JP2000197478A - 微生物の使用方法 - Google Patents

微生物の使用方法

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JP2000197478A
JP2000197478A JP11003179A JP317999A JP2000197478A JP 2000197478 A JP2000197478 A JP 2000197478A JP 11003179 A JP11003179 A JP 11003179A JP 317999 A JP317999 A JP 317999A JP 2000197478 A JP2000197478 A JP 2000197478A
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bacterium
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Yukinobu Toe
幸信 東江
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は畜産公害を解消する微生物の使用方
法に関し、特に120度の高温でも使用でき、化学薬品
や酸、アルカリ、等にも強く、発酵分解能力も高く、反
応速度も早い放線菌の使用方法を提供するものである。 【解決手段】 畜舎(豚舎)1においては、従来から畜
糞の処理、排尿の処理、悪臭処理、等の畜産公害を解消
する方法が要求されており、本発明は放線菌A1の使用
方法により畜糞を短期間で有機質の完熟堆肥に変え、リ
グニン分解菌(A2)の使用方法により畜糞を炭素率が
規定値以下の完熟堆肥に変え、悪臭処理菌(T4)の使
用方法によりアンモニア、硫化水素、硫化メチルなどの
悪臭物質を除去し、排水処理菌(S2)の使用方法によ
り畜舎の排水処理を効率よく行い、廃生肉処理菌(T
5)の使用方法により処理が困難な廃生肉や魚肉を有機
的に消滅させ、オガ床処理菌(T3)の使用方法により
雛床を効率よく使用させ、バイオK2の使用方法により
畜舎(豚舎)の悪臭を無くし、家畜の健康管理に寄与す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畜産公害を解消す
る微生物の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来より
畜産公害を解消するため、微生物を使用した各種方法が
行われている。使用される微生物の多くは気温20度前
後を好み、70度以上の高温になると死滅してしまう。
また、化学的に不安定であり、変質する場合が多い。
【0003】このため、畜産公害を解消する有効な微生
物の採取は困難であり、目的に合った微生物を探し出す
ことは大変な時間と労力を必要とした。
【0004】また、従来の微生物を使用した有機質の完
熟堆肥の作成には数ヶ月という長い時間が必要であっ
た。
【0005】本発明は、上記課題の解決を図り、例えば
170度の高温でも使用でき、化学薬品や酸、アルカ
リ、等にも強く、発酵分解能力も高く、反応速度も早い
放線菌の使用方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載
の発明によれば、畜糞に対して放線菌A1を使用し、発
酵槽で所定期間発酵させ、野積み状態で数日の完熟期間
放置することにより有機質の完熟堆肥を作成する微生物
の使用方法を提供できる。
【0007】ここで、上記発酵槽での所定期間は例えば
4日程度であり、野積み状態で放置する期間は例えば6
日程度であり、請求項2に記載するように例えば畜糞5
トンに対して放線菌A1を3Kgの割合で使用すること
により、従来に比べて単期間で完熟堆肥を製造すること
ができる。
【0008】上記課題は請求項3記載の発明によれば、
畜糞に対してリグニン分解菌A2を使用し、発酵槽で所
定期間発酵させ、野積み状態で数週間放置することによ
り、セルロースやミニセルロースを分解し、炭素率を規
定量以下に低減させた完熟堆肥を作成する微生物の使用
方法を提供できる。
【0009】ここで、上記発酵槽での所定期間は例えば
4日程度であり、野積み状態で放置する期間は例えば2
週間程度であり、請求項4に記載するように例えば畜糞
5トンに対してリグニン分解菌A2を5Kgの割合で使
用することにより、炭素率を規定量以下に低減させた完
熟堆肥を短期間で製造することができる。
【0010】上記課題は請求項5記載の発明によれば、
畜糞や畜糞排水に対して悪臭処理菌T4を使用し、畜舎
内に均一に散布し、アンモニア、硫化水素、硫化メチル
などに基づく悪臭を除去する微生物の使用方法を提供で
きる。
【0011】ここで、上記悪臭処理菌T4の使用量は、
例えば請求項6に記載するように10坪当たり1Kgの
割合であり、このように構成することにより従来消臭が
困難であった畜舎の悪臭を有機的に簡単に取り除くこと
ができる。
【0012】上記課題は請求項7記載の発明によれば、
家畜の糞尿を所定のメッシュでスクリーニングし、畜糞
を除いた排水に対し、排水処理菌S2を使用して所定期
間対流を行い、排水処理を行う微生物の使用方法を提供
できる。
【0013】ここで、上記所定期間は例えば15日程度
であり、排水処理菌S2の使用量は、例えば請求項8に
記載するように排水30トンに対して2Kgの割合であ
る。このように構成することにより、排尿等が含まれる
畜舎の排水処理を容易に行うことができる。
【0014】上記課題は請求項9記載の発明によれば、
廃棄用家畜や廃棄魚類に対して廃生肉処理菌T5を使用
することにより、前記廃棄用家畜や廃棄魚類を発酵消滅
させる微生物の使用方法を提供する。
【0015】ここで、上記廃生肉処理菌T5の使用量
は、例えば請求項10に記載するように家畜や魚類の廃
生肉30トンに対して2Kgの割合である。このように
構成することにより、従来困難であった廃棄用家畜や廃
棄魚類の処理を有機的に容易に行うことができる。
【0016】上記課題は請求項11記載の発明によれ
ば、雛を飼育する際のオガ床に対して、オガ床処理菌T
3を使用し、オガ床に均一にまき、オガくずと鶏糞が混
在する状態で発酵させることで糞尿処理を行う微生物の
使用方法を提供する。
【0017】ここで、上記オガ床処理菌T3の使用量
は、例えば請求項12に記載するように10坪に対して
1Kgの割合である。このように構成することにより、
従来雛鳥育成のため毎回作成していたオガ床を、オガ床
処理菌T3を使用することにより連続して使用すること
ができ、煩雑なオガ床作成等の労力を省くことができ
る。
【0018】上記課題は請求項13記載の発明によれ
ば、家畜の飼料に対してバイオK2を混合し、家畜の飼
料と共に畜舎の悪臭処理を行う微生物の使用方法を提供
する。
【0019】ここで、上記バイオK2の使用量は、飼料
に対して0.1%〜0.5%添加して使用する。このよ
うに構成することにより、家畜の飼料にバイオK2を添
加することで、従来困難であった悪臭の除去を容易に行
うことができる。
【0020】また、請求項15の記載は、上記請求項1
乃至14記載の放線菌A1、リグニン分解菌A2、悪臭
処理菌T4、排水処理菌S2、廃生肉処理菌T5、オガ
床処理菌T3、バイオK2に関し、各菌は高温耐性変異
操作、及び薬品耐性変異操作によって耐性変異された単
一属のミクロモノスポラを一貫して使用する構成である
ことを示す。
【0021】また、請求項16の記載は上記請求項15
の記載において、前記ミクロモノスポラに施す高温耐性
変異操作が、摂氏100度以上を30分以上であること
を示し、請求項17の記載は上記請求項15の記載にお
いて、前記ミクロモノスポラに施す薬品耐性変異操作
が、所定濃度のフェノール系殺菌剤中で、30分以上で
あることを示す。
【0022】尚、請求項18の記載は上記請求項17の
記載において、前記フェノール系殺菌剤が、例えばクレ
ゾール1%水溶液であることを示す。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0024】本発明で使用する微生物は、培養又は自然
界で通常得られるミクロモノスポラをもとにして、温度
及び薬品に対して耐性変異操作を施したものである。
【0025】例えば、富栄養化した河川から取り出した
汚泥を1mmのメッシュ、及び濾紙で濾過し、水気を切
って自然乾燥を行う。そして、その中の汚泥だけを抽出
し、シャーレに入れた状態で高温滅菌機を使用し、摂氏
100度Cの温度で30分間耐性変異操作を行う。
【0026】その後、冷えてから蒸留水で1%に希釈し
たフェノール系殺菌剤の一種であるクレゾール水溶液中
に30分以上浸し、耐性変異操作を行う。その後、再度
濾紙での濾過及び自然乾燥を行い、黒糖を加えた培地で
培養させ、選別分離により目的とするミクロモノスポラ
を得る。
【0027】さらに、上記のようにして得たミクロモノ
スポラに対し、畜産公害の解消目的に対応した菌を培養
する。これらの菌は以下でその使用方法を説明する放線
菌A1、リグニン分解菌(A2)、悪臭処理菌(T
4)、排水処理菌(S2)、廃生肉処理菌(T5)、オ
ガ床処理菌(T3)、バイオK2である。尚、上記各種
菌の作成は、紫外線やオゾンなどの刺激を与えて突然変
異を起こさせるものではなく、スクリーニング(選別)
法や効果的な増殖方法等の変異操作によって得たもので
ある。以下、具体的にその使用方法を説明する。 <第1実施形態例>放線菌A1について 放線菌A1は畜糞を発酵させて堆肥を作る際使用する菌
であり、有機質の完熟堆肥高速発酵を行う。
【0028】使用方法は畜糞5トンに対し、3Kgの割
合で放線菌A1を使用する。具体的には畜糞の水分調整
を行い、3Kgの放線菌A1を混ぜ合わせ、発酵槽で4
日間発酵させる。その後、野積み状態で完熟期間として
約6日間放置する。このように構成することにより、有
機質の完熟堆肥を作成する。
【0029】また、発酵槽を用いて新たな畜糞を処理す
る場合には、水分調整を行い戻し菌を使用することによ
り、再度4日間の発酵及び6日間の完熟期間を経て有機
質の完熟堆肥を繰り返し作成することができる。
【0030】尚、上記水分調整は、例えば米ぬか等を使
用し、約50%〜60%の畜糞(米ぬかを含む)比率と
することにより、効率良い発酵を行わせるものである。 <第2実施形態例> リグニン分解菌(A2)について リグニン分解菌(A2)も、上記放線菌A1と同様畜糞
を有機質の完熟堆肥にする菌であり、本例のリグニン分
解菌(A2)は、更に畜舎の木質敷材のリグニンも分解
する。すなわち、畜舎の敷材である大鋸屑や藁に含まれ
るセルロースやミニセルロースを分解し、完熟堆肥に含
まれる炭素率を規定量以下に低減させるものである。
【0031】使用方法は上記放線菌A1とほぼ同様であ
り、畜糞5トンに対し5Kgの割合でリグニン分解菌
(A2)を使用し、発酵槽で4日間発酵させ、野積み状
態で完熟期間として約2週間以上放置する。このように
構成することにより、炭素率が規定値以下の有機質の完
熟堆肥を作成することができる。また、リグニン分解菌
(A2)の使用量は畜糞5トンに対し、5Kgの割合で
使用する。
【0032】尚、上記放線菌A1、及びリグニン分解菌
(A2)共に、従来に比べて極めて短期間に有用な完熟
堆肥とすることができる。 <第3実施形態例> 悪臭処理菌(T4)について 悪臭処理菌(T4)は悪臭のもとであるアンモニア、硫
化水素、硫化メチル、等の悪臭物質を分解する菌であ
る。図1は悪臭発生の原因となる物質を示す。同図に示
すように、アンモニア、メチルメルカプタン、硫化水
素、硫化メチルなどが悪臭を発する物質であり、例えば
アンモニアの場合し尿のような臭いがし、メチルメルカ
プタンの場合腐った玉ネジのような臭いがし、以下同図
に示す通りである。また、図2は上記悪臭物質の量と臭
気強度の関係を示す図であり、臭気強度は「0」〜
「5」まであり、例えば臭気強度「3」程度は通常楽に
関知できる臭いである。
【0033】一方、悪臭処理菌(T4)の使用方法は、
悪臭処理菌(T4)を畜舎内に均一にまき、例えば10
坪当たり1Kgの悪臭処理菌(T4)を使用する。本例
の悪臭処理菌(T4)を使用することにより、例えば以
前豚舎を清掃するために毎日60トンの水を使用してい
た場合、その10分の1の6トンに減らすこともでき
る。また、畜舎の清掃時間も少なくでき、作業労力を低
減できる。 <第4実施形態例> 排水処理菌(S2)について 排水処理菌(S2)は畜舎の排水溝等に使用し、家畜の
畜糞や排尿を有機的に分解し、再利用をも可能とするも
のである。
【0034】具体的には、家畜の糞尿を所定のメッシュ
でスクリーニングし、畜糞を除いた排尿(排水)に対し
て使用する。その後、約15日程度対流を行い、排水処
理を行う。また、この場合にも排水処理菌(S2)を繰
り返し使用することができる。
【0035】図3は排水処理菌(S2)の使用方法を模
式的に示す図である。尚、排水処理菌(S2)の使用量
は排水30トンに対して排水処理菌(S2)2Kgを使
用する。また、排水処理菌(S2)の使用に際して、例
えば排水処理菌(S2)2Kgを水に溶かして1時間放
置したものを使用する。但し、気温が20度以下の場
合、2時間放置したものを使用する。 <第5実施形態例> 廃生肉処理菌(T5)について 廃生肉処理菌(T5)は、廃棄用家畜や廃棄魚類の発酵
消滅処理を行う際に使用する菌である。
【0036】先ず、水分調整を行い含水率50〜60%
の菌床を作る。ここで、水分が多い場合水分調整材を使
用し、水分が少ない場合水を加えて水分調整を行う。次
に、床(又は土間)の上に上記水分調整済み原料を、例
えば10cm程度の厚さに広げ、その上に廃生肉処理菌
(T5)を薄くまく。
【0037】次に、調整済原料をかき集め、均一にまざ
るように何度も攪拌し、山積みする。その後、例えばシ
ートをかけて48時間ねかせ、カビ状の廃生肉処理菌
(T5)が微生物に変わり、発酵が行われるのを待つ。
【0038】その後、発酵が始まったらシートを外し、
家畜の死骸を埋めて処理する。この場合強制的に空気を
送り込む方法と、切り返しの2通りの方法がある。
【0039】尚、本例における廃生肉処理菌(T5)の
使用量は、廃生肉30トンに対して廃生肉処理菌(T
5)2Kgを使用する。 <第6実施形態例> オガ床処理菌(T3)について オガ床処理菌(T3)は、例えば雛を飼育する場合のよ
うに、オガ床を使用する際、糞尿処理を行う菌である。
【0040】使用方法は、先ずオガ床表層部に水打ちを
行い、オガ床表層部を湿らす。次に、処理菌(T3)を
オガ床に均一にまき、例えば10坪当たり1Kgのオガ
床処理菌(T3)を使用する。このようにすることによ
り、オガ床処理菌(T3)はオガ床(オガくずと鶏糞が
混在する状態)を発酵させ、再利用可能にする。
【0041】例えば、上述のようにオガ床処理菌(T
3)を使用することにより、同じオガ床を複数回(例え
ば3回程度)使用することができる。したがって、1度
オガくずを敷けば、複数回同じオガ床を使用することが
でき、新たなオガくずの購入が少なくて済む。
【0042】尚、古いオガ床を使用する場合、例えば5
0%の水分調整を行い、オガ床処理菌(T3)を散布し
た後、オガ床処理菌(T3)が均一に混ざるように攪拌
することで、効率よいオガ床処理菌(T3)の使用を行
うことができる。 <第7実施形態例> バイオK2について バイオK2は飼料混合用消臭材であり、畜舎の悪臭処理
と家畜の飼料に使用する。
【0043】図4は畜舎(豚舎)の構成を示す図であ
り、バイオK2を畜舎の悪臭処理を目的として使用する
場合、畜舎(豚舎)1全体を水洗いし、湿っている間に
例えばバイオK2を100坪当たり10Kgの割合で薄
く散布する。また、病気の多い畜舎(豚舎)に対しては
50坪当たり10Kgの割合で散布する。
【0044】一方、家畜の健康管理のために飼料に配合
して使用する場合には、飼料に0.1%〜0.5%添加
して使用する。図5は家畜の種類によって異なる添加量
を示す。同図に示すように、例えば鶏の場合飼料1トン
に対し1Kg(0.1%)使用する。また、豚の場合飼
料1トンに対し2.5Kg(0.25%)使用し、牛の
場合飼料1トンに対し5Kg(0.5%)使用する。こ
のように、家畜の飼料にバイオK2を添加することによ
り、バイオK2が家畜の健康管理に寄与することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放線菌A
1の使用方法によれば短期間で有機質の完熟堆肥を製造
することができ、リグニン分解菌(A2)によれば更に
炭素率を規定値以下に低減させた完熟堆肥を製造するこ
とができる。
【0046】また、悪臭処理菌(T4)によれば、アン
モニア、硫化水素、硫化メチルなどの悪臭物質を容易に
除去することができ、排水処理菌(S2)によれば畜舎
の排水処理を容易に行うことができる。
【0047】また、廃生肉処理菌(T5)によれば、処
理が困難な廃生肉や魚肉を有機的に処理し、消滅させる
ことができ、オガ床処理菌(T3)によれば雛床を効率
よく使用でき、煩雑な作業を省くことができる。
【0048】さらに、バイオK2の使用方法によれば、
畜舎(豚舎)の悪臭を無くし、家畜の健康管理に寄与す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】悪臭発生の原因となる物質を示す図である。
【図2】悪臭物質の量と臭気強度の関係を示す図であ
る。
【図3】排水処理菌(S2)の使用方法を模式的に示す
図である。
【図4】畜舎(豚舎)の構成を示す図である。
【図5】家畜の種類によって異なる添加量を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 畜舎(豚舎)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B065 AA35X AC20 BA16 BA18 CA49 CA55 CA56 4D004 AA02 BA04 CA19 CA48 CC07 DA03 DA10 4D040 DD03 DD07 DD11 4H061 AA02 CC36 CC37 CC38 CC47 EE66 GG48 GG52 GG54 HH42 LL05 LL26

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畜糞に対して放線菌A1を使用し、発酵
    槽で所定期間発酵させ、野積み状態で数日の完熟期間放
    置することにより、有機質の完熟堆肥を作成することを
    特徴とする微生物の使用方法。
  2. 【請求項2】 前記放線菌A1の使用量は、畜糞5トン
    に対して3Kgの割合であることを特徴とする請求項1
    記載の微生物の使用方法。
  3. 【請求項3】 畜糞に対してリグニン分解菌A2を使用
    し、発酵槽で所定期間発酵させ、野積み状態で数週間放
    置することにより、セルロースやミニセルロースを分解
    し、炭素率を規定量以下に低減させた完熟堆肥を作成す
    ることを特徴とする微生物の使用方法。
  4. 【請求項4】 前記リグニン分解菌A2の使用量は、畜
    糞5トンに対し5Kgの割合で使用することを特徴とす
    る請求項3記載の微生物の使用方法。
  5. 【請求項5】 畜糞や畜糞排水に対して悪臭処理菌T4
    を使用し、畜舎内に均一に散布し、アンモニア、硫化水
    素、硫化メチルなどに基づく悪臭を除去することを特徴
    とする微生物の使用方法。
  6. 【請求項6】 前記悪臭処理菌T4の使用量は、10坪
    当たり1Kgの割合であることを特徴とする請求項5記
    載の微生物の使用方法。
  7. 【請求項7】 家畜の糞尿を所定のメッシュでスクリー
    ニングし、畜糞を除いた排水に対し、排水処理菌S2を
    使用して所定期間対流を行い、排水処理を行うことを特
    徴とする微生物の使用方法。
  8. 【請求項8】 前記排水処理菌S2の使用量は、排水3
    0トンに対して2Kgの割合であることを特徴とする請
    求項7記載の微生物の使用方法。
  9. 【請求項9】 廃棄用家畜や廃棄魚類に対して廃生肉処
    理菌T5を使用することにより、前記廃棄用家畜や廃棄
    魚類を発酵消滅させることを特徴とする微生物の使用方
    法。
  10. 【請求項10】 前記廃生肉処理菌T5の使用量は、家
    畜や魚類の廃生肉30トンに対して2Kgの割合である
    ことを特徴とする請求項9記載の微生物の使用方法。
  11. 【請求項11】 雛を飼育する際のオガ床に対して、オ
    ガ床処理菌T3を使用し、オガ床に均一にまき、オガく
    ずと鶏糞が混在する状態で発酵させることで、糞尿処理
    を行うことを特徴とする微生物の使用方法。
  12. 【請求項12】 前記オガ床処理菌T3の使用量は、1
    0坪に対して1Kgの割合であることを特徴とする請求
    項11記載の微生物の使用方法。
  13. 【請求項13】 家畜の飼料に対してバイオK2を混合
    し、家畜の飼料と共に畜舎の悪臭処理を行うことを特徴
    とする微生物の使用方法。
  14. 【請求項14】 前記バイオK2の使用量は、飼料に対
    して0.1%〜0.5%添加して使用することを特徴と
    する請求項13記載の微生物の使用方法。
  15. 【請求項15】 前記放線菌A1、リグニン分解菌A
    2、悪臭処理菌T4、排水処理菌S2、廃生肉処理菌T
    5、オガ床処理菌T3、バイオK2は、高温耐性変異操
    作、及び薬品耐性変異操作によって耐性変異された単一
    属のミクロモノスポラを一貫して使用することを特徴と
    する請求項1乃至14記載の微生物の使用方法。
  16. 【請求項16】 前記ミクロモノスポラに施す高温耐性
    変異操作が、摂氏100度以上を30分以上であること
    を特徴とする請求項15記載の微生物の使用方法。
  17. 【請求項17】 前記ミクロモノスポラに施す薬品耐性
    変異操作が、所定濃度のフェノール系殺菌剤中で、30
    分以上であることを特徴とする請求項15記載の微生物
    の使用方法。
  18. 【請求項18】 前記フェノール系殺菌剤がクレゾール
    1%水溶液であることを特徴とする請求項17記載の微
    生物の使用方法。
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