JP2000197793A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000197793A
JP2000197793A JP11000556A JP55699A JP2000197793A JP 2000197793 A JP2000197793 A JP 2000197793A JP 11000556 A JP11000556 A JP 11000556A JP 55699 A JP55699 A JP 55699A JP 2000197793 A JP2000197793 A JP 2000197793A
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dewatering tub
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正訓 竹川
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光市 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御
する洗濯機において、機体がコンパクトあるいは小容量
タイプであっても運転時間を短縮させるとともに、消費
電力量を低減できるようにする。 【解決手段】 パルセータ5を内底部に回転自在に配設
した洗濯兼脱水槽6を受け槽3内に回転自在に収容し、
パルセータ5または洗濯兼脱水槽6をモータ11により
回転駆動し、制御手段により洗い、すすぎ、脱水等の一
連の行程を制御する。制御手段は、洗い行程、すすぎ行
程の少なくとも1つの行程においてパルセータ5を回転
駆動させる攪拌行程を有し、攪拌行程では、モータ11
の出力を攪拌行程以外の行程における出力より大きくし
てパルセータ5を回転させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い、すすぎ、脱
水の一連の行程を逐次制御する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機においては、一様
な回転力(出力)のモータ(駆動手段)、給水弁、排水
弁等のオン、オフ時間を制御することにより、洗濯兼脱
水槽内の洗濯物の布量を判定し、洗い、すすぎ、脱水の
各行程を自動設定するとともに逐次制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、モータは回転力が一様であるためオン、
オフを小刻みに制御するだけでは、大容量タイプ(たと
えば、洗濯容量が5kg以上)に対する小容量タイプ
(洗濯容量が5kg以下)や、大容量であっても機体を
コンパクト化させるためにはパルセータおよび洗濯兼脱
水槽などの直径を小にする必要があり、それゆえ布に付
加する機械力は弱められてしまい、洗浄、すすぎ等の基
本性能を確保するには、洗い、すすぎ等の運転時間が長
くなってしまったり、それにともない消費電力量を増大
させてしまう不具合があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、機体
がコンパクトあるいは小容量タイプであっても、洗い、
すすぎ等の基本性能を確保しながら、運転時間を短縮さ
せるとともに、消費電力量を低減できるようにすること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、パルセータを内底部に回転自在に配設した
洗濯兼脱水槽を受け槽内に回転自在に収容し、パルセー
タまたは洗濯兼脱水槽を駆動手段により回転駆動し、制
御手段により洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御
するよう構成し、制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の
少なくとも1つの行程においてパルセータを回転駆動さ
せる攪拌行程を有し、攪拌行程では、駆動手段の出力を
攪拌行程以外の行程における出力より大きくしてパルセ
ータを回転させるように構成したものである。
【0006】これにより、機体がコンパクトあるいは小
容量タイプであっても、洗い、すすぎ等の基本性能を確
保しながら、洗い、すすぎ行程時間を短縮することがで
き、トータル運転時間を短縮できるとともに、消費電力
量を低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱
水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した受け槽
と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動
する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を
制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗い行
程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において前記パ
ルセータを回転駆動させる攪拌行程を有し、前記攪拌行
程では、前記駆動手段の出力を前記攪拌行程以外の行程
における出力より大きくして前記パルセータを回転させ
るように構成したものであり、攪拌行程でパルセータを
回転駆動させる駆動手段の出力を大きくできることによ
り、洗い、すすぎ等の基本性能を確保しながら、洗い、
すすぎ行程時間を短縮することができ、トータル運転時
間を短縮できるとともに、消費電力量を低減することが
できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、パルセータを内
底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼
脱水槽を回転自在に収容した受け槽と、前記パルセータ
または前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗
い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段
と、前記パルセータを回転駆動した後パルセータの回転
の減衰により前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知す
る布量検知手段とを備え、前記制御手段は、布量検知時
に前記パルセータを回転駆動する前攪拌行程と、洗い行
程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において前記パ
ルセータを回転駆動させる後攪拌行程とを有し、前攪拌
行程では、後攪拌行程における前記駆動手段の出力より
小さい出力で前記パルセータを回転させるように構成し
たものであり、布量の少い小容量タイプでも、布量検知
の精度を向上することができるとともに、短時間で布量
を検知することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、パルセータを内
底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼
脱水槽を回転自在に収容した受け槽と、前記パルセータ
または前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗
い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、脱水起動時には、脱水定常回
転時における前記洗濯兼脱水槽を回転させる前記駆動手
段の出力より大きな出力で前記洗濯兼脱水槽を回転させ
るように構成したものであり、短時間で脱水を立ち上げ
ることができ、絞り不足を防止することがる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】(実施励1)図1に示すように、外装体1
は支持板2に支持された受け槽3をサスペンション4で
弾性支持している。受け槽3は中央底部に回転自在にパ
ルセータ5を配設した洗濯兼脱水槽6を内包している。
洗濯兼脱水槽6は内周面に複数の貫通した穴6aを形設
している。
【0012】クラッチ機構部7は、支持板2の外底部に
装着しており、同心2重軸に形成された洗濯兼脱水槽6
に連結している脱水軸8とパルセータ5に固着した洗濯
軸9とを支持し、Vベルト10で伝達されるモータ(駆
動手段)11の動力を脱水軸8、洗濯軸9に切り換えて
伝達するとともに、洗い時およびすすぎ時に洗濯兼脱水
槽6を固定するブレーキ機構を兼ね備えている。
【0013】電磁弁12は電磁排水コック13を開閉す
るもので、無励磁(オフ)により電磁排水コック13を
閉止して洗い、すすぎが行えるようにするものであり、
電磁弁12を励磁(オン)して電磁排水コック13を開
放させると、排水可能な状態になるとともに洗濯兼脱水
槽6の制動が解除され、洗濯兼脱水槽6が回転可能とな
り脱水が行える状態にする。給水弁14は洗濯兼脱水槽
6に給水する。
【0014】制御装置15は、図2に示すように、制御
手段16、パワースイッチング手段17、布量検知手段
18、水位検知手段19、操作表示手段20、記憶手段
21などで構成し、制御手段15の指令によりパワース
イッチング手段17を制御することで、モータ11、電
磁弁12、給水弁14を制御して、洗い、すすぎ、脱水
の一連の行程を逐次制御するようにしている。なお、2
2、23はモータ11の進相用のコンデンサである。
【0015】制御手段16は、洗い行程およびすすぎ行
程においてパルセータ5を回転駆動させる攪拌行程を有
し、攪拌行程では、進相用のコンデンサ22、23を併
用し、攪拌行程でのモータ11の出力を攪拌行程以外の
行程における出力より大きくしてパルセータ5を回転さ
せるように構成している。
【0016】上記構成において図3を参照しながら動作
を説明すると、まず電源を入れた後に洗濯物を洗濯兼脱
水槽6内に投入し、ステップ101でユーザーの好みに
応じて自動コースか個別運転かキー入力して運転をスタ
ートさせると、ステップ102で、まず、洗い行程か否
か判定し、洗い行程ではステップ103でコンデンサ2
2、23を併用して高容量に設定し、ステップ104で
先行してモータ11を所定時間オン、オフさせ、パルセ
ータ5を正逆の反転駆動させる。
【0017】ステップ105でパルセータ5に加わる摩
擦抵抗によるモータ11オフ時のコンデンサ22の端子
間に生じる逆起電力を布量検知手段18によりパルス換
算して布量を検知して布量判定を行い、ステップ106
で操作表示手段20にて判定した布量に対する洗剤量と
水位を表示する。ステップ107で布量に応じて給水弁
14をオンさせて自動給水し、所定水位に達すると給水
弁14をオフさせる。
【0018】ステップ108でモータ11のオン、オフ
および正逆の反転制御により高トルクでパルセータ5を
駆動させて洗濯物を攪拌し、洗い行程を実行する。ここ
で、高トルクが得られて機械力が高まるため、洗濯物は
攪拌による反転も大きくなり、パルセータ5との摩擦も
増大して洗浄性能が向上する。性能が向上する分、洗い
行程の時間を短縮することができ、モータ11への通電
時間も減少するため消費電力量も低減できる。
【0019】洗いまたはすすぎ行程は、終了とほぼ同時
に次のステップ111またはステップ121ですすぎ行
程かまたは脱水行程か否かを判別し、すすぎまたは脱水
行程の開始でコンデンサ23をオフ(ステップ112、
ステップ122)するとともに、電磁弁12をオン(ス
テップ113、ステップ123)し、電磁排水コック1
3の開放動作、モータ11の動力を脱水軸8に切り換え
る動作および脱水軸8の制動解除を同時に行う。
【0020】このとき、洗濯兼脱水槽6および受け槽3
内の水が機外へと排出されると同時に、洗濯兼脱水槽6
が回転可能な状態となる。排水終了時にはステップ11
4、ステップ124でモータ11のオン、オフ制御を行
いつつ、洗濯兼脱水槽6を回転させて、遠心力により洗
濯兼脱水槽6の内壁に洗濯物を押しつけ、絞り、水は洗
濯兼脱水槽6に設けた穴6aより洗濯兼脱水槽6外に放
出され、電磁排水コック13を通って機外へと排出され
る。
【0021】この後、すすぎ行程ではステップ115で
一度電磁弁12をオフし電磁排水コック13を閉止さ
せ、ステップ116でコンデンサ22、23を併用し高
容量に設定し、ステップ117で再度給水弁14をオン
させて自動給水し所定水位に達すると給水弁14をオフ
させ、ステップ118でモータ11のオン、オフおよび
正逆の反転制御をによりパルセータ5を駆動させて洗濯
物を攪拌し、遠心力により洗濯兼脱水槽6内壁に押しつ
けられていた洗濯物をはがしてすすぐ。
【0022】ここで、高トルクが得られ機械力が高まる
ため、洗濯物は強い攪拌力によって早くはがれるととも
に、はがれた後の反転も大きくなり、すすぎ性能が向上
する。性能が向上する分、すすぎ行程時間を短縮するこ
とができ、モータ14への通電時間も減少するため消費
電力量も低減できる。
【0023】なお、本実施例では、制御手段16は、洗
い行程およびすすぎ行程の両方の行程においてパルセー
タ5を回転駆動させる攪拌行程を有し、攪拌行程では、
進相用のコンデンサ22、23を併用し、攪拌行程での
モータ11の出力を攪拌行程以外の行程における出力よ
り大きくしてパルセータ5を回転させるように構成して
いるが、洗い行程またはすすぎ行程のいずれか1つの行
程においてパルセータ5を回転駆動させる攪拌行程を有
するようにしてもよい。
【0024】(実施例2)図2に示す制御手段16は、
洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するととも
に、布量検知時にパルセータ5を回転駆動する前攪拌行
程と、洗い行程およびすすぎ行程においてパルセータ5
を回転駆動させる後攪拌行程とを有し、前攪拌行程で
は、後攪拌行程におけるモータ11の出力より小さい出
力でパルセータ5を回転させるように構成している。他
の構成は上記実施例1と同じである。
【0025】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明すると、まず電源を入れた後に、洗濯物を洗濯兼
脱水槽6内に投入し、ステップ201でユーザーの好み
に応じて自動コースか個別運転かキー入力して運転をス
タートさせると、ステップ202で、まず、洗い行程か
否か判定し、洗い行程では前攪拌行程24として、ステ
ップ203でコンデンサ23をオフし低めの容量に設定
し、ステップ204でモータ11を所定時間オン、オフ
させ正逆の反転駆動させる。
【0026】ステップ205で、パルセータ5に加わる
摩擦抵抗によるモータ11オフ時のコンデンサ22の端
子間に生じる逆起電力を布量検知手段18によりパルス
換算して布量を検知し布量判定を行い、ステップ206
で操作表示手段20にて判定した布量に対する洗剤量と
水位表示をする。
【0027】布量検知手段18によるパルス換算値は図
5に示す減衰特性を示し、Aは布量が多い時でパルス換
算値が少なく、減衰時間td1も短くなり、Bの布量の
少ない時はパルス換算値が多く、減衰時間td2は長
い。モータ11の回転が止まるとコンデンサ22のパル
スはなくなるので惰性回転数検知と基本的に同じであ
る。
【0028】一方、後攪拌行程25としては、ステップ
207でコンデンサ22、23を併用して高容量に設定
し、ステップ208で布量に応じて給水弁14をオンさ
せて自動給水し、所定水位に達すると給水弁14をオフ
させ、ステップ209でモータ11のオン、オフおよび
正逆の反転制御により高トルクでパルセータ5を駆動さ
せて洗濯物の攪拌力を増し、洗い行程を実行する。
【0029】ここで、後攪拌行程25では高トルクが得
られて機械力が高まるため、洗濯物は攪拌による反転も
大きくなり、パルセータ5との摩擦も増大して洗浄性能
を向上させることができ、性能を向上した分、洗い行程
時間を短縮することができ、モータ11への通電時間も
減少するため消費電力量も低減できる。
【0030】さらに、前攪拌行程24では、布量検知手
段18について、図6に布量に対するパルス換算値の関
係を示しているが、特性Cは比較的モータ11のトルク
が高い場合で、特性Dは比較的モータ11のトルクが低
めの場合であって、勾配はC<Dの関係にある。
【0031】これより、布量0〜定格容量Wに対するパ
ルス換算値の幅を特性Cに対してEとし、特性Dに対し
てFとすると、E<Fとなり、比較的モータ11のトル
クが低めの場合の方が検知精度を向上させることがで
き、特にパルセータ5、洗濯兼脱水槽6の直径が小であ
ればばらつきも小さくなり、布量検知の分解能も向上さ
せることができる。加えて、布量検知の分解能がアップ
した分、前攪拌行程24の時間短縮もできる。
【0032】洗いまたはすすぎ行程は、終了とほぼ同時
に次のステップ211またはステップ221ですすぎ行
程かまたは脱水行程か否かを判別し、すすぎまたは脱水
行程の開始でコンデンサ23をオフ(ステップ212、
ステップ222)するとともに、電磁弁12をオン(ス
テップ213、ステップ223)し、電磁排水コック1
3の開放動作、モータ11の動力を脱水軸8に切り換え
る動作および脱水軸8の制動解除を同時に行う。
【0033】このとき、洗濯兼脱水槽6および受け槽3
内の水が機外へと排出されると同時に、洗濯兼脱水槽6
が回転可能な状態となる。排水終了時にはステップ21
4、ステップ224でモータ11のオン、オフ制御を行
いつつ、洗濯兼脱水槽6を回転させて、遠心力により洗
濯兼脱水槽6の内壁に洗濯物を押しつけ、絞り、水は洗
濯兼脱水槽6に設けた穴6aより洗濯兼脱水槽6外に放
出され、電磁排水コック13を通って機外へと排出され
る。
【0034】この後、すすぎ行程ではステップ215で
一度電磁弁12をオフし電磁排水コック13を閉止さ
せ、後攪拌行程25として、ステップ216でコンデン
サ22、23を併用し高容量に設定し、ステップ217
で再度給水弁14をオンさせて自動給水し所定水位に達
すると給水弁14をオフさせ、ステップ218でモータ
11のオン、オフおよび正逆の反転制御をによりパルセ
ータ5を駆動させて洗濯物を攪拌し、遠心力により洗濯
兼脱水槽6内壁に押しつけられていた洗濯物をはがして
すすぐ。
【0035】ここで、高トルクが得られ機械力が高まる
ため、洗濯物は強い攪拌力によって早くはがれるととも
に、はがれた後の反転も大きくなり、すすぎ性能が向上
する。性能が向上する分、すすぎ行程時間を短縮するこ
とができ、モータ14への通電時間も減少するため消費
電力量も低減できる。
【0036】なお、本実施例では、制御手段16は、洗
い行程およびすすぎ行程の両方の行程においてパルセー
タ5を回転駆動させる後攪拌行程25を有し、後攪拌行
程25では、進相用のコンデンサ22、23を併用し、
攪拌行程でのモータ11の出力を攪拌行程以外の行程に
おける出力より大きくしてパルセータ5を回転させるよ
うに構成しているが、洗い行程またはすすぎ行程のいず
れか1つの行程においてパルセータ5を回転駆動させる
後攪拌行程を有するようにしてもよい。
【0037】(実施例3)図2に示す制御手段16は、
洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するととも
に、脱水起動時には、脱水定常回転時における洗濯兼脱
水槽6を回転させるモータ11の出力より大きな出力で
洗濯兼脱水槽6を回転させるように構成している。他の
構成は上記実施例1または2と同じである。
【0038】上記構成において図7を参照しながら動作
を説明する。脱水行程においては、排水行程26と回転
を徐々に立ち上げる起動行程27と連続回転の定常回転
行程28とブレーキ行程29とからなっている。
【0039】排水行程26では、ステップ301で電磁
弁12をオンし、電磁排水コック13の開放動作、モー
タ11の動力を脱水軸8に切り換える動作および脱水軸
8の制動解除を同時に行う。ステップ302で水位検知
手段19により洗濯兼脱水槽6および受け槽3内の水が
機外へと排出されたと判断すると、次の起動行程27で
は、ステップ303でコンデンサ22、23を併用し高
容量に設定する。
【0040】ステップ304でモータ11のオン、オフ
制御を行いつつ、洗濯兼脱水槽6の回転を徐々に立ち上
げて多量に含水した洗濯物を遠心力により洗濯兼脱水槽
6内壁に均一に押しつける。定常回転行程28ではステ
ップ305でコンデンサ23をオフして低めの容量に設
定し、ステップ306でモータ11を連続通電させ高速
回転でしっかり絞り、水は洗濯兼脱水槽6に設けた穴6
aより洗濯兼脱水槽6外に放出され電磁排水コック13
を通って機外へと排出される。
【0041】所定時間モータ11を連続通電させると、
ブレーキ行程29ではステップ307で電磁弁12をオ
フさせ、電磁排水コック13の閉止動作、モータ11の
動力を洗濯軸9に切り換える動作および脱水軸8の制動
を同時に行う。
【0042】ここで、起動行程27は、図8に示すよう
に、高トルクで洗濯兼脱水槽6を回転させるため、脱水
立ち上がり特性Gに示すようになり、洗濯物が多量に含
水して負荷が大きくても定常回転数Nに達する時間T1
は、低トルク時の脱水立ち上がり特性Hにおける定常回
転数Nに達する時間T2に対して、T1<T2となり、
早く定常回転数Nまで立ち上げて起動時間を短縮するこ
とができるとともに絞り不足を防止でき、慣性力の大き
な定常回転行程28では低めのトルクに切り換えて回転
させることで、消費電力量を低減できる。
【0043】なお、自動コース運転では最終脱水行程以
外に、すすぎ行程の中の中間脱水行程も含めると効果が
さらにアップすることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、パルセータを内底部に回転自在に配設し
た洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に収容
した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽
を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一
連の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程にお
いて前記パルセータを回転駆動させる攪拌行程を有し、
前記攪拌行程では、前記駆動手段の出力を前記攪拌行程
以外の行程における出力より大きくして前記パルセータ
を回転させるように構成したから、攪拌行程でパルセー
タを回転駆動させる駆動手段の出力を大きくできること
により、洗い、すすぎ等の基本性能を確保しながら、洗
い、すすぎ行程時間を短縮することができ、トータル運
転時間を短縮できるとともに、消費電力量を低減するこ
とができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、パ
ルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した受け槽と、
前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する
駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御
する制御手段と、前記パルセータを回転駆動した後パル
セータの回転の減衰により前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物
の量を検知する布量検知手段とを備え、前記制御手段
は、布量検知時に前記パルセータを回転駆動する前攪拌
行程と、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程
において前記パルセータを回転駆動させる後攪拌行程と
を有し、前攪拌行程では、後攪拌行程における前記駆動
手段の出力より小さい出力で前記パルセータを回転させ
るように構成したから、布量の少い小容量タイプでも、
布量検知の精度を向上することができるとともに、短時
間で布量を検知することができる。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、パ
ルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に収容した受け槽と、
前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する
駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御
する制御手段とを備え、前記制御手段は、脱水起動時に
は、脱水定常回転時における前記洗濯兼脱水槽を回転さ
せる前記駆動手段の出力より大きな出力で前記洗濯兼脱
水槽を回転させるように構成したから、短時間で脱水を
立ち上げることができ、絞り不足を防止することがる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】同洗濯機のブロック回路図
【図3】同洗濯機の動作フローチャート
【図4】本発明の第2の実施例の洗濯機の動作フローチ
ャート
【図5】同洗濯機の布量検知手段によるパルス換算値の
減衰特性を示す図
【図6】同洗濯機の布量に対する布量検知手段によるパ
ルス換算値との関係を示す図
【図7】本発明の第3の実施例の洗濯機の動作フローチ
ャート
【図8】同洗濯機の脱水時間に対する洗濯兼脱水槽の回
転数の関係特性図
【符号の説明】
3 受け槽 5 パルセータ 6 洗濯兼脱水槽 11 モータ(駆動手段) 16 制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 BB10 BB15 BB16 BB19 CA05 CA16 CB06 HC04 KA32 KA34 KB11 LA02 LA11 LB18 LB26 LC03 LC15 LC30 LC33 MA01 MA05 MA06 MA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルセータを内底部に回転自在に配設し
    た洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に収容
    した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽
    を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一
    連の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
    は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程にお
    いて前記パルセータを回転駆動させる攪拌行程を有し、
    前記攪拌行程では、前記駆動手段の出力を前記攪拌行程
    以外の行程における出力より大きくして前記パルセータ
    を回転させるように構成した洗濯機。
  2. 【請求項2】 パルセータを内底部に回転自在に配設し
    た洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に収容
    した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽
    を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一
    連の行程を制御する制御手段と、前記パルセータを回転
    駆動した後パルセータの回転の減衰により前記洗濯兼脱
    水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段とを備え、
    前記制御手段は、布量検知時に前記パルセータを回転駆
    動する前攪拌行程と、洗い行程、すすぎ行程の少なくと
    も1つの行程において前記パルセータを回転駆動させる
    後攪拌行程とを有し、前攪拌行程では、後攪拌行程にお
    ける前記駆動手段の出力より小さい出力で前記パルセー
    タを回転させるように構成した洗濯機。
  3. 【請求項3】 パルセータを内底部に回転自在に配設し
    た洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に収容
    した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽
    を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一
    連の行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
    は、脱水起動時には、脱水定常回転時における前記洗濯
    兼脱水槽を回転させる前記駆動手段の出力より大きな出
    力で前記洗濯兼脱水槽を回転させるように構成した洗濯
    機。
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