JP2000197285A - 消費電力制御システム、被制御機器および記録媒体 - Google Patents

消費電力制御システム、被制御機器および記録媒体

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JP2000197285A
JP2000197285A JP10371411A JP37141198A JP2000197285A JP 2000197285 A JP2000197285 A JP 2000197285A JP 10371411 A JP10371411 A JP 10371411A JP 37141198 A JP37141198 A JP 37141198A JP 2000197285 A JP2000197285 A JP 2000197285A
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power consumption
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JP10371411A
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Koji Iwamoto
幸治 岩本
Shigeo Yoshida
茂雄 吉田
Kenichi Sakagami
賢一 阪上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信手段の消費電力を抑制する効果をもつ消
費電力制御システムを提供する。 【解決手段】 消費電力制御システム1は、通信媒体4
0を介して互いに接続された被制御機器200と制御装
置100とを備えている。被制御機器200は、通信媒
体40を介して制御装置100とデータを通信する通信
手段50aと、予め設定された第1の時刻に応じて、通
信手段50aへの電源の供給を制御する手段(60a、
61)とを備えている。制御装置100は、通信媒体4
0を介して被制御機器200とデータを通信する通信手
段50bと、通信手段50aと通信手段50bとを利用
して、被制御機器200の消費電力を遠隔的に制御する
消費電力制御手段53とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信媒体を介して
通信を行うことにより、機器の消費電力を最大値以下に
制御する消費電力制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】機器の消費電力を所定の最大値以下に制
御する消費電力制御システムでは、その機器自体に消費
電力測定機能および消費電力制御機能を設けず、これら
の機能をその機器を制御する制御装置に設けることが一
般的である。このような消費電力制御システムは、分散
型の消費電力制御システムと呼ばれる。
【0003】分散型の消費電力制御システムでは、制御
装置は、通信媒体を介して機器と通信を行うことによ
り、その機器の消費電力を遠隔的に制御する。このた
め、通信媒体に接続される制御装置および機器のそれぞ
れは、制御装置および機器に必要とされる本来の機能に
加えて通信機能を有することが必要となる。
【0004】図2は、従来の消費電力制御システム2の
構成を示す。制御装置20と機器10とが通信媒体40
に接続されている。制御装置20と機器10との間で通
信が行われる。この通信を利用して、制御装置20は、
機器10の消費電力を遠隔的に制御する。
【0005】機器10は、消費電力制御の対象となる被
制御回路52と、通信媒体40を介して制御装置20と
データを通信する通信手段50aと、通信手段50aの
通信内容に応じて被制御回路52の運転能力を変動させ
ることにより被制御回路52の消費電力を制御する回路
制御手段51とを含む。例えば、回路制御手段51は、
被制御回路52の運転能力を上下させることにより、被
制御回路52の消費電力を段階的に上下させる。
【0006】制御装置20は、通信媒体40を介して機
器10とデータを通信する通信手段50bと、通信手段
50aおよび通信手段50bを利用して機器10の消費
電力を遠隔的に制御する消費電力制御手段53と、機器
10の消費電力を測定する測定手段55とを含む。
【0007】以下、従来の消費電力制御システム2の動
作を説明する。
【0008】消費電力制御の対象である機器10の最大
消費電力値が予め決定されている。制御装置20の消費
電力制御手段53は、測定手段55によって測定される
機器10の消費電力値が最大消費電力値を下回るよう
に、通信手段50aおよび通信手段50bを利用して、
機器10の回路制御手段51に対して、被制御回路52
の運転能力を上下するように指示する。
【0009】具体的には、最大消費電力値(100%)
の90%を示すしきい値が予め設定されている。測定手
段55によって測定される機器10の消費電力値がこの
しきい値を越えた場合には、消費電力制御手段53は、
被制御回路52の運転能力を1段階だけ落とす指示をだ
す。さらに、測定手段55によって測定される機器10
の消費電力値が最大消費電力値を越えた場合には、消費
電力制御手段53は、機器10の運転を停止する指示を
だす。回路制御手段51は、これらの指示に従って、被
制御回路52の運転能力を制御する。
【0010】このようにして、制御装置20によって、
機器10の消費電力値が最大消費電力値を越えない範囲
に制御される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
消費電力制御システム2では、機器10は本来の機能を
実行する被制御回路52に加えて通信手段50aを必要
とするため、被制御回路52の消費電力に加えて通信手
段50aの消費電力を含めて機器10全体の消費電力を
制御する必要があった。このため、通信手段50aの消
費電力が被制御回路52の消費電力に比べて無視できる
ほど小さい場合には、通信手段50aの消費電力の大き
さは問題とはならないが、そうでない場合には、通信手
段50aの消費電力の大きさが機器10全体の消費電力
を決定する重要な因子となってくる。
【0012】本発明は、従来の消費電力制御システムの
このような課題を考慮してなされたものであり、通信手
段の消費電力を抑制する効果をもつ消費電力制御システ
ムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の消費電力制御シ
ステムは、通信媒体を介して互いに接続された被制御機
器と制御装置とを備えた消費電力制御システムであっ
て、前記被制御機器は、前記通信媒体を介して前記制御
装置とデータを通信する第1の通信手段と、予め設定さ
れた第1の時刻に応じて、前記第1の通信手段への電源
の供給を制御する手段とを備え、前記制御装置は、前記
通信媒体を介して前記被制御機器とデータを通信する第
2の通信手段と、前記第1の通信手段と第2の通信手段
とを利用して、前記被制御機器の消費電力を遠隔的に制
御する消費電力制御手段とを備えており、これにより、
上記目的が達成される。
【0014】前記制御装置は、予め設定された第2の時
刻に応じて、前記第2の通信手段への電源の供給を制御
する手段をさらに備え、前記予め設定された第1の時刻
と前記予め設定された第2の時刻とが互いに連動するよ
うに決定されていてもよい。
【0015】前記制御装置は、前記被制御機器の運転動
作に関連する情報を検出する検出手段と、前記検出手段
の検出結果に基づいて、前記予め設定された第1の時刻
と前記予め設定された第2の時刻とを連動させる連動制
御時刻を決定する制御時刻決定手段とをさらに備えてい
てもよい。
【0016】前記被制御機器の運転動作に関連する情報
は、前記被制御機器の消費電力量を示す情報を含み、前
記制御時刻決定手段は、前記被制御機器の消費電力量を
示す情報に基づいて、前記連動制御時刻を決定してもよ
い。
【0017】前記被制御機器の運転動作に関連する情報
は、前記被制御機器の環境条件を示す情報を含み、前記
制御時刻決定手段は、前記被制御機器の環境条件を示す
情報に基づいて、前記連動制御時刻を決定してもよい。
【0018】本発明の被制御機器は、制御装置によって
通信媒体を介して消費電力を制御される被制御機器であ
って、前記通信媒体を介して前記制御装置とデータを通
信する第1の通信手段と、予め設定された第1の時刻に
応じて、前記第1の通信手段への電源の供給を制御する
手段とを備えており、これにより、上記目的が達成され
る。
【0019】本発明の記録媒体は、制御装置によって通
信媒体を介して消費電力を制御される被制御機器であっ
て、前記通信媒体を介して前記制御装置とデータを通信
する第1の通信手段を備えている被制御機器において使
用されるプログラムであって、予め設定された第1の時
刻に応じて、前記第1の通信手段への電源の供給を制御
する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であり、こ
れにより、上記目的が達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の実施の形態の消費電力制
御システム1の構成を示す。制御装置100と被制御機
器200とが通信媒体40に接続されている。制御装置
100と被制御機器200との間で通信が行われる。こ
の通信を利用して、制御装置100は、被制御機器20
0の消費電力を遠隔的に制御する。
【0022】被制御機器200は、通信媒体40を介し
て制御装置100とデータを通信する通信手段50a
と、消費電力制御の対象となる被制御回路52と、被制
御回路52を制御する回路制御手段51とを含む。制御
装置100は、通信媒体40を介して被制御機器200
とデータを通信する通信手段50bと、通信手段50a
および通信手段50bを利用して、被制御機器200の
消費電力を遠隔的に制御する消費電力制御手段53を含
む。これらの構成は、図2に示される従来の構成と同様
である。
【0023】被制御機器200は、通信手段50aへの
電源の供給を制御する電源制御手段60aと、予め設定
された第1の時刻に応じて電源制御手段60aを制御す
るタイマー制御手段61とをさらに含む。電源制御手段
60aとタイマー制御手段61とによって、予め設定さ
れた第1の時刻に応じて、通信手段50aへの電源の供
給を制御する手段が構成される。
【0024】制御装置100は、通信手段50bへの電
源の供給を制御する電源制御手段60bと、予め設定さ
れた第2の時刻に応じて電源制御手段60bを制御する
タイマー制御手段62とをさらに含む。電源制御手段6
0bとタイマー制御手段62とによって、予め設定され
た第2の時刻に応じて、通信手段50bへの電源の供給
を制御する手段が構成される。
【0025】制御装置100は、被制御機器200の運
転動作に関連する情報を検出する検出手段70と、検出
手段70の検出結果を制御時刻決定因子として、タイマ
ー制御手段61、62の連動制御時刻を決定する制御時
刻決定手段80とを含む。連動制御時刻は、タイマー制
御手段61、62が連動して動作する時刻を表す。この
ように、制御時刻決定手段80によって、予め設定され
た第1の時刻と予め設定された第2の時刻とが互いに連
動するように決定される。タイマー制御手段61、62
のそれぞれは時計機能を有している。
【0026】次に、図3および図4を参照して、消費電
力制御システム1の動作を説明する。
【0027】図3は、制御装置100の制御手順を示す
フローチャートである。
【0028】ステップS100:タイマー制御手段62
が起動される。
【0029】ステップS101:タイマー制御手段62
は、電源制御手段60bに通信手段50bの電源を投入
する指示を出す。これにより、通信手段50bの電源が
投入される。
【0030】ステップS102:通信手段50bは、第
1の通信を被制御機器200に送信する。第1の通信は
通信開始を表す通信である。被制御機器200の通信手
段50aの電源が投入されている場合には、被制御機器
200は、第1の通信に対する応答を返信する。被制御
回路200の通信手段50aの電源が切断されている場
合には、被制御機器200は、第1の通信を受信するこ
とができないため、第1の通信に対する応答を返信しな
い。
【0031】ステップS103:通信手段50bは、第
1の通信に対する応答を受信したか否かを判定する。も
し「Yes」ならば処理はステップS104に進む。も
し「No」ならば処理はステップS102に戻り、通信
手段50bは、第1の通信を被制御機器200に再度送
信する。
【0032】ステップS104:通信手段50bは、第
2の通信を被制御機器200に送信する。第2の通信に
対する応答として、通信手段50bは、被制御機器20
0の制御状態を受信する。検出手段70は、被制御機器
200の制御状態から被制御機器200の運転動作に関
連する情報を検出する。ここで、被制御機器200の運
転動作に関連する情報は、被制御機器200の消費電力
量を示す情報と、被制御機器200の環境条件を示す情
報とを含む。被制御機器200の環境条件は、例えば、
被制御機器200の温度または湿度を含む。例えば、被
制御機器200がエアコンであり、被制御回路52がコ
ンプレッサである場合には、被制御機器200の運転動
作に関連する情報には、エアコンの消費電力の他に、エ
アコンの設定温度、湿度、風量、実際の測定温度、湿度
などが含まれる。
【0033】ステップS105:制御時刻決定手段80
は、検出手段70の検出結果を制御時刻決定因子とし
て、タイマー制御手段61、62の連動制御時刻を決定
する。連動制御時刻は、検出手段70によって検出され
る被制御機器200の運転動作に関連する情報に基づい
て決定される。
【0034】連動制御時刻の間隔は、被制御機器200
の運転動作に関連する情報に応じて変動するように制御
される。制御装置100と被制御機器200との間で通
信頻度を高くする必要のある場合には連動制御時刻の間
隔は短くなるように制御される。逆に、制御装置100
と被制御機器200との間で通信頻度を低くしてもよい
場合には連動制御時刻の間隔はできるだけ長くなるよう
に制御される。このように連動制御時刻の間隔を制御す
ることにより、制御装置100の通信手段50bおよび
被制御機器200の通信手段50aの電源投入時間を短
縮することができる。その結果、通信に必要な消費電力
を抑制することができる。
【0035】例えば、被制御機器200がエアコンであ
り、被制御回路52がコンプレッサであると仮定する。
この場合、設定温度、湿度と実際の温度、湿度との差が
大きい場合には、エアコンのコンプレッサはこの差を早
く埋めるように高速回転で動作する。その結果、エアコ
ンの消費電力は大きくなる。一方、設定温度、湿度と実
際の温度、湿度との差が小さい場合には、エアコンのコ
ンプレッサがこの差を埋めるには低速回転動作でたり
る。その結果、エアコンの消費電力は小さくて済む。
【0036】制御時刻決定手段80は、検出手段70の
検出結果に基づいて、大きな消費電力を必要とする場合
にはきめ細かい通信制御が必要と判断し、連動制御時刻
の間隔が短くなるように決定する。逆の場合には、制御
時刻決定手段80は、連動制御時刻の間隔が長くなるよ
うに決定する。
【0037】タイマー制御手段61、62が、日付、時
刻といった同じ絶対時刻を共有している場合には、制御
時刻決定手段80は、連動制御時刻として絶対時刻を決
定すればよい。あるいは、制御時刻決定手段80は、連
動制御時刻として所定の時刻(例えば、現在の時刻)か
らの相対時刻を決定してもよい。
【0038】ステップS106:制御時刻決定手段80
は、連動制御時刻をタイマー制御手段62に設定する。
【0039】ステップS107:通信手段50bは、第
3の通信を被制御機器200に送信する。第3の送信
は、被制御機器200の消費電力を制御する指示と、連
動制御時刻をタイマー制御手段61に設定する指示とを
含む。
【0040】例えば、最大消費電力値(100%)の9
0%を示すしきい値が予め設定されている。被制御機器
200の消費電力値がこのしきい値を越えた場合には、
消費電力制御手段53は、被制御回路52の運転能力を
1段階だけ落とす指示をだす。さらに、被制御機器20
0の消費電力値が最大消費電力値を越えた場合には、消
費電力制御手段53は、被制御機器200の運転を停止
する指示をだす。被制御機器200の運転動作を制御す
るこれらの指示が第3の通信に含まれ得る。
【0041】ステップS108:タイマー制御手段62
は、電源制御手段60bに通信手段50bの電源を切断
する指示を出す。これにより、通信手段50bの電源が
切断される。例えば、タイマー制御手段62は、タイマ
ー制御手段62が起動されてから所定の時間が経過した
後に、電源制御手段60bに通信手段50bの電源を切
断する指示を出す。あるいは、通信手段50bが第3の
通信に対する応答を受信した後、通信手段50bの電源
を切断するようにしてもよい。
【0042】いったん通信手段50bの電源が切断され
ると、ステップS106において設定された連動制御時
刻になるまで通信手段50bの電源は投入されない。こ
のように通信手段50bの電源の投入/切断を制御する
ことにより、データの送受信に必要な期間のみ通信手段
50bに電力が供給されることになる。その結果、通信
手段50bの消費電力を低減することができる。
【0043】図4は、被制御機器200の制御手順を示
すフローチャートである。
【0044】前記制御装置100の制御手順を示した図
3のフローチャートに比較して、データの送受信が逆に
なっている他は同じ手順となる。図4のステップS20
2、ステップS204、ステップS205は、図3のス
テップS102、ステップS104、ステップS107
に対応し、それぞれ第1、第2および第3の通信に相当
する。
【0045】図3のステップS106と、図4のステッ
プS206において共通の連動制御時刻を設定すること
により、タイマー制御手段61、62は同時刻に起動
し、その後一連の通信(すなわち、第1、第2および第
3の通信)が行われる。
【0046】図3および図4に示される制御手順は、コ
ンピュータによって実行されるプログラムによって実現
され得る。そのようなプログラムを記録したコンピュー
タ読取可能な記録媒体は、本発明の範囲内である。
【0047】例えば、連動制御時刻に応じて、通信手段
50aへの電源の供給を制御する処理(図4のステップ
S200、S201、S206およびS207)をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読取可能な記録媒体は、本発明の範囲内であ
る。なお、制御装置100の通信手段50bの電源が常
に投入状態である場合には、連動制御時刻は予め設定さ
れた任意の時刻であり得る。この場合には、被制御機器
200の通信手段50aの電源の投入/切断のタイミン
グと制御装置100の通信手段50bの電源の投入/切
断のタイミングとを連動させる必要がないからである。
【0048】同様にして、連動制御時刻に応じて、通信
手段50bへの電源の供給を制御する処理(図3のステ
ップS100、S101、S106およびS108)を
コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
コンピュータ読取可能な記録媒体も、本発明の範囲内で
ある。連動制御時刻は、ステップS105において決定
される。
【0049】記録媒体としては、プログラムを記録する
機能を有するすべての媒体を使用することができる。例
えば、記録媒体は、公知のCD−ROMやDVDなどの
媒体であり得る。さらに、このような記録媒体には、イ
ンターネットなどの通信回線を介してプログラムを送受
信するために使用される通信媒体または搬送信号も含ま
れる。
【0050】図5は、上述した第1、第2および第3の
通信とそれらの応答のタイミングを示す。図5におい
て、横軸は時間軸を示す。
【0051】被制御機器200のタイマー制御手段61
および制御装置100のタイマー制御手段62は、上述
した説明によれば本来同じ時刻に起動するはずである。
しかし、実際には、タイマー制御手段のもつ時計機能の
誤差により、タイマー制御手段61、62の起動時刻は
異なるのが通常である。
【0052】図5に示される例では、タイマー制御手段
62は時刻T10からT11まで起動し、タイマー制御
手段61は時刻T20からT21まで起動したと仮定す
る。この場合、時刻T10での第1の通信に対する応答
は返信されない。時刻T10の時点では、被制御機器2
00の通信手段50aにまだ電源が投入されていないか
らである。時刻T30での2回目の第1の通信に対して
は応答が返信される。それ以降、第2および第3の通信
が行われる。なお、図5において、記号TLは電源投入
の時間を示す。
【0053】以上の制御手順によると、データの送受信
に必要な期間のみ通信手段50a、50bに電力が供給
されることになる。その結果、通信手段50a、50b
の消費電力を低減することができる。
【0054】さらに、制御装置100と被制御機器20
0との間の通信頻度が低くてもよい場合には連動制御時
刻の間隔を長くすることにより、通信回数を低減させ通
信総時間を抑制することができる。その結果、通信手段
50a、50bの消費電力を低減することができる。
【0055】なお、上述した実施の形態では、検出手段
を制御装置側にもつ構成としたが、検出手段を被制御機
器側にもつ構成としてもよい。この場合には、通信手段
を介して検出結果を制御装置に通知するようにすればよ
い。このような構成によれば、制御装置側から被制御機
器への検出センサーなどの設置を不要とすることができ
る。
【0056】また、上述した実施の形態では、タイマー
制御手段、電源制御手段を、制御装置および被制御機器
の双方にもつ構成としたが、これらの手段を被制御機器
だけにもつ構成としてもよい。この場合には、制御装置
の消費電力は通信手段分だけ増加するが、特に制御装置
が複数の被制御機器を制御する場合などには、制御装置
の通信手段は常時通信可能状態なので確実な通信ができ
るという効果が得られる。
【0057】図6は、被制御回路200の一部の構成を
具体的に示す。図6に示される例では、通信媒体とし
て、電灯線2000が利用される。
【0058】電灯線2000と電気的に接続を行うAC
リンクアナログ回路1000と、電灯線2000上での
信号伝送の変復調を実現する変復調回路1002とが、
通信手段50a(図1)に相当する。
【0059】タイマー回路1011は、タイマー制御手
段61(図1)に相当する。
【0060】電源1013とスイッチ1012とが、電
源制御手段60a(図1)に相当する。タイマー回路1
011に設定された時刻に応じて、スイッチ1012の
オンオフが制御される。スイッチ1012がオンである
場合には、電源1013からACリンクアナログ回路1
000、変復調回路1002およびマイクロコンピュー
タ1003に電力が供給される。スイッチ1012がオ
フである場合には、これらの機器に電力が供給されな
い。このようにして、通信手段50aの電源の投入/切
断が制御される。
【0061】なお、タイマー回路1011の電源は電池
1010により供給されるため、スイッチ1012がオ
フである場合でもタイマー回路1011は動作すること
ができる。
【0062】制御装置100もまた図6に示される構成
と同様の構成を有することができる。例えば、制御装置
100の消費電力制御手段53、検出手段70および制
御時刻決定手段80は、マイクロコンピュータ1003
に搭載されるプログラムによって実現される。
【0063】
【発明の効果】本発明の消費電力制御システムによれ
ば、予め設定された時刻に応じて通信手段への電源の供
給を制御する手段が設けられている。この手段を用い
て、通信手段の電源の投入/切断を制御することによ
り、データの送受信に必要な期間のみ通信手段に電力を
供給することが可能になる。その結果、通信手段の消費
電力を低減することができる。
【0064】さらに、制御装置と被制御機器とに共通の
時刻(すなわち、連動制御時刻)に応じて、制御装置の
通信手段への電源の供給と被制御機器への電源の供給を
互いに連動させて制御することにより、制御装置および
被制御機器の双方の通信手段の消費電力を低減すること
ができる。
【0065】さらに、連動制御時刻(または、連動制御
時刻の間隔)を被制御機器の運転動作に関連する情報
(例えば、被制御機器の消費電力量)に基づいて決定す
ることにより、通信手段による通信頻度を最適に制御す
ることができる。その結果、通信手段の消費電力を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の消費電力制御システム1
の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の消費電力制御システム2の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1に示される制御装置100の制御手順を示
すフローチャートである。
【図4】図1に示される被制御機器200の制御手順を
示すフローチャートである。
【図5】第1、第2および第3の通信とそれらの応答の
タイミングを示す図である。
【図6】被制御回路200の一部の構成を具体的に示す
図である。
【符号の説明】
40 通信媒体 50a、50b 通信手段 51 回路制御手段 52 被制御回路 53 消費電力制御手段 60a、60b 電源制御手段 61、62 タイマー制御手段 70 検出手段 80 制御時刻決定手段 100 制御装置 200 被制御機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪上 賢一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5G064 AA04 AA09 AC03 AC06 AC09 CB08 CB12 DA05 5K032 AA04 BA08 DB19 DB32 5K048 AA16 BA12 BA32 DA01 DC04 DC06 EA18 EB02 EB10 EB11 FC01 FC03 HA32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信媒体を介して互いに接続された被制
    御機器と制御装置とを備えた消費電力制御システムであ
    って、 前記被制御機器は、 前記通信媒体を介して前記制御装置とデータを通信する
    第1の通信手段と、 予め設定された第1の時刻に応じて、前記第1の通信手
    段への電源の供給を制御する手段とを備え、 前記制御装置は、 前記通信媒体を介して前記被制御機器とデータを通信す
    る第2の通信手段と、 前記第1の通信手段と第2の通信手段とを利用して、前
    記被制御機器の消費電力を遠隔的に制御する消費電力制
    御手段とを備えている、消費電力制御システム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、 予め設定された第2の時刻に応じて、前記第2の通信手
    段への電源の供給を制御する手段をさらに備え、 前記予め設定された第1の時刻と前記予め設定された第
    2の時刻とが互いに連動するように決定されている、請
    求項1に記載の消費電力制御システム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、 前記被制御機器の運転動作に関連する情報を検出する検
    出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記予め設定され
    た第1の時刻と前記予め設定された第2の時刻とを連動
    させる連動制御時刻を決定する制御時刻決定手段とをさ
    らに備えている、請求項2に記載の消費電力制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記被制御機器の運転動作に関連する情
    報は、前記被制御機器の消費電力量を示す情報を含み、 前記制御時刻決定手段は、前記被制御機器の消費電力量
    を示す情報に基づいて、前記連動制御時刻を決定する、
    請求項3に記載の消費電力制御システム。
  5. 【請求項5】 前記被制御機器の運転動作に関連する情
    報は、前記被制御機器の環境条件を示す情報を含み、 前記制御時刻決定手段は、前記被制御機器の環境条件を
    示す情報に基づいて、前記連動制御時刻を決定する、請
    求項3に記載の消費電力制御システム。
  6. 【請求項6】 制御装置によって通信媒体を介して消費
    電力を制御される被制御機器であって、 前記通信媒体を介して前記制御装置とデータを通信する
    第1の通信手段と、 予め設定された第1の時刻に応じて、前記第1の通信手
    段への電源の供給を制御する手段とを備えた被制御機
    器。
  7. 【請求項7】 制御装置によって通信媒体を介して消費
    電力を制御される被制御機器であって、前記通信媒体を
    介して前記制御装置とデータを通信する第1の通信手段
    を備えている被制御機器において使用されるプログラム
    であって、予め設定された第1の時刻に応じて、前記第
    1の通信手段への電源の供給を制御する処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体。
JP10371411A 1998-12-25 1998-12-25 消費電力制御システム、被制御機器および記録媒体 Withdrawn JP2000197285A (ja)

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