JP2000197130A - 無線通信端末装置 - Google Patents

無線通信端末装置

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JP2000197130A
JP2000197130A JP10370986A JP37098698A JP2000197130A JP 2000197130 A JP2000197130 A JP 2000197130A JP 10370986 A JP10370986 A JP 10370986A JP 37098698 A JP37098698 A JP 37098698A JP 2000197130 A JP2000197130 A JP 2000197130A
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Hiroshi Matsumoto
浩 松本
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力消費の増大を抑えつつデータ転送速度の
倍増を図る。 【解決手段】 データ通信速度の倍増を意図して送信用
TDMAチャネル及び受信用TDMAチャネルのそれぞ
れに二つずつのチャネルが割り当てられていた場合に各
チャネルの周波数同一とチャネル位置の隣接を判定し、
同一周波数で隣接の場合、同一周波数で非隣接の場合又
は異周波数で非隣接の場合に前記信号発生手段の動作期
間を前記各チャネルのスロット期間に適合させるように
制御する。1個の信号発生手段だけで必要な局部発振信
号を供給でき、2個の信号発生手段を交互に動作させた
場合よりも電力消費の増大を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信端末装置
に関し、特に、データ転送速度の倍増を意図した無線通
信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内専用のコードレス電話機から発展し
たPHS(personal handy-phone system)端末装置
は、その正式名称(簡易型携帯電話機)から自動車電話
方式を採用した携帯電話機の“簡易版”とみなされるこ
とが多く、昨今、その加入率にも一部陰りが見られてき
たが、データ伝送速度の点で見た場合、携帯電話機の
9.6Kbpsに対して32Kbpsと約3倍も優れて
いることから、特にデータ転送分野への大いなる利用可
能性を秘めている。
【0003】PHS端末装置の伝送方式は、ディジタル
のTDMA(時分割多元接続)方式である。この方式
は、時間軸上に並べられたスロット(チャネルとも言
う)を各端末に割り当てることによって同一周波数の多
元接続を行うというものであり、特にディジタル信号に
適した周波数有効利用技術の一つである。
【0004】PHSでは、割り当て周波数帯(1895
MHz〜1918.1MHz;以下1.9GHzで代表
する)を複数の周波数に分け、各周波数ごとに複数個の
チャネルを割り当てる。このチャネルの幾つかは制御用
であり、制御チャネルを介して基地局から端末へその時
の使用チャネルを通知する。使用するチャネルは端末か
ら基地局への上り(以下「送信」)に一つ、基地局から
端末への下り(以下「受信」)に一つである。使用チャ
ネルの周波数は、その基地局のエリア(ゾーン)内にお
けるチャネルの利用状況に依存する。利用状況によって
は異なる周波数のチャネルが送信用と受信用に割り当て
られることがある。
【0005】図5は、従来のPHS端末装置のチャネル
割り当てを示すタイミングチャートである。この図にお
いて、一定のフレーム周期Taで交互に繰り返すTXと
RXは、それぞれ送信用のチャネルと受信用のチャネル
である。
【0006】一般に無線通信機器では高い周波数の送・
受信信号を内部処理に適した低い周波数の信号に変換す
ることが行われており、この点において、PHS端末装
置も例外ではない。すなわち、PHS端末装置の受信部
では1.9GHz帯の受信信号と適当な周波数の局部発
振信号LOSCとを混合し、その差信号を取り出して内部
処理に適した低い周波数の受信信号IFRXに変換してお
り、また、送信側では低い周波数の送信信号IFTXとL
OSCとを混合し、その和信号を取り出して1.9GHz
帯の送信信号に変換している。
【0007】図5の“PLL動作タイミング”は、上記
の局部発振信号LOSCを生成するために設けられたPL
L(Phase-Locked Loop)周波数シンセサイザ(以下P
LLと記す)の動作オン期間を表している。
【0008】ここで、PLLとは、位相比較器、ループ
フィルタ、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controll
ed Oscillator)及び可変分周器で構成されたフィード
バックループ回路であり、入力信号の位相とVCOの出
力信号の位相とを位相比較器で比較し、位相比較器の出
力でVCOの出力周波数を制御するというものである。
【0009】入力信号にクリスタル発振器の逓倍信号を
用いるとともに、VCOの出力信号を上記の局部発振信
号LOSCに使用すると、PHS端末装置の送・受信信号
を逓倍信号の位相レベルで精密にコントロールでき、周
波数の変動を抑えて電波品質を改善できる。
【0010】但し、PLLの性質として、動作開始から
周波数ロック(位相比較器の出力が最小になる)までの
間に、若干の待ち時間(以下「ループロック時間」とい
う)があるという好ましくない特性がある。図5のTb
はこのループロック時間である。なお、図では各フレー
ムのTbを同一にしているが、これは図示の都合であ
る。実際のループロック時間は動作温度や環境等によっ
て微妙に変化するため、厳密に言えば各フレームのTb
は一致しない。
【0011】さて、32Kbpsの伝送速度を持つPH
S端末装置は、冒頭で述べたように、自動車電話方式を
採用した携帯電話機に比べてデータ伝送能力に優れてい
るという特長を持つが、他のデータ転送機器、例えば、
ISDN(Integrated Services Digital Network)の
ターミナルアダプタの伝送速度(64Kbps)と比べ
た場合は、その半分の能力しかなく未だ不十分であるか
ら、特にデータ転送分野への利用可能性を追求するため
にも伝送速度の向上は急務である。
【0012】幸い、PHS端末装置のTDMAチャネル
は、多くの場合、その全部が埋まることはなく幾つかの
チャネルは常に未使用である。したがって、TXとRX
にそれぞれ二つずつのチャネルを割り当てれば、チャネ
ル当たり32Kbpsの伝送容量であるから、片道2チ
ャネル分で2倍の伝送速度(64Kbps)を確保でき
ることになる。
【0013】しかも、PHSはディジタル方式であり、
ISDNとの親和性も高いので、図6に示すように、P
HS端末装置1とデータ処理装置2のインターフェース
3との間をケーブル4で接続し、PHS基地局5やIS
DN回線網6及びターミナルアダプタ7を介して、例え
ば、ダイアルアップサーバ8にアクセスすれば、従来速
度の2倍の64Kbpsでファイルのダウンロードやア
ップロードを行うことができ、通信コストの節約等、モ
バイル環境の大幅な改善を図ることができる。
【0014】TXとRXにそれぞれ二つずつのチャネル
を割り当てる場合、PHS端末装置のPLLは2個必要
になる。合計で四つのチャネルを使用するため、異なる
周波数の割り当てを受ける可能性が高くなるからであ
り、周波数が大きく離れていた場合に1個のPLLでは
上記のループロック時間の存在によって局部発振信号L
OSCの同期が間に合わなくなる可能性があるからであ
る。
【0015】図7は、PHS端末装置の高周波部20の
ブロック図(後述の実施の形態でも利用する)である。
図において、10はアンテナ、21はアンテナ送受切替
用デュープレクサ、22は受信用ローノイズアンプ、2
3は送信用電力増幅器、24は受信用混合器、25は送
信用混合器、26は局部発振回路である。
【0016】局部発振回路26には、2個のPLL(第
1PLL27及び第2PLL28;何れも信号発生手段
に相当)と、局部発振信号切替用のスイッチ29と、制
御信号反転用のインバータ30とが設けられている。P
CはPLLの動作を指示する制御信号(1論理で第1P
LL27が動作し、0論理で第2PLL28が動作する
ものとする)、SCはスイッチ29の切替を指示する制
御信号(1論理で実線位置、0論理で破線位置に切替え
るものとする)である。FCDは、PLLの出力周波数
を設定する周波数制御データ(詳細には、上述した可変
分周器の分周比を設定するデータ)である。なお、これ
らのPC、SC、FCDは、図示しない制御部から供給
されるものである。
【0017】図8は、2個のPLLを設けた場合の動作
タイミングチャートである。TX1及びTX2は送信用の
チャネル、RX1及びRX2は受信用のチャネルであり、
片道2チャネル分で2倍の伝送速度(64Kbps)を
確保する。
【0018】第1PLL27の動作開始点はTX1チャ
ネル及びRX1チャネルのTb前であり、動作終了点は
TX1チャネル及びRX1チャネルの終了直後である。同
様に、第2PLL28の動作開始点はTX2チャネル及
びRX2チャネルのTb前であり、動作終了点はTX2チ
ャネル及びRX2チャネルの終了直後である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
動作タイミングチャートにあっては、2個のPLL(第
1PLL27及び第2PLL28)をフレーム周期Ta
で交互に動作させているため、1個のPLLを備えるも
のと比べて単純計算で2倍の電力消費になるという問題
点がある。
【0020】かかる問題点は、特に携帯型のPHS端末
装置にとって大きな不都合になる。バッテリ寿命を落と
し、使用時間の減少につながるからである。
【0021】そこで本発明は、電力消費の増大を抑えつ
つデータ転送速度の倍増を図ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る無線通信端末装置は、一度に複数のチャネルを使用し
た通信が可能な無線通信端末装置において、前記複数の
チャネル用の局部発振信号を発生する複数の信号発生手
段と、前記複数のチャネルが割当てられた場合に各チャ
ネルの周波数同一の判定とチャネル位置の隣接を判定す
る判定手段と、前記判定手段の判定結果が同一周波数で
隣接の場合、同一周波数で非隣接の場合又は異周波数で
非隣接の場合に前記複数の信号発生手段のうち所定の数
の信号発生手段を動作させるように制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。請求項2記載の発明に
係る無線通信端末装置は、第1チャネル及び第2チャネ
ルを使用して通信をする無線通信端末装置において、前
記第1チャネル用及び第2チャネル用の局部発振信号を
発生する第1及び第2の信号発生手段と、前記第1チャ
ネル及び第2チャネルの周波数同一の判定とチャネル位
置の隣接を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結
果が異周波数で隣接の場合に前記第1の信号発生手段の
動作期間を隣接チャネルの一方のスロット期間に適合さ
せるとともに前記第2の信号発生手段の動作期間を隣接
チャネルの他方のスロット期間に適合させるように制御
する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、P
HS電話機を例にして、図面を参照しながら説明する。
【0024】図1において、10はPHS周波数帯の信
号を送受信するアンテナ、20は高周波の受信信号を内
部処理に適した低周波の中間周波信号に変換するととも
に、低周波の中間周波信号を高周波の送信信号に変換す
る高周波部(詳細な構成は図7を参照)、30はTDM
A方式の通信制御処理及びπ/4シフトQPSK変復調
処理を行う通信制御部、40は音声信号を可聴音に変換
して受話器50に出力するとともに、送話器60からの
信号を音声信号に変換する音声部、70はPHS電話機
の動作に必要な各種制御をソフト的に実行するマイクロ
コンピュータと周辺回路を含む制御部、80はテンキー
などのキースイッチを含むキー入力部、90は制御部7
0で実行するソフトウェアや電話番号等を記憶する記憶
部、100は操作案内や通話中の状況表示及び相手側端
末から送信された文字情報等を表示する表示部、110
は必要に応じてパソコンや携帯情報端末などのデータ処
理装置(図6の符号2参照)とのインターフェースをと
る外部インターフェースである。
【0025】図2は、高速データ転送モードを選択した
ときに、制御部70で実行されるプログラムの要部フロ
ーチャートである。高速データ転送モードでは冒頭で説
明したとおり、送信用と受信用に各々2チャネルを使用
し、チャネル当たり32Kbpsの2倍のデータ転送速
度(64Kbps)を実現する。
【0026】このフローチャートにおいては、使用チャ
ネルの周波数同一を判定し(S1)、同一の場合(S1
のYES判定)とそうでない場合(S1のNO判定)で
それぞれ使用チャネルのスロット隣接を判定する(S
2、S3)。
【0027】すなわち、送信用の二つのチャネルをTX
1、TX2とし、受信用の二つのチャネルをRX1、RX2
とすると、TX1とTX2(又はRX1とRX2)の周波数
同一を判定し、同一の場合とそうでない場合でそれぞれ
TX1とTX2(又はRX1とRX2)のスロット隣接(T
X1とTX2又はRX1とRX2のスロット位置が隣接する
か否か)を判定する。
【0028】上記の判定結果は四つのパターンに分か
れ、各パターンごとに以下のとおりの処理を行う。 <パターン1>(S4):同一周波数で隣接スロットの
場合 図3に示すように、1個のPLL(例えば、第1PLL
27;以下同様)だけを所定のタイミングで動作させる
とともに、その動作開始点からTX1又はRX1のスター
トまでの時間(Tb;PLLの動作準備期間に相当)を
チャネルの周波数に合わせて最適化(Tbは、ロックア
ップするチャネル周波数により異なるため、ロックアッ
プするチャネル周波数に基づいてTbの開始時間を最適
化する必要がある)し、且つ、その動作終了点をTX2
又はRX2のエンドに合わせる。1個のPLLだけを動
作させるので、従来例のように2個のPLLを交互に動
作させるものに比べて電力消費を抑えることができる。
【0029】<パターン2>(S5):同一周波数で非
隣接スロットの場合 図4に示すように、第1PLL27だけを所定のタイミ
ングで動作させるとともに、その動作開始点からTX1
又はRX1のスタートまでの時間(Tb)をチャネルの
周波数に合わせて最適化し、且つ、その動作終了点をT
X2又はRX2のエンドに合わせる。
【0030】この処理はパターン1と同じであるが、T
X1とTX2のスロット又はRX1とRX2のスロットが隣
り合っていない(図では1スロットの間隔Tcが空いて
いる)ため、同間隔Tc分だけ第1PLL27の動作時
間が長くなる(それだけ電力消費が増える)点で相違す
るが、1スロット程度のTcであれば、電力消費の増加
量もわずかであり、従来例のように2個のPLLを交互
に動作させるものに比べても電力消費の増大は少ない。
【0031】但し、TcがTbを越える程度に長い場合
は、第1PLL27を間欠的に動作させる。すなわち、
TX1又はRX1のエンドで一旦動作を止めた後、TX2
又はRX2のスタートよりもTb(ループロック時間)
前に動作を再開する。このようにすると、間欠休止期間
分の電力消費を抑えることができる。
【0032】なお、Tcが1スロットの期間に相当する
場合であっても、Tb<Tcの条件を満たしていれば、
間欠動作を行ってもよく、むしろ省電力の観点からその
ようにした方が望ましい。
【0033】<パターン3>(S6):異周波数で(時
間軸上の)隣接スロットの場合 第1PLL27と第2PLL28の両方を所定のタイミ
ングで動作させる。例えば、第1PLL27の動作開始
点をTX1又はRX1のスタートよりもTb前に設定し、
且つ、その動作終了点をTX1又はRX1のエンドに合わ
せるとともに、第2PLL28の動作開始点をTX2又
はRX2のスタートよりもTb前に設定し、且つ、その
動作終了点をTX2又はRX2のエンドに合わせる。
【0034】この場合、2個のPLLが交互に動作する
ため、1個だけの動作に比べて電力消費の増大を否めな
いが、各動作期間のTb相当分を使用チャネルの周波数
に合わせて最適化することにより、無駄な動作期間を排
除して、その排除分に相当する電力消費を抑制できる。
【0035】<パターン4>(S7):異周波数で非隣
接スロットの場合 第1PLL27だけを所定のタイミングで動作させると
ともに、その動作開始点からTX1又はRX1のスタート
までの時間(Tb)を各チャネルの周波数に合わせて最
適化し、且つ、その動作終了点をTX2又はRX2のエン
ドに合わせる。さらに、Tb<Tcの場合は、パターン
2と同様の間欠動作を行う。1個のPLLだけを動作さ
せるので、従来例のように2個のPLLを交互に動作さ
せるものに比べて電力消費を抑えることができる。
【0036】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、高速データ通信モードの選択時に、使用チャネル
の周波数同一の判定と、隣接スロットの判定を行い、そ
の四つの判定結果のうちパターン1、パターン2及びパ
ターン4について、1個のPLLだけを動作させて送受
信各2チャネル用の局部発振周波数を発生しているの
で、2個のPLLを交互に動作させる冒頭の従来例に比
べて、高周波部20の電力消費をほぼ半減することがで
き、64Kbpsのデータ速度を達成しつつ、特にバッ
テリ駆動のPHS端末装置の使用時間を延長できるとい
うモバイル環境にとって極めて有益な格別の効果を得る
ことができる。
【0037】また、パターン3については、2個のPL
Lを交互に動作させるものの、使用チャネルの周波数に
合わせて動作開始のタイミングを最適化しているので、
無駄な動作期間を局限することができ、相応の省電力効
果を得ることができる。
【0038】以上の実施の形態では、電話機として用い
られるPHS端末装置を例にしたが、これに限定されな
い。要は、ディジタルのTDMA方式を採用してデータ
転送に使用(専用でも兼用でもよい)されるものであれ
ば全てに適用できる。
【0039】上記実施の形態の制御部70でソフト的に
実現される主要な機能(判定手段及び制御手段)は、マ
イクロコンピュータを含むハードウェア資産と、OSや
各種プログラムなどのソフトウェア資産との有機的結合
によって機能的に実現されるものであるが、ハードウェ
ア資産は汎用のものを利用できるから、本発明にとって
欠くことのできない必須の事項は、実質的に、OSや各
種プログラムに集約されているということがいえる。し
たがって、本発明は、OS及び各種プログラムのすべて
又はその要部を格納した、フロッピー(登録商標)ディ
スク、MO、CD、ハードディスク、半導体メモリなど
の記録媒体(それ自体が流通経路に乗るものはもちろ
ん、ネットワーク上にあって記録内容だけを提供するも
のも含む)を包含するものである。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、データ通
信速度の倍増を意図して、送信用TDMAチャネル及び
受信用TDMAチャネルのそれぞれに二つずつのチャネ
ルが割り当てられていた場合でも、1個の信号発生手段
だけで必要な局部発振信号を供給でき、例えば、2個の
信号発生手段を交互に動作させた場合よりも電力消費の
増大を抑えることができる。したがって、特にバッテリ
駆動のモバイル環境に有益な効果(データ通信速度の向
上とバッテリ寿命の延長)を奏することができる。請求
項2記載の発明によれば、2個の信号発生手段の動作準
備期間を各チャネルの周波数に合わせて最適化したの
で、無駄な動作期間を局限でき、相応の使用電力効果を
奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PHS端末装置のブロック図である。
【図2】高速データ通信モードのフローチャートであ
る。
【図3】パターン1の動作タイミングチャートである。
【図4】パターン2の動作タイミングチャートである。
【図5】従来例の動作タイミングチャートである。
【図6】高速データ通信の利用状態図である。
【図7】2個のPLLを備えた高周波部のブロック図で
ある。
【図8】図7の動作タイミングチャートである。
【符号の説明】
RX1、RX2 受信用TDMAチャネル TX1、TX2 送信用TDMAチャネル 27 第1PLL(信号発生手段) 28 第2PLL(信号発生手段) 70 制御部(判定手段、制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一度に複数のチャネルを使用した通信が
    可能な無線通信端末装置において、 前記複数のチャネル用の局部発振信号を発生する複数の
    信号発生手段と、 前記複数のチャネルが割当てられた場合に各チャネルの
    周波数同一の判定とチャネル位置の隣接を判定する判定
    手段と、 前記判定手段の判定結果が同一周波数で隣接の場合、同
    一周波数で非隣接の場合又は異周波数で非隣接の場合に
    前記複数の信号発生手段のうち所定の数の信号発生手段
    を動作させるように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信端末装置。
  2. 【請求項2】 第1チャネル及び第2チャネルを使用し
    て通信をする無線通信端末装置において、 前記第1チャネル用及び第2チャネル用の局部発振信号
    を発生する第1及び第2の信号発生手段と、 前記第1チャネル及び第2チャネルの周波数同一の判定
    とチャネル位置の隣接を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果が異周波数で隣接の場合に前記
    第1の信号発生手段の動作期間を隣接チャネルの一方の
    スロット期間に適合させるとともに前記第2の信号発生
    手段の動作期間を隣接チャネルの他方のスロット期間に
    適合させるように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信端末装置。
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