JP2000195714A - 極異方性希土類ボンド磁石とその製造方法及び永久磁石型モ―タ - Google Patents

極異方性希土類ボンド磁石とその製造方法及び永久磁石型モ―タ

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JP2000195714A
JP2000195714A JP11183711A JP18371199A JP2000195714A JP 2000195714 A JP2000195714 A JP 2000195714A JP 11183711 A JP11183711 A JP 11183711A JP 18371199 A JP18371199 A JP 18371199A JP 2000195714 A JP2000195714 A JP 2000195714A
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rare earth
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polar anisotropic
magnetic
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Takashi Ishikawa
尚 石川
Isao Kaneko
勲 金子
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極異方性フェライト磁石よりも高い磁気特性
と優れた温度特性を有する極異方性希土類ボンド磁石、
その製造方法、及びその磁石を用いた永久磁石型モータ
を提供する。 【解決手段】 希土類元素(R)とFeとN及び必要によ
りCoを主成分とする磁性粉末と、樹脂バインダーとか
らなり、バリウムフェライト磁性粉末及び/又はストロ
ンチウムフェライト磁性粉末を含んでもよい。金型キャ
ビティー面での配向磁界が2.5kOe以上の金型に、
多点のピンポイントゲートか又はリングゲートから射出
成形して製造する。この極異方性希土類ボンド磁石は、
ステッピングモータ等の永久磁石型モータ用として有効
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極異方性のフェラ
イト磁石よりも高い磁気特性をも極異方性希土類ボンド
磁石とその製造方法、及びこの極異方性希土類ボンド磁
石を用いる永久磁石型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石は、その磁場配向の種類によっ
て、異方性磁石と等方性磁石とに大別される。等方性磁
石は成形の際に磁場配向を行わず、成形後に任意の方向
に着磁可能であって、その着磁磁界の方向にN極とS極
ができる。一方、異方性磁石は成形時に配向磁界を加え
ることで磁化の方向が定まっており、その方向に着磁磁
界をかけることによりN極とS極ができる。更に、異方
性磁石には、アキシャル異方性磁石、極異方性磁石、及
びラジアル異方性磁石がある。
【0003】近年、リング状の径方向にN極とS極を多
極着磁した永久磁石の用途が、永久磁石型モータを中心
に増えている。永久磁石型モータは可動部又は固定部に
永久磁石を備えたものであり、コンピュータ関連機器の
駆動部、プリンター、カメラ等に幅広く利用されてい
る。このような用途に用いるリング状の永久磁石として
は、異方性磁石の中の極異方性磁石又はジアル異方性磁
石が使用される。
【0004】異方性磁石では、例えば図1に示すよう
に、リング状磁石の外周面又は内周面に沿ってN極とS
極が交互に現れ、反対側の内周面又は外周面にはほとん
ど現れないようになっている。これに対してラジアル異
方性磁石は、例えば図2に示すように、リング状磁石の
外周面と内周面とにそれぞれN極とS極とが現れている
ものである。
【0005】ここで極異方性ボンド磁石の製造方法を簡
単に説明すれば、例えば「ボンデッドマグネット」、合
成樹脂工業新聞社、1990年、第216頁に記載され
ているように、成形金型のリング状キャビティーの外周
面又は内周面にNS極が現れるようキャビティーの外側
又は内側に磁気配向用磁石を配置する。このような構成
の金型を用いて、金型キャビティー内に磁性粉末と溶融
した樹脂バインダーとからなる組成物(コンパウンド)
を射出充填させると、冷却後に金型から取り出された磁
石成形体は上述したような極異方性磁石となる。尚、圧
縮成形ボンド磁石や焼結磁石でも、同様に成形した後、
それぞれ樹脂バインダーの硬化工程や焼結工程を経るこ
とで極異方性磁石が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような極異
方性磁石としては、フェライト射出成形ボンド磁石か又
はフェライト焼結磁石がほとんどであり、希土類磁石で
は製造され又は報告されたものはない。その理由は、希
土類ボンド磁石では射出成形又は圧縮成形などの成形工
程において、また希土類焼結磁石では焼結前のグリーン
体(圧粉体)の成形工程において、金型のキャビティー
(成形原料を充填する空間)内で希土類磁性粉末を磁界
配向させることが困難であったためである。
【0007】金型キャビティー内で磁性粉末を配向させ
るために必要な磁界は、大きいほど望ましい。しかしな
がら、製造しようとする極異方性磁石の寸法や極数、金
型キャビティーに接するスリーブの材質と肉厚、配向磁
界発生用永久磁石や磁気回路を構成するヨーク材の材
質、更には磁気回路を金型に埋め込むために許容される
空間の大きさ等によって、配向磁界の強度は制限を受け
る。そのため、現実的にはキャビティーの外周面又は内
周面近傍で、2.5kOe程度の配向磁界しか得られな
い。
【0008】この程度の磁界で配向可能な磁石材質は、
従来から知られるバリウムフェライトやストロンチウム
フェライトのみであり、希土類磁石材料では配向が不十
分となるため、得られる極異方性磁石の磁気特性は満足
すべきものではなかった。また、極異方性のフェライト
磁石では、磁気特性が低いうえに、磁束密度の温度係数
αが−0.18%/Kとその絶対値が大きく、温度特性
が悪いという欠点があった。
【0009】本発明は、このような従来の事情に鑑み、
従来の極異方性フェライト磁石よりも高い磁気特性と優
れた温度特性を有していて、希土類磁石からなる極異方
性のボンド磁石とその製造方法、及びこの極異方性希土
類ボンド磁石を用いた永久磁石型モータを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、射出成形希
土類ボンド磁石用組成物の検討を行う中で、希土類元素
(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を主成分とする磁性粉末と樹
脂バインダーとからなる組成物が、従来の異方性希土類
ボンド磁石用組成物に比べて優れた配向特性を有するこ
とを見いだした。例えば直径15×高さ10mmのアキ
シャル配向磁石用の金型において、キャビティにかかる
配向磁界を変えて各種の異方性ボンド磁石用組成物を射
出成形し、得られた各異方性ボンド磁石について配向磁
界とオープンフラックスの関係を比較した結果が図3の
グラフである。
【0011】この図3から分かるように、本発明に係わ
るSm−Fe−N系組成物は、フェライト系組成物には
及ばないものの、SmTM17型のようなSm−Co
系組成物や、HDDR磁性粉末を用いるNd−Fe−B
系組成物に比べ、良好な配向特性を有している。この知
見に基づいて、極異方性の射出成形ボンド磁石を検討し
た結果、本発明に至ったものである。
【0012】即ち、本発明が提供する極異方性希土類ボ
ンド磁石は、希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を主
成分とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)と鉄(F
e)とコバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする磁性粉
末と、樹脂バインダーとからなることを特徴とするもの
である。
【0013】また、本発明の他の極異方性希土類ボンド
磁石は、希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を主成分
とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)と鉄(Fe)と
コバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする磁性粉末と、
バリウムフェライト磁性粉末及び/又はストロンチウム
フェライト磁性粉末と、樹脂バインダーとからなること
を特徴とする。
【0014】本発明による極異方性希土類ボンド磁石の
製造方法は、希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を主
成分とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)と鉄(F
e)とコバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする磁性粉
末と、樹脂バインダーとからなる組成物を、配向磁界発
生側の金型キャビティー面での配向磁界が2.5kOe
以上である金型に射出成形することを特徴とする。
【0015】また、本発明の他の極異方性希土類ボンド
磁石の製造方法は、希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素
(N)を主成分とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)
と鉄(Fe)とコバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする
磁性粉末と、バリウムフェライト磁性粉末及び/又はス
トリンチウムフェライト磁性粉末と、樹脂バインダーと
からなる組成物を、配向磁界発生側の金型キャビティー
面での配向磁界が2.5kOe以上である金型に射出成
形することを特徴とする。
【0016】上記本発明方法に用いる金型において、射
出成形のゲートは、リング状磁石の外周と内周の間の端
面に設けた磁極数の1/3以上の多点のピンポイントゲ
ートか、又はリング状磁石の円周方向に沿って連続的に
設けたリングゲートであることが好ましい。
【0017】更に、本発明は、上記した本発明の極異方
性希土類ボンド磁石を用いることを特徴とする永久磁石
型モータを提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明で用いる磁性粉末は、例え
ば、特開平2−57663号公報に記載される溶解鋳造
法、特許第1702544号や特開平9−157803
号公報などに開示される還元拡散法より、R−Fe系合
金又はR−(Fe、Co)系合金を製造し、これを窒化し
た後微粉砕することによって得られる。微粉砕はジェッ
トミル、振動ボールミル、回転ボールミルなど、公知の
技術で実施することができ、フィッシャー平均粒径で
1.5μm以下、好ましくは1.2μm以下となるように
微粉砕する。
【0019】得られるR−Fe−N系又はR−(Fe、
Co)−N系磁性粉末の結晶構造は、ThZn
17型、ThNi17型、又はTbCu型である。
磁性粉末中の希土類元素(R)は1種又は2種以上であっ
てよいが、全R中にSmが40重量%以上含まれるもの
がボンド磁石の保磁力を高めるために好ましい。また、
Feの一部をCoに置換したR−(Fe、Co)−N系磁
性粉末では、磁石の飽和磁化と磁束密度の温度係数が向
上する。
【0020】また、希土類元素(R)、Fe、Co、及び
Nの各主成分に加えて、C、Al、Si、P、Ca、T
i、V、Cr、Mn、Ni、Cu、Zn、Ga、Zr、
Nb、Mo、Ag、In、Sn、Hf、Ta、W、R
e、Os、Ir、Pt、Auの1種以上を添加すると、
磁石の耐熱性や耐候性を高めることができるが、その添
加量は磁性粉末全体の3重量%以下とすることが望まし
い。
【0021】尚、微粉砕した磁性粉末は、発火防止など
ハンドリング性を向上させるため、例えば特開昭52−
54998号公報、特開昭59−170201号公報、
特開昭60−128202号公報、特開平3−2112
03号公報、特開昭46−7153号公報、特開昭56
−55503号公報、特開昭61−154112号公
報、特開平3−126801号公報等に開示されている
ような、湿式ないし乾式処理による徐酸化皮膜を表面に
形成してもよい。
【0022】また、特開平5−230501号公報、特
開平5−234729号公報、特開平8−143913
号公報、特開平7−268632号公報や、日本金属学
会講演概要(1996年春期大会、No.446、p.1
84)等に開示されているような金属皮膜を形成する方
法や、特公平6−17015号公報、特開平1−234
502号公報、特開平4−21702号公報、特開平5
−213601号公報、特開平7−326508号公
報、特開平8−153613号公報、特開平8−183
601号公報等による無機皮膜を形成する方法など、1
種以上の表面処理を磁性粉末に施すことにより、組成物
及びボンド磁石の保磁力が向上し、耐熱性が更に向上す
る。
【0023】上記のR−Fe−N系及び/又はR−(F
e、Co)−N系性粉末には、経済性を考慮して、通常
のバリウムフェライト磁性粉末及び/又はストロンチウ
ムフェライト磁性粉末を添加混合することができる。か
かるフェライト磁性粉末は、通常のボンド磁石用磁性粉
末として入手できるものでよいが、本発明の極異方性希
土類ボンド磁石の磁気特性を高めるためには異方性の磁
性粉末が望ましい。また、射出成形での磁界配向性の観
点からは、フェライト磁性粉末のアスペクト比が1に近
いものが望ましい。更に、フェライト焼結磁石を粉砕
し、歪みを取り除くためのアニールを施したものも使用
可能である。
【0024】バリウムフェライト磁性粉末及び/又はス
トロンチウムフェライト磁性粉末を混合する場合、希土
類元素(R)を含む磁性粉末とフェライト磁性粉末との混
合比は任意であるが、全磁性粉末中におけるRを含む磁
性粉末の量が80重量%以下(ただし0重量%を含ま
ず)とすること、好ましくは3〜60重量%の範囲とす
ることが、コストと磁気特性のバランスの観点から望ま
しい。
【0025】次に、本発明で用いる樹脂バインダーは、
磁性粉末の結合剤として働くものであり、用いられる樹
脂の種類としては特に限定されることはない。具体的に
は、熱可塑性樹脂では、例えば、6ナイロン、6,6ナ
イロン、11ナイロン、12ナイロン、6,12ナイロ
ン、芳香族系ナイロン、これらの分子を一部変性した変
性ナイロン等のポリアミド樹脂、直鎖型ポリフェニレン
サルファイド樹脂、架橋型ポリフェニレンサルファイド
樹脂、セミ架橋型ポリフェニレンサルファイド樹脂、低
密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン樹脂、高密
度ポリエチレン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、
エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂、アイオノマ
ー樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリスチレン樹脂、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、
アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、メタクリル樹脂、ポ
リフッ化ビニリデン樹脂、ポリ三フッ化塩化エチレン樹
脂、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹
脂、エチレン−四フッ化エチレン共重合樹脂、四フッ化
エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフ
ェニレンオキサイド樹脂、ポリアリルエーテルアリルス
ルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエーテル
エーテルケトン樹脂、ポリアリレート樹脂、芳香族ポリ
エステル樹脂、酢酸セルロース樹脂、各種エラストマー
やゴム類等を挙げることができる。
【0026】また、これらの単重合体や他種モノマーと
のランダム共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重
合体、他の物質での末端基変性品などであってもよい。
これら熱可塑性樹脂の2種類以上のブレンド等における
系も当然含まれる。これら熱可塑性樹脂の溶融粘度や分
子量は、所望の機械的強度が得られる範囲で低い方が望
ましく、形状はパウダー、ビーズ、ペレット等特に限定
されないが、磁性粉末との均一混合性から考えるとパウ
ダーが望ましい。
【0027】また、上記樹脂バインダーとして用いられ
る熱硬化性樹脂には、例えば、エポキシ樹脂、ビニルエ
ステル系エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ベンゾグアナ
ミン樹脂、ビスマレイミド・トリアジン樹脂、ジアリル
フタレート樹脂、フラン樹脂、熱硬化性ポリブタジエン
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコー
ン樹脂、キシレン樹脂等があり、これらの2種以上や他
種モノマーとのブレンド等における系も当然含まれる。
これら熱硬化性樹脂の粘度、分子量、性状等は、所望の
機械的強度や成形性が得られる範囲であれば特に限定さ
れないが、磁性粉末との均一混合性や成形性から考える
とパウダー状又は液状が望ましい。尚、樹脂バインダー
として熱硬化性樹脂を用いて射出成形する場合、金型内
で磁石成形品が硬化する直前で一旦樹脂バインダーの粘
度が低下するため、良好な配向特性が得られるという利
点がある。
【0028】これらの樹脂バインダーの含有量は、磁性
粉末100重量部に対して3〜100重量部の範囲が好
ましい。樹脂バインダーを100重量部よりも多く混合
した場合には、ボンド磁石の磁束密度が著しく低下す
る。また、樹脂バインダーの含有量が3重量部より少な
いと、著しく成形性が低下するため所望の成形体が得ら
れない。
【0029】本発明の極異方性希土類ボンド磁石を製造
する際には、上記の磁性粉末と樹脂バインダーの組成物
に更にカップリング剤、滑剤、安定剤などを添加するこ
とにより、組成物の加熱流動性が一層向上し、成形性や
磁気特性を向上させることができる。
【0030】このようなカップリング剤としては、シラ
ン系カップリング剤では、例えば、ビニルトリエトキシ
シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4エポキシシクロヘキシルエチルトリメ
トキシシラン)、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシメチルジエトキシシラン、
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキ
シシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルト
リエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、イソ
ブチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン
などが挙げられる。
【0031】また、チタン系カップリング剤では、例え
ば、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イ
ソプロピルトリ(N−アミノエチル-アミノエチル)チ
タネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホス
フェート)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオ
クチルホスファイト)チタネート、テトライソプロピル
チタネート、テトラブチルチタネート、テトラオクチル
ビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、イソプ
ロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルトリ
ドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピル
トリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、ビス(ジ
オクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート、イ
ソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、
テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)
ビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、イソプ
ロピルトリクミルフェニルチタネート、ビス(ジオクチ
ルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、
イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネートな
どが挙げられる。尚、これらのカップリング剤は、樹脂
バインダーの種類に合わせた適当なものを選択し、それ
らの1種又は2種以上を用いることができる。
【0032】滑剤としては、例えば、パラフィンワック
ス、流動パラフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、エステルワックス、カルナウバ、マイ
クロワックス等のワックス類、ステアリン酸、1,2−
オキシステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、オレ
イン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸リチウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ラウリン酸カルシウム、リノール酸亜鉛、リシ
ノール酸カルシウム、2−エチルヘキソイン酸亜鉛等の
脂肪酸塩(金属石鹸類)、ステアリン酸アミド、オレイ
ン酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘン酸アミド、パルミ
チン酸アミド、ラウリン酸アミド、ヒドロキシステアリ
ン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレ
ンビスステアリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸ア
ミド、ジステアリルアジピン酸アミド、エチレンビスオ
レイン酸アミド、ジオレイルアジピン酸アミド、N−ス
テアリルステアリン酸アミド,N−オレイルステアリン
酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、メチロール
ステアリン酸アミド、メチロールベヘン酸アミド等の脂
肪酸アミド類、ステアリン酸ブチル等の脂肪酸エステ
ル、エチレングリコール、ステアリルアルコール等のア
ルコール類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、及びこれ
ら変性物からなるポリエーテル類、ジメチルポリシロキ
サン、シリコーンオイル、シリコングリース等のポリシ
ロキサン類、フッ素系オイル、フッ素系グリース、含フ
ッ素樹脂粉末のようなフッ素化合物、窒化ケイ素、炭化
ケイ素、酸化マグネシウム、アルミナ、二酸化ケイ素、
二硫化モリブデン、シリカゲル等の無機化合物粉体が挙
げられ、これらの1種又は2種以上を使用することがで
きる。
【0033】安定剤としては、例えば、ビス(2,2,
6,6,−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、1−[2−{3−(3,5−ジ−第三
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ}エチル]−4−{3−(3,5−ジ−第三ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ}−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、8−ベンジル−
7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチル−1,2,3
−トリアザスピロ[4,5]ウンデカン−2,4−ジオ
ン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン、琥珀酸酸ジメチル−1−(2−ヒドロキ
シエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3
−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン
−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、2−
(3,5−ジ・第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)等のヒンダード・アミン系
安定剤のほか、フェノール系、ホスファイト系、チオエ
ーテル系等の抗酸化剤等が挙げられる。
【0034】本発明の極異方性希土類ボンド磁石の製造
方法においては、上記磁性粉末と樹脂バインダー、及び
所望に応じて添加するカップリング剤、滑剤、安定剤等
を、混練機を用いて混合及び混練することにより組成物
(コンパウンド)とする。この組成物作製用の混練機と
しては、例えばリボンブレンダー、タンブラー、ナウタ
ーミキサー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、
プラネタリーミキサー等の混合機、及びバンバリーミキ
サー、ニーダー、ロール、ニーダールーダー、単軸押出
機、二軸押出機等のを使用することができる。
【0035】得られた組成物(コンパウンド)を、配向
磁界発生用の磁石を配置した金型を用いて射出成形す
る。その際、極異方性に多極着磁されるように配向磁界
発生用磁石を配置し、配向磁界発生側の金型キャビティ
ー面での配向磁界強度を2.5kOe以上とすることに
より、本発明の極異方性希土類ボンド磁石が得られる。
配向磁界が2.5kOe未満では磁性粉末の配向が低下
し、必要な磁気特性が得られないからである。尚、特開
平6−236807号公報や特開平7−249538号
公報等に記載されるような押出成形によっても、同様の
配向磁界を与えることにより極異方性希土類ボンド磁石
を製造することが可能である。
【0036】極異方性に多極着磁するための配向磁界の
発生方法は特に限定されず、永久磁石方式又は電磁石方
式のいずれでもよい。永久磁石方式の場合には、Nd−
Fe−B系焼結磁石又はSm−Co系焼結磁石を用いる
ことが望ましい。また、Nd−Fe−B系焼結磁石を用
いる場合には、金型の加熱温度において大きな不可逆減
磁を引き起こさない程度に、残留磁束密度の高い材質を
選択することが好ましい。
【0037】金型キャビティーに組成物を射出充填する
ためのゲートは、リング状磁石の端面に独立して設けら
れた磁極数の1/3以上の多点のピンポイントゲート
か、又はリング状磁石の内周面又は外周面の円周方向に
沿って連続的に設けられたリングゲートが好ましい。金
型に設けるピンポイントゲートが磁極数の1/3未満や
1点ゲートでは、組成物がリング状キャビティー内を移
動する際に、配向磁界の極間で磁粉が揺り動かされるた
め流動が阻害されたり、磁性粉末の配向性が乱され、表
面磁束密度ピーク値の低下及びそのピーク値の極間ばら
つきの増加をきたすからである。即ち、充填過程ではキ
ャビティー内で配向磁界の極間を磁性粉末が極力横断し
ないように、同一極上でリング状磁石の軸方向に組成物
を流動させることが好ましい。
【0038】金型に設けたゲートの形状や位置は、射出
成形により得られたボンド磁石にゲート跡として残る。
即ち、本発明においても、上記の好ましい多点のピンポ
イントゲートか又はリングゲートを金型に設けることに
よって、磁石のゲート跡を示す図4又は図5のように、
得られるリング状極異方性希土類ボンド磁石1の端面に
多点のピンポイントゲート跡2a、又はその内周面又は
外周面の円周方向に沿ったリングゲート跡2bが残る。
尚、金型に設けるリングゲートとしては、例えばフィル
ムゲート、ファンゲート、リングゲート、ディスクゲー
トがある。
【0039】このようにして得られた本発明の極異方性
希土類ボンド磁石は、そのまま後着磁することなく使用
することも可能であるが、成形時に付与されたNS極に
極性をあわせて後着磁することによって、更に磁気特性
が向上する。後着磁を行う場合には磁石は、ボンド磁石
のNS極と着磁ヨークの極性が合うように、例えばボン
ド磁石に凸凹部を設けることもできる。
【0040】また、本発明の極異方性希土類ボンド磁石
は、表面磁束密度のピーク値が高く且つそのばらつきが
少ないなど、従来の極異方性フェライト磁石よりも優れ
た磁気特性を有し、しかも磁束密度の温度係数αの絶対
値が0.16%/K以下と温度特性においても優れてい
る。ここで磁束密度の温度係数αは、極異方性磁石の1
極から磁石片を切り出し、VSMにより20〜80℃の
温度範囲で評価した値である。
【0041】このような本発明の極異方性希土類ボンド
磁石は、リング状の径方向にN極とS極を多極着磁した
永久磁石であるから、永久磁石型モータ用の永久磁石と
して特に有効である。従って、本発明の極異方性希土類
ボンド磁石を可動部又は固定部の永久磁石とする永久磁
石型モータは、ステッピングモータ等の各種小型モータ
として、コンピュータ関連機器の駆動部、プリンター、
カメラ等に幅広く使用することができる。
【0042】
【実施例】実施例1:純度99.9重量%で粒度150
メッシュ(タイラー標準、以下同じ)以下の電解Fe粉
7.5kgと、純度99重量%で粒度325メッシュ以
下の酸化Sm粉末3.4kgと、純度99重量%の粒状
金属Ca1.5kgと、無水塩化Ca粉末0.17kgと
を、Vブレンダーを用いて混合した。
【0043】得られた混合物をステンレス容器に入れ、
アルゴン雰囲気下に1150℃で8時間加熱して還元拡
散反応させた。次に、反応生成物を冷却してから水中に
投入して崩壊させ、得られたスラリーに対して水洗と酢
酸による酸洗浄を繰り返し、未反応のCaと副生したC
aOを除去した。得られたスラリーを濾過し、エタノー
ルで置換した後真空乾燥して、平均粒径150μm以下
の25重量%Sm−残部Fe合金粉末約10kgを得
た。
【0044】このSm−Fe合金粉末を管状炉中に装填
し、アンモニア分圧0.35のアンモニア−水素混合ガ
ス雰囲気中にて465℃で6時間加熱(窒化処理)し、
その後アルゴンガス中にて465℃で2時間加熱(アニ
ール処理)して、24.6重量%Sm−3.6重量%N−
残部FeからなるSm−Fe−N磁性粉末を得た。この
磁性粉末をX線解析したところ、菱面体晶系のTh
17型結晶構造の回折線(SmFe17金属間
化合物)を示した。
【0045】次に、このSm−Fe−N磁性粉末を旋回
式ジェットミル粉砕機に給粉速度10g/minで投入
し、フィッシャー平均粒径1.5μmまで微粉砕した。
微粉砕した磁性粉末100重量部に対して、樹脂バイン
ダーとして12−ナイロン8重量部、滑剤としてエチレ
ンビスステアリン酸アミド2重量部を混合し、ニーダー
にて混練した。混練温度は200〜210℃、混練槽内
の雰囲気は4%O−N、混練後に取り出した組成物
の冷却は空冷とした。得られた混練物をプラスチック粉
砕機により粉砕し、射出成形用組成物ペレットとした。
【0046】このペレットを用いて、外径9mm×内径
5mm×高さ7mmで外周面12極の希土類ボンド磁石
を射出成形した。その際、金型には配向磁界発生用に4
4MGOe級のNd−Fe−B系焼結磁石を組み込み、
金型キャビティー外周面と焼結磁石との空隙を0.5m
mとすることにより、金型温度80℃においてキャビテ
ィー外周面近傍で3.7kOeの配向磁界を得た。ま
た、シリンダー温度は220〜260℃、金型温度は8
0℃、射出成形機の原料ホッパー及びシリンダー内の雰
囲気は8%O−N、金型キャビティー付近の雰囲気
は大気、及び取り出した成形品の冷却方法は空冷とし
た。
【0047】得られたリング状の希土類ボンド磁石の着
磁パターンをマグネットビューワーで観察したところ、
外周面に比べて内周面の着磁パターンが弱く、更に7m
mの軸方向に垂直なリング断面ではニュートラルライン
が径方向に配列しており、極異方性磁石となっているこ
とが確認できた。
【0048】次に、この極異方性希土類ボンド磁石の表
面磁束密度分布を測定したところ、ピーク値は1.4k
Gであった。また、この磁石のNS極と極性をあわせて
パルス磁界をかけて後着磁し、再び表面磁束密度を測定
したところ、そのピーク値は2kGであった。更に、こ
の磁石の任意の1極から1.8mm角の磁石片を切り出
し、VSMで20〜80℃の温度範囲で磁束密度の温度
係数αを測定したところ、−0.07%/Kであった。
【0049】実施例2:上記実施例1の微粉砕したSm
−Fe−N磁性粉末に、バリウムフェライト磁性粉末を
全磁性粉末に対するSm−Fe−N磁性粉末の量が50
重量%となるように混合した。この混合磁性粉末100
重量部に対して、12−ナイロン7.7重量部、エチレ
ンビスステアリン酸アミド1.8重量部を添加混合した
以外は実施例1と同様にして、射出成形用組成物を製造
し、更に希土類ボンド磁石を射出成形した。
【0050】その結果、得られた希土類ボンド磁石は、
実施例1と同様にして極異方性磁石であることが確認で
き、また表面磁束密度のピーク値は後着磁前で1.1k
G、後着磁後で1.3kGであった。また、この磁石の
温度特性αを測定したところ−0.14%/Kであっ
た。
【0051】比較例1:射出成形用の組成物として、1
2−ナイロンを樹脂バインダーとする1.7MGOe級
のストロンチウムフェライト射出成形コンパウンドを用
いて、実施例1の金型で極異方性フェライトボンド磁石
を製造した。得られた磁石の表面磁束密度のピーク値を
測定したところ0.9kGであり、磁束密度の温度特性
αは−0.18%/Kであった。
【0052】比較例2:上記実施例1において、金型に
埋め込んだ配向磁界発生用磁石を28MGOe級のNd
−Fe−B系焼結磁石とし、キャビティー外周面と焼結
磁石との空隙を0.8mmとすることによって、キャビ
ティーの外周面近傍の配向磁界が2.4kOeとなっ
た。その他の条件は上記実施例1と同様にして、極異方
性希土類ボンド磁石を射出成形したところ、得られた磁
石の表面磁束密度のピーク値は後着磁前で0.7kG、
後着磁後で1kGであった。
【0053】上記の結果から、実施例1及び2で得られ
た本発明の極異方性希土類ボンド磁石は、比較例1の同
形状のフェライト磁石に比べて高い表面磁束密度が得ら
れており、後着磁することにより更に磁気特性が向上す
ることが分かる。また、比較例2から分かるように、金
型キャビティー面の配向磁界が2.5kOe未満になる
と、磁気特性が低下してフェライト磁石と変わらない表
面磁束密度になる。更に、各実施例で得られた極異方性
希土類ボンド磁石は、いずれも磁束密度の温度係数αの
絶対値が0.16%/Kよりも小さい。
【0054】実施例3:上記実施例1で使用した電解F
e粉のうちの10重量%を粒度150メッシュ以下のC
o粉で置換した以外は実施例1と同様にして、25重量
%Sm−7.2重量%Co−残部Fe合金粉末を製造し
た。この合金粉末を用い、実施例1と同様にして、菱面
体晶系のThZn17型結晶構造の回折線(Sm
(Fe、Co)17金属間化合物)を示す24.6
重量%Sm−3.5重量%N−7.1重量%Co−残部F
eのSm−(Fe、Co)−N磁性粉末を得た。
【0055】このSm−(Fe、Co)−N磁性粉末を、
実施例1と同様にして射出成形用組成物ペレットとし、
外径23mm×内径21mm×高さ10mmで外周面2
4極のキャビティーをもつ金型に射出成形した。キャビ
ティーの外周面近傍の配向磁界は4kOeであった。
【0056】得られた希土類ボンド磁石を実施例1と同
様に評価したところ、マグネットビューワーにより極異
方性磁石であることが確認できた。また、表面磁束密度
のピーク値は後着磁前で2.2kG、後着磁後で2.8k
Gであった。更に、この磁石の1極から2.2mm角の
磁石片を切り出し、VSMで20〜80℃での磁束密度
の温度係数αを測定したところ、−0.06%/Kであ
った。
【0057】次に、三洋精密(株)製のステッピングモ
ータ KI S42LSWY−100を分解し、使用さ
れていた永久磁石を本実施例で得た極異方性希土類ボン
ド磁石と入れ替えた。このステッピングモータのホール
ディングトルクを評価したところ、450g・cmであ
った。
【0058】実施例4:上記実施例3のSm−(Fe、
Co)−N磁性粉末にストロンチウムフェライト磁性粉
末を混合し、全磁性粉末に対するSm−(Fe、Co)−
N磁性粉末の量が30重量%の混合磁性粉末とした。こ
の混合磁性粉末100重量部に対して12−ナイロン
7.6重量部、エチレンビスステアリン酸アミド1.7重
量部を添加混合した以外は実施例3と同様にして、射出
成形用組成物を作製し、更に希土類ボンド磁石を射出成
形した。
【0059】得られた希土類ボンド磁石は極異方性磁石
であることが確認できた。この磁石の表面磁束密度のピ
ーク値は後着磁前で1.9kG、後着磁後で2.3kGで
あった。また、実施例3と同様に測定した磁束密度の温
度特性αは−0.15%/Kであった。
【0060】次に、実施例3と同様に、本実施例の極異
方性希土類ボンド磁石を用いたステッピングモータを作
製したところ、そのホールディングトルクは370g・
cmであった。
【0061】比較例3:実施例4の極異方性希土類ボン
ド磁石とほぼ同一形状の極異方性ストロンチウムフェラ
イト焼結磁石(Br:3.4kG、(BH)max:2.4M
GOe、ポールコイル法による測定)について、着磁後
の表面磁束密度のピーク値を測定したところ2kGであ
った。また、このフェライト焼結磁石の磁束密度の温度
特性αは−0.18%/Kであった。
【0062】また、上記実施例3と同様にして、この極
異方性フェライト焼結磁石を用いたステッピングモータ
を作製したところ、そのホールディングトルクは320
g・cmであった。
【0063】比較例4:射出成形用の組成物として、1
2−ナイロンを樹脂バインダーとする2.1MGOe級
のストロンチウムフェライト射出成形コンパウンドを用
いて、実施例3の金型で極異方性フェライトボンド磁石
を製造した。得られたフェライトボンド磁石の表面磁束
密度のピーク値を測定したところ1.7kGであり、磁
束密度の温度特性αは−0.18%/Kであった。
【0064】また、上記実施例3と同様にして、この極
異方性フェライトボンド磁石を用いたステッピングモー
タを作製したところ、そのホールディングトルクは27
0g・cmであった。
【0065】以上の結果から、実施例3及び4で得られ
た本発明の極異方性希土類ボンド磁石は、比較例3及び
4の同形状の極異方性フェライト磁石に比べて、高い表
面磁束密度が得られており、後着磁することによって更
に磁気特性が向上することが分かる。また、上記各実施
例の極異方性希土類ボンド磁石は、いずれも磁束密度の
温度係数αの絶対値が0.16%/Kよりも小さい。
【0066】更に、実施例3及び4の極異方性希土類ボ
ンド磁石を用いたステッピングモータのホールディング
トルクは、比較例3のフェライト焼結磁石及び比較例4
のフェライトボンド磁石を用いたものよりも優れている
ことが分かる。
【0067】実施例5:上記実施例1のSm−Fe−N
磁性粉末を含む射出成形用組成物ペレットを用いて、外
径13mm×内径8mm×高さ6mmで外周面12極の
極異方性希土類ボンド磁石を射出成形した。その際、金
型に設ける射出成形のゲートを、外周と内周の間の端面
に等間隔で配置された4点ピンポイントゲートとした。
また、金型キャビティーの外周面近傍の配向磁界は3.
9kOeであった。尚、シリンダー温度は220〜27
0℃、金型温度は30℃、射出成形機の原料ホッパー及
びシリンダー内の雰囲気は5%O−N、金型キャビ
ティー付近の雰囲気は大気、及び取り出した成形品の冷
却方法は空冷とした。
【0068】得られた極異方性希土類ボンド磁石は、外
周と内周の間の端面に4点のピンポイントゲート跡を残
していた。この磁石は実施例1と同様にして極異方性磁
石であることが確認でき、その表面磁束密度のピーク値
は後着磁前で1.9kG、後着磁後で2.9kGであっ
て、表面磁束密度ピーク値の極によるばらつきは0.1
kG程度と小さかった。更に、この磁石の1極から2.
3mm角の磁石片を切り出し、VSMで20〜80℃の
温度範囲での磁束密度の温度係数αを測定したところ、
−0.07%/Kであった。
【0069】実施例6:射出成形のゲートを内径8mm
の内周に沿った厚み0.7mmのリングゲートとした以
外は実施例5と同様にして、外径13mm×内径8×高
さ6mmで外周面12極の極異方性希土類ボンド磁石を
射出成形した。
【0070】得られた極異方性希土類ボンド磁石は、内
周に沿って連続したリングゲート跡を持っていた。この
磁石が極異方性磁石であることは、実施例1と同様にし
て確認できた。また、この磁石の表面磁束密度のピーク
値は後着磁前で2.0kG、後着磁後で3.1kGであ
り、磁束密度ピーク値の極間のばらつきは0.05kG
以下と実施例5の磁石よりも一層小さかった。更に、こ
の磁石の磁束密度の温度係数αは−0.07%/Kであ
った。
【0071】比較例5:射出成形のゲートを、外周と内
周の間の端面上で、その中心に対して点対称に配置され
た2点ピンポイントゲートとした以外は実施例5と同様
にして、外径13mm×内径8mm×高さ6mmで外周
面12極の極異方性希土類ボンド磁石を射出成形した。
【0072】この極異方性希土類ボンド磁石は、表面磁
束密度のピーク値が後着磁前で1.7kG、後着磁後で
2.7kGであり、磁束密度のピーク値の極間のばらつ
きは0.2kG程度であった。
【0073】上記結果から分るように、実施例5及び6
で得られた本発明の極異方性希土類ボンド磁石は、比較
例5の磁石に比べて、表面磁束密度のピーク値が大きく
且つその極間のばらつきが小さくなっている。また、実
施例6で得られた磁石は実施例5よりも更に表面磁束密
度のピーク値が大きく且つその極間のばらつきも一層小
さい。従って、極数の1/3以上の点数の多点ゲートと
するか、更に好ましくは円周方向に連続的なリングゲー
トを用いて射出成形することにより、極異方性希土類ボ
ンド磁石の優れた磁気特性が実現できることが分かる。
【0074】実施例7:上記実施例2のSm−Fe−N
磁性粉末とバリウムフェライト磁性粉末を含む射出成形
用組成物ペレットを用いた以外は実施例5と同様にし
て、外径13mm×内径8mm×高さ6mmで外周面1
2極の極異方性希土類ボンド磁石を射出成形した。
【0075】得られた4点のピンポイントゲート跡を持
つ希土類ボンド磁石は、極異方性磁石であることが実施
例1と同様にして確認できた。この磁石の表面磁束密度
のピーク値は後着磁前で1.7kG、後着磁後で2.3k
Gであり、このピーク値の極によるばらつきは0.1k
G程度と小さかった。また、磁束密度の温度係数αは−
0.14%/Kであった。
【0076】実施例8:上記実施例2の射出成形用組成
物ペレットを用いた以外は実施例6と同様にして、外径
13mm×内径8m×高さ6mmで外周面12極の極異
方性希土類ボンド磁石を射出成形した。
【0077】得られた内周に沿って連続的なリングゲー
ト跡を持つ希土類ボンド磁石は、極異方性磁石であるこ
とが実施例1と同様にして確認できた。この磁石の表面
磁束密度のピーク値は後着磁前で1.8kG、後着磁後
で2.5kGであり、このピーク値の極間ばらつきは0.
05kG以下と更に小さかった。また、磁束密度の温度
係数αは−0.14%/Kであった。
【0078】比較例6:射出成形のゲートを、外周と内
周の間の端面上で、その中心に対して点対称に配置され
た2点のピンポイントゲートとした以外は実施例7と同
様にして、外径13mm×内径8mm×高さ6mmで外
周面12極の極異方性希土類ボンド磁石を射出成形し
た。
【0079】得られた希土類ボンド磁石は、極異方性磁
石であることが確認できた。この磁石の表面磁束密度の
ピーク値は後着磁前で1.4kG、後着磁後で2.1kG
であり、磁束密度のピーク値の極間のばらつきは0.2
kG程度であった。
【0080】上記の結果から分かるように、実施例7及
び8で得られた本発明の極異方性希土類ボンド磁石は、
比較例6に比べて表面磁束密度のピーク値が大きく且つ
その極間のばらつきが小さくなっている。また、実施例
8で得られた磁石は、実施例7よりも更に表面磁束密度
のピーク値が大きく且つその極間のばらつきも小さい。
従って、フェライト磁性粉末を含有する場合において
も、極数の1/3以上の点数の多点のピンポイントゲー
トか、更に好ましくは円周方向に連続するリングゲート
から射出成形することによって、より一層優れた磁気特
性を有する極異方性希土類ボンド磁石が得られることが
分かる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、従来の極異方性フェラ
イト磁石よりも高い磁気特性と優れた温度特性を有する
極異方性希土類ボンド磁石を提供することができる。特
に、極異方性磁石としては実質的に磁性粉末の配向特性
の問題からフェライト磁石しか実用化されていなかった
が、本発明は希土類磁石で初めて極異方性磁石を実現し
たものであり、その工業的価値は極めて大きい。
【0082】また、本発明の極異方性希土類ボンド磁石
は磁気特性が優れているので、これを永久磁石型モータ
の永久磁石として使用することにより、従来の極異方性
フェライト磁石を用いたモータよりもトルク等の性能に
優れた永久磁石型モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リング状の極異方性磁石の磁界とNS極を表示
した平面図である。
【図2】リング状のラジアル異方性磁石の磁界とNS極
を表示した平面図である。
【図3】種々の異方性射出成形ボンド磁石用組成物につ
いて、射出成形時の配向磁界と磁石のオープンフラック
スの関係を示すグラフである。
【図4】ピンポイントゲート跡を有するリング状極異方
性ボンド磁石を示す斜視図である。
【図5】リングゲート跡を有するリング状極異方性ボン
ド磁石を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リング状極異方性希土類ボンド磁石 2a ピンポイントゲート跡 2b リングゲート跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E040 AA03 AA19 AB04 AB05 AB09 BB03 CA01 HB06 HB07 NN15 NN17 5E062 CC02 CD02 CD05 CE02 CF01 CG01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を
    主成分とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)と鉄
    (Fe)とコバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする磁性
    粉末と、樹脂バインダーとからなることを特徴とする極
    異方性希土類ボンド磁石。
  2. 【請求項2】 希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を
    主成分とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)と鉄
    (Fe)とコバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする磁性
    粉末と、バリウムフェライト磁性粉末及び/又はストロ
    ンチウムフェライト磁性粉末と、樹脂バインダーとから
    なることを特徴とする極異方性希土類ボンド磁石。
  3. 【請求項3】 磁束密度の温度係数αの絶対値が0.1
    6%/K以下であることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の極異方性希土類ボンド磁石。
  4. 【請求項4】 希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を
    主成分とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)と鉄
    (Fe)とコバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする磁性
    粉末と、樹脂バインダーとからなる組成物を、配向磁界
    発生側の金型キャビティー面での配向磁界が2.5kO
    e以上である金型に射出成形することを特徴とする極異
    方性希土類ボンド磁石の製造方法。
  5. 【請求項5】 希土類元素(R)と鉄(Fe)と窒素(N)を
    主成分とする磁性粉末及び/又は希土類元素(R)と鉄
    (Fe)とコバルト(Co)と窒素(N)を主成分とする磁性
    粉末と、バリウムフェライト磁性粉末及び/又はストリ
    ンチウムフェライト磁性粉末と、樹脂バインダーとから
    なる組成物を、配向磁界発生側の金型キャビティー面で
    の配向磁界が2.5kOe以上である金型に射出成形す
    ることを特徴とする極異方性希土類ボンド磁石の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 金型の射出成形のゲートが、リング状磁
    石の外周と内周の間の端面に設けた磁極数の1/3以上
    の多点のピンポイントゲートであるか、又はリング状磁
    石の円周方向に沿って連続的に設けたリングゲートであ
    ることを特徴とする、請求項4又は5に記載の極異方性
    希土類ボンド磁石の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載の極異方
    性希土類ボンド磁石を用いることを特徴とする永久磁石
    型モータ。
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