに行うことができる。
【0064】また、竹の長さが非常に長い場合には、図
18に示すように、さらに別の集束部材101を取り付ける
こともできる。
【0065】図18の取付部材99には、集束部材取付部10
1が設けられている。集束部材取付部101には、取付部材
102を介して集束部材103が取りつけられている。
【0066】このような構成にすることによって、長さ
が非常に長い竹を割り終えてから竹を集束させることが
できる。前述と同様に、割り終えて加工作業が完了した
竹を1箇所に集めて管理し、作業をスムーズに行うこと
ができる。
【0067】なお、図16や図18に示される収束部材10
0、103は、単に割り終えた竹を収束する役割を果たすだ
けでなく、竹が割れる際に竹が飛び散るのを防止する役
割、すなわち、飛散防止部材としての役割を果たすこと
もできる。かかる収束部材は、割ったときに飛び散り易
い竹に対して非常に有用である。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、空圧又は油圧
シリンダの力によって竹を自動的に割ることができるの
で、容易かつ効率的に竹割り作業を行える。
【0069】請求項2の発明によれば、空圧又は油圧シ
リンダーを使用し、スイッチ部材を操作するだけで、簡
単に竹を複数に割ることができる。
【0070】請求項2の発明によれば、刃物を自由に取
り替えることによって、4つ割、6つ割り等自由に竹を
割ることができる。任意の刃物に交換することにより、
竹を任意の数に割ることができる。
【0071】請求項3の発明によれば、節取りアタッチ
メントを取りかえることによって、小さい竹から大きい
竹まで中節もきれいに取ることができる。竹を複数に割
るとともに、簡単に竹の節を取ることができる。
【0072】請求項4の発明によれば、竹を割るための
操作を自動化して簡略にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による竹割機の斜視図。
【図2】本発明による竹割機の側面図。
【図3】本発明による竹割機の上面図。
【図4】刃物を取りつけた場合の竹割機の正面図。
【図5】刃物を取り外した場合の竹割機の正面図。
【図6】図1のA−A視図。
【図7】刃物取付部に取りつける刃物の一例を示す図。
【図8】6つ割り用の刃物を示す図。
【図9】節取りアタッチメントが取りつけられた刃物を
示す図。
【図10】図9の側面図。
【図11】リターン装置の概略図。
【図12】リターン装置の別の態様を示す図。
【図13】刃物の変形例を示す図。
【図14】刃物の別の変形例を示す図。
【図15】図11のリターン装置の変形例を示す図。
【図16】本発明の竹割機の他の変形例を示す図。
【図17】図16のスイッチレバーの構成を示す図。
【図18】集束部材にさらに別の集束部材を取り付ける
ことを示す図。
【符号の説明】
2 本体 4 油圧シリンダ 6 油圧ポンプユニット 8 ポンプユニットコントローラー 10 竹支持部材 12 スイッチレバー 14、114、214 リターン装置 16、72、116、216 刃物 17 アタッチメント取付部 18 摺動面 20 ピストン棒 22 取付部材 24 押し部材 26 架台 28 収容部 32、34、132、134 ばね 36 刃物取付部 38、138、238 刃 40 節取りアタッチメント 42 機械本体の底部 44、46、144、146、244、246 ストッパ部材 48、52 上部材 50、54 下部材 56、58 貫通穴 60、62 ねじ穴 64、66 ねじ 68、70 竹支持部材摺動面 74 節 75、175、275 竹 76、176 ばね装置 78、178 ばね受け 80 リコイルスプリング 82 小径のスプリング 84 ピストン 86、88、186、188、286、288 スイッチ 89、90、92 ライン 96 カバー 98、101 集束部材取付部 99、102 取付部材 100、103 集束部材 104 空圧シリンダ 106 空圧ポンプユニット 112 スイッチボタン 178a ばね受けの左のくぼみの部分 178b ばね受けの右のくぼみの部分 178c ばね受けの大ばね側端部 178d ばね受けの小ばね側端部
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月30日(1999.9.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 竹割機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹を割るための機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、竹割りは手割りで行っていた。ま
た、竹の中節を取るのに時間がかかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単にかつ
効率的に竹を割ることができる竹割機を提供することを
1つの目的とする。
【0004】本発明は、竹の中節を簡単に取ることがで
きる竹割機を提供することを別の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段の1つ
は、中節のある長い竹を支持する竹支持部(10)と、その
竹を押して所定の方向に移動させるための油圧又は空圧
シリンダ(4、104)を設け、竹の移動方向に刃物取付部(3
6)を設け、刃物取付部(36)に取り付けられた刃物(16、7
2、116、216)によって、油圧又は空圧シリンダ(4、104)
の力で竹支持部(10)に沿って移動してきた竹を自動的に
割り、かつ、割り終えた竹を収束する役割と竹が割れる
際に竹が飛び散るのを防止する役割をする収束部材(10
0、103)が設けられていることを特徴とする竹割機であ
る。
【0006】本発明の他の解決手段は、中節のある長い
竹を割る機械において、機械本体(2)に竹支持部(10)と
空圧または油圧シリンダ(104、4)が配置され、空圧また
は油圧シリンダ(104、4)に空圧または油圧ポンプユニ
ット(106、6)が接続され、空圧または油圧ポンプユニッ
ト(106、6)にポンプユニットコントローラー(8)が接続
され、ポンプユニットコントローラー(8)にスイッチ部
材(12、112)が接続されており、空圧または油圧シリン
ダ(104、4)のピストン棒(20)の一端に取付部材(22)が取
り付けられ、取付部材(22)に押し部材(24)と架台(26)が
取りつけられ、押し部材(24)と架台(26)は取付部材(22)
とともに移動し、押し部材(24)の進路上に刃物取付部(3
6)が配置され、刃物取付部(36)に竹を割るための刃物(1
6、72、116、216)が取り付けられており、さらに機械本
体(2)にストッパ部材(44、46、144、146、244、246)を
取りつけ、ストッパ部材(44、46、144、146、244、246)
にスイッチ(86、88、186、188、286、288)を取りつけ、
スイッチ(86、88、186、188、286、288)とポンプユニッ
トコントローラー(8)を接続し、架台(26)に弾性体装置
(76、176)を取りつけ、弾性体装置(76、176)によってス
イッチ(86、88、186、188、286、288)を押してポンプユ
ニットコントローラー(8)を操作するリターン装置(14、
114、214)を設けて、弾性体装置(76、176)の弾性作用に
よって架台(26)はスイッチ(86、88、186、188、286、28
8)を押したあと必ずリターンする構成にしたことを特徴
とする請求項1に記載の竹割機である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、竹を割るための機械に
関する。本発明の典型例は、長い竹を支持する竹支持部
と、その竹を押して所定の方向に移動させるための油圧
又は空圧シリンダを設け、竹の移動方向に刃物取付部を
設け、油圧又は空圧シリンダの力で竹支持部に沿って移
動してきた竹を刃物取付部に取り付けられた刃物によっ
て自動的に割ることを特徴とする竹割機である。
【0008】好ましくは、機械本体に竹支持部材と空圧
または油圧シリンダが配置され、空圧または油圧シリン
ダに空圧または油圧ポンプユニットが接続され、空圧ま
たは油圧ポンプユニットにポンプユニットコントローラ
ーが接続され、ポンプユニットコントローラーにスイッ
チ部材が接続されている。空圧または油圧シリンダのピ
ストン棒の一端に取付部材が取り付けられ、取付部材に
押し部材と架台が取りつけられ、押し部材と架台は取付
部材とともに移動し、押し部材の進路上に刃物取付部が
配置され、刃物取付部に竹を割るための刃物を交換可能
に取り付けることができる。空圧または油圧シリンダを
作動させて押し部材で竹を押し、竹を複数に割ることが
できる。
【0009】刃物には、節取りアタッチメントを取りつ
けることができる。節取りアタッチメントを取りつける
ことにより、竹を割る際に中節を取ることができる。
【0010】機械本体にストッパ部材を取りつけ、スト
ッパ部材の中にスイッチを取りつけ、スイッチとポンプ
ユニットコントローラーを接続し、架台にばね装置を取
りつけ、ばね装置によってスイッチを押してポンプユニ
ットコントローラーを操作するリターン装置を設置する
ことができる。したがって、竹を割るための操作を自動
化して簡略にすることができる。
【0011】
【実施例】図1から図5は、本発明の1つの実施例の概
略を示す。
【0012】図1は、本発明による竹割機の斜視図であ
る。
【0013】図1に示すように、竹割機は、本体2と、
油圧シリンダ4と、油圧ポンプユニット6と、ポンプユニ
ットコントローラー8と、竹支持部材10と、スイッチレ
バー12と、リターン装置14と、刃物16から成る。本実施
例では、本体2はモノレール型の台になっている。モノ
レール型本体2の摺動面18の一端に、油圧シリンダ4が配
置されている。油圧シリンダ4のピストン棒20の先に
は、取付部材22が設けられている。取付部材22には、押
し部材24と架台26が取り付けられている。押し部材24に
は、収容部28が設けられている。架台26には、ばね装置
76が設けられている。ばね装置76は、ばね受け78と2つ
のばね32、34から成る。
【0014】モノレール型本体2の摺動面18の他端に
は、刃物取付部36が設けられている。刃物取付部36には
刃物16が取りつけられている。刃物16は、その中に複数
の刃38を有している。刃物16は、交換可能である。図2
の本発明による竹割機の側面図に示すように、刃物16の
アタッチメント取付部17には、節取りアタッチメント40
を取りつけることができる。節取りアタッチメント40
は、竹の大きさに合わせて適切な大きさのものに交換可
能である。
【0015】モノレール型本体2の底部42には、油圧ポ
ンプユニット6と竹支持部材10が配置されている。油圧
ポンプユニット6は、油圧シリンダ4とポンプユニットコ
ントローラー8に接続されている。ポンプユニットコン
トローラー8は、スイッチレバー12とストッパ部材44、4
6の中のスイッチ86、88に接続されている。
【0016】摺動部は、架台26の磨耗とシリンダーのシ
ール磨耗を防ぐために、モノレール型タイプにしてベア
リング入りにすることができる。
【0017】図3は、本発明による竹割機の上面図を示
している。
【0018】図4は、刃物16を取りつけた場合の竹割機
の正面図を示している。図5は、刃物16を取り外した場
合の竹割機の正面図を示している。
【0019】図6は、図1のA−A視図である。
【0020】図6に示すように、竹支持部材10は、左右
それぞれ上部材48と下部材50、上部材52と下部材54から
なっている。上部材48、52には、ねじを通すことができ
る貫通穴56、58が設けられている。下部材50、54には、
ねじ穴60、62が複数箇所設けられている。上部材48、52
と下部材50、54はそれぞれねじ64、66でとめて固定する
ことが可能である。したがって、芯が合いやすいよう
に、竹の大きさに合わせて竹支持部材摺動面68、70を上
下することができる。
【0021】図7は、図1から図5の刃物取付部36に取
りつける刃物の一例を示している。図7の刃物は4つ割
り用の刃物16である。もちろん本発明は、4つ割りだけ
に限定されるものでない。図8は、6つ割り用の刃物72
を示している。その他複数割り用の刃物を刃物取付部36
に取り付けることによって、複数に竹を割ることが可能
である。
【0022】図9は、節取りアタッチメント40が取りつ
けられた刃物16を示している。図10は、図9の側面図
である。竹を割る際には、図10に示すような竹75の大
きさにあった節取りアタッチメント40を取りつけること
ができる。この竹75が、図1に示す押し部材24で押され
て刃物16を通過する。竹75が刃物16を通過する際に、節
74が節取りアタッチメント40により破られて節74を取る
ことができる。つまり、竹75を割り、かつ、節74を取る
ことができる。
【0023】図11は、リターン装置14の概略図であ
る。
【0024】リターン装置14は、ストッパ部材44、46と
ばね装置76から成る。
【0025】ばね装置76は架台26の側部下方に設けられ
ている。ばね装置76は、ばね受け78と2つのばね32、34
から成る。ばね受け78の左側には、ばね32が取り付けら
れている。ばね受け78の右側には、ばね34が取り付けら
れている。ばね32は強力なリコイルスプリング80と小径
のスプリング82からなり、ばね34は小径のばねである。
リコイルばね80は、小径のばね82より径が大きくばね定
数も大きい。
【0026】ピストン84の移動にともなって架台26が移
動し、ばね装置76も移動する。ばね装置76の進路上の一
方に、ストッパ部材44が位置している。ばね装置76の進
路上の他方には、ストッパ部材46が位置している。スト
ッパ部材44、46の中にはスイッチ86、88が取り付けられ
ている。これらのスイッチ86、88が押されると、信号が
ライン90、92を介してポンプユニットコントローラー8
に伝わるようになっている。ラインは、カバー96で覆わ
れている。
【0027】図1、図2、図11を参照して、使用方法
の説明をする。
【0028】まず、一定の大きさの竹を選別する。刃物
16を刃物取付部36に取りつける。竹の大きさに合わせ
て、刃物16に適切な大きさの節取りアタッチメント40を
取りつける。竹の大きさに合わせて、竹支持部材10の摺
動面68、70の高さを調節する。選別した竹を竹支持部材
10の摺動面68、70に載せ、竹の一端を節取りアタッチメ
ント40に合わせる。
【0029】次に、スイッチレバー12を引く。スイッチ
レバー12を引くと、ライン89を介して信号がポンプユニ
ットコントローラー8に伝わる。その信号がポンプユニ
ットコントローラー8に伝わると、ポンプユニットコン
トローラー8が油圧ポンプユニット6を操作してピストン
84を左に移動させる。ピストン84が左に移動することに
より、ピストン棒20と取付部材22を介して押し部材24が
左に移動する。したがって、押し部材24が竹を押す。押
し部材24は、竹に刃物16を通過させ竹を割る。竹を割る
とともに、節取りアタッチメント40が竹の中節を打ち破
り中節を取る。押し部材が移動範囲の最左端に位置する
とき、節取りアタッチメント40は収容部28に入るように
することができる。
【0030】竹を割り、中節を取り終えると、押し部材
24とともに移動する架台26の下方に取りつけたばね装置
76の小径のスプリング82がスイッチ86を押す。スイッチ
86を押すと、信号がライン90を介してポンプユニットコ
ントローラー8に伝わる。その信号がポンプユニットコ
ントローラー8に伝わると、ポンプユニットコントロー
ラー8が油圧ポンプユニット6を操作して、ピストン84を
右に移動させる。
【0031】ピストン84が右に移動すると、ピストン棒
20と取付部材22を介して架台26が右に移動する。架台26
に取りつけられたばね装置76も右に移動する。ばね装置
76のばね34がストッパ46のスイッチ88を押す。ストッパ
46のスイッチ88が押されると、信号がライン92を介して
ポンプユニットコントローラー8に伝わる。信号がポン
プユニットコントローラー8に伝わると、ポンプユニッ
トコントローラー8は油圧ポンプユニット6を操作してピ
ストン84の動きを止める。
【0032】したがって、スイッチレバー12を引くだけ
で竹を割り、割り終わったら自動的に元の位置で止まる
ようにすることができる。
【0033】図12は、リターン装置の別の態様を示
す。
【0034】図12のリターン装置114は、ストッパ部
材144、146と、ばね装置176から成る。
【0035】ばね装置176は架台26の側部下方に設けら
れている。ばね装置176は、ばね受け178と、大ばね132
と、小ばね134から成る。ばね受け178は円筒形で、その
断面は図12に示すような形をしている。大ばね132は
長さが約30mmであり、小ばね134は長さが約20mmであ
る。ばね受けの左のくぼみの部分178aに、大ばね132が
位置している。ばね受けの右のくぼみの部分178bに、小
ばね134が位置している。したがって、ばね装置176の進
行方向において、大ばね132と小ばね134は10mmほど重な
り合って存在している。
【0036】ピストン84の移動にともなって架台26が移
動し、ばね装置176も移動する。ばね装置176の進路上の
一方に、ストッパ144が位置している。ばね装置176の進
路上の他方には、ストッパ146が位置している。ストッ
パ部材144、146の中にはスイッチ186、188が取り付けら
れている。これらのスイッチ186、188が押されると、信
号がライン90、92を介してポンプユニットコントローラ
ー8に伝わるようになっている。
【0037】次に、図12を参照してリターン装置114
の動作の説明をする。
【0038】スイッチレバー12を引くと、信号がポンプ
ユニットコントローラー8に伝わ る。その信号がポン
プユニットコントローラー8に伝わると、ポンプユニッ
トコントローラー8が油圧ポンプユニット6を操作してピ
ストン84を左に移動させる。ピストン84が左に移動する
ことにより、ピストン棒20と取付部材22を介して架台26
が左に移動する。架台26の下方に取りつけたばね装置17
6の大ばね132が、ストッパ部材144に当たって縮み始め
る。大ばね132が縮んで10mmほどになると、ばね受けの
大ばね側端部178cがストッパ部材144のスイッチ186を押
す。スイッチ186が押されると、信号がライン90を介し
てポンプユニットコントローラー8に伝わる。その信号
がポンプユニットコントローラー8に伝わると、ポンプ
ユニットコントローラー8が油圧ポンプユニット6を操作
して、ピストン84を右に移動させる。ピストン84が右に
移動すると、ピストン棒20と取付部材22を介して架台26
が右に移動する。それとともに大ばね132も弾性力で架
台26を右に押す。
【0039】架台26が右に移動すると、ばね装置176も
右に移動する。ばね装置176の小ばね134がストッパ146
に当たって縮む。小ばね134が縮んで長さが10mmほどに
なる と、ばね受けの小ばね側端部178dがストッパ146
のスイッチ188を押す。ストッパ146のスイッチが押され
ると、信号がライン92を介してポンプユニットコントロ
ーラー8に伝わる。信号がポンプユニットコントローラ
ー8に伝わると、ポンプユニットコントローラー8は油圧
ポンプユニット6を操作してピストン84の動きを止め
る。小ばね134は縮んだまま止まり、架台26は停止す
る。
【0040】したがって、このようなリターン装置114
を用いても、スイッチレバー12を引くだけで竹を割り、
割り終わったら自動的に元の位置で止まるようにするこ
とができる。
【0041】なお、小ばね134の強さを少し強いものに
すれば、小ばね134の弾性力で架台26を左に跳ね返して
から架台26を停止させることもできる。
【0042】また、ばね受けの大ばね側端部178cがスト
ッパ144のスイッチ186を押したとき、ピストン84が止ま
るように設定してもよい。そして、再びスイッチレバー
12を引くとピストン84が右に移動する設定にすることが
できる。その場合、竹を割り終わった後、架台26は大ば
ね132の弾性力で跳ね返されて一旦止まる。そし て、
再びスイッチレバー12を引くとピストン84が右に移動
し、元の位置で止まるようにすることができる。
【0043】さらに、ポンプユニットコントローラー8
を作動させるためにスイッチレバー12を用いたが、ボタ
ンによる方式のスイッチボタンを用いてもよい。
【0044】さらにまた、ポンプユニットコントローラ
ーと油圧シリンダの停止、ピストン84の移動方向の切り
替えは、自動にしないで、人間がコントロールするよう
にしてもよい。
【0045】次に、本発明の変形例を示す。
【0046】図13は、刃物の変形例を示している。
【0047】刃物116には、円弧状の刃138が取り付けら
れている。刃物116を用いることにより、竹175の切断面
に丸みを持たせることができる。
【0048】図14は、刃物の別の変形例を示してい
る。
【0049】刃物216には、くの字型の刃238が取り付け
られている。刃物216を用いることにより、竹275の切断
面の形状をくの字型にすることができる。
【0050】図15に、図11のリターン装置の変形例
を示す。
【0051】このリターン装置214においては、右側の
ストッパ部材246がカバー96に対して平行に移動可能
で、かつ、固定可能に支持されている。このようにする
ことによって、竹の長さが特に短い場合でも他界作業効
率を維持することができる。
【0052】図1、2、15を参照して、たとえば、竹
の長さが押し部材24の最大移動範囲の半分くらいである
場合の使用方法を説明する。なお、本変形例では空圧シ
リンダ104を用いている。
【0053】ストッパ部材246を左に移動させて、スト
ッパ部材244とストッパ部材246の距離を、押し部材24の
最大移動範囲の半分くらいにする。その地点で、ストッ
パ部材246を固定する。
【0054】上述したように、竹を竹支持部材10に載
せ、竹の先端部を節取りアタッチメント40に合わせて芯
合わせをする。
【0055】スイッチボタン112を押して、ポンプユニ
ットコントローラー8を作動させる。ポンプユニットコ
ントローラー8が空圧ポンプユニット106を操作して、ピ
ストン84を左に移動させる。押し部材24左に移動し、竹
が左に押されて刃物16を通る。竹を割り終わえると、左
に移動したばね装置76の小径のスプリング82がストッパ
部材244にあるスイッチ286を押す。スイッチ286が押さ
れると、信号がライン90を介してポンプユニットコント
ローラー8に伝わる。信号がポンプユニットコントロー
ラー8に伝わると、ポンプユニットコントローラー8が空
圧ポンプユニット106を操作し、ピストン84を右に移動
させる。
【0056】ピストン84の右への移動に伴い、押し部材
とばね装置76も右に移動する。押し部材24が、最大移動
範囲の最も左の地点から最大移動範囲の半分の長さだけ
右へ移動したところで、ばね装置76の右側のばね34がス
トッパ246のスイッチ288を押す。スイッチ288が押され
たという信号がライン92を介してポンプユニットコント
ローラー8に伝わる。ポンプユニットコントローラー8
は、空圧ポンプユニット106を操作してピストン84を停
止させる。ピストン84が停止すると、押し部材24も停止
する。
【0057】続いて、あらかじめ選別してある同じくら
いの長さの竹を、竹支持部材10の摺動面68、70に載せ、
竹の先端部を節取りアタッチメント40に合わせ芯あわせ
をする。スイッチボタン112を押してポンプユニットコ
ントローラー8を作動させる。ポンプユニットコントロ
ーラー8が、空圧ポンプユニット106を操作してピストン
84を左に移動させ、押し部材24を左に移動させる。押し
部材24は、押し部材24の最大移動範囲の最も左の地点か
ら、最大移動範囲の半分の長さだけ右へ移動した地点で
停止している。すなわち、押し部材24は、竹の後端部の
近くに位置している。
【0058】したがって、すぐに竹を押して竹を刃物16
に通し、竹を割り始めることができる。また、押し部材
24が、竹を割り終えて右に戻って止まるまでの時間も短
くて済む。したがって、選別した竹が特に短い場合に
も、高い効率を維持して作業を進めることができる。
【0059】図16に、本発明の竹割機の他の変形例を示
す。
【0060】この竹割機には、集束部材100が取りつけ
られている。
【0061】図16に示すように、モノレール型本体2の
一端に集束部材取付部98が設けられている。集束部材取
付部98には、取付部材99を介して集束部材100が取りつ
けられている。また、スイッチレバー12は、図17に示す
構成で図16に示す位置に取りつけられている。
【0062】このように集束部材100を取りつけると、
割り終えた竹を集束させることができる。割り終えて加
工作業が完了した竹を1箇所に集めて管理し、作業をス
ムーズに行うことができる。
【0063】また、竹の長さが非常に長い場合には、図
18に示すように、さらに別の集束部材101を取り付ける
こともできる。
【0064】図18の取付部材99には、集束部材取付部10
1が設けられている。集束部材取付部101には、取付部材
102を介して集束部材103が取りつけられている。
【0065】このような構成にすることによって、長さ
が非常に長い竹を割り終えてから竹を集束させることが
できる。前述と同様に、割り終えて加工作業が完了した
竹を1箇所に集めて管理し、作業をスムーズに行うこと
ができる。
【0066】なお、図16や図18に示される収束部材10
0、103は、単に割り終えた竹を収束する役割を果たすだ
けでなく、竹が割れる際に竹が飛び散るのを防止する役
割、すなわち、飛散防止部材としての役割を果たすこと
もできる。かかる収束部材は、割ったときに飛び散り易
い竹に対して非常に有用である。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、空圧又は油圧
シリンダの力によって竹を自動的に割ることができるの
で、容易かつ効率的に竹割り作業を行える。しかも、収
束部材が設けられているので、割ったときに飛び散り易
い竹に対して非常に有用である。請求項2、5の発明に
よれば、空圧又は油圧シリンダーを使用し、スイッチ部
材を操作するだけで、簡単に竹を複数に割ることができ
る。竹を割るための操作を確実かつスムーズに実現で
き、自動化して簡略にすることができる。
【0068】請求項3の発明によれば、刃物を自由に取
り替えることによって、4つ割、6つ割り等自由に竹を
割ることができる。任意の刃物に交換することにより、
竹を任意の数に割ることができる。
【0069】請求項4の発明によれば、節取りアタッチ
メントを取りかえることによって、小さい竹から大きい
竹まで中節もきれいに取ることができる。竹を複数に割
るとともに、簡単に竹の節を取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による竹割機の斜視図。
【図2】本発明による竹割機の側面図。
【図3】本発明による竹割機の上面図。
【図4】刃物を取りつけた場合の竹割機の正面図。
【図5】刃物を取り外した場合の竹割機の正面図。
【図6】図1のA−A視図。
【図7】刃物取付部に取りつける刃物の一例を示す図。
【図8】6つ割り用の刃物を示す図。
【図9】節取りアタッチメントが取りつけられた刃物を
示す図。
【図10】図9の側面図。
【図11】リターン装置の概略図。
【図12】リターン装置の別の態様を示す図。
【図13】刃物の変形例を示す図。
【図14】刃物の別の変形例を示す図。
【図15】図11のリターン装置の変形例を示す図。
【図16】本発明の竹割機の他の変形例を示す図。
【図17】図16のスイッチレバーの構成を示す図。
【図18】集束部材にさらに別の集束部材を取り付ける
ことを示す図。
【符号の説明】 2 本体 4 油圧シリンダ 6 油圧ポンプユニット 8 ポンプユニットコントローラー 10 竹支持部材 12 スイッチレバー 14、114、214 リターン装置 16、72、116、216 刃物 17 アタッチメント取付部 18 摺動面 20 ピストン棒 22 取付部材 24 押し部材 26 架台 28 収容部 32、34、132、134 ばね 36 刃物取付部 38、138、238 刃 40 節取りアタッチメント 42 機械本体の底部 44、46、144、146、244、246 ストッパ部材 48、52 上部材 50、54 下部材 56、58 貫通穴 60、62 ねじ穴 64、66 ねじ 68、70 竹支持部材摺動面 74 節 75、175、275 竹 76、176 ばね装置 78、178 ばね受け 80 リコイルスプリング 82 小径のスプリング 84 ピストン 86、88、186、188、286、288 スイッチ 89、90、92 ライン 96 カバー 98、101 集束部材取付部 99、102 取付部材 100、103 集束部材 104 空圧シリンダ 106 空圧ポンプユニット 112 スイッチボタン 178a ばね受けの左のくぼみの部分 178b ばね受けの右のくぼみの部分 178c ばね受けの大ばね側端部 178d ばね受けの小ばね側端部 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月30日(1999.9.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 竹割機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹を割るための機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、竹割りは手割りで行っていた。ま
た、竹の中節を取るのに時間がかかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単にかつ
効率的に竹を割ることができる竹割機を提供することを
1つの目的とする。
【0004】本発明は、竹の中節を簡単に取ることがで
きる竹割機を提供することを別の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決手段の1つ
は、中節のある長い竹を支持する竹支持部(10)と、その
竹を押して所定の方向に移動させるための油圧又は空圧
シリンダ(4、104)を設け、竹の移動方向に刃物取付部(3
6)を設け、刃物取付部(36)に取り付けられた刃物(16、7
2、116、216)によって、油圧又は空圧シリンダ(4、104)
の力で竹支持部(10)に沿って移動してきた竹を自動的に
割り、かつ、割り終えた竹を収束する役割と竹が割れる
際に竹が飛び散るのを防止する役割をする収束部材(10
0、103)が設けられていることを特徴とする竹割機であ
る。
【0006】本発明の他の解決手段は、中節のある長い
竹を割る機械において、機械本体(2)に竹支持部(10)と
空圧または油圧シリンダ(104、4)が配置され、空圧また
は油圧シリンダ(104、4)に空圧または油圧ポンプユニ
ット(106、6)が接続され、空圧または油圧ポンプユニッ
ト(106、6)にポンプユニットコントローラー(8)が接続
され、ポンプユニットコントローラー(8)にスイッチ部
材(12、112)が接続されており、空圧または油圧シリン
ダ(104、4)のピストン棒(20)の一端に取付部材(22)が取
り付けられ、取付部材(22)に押し部材(24)と架台(26)が
取りつけられ、押し部材(24)と架台(26)は取付部材(22)
とともに移動し、押し部材(24)の進路上に刃物取付部(3
6)が配置され、刃物取付部(36)に竹を割るための刃物(1
6、72、116、216)が取り付けられており、さらに機械本
体(2)にストッパ部材(44、46、144、146、244、246)を
取りつけ、ストッパ部材(44、46、144、146、244、246)
にスイッチ(86、88、186、188、286、288)を取りつけ、
スイッチ(86、88、186、188、286、288)とポンプユニッ
トコントローラー(8)を接続し、架台(26)に弾性体装置
(76、176)を取りつけ、弾性体装置(76、176)によってス
イッチ(86、88、186、188、286、288)を押してポンプユ
ニットコントローラー(8)を操作するリターン装置(14、
114、214)を設けて、弾性体装置(76、176)の弾性作用に
よって架台(26)はスイッチ(86、88、186、188、286、28
8)を押したあと必ずリターンする構成にしたことを特徴
とする竹割機である。
【0007】本発明のさらに他の解決手段は、中節のあ
る長い竹を支持する竹支持部(10)と、その竹を押して所
定の方向に移動させるための油圧又は空圧シリンダ(4、
104)を設け、竹の移動方向に刃物取付部(36)を設け、刃
物取付部(36)に取り付けられた刃物(16、72、116、216)
によって、油圧又は空圧シリンダ(4、104)の力で竹支持
部(10)に沿って移動してきた竹を自動的に割り、かつ、
割り終えた竹を収束する役割と竹が割れる際に竹が飛び
散るのを防止する役割をする収束部材(100、103)が設け
られており、機械本体(2)に竹支持部(10)と空圧または
油圧シリンダ(104、4)が配置され、空圧または油圧シリ
ンダ(104、4)に空圧または油圧ポンプユニット(106、
6)が接続され、空圧または油圧ポンプユニット(106、6)
にポンプユニットコントローラー(8)が接続され、ポン
プユニットコントローラー(8)にスイッチ部材(12、112)
が接続されており、空圧または油圧シリンダ(104、4)の
ピストン棒(20)の一端に取付部材(22)が取り付けられ、
取付部材(22)に押し部材(24)と架台(26)が取りつけら
れ、押し部材(24)と架台(26)は取付部材(22)とともに移
動し、押し部材(24)の進路上に刃物取付部(36)が配置さ
れ、刃物取付部(36)に竹を割るための刃物(16、72、11
6、216)が取り付けられており、さらに機械本体(2)にス
トッパ部材(44、46、144、146、244、246)を取りつけ、
ストッパ部材(44、46、144、146、244、246)にスイッチ
(86、88、186、188、286、288)を取りつけ、スイッチ(8
6、88、186、188、286、288)とポンプユニットコントロ
ーラー(8)を接続し、架台(26)に弾性体装置(76、176)を
取りつけ、弾性体装置(76、176)によってスイッチ(86、
88、186、188、286、288)を押してポンプユニットコン
トローラー(8)を操作するリターン装置(14、114、214)
を設けて、弾性体装置(76、176)の弾性作用によって架
台(26)はスイッチ(86、88、186、188、286、288)を押し
たあと必ずリターンする構成にしたことを特徴とする竹
割機である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、竹を割るための機械に
関する。本発明の典型例は、長い竹を支持する竹支持部
と、その竹を押して所定の方向に移動させるための油圧
又は空圧シリンダを設け、竹の移動方向に刃物取付部を
設け、油圧又は空圧シリンダの力で竹支持部に沿って移
動してきた竹を刃物取付部に取り付けられた刃物によっ
て自動的に割ることを特徴とする竹割機である。
【0009】好ましくは、機械本体に竹支持部材と空圧
または油圧シリンダが配置され、空圧または油圧シリン
ダに空圧または油圧ポンプユニットが接続され、空圧ま
たは油圧ポンプユニットにポンプユニットコントローラ
ーが接続され、ポンプユニットコントローラーにスイッ
チ部材が接続されている。空圧または油圧シリンダのピ
ストン棒の一端に取付部材が取り付けられ、取付部材に
押し部材と架台が取りつけられ、押し部材と架台は取付
部材とともに移動し、押し部材の進路上に刃物取付部が
配置され、刃物取付部に竹を割るための刃物を交換可能
に取り付けることができる。空圧または油圧シリンダを
作動させて押し部材で竹を押し、竹を複数に割ることが
できる。
【0010】刃物には、節取りアタッチメントを取りつ
けることができる。節取りアタッチメントを取りつける
ことにより、竹を割る際に中節を取ることができる。
【0011】機械本体にストッパ部材を取りつけ、スト
ッパ部材の中にスイッチを取りつけ、スイッチとポンプ
ユニットコントローラーを接続し、架台にばね装置を取
りつけ、ばね装置によってスイッチを押してポンプユニ
ットコントローラーを操作するリターン装置を設置する
ことができる。したがって、竹を割るための操作を自動
化して簡略にすることができる。
【0012】
【実施例】図1から図5は、本発明の1つの実施例の概
略を示す。
【0013】図1は、本発明による竹割機の斜視図であ
る。
【0014】図1に示すように、竹割機は、本体2と、
油圧シリンダ4と、油圧ポンプユニット6と、ポンプユニ
ットコントローラー8と、竹支持部材10と、スイッチレ
バー12と、リターン装置14と、刃物16から成る。本実施
例では、本体2はモノレール型の台になっている。モノ
レール型本体2の摺動面18の一端に、油圧シリンダ4が配
置されている。油圧シリンダ4のピストン棒20の先に
は、取付部材22が設けられている。取付部材22には、押
し部材24と架台26が取り付けられている。押し部材24に
は、収容部28が設けられている。架台26には、ばね装置
76が設けられている。ばね装置76は、ばね受け78と2つ
のばね32、34から成る。
【0015】モノレール型本体2の摺動面18の他端に
は、刃物取付部36が設けられている。刃物取付部36には
刃物16が取りつけられている。刃物16は、その中に複数
の刃38を有している。刃物16は、交換可能である。図2
の本発明による竹割機の側面図に示すように、刃物16の
アタッチメント取付部17には、節取りアタッチメント40
を取りつけることができる。節取りアタッチメント40
は、竹の大きさに合わせて適切な大きさのものに交換可
能である。
【0016】モノレール型本体2の底部42には、油圧ポ
ンプユニット6と竹支持部材10が配置されている。油圧
ポンプユニット6は、油圧シリンダ4とポンプユニットコ
ントローラー8に接続されている。ポンプユニットコン
トローラー8は、スイッチレバー12とストッパ部材44、4
6の中のスイッチ86、88に接続されている。
【0017】摺動部は、架台26の磨耗とシリンダーのシ
ール磨耗を防ぐために、モノレール型タイプにしてベア
リング入りにすることができる。
【0018】図3は、本発明による竹割機の上面図を示
している。
【0019】図4は、刃物16を取りつけた場合の竹割機
の正面図を示している。図5は、刃物16を取り外した場
合の竹割機の正面図を示している。
【0020】図6は、図1のA−A視図である。
【0021】図6に示すように、竹支持部材10は、左右
それぞれ上部材48と下部材50、上部材52と下部材54から
なっている。上部材48、52には、ねじを通すことができ
る貫通穴56、58が設けられている。下部材50、54には、
ねじ穴60、62が複数箇所設けられている。上部材48、52
と下部材50、54はそれぞれねじ64、66でとめて固定する
ことが可能である。したがって、芯が合いやすいよう
に、竹の大きさに合わせて竹支持部材摺動面68、70を上
下することができる。
【0022】図7は、図1から図5の刃物取付部36に取
りつける刃物の一例を示している。図7の刃物は4つ割
り用の刃物16である。もちろん本発明は、4つ割りだけ
に限定されるものでない。図8は、6つ割り用の刃物72
を示している。その他複数割り用の刃物を刃物取付部36
に取り付けることによって、複数に竹を割ることが可能
である。
【0023】図9は、節取りアタッチメント40が取りつ
けられた刃物16を示している。図10は、図9の側面図
である。竹を割る際には、図10に示すような竹75の大
きさにあった節取りアタッチメント40を取りつけること
ができる。この竹75が、図1に示す押し部材24で押され
て刃物16を通過する。竹75が刃物16を通過する際に、節
74が節取りアタッチメント40により破られて節74を取る
ことができる。つまり、竹75を割り、かつ、節74を取る
ことができる。
【0024】図11は、リターン装置14の概略図であ
る。
【0025】リターン装置14は、ストッパ部材44、46と
ばね装置76から成る。
【0026】ばね装置76は架台26の側部下方に設けられ
ている。ばね装置76は、ばね受け78と2つのばね32、34
から成る。ばね受け78の左側には、ばね32が取り付けら
れている。ばね受け78の右側には、ばね34が取り付けら
れている。ばね32は強力なリコイルスプリング80と小径
のスプリング82からなり、ばね34は小径のばねである。
リコイルばね80は、小径のばね82より径が大きくばね定
数も大きい。
【0027】ピストン84の移動にともなって架台26が移
動し、ばね装置76も移動する。ばね装置76の進路上の一
方に、ストッパ部材44が位置している。ばね装置76の進
路上の他方には、ストッパ部材46が位置している。スト
ッパ部材44、46の中にはスイッチ86、88が取り付けられ
ている。これらのスイッチ86、88が押されると、信号が
ライン90、92を介してポンプユニットコントローラー8
に伝わるようになっている。ラインは、カバー96で覆わ
れている。
【0028】図1、図2、図11を参照して、使用方法
の説明をする。
【0029】まず、一定の大きさの竹を選別する。刃物
16を刃物取付部36に取りつける。竹の大きさに合わせ
て、刃物16に適切な大きさの節取りアタッチメント40を
取りつける。竹の大きさに合わせて、竹支持部材10の摺
動面68、70の高さを調節する。選別した竹を竹支持部材
10の摺動面68、70に載せ、竹の一端を節取りアタッチメ
ント40に合わせる。
【0030】次に、スイッチレバー12を引く。スイッチ
レバー12を引くと、ライン89を介して信号がポンプユニ
ットコントローラー8に伝わる。その信号がポンプユニ
ットコントローラー8に伝わると、ポンプユニットコン
トローラー8が油圧ポンプユニット6を操作してピストン
84を左に移動させる。ピストン84が左に移動することに
より、ピストン棒20と取付部材22を介して押し部材24が
左に移動する。したがって、押し部材24が竹を押す。押
し部材24は、竹に刃物16を通過させ竹を割る。竹を割る
とともに、節取りアタッチメント40が竹の中節を打ち破
り中節を取る。押し部材が移動範囲の最左端に位置する
とき、節取りアタッチメント40は収容部28に入るように
することができる。
【0031】竹を割り、中節を取り終えると、押し部材
24とともに移動する架台26の下方に取りつけたばね装置
76の小径のスプリング82がスイッチ86を押す。スイッチ
86を押すと、信号がライン90を介してポンプユニットコ
ントローラー8に伝わる。その信号がポンプユニットコ
ントローラー8に伝わると、ポンプユニットコントロー
ラー8が油圧ポンプユニット6を操作して、ピストン84を
右に移動させる。
【0032】ピストン84が右に移動すると、ピストン棒
20と取付部材22を介して架台26が右に移動する。架台26
に取りつけられたばね装置76も右に移動する。ばね装置
76のばね34がストッパ46のスイッチ88を押す。ストッパ
46のスイッチ88が押されると、信号がライン92を介して
ポンプユニットコントローラー8に伝わる。信号がポン
プユニットコントローラー8に伝わると、ポンプユニッ
トコントローラー8は油圧ポンプユニット6を操作してピ
ストン84の動きを止める。
【0033】したがって、スイッチレバー12を引くだけ
で竹を割り、割り終わったら自動的に元の位置で止まる
ようにすることができる。
【0034】図12は、リターン装置の別の態様を示
す。
【0035】図12のリターン装置114は、ストッパ部
材144、146と、ばね装置176から成る。
【0036】ばね装置176は架台26の側部下方に設けら
れている。ばね装置176は、ばね受け178と、大ばね132
と、小ばね134から成る。ばね受け178は円筒形で、その
断面は図12に示すような形をしている。大ばね132は
長さが約30mmであり、小ばね134は長さが約20mmであ
る。ばね受けの左のくぼみの部分178aに、大ばね132が
位置している。ばね受けの右のくぼみの部分178bに、小
ばね134が位置している。したがって、ばね装置176の進
行方向において、大ばね132と小ばね134は10mmほど重な
り合って存在している。
【0037】ピストン84の移動にともなって架台26が移
動し、ばね装置176も移動する。ばね装置176の進路上の
一方に、ストッパ144が位置している。ばね装置176の進
路上の他方には、ストッパ146が位置している。ストッ
パ部材144、146の中にはスイッチ186、188が取り付けら
れている。これらのスイッチ186、188が押されると、信
号がライン90、92を介してポンプユニットコントローラ
ー8に伝わるようになっている。
【0038】次に、図12を参照してリターン装置114
の動作の説明をする。
【0039】スイッチレバー12を引くと、信号がポンプ
ユニットコントローラー8に伝わ る。その信号がポン
プユニットコントローラー8に伝わると、ポンプユニッ
トコントローラー8が油圧ポンプユニット6を操作してピ
ストン84を左に移動させる。ピストン84が左に移動する
ことにより、ピストン棒20と取付部材22を介して架台26
が左に移動する。架台26の下方に取りつけたばね装置17
6の大ばね132が、ストッパ部材144に当たって縮み始め
る。大ばね132が縮んで10mmほどになると、ばね受けの
大ばね側端部178cがストッパ部材144のスイッチ186を押
す。スイッチ186が押されると、信号がライン90を介し
てポンプユニットコントローラー8に伝わる。その信号
がポンプユニットコントローラー8に伝わると、ポンプ
ユニットコントローラー8が油圧ポンプユニット6を操作
して、ピストン84を右に移動させる。ピストン84が右に
移動すると、ピストン棒20と取付部材22を介して架台26
が右に移動する。それとともに大ばね132も弾性力で架
台26を右に押す。
【0040】架台26が右に移動すると、ばね装置176も
右に移動する。ばね装置176の小ばね134がストッパ146
に当たって縮む。小ばね134が縮んで長さが10mmほどに
なる と、ばね受けの小ばね側端部178dがストッパ146
のスイッチ188を押す。ストッパ146のスイッチが押され
ると、信号がライン92を介してポンプユニットコントロ
ーラー8に伝わる。信号がポンプユニットコントローラ
ー8に伝わると、ポンプユニットコントローラー8は油圧
ポンプユニット6を操作してピストン84の動きを止め
る。小ばね134は縮んだまま止まり、架台26は停止す
る。
【0041】したがって、このようなリターン装置114
を用いても、スイッチレバー12を引くだけで竹を割り、
割り終わったら自動的に元の位置で止まるようにするこ
とができる。
【0042】なお、小ばね134の強さを少し強いものに
すれば、小ばね134の弾性力で架台26を左に跳ね返して
から架台26を停止させることもできる。
【0043】また、ばね受けの大ばね側端部178cがスト
ッパ144のスイッチ186を押したとき、ピストン84が止ま
るように設定してもよい。そして、再びスイッチレバー
12を引くとピストン84が右に移動する設定にすることが
できる。その場合、竹を割り終わった後、架台26は大ば
ね132の弾性力で跳ね返されて一旦止まる。そし て、
再びスイッチレバー12を引くとピストン84が右に移動
し、元の位置で止まるようにすることができる。
【0044】さらに、ポンプユニットコントローラー8
を作動させるためにスイッチレバー12を用いたが、ボタ
ンによる方式のスイッチボタンを用いてもよい。
【0045】さらにまた、ポンプユニットコントローラ
ーと油圧シリンダの停止、ピストン84の移動方向の切り
替えは、自動にしないで、人間がコントロールするよう
にしてもよい。
【0046】次に、本発明の変形例を示す。
【0047】図13は、刃物の変形例を示している。
【0048】刃物116には、円弧状の刃138が取り付けら
れている。刃物116を用いることにより、竹175の切断面
に丸みを持たせることができる。
【0049】図14は、刃物の別の変形例を示してい
る。
【0050】刃物216には、くの字型の刃238が取り付け
られている。刃物216を用いることにより、竹275の切断
面の形状をくの字型にすることができる。
【0051】図15に、図11のリターン装置の変形例
を示す。
【0052】このリターン装置214においては、右側の
ストッパ部材246がカバー96に対して平行に移動可能
で、かつ、固定可能に支持されている。このようにする
ことによって、竹の長さが特に短い場合でも他界作業効
率を維持することができる。
【0053】図1、2、15を参照して、たとえば、竹
の長さが押し部材24の最大移動範囲の半分くらいである
場合の使用方法を説明する。なお、本変形例では空圧シ
リンダ104を用いている。
【0054】ストッパ部材246を左に移動させて、スト
ッパ部材244とストッパ部材246の距離を、押し部材24の
最大移動範囲の半分くらいにする。その地点で、ストッ
パ部材246を固定する。
【0055】上述したように、竹を竹支持部材10に載
せ、竹の先端部を節取りアタッチメント40に合わせて芯
合わせをする。
【0056】スイッチボタン112を押して、ポンプユニ
ットコントローラー8を作動させる。ポンプユニットコ
ントローラー8が空圧ポンプユニット106を操作して、ピ
ストン84を左に移動させる。押し部材24左に移動し、竹
が左に押されて刃物16を通る。竹を割り終わえると、左
に移動したばね装置76の小径のスプリング82がストッパ
部材244にあるスイッチ286を押す。スイッチ286が押さ
れると、信号がライン90を介してポンプユニットコント
ローラー8に伝わる。信号がポンプユニットコントロー
ラー8に伝わると、ポンプユニットコントローラー8が空
圧ポンプユニット106を操作し、ピストン84を右に移動
させる。
【0057】ピストン84の右への移動に伴い、押し部材
とばね装置76も右に移動する。押し部材24が、最大移動
範囲の最も左の地点から最大移動範囲の半分の長さだけ
右へ移動したところで、ばね装置76の右側のばね34がス
トッパ246のスイッチ288を押す。スイッチ288が押され
たという信号がライン92を介してポンプユニットコント
ローラー8に伝わる。ポンプユニットコントローラー8
は、空圧ポンプユニット106を操作してピストン84を停
止させる。ピストン84が停止すると、押し部材24も停止
する。
【0058】続いて、あらかじめ選別してある同じくら
いの長さの竹を、竹支持部材10の摺動面68、70に載せ、
竹の先端部を節取りアタッチメント40に合わせ芯あわせ
をする。スイッチボタン112を押してポンプユニットコ
ントローラー8を作動させる。ポンプユニットコントロ
ーラー8が、空圧ポンプユニット106を操作してピストン
84を左に移動させ、押し部材24を左に移動させる。押し
部材24は、押し部材24の最大移動範囲の最も左の地点か
ら、最大移動範囲の半分の長さだけ右へ移動した地点で
停止している。すなわち、押し部材24は、竹の後端部の
近くに位置している。
【0059】したがって、すぐに竹を押して竹を刃物16
に通し、竹を割り始めることができる。また、押し部材
24が、竹を割り終えて右に戻って止まるまでの時間も短
くて済む。したがって、選別した竹が特に短い場合に
も、高い効率を維持して作業を進めることができる。
【0060】図16に、本発明の竹割機の他の変形例を示
す。
【0061】この竹割機には、集束部材100が取りつけ
られている。
【0062】図16に示すように、モノレール型本体2の
一端に集束部材取付部98が設けられている。集束部材取
付部98には、取付部材99を介して集束部材100が取りつ
けられている。また、スイッチレバー12は、図17に示す
構成で図16に示す位置に取りつけられている。
【0063】このように集束部材100を取りつけると、
割り終えた竹を集束させることができる。割り終えて加
工作業が完了した竹を1箇所に集めて管理し、作業をス
ムーズに行うことができる。
【0064】また、竹の長さが非常に長い場合には、図
18に示すように、さらに別の集束部材101を取り付ける
こともできる。
【0065】図18の取付部材99には、集束部材取付部10
1が設けられている。集束部材取付部101には、取付部材
102を介して集束部材103が取りつけられている。
【0066】このような構成にすることによって、長さ
が非常に長い竹を割り終えてから竹を集束させることが
できる。前述と同様に、割り終えて加工作業が完了した
竹を1箇所に集めて管理し、作業をスムーズに行うこと
ができる。
【0067】なお、図16や図18に示される収束部材10
0、103は、単に割り終えた竹を収束する役割を果たすだ
けでなく、竹が割れる際に竹が飛び散るのを防止する役
割、すなわち、飛散防止部材としての役割を果たすこと
もできる。かかる収束部材は、割ったときに飛び散り易
い竹に対して非常に有用である。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、空圧又は油圧
シリンダの力によって竹を自動的に割ることができるの
で、容易かつ効率的に竹割り作業を行える。しかも、収
束部材が設けられているので、割ったときに飛び散り易
い竹に対して非常に有用である。請求項2、5の発明に
よれば、空圧又は油圧シリンダーを使用し、スイッチ部
材を操作するだけで、簡単に竹を複数に割ることができ
る。竹を割るための操作を確実かつスムーズに実現で
き、自動化して簡略にすることができる。
【0069】請求項3の発明によれば、刃物を自由に取
り替えることによって、4つ割、6つ割り等自由に竹を
割ることができる。任意の刃物に交換することにより、
竹を任意の数に割ることができる。
【0070】請求項4の発明によれば、節取りアタッチ
メントを取りかえることによって、小さい竹から大きい
竹まで中節もきれいに取ることができる。竹を複数に割
るとともに、簡単に竹の節を取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による竹割機の斜視図。
【図2】本発明による竹割機の側面図。
【図3】本発明による竹割機の上面図。
【図4】刃物を取りつけた場合の竹割機の正面図。
【図5】刃物を取り外した場合の竹割機の正面図。
【図6】図1のA−A視図。
【図7】刃物取付部に取りつける刃物の一例を示す図。
【図8】6つ割り用の刃物を示す図。
【図9】節取りアタッチメントが取りつけられた刃物を
示す図。
【図10】図9の側面図。
【図11】リターン装置の概略図。
【図12】リターン装置の別の態様を示す図。
【図13】刃物の変形例を示す図。
【図14】刃物の別の変形例を示す図。
【図15】図11のリターン装置の変形例を示す図。
【図16】本発明の竹割機の他の変形例を示す図。
【図17】図16のスイッチレバーの構成を示す図。
【図18】集束部材にさらに別の集束部材を取り付ける
ことを示す図。
【符号の説明】 2 本体 4 油圧シリンダ 6 油圧ポンプユニット 8 ポンプユニットコントローラー 10 竹支持部材 12 スイッチレバー 14、114、214 リターン装置 16、72、116、216 刃物 17 アタッチメント取付部 18 摺動面 20 ピストン棒 22 取付部材 24 押し部材 26 架台 28 収容部 32、34、132、134 ばね 36 刃物取付部 38、138、238 刃 40 節取りアタッチメント 42 機械本体の底部 44、46、144、146、244、246 ストッパ部材 48、52 上部材 50、54 下部材 56、58 貫通穴 60、62 ねじ穴 64、66 ねじ 68、70 竹支持部材摺動面 74 節 75、175、275 竹 76、176 ばね装置 78、178 ばね受け 80 リコイルスプリング 82 小径のスプリング 84 ピストン 86、88、186、188、286、288 スイッチ 89、90、92 ライン 96 カバー 98、101 集束部材取付部 99、102 取付部材 100、103 集束部材 104 空圧シリンダ 106 空圧ポンプユニット 112 スイッチボタン 178a ばね受けの左のくぼみの部分 178b ばね受けの右のくぼみの部分 178c ばね受けの大ばね側端部 178d ばね受けの小ばね側端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長い竹を支持する竹支持部(10)と、その
    竹を押して所定の方向に移動させるための油圧又は空圧
    シリンダ(4、104)を設け、竹の移動方向に刃物取付部(3
    6)を設け、油圧又は空圧シリンダ(4、104)の力で竹支持
    部(10)に沿って移動してきた竹を刃物取付部(36)に取り
    付けられた刃物(16、72、116、216)によって自動的に割
    ることを特徴とする竹割機。
  2. 【請求項2】 竹を割る機械において、機械本体(2)に
    竹支持部材(10)と空圧または油圧シリンダ(104、4)が配
    置され、空圧または油圧シリンダ(104、4)に空圧また
    は油圧ポンプユニット(106、6)が接続され、空圧または
    油圧ポンプユニット(106、6)にポンプユニットコントロ
    ーラー(8)が接続され、ポンプユニットコントローラー
    (8)にスイッチ部材(12、112)が接続されており、空圧ま
    たは油圧シリンダ(104、4)のピストン棒(20)の一端に取
    付部材(22)が取り付けられ、取付部材(22)に押し部材(2
    4)と架台(26)が取りつけられ、押し部材(24)と架台(26)
    は取付部材(22)とともに移動し、押し部材(24)の進路上
    に刃物取付部(36)が配置され、刃物取付部(36)に竹を割
    るための刃物(16、72、116、216)が取り付けられている
    ことを特徴とする竹割機。
  3. 【請求項3】 刃物取付部(36)に取りつける刃物(16、
    72、116、216)が交換可能であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の竹割機。
  4. 【請求項4】 刃物(16、72、116、216)にアタッチメン
    ト取付部(17)を設け、アタッチメント取付部(17)に節取
    りアタッチメント(40)を取りつけて中節を取ることがで
    きることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の竹割機。
  5. 【請求項5】 機械本体(2)にストッパ部材(44、46、14
    4、146、244、246)を取りつけ、ストッパ部材(44、46、
    144、146、244、246)にスイッチ(86、88、186、188、28
    6、288) を取りつけ、スイッチ(86、88、186、188、28
    6、288)とポンプユニットコントローラー(8)を接続し、
    架台(26)に弾性体装置(76、176)を取りつけ、弾性体装
    置(76、176)によってスイッチ(86、88、186、188、28
    6、288)を押してポンプユニットコントローラー(8)を操
    作することができるリターン装置(14、114、214)を有す
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記
    載の竹割機。
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