JP2000197639A - 超音波手術装置 - Google Patents

超音波手術装置

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JP2000197639A
JP2000197639A JP11001753A JP175399A JP2000197639A JP 2000197639 A JP2000197639 A JP 2000197639A JP 11001753 A JP11001753 A JP 11001753A JP 175399 A JP175399 A JP 175399A JP 2000197639 A JP2000197639 A JP 2000197639A
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suction
pressure
suction pressure
probe
ultrasonic
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JP11001753A
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English (en)
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Toshiya Sugai
俊哉 菅井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、超音波手術装置に外部吸引装置を接
続するにあたり、その吸引圧力の整合が可能なものと
し、安定した吸引性能の確保と手術中の圧力調整の利便
を図る事を目的としている。 【解決手段】本発明は少なくとも超音波振動により生体
組織を処置するプローブ6を備えたハンドピース2を有
し、上記プローブ6により処置する体内の部位に送水を
行う送水機能と、上記プローブ6により処置する体内の
部位から吸引を行う吸引機能を備えた超音波手術装置に
おいて、この超音波手術装置とは別の壁吸引装置25を
利用して吸引を行うと共に、上記壁吸引装置25による
吸引圧力を予め定められた圧力に調整し、または予め定
められた圧力を上限としてその圧力以下に調整する吸引
圧調整装置23を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内の処置部位に
対する送水機能と吸引機能を有する超音波手術装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波吸引器は、特開平3−11
8056号公報の様に、駆動電源、吸引装置、送水装
置、ハンドピース等からシステムとして一体あるいは適
当にユニット化されており、これらの構成要素に純正製
品以外の外部製品を使用する事は出来なかった。
【0003】一方、手術室には、通称、壁吸引と呼ばれ
る吸引装置と、それに付随した吸引ボトルが備わってい
る。しかし、ユーザーサイドから見れば、せっかく壁吸
引と呼ばれる吸引装置と吸引ボトルを所有しているにも
拘らず、超音波吸引器を別のシステムとして購入せざる
を得ない為、余計な設備投資を余儀なくされていた。
【0004】また、上記の様に、超音波吸引器に吸引装
置と吸引ボトルが備わっていると、その吸引装置に使用
される吸引ポンプは一般に重量が重く形状も大きい。そ
の上に吸引ボトルも容積が数リットルになるものが必要
である為、超音波吸引器全体が大きく嵩ばり、重くなっ
てしまう。このため、超音波吸引器全体の移動が困難に
なるといった問題があった。
【0005】この様な事情において、超音波吸引器シス
テムとは別の壁吸引装置等の外部吸引装置を使用するこ
とが出来る様にした製品も存在していたが、外部吸引装
置に単純に接続するだけだったり、外部吸引装置で発生
する吸引圧力を基準にして%表示で圧力を調整するだけ
のものであったりして使い勝手が悪かった。
【0006】一般に医療用吸引器はその定格がJIS規
格によって規定されているが、その性能は各製品や手術
室ごとによって異なって来る場合が多い。その為、表示
された%の値が同一であっても使用する吸引器が変わっ
たり手術室が変わったりすると、実際の吸引圧力とは異
なってしまうといった現象があった。
【0007】そして、超音波吸引器は生体への熱的影響
を防止する為、生体に対して超音波振動を直接に与える
プローブを冷却水により冷却する様にしている。この冷
却水はハンドピースから、プローブと、そのプローブを
保護しているシースとの間の隙間を通じて流れ、シース
の先端から流出し、その一部はそのまま外部に放出され
るが、多くのものはプローブの吸引路を通じて破砕され
た生体組織と共に吸引されて回収される。
【0008】この際、超音波吸引器の特性として吸引圧
力が高い程、プローブを冷却することにより熱を持った
冷却水が大量にプローブの吸引路を通過する為、その熱
でプローブの発熱が増すという傾向がある。よって、超
音波吸引器の設計時に想定した吸引圧力以上の吸引圧力
を外部吸引器によって加えられた場合、プローブの発熱
が増加し、生体組織に熱的悪影響を及ぼしたり、プロー
ブを傷めるなどの事態を招く事も否定出来ない。
【0009】以上の如く、従来の外部吸引装置に接続し
て超音波手術装置を使用する場合、吸引圧力の絶対値を
制御出来ない為に、外部吸引装置のパネル設定は同じで
も吸引能力にばらつきが生じたり、ユーザの調整によっ
ては不都合な吸引圧力を加えられたりする虞があった。
その結果、生体組織に熱的悪影響を及ぼしたりプローブ
を傷める等の不都合があった。
【0010】一方、超音波手術装置の吸引圧力は手術の
状況に応じて、こまめに可変して使用するのが普通であ
る。この為、超音波手術装置のシステムに含まれている
吸引手段は吸引圧力を可変出来る様になっており、その
可変方法もタッチパネルによるデジタル制御が殆どであ
り、非常に簡単かつ明瞭なものが多い。
【0011】しかし、壁吸引等の外部吸引装置ではこま
めに可変する事は考えていない為、単純にバルブを開閉
するだけの場合が多い。また、圧力表示もアナログメー
タである為、その調整は面倒であり、手術中に、こまめ
に可変して使用することはかなり面倒なことであった。
更に壁吸引装置の調整パネルは術者から離れた壁に設置
されている為、すぐにはそれを調整する事が出来なかっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く、従来の超
音波手術装置は外部吸引装置を簡単に使用することが出
来ないものであったが、ユーザからは特に手術室に常備
されている壁吸引装置と吸引ボトルを使用したいという
要望があった。この要望に応じて単純に外部吸引器を接
続出来る様にした製品もあったが、その安全性や性能の
安定性には疑問があることは前述した通りである。更に
壁吸引装置を使用した場合には手術中の圧力調整が極め
てやりにくいという問題もあった。
【0013】本発明は以上の様な課題に着目してなされ
たものであり、超音波手術装置に外部吸引装置を接続す
るにあたり、その吸引圧力の整合が可能なものとし、安
定した吸引性能の確保と手術中の圧力調整の利便を図る
事を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、少な
くとも超音波振動により生体組織を処置するプローブを
備えたハンドピースを有し、上記プローブにより処置す
る体内の部位に送水を行う送水機能と、上記プローブに
より処置する体内の部位から吸引を行う吸引機能を備え
た超音波手術置装置において、この超音波手術装置とは
別の外部吸引手段を利用して吸引を行うと共に、上記外
部吸引手段による吸引圧力を予め定められた圧力に調整
し、または予め定められた圧力を上限としてその圧力以
下に調整する吸引圧調整手段を具備したものである。従
って、超音波手術器に外部吸引装置を接続するにあた
り、その吸引圧力の整合が可能なものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜3の図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る超音波手術装置について説明す
る。
【0016】概ね超音波手術装置(超音波吸引器)は、
超音波吸引器本体1と、ハンドピース2とから構成され
ている。
【0017】ハンドピース2には図示しない超音波振動
子を覆う把持部カバー3で形成された把持部4と、シー
ス5で覆われたプローブ6とが備わっている。そして、
超音波振動子の振動をプローブ6に伝え、そのプローブ
6の先端によって生体組織を処置するようになってい
る。
【0018】また、ハンドピース2には上記プローブ6
を冷却する為の送水経路と、送水した水及び手術により
生じた組織を吸引する為の吸引経路が設けられている。
送水経路は把持部4に設けた送水口金7からプローブ6
とこれを覆うシース5の間の隙間を経てシース5の先端
開口に至る経路であり、この経路を通じて供給された冷
却水がシース5の先端より放出されるようになってい
る。また、吸引経路はプローブ6内に貫通されて、その
プローブ6の先端に開口した吸引孔(図示せず)から把
持部4に設けた吸引口金8に至る経路であり、この経路
を通じてプローブ6の先端に開口した吸引口より切除し
た組織等を吸引するようになっている。
【0019】上記超音波吸引器本体1にはローラーポン
プ11によって構成された送水手段12が設けられてい
る。この送水手段12は生理食塩水バック13から第1
の送水チューブ14を経由して供給された冷却水をロー
ラーポンプ11により、第2の送水チューブ15を経由
してハンドピース2の送水口金7からそのハンドピース
2の送水経路に供給する。
【0020】さらに超音波吸引器本体1にはハンドピー
ス2を駆動する為の駆動電源16が設けられている。そ
して、駆動電源16は給電コード17を通じてハンドピ
ース2の給電コード17が接続される。
【0021】ハンドピース2の吸引口金8には第1の吸
引チューブ21が接続され、この第1の吸引チューブ2
1の途中には吸引した組織等の固形物を溜める為の吸引
ボトル22が介挿されている。第1の吸引チューブ21
は後述する吸引圧力調整装置23に接続される。また、
吸引圧力調整装置23には第2の吸引チューブ24が接
続され、この第2の吸引チューブ24は外部吸引器とし
ての壁吸引装置25の吸引コンセント26に接続され
る。
【0022】壁吸引装置25は手術室の壁に設置された
操作パネル27を有し、この操作パネル27には圧力調
整ダイアル28と圧力ゲージ29が設けられている。そ
して、圧力調整ダイアル28を圧力ゲージ29を見なが
ら操作することにより壁吸引装置25による吸引圧力を
調整することができるようになっている。また、上記壁
吸引装置25の操作パネル27にはさらに送気コンセン
ト18と酸素コンセント19が設けられている。
【0023】次に、上記吸引圧力調整装置23につい
て、図2及び図3を用いて説明する。この吸引圧力調整
装置23は通常、上記壁吸引装置25から独立して手術
室内において移動自在に設置される。吸引圧力調整装置
23の装置本体31内には後述する吸引圧力調整手段が
組み込まれており、上記吸引チューブ21,24を通じ
て吸引する圧力を調整するようになっている。
【0024】図2で示す如く、装置本体31の前面パネ
ル32には吸引圧力表示部33が設けられている。吸引
圧力表示部33には例えばLEDあるいは液晶等による
バーグラフ34が設けられており、バーグラフ34は吸
引圧力値をバー表示するようになっている。吸引圧力表
示部33においてバーグラフ34の下にはその表示に対
応して実際の吸引圧力値を指示する目盛35が設けられ
ている。さらに目盛35の下には概ね超音波吸引器の設
計時に想定された規定(最大)吸引圧力Pmaxに対する
「%」の値を指示する別の目盛36が上下に並べて対比
的に配置されている。そして、この目盛36の100%
以上の領域に対応したバーグラフ34の領域部分は例え
ばそれ以下の値がグリーンや青の安全色に対して、赤の
危険色を使用する等してレッドゾーン表示37となって
おり、想定している規定吸引圧力以上の吸引圧力が加わ
ると一目で解るようになっている。勿論、この吸引圧力
表示部33の圧力表示方法はバーグラフ以外の方法、例
えば数字によるデジタル表示等によって行うものでも何
等構わない。
【0025】ここで、上記規定吸引圧力Pmax は組み合
わせて使用する超音波手術装置に合わせて事前に調整さ
れており、このため、前面パネル32には使用できる機
種名の対象機種表示38が設けられている。また、吸引
圧力表示部33の目盛35,36も使用できる対象機種
に合わせた表示となっている。吸引圧力表示部33の左
側には目盛35,36の種類を表示する文字に並んでL
OWランプ39が設けられている。このLOWランプ3
9は規定吸引圧力未満のときに点灯する。
【0026】前面パネル32の全体または少なくともこ
の対象機種表示38を装備したパネル部分と吸引圧力表
示部33を装備したパネル部分が交換可能となってお
り、使用する対象機種が変更になった場合にはその規定
吸引圧力を調整すると共に、これらのパネルを変更する
事が出来るようになっている。この規定吸引圧力の調整
は安全上、ユーザでは無く、メーカーサイドにおいて行
う事が望ましい。
【0027】装置本体31の前面パネル32には電源ス
イッチ41と吸引圧力の初期設定を行うためのスタンバ
イスイッチ42と、初期設定完了を表示するOKランプ
43が設けられている。さらに、吸引圧力表示部33の
下方の部位には吸引圧力設定スイッチ44が設けられて
おり、この吸引圧力設定スイッチ44を操作することに
より吸引圧力の調整が可能である。吸引圧力設定スイッ
チ44の上方の位置にはバルブポジション表示45が設
けられていて、このバルブポジション表示45により上
記圧力調整手段のバルブの開閉動作状態が表示される。
【0028】装置本体31の裏側には第1の吸引チュー
ブ21を接続する第1の口金46と第2の吸引チューブ
24を接続する第2の口金47とが設けられており、吸
引圧力調整装置23はそれぞれの吸引チューブ21,2
4によりハンドピース2と壁吸引装置25に接続されて
いる。場合によっては吸引物の流入を防止する為に吸引
物のトラップ手段を第1の口金46側に備えても良い。
【0029】第1の口金46と第2の口金47にわたる
吸引管路51にはリリーフ手段としてのリリーフバルブ
52が設けられている。このリリーフバルブ52は急激
な吸引圧力の上昇により上記想定圧力を著しく越えた場
合等、緊急に吸引圧力を落とす必要がある場合において
開放孔53を開いて吸引管路51を大気に開放する事に
より、即座に吸引圧力を落とすものである。更に吸引管
路51の途中には圧力測定手段54と圧力調整手段55
が設けられている。圧力測定手段54により吸引圧力を
測定し、規定吸引圧力以上の場合には圧力調整手段55
により吸引圧力を規定吸引圧力に調整する。なお、ここ
での規定吸引圧力にはある幅の圧力範囲内とする場合も
含むものである。
【0030】これらの手段の制御は、制御回路(CP
U)56によって行われ、同時に吸引圧力表示部33に
表示がなされると共に、スピーカー57によって音でも
告知するようになっている。
【0031】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。まず、図1で示す如くのセッティングを行い、各電
源を投入して使用可能な状態にする。その際に圧力調整
ダイアル28を調整し、壁吸引装置25の吸引圧力を設
定する。
【0032】次に、吸引圧力調整装置23の電源スイッ
チ41を投入し、次いで、スタンバイスイッチ42を押
す。すると、スタンバイスイッチ42のOKランプ43
が点滅し、予め壁吸引装置25の圧力調整ダイアル28
で設定した吸引圧力が圧力測定手段54により測定さ
れ、その値が吸引圧力表示部33に表示される。
【0033】ここで、超音波吸引器の規定吸引圧力より
も高い場合には、バーグラフ34のレッドゾーン表示3
7の領域に入ると共にスピーカー57により警告音が鳴
る。次いで、圧力調整手段55により自動的に規定吸引
圧力まで下げられ、調整後の値が上記バーグラフ34に
表示されると共にスピーカー57による警告音が止ま
る。
【0034】また、設定吸引圧力が規定吸引圧力よりも
低い場合には、圧力調整手段55により自動的に規定吸
引圧力を最大値として吸引圧力を高める様に調整がなさ
れ、吸引圧力が吸引圧力表示部33に表示される。一
方、圧力調整手段55のバルブを最大に開いても規定吸
引圧力に達しない場合には吸引圧力表示部33にあるL
OWランプ39が点灯する。そこで、壁吸引装置25の
圧力調整ダイアル28を操作して壁吸引装置25の吸引
圧力を出来るだけ規定吸引圧力に達するように開く。規
定吸引圧力に達すると、LOWランプ39は消灯する。
【0035】勿論、LOWランプ39が点灯したまま、
初期設定が規定吸引圧力以下でも使用することが出来
る。しかし、超音波吸引器の特性上、吸引圧力が低いと
超音波吸引の能力が低下する為、規定の能力を十分に発
揮出来ないので、初期設定時には規定吸引圧力を初期値
として設定した方が良い。そして、これらの動作時に圧
力調整手段54のバルブが開閉するので、その開閉状況
はバルブポジション表示45により表示される。
【0036】以上の動作により初期設定が完了し、再
度、スタンバイスイッチ42を押す事により上記点滅が
消灯してOKランプ43が点灯し、使用可能状態にな
る。これ以前には吸引圧力設定スイッチ44を操作して
も作動しない様になっている。
【0037】次いで、吸引圧力設定スイッチ44を操作
する事により、吸引圧力を可変して希望の値に設定し、
超音波吸引器を使用する。
【0038】また、使用中に何らかの原因で吸引圧力が
上昇した場合、緩やかな対応で良い時には圧力調整手段
54により自動的に規定圧力を最大値とする様に調整さ
れ、急激な上昇の場合には緊急避難的対応としてリリー
フバルブ52が開放動作し、吸引管路51を大気に開放
する。この事により、吸引圧力を即座に落とす事が出来
る。この際もバーグラフ34による表示が行われると共
に、スピーカー57による警告音が鳴り、そして規定吸
引圧力まで落ちれば、再度リリーフバルブ52が閉じる
と共に、バーグラフ34の表示も調整後の値に変わると
共に警告音も止まる。
【0039】しかし、リリーフバルブ52が閉じた場合
において、再度、吸引圧力が規定吸引圧力を越える様な
場合は自動的に上記2種類の吸引圧力の減圧動作を併用
して恒久的に規定吸引圧を下げる様に動作する。そして
吸引圧力設定スイッチ44の操作により規定吸引圧力を
越えた場合にはその吸引圧力設定スイッチ44の操作に
関わらず、規定吸引圧力以上に上がらない様に圧力調整
手段54により自動的に吸引圧力が調整される。
【0040】以上の様な構成、動作により超音波手術装
置に外部吸引器を接続して使用しても規定吸引圧力を越
える様な事が無く安全に使用する事が出来る。また、外
部吸引装置が変更となったり、手術室を変更しても一定
の吸引能力で使用する事が出来る為、使用場所等による
能力のばらつきが防止出来る。更に、吸引圧力が一目で
確認出来る上に簡単に調整出来る為、常時適切な吸引圧
力で使用出来る。この為に手術のクオリティが向上する
他、吸引圧力の設定が簡単に行えるという利点がある。
【0041】本発明はその主旨から逸脱しない範囲であ
れば、その構成の変更等は特に制限がなく、例えば、超
音波手術装置の超音波吸引器本体1に吸引圧力調整装置
23を一体に組み込む構成としても良い。
【0042】<付記> 1.少なくとも超音波振動により生体組織を処置するプ
ローブを備えたハンドピースを有し、上記プローブによ
り処置する体内の部位に送水を行う送水機能と、上記プ
ローブにより処置する体内の部位から吸引を行う吸引機
能を備えた超音波手術置装置において、この超音波手術
装置とは別の外部吸引手段を利用して吸引を行うと共
に、上記外部吸引手段による吸引圧力を予め定められた
圧力に調整する吸引圧調整手段を具備したことを特徴と
する超音波手術装置。
【0043】2.少なくとも超音波振動により生体組織
を処置するプローブを備えたハンドピースを有し、上記
プローブにより処置する体内の部位に送水を行う送水機
能と、上記プローブにより処置する体内の部位から吸引
を行う吸引機能を備えた超音波手術装置において、この
超音波手術装置とは別の外部吸引手段を利用して吸引を
行うと共に、上記外部吸引手段による吸引圧力を予め定
められた圧力を上限としてその圧力以下に調整する吸引
圧調整手段を具備したことを特徴とする超音波手術装
置。
【0044】3.第1〜2項のものにおいて、吸引圧が
予め規定された吸引圧よりも急激に上昇した場合、吸引
管路を大気に開放するリリーフ手段を備えたもの。 4.第1〜3項のものにおいて、使用時には上記調整さ
れた圧力を最大値として、吸引圧力を可変して使用でき
るもの。
【0045】5.第1〜4項のものにおいて、吸引圧力
の絶対値表示と、予め規定された吸引圧力の表示と、予
め規定された吸引圧力に対する吸引圧力の割合の表示を
設けたもの。 6.第5項のものにおいて、予め規定された吸引圧力以
上の吸引圧力表示を危険色にて表示したもの。
【0046】7.第5〜6項のものにおいて、予め規定
された吸引圧力を越えた場合に音による警告を行うも
の。 8.第4〜5項のものにおいて、外部吸引器の発生した
吸引圧力の調整後も予め規定された吸引圧力に達しない
場合に表示を行うもの。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波手術装置に外部吸引装置を接続するにあたり、その
吸引圧力の整合が可能なものとし、安定した吸引性能の
確保と手術中の圧力調整の利便を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る超音波手術装置のシ
ステムの説明図。
【図2】超音波手術装置の吸引圧力調整装置の斜視図。
【図3】超音波手術装置の吸引圧力調整装置の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
1…超音波吸引器本体、2…ハンドピース、5…シー
ス、6…プローブ、11…ローラーポンプ、12…送水
手段、13…生理食塩水バック、14…第1の送水チュ
ーブ、15…第2の送水チューブ、16…駆動電源、1
7…給電コード、21…第1の吸引チューブ、23…吸
引圧力調整装置、24…第2の吸引チューブ、25…壁
吸引装置、26…吸引コンセント、31…吸引圧力調整
装置の装置本体、32…前面パネル、33…吸引圧力表
示部34…バーグラフ、35…目盛、36…目盛。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも超音波振動により生体組織を処
    置するプローブを備えたハンドピースを有し、上記プロ
    ーブにより処置する体内の部位に送水を行う送水機能
    と、上記プローブにより処置する体内の部位から吸引を
    行う吸引機能を備えた超音波手術置装置において、 この超音波手術装置とは別の外部吸引手段を利用して吸
    引を行うと共に、上記外部吸引手段による吸引圧力を予
    め定められた圧力に調整する吸引圧調整手段を具備した
    ことを特徴とする超音波手術装置。
  2. 【請求項2】少なくとも超音波振動により生体組織を処
    置するプローブを備えたハンドピースを有し、上記プロ
    ーブにより処置する体内の部位に送水を行う送水機能
    と、上記プローブにより処置する体内の部位から吸引を
    行う吸引機能を備えた超音波手術装置において、 この超音波手術装置とは別の外部吸引手段を利用して吸
    引を行うと共に、上記外部吸引手段による吸引圧力を予
    め定められた圧力を上限としてその圧力以下に調整する
    吸引圧調整手段を具備したことを特徴とする超音波手術
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8105342B2 (en) 2002-05-08 2012-01-31 Apollo Endosurgery, Inc. Apparatus for ligating/suturing living tissues and system for resecting/suturing living tissues

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8105342B2 (en) 2002-05-08 2012-01-31 Apollo Endosurgery, Inc. Apparatus for ligating/suturing living tissues and system for resecting/suturing living tissues
US8465499B2 (en) 2002-05-08 2013-06-18 Olympus Corporation Apparatus for ligating/suturing living tissues and system for resecting/suturing living tissues

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