JP2000196997A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JP2000196997A
JP2000196997A JP10368873A JP36887398A JP2000196997A JP 2000196997 A JP2000196997 A JP 2000196997A JP 10368873 A JP10368873 A JP 10368873A JP 36887398 A JP36887398 A JP 36887398A JP 2000196997 A JP2000196997 A JP 2000196997A
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JP
Japan
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signal
horizontal
clock
horizontal synchronizing
synchronizing signal
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JP10368873A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yamaguchi
雅弘 山口
Koichi Nakaniwa
浩一 中庭
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号をディジタル化して記録する装置に
おいて、非標準信号を記録可能にすることを目的とす
る。 【解決手段】 同期信号分離器2で分離された水平同期
信号hdは、スイッチ6及びAFC5に供給される。A
FC5は水平同期信号hdに同期した水平同期信号hd
2を、水平同期信号hdと水平発振器3からの水平分周
器4とのPLLで生成し、スイッチ6に出力する。ノイ
ズ量検出器7は入力信号にノイズがあるか否かを検出す
る。そして検出結果に基づきスイッチ6をhd1側かh
d2側に切り換え、クロック選択器8に出力する。クロ
ック選択器8は内部発振したクロック信号を数ns刻み
で遅延し、その中からhd1及びhd2の立ち上がりエ
ッジに最も立ち上がりエッジが近い信号を選択し出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR等のジッタ
ーを含んだ映像信号、及び弱電界等のノイズを含んだ映
像信号をディジタル記録再生を行うことができる映像信
号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号をディジタル化して記録
再生するD1,D2及びD3ビデオテープレコーダ(以
下、VTRと略す。)等が開発されている。また、民生
用機器として、ディジタル動画を記録できるVTRが発
売されている。これらディジタルVTRは基本的にジッ
ターがあまりない映像信号や同期信号の安定した標準信
号を記録対象に開発されている。
【0003】以下に従来の映像信号処理装置について説
明する。図3は従来の映像信号処理装置のブロック図を
示すものである。図3において、21は映像信号の入力
端子、22は入力された映像信号から水平同期信号hd
及び垂直同期信号vdを分離する同期信号分離器、23
は内蔵するクロック発振器から供給された27MHzの
クロックを一定時間間隔で遅延した複数のクロック群か
らhd信号の立ち上がりエッジに最も近い立ち上がりエ
ッジを有するクロックclkを選択し、出力するクロッ
ク選択器である。24は入力信号をアナログからディジ
タルに変換するアナログ−ディジタル変換器(以下A/
D変換器と略す。)、25は水平同期信号hd及び垂直
同期信号vdから信号処理器27で用いる水平及び垂直
制御信号inh,invを生成する同期信号生成器、2
6はフレーム周波数で位相比較し、信号処理器27で用
いる18MHzのクロックを生成するVPLLである。
27は信号処理器で、付加されたメモリ28を用いてシ
ャフリング、DCT(ディスクリートコサイン変換)、
VLC(可変長符号)等の各種信号処理を行う。29は
記録再生器で、信号処理器27から出力させた信号を記
録メディアに記録/再生する。
【0004】図4は映像信号と各種同期信号を説明する
ためのタイミング図、図5はクロック選択23の動作を
説明するためのタイミング図である。
【0005】以上のように構成された従来の映像信号処
理装置について、以下その動作について説明する。
【0006】入力端子21に入力された映像信号は同期
信号分離器22に供給され、水平同期信号hd及び垂直
同期信号vdが分離される。図4に同期信号hd及びv
dのタイミングを示す。クロック選択器23は内部に2
7MHzの発振器を内蔵しており、この発振器から出力
されたクロックを1.85ns間隔に20段に遅延す
る。クロック選択器23はこの遅延クロック群の中から
同期信号分離器22から供給された水平同期信号hdの
立ち上がりエッジに最も立ち上がりエッジが近いクロッ
クclkを選択し出力する。
【0007】図5にクロック選択器23のタイミングを
示す。図5内でdclk1〜4が遅延クロック群の信号
で、clkとして選択された信号である。A/D変換器
24は入力端子21に供給された映像信号をクロックc
lkを用いてディジタル信号に変換し、信号処理器27
に出力する。同期信号生成器25は同期信号分離器22
から供給された水平同期信号から水平制御信号inhを
生成する。同時にVPLL26は、同期信号生成器25
で垂直同期信号vdに検出ミス等の保護を施した信号と
inv信号(18MHzのクロックを分周しフレーム周
波数とした信号)を用いて位相比較を行う。VPLL2
6は電圧制御発振器の発振周波数が18MHzでフレー
ム周波数で位相比較するPLLである。VPLL26は
垂直制御信号invを信号処理器27に出力する。
【0008】信号処理器27は水平制御信号inhに基
づきA/D変換器24から供給された信号から記録メデ
ィアに記録する有効データを抽出し、かつ付加されたメ
モリ28を用いシャフリング、圧縮、誤り訂正、変調等
の各種ディジタル信号処理された信号は記録再生器29
に供給され記録メディアに記録再生される。なお記録は
垂直制御信号invに同期して行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ジッターに対しては正常の動作を行う
が、弱電界時のチューナから供給された映像信号が入力
された場合、水平同期信号近辺に発生する疑似水平同期
信号でクロック選択器が誤動作し、映像信号がライン毎
に揺すられ、大きな画質劣化を発生するという問題点を
有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ジッターを有した映像信号と弱電界時のチューナか
ら出力された映像信号の両方に安定に動作する映像信号
処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の映像信号処理装置は、入力された映像信号か
ら水平同期信号を分離し、第1の水平同期信号として出
力する分離器と、分離器から供給された第1の水平同期
信号と水平発振器からの分周器にてPLLを行い、入力
された水平同期信号に周波数及び位相が同期した第2の
水平同期信号を生成するAFCと、入力された映像信号
のノイズ量が予め定められた値以内か否かを判定するノ
イズ量検出器と、ノイズ量検出器の判定結果に基づき第
1または第2の水平同期信号のどちらか一方を出力する
スイッチと、スイッチから出力された水平同期信号の立
ち上がりまたは立ち下がりエッジに基づき、同一時間間
隔に遅延された複数個のクロック信号から1信号を選択
し、クロックとして出力するクロック選択器と、クロッ
ク選択器の出力クロックで入力された映像信号をアナロ
グ−ディジタル変換する変換器と、変換器の出力信号を
スイッチから供給された水平同期信号のタイミングに基
づき有効データを抽出した後、各種の信号処理を施す信
号処理器とを持つ構成を有している。
【0012】また、この目的を達成するために本発明の
映像信号処理装置は、入力された映像信号から水平同期
信号を分離し、第1の水平同期信号として出力する分離
器と、分離器から供給された第1の水平同期信号と水平
発振器からの分周器にてPLLを行い、入力された水平
同期信号に周波数及び位相が同期した第2の水平同期信
号を生成するAFCと、任意に第1または第2の水平同
期信号のどちらか一方を選択可能な切り換え設定部と、
切り換え設定部の結果に基づき第1または第2の水平同
期信号のどちらか一方を出力するスイッチと、スイッチ
から出力された水平同期信号の立ち上がりまたは立ち下
がりエッジに基づき、同一時間間隔に遅延された複数個
のクロック信号から1信号を選択し、クロックとして出
力するクロック選択器と、クロック選択器の出力クロッ
クで入力された映像信号をアナログ−ディジタル変換す
る変換器と、変換器の出力信号をスイッチから供給され
た水平同期信号のタイミングに基づき有効データを抽出
した後、各種の信号処理を施す信号処理器とを持つ構成
を有している。
【0013】この構成によって、入力された映像信号に
ノイズ成分がない場合、同期信号分離器で分離された水
平同期信号及びクロック選択器で生成されたクロックを
基に以後の各種信号処理を行う。しかしノイズ成分の多
い信号が供給された場合は、同期信号分離器と水平発振
器とのAFCによって得られる水平同期信号及びクロッ
ク選択器で生成されたクロックに基づいて以後の各種信
号処理を行う。その結果、各種の非標準信号(ジッター
を持った映像信号、弱電界時のチューナから供給された
映像信号のように疑似同期信号を有する映像信号、水平
周波数と垂直周波数が正規の関係にない映像信号)が供
給された場合も安定にかつ元の映像信号を劣化させるこ
と無く、記録メディアに記録再生することが可能にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力された映像信号から水平同期信号を分離し、第
1の水平同期信号として出力する分離器と、前記分離器
から供給された第1の水平同期信号と水平発振器からの
分周器にてPLLを行い、入力された水平同期信号に周
波数及び位相が同期した第2の水平同期信号を生成する
AFCと、入力された映像信号のノイズ量が予め定めら
れた値以内か否かを判定するノイズ量検出器と、前記ノ
イズ量検出器の判定結果に基づき前記第1または前記第
2の水平同期信号のどちらか一方を出力するスイッチ
と、前記スイッチから出力された水平同期信号の立ち上
がりまたは立ち下がりエッジに基づき、同一時間間隔に
遅延された複数個のクロック信号から1信号を選択し、
クロックとして出力するクロック選択器と、前記クロッ
ク選択器の出力クロックで入力された映像信号をアナロ
グ−ディジタル変換する変換器と、前記変換器の出力信
号を前記スイッチから供給された水平同期信号のタイミ
ングに基づき有効データを抽出した後、各種の信号処理
を施す信号処理器とを備えたものであり、各種の非標準
信号が供給された場合も安定にかつ元の映像信号を劣化
させること無く、記録メディアに記録再生することが可
能になるという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、入力された映像
信号から水平同期信号を分離し、第1の水平同期信号と
して出力する分離器と、前記分離器から供給された第1
の水平同期信号と水平発振器からの分周器にてPLLを
行い、入力された水平同期信号に周波数及び位相が同期
した第2の水平同期信号を生成するAFCと、任意に前
記第1または前記第2の水平同期信号のどちらか一方を
選択可能な切り換え設定部と、前記切り換え設定部の結
果に基づき前記第1または前記第2の水平同期信号のど
ちらか一方を出力するスイッチと、前記スイッチから出
力された水平同期信号の立ち上がりまたは立ち下がりエ
ッジに基づき、同一時間間隔に遅延された複数個のクロ
ック信号から1信号を選択し、クロックとして出力する
クロック選択器と、前記クロック選択器の出力クロック
で入力された映像信号をアナログ−ディジタル変換する
変換器と、前記変換器の出力信号を前記スイッチから供
給された水平同期信号のタイミングに基づき有効データ
を抽出した後、各種の信号処理を施す信号処理器とを備
えたものであり、各種の非標準信号が供給された場合も
安定にかつ元の映像信号を劣化させること無く、記録メ
ディアに記録再生することが可能になるという作用を有
する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態における映
像信号処理装置のブロック図を示すものである。図1に
おいて、1は映像信号が供給される入力端子、2は入力
された映像信号から第1の水平同期信号である水平同期
信号hd及び垂直同期信号vdを分離する分離手段であ
る同期信号分離器、3は発振子により構成された水平発
振器(500KHz=32fH)、4は水平発振器3か
らの発振信号を32分周する水平分周器、5は同期信号
分離器2からの水平同期信号hd1と水平分周器4(1
5.7kHz)からの発振信号についてPLL(位相比
較)を行い第2の水平同期信号である水平同期信号hd
2を生成するAFCで、これら水平発信器3と水平分周
器4とAFC5とで水平同期信号生成手段を構成する。
6は同期信号分離器2からの水平同期信号hd1と水平
分周器4からの水平同期信号hd2とを切り換えて水平
同期信号hdとして出力する選択手段であるスイッチ
で、後述するノイズ量検出結果に基づき切り換えられ
る。7は入力端子1に入力される映像信号のノイズ量を
判定するノイズ量検出手段であるノイズ量検出器、8は
スイッチ6からの水平同期信号hdに内部で生成した2
7MHzの信号を複数段遅延してその中から同期したク
ロックclkを選択し出力するクロック選択手段である
クロック選択器、9は入力端子1に供給された映像信号
をクロック選択器8から供給されたクロックclkを用
いてディジタル信号に変換し信号処理器12に出力する
変換手段であるA/D変換器、10はスイッチ6から供
給された水平同期信号hd1またはhd2から水平制御
信号inhを生成する同期信号生成器、11は垂直同期
信号vdと内部発振した18MHzのクロックを分周し
たinvとの位相比較を行うVPLL、13は記憶手段
であるメモリ、12はA/D変換器9からの映像信号を
同期信号発生器10及びVPLLからの同期信号に基づ
きメモリ13を用いてシャフリング・DCT変換・VL
Cなどの各種ディジタル信号処理を行う信号処理手段で
ある信号処理器、14は信号処理器12からの映像信号
を記録媒体に対して記録及び再生を行う記録再生器であ
る。
【0017】以上のように構成された本実施の形態の映
像信号処理装置について、以下その動作について説明す
る。
【0018】入力端子1に入力された映像信号は同期信
号分離器2に供給され、水平同期信号hd及び垂直同期
信号vdが分離される。図4に同期信号hd及びvdを
示す。同期信号分離器2で分離された水平同期信号hd
はAFC5及びスイッチ6に供給される。AFC5では
入力された15.7kHzのhdと水平発振器3、50
0kHz(32fH)を32分周した水平分周器4の信
号と位相比較を行う。
【0019】弱電界時のチューナから供給された映像信
号が入力された場合、水平同期信号近辺に疑似同期信号
が発生することなく水平同期信号hd2をスイッチ6に
出力する。入力された映像信号が弱電界かどうかの判定
は、ノイズ量検出器7で行われる。ノイズ量検出器7
は、同期信号分離器、水平発振器、AFCによって構成
され(図示せず)、各信号の位相比較を行うことによっ
てノイズ量が電界強度35dBμを基準レベルとして大
きいか小さいかの判定を行う。スイッチ6によって電界
強度35dBμ以上の場合は同期信号分離器2からの水
平同期信号hd1を選択し、電界強度35dBμ以下の
場合はAFCを行った水平分周器4からの水平同期信号
hd2を選択する。
【0020】水平同期信号hd1及びhd2が供給され
たクロック選択器8は、内部にクリスタル精度の27M
Hzの発振器を内蔵しており、この発振器から出力され
たクロックを1.85ns間隔に20段に遅延する。そ
してクロック選択器8はこの遅延クロック群の中から、
スイッチ6から供給された水平同期信号hd1およびh
d2信号の立ち上がりエッジに最も立ち上がりエッジが
近いクロックclkを選択し出力する。
【0021】この動作をタイミングチャート図5に示
す。図中のdclk1〜4が遅延クロックで、clkが
選択クロックである。A/D変換器9は入力端子1に供
給された映像信号をクロック選択器8から供給されたク
ロックclkを用いてディジタル信号に変換し、信号処
理器12に出力する。同期信号生成器10はスイッチ4
から供給された水平同期信号hd及びhd2から水平制
御信号inhを生成する。同時にVPLL11は、垂直
同期信号vdに同期信号生成器10で同期抜け時の挿入
等の保護を施した信号と、18MHzのクロック(内蔵
されたVCOで生成した信号)を分周しフレーム周波数
とした信号invを位相比較をする。そして、VPLL
11は垂直制御信号invを信号処理器12に出力す
る。
【0022】信号処理器12は水平制御信号inhに基
づきA/D変換器9から供給された信号から記録メディ
アに記録する有効データを抽出し、かつ付加されたメモ
リ13を用いシャフリング、圧縮、誤り訂正、変調等の
各種ディジタル処理を行う。ディジタル信号処理された
信号は記録再生器14に供給され記録メディアに記録再
生される。なお記録は垂直制御信号invに同期して行
われる。
【0023】以上のことに基づき弱電界時のノイズの多
い信号をAFCで生成したクロック及び水平同期信号で
以後の処理を行うことで同期信号分離器(AFCなし)
でクロック及び水平同期信号を生成する場合より格段に
弱電界時の水平制御信号の安定性が向上する。
【0024】また、ジッターの存在する信号は同期信号
分離器2で生成したクロック及び水平同期信号で処理を
行う。その結果、ジッターが大きな映像信号が入力され
た場合にテレビジョン画面上での映像の揺れ現象になる
事を防止する。よって非標準信号が入力されても安定に
劣化なく記録することを可能にする。
【0025】以上のように本実施の形態によれば、入力
された映像信号から水平同期信号を分離し、第1の水平
同期信号として出力する分離器と、分離器から供給され
た第1の水平同期信号と水平発振器からの分周器にてP
LLを行い、入力された水平同期信号に周波数及び位相
が同期した第2の水平同期信号を生成するAFCと、入
力された映像信号のノイズ量が予め定められた値以内か
否かを判定するノイズ量検出器と、ノイズ量検出器の判
定結果に基づき第1または第2の水平同期信号のどちら
か一方を出力するスイッチと、スイッチから出力された
水平同期信号の立ち上がりまたは立ち下がりエッジに基
づき、同一時間間隔に遅延された複数個のクロック信号
から1信号を選択し、クロックとして出力するクロック
選択器と、クロック選択器の出力クロックで入力された
映像信号をアナログ−ディジタル変換する変換器と、変
換器の出力信号をスイッチから供給された水平同期信号
のタイミングに基づき有効データを抽出した後、各種の
信号処理を施す信号処理器とを設けることにより、入力
された映像信号にノイズが無く電界強度35dBμ以上
である映像信号は、同期信号分離器で生成したクロック
及び水平同期信号を基に以後の信号処理を行う。しかし
弱電界やノイズの多い信号(電界強度35dBμ以下)
はAFCを行ったクロック及び水平同期信号に基づいて
以後の各種処理を行うことにより、各種の非標準信号
(ジッターを持った映像信号、弱電界時のチューナから
供給された映像信号のように疑似同期信号を有する映像
信号、水平周波数と垂直周波数が正規の関係にない映像
信号)が供給された場合も安定に処理し記録再生するこ
とが可能になる。
【0026】なお、AFC5のPLLで用いる水平発振
器はクリスタルを用いた構成やセラミックを用いた構成
等いろいろ考えられる。また記録メディアは、テープや
ディスク等のメディアが考えられる。またクロック選択
器8では水平同期信号の立ち上がりエッジを用いたが、
立ち下がりエッジでも良い。
【0027】(実施の形態2)図2は本発明の映像信号
処理装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図を
示すものである。図2において、1は映像信号が供給さ
れる入力端子、2は入力された映像信号から第1の水平
同期信号である水平同期信号hd及び垂直同期信号vd
を分離する分離手段である同期信号分離器、3は発振子
による水平発振器(500KHz=32fH)、4は水
平発振器を32分周する水平分周器、5は水平同期信号
hdと水平分周器(15.7kHz)にてPLL(位相
比較)を行い第2の水平同期信号である水平同期信号h
d2を生成するAFCで、これら水平発振器3と水平分
周器4とAFC5とで水平同期信号生成手段を構成す
る。6は同期信号分離器2からの水平同期信号hd1か
水平分周器4からの水平同期信号hd2かを選択可能な
選択手段であるスイッチ、15はスイッチ6を切り換え
る切り換え設定手段である切り換え設定部、8は水平同
期信号に内部で生成した27MHzの信号を複数段遅延
してその中から同期したクロックclkを選択し出力す
るクロック選択手段であるクロック選択器、9は入力端
子1に供給された映像信号をクロック選択器8から供給
されたクロックclkを用いてディジタル信号に変換し
信号処理器12に出力する変換手段であるA/D変換
器、10はスイッチから供給された水平同期信号hd1
またはhd2から水平制御信号inhを生成する同期信
号生成器、11は垂直同期信号vdと内部発振した18
MHzのクロックを分周したinvとの位相比較を行う
VPLL、12はA/D変換器9からのデジタルの映像
信号を同期信号生成器10からの同期信号に基づき各種
デジタル信号処理を行う信号処理手段である信号処理
器、13はメモリ、14は記録再生器である。
【0028】以上のように構成された本実施の形態の映
像信号処理装置について、以下その動作について説明す
る。
【0029】入力端子1に入力された映像信号は同期信
号分離器2に供給され、水平同期信号hd及び垂直同期
信号vdが分離される。図4に同期信号hd及びvdを
示す。同期信号分離器2で分離された水平同期信号hd
はAFC5及びスイッチ6に供給される。AFC5では
入力された15.7kHzの水平同期信号hdと水平発
振器3(500kHz、32fH)を32分周した水平
分周器4の信号と位相比較を行う。弱電界時のチューナ
から供給された映像信号が入力された場合、水平同期信
号近辺に疑似同期信号が発生することなく水平同期信号
hd2をスイッチ6に出力する。
【0030】入力された映像信号が弱電界時は、切り換
え設定部15でスイッチ6をhd2側に切り換える。切
り換え設定部15は、使用者が任意に設定でき、ノイズ
が無い弱電界以外(電界強度35dBμ以上)の場合は
同期信号分離器2からの水平同期信号hd1を選択し、
弱電界(電界強度35dBμ以下)の場合はAFCを行
った水平分周器4からの水平同期信号hd2を選択する
ことが可能である。
【0031】水平同期信号hd1及びhd2が供給され
たクロック選択器8は、内部にクリスタル精度の27M
Hzの発振器を内蔵しており、この発振器から出力され
たクロックを1.85ns間隔に20段に遅延する。そ
してクロック選択器8はこの遅延クロック群の中からス
イッチ6から供給された水平同期信号hd1およびhd
2信号の立ち上がりエッジに最も立ち上がりエッジが近
いクロックclkを選択し出力する。
【0032】この動作タイミングを図5示す。図中のd
clk1〜4が遅延クロックで、clkが選択クロック
である。A/D変換器9は入力端子1に供給された映像
信号をクロック選択器8から供給されたクロックclk
を用いてディジタル信号に変換し、信号処理器12に出
力する。同期信号生成器10はスイッチ4から供給され
た水平同期信号hd1及びhd2から水平制御信号in
hを生成する。同時にVPLL11は、垂直同期信号v
dに同期信号生成器10で同期抜け時の挿入等の保護を
施した信号と、18MHzのクロック(内蔵されたVC
Oで生成した信号)を分周しフレーム周波数とした信号
invを位相比較をする。そして、VPLL11は垂直
制御信号invを信号処理器12に出力する。信号処理
器12は水平制御信号inhに基づき、A/D変換器9
から供給された信号から記録メディアに記録する有効デ
ータを抽出し、かつ付加されたメモリ13を用いシャフ
リング、圧縮、誤り訂正、変調等の各種ディジタル処理
を行う。ディジタル信号処理された信号は記録再生器1
4に供給され記録メディアに記録再生される。なお記録
は垂直制御信号invに同期して行われる。
【0033】以上のことに基づき弱電界時のノイズの多
い信号をAFCで生成したクロック及び水平同期信号で
以後の処理を行うことで同期信号分離器(AFCなし)
でクロック及び水平同期信号を生成する場合より格段に
弱電界時の水平制御信号の安定性が向上する。
【0034】また、ジッターの存在する信号は同期信号
分離器で生成したクロック及び水平同期信号で処理を行
う。その結果、ジッターが大きな映像信号が入力された
場合にテレビジョン画面上での映像の揺れ現象になる事
を防止する。よって非標準信号が入力されても安定に劣
化なく記録することを可能にする。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、各種
の非標準信号(ジッターを持った映像信号、弱電界時の
チューナから供給された映像信号のように疑似同期信号
を有する映像信号、水平周波数と垂直周波数が正規の関
係にない映像信号)が供給された場合も安定に処理し記
録再生することが可能になる。
【0036】なお、AFC5のPLLで用いる水平発振
器はクリスタルを用いた構成やセラミックを用いた構成
等いろいろ考えられる。また記録メディアは、テープや
ディスク等のメディアが考えられる。またクロック選択
器8では水平同期信号の立ち上がりエッジを用いたが、
立ち下がりエッジでも良い。更に切り換え設定部15は
ボタン押しスイッチ設定、スライドスイッチ設定、オン
スクリーン・ディスプレイのメニュー画面を用いた設定
等が考えられる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力された映像
信号が弱電界及びノイズ量の多い映像信号の場合は、A
FCで生成したクロック及び水平同期信号を基に以後の
信号処理を行い、ノイズ量が少なくジッターが大きい場
合は、同期信号分離器で生成されたクロック及び水平同
期信号に基づいて以後の各種信号処理を行うことで、各
種の非標準信号(ジッターを持った映像信号、弱電界時
のチューナから供給された映像信号のように疑似同期信
号を有する映像信号、水平周波数と垂直周波数が正規の
関係にない映像信号)が供給された場合も安定に処理し
記録再生することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるの映像信号処理
装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2におけるの映像信号処理
装置のブロック図
【図3】従来の映像信号処理装置のブロック図
【図4】従来の映像信号処理装置内の同期信号分離器の
タイミング図
【図5】従来の映像信号処理装置内のクロック選択器の
タイミング図
【符号の説明】
1 映像信号の入力端子 2 同期信号分離器 3 水平発振器 4 水平分周器 5 AFC 6 スイッチ 7 ノイズ量検出器 8 クロック選択器 9 アナログ−ディジタル変換器 10 同期信号生成器 12 信号処理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA22 FA23 GB10 GB15 GB18 GB22 GB26 HA02 HA04 HC02 HC10 JA27 JA28 KA01 KA06 KA07 KA08 KA09 KA10 KA18 KA25 KA26 LA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像信号から水平同期信号を
    分離し第1の水平同期信号を出力する分離手段と、前記
    分離手段からの第1の水平同期信号と発振信号との位相
    比較を行い入力された水平同期信号に周波数及び位相が
    同期した第2の水平同期信号を生成する水平同期信号生
    成手段と、入力された映像信号のノイズ量を検出するノ
    イズ量検出手段と、前記ノイズ量検出手段の判定結果に
    基づき前記第1または前記第2の水平同期信号のどちら
    か一方を選択する選択手段と、前記選択手段から出力さ
    れた水平同期信号の立ち上がりまたは立ち下がりエッジ
    に基づき同一時間間隔に遅延された複数個のクロック信
    号から1信号を選択しクロックとして出力するクロック
    選択手段と、前記クロック選択手段の出力クロックで入
    力された映像信号をディジタル変換する変換手段と、前
    記変換手段の出力信号を前記選択手段から供給された水
    平同期信号のタイミングに基づき有効データを抽出し信
    号処理を行う信号処理手段とを備えたことを特徴とする
    映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 入力された映像信号から水平同期信号を
    分離し第1の水平同期信号を出力する分離手段と、前記
    分離手段からの第1の水平同期信号と発振信号との位相
    比較を行い入力された水平同期信号に周波数及び位相が
    同期した第2の水平同期信号を生成する水平同期信号生
    成手段と、任意に前記第1または前記第2の水平同期信
    号のどちらか一方を選択可能な切り換え設定手段と、前
    記切り換え設定手段の結果に基づき前記第1または第2
    の水平同期信号のどちらか一方を選択する選択手段と、
    前記選択手段から出力された水平同期信号の立ち上がり
    または立ち下がりエッジに基づき同一時間間隔に遅延さ
    れた複数個のクロック信号から1信号を選択しクロック
    として出力するクロック選択手段と、前記クロック選択
    手段の出力クロックで入力された映像信号をディジタル
    変換する変換手段と、前記変換手段の出力信号を前記選
    択手段から供給された水平同期信号のタイミングに基づ
    き有効データを抽出し信号処理を行う信号処理手段とを
    備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
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