JP2000195837A - 微細加工方法、磁気力顕微鏡用プローブおよび電場センサ - Google Patents

微細加工方法、磁気力顕微鏡用プローブおよび電場センサ

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JP2000195837A JP10366338A JP36633898A JP2000195837A JP 2000195837 A JP2000195837 A JP 2000195837A JP 10366338 A JP10366338 A JP 10366338A JP 36633898 A JP36633898 A JP 36633898A JP 2000195837 A JP2000195837 A JP 2000195837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝
導体BiSrCaCuO薄膜の成長に必要なSrTiO
3単結晶基板を精密に加工する方法を提供し、さらに、
その方法により形成された三次元構造を直接、あるいは
鋳型として利用する方法を提供すること。 【解決手段】SiO2をエッチングマスクとしてH3PO
4でエッチングすることにより、 (100) SrTi
3単結晶基板および(110) SrTiO3単結晶基
板を結晶異方的にエッチングする。エッチング速度、お
よびマスクであるSiO2との選択比を上げるために1
50℃程度の沸点に保たれたH3PO4を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細加工方法、磁
気力顕微鏡用プローブおよび電場センサに関し、特に高
温超伝導体またはSrTiO3を材質の一部とするもの
の微細加工方法、高温超伝導体またはSrTiO3を材
質の一部とする磁気力顕微鏡用プローブおよび電場セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シリコン半導体の微細加工技術を
利用しておこなうマイクロマシン技術により種々の応用
がなされている。この発展の基盤をなしているのが水酸
化カリウムなどのアルカリエッチャントによるシリコン
の結晶異方性エッチング技術(米国特許第3,765,9
69号)である。すなわち、ある特定のエッチング条件
において(111)面のエッチング速度が(100)お
よび(110)面のそれに比して十分遅いため適当なマ
スクを使用することにより精密な三次元加工をおこなう
ことが可能である。シリコンは、半導体微細加工技術を
そのまま応用できる材質である便利さもあって、マイク
ロマシン技術はほとんどがシリコンを材料として行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、シ
リコン以外の材料を微細加工することは考慮されておら
ず、また、困難であるという問題があった。高温超伝導
体の場合、薄膜を生成するためには適当な単結晶基板を
使うことが必須であり、たとえば、高温超伝導体YBa
CuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜
の場合、 SrTiO3の単結晶基板が良好な薄膜を作成
するのに有効である。ところが、シリコンに対する水酸
化カリウムのように、 SrTiO3に対する有効なエッ
チャントは従来知られていなかった。 SrTiO3は水
酸化カリウムなどシリコンを結晶異方的にエッチングす
るエッチング液ではまったくエッチングされない。な
お、異方性エッチングをおこなうための方法は化学的な
エッチング方法に限らず、物理的なエッチング法もあ
る。ところが物理的なエッチングではエッチング速度が
一般に遅く、特にSrTiO3などの材料は通常シリコ
ンのエッチングに使用される条件ではほとんどエッチン
グされない。また、シリコンの場合でも厚い基板を貫通
するようなエッチングをおこなうには現実的でない長い
時間を要する。シリコンの場合には数種類の特殊なガス
を組み合わせた物理化学的エッチングを使用することに
より従来よりも1000倍程度速いエッチング速度を得
ることが可能になっており、現実的な時間内で加工をお
こなうことができるが、 SrTiO3ではいまだそのよ
うな加工方法は確立されていない。また、異方性エッチ
ングが可能なシリコン基板の上にSrTiO3の薄膜を
成長させてから、改めてその上に高温超伝導体YBaC
uO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜を
成長させる試みもあるが良い結果は得られていない。物
理的エッチング法のさらに大きな問題は加工表面の損傷
であり、また加工角度の制御が困難なことである。たと
えばSrTiO3の基板表面に段差を物理的エッチング
法により形成し、その上から高温超伝導体薄膜を成長さ
せると段差の部分がジョセフソン接合として機能するこ
とが知られているが、このような方法で作成した接合の
性能は段差の角度や段差表面の状態に大きく影響される
ため、一様な高い性能を有したジョセフソン素子の製作
は不可能である。
【0004】本発明の目的は、高温超伝導体薄膜の成長
基板であるSrTiO3単結晶の微細加工を精密におこ
なう方法を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、上記方法により製作
されるところの、高温超伝導薄膜をその一部として有す
るデバイスを提供することである。
【0006】本発明の更に他の目的は、上記方法により
製作されるところの、SrTiO3の誘電体としての性
質を特徴とするデバイスを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、少なくとも1つの(100)面を表面に有
するSrTiO3単結晶基板の、少なくとも1つの(1
00)面に(100)面と(111)面の交線に平行な
縁を有するエッチングマスクをSiO2膜で形成し、基
板をH3PO4溶液に浸し、加熱し、SrTiO3単結晶
基板にエッチングマスクの形状に対応した所定の形状を
作成することを特徴とする。また、本発明は少なくとも
1つの(110)面を表面に有するSrTiO3単結晶
基板の、少なくとも1つの(110)面に(110)面
と(111)面の交線に平行な縁を有するエッチングマ
スクをSiO2膜で形成し、基板をH3PO4溶液に浸
し、加熱し、SrTiO3単結晶基板にエッチングマス
クの形状に対応した所定の形状を作成することを特徴と
する。これらのエッチングは80℃程度の低温において
も進行するが、エッチング速度を上げ、またエッチング
マスクとして使用するSiO2に対する選択比を上げる
目的から150℃程度の沸点に保たれたH3PO4を使用
するのがよい。この沸点に保たれたH3PO4によるエッ
チングは従来のシリコン半導体微細加工技術においてS
34(窒化シリコン膜)のエッチングに使われている
が、このエッチング条件においてSiO2はほとんどエ
ッチングされないことがわかっている。したがってSi
2薄膜をエッチングマスクとしてH3PO4でエッチン
グすることにより、 Si34薄膜をエッチングマスク
としてシリコンをKOH(水酸化カリウム)溶液でエッ
チングするのと同じように、 SrTiO3を精密加工す
ることができる。ちなみにSrTiO3はKOHではま
ったくエッチングされないことから、本発明はシリコン
の異方性エッチングから類推することは困難である。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1に(100) S
rTiO3単結晶上に成膜した高温超伝導体YBaCu
O薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜を自
己支持膜とする工程の一例を示す。まず、両面研磨され
た厚さ250μm程度の(100) SrTiO3単結晶
基板1の表面に厚さ200nm程度の高温超伝導体YB
aCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄
膜2をエピタキシャル成長法によって成膜する(図1
(a))。ここで必要ならばアルゴンなどのイオンを用
いたミリング法などにより高温超伝導体YBaCuO薄
膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜2のパタ
ーニングをおこなってもよい。次に表面と裏面に100
0nm程度のSiO2薄膜3および4を蒸着する(図1
(b))。ここで表面のSiO2薄膜3は高温超伝導体
YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCu
O薄膜をエッチング液から保護するためのものであり、
一方裏面のSiO2薄膜4はSrTiO3単結晶基板1の
エッチングに対するマスクを形成するためのものであ
る。裏面のSiO2薄膜4に所定のエッチングマスクを
CHF3などの反応性ガスを用いたイオンエッチング法
によりパターニングし、窓5を形成する(図1
(c))。次に裏面を上にした状態でシリコンゴム6に
より基板全体をスライドガラス7などのH3PO4にエッ
チングされにくい材質でできた別の基板に密着させる
(図1(d))。これを150℃程度の沸点に保たれた
3PO4溶液中におくと結晶異方性エッチングにより図
1(e)のような構造が得られる。エッチング時間を適
当に選び、エッチングを終了させる。ここで基板全体を
スライドガラス7から剥離する際の破損を防ぐため、若
干のSrTiO3膜8を残して機械的強度を保つのがよ
い。基板全体をスライドガラス7から剥離し、残留した
シリコンゴム6を除去する。この状態で今度は80℃程
度に保ったH3PO4溶液中でエッチングをおこない、
SrTiO3単結晶基板1に貫通孔9を形成する(図1
(f))。最後に高温超伝導体YBaCuO薄膜または
高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜2の保護膜として
用いたSiO2薄膜3をCHF3などの反応性ガスを用い
たイオンエッチング法により除去すれば高温超伝導体Y
BaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO
薄膜の自己支持膜10が形成される(図1(g))。
【0009】(実施例2)図2に(100) SrTiO3
単結晶上に成膜した高温超伝導体YBaCuO薄膜また
は高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜を自己支持膜と
する別の工程の一例を示す。まず、両面研磨された厚さ
250μm程度の(100) SrTiO3単結晶基板1
1の表面に1000nm程度のSiO2薄膜12を蒸着す
る(図2(a))。SiO2薄膜12に所定のエッチン
グマスクをCHF3などの反応性ガスを用いたイオンエ
ッチング法によりパターニングし、窓13を形成する
(図2(b))。同様な処理を施した基板を二つ用意
し、 SiO2薄膜の蒸着およびパターニングをおこなっ
ていない面を向かい合わせた形でシリコンゴム14によ
り密着させる(図2(c))。これを150℃程度の沸
点に保たれたH3PO4溶液中におくと結晶異方性エッチ
ングにより図2(d)のような構造が得られる。エッチ
ング時間を調節して、若干のSrTiO3膜16を残し
てエッチングを終了させる。 SrTiO3単結晶には加
工孔15が形成される。シリコンゴム14を除去し、二
つの基板を別離した後にSiO2薄膜12の蒸着および
パターニングをおこなっていない面に厚さ200nm程
度の高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体
BiSrCaCuO薄膜17をエピタキシャル成長法に
よって成膜する(図2(e))。最後に残留しているS
rTiO3膜16をアルゴンなどのイオンエッチングに
より除去すれば高温超伝導体YBaCuO薄膜または高
温超伝導体BiSrCaCuO薄膜の自己支持膜18が
形成される(図2(f))。
【0010】(実施例3)このようにして製作した高温
超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSr
CaCuO薄膜の自己支持膜の磁場センサとしての実施
例を図3に示した。上記の方法により製作した高温超伝
導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCa
CuO薄膜の自己支持膜を図3(a)に示す。この自己
支持膜の上に金属薄膜23を蒸着する。これは光の反射
を良くするためである。自己支持膜を冷却することによ
り超伝導状態とすると、自己支持膜はマイスナー効果に
より外部磁場26に応じた歪みを生じる。この歪みをレ
ーザー光源を含むレーザー光干渉計測装置25を用いて
レーザー光24で計測することにより微少な磁場センサ
を実現できる(図3(c))。
【0011】これらの工程においてSiO2薄膜に形成
する窓の形状に関しては(100)SrTiO3単結晶
基板の場合と(110) SrTiO3単結晶基板の場合
とで異なる。図4に(100) SrTiO3単結晶基板
の場合に用いる窓の形状およびエッチング後形成される
構造の一例を示す。図4(a)は平面図、図4(b)は
断面図である。ここで、(100) SrTiO3単結晶
基板28の側面30を(110)面とし、SiO2薄膜
27に矩形状の窓31を形成した場合に逆ピラミッド状
の孔32が形成され、最終的に高温超伝導体YBaCu
O薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜29
が露出し、自己支持膜34が形成される。ここで孔32
の側面33は(111)面が露出する。一方、(11
0) SrTiO3単結晶基板の場合に用いる窓の形状お
よびエッチング後形成される構造の一例は図5に示した
ようになる。図5(a)は平面図、図5(b)は断面図
である。ここで、(110) SrTiO3単結晶基板3
5の側面38を(111)面とし、SiO2薄膜45に
六角形状の窓39を形成した場合に孔40が形成され、
最終的に高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝
導体BiSrCaCuO薄膜37が露出し、自己支持膜
41が形成される。ここで孔40の側面42は(11
1)面が露出する。
【0012】(実施例4)図6に高温超伝導薄膜から形成
した探針とSrTiO3の梁から成る磁気力顕微鏡(M
FM)用プローブを製作する工程の一例を示す。両面研
磨した(100) SrTiO3単結晶基板43の片方の
(100)面に高温超伝導体YBaCuO薄膜または高
温超伝導体BiSrCaCuO薄膜44を成膜し、両面
にSiO2薄膜45、46を蒸着しておく。リソグラフ
ィーにより、この基板の高温超伝導体YBaCuO薄膜
または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜44を成膜
していない側のSiO2薄膜46の一部を除去し、窓4
7を形成する(図6(a))。高温超伝導体YBaCu
O薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜の自
己支持膜を作成したのと同様にしてりん酸による結晶異
方性エッチングをおこない、適当な深さで止めて孔48
を形成する(図6(b))。ここでリソグラフィーによ
り、SiO2薄膜46に拡張された窓49を形成する
(図6(c))。引き続いて、りん酸による結晶異方性
エッチングを継続すると孔50が形成され、高温超伝導
体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaC
uO薄膜44の一部51が露出する(図6(d))。こ
こで基板の上側にレジスト52を用いてリソグラフィー
をおこないアルゴンなどのイオンミリングによりSiO
2薄膜45および高温超伝導体YBaCuO薄膜または
高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜44の一部を除去
する(図6(e))。レジスト52を除去した後、さら
にSiO2薄膜44をCHF3などの反応性ガスを用いた
イオンエッチング法により除去すれば先端に高温超伝導
体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaC
uO薄膜の探針53およびSrTiO3の梁54から成
るプローブを製作することができる(図6(f))。
【0013】(実施例5)このようにして製作したプロー
ブを使用した磁気力顕微鏡の動作原理を図7に示す。図
7(a)に図6で製作したプローブを示す。これの上下
を逆にした状態で金属薄膜60を蒸着する(図7
(b))。この金属蒸着膜は光の反射を良くするための
ものである。プローブの探針58を試料表面に接近させ
る。プローブの探針58を冷却し、探針を超伝導状態に
すると探針はマイスナー効果により磁力線64を排除し
ようとし、プローブの梁59が微小な変位をする。この
変位をプローブの梁59の一部にレーザー光源を含むレ
ーザー光干渉計測装置61を用いてレーザー光62で計
測することにより、試料63表面の磁場64を知ること
ができる(図7(c))。従来の磁気力顕微鏡はシリコ
ン微細加工技術を利用して製作した原子間力顕微鏡用プ
ローブの探針の先端に磁性体を蒸着することにより実現
されているが、この場合、磁性体の磁場が試料に及ぼす
影響が大きな問題となっている。本実施例のように高温
超伝導体薄膜でプローブの探針を形成し、超伝導体のマ
イスナー効果による反発力を検出することによりこの問
題を解決でき、理想的な磁気力顕微鏡を実現できる。
【0014】(実施例6)本発明の鋳型としての実施例を
図8に示す。(100) SrTiO3単結晶基板65の
場合、ピラミッド状の孔66を形成し(図8(a))、
これを鋳型としてピラミッド状の突起67を適当な材質
より成る基板68上に作成できる(図8(b))。また
(110) SrTiO3単結晶基板69の場合、適当な
マスクを使用することにより直方体状の孔70を形成し
(図8(c))、これを鋳型として直方体状の突起物7
2を適当な材質より成る基板71上に形成できる(図8
(d))。シリコンを用いて行われているように、Sr
TiO3単結晶基板上に微細なパターンを形成し、それ
を鋳型として他の材質に転写することも可能である。C
D−ROMなどの作成に利用することができる。
【0015】(実施例7)図9に本発明によるジョセフソ
ン接合の製作の実施例を示す。まず、 SrTiO3単結
晶基板73上にSiO2薄膜74を蒸着する(図9
(a))。次にリソグラフィによりSiO2薄膜74に
窓75を開ける(図9(b))。ここで本発明による結
晶異方性エッチングを施すとSrTiO3単結晶基板7
3に孔76を加工することができる(図9(c))。し
かる後にSiO2薄膜を除去することにより一定の角度
を有する段差77をSrTiO3単結晶基板73上に形
成することができる(図9(d))。ここで段差の角度
は SrTiO3単結晶基板の結晶面方位に依存し、(1
00) SrTiO3単結晶基板を用いると54.74度
の角度になり、(110) SrTiO3単結晶を用いる
と90度の角度になる。このような段差をもつSrTi
3単結晶基板73上に高温超伝導体YBaCuO薄膜
またはBiSrCaCuO薄膜78を成膜するとその段
差部分79がジョセフソン接合となる。このように本発
明を利用すると段差の角度を幾何学的に決まる一定の角
度にすることができるため、再現性のよいジョセフソン
接合を作成することができるという利点がある。
【0016】(実施例8)図10に本発明により形成した
ジョセフソン接合を用いた超伝導量子干渉磁束計(SQ
UID)の実施例を示した。ここに図10(b)はその
断面図、図10(c)は平面図である。まず、上記のよ
うに SrTiO3単結晶基板80、高温超伝導体YBa
CuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜
81、ジョセフソン接合82をもつ形状を製作する(図
10(a))。ジョセフソン接合82を含む高温超伝導
体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaC
uO薄膜81をリソグラフィーにより加工し、ジョセフ
ソン接合82を二つ含んだ超伝導ループ回路83を形成
する。この超伝導ループ83の両端に端子84および8
5を設け、端子間の電流と電圧を計測することにより超
伝導量子干渉磁束計(SQUID)を実現できる。
【0017】(実施例9)図11にSrTiO3の自己支
持膜を作成する工程の一例を示す。まず、両面研磨され
た厚さ250μm程度の(100) SrTiO3単結晶
基板86を準備する(図11(a))。片方の(10
0)面に1000nm程度のSiO2薄膜87を蒸着す
る(図11(b))。SiO2薄膜87に所定のエッチ
ングマスクをCHF3などの反応性ガスを用いたイオン
エッチング法によりパターニングし、窓88を形成する
(図11(c))。次に裏面を上にした状態でシリコン
ゴム89により基板全体をスライドガラス90などのH
3PO4にエッチングされにくい材質でできた別の基板に
密着させる(図11(d))。これを150℃程度の沸
点に保たれたH3PO4溶液中におくと結晶異方性エッチ
ングにより孔91が形成されていく。エッチング時間を
調節することにより、 SrTiO3単結晶基板86の一
部が自己支持膜92として残っている構造を得ることが
できる(図11(e))。最後に基板全体をスライドガ
ラス90から剥離し、残留したシリコンゴム89を除去
すると、SrTiO3の自己支持膜92を形成できる
(図1(f))。
【0018】(実施例10)このようにして形成したSr
TiO3自己支持膜の電場センサとしての実施例を図1
2に示す。まず、上記方法によりSrTiO3単結晶基
板93、SiO2薄膜94およびSrTiO3自己支持膜
95の構造を製作する(図12(a))。SrTiO3
自己支持膜95の上から金属薄膜96を蒸着する(図1
2(b))。これは光の反射を良好にするためである。
SrTiO3は誘電体であり、電場99があると分極
し、自己支持膜に歪みが生じる。この膜の変位をレーザ
ー光源を含むレーザー光干渉計測装置97を用いてレー
ザー光98で計測することにより、微小な電場センサを
実現することができる(図12(c))。
【0019】
【発明の効果】本発明により、材料として高温超伝導体
や誘電体など多様な材料を扱えるようになれば、従来の
シリコンを使った加工では不可能であったことが可能に
なると考えられ、マイクロマシン技術の大きな発展が期
待される。また、基板上に一定の角度をもった段差を形
成し、その上に高温超伝導薄膜を成長させることにより
再現性の良好なジョセフソン接合の加工をおこない、さ
らにそれを利用した超伝導量子干渉磁束計などのデバイ
スを製作することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(g)は本発明の実施例にかかわる高
温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiS
rCaCuO薄膜の自己支持膜の製作過程の例を示す概
略図。
【図2】(a)〜(f)は本発明の実施例にかかわる高
温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiS
rCaCuO薄膜の自己支持膜の製作過程の別の例を示
す概略図。
【図3】(a)、(b)は本発明による微小磁場センサ
の製作過程を示す概略図、および(c)は微小磁場セン
サの動作を示す概略図。
【図4】(a)は本発明の実施例にかかわる(100)
SrTiO3単結晶の精密エッチングにエッチングマス
クとして用いるSiO2薄膜のマスクパターンの一例、
および(b)はそのA−B位置の断面。
【図5】(a)は本発明の実施例にかかわる(110)
SrTiO3単結晶の精密エッチングにエッチングマス
クとして用いるSiO2薄膜のマスクパターンの一例、
および(b)はそのA−B位置の断面。
【図6】(a)〜(f)は本発明の実施例にかかわる磁
気力顕微鏡(MFM)用プローブの製作過程の例を示す
概略図。
【図7】(a)、(b)は本発明によるマイスナー効果
を利用した磁気力顕微鏡装置の製作過程を示す概略図、
および(c)はその動作を示す概略図。
【図8】(a)、(b)は本発明の実施例にかかわる
(100)SrTiO3単結晶表面に形成したピラミッ
ド状の孔とそれを鋳型にして別の基板上に形成したピラ
ミッド状の突起を説明する概略図、および(c)、
(d)は(110) SrTiO3単結晶表面に形成した
直方体の孔とそれを鋳型にして形成した直方体の突起を
説明する概略図。
【図9】(a)〜(e)は本発明の実施例にかかわるジ
ョセフソン接合の製作過程の例を示す概略図。
【図10】(a)、(b)は本発明によるジョセフソン
接合を使用した超伝導量子干渉磁束計(SQUID)の
製作過程を示す概略図、および(c)はその動作を示す
概略図。
【図11】(a)〜(f)は本発明の実施例にかかわる
SrTiO3の自己支持膜の製作過程の例を示す概略
図。
【図12】(a)、(b)は本発明による電場センサの
製作過程を示す概略図、および(c)はその動作を示す
概略図。
【符号の説明】
1:(100)SrTiO3単結晶基板、2:高温超伝
導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCa
CuO薄膜、3:SiO2薄膜(高温超伝導体YBaC
uO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜保
護用)、4:SiO2薄膜(エッチングマスク用)、
5:窓、6:Siゴム、7:スライドガラス、8:Sr
TiO3自己支持膜、9:孔、10:高温超伝導体YB
aCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄
膜の自己支持膜、11:(100)SrTiO3単結晶
基板、12:SiO2薄膜、13:窓、14:Siゴ
ム、15:孔、16:SrTiO3自己支持膜、17:
高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体Bi
SrCaCuO薄膜、18:高温超伝導体YBaCuO
薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜の自己
支持膜、19:(100) SrTiO3単結晶基板、2
0:SiO2薄膜、21:高温超伝導体YBaCuO薄
膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜、22:
高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体Bi
SrCaCuO薄膜の自己支持膜、23:金属蒸着膜、
24:レーザー光、25:レーザー光源を含むレーザー
光干渉計測装置、26:外部磁場、27:SiO2
膜、28:(100)SrTiO3単結晶基板、29:
高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体Bi
SrCaCuO薄膜、30:SrTiO3(110)結
晶面、31:窓、32:孔、33:SrTiO3(11
1)結晶面、34:高温超伝導体YBaCuO薄膜また
は高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜の自己支持膜、
35:SiO2薄膜、36:(110)SrTiO3単結
晶基板、37:高温超伝導体YBaCuO薄膜または高
温超伝導体BiSrCaCuO薄膜、38:SrTiO
3(111)結晶面、39: 窓、40:孔、41:Sr
TiO3(111)結晶面、42:高温超伝導体YBa
CuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜
の自己支持膜、43: (100)SrTiO3単結晶基
板、44:高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超
伝導体BiSrCaCuO薄膜、45:SiO2薄膜
(高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体B
iSrCaCuO薄膜の保護用)、46:SiO2薄膜
(エッチングマスク用)、47:窓、48:孔、49:
拡張された窓、50:孔、51:高温超伝導体YBaC
uO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄膜の
自己支持膜、52:レジスト、53:高温超伝導体YB
aCuOまたは高温超伝導体BiSrCaCuOの探
針、54:SrTiO3の梁、55:(100)SrT
iO3単結晶基板、56:SiO2薄膜、57:高温超伝
導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCa
CuO薄膜、58:高温超伝導体YBaCuOまたは高
温超伝導体BiSrCaCuOの探針、59: SrT
iO3の梁、60:金属蒸着膜、61:レーザー光源を
含むレーザー光干渉計測装置、62:レーザー光、6
3:試料、64:試料表面の磁場、65:(100)S
rTiO3単結晶基板、66:ピラミッド状の孔、6
7:ピラミッド状の突起、68:基板、69:(11
0)SrTiO3単結晶基板、70:直方体状の孔、7
1:直方体の突起、72:基板、73:(100)Sr
TiO3単結晶基板、74:SiO2薄膜、75:窓、7
6:孔、77:段差、78:高温超伝導体YBaCuO
薄膜またはBiSrCaCuO薄膜、79:ジョセフソ
ン接合、80:(100)SrTiO3単結晶基板、8
1:高温超伝導体YBaCuO薄膜またはBiSrCa
CuO薄膜、82:ジョセフソン接合、83:超伝導ル
ープ回路、84:端子、85:端子、86:(100)
SrTiO3単結晶基板、87:SiO2薄膜、88:
窓、89:Siゴム、90:スライドガラス、91:
孔、92:SrTiO3自己支持膜、93:(100)
SrTiO3単結晶基板、94:SiO2薄膜、95:S
rTiO3自己支持膜、96:金属蒸着膜、97:レー
ザー光源を含むレーザー光干渉計測装置、98:レーザ
ー光、99:外部電場。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの(100)面を表面に有
    するSrTiO3単結晶基板の、少なくとも1つの(1
    00)面に(100)面と(111)面の交線に平行な
    縁を有するエッチングマスクをSiO2膜で形成し、S
    rTiO3単結晶基板をH3PO4溶液に浸し、加熱し、
    SrTiO3単結晶基板にエッチングマスクの形状に対
    応した所定の形状を作成することを特徴とする微細加工
    方法。
  2. 【請求項2】SrTiO3単結晶基板の少なくとも1つ
    の(100)面にエッチングマスクの形状に対応した所
    定の形状を作成した後に、その(100)面に高温超伝
    導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCa
    CuO薄膜をエピタキシャル成長させることを特徴とす
    る請求項1記載の微細加工方法。
  3. 【請求項3】SrTiO3単結晶基板として(100)
    面を上下2つの対向した底面に有するSrTiO3単結
    晶基板を使用し、片方の(100)面に(100)面と
    (111)面の交線に平行な縁を有するエッチングマス
    クをSiO2膜で形成し、SrTiO3単結晶基板をH3
    PO4溶液に浸し、加熱し、SrTiO3単結晶基板にエ
    ッチングマスクの形状に対応した所定の形状を作成した
    後に、対向した他方の(100)面に高温超伝導体YB
    aCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄
    膜をエピタキシャル成長させ、形状を形作ることを特徴
    とする請求項1記載の微細加工方法。
  4. 【請求項4】SrTiO3単結晶基板として(100)
    面を上下2つの対向した底面に有するSrTiO3単結
    晶基板を使用し、片方の(100)面に(100)面と
    (111)面の交線に平行な縁を有するエッチングマス
    クをSiO2膜で形成し、対向した他方の(100)面
    に高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体B
    iSrCaCuO薄膜をエピタキシャル成長させ、その
    上からSiO2薄膜を蒸着した基板をH3PO4溶液に浸
    し、加熱し、形状を形作ることを特徴とする請求項1記
    載の微細加工方法。
  5. 【請求項5】少なくとも1つの(110)面を表面に有
    するSrTiO3単結晶基板の、少なくとも1つの(1
    10)面に(110)面と(111)面の交線に平行な
    縁を有するエッチングマスクをSiO2膜で形成し、S
    rTiO3単結晶基板をH3PO4溶液に浸し、加熱し、
    SrTiO3単結晶基板にエッチングマスクの形状に対
    応した所定の形状を作成することを特徴とする微細加工
    方法。
  6. 【請求項6】SrTiO3単結晶基板の少なくとも1つ
    の(110)面にエッチングマスクの形状に対応した所
    定の形状を作成した後に、その(110)面に高温超伝
    導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCa
    CuO薄膜をエピタキシャル成長させることを特徴とす
    る請求項5記載の微細加工方法。
  7. 【請求項7】SrTiO3単結晶基板として(110)
    面を上下2つの対向した底面に有するSrTiO3単結
    晶基板を使用し、片方の(110)面に(110)面と
    (111)面の交線に平行な縁を有するエッチングマス
    クをSiO2膜で形成し、SrTiO3単結晶基板をH3
    PO4溶液に浸し、加熱し、SrTiO3単結晶基板にエ
    ッチングマスクの形状に対応した所定の形状を作成した
    後に、対向した他方の(110)面に高温超伝導体YB
    aCuO薄膜または高温超伝導体BiSrCaCuO薄
    膜をエピタキシャル成長させ、形状を形作ることを特徴
    とする請求項5記載の微細加工方法。
  8. 【請求項8】SrTiO3単結晶基板として(110)
    面を上下2つの対向した底面に有するSrTiO3単結
    晶基板を使用し、片方の(110)面に(110)面と
    (111)面の交線に平行な縁を有するエッチングマス
    クをSiO2膜で形成し、対向した他方の(110)面
    に高温超伝導体YBaCuO薄膜または高温超伝導体B
    iSrCaCuO薄膜をエピタキシャル成長させ、その
    上からSiO2薄膜を蒸着した基板をH3PO4溶液に浸
    し、加熱し、形状を形作ることを特徴とする請求項5記
    載の微細加工方法。
  9. 【請求項9】請求項1または請求項5に記載された微細
    加工方法のいずれかにより形作られた形状を鋳型にして
    新たな形状を形作る微細加工方法。
  10. 【請求項10】SrTiO3の梁を有し、その片方の面
    に高温超伝導体YBaCuOまたはBiSrCaCuO
    の探針を有し、他方の面においては金属薄膜がコーティ
    ングされていることを特徴とする磁気力顕微鏡用プロー
    ブ。
  11. 【請求項11】請求項2または請求項6に記載された微
    細加工法において、SrTiO3基板表面に54.74
    度または90度の角度を有した段差を形作り、その上に
    高温超伝導体YBaCuO薄膜またはBiSrCaCu
    O薄膜をエピタキシャル成長させることことを特徴とす
    る微細加工方法。
  12. 【請求項12】SrTiO3の自己支持膜を有し、その
    片方の面に金属薄膜がコーティングされていることを特
    徴とする電場センサ。
  13. 【請求項13】(100)面、(111)面および(1
    10)面を有するSrTiO3単結晶基板の、1つの
    (100)面にSiO2膜を形成し、(100)面と
    (111)面の交線に平行な縁を有するエッチングマス
    クをSiO2膜に形成し、SrTiO3単結晶基板をH3
    PO4溶液に浸し、SrTiO3単結晶基板にエッチング
    マスクの形状に対応した所定の形状を作成することを特
    徴とする微細加工方法。
  14. 【請求項14】他の(100)面にSiO2膜で形成し
    た後、SrTiO3単結晶基板をH3PO4溶液に浸し、
    SrTiO3単結晶基板にエッチングマスクの形状に対
    応した所定の形状を作成することを特徴とする請求項1
    3記載の微細加工方法。
  15. 【請求項15】(100)面、(111)面および(1
    10)面を有するSrTiO3単結晶基板の、1つの
    (110)面にSiO2膜を形成し、(110)面と
    (111)面の交線に平行な縁を有するエッチングマス
    クをSiO2膜に形成し、SrTiO3単結晶基板をH3
    PO4溶液に浸し、SrTiO3単結晶基板にエッチング
    マスクの形状に対応した所定の形状を作成することを特
    徴とする微細加工方法。
  16. 【請求項16】他の(110)面にSiO2膜で形成し
    た後、SrTiO3単結晶基板をH3PO4溶液に浸し、
    SrTiO3単結晶基板にエッチングマスクの形状に対
    応した所定の形状を作成することを特徴とする請求項1
    5記載の微細加工方法。
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