JP2000196386A - 可変利得回路 - Google Patents
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Abstract
できる範囲を拡大させた可変利得回路を提供する。 【解決手段】第1の利得制御信号Vxを第2の利得制御
信号Vyに変換する利得制御信号変換回路11と、第2
の利得制御信号Vyにより利得が制御される利得制御回
路12とを備え、利得制御信号変換回路11はVy=V
t・ln{exp(b・Vx/Vt)−1}(ただし、
Vt:熱電圧、b≧0)なる入出力特性を有し、利得制
御回路12は入力信号電流をIsig、出力信号電流を
Iaとしたとき、Ia/Isig=1/[1+exp
(Vy/Vt)]なる伝達関数を有する。
Description
り、特に利得制御信号に対して指数関数的に利得が変化
するように構成された、携帯無線機等に好適な可変利得
回路に関する。
機器の開発が盛んに行われている。これらの無線通信機
器は、例えば人間が所持したり、自動車などに搭載され
て使用されるため、小型かつ軽量であることが要求され
る。このため、機器を構成する部品は従来の構成部品単
体を多数接続したハイブリッド構成よりも、小型化、軽
量化に向くモノリシックIC(集積回路)化が強く望ま
れている。部品の小型化の他に、機器の低価格化も当然
に要求されるが、モノリシックIC化は低価格化にも欠
かせない技術である。
信機回路では、IF(中間周波数)段に可変利得増幅器
(可変利得回路)が配置され、この可変利得回路により
IF信号を適正なレベルに調整できるように構成され
る。また、近年盛んに開発が進められているCDMA
(符号分割多元接続)方式の無線通信機器では、送信電
力制御が必須であるため、このIF段の可変利得回路は
70dB以上の信号レベル制御を可能とするような広範
囲の利得制御を行うことが求められる。
うためには、利得制御信号に対して指数関数的に信号レ
ベルを調節することが要求される。しかし、従来の可変
利得回路では以下に説明するように、利得制御信号に対
して指数関数的に信号レベルを調節できる範囲がかなり
制限され、上記の要求に応えることが難しく、この範囲
を超えて利得を変化させるようにすると制御が困難にな
ってしまうという問題がある。
ランジスタQ100,Q101は差動トランジスタ対を
構成しており、共通エミッタ端子に入力信号電流Isi
gが注入され、出力信号電流IaはトランジスタQ10
0のコレクタ端子から取り出される。入力信号電流Is
igから所定の利得倍された出力信号電流Iaを生成す
るために、利得制御信号VxがトランジスタQ100,
Q101のベース端子間に入力される。トランジスタQ
101のコレクタ端子に流れる電流(Isig−Ia)
は不要電流とされ、電源等に流れ込むように設計され
る。
電流Isigから出力信号電流Iaへの伝達関数は、近
似的に次式(1)で表される。 Ia/Isig=1/[1+exp(Vx/Vt)] (1) ここでVtは熱電圧であり、常温で約26mVである。
の条件では、Ia/Isig=1/exp(Vx/V
t)と近似でき、利得制御信号Vxに対して利得は指数
関数的に変化(減少)することが分かる。しかしなが
ら、1≪exp(Vx/Vt)の条件が成り立たない場
合、例えば利得制御信号Vxが0以下の領域では、Vx
と利得の関係は指数関数の関係ではなくなる。すなわ
ち、利得制御信号Vxに対し1≪exp(Vx/Vt)
の仮定が成り立たなくなると、利得制御信号Vxに対す
る利得の変化は指数関数的ではなくなってしまう。
合、利得制御信号Vxに対して指数関数的に利得を変化
させること、言い換えれば利得制御信号Vxとデジベル
表示した利得との関係が線形であることが制御の容易さ
から求められる。しかし、図10の可変利得回路では、
このような線形の関係は1≪exp(Vx/Vt)の条
件でしか得られず、広範囲の利得制御を行うことができ
ない。また、このような線形の関係が得られる利得(I
a/Isig)は最大でも1/2以下であり、入力信号
電流IsigであるIF信号の約半分を捨ててしまうこ
とになるため、可変利得回路に入力される信号のS/N
を低下させるという問題がある。
の可変利得回路は利得制御信号に対して指数関数的に利
得を制御できる範囲が狭く、この範囲を超えて利得を制
御しようとすると、制御が難しくなるという問題点があ
った。
対して指数関数的に利得を制御できる範囲を拡大できる
可変利得回路を提供することにある。
め、本発明に係る可変利得回路は、第1の利得制御信号
を第2の利得制御信号に変換する利得制御信号変換回路
と、第2の利得制御信号により利得が制御される利得制
御回路とを備え、利得制御信号変換回路は、第1の利得
制御信号をVx、第2の利得制御信号をVy、熱電圧を
Vtとしたとき、 Vy=Vt・ln{exp(b・Vx/Vt)−1} ただし、b≧0なる入出力特性を有し、利得制御回路
は、入力信号電流をIsig、出力信号電流をIaとし
たとき、 Ia/Isig=1/[1+exp(Vy/Vt)] なる伝達関数を有することを特徴とする。
/Vt)]の伝達関数を有する利得制御回路は、一つの
態様によると例えば、共通エミッタ端子に入力信号電流
が注入され、一方のトランジスタのコレクタから出力信
号電流が取り出される差動トランジスタ対からなり、こ
の差動トランジスタ対の二つのトランジスタのベース端
子間に第2の利得制御信号が供給されることにより利得
が制御されるように構成される。
記と同じ伝達関数を有し、差動信号を入力できるように
差動回路化された利得制御回路であって、共通エミッタ
端子に正の入力信号電流が注入され、一方のトランジス
タのコレクタ端子から正の出力信号電流が取り出される
第1の差動トランジスタ対と、共通エミッタ端子に負の
入力信号電流が注入され、一方のトランジスタのコレク
タ端子から負の出力信号電流が取り出される第2の差動
トランジスタ対からなり、第1の差動トランジスタ対の
二つのトランジスタのベース端子間および第2の差動ト
ランジスタ対の二つのトランジスタのベース端子間に第
2の利得制御信号が供給されることにより利得が制御さ
れるように構成される。
部から入力される第1の利得制御信号Vxが利得制御信
号変換回路によってVy=Vt・ln{exp(b・V
x/Vt)−1}なる第2の利得制御信号に変換された
後、利得制御回路に入力される。利得制御回路の伝達関
数(利得)、つまり出力信号電流Iaと入力信号電流I
sigの比はIa/Isig=1/[1+exp(Vy
/Vt)]であり、これにVy=Vt・ln{exp
(b・Vx/Vt)−1}の関係を代入すると、Ia/
Isig=exp(−b・Vx/Vt)となり、第1の
利得制御信号Vxに対して指数関数的に変化する。
域から、利得Ia/IsigをVxに対して指数関数的
に変化させることができる。すなわち、第1の利得制御
信号Vxに対して指数関数的に利得を制御できる範囲が
拡大される。
例えば差動トランジスタ対(第3の差動トランジスタ
対)により構成される。この差動トランジスタ対の共通
エミッタ端子はIoなる所定の直流電流が入力され、こ
の第3の差動トランジスタ対の一方のトランジスタはコ
レクタ端子とベース端子が接続されると共にコレクタ端
子にIo・exp(−b・Vx/Vt)なる電流が入力
され、この第3の差動トランジスタ対の他方のトランジ
スタはベース端子が所定の直流レベルに固定される。そ
して、この第3の差動トランジスタ対の二つのトランジ
スタのベース端子の電位差を第2の利得制御信号として
出力する。
は、さらに第3の差動トランジスタ対の一方のトランジ
スタのベース端子に、このトランジスタのベース端子お
よび利得制御回路に流れるベース電流を補償する電流を
入力する手段を有することを特徴とする。
は、第3の差動トランジスタ対の共通エミッタ端子にコ
レクタ端子が接続され、ベース端子とエミッタ端子間に
所定のバイアス電圧が印加された第1のトランジスタ
と、この第1のトランジスタのベース端子に一端が接続
された抵抗と、この抵抗の他端にベース端子が接続され
た第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのベ
ース端子に接続され、第1の利得制御信号に比例した電
流を流す電流源と、第2のトランジスタのコレクタ端子
に電流入力端子が接続され、電流出力端子からIo・e
xp(−b・Vx/Vt)の電流を出力して、第3の差
動トランジスタ対の一方のトランジスタのコレクタ端子
に供給する第1のカレントミラー回路とをさらに有する
ことを特徴とする。
換回路は、差動回路化された利得制御回路に適合した構
成であって、第3の差動トランジスタ対の共通エミッタ
端子にコレクタ端子が接続され、ベース端子とエミッタ
端子間に所定のバイアス電圧が印加された第1のトラン
ジスタと、この第1のトランジスタのベース端子に一端
が接続された抵抗と、この抵抗の他端にベース端子が接
続された第2のトランジスタと、この第2のトランジス
タのベース端子に接続され、第1の利得制御信号に比例
した電流を流す電流源と、第2のトランジスタのコレク
タ端子にエミッタ端子が接続された第3のトランジスタ
と、この第3のトランジスタのコレクタ端子に電流入力
端子が接続され、電流出力端子からIo・exp(−b
・Vx/Vt)の電流を出力して、第3の差動トランジ
スタ対の一方のトランジスタのコレクタ端子に供給する
第1のカレントミラー回路と、第3のトランジスタのベ
ース端子に電流入力端子が接続され、電流出力端子が第
3の差動トランジスタ対の一方のトランジスタのベース
端子に接続された第2のカレントミラー回路とを有する
ことを特徴とする。
施の形態を説明する。 [第1の実施形態]図1は、本発明の第1の実施形態に
係る可変利得回路の基本構成を示す図である。利得制御
信号入力端子10には、可変利得回路の利得を外部から
制御するための第1の利得制御信号Vxが入力される。
この第1の利得制御信号Vxは、利得制御信号変換回路
(Control Signal Converter)11により第2の利得制
御信号Vyに変換された後、利得制御回路12に供給さ
れる。
Vyにより利得が制御される回路であり、図10に示し
た従来の可変利得回路と同様に差動トランジスタ対を構
成するトランジスタQ1,Q2からなる。トランジスタ
Q1,Q2の共通エミッタ端子に入力信号電流Isig
が注入され、トランジスタQ1のコレクタ端子から出力
信号電流Iaが取り出される。トランジスタQ2のコレ
クタ端子に流れる電流Ib(Isig−Ia)は不要電
流であり、電源等から供給される。
第2の利得制御信号Vyは電圧信号であり、利得制御回
路12のトランジスタQ1,Q2のベース端子間に入力
される。利得制御信号変換回路11は、第1の利得制御
信号Vxを次式の入出力特性に従って第2の利得制御信
号Vyに変換する。 Vy=Vt・ln{exp(b・Vx/Vt)−1} (2) ここで、b>=0,Vx>=0である。ただし、Vx=
0の場合は、式(2)からVyは−∞となるが、この場
合は差動トランジスタ対の一方のトランジスタ(Q1)
にのみ入力信号電流Isigが流れると解釈するものと
する。
回路12に入力した場合、出力信号電流Iaが第1の利
得制御信号Vxに対して指数関数的に変化することを説
明する。
つまり入力信号電流Isigから出力信号電流Iaへの
伝達関数は、次式(3)で表される。 Ia/Isig=1/[1+exp(Vy/Vt)] (3) ここで、Vtは熱電圧であり、常温で約26mVであ
る。式(3)は、図10に示した従来の可変利得回路の
伝達関数を表した式(1)における利得制御信号Vxが
利得制御信号変換回路11により変換された第2の利得
制御信号Vyに置き換わっている点以外、式(1)と同
様である。
と、次のようになる。 Ia/Isig=1/[1+exp(Vy/Vt)] =1/[1+exp{(Vt/Vt)ln{exp(b・V x/Vt)−1}}] =1/[1+exp(b・Vx/Vt)−1] =1/[exp(b・Vx/Vt)] =exp(−b・Vx/Vt) (4) この式(4)より、第1の利得制御信号Vxを0から正
方向に増加させると、利得が指数関数的に減少すること
が分かる。また、第1の利得制御信号Vxが0の場合、
利得Ia/Isigは1であり、入力信号電流Isig
が全て出力信号電流Iaとして出力されることになる。
(1)に示した伝達関数であり、前述したように、1≪
exp(Vx/Vt)の条件が成立する場合のみしかI
a/Isig=1/exp(Vx/Vt)の関係が得ら
れず、例えばIa/Isigが1/2に近い領域では、
利得制御信号Vxに対してIa/Isigが指数関数的
に変化しなくなってしまったのに対して、本発明におい
てはIa/Isig=1の領域まで、利得制御信号Vx
に対してIa/Isigを指数関数的に変化させること
ができることが明らかである。すなわち、可変利得回路
に入力される第1の利得制御信号Vxに対して利得が指
数関数的に変化する範囲を従来の可変利得回路に比較し
て大幅に拡大することができる。
得制御信号変換回路11の具体例を幾つか説明する。
に示す利得制御信号変換回路11−Aは、トランジスタ
Q10,Q11からなる差動トランジスタ対を主体とし
て構成され、トランジスタQ10,Q11の共通エミッ
タ端子には直流電流Ioが入力される。この差動トラン
ジスタ対の一方のトランジスタQ10は、破線で示すよ
うにコレクタ端子とベース端子が接続された、いわゆる
ダイオード接続とされており、コレクタ端子にはI1=
Io・exp(−b・Vx/Vt)なる電流が入力され
る。差動トランジスタ対の他方のトランジスタQ11の
ベース端子は電源端VBBに接続され、所定の直流レベル
に固定されており、コレクタ端子は他の電源端VCCに接
続される。そして、トランジスタQ10,Q11のベー
ス端子間の電位差が出力端子13−1,13−2から第
2の利得制御信号Vyとして出力される。
力端子13−1,13−2から見た利得制御回路12の
入力インピーダンスが高いことが要求されるが、図1に
示したように第2の利得制御信号Vyは利得制御回路1
2の差動トランジスタ対Q1,Q2のベース端子間に入
力されるので、入力インピーダンスは高いと見なすこと
ができる。
11−Aにおいて、入力である第1の利得制御信号Vx
と出力である第2の利得制御信号Vyの関係が式(2)
を満たすことを以下に説明する。ただし、ここでは各ト
ランジスタのベース電流は小さいため、無視して解析を
行う。
10,Q11のベース端子間の電位差であるから、Vy
=VBE(Q11)−VBE(Q10)となる。VBE(Q1
0),VBE(Q11)は、それぞれトランジスタQ1
0,Q11のベース・エミッタ間電圧である。従って、
第2の利得制御信号Vyは次式で表される。
は、式(2)を満たしており、この回路11−Aを図1
中の利得制御信号変換回路11として用いることによ
り、第1の利得制御信号Vxに対して利得制御回路12
の利得を指数関数的に変化させることができる。言い換
えれば、第1の利得制御信号Vxと出力信号電流Iaの
対数の関係を線形とすることができる。
に示す利得制御信号変換回路11−Bは、図2に示した
利得制御信号変換回路11−Aでは無視したベース電流
を補償する回路例を示しており、図2と異なるところは
トランジスタQ10のベース端子にベース電流補償用の
電流Ibが入力されている点である。
制御回路12は電流が大きいため、図2に示した利得制
御信号変換回路11−Aでは、トランジスタQ10に流
すべき電流I1の一部が利得制御回路12に流れてしま
い、第1の利得制御信号Vxによる利得設定値に対して
利得誤差が生ずる。
ジスタのβ(電流増幅率)はICの製造プロセスにより
自明であるので、利得制御回路12が吸い込むベース電
流は推定可能である。この推定を基に、上述したベース
電流補償用の電流Ibを設定することができる。また、
後で述べるように、ベース電流モニタ回路を用いてベー
ス電流補償を行ってもよい。
に示す利得制御信号変換回路11−Cは、図2に示した
利得制御回路11−Aをさらに具体的に示している。以
下、図2と異なる点についてのみ説明すると、図2にお
ける直流電流Ioを発生する電流源は、電圧源VBEおよ
び第1のトランジスタQ20により実現される。トラン
ジスタQ20のベース端子は電圧源VBEおよび抵抗Rの
一端に接続され、抵抗Rの他端は第2のトランジスタQ
21のベース端子および利得制御電流源Icnt(=k
Vx)に接続される。
御信号Vxの電圧に比例した(比例係数kとする)直流
電流を発生する。このような利得制御電流源は、例えば
エミッタ縮退抵抗をエミッタ端子間に接続して線形範囲
を拡大させた差動回路等により構成される電圧−電流変
換回路を用いて簡単に実現できるので、ここでは詳しい
説明を省く。
され、コレクタ端子はトランジスタQ22,Q23およ
び抵抗R10,R11からなるカレントミラー回路の電
流入力端子(トランジスタQ22のベース/コレクタ端
子)に接続される。このカレントミラー回路の電流出力
端子(トランジスタQ23のコレクタ端子)は、トラン
ジスタQ10のコレクタ端子に接続されている。
路11−Cにおいては、トランジスタQ22,Q23お
よび抵抗R10,R11よりなるカレントミラー回路の
電流出力端子からトランジスタQ10のコレクタ端子に
前述したI1=Io・exp(−b・Vx/Vt)なる
電流が供給される。以下、この点について詳しく説明す
る。
は、次式で表される。 Io=Is・exp(VBE/Vt) (6) 一方、トランジスタQ21のコレクタ電流I1は、トラ
ンジスタQ21のベース電圧を抵抗R(抵抗値Rとす
る)によって電圧源VBE(電圧値をVBEとする)よりI
cnt・R分だけ降下させた電圧となるので、次式で表
される。Icntは、利得制御電流源Icnt(=kV
x)の電流値を表す。 I1=Is・exp((VBE−Icnt・R)/Vt) =Is・exp(VBE/Vt)exp(−Icnt・R/Vt) =Io・exp(−kVx・R/Vt) =Io・exp(−b・Vx/Vt) (7) ここで、k・R=bとした。従って、この回路により電
流I1=Io・exp(−b・Vx/Vt)が生成され
ることが分かる。
電流I1の最大値に対して電流Ioが大きくなる可能性
があり、その場合には第1の利得制御信号Vxに利得制
御が不感となる領域が存在することになる。
利得制御不感領域の発生を回避するためには、カレント
ミラー回路の入出力電流比を1未満とする、つまりトラ
ンジスタQ22のエミッタ面積をトランジスタQ23の
エミッタ面積に比べ大きくするか、またはトランジスタ
Q22のエミッタに接続されている抵抗R10の値をト
ランジスタQ23のエミッタに接続されている抵抗R1
1よりも小さくすればよい。
1とすることが可能となり、利得制御信号Vxによる利
得制御不感領域がなくなる。但し、Vxが0の場合でも
I1>Ioとなってしまうため、最大利得は下ることに
なる。しかし、最大利得の劣化は1dB以下に抑えるこ
とが詳細な設計により可能であり、実用上問題とはなら
ない。
行いたい場合は、上記と反対の手法をとればよい。すな
わち、Io<I1とするため、カレントミラー回路の入
出力電流比を1以上とする、つまりトランジスタQ22
のエミッタ面積をトランジスタQ23のエミッタ面積に
比べ小さくするか、または抵抗R10の値を抵抗R11
よりも大きくすればよい。これは、第1の利得制御信号
Vxが0Vを出力できず、例えば0.5V以上の値しか
出力できないような場合に有効である。
に示す利得制御信号変換回路11−Dは、図3に示した
利得制御信号変換回路11−Bをさらに具体的に示して
おり、前述したようにベース電流をモニタしてベース電
流を補償する機能を有する。
5では利得制御信号変換回路11−D内に第3のトラン
ジスタQ26と第1および第2のカレントミラー回路が
設けられている。すなわち、第2のトランジスタQ21
のコレクタ端子に第3のトランジスタQ26のエミッタ
端子が接続され、トランジスタQ26のコレクタ端子は
トランジスタQ22,Q23および抵抗R10,R11
からなる第1のカレントミラー回路の電流入力端子(ト
ランジスタQ22のベース/コレクタ端子)に接続され
る。この第1のカレントミラー回路の電流出力端子(ト
ランジスタQ23のコレクタ端子)は、トランジスタQ
10のコレクタ端子に接続されている。
端子には、トランジスタQ24,Q25および抵抗R
1,R2からなる第2のカレントミラー回路の電流入力
端子(トランジスタQ25のベース/コレクタ端子)が
接続される。この第2のカレントミラー回路の電流出力
端子(Q24のコレクタ端子)は、トランジスタQ10
のベース/コレクタ端子およびトランジスタQ1のベー
ス端子に接続される。
号電流Isigの直流成分を(n−1)Ioとし、第1
のトランジスタQ20のコレクタ電流と第1の利得制御
信号Vxが0のときの第2のトランジスタQ21のコレ
クタ電流をいずれもIoと設定する。さらに、第2のカ
レントミラー回路を構成するトランジスタQ24,Q2
5のエミッタ面積比をn:1とし、抵抗R1,R2の比
をR1:R2=n:1とする。
路11−Dにおいては、Vx=0のとき、第3のトラン
ジスタQ26のベース電流Io/β(β:電流増幅率)
が第2のカレントミラー回路の電流入力端子であるトラ
ンジスタQ25のベース/コレクタ端子に入力され、こ
のカレントミラー回路でn倍されて電流出力端子である
トランジスタQ24のコレクタ端子からn・Io/βが
出力される。
れる電流はIo、トランジスタQ1に流れる電流は(n
−1)Ioであるため、これら二つのトランジスタQ1
0,Q1のベース電流の和はIo/β+(n−1)Io
/β=n・Io/βとなる。これらのベース電流は、上
述したように第2のカレントミラー回路により供給され
る。従って、トランジスタQ10のコレクタに流すべき
電流I1の一部がトランジスタQ10のベースおよび利
得制御回路12内のトランジスタQ1のベースに供給さ
れることがなくなり、第1の利得制御信号Vxにより設
定される利得が正確に得られる。
の実施形態に係る可変利得回路の基本構成を示す図であ
り、利得制御回路を差動回路化した場合を示している。
入力端子10に外部から入力される第1の利得制御信号
Vxが利得制御信号変換回路11により第2の利得制御
信号Vyに変換された後、利得制御回路14に供給され
る点は、図1に示した第1の実施形態と同様である。
スタ対を構成するトランジスタQ1,Q2と、第2の差
動トランジスタ対を構成するトランジスタQ3,Q4を
主体として構成される。第1の差動トランジスタ対にお
いては、トランジスタQ1,Q2の共通エミッタ端子に
正の入力信号電流+Isigが注入され、一方のトラン
ジスタQ1のコレクタ端子から正の出力信号電流+Ia
が取り出される。同様に、第2の差動トランジスタ対に
おいては、トランジスタQ3,Q4の共通エミッタ端子
に負の入力信号電流−Isigが注入され、一方のトラ
ンジスタQ3のコレクタ端子から負の出力信号電流−I
aが取り出される。出力信号電流として取り出されない
トランジスタQ2,Q4のコレクタ電流+Ib,−Ib
は図示しない電圧源VCCに流れるものとする。
のトランジスタQ1,Q2のベース端子間および第2の
差動トランジスタ対の二つのトランジスタQ3,Q4の
ベース端子間に、利得制御信号変換回路11からの第2
の利得制御信号Vyが供給されることにより、利得制御
回路14の利得が制御される。利得制御信号変換回路1
1のVyとVxの関係は図1と同様であり、ここでは説
明を省く。
形態に係る可変利得回路のより具体的な例について説明
する。
り、図4で説明した利得制御信号変換回路11−Cを図
6で説明した差動回路化した利得制御回路14と組合わ
せた例である。利得制御信号変換回路11−Cおよび利
得制御回路14の動作は、図4および図6で説明した通
りであるため、詳細な説明は省略する。
り、図5で説明した利得制御信号変換回路11−Dとほ
ぼ同様の利得制御信号変換回路11−Eを図6で説明し
た差動回路化した利得制御回路14と組合わせた例であ
る。
に示した利得制御信号変換回路11−Dと回路構成は同
じであるが、トランジスタQ10のベース電流および差
動回路化された利得制御回路14のトランジスタQ1,
Q3のベース電流を補償するため、トランジスタQ2
4,Q25および抵抗R1,R2からなる第2のカレン
トミラー回路のトランジスタサイズ比および抵抗比を図
5の場合と異ならせている。
スタQ25,Q26のエミッタ面積比を1:(2n−
1)とし、抵抗R1,R2の抵抗比を(2n−1):1
としている。これにより、Q1,Q3およびQ10のベ
ース電流を補償し、第1の利得制御信号Vxにより設定
される利得を正確に得ることができる。
路の応用システムの例として、携帯電話機その他の移動
無線線通信機器における無線送受信機回路について説明
する。図9は、ヘテロダイン方式による無線送受信機回
路の構成を示している。なお、ここでは送受の切り替え
を時分割で行うTDD(Time Division Duplex)方式を
例として説明するが、これに限るものではない。
01からベースバンド信号発生部で発生された直交した
二つのベースバンド信号Ich(TX),Qch(T
X)が適当な帯域制限フィルタにより処理されて出力さ
れる。これらのベースバンド信号Ich(TX),Qc
h(TX)は乗算器102,103と加算器104から
なる直交変調器に入力され、周波数fLO2の第2局部発
振信号を変調する。第2局部発振信号は局部発振器30
1で発生され、90°移相器(90−PS)302によ
り直交した2つの信号に分割されて直交変調器に入力さ
れる。
号はIF信号であり、可変利得回路105に入力され
る。可変利得回路105は、これまで説明した本発明に
基づく可変利得回路であり、図示しない制御系からの利
得制御信号(第1の利得制御信号Vxに相当)に従って
入力のIF信号を適当な信号レベルに調整する。
利得回路105に与えられる。さらに、先に説明した可
変利得回路では出力信号が電流信号として取り出される
が、可変利得回路105の出力として電圧信号が要求さ
れる場合には、電流信号が電圧信号に変換されて出力さ
れる。
号は、一般に直交変調器および可変利得回路105で発
生する不要な高調波を含むため、この不要成分を除去す
るためのローパスフィルタ(LPF)またはバンドパス
フィルタ(BPF)からなるフィルタ106を介してア
ップコンバータ107に入力される。
1局部発振器304で発生される周波数fLO1の第1局
部発振信号との乗算を行い、周波数fLO1+fLO2のRF
信号と周波数fLO1−fLO2のRF信号を生成する。これ
ら二つのRF信号のいずれか一方が所望波とされ、一方
は不要なイメージ信号である。ここでは、周波数fLO1
+fLO2のRF信号を所望波とするが、周波数fLO1−f
LO2のRF信号を所望波としてもよい。イメージ信号
は、BPFからなるイメージ除去用フィルタ108によ
り除去される。所望波は電力増幅器109により所要の
電力レベルまで増幅された後、送受切り替えスイッチ
(またはデュプレクサ)306を介してアンテナ307
に供給され、電波として放射される。
力される受信RF信号が送受切り替えスイッチ(または
デュプレクサ)306およびBPFからなるフィルタ2
01を介して低雑音増幅器(LNA)202に入力され
る。LNA202により増幅された受信RF信号は、B
PFからなるイメージ除去用フィルタ203を介してダ
ウンコンバータ204に入力される。
器304で発生される周波数fLO1の第1局部発振信号
と受信RF信号の乗算を行い、受信RF信号をIF信号
に周波数変換する。このIF信号はBPFからなるフィ
ルタ205を通過した後、可変利得回路206を介して
分波器(図示せず)および乗算器207,208からな
る直交復調器に入力される。
変利得回路105と同様に、これまで説明した本発明に
基づく可変利得回路であり、図示しない制御系からの利
得制御信号(第1の利得制御信号Vxに相当)に従って
入力のIF信号を適当な信号レベルに調整する。この場
合も、IF信号は電流信号として可変利得回路206に
与えられ、また可変利得回路206の出力として電圧信
号が要求される場合には、電流信号が電圧信号に変換さ
れて出力される。
器と同様に第2局部発振器301から90°移相器30
3を介して直交した周波数fLO2の第2局部発振信号が
入力される。この直交復調器の出力Ich(RX)およ
びQch(RX)は受信側ベースバンド処理部209に
入力され、ここで受信信号が復調されることにより、元
のベースバンド信号が再生される。
路105,206に本発明を適用すると述べてきたが、
高周波回路である送信側の電力増幅器109や受信側の
LNA202を可変利得回路で構成する場合にも、本発
明の可変利得回路の構成を適用することができる。これ
らの場合、基本的には入力信号がIF信号からRF信号
に変わるだけである。
部からの第1の利得制御信号を利得制御回路への入力に
適した第2の利得制御信号に変換する利得制御信号変換
回路を設け、第1の利得制御信号に対して利得が指数関
数的に変化する第1の利得制御信号の制御電圧範囲を拡
大することができる。
制御信号とデシベル表示した利得との関係が線形となる
ことにより、広範囲の利得制御を簡単な制御で可能とす
るとともに、可変利得回路において信号電流を無駄に捨
てることがなくなるため、信号のS/N比を高く維持す
ることが可能となる。
本構成を示す図
例を示す回路図
例を示す回路図
例および利得制御回路を示す回路図
例および利得制御回路を示す回路図
基本構成を示す図
例および利得制御回路を示す回路図
例および利得制御回路を示す回路図
回路部の構成例を示すブロック図
制御信号変換回路 12,14…利得制御回路 13−1,13−2…第2の利得制御信号の出力端子 Q1,Q2…第1の差動トランジスタ対のトランジスタ Q3,Q4…第2の差動トランジスタ対のトランジスタ Q10,Q11…第3の差動トランジスタ対のトランジ
スタ Q20…第1のトランジスタ Q21…第2のトランジスタ Q22,Q23…カレントミラー回路(第1のカレント
ミラー回路)のトランジスタ Q24,Q25…第2のカレントミラー回路のトランジ
スタ Q26…第3のトランジスタ Vx…第1の利得制御信号 Vy…第2の利得制御信号 101…送信側ベースバンド処理部 102,103,207,208…ミキサ 104…加算器 105,206…可変利得増幅器 106,108,201,203,205…フィルタ 107…アップコンバータ 109…電力増幅器 202…低雑音増幅器 204…ダウンコンバータ 209…受信側ベースバンド処理部 301,304…局部発振器 302,303…90°移相器 306…送受切替えスイッチまたはデュプレクサ 307…アンテナ
Claims (7)
- 【請求項1】 第1の利得制御信号を第2の利得制御信
号に変換する利得制御信号変換回路と、 前記第2の利得制御信号により利得が制御される利得制
御回路とを備え、 第1の利得制御信号をVx、第2の利得制御信号をVy
とし、熱電圧をVt、としたとき、前記利得制御信号変
換回路は、 Vy=Vt・ln{exp(b・Vx/Vt)−1} ただし、b≧0なる入出力特性を有し、 前記利得制御回路は、入力信号電流をIsig、出力信
号電流をIaとしたとき、 Ia/Isig=1/[1+exp(Vy/Vt)] なる伝達関数を有することを特徴とする可変利得回路。 - 【請求項2】 第1の利得制御信号を第2の利得制御信
号に変換する利得制御信号変換回路と、 共通エミッタ端子に入力信号電流が注入され、一方のト
ランジスタのコレクタから出力信号電流が取り出される
第1の差動トランジスタ対からなり、該差動トランジス
タ対の二つのトランジスタのベース端子間に前記第2の
利得制御信号が供給されることにより利得が制御される
利得制御回路とを備え、 第1の利得制御信号をVx、第2の利得制御信号をVy
とし、熱電圧をVt、としたとき、前記利得制御信号変
換回路は、 Vy=Vt・ln{exp(b・Vx/Vt)−1} ただし、b≧0なる入出力特性を有することを特徴とす
る可変利得回路。 - 【請求項3】 第1の利得制御信号を第2の利得制御信
号に変換する利得制御信号変換回路と、 共通エミッタ端子に正の入力信号電流が注入され、一方
のトランジスタのコレクタ端子から正の出力信号電流が
取り出される第1の差動トランジスタ対と、共通エミッ
タ端子に負の入力信号電流が注入され、一方のトランジ
スタのコレクタ端子から負の出力信号電流が取り出され
る第2の差動トランジスタ対からなり、該第1の差動ト
ランジスタ対の二つのトランジスタのベース端子間およ
び該第2の差動トランジスタ対の二つのトランジスタの
ベース端子間に前記第2の利得制御信号が供給されるこ
とにより利得が制御される利得制御回路とを備え、 第1の利得制御信号をVx、第2の利得制御信号をVy
とし、熱電圧をVt、としたとき、前記利得制御信号変
換回路は、 Vy=Vt・ln{exp(b・Vx/Vt)−1} ただし、b≧0なる入出力特性を有することを特徴とす
る可変利得回路。 - 【請求項4】 前記利得制御信号変換回路は、第3の差
動トランジスタ対により構成され、該第3の差動トラン
ジスタ対の共通エミッタ端子はIoなる所定の直流電流
が入力され、該第3の差動トランジスタ対の一方のトラ
ンジスタはコレクタ端子とベース端子が接続されると共
にコレクタ端子にIo・exp(−b・Vx/Vt)な
る電流が入力され、該第3の差動トランジスタ対の他方
のトランジスタはベース端子が所定の直流レベルに固定
され、該第3の差動トランジスタ対の二つのトランジス
タのベース端子の電位差を前記第2の利得制御信号とし
て出力することを特徴とする請求項1、2、3のいずれ
か1項記載の可変利得回路。 - 【請求項5】 前記利得制御信号変換回路は、前記第3
の差動トランジスタ対の前記一方のトランジスタのベー
ス端子に、該トランジスタのベース端子および前記利得
制御回路に流れるベース電流を補償する電流を入力する
手段を有することを特徴とする請求項4記載の可変利得
回路。 - 【請求項6】 前記第3の差動トランジスタ対の共通エ
ミッタ端子にコレクタ端子が接続され、ベース端子とエ
ミッタ端子間に所定のバイアス電圧が印加された第1の
トランジスタと、 前記第1のトランジスタのベース端子の一端が接続され
た抵抗と、 前記抵抗の他端にベース端子が接続された第2のトラン
ジスタと、 前記第2のトランジスタのベース端子に接続され、前記
第1の利得制御信号に比例した電流を流す電流源と、 前記第2のトランジスタのコレクタ端子に電流入力端子
が接続され、電流出力端子から前記Io・exp(−b
・Vx/Vt)の電流を出力して、前記第3の差動トラ
ンジスタ対の前記一方のトランジスタのコレクタ端子に
供給する第1のカレントミラー回路とを有することを特
徴とする請求項4または5記載の可変利得回路。 - 【請求項7】 前記第3の差動トランジスタ対の共通エ
ミッタ端子にコレクタ端子が接続され、ベース端子とエ
ミッタ端子間に所定のバイアス電圧が印加された第1の
トランジスタと、 前記第1のトランジスタのベース端子に一端が接続され
た抵抗と、 前記抵抗の他端にベース端子が接続された第2のトラン
ジスタと、 前記第2のトランジスタのベース端子に接続され、前記
第1の利得制御信号に比例した電流を流す電流源と、 前記第2のトランジスタのコレクタ端子にエミッタ端子
が接続された第3のトランジスタと、 前記第3のトランジスタのコレクタ端子に電流入力端子
が接続され、電流出力端子から前記Io・exp(−b
・Vx/Vt)の電流を出力して、前記第3の差動トラ
ンジスタ対の前記一方のトランジスタのコレクタ端子に
供給する第1のカレントミラー回路と、 前記第3のトランジスタのベース端子に電流入力端子が
接続され、電流出力端子が前記第3の差動トランジスタ
対の前記一方のトランジスタのベース端子に接続された
第2のカレントミラー回路とを有することを特徴とする
請求項4または5記載の可変利得回路。
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