JP2000195614A - カード型記憶媒体のコネクタ接続装置及びこれを備えた電子機器 - Google Patents

カード型記憶媒体のコネクタ接続装置及びこれを備えた電子機器

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JP2000195614A
JP2000195614A JP10367488A JP36748898A JP2000195614A JP 2000195614 A JP2000195614 A JP 2000195614A JP 10367488 A JP10367488 A JP 10367488A JP 36748898 A JP36748898 A JP 36748898A JP 2000195614 A JP2000195614 A JP 2000195614A
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card
storage medium
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connector
shield member
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JP10367488A
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English (en)
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Takashi Kayama
俊 香山
Kenji Munekata
憲二 宗方
Shogo Uehara
省吾 上原
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SMK Corp
Sony Corp
Original Assignee
SMK Corp
Sony Corp
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード型記憶媒体のコネクタ接続装置及びこ
れを備えた電子機器において媒体の排出機構を簡単化
し、部品点数を削減する。 【解決手段】 コネクタ接続装置1において、カード型
記憶媒体2を収容するための収容部3と、カード型記憶
媒体2のコネクタ部2aを着脱自在に装着するための接
続端子部4、そして、該接続端子部4とコネクタ部2a
との接続を解除してカード型記憶媒体2を収容部3から
排出するための排出機構6を設ける。収容部3内にはカ
ード型記憶媒体2に係るシールド部材5を設け、これを
回動自在又は移動自在な状態で収容部3内に支持する。
カード型記憶媒体2の排出時に操作部材7を操作したと
きに、その移動によってシールド部材5が回動又は移動
されてカード型記憶媒体2のコネクタ部2aと接続端子
部4との接続が解除されるようした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード型の情報記
憶媒体を用いる機器において媒体の排出機構を簡素化す
るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICカードやメモリカード等の、カード
型記憶媒体のためのカードスロットを有する電子機器に
おいては、当該記憶媒体のコネクタ部をスロット内の接
続端子部に接続することによって情報を読み出したり、
あるいは記憶媒体に対して情報を書き込むことができる
ようになっており、また、カード型記憶媒体をスロット
から外部に取り出すための排出(イジェクト)機構が設
けられている。
【0003】図11乃至図13はそのようなコネクタ接
続装置の一例を示したものであり、カード型記憶媒体の
排出時に操作される操作部材によって回動アームが記憶
媒体の端部を押圧することで当該記憶媒体が排出方向に
移動される機構を備えている。
【0004】図11は装置の内部構造を部分的に示した
ものであり、同図に2点鎖線で示すカードaは、スロッ
トbを通してその保持部材であるハウジング(あるいは
ホルダ)c内に収容される。
【0005】カードaがハウジングc内に完全に収容さ
れた状態では、図12の断面図に示すように、カードa
の端部に設けられたコネクタ部d(2点鎖線参照。)が
接続端子部eに接続されることで電気的な接続が完了す
るようになっており、この状態ではカードaを引き抜こ
うとしても容易ではない。
【0006】そのため、カードaの排出機構としては、
図11に示すように操作レバーfと、該操作レバーfの
押圧によって回動される回動アームgとが設けられてい
る。
【0007】即ち、操作レバーfはハウジングcの側面
部にスライド自在な状態で設けられており、カードaが
ハウジングc内において接続端子部eに完全に装着され
ている状態では、その一端部が回動アームgの一端部h
に当接した状態となっている。
【0008】そして、回動アームgの他端部iは、回動
アームgの回動中心Oを挟んでほぼ反対側に位置されて
カードaの端部に当接されている(つまり、回動アーム
gがカードaの排出用部材である。)。
【0009】従って、操作レバーfを、図11の矢印A
に示す方向に押し込むと、回動アームgの一端部hが押
されて、同図に矢印Rに示す方向に回動アームgが回動
される。このときに、回動アームgの他端部iがカード
aの端部のうち端寄りの部分を押し出すので、これによ
ってカードaのコネクタ部dと接続端子部eとの接続が
解除されてカードaが排出方向(カードスロットから取
り出す方向)に沿って操作レバーfの移動ストロークに
応じた距離をもって移動される。
【0010】尚、接続端子部eの周囲を覆うように配置
されたシールド部材jは、カードaのコネクタ部dと接
続端子部eとを接続した状態において外部からの電磁的
影響(電磁干渉等)を被ることがないように付設された
ものであり、ハウジングcに対しては移動できないよう
に固定されている。
【0011】例えば、図13に示すように、ハウジング
cに対して固定されるプリント基板kにはグランド用の
基板パターンl(グランドパターン)が形成されるとと
もに、その表面には導電性のプレートmが接続されてい
る。そして、プリント基板kのうち基板パターンl及び
プレートmが形成された部分には挿通孔nが形成され、
また、基板パターンl及びプレートmにも当該挿通孔n
と同径の挿通孔が形成されており、これらの挿通孔には
導電材料で形成されたネジ部材pが挿通されている。
【0012】ネジ部材pの先端部には六角ナットqが係
合されており、これによってシールド部材jの一部がネ
ジ止めされている。よって、シールド部材jとプリント
基板kとの電気的な接続は、シールド部材jのうちネジ
止めされた部分から六角ナットq、ネジ部材p、さらに
は、プレートmを介して基板パターンlに至る経路で行
われる。
【0013】尚、この例では、カードaの端部を回動ア
ームgによって押し出すタイプ(片押しタイプ)の構成
例を示したが、この他、カードaの排出方向に沿ってス
ライド自在に設けられた移動部材によってカードaの排
出を行うようにした機構が挙げられる。
【0014】図14はそのようなコネクタ接続装置の一
例を示したものであり、カード型記憶媒体の排出時に操
作される操作部材によって移動部材が記憶媒体の端部を
直線的に押し出すことで当該記憶媒体を排出する機構を
備えている。尚、本例において、上記図11乃至図13
に示した各構成要素と機能的に同じ部分については、当
該構成要素に対して使用した符号と同じ符号を用いるこ
とによってその詳細な説明を省略する。
【0015】図14では装置の内部構造を部分的に示し
ており、同図に2点鎖線で示すカードaがスロットb
(図示せず)を通してハウジングc内に収容される点に
ついては上記した構成例と同様であるが、本例では、カ
ードaの排出機構として、操作レバーf、該操作レバー
fの押圧によって回動される回動アームr、そして、回
動アームrによってカードaの排出方向に移動されるス
ライダーsが設けられている。
【0016】即ち、カードaがハウジングc内に完全に
装着されている状態では、操作レバーfの一端部が回動
アームrの一端部rhに当接した状態となっており、回
動アームrの他端部riには、スライダーsとの連結部
t(例えば、係合孔や係合片等)が設けられている。
【0017】従って、操作レバーfを、図14の矢印A
に示す方向に押し込むと、回動アームrの一端部rhが
押されて、同図に矢印Rに示す方向に回動アームrがそ
の回動中心Oの回りに回動される。このときに、回動ア
ームrの他端部riに設けられた連結部tによってスラ
イダーsがカードaの排出方向に移動して該スライダー
sがカードaの端部を押し出すので、これによってカー
ドaのコネクタ部dと接続端子部eとの接続が解除され
てカードaが排出される。つまり、回動アームrは、操
作レバーfとスライダーsとを中継するリンク部材の役
割を果たしており、本例ではスライダーsが排出用部材
である。
【0018】尚、カードaの装着時には、スライダーs
が上記とは逆の方向に移動されることになるが、必要以
上にカードaが押し込まれないようにスライダーsに対
するストッパーピンuが設けられている。
【0019】また、本例において、シールド部材jやこ
れとプリント基板kとの接続関係等については図11乃
至図13に示した構成例の場合と同様であるので説明を
省略する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成例にあっては、下記の(1)、(2)に示すよう
に排出機構を構成する部品点数が多いため、これが製造
コストや組み立て工数の削減、装置の軽量化等にとって
支障を来すという問題がある。
【0021】(1)カードaの端部を回動アームgによ
って押し出すタイプの排出機構にあっては、可動部材と
して操作レバーfや回動アームgが必要であり、この
他、ハウジングcに対して固定的な(移動しない)部材
として接続端子部e、シールド部材j等が必要となる。
【0022】(2)カードaの端部をスライダーsによ
って押し出すタイプの排出機構にあっては、可動部材と
して操作レバーf、回動アームr、スライダーsが必要
であり、この他、ハウジングcに対して固定的な部材と
して接続端子部e、シールド部材j等が必要となる。
【0023】よって、いずれの場合にもシールド部材j
は移動を許されない部材として取り扱われている。
【0024】本発明は、カード型記憶媒体のコネクタ接
続装置又は当該装置を備えた電子機器における排出機構
の構成を簡単化し、部品点数を削減することを課題とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、カード型記憶媒体の排出機構において
シールド部材を可動部材として利用すれば、その分だけ
部品点数を減らすことができるという点に鑑み、該シー
ルド部材を回動自在又は移動自在な状態で収容部内に支
持しておき、カード型記憶媒体の排出時において操作部
材を操作したときに、その移動によってシールド部材が
回動又は移動され、これによってカード型記憶媒体が排
出方向に移動されて、カード型記憶媒体のコネクタ部と
接続端子部との接続が解除されるように構成したもので
ある。
【0026】従って、本発明によれば、シールド部材に
よってカード型記憶媒体を排出することができるので、
シールドのための部材と媒体の排出用部材とを兼用する
ことで部品点数を削減できる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明は、カード型記憶媒体を着
脱自在に装着して使用するための装着機構を有するコネ
クタ接続装置、そして該コネクタ接続装置(あるいはコ
ネクタ接続部)を備えた電子機器に関するものであり、
カード型記憶媒体としては、メモリカードやICカード
等が挙げられるがその形態の如何は問わない。また、本
発明に係る電子機器としては、カード型記憶媒体のため
のカードスロットを有する機器、例えば、コンピュータ
やワードプロセッサ等の情報機器、あるいはカード型記
憶媒体に格納された各種の情報(例えば、複製許可情報
や認証用情報、あるいは付加的情報等)を利用する映像
機器や音響機器等、広範囲に亘る適用が可能である。
【0028】本発明に係るコネクタ接続装置は下記に示
す構成要素を具備する。
【0029】・カード型記憶媒体を収容するための収容
部 ・カード型記憶媒体に設けられたコネクタ部を着脱自在
に装着するために当該コネクタ部に対応する接続端子部 ・接続端子部とコネクタ部との接続を解除してカード型
記憶媒体をその収容部から排出するための排出機構 ・カード型記憶媒体が収容部内に配置されたときに、カ
ード型記憶媒体のコネクタ部及び接続端子部を覆うため
のシールド部材 ・カード型記憶媒体の排出時に操作される操作部材。
【0030】上記シールド部材は、カード型記憶媒体に
ついての静電又は電磁的な遮蔽のための部材であり、回
動自在又は移動自在な状態で収容部内に支持されてい
る。
【0031】カード型記憶媒体の排出機構は、カード型
記憶媒体の排出時に操作される操作部材とシールド部材
を備えており、操作部材を操作したときに、その移動に
よってシールド部材が回動又は移動され、これによって
カード型記憶媒体が排出方向に移動されて、カード型記
憶媒体のコネクタ部と上記接続端子部との接続が解除さ
れる構成となっている。
【0032】図1及び図2は本発明に係る基本構成を概
略的に示したものであり、図1はシールド部材の回動に
よってカード型記憶媒体の排出を行う機構を示し、図2
はシールド部材のスライドによってカード型記憶媒体の
排出を行う機構を示している。
【0033】図1に示すコネクタ接続装置1においてカ
ード型記憶媒体2の装着を行う場合には、カード型記憶
媒体2をその挿入口1a(カードスロット)から収容部
3内に挿入して、カード型記憶媒体2の端部に設けられ
たコネクタ部2aを、収容部3内の接続端子部4に接続
する。
【0034】シールド部材5はコネクタ部2aと接続端
子部4との接続部分を覆っており、収容部3内において
その回動中心Oの回りに回動自在な状態で支持されてい
る。
【0035】このシールド部材5は、カード型記憶媒体
2の排出機構6の構成部品でもあり、コネクタ部2aと
接続端子部4との接続が完了した状態においてシールド
部材5の一部がカード型記憶媒体2の端部に当接するよ
うに当接部5aが形成されている。
【0036】カード型記憶媒体2の排出時には、排出機
構6を構成する操作部材7を操作する。つまり、操作部
材7によってシールド部材5の一端部5bを押圧する
と、シールド部材5が図1に太矢印Rに示すように回動
し、回動中心Oを挟んで上記一端部5bとは反対側に位
置する回動端部に設けられた当接部5aによってカード
型記憶媒体2の端部が押し出される(同図の2点鎖線参
照。)。これによって、コネクタ部2aと接続端子部4
との接続及び係合が解除される。
【0037】尚、このままではシールド部材5の回動に
伴ってカード型記憶媒体2が回動されるだけであるた
め、カード型記憶媒体2をその側方から案内するための
ガイド部材8、8が設けられており(図ではガイドロー
ラを示しているが、後述するように板バネ部材等の適宜
の手段を用いることができる。)、これによってカード
型記憶媒体2が図1の矢印Eに示す排出方向に移動され
る。
【0038】このように、収容部3内においてシールド
部材5を回動自在な状態で支持しておき、これと操作部
材7とによって排出機構6を構成し、操作部材7の移動
に伴って当該シールド部材5が回動されるようにする
と、操作部材7を操作したときに、その移動によってシ
ールド部材5が回動される。これによってカード型記憶
媒体2が排出方向に移動されて、カード型記憶媒体2の
コネクタ部2aと接続端子部4との接続が解除される。
従って、排出機構6の構成が簡素化される。
【0039】図2に示すコネクタ接続装置1′では、カ
ード型記憶媒体2の装着時にカード型記憶媒体2をその
挿入口1aから収容部3内に挿入して、カード型記憶媒
体2のコネクタ部2aを、収容部3内の接続端子部4に
接続するという点については、図1の機構と同じである
が、コネクタ部2aと接続端子部4との接続部分を覆う
シールド部材9が収容部3内においてカード型記憶媒体
2の挿入/排出方向に沿って直線的にスライド自在状態
で支持されている。
【0040】シールド部材9は、カード型記憶媒体2の
コネクタ部2aと接続端子部4との接続が完了した状態
においてシールド部材9の一部がカード型記憶媒体2の
端部に当接するように一対の当接部9a、9aが形成さ
れている。
【0041】カード型記憶媒体2の排出機構10は、操
作部材7とシールド部材9、そして両部材を中継する回
動アーム等の連結部材11から構成されており、該連結
部材11の一端部11aが操作部材7からの力を受けて
回動中心Oの回りに回動される。そして、回動中心Oを
挟んで上記一端部11aとは反対側に位置する回動端部
11bは、シールド部材9に形成された係合穴(あるい
は凹部)9bに係合されており、上記したようにシール
ド部材9については直線的なスライド移動のみが許され
るので、連結部材11の作用を受けて、図2の太矢印S
に示す方向に移動される。
【0042】しかして、カード型記憶媒体2の排出時に
は、操作部材7を操作し、これによって連結部材11の
一端部11aが押圧されるとこれが回動し、その回動端
部11bによりシールド部材9がスライドされる。
【0043】そして、シールド部材9に設けられた当接
部9a、9aによってカード型記憶媒体2の端部が押し
出され(図2の2点鎖線参照。)、コネクタ部2aと接
続端子部4との接続及び係合が解除されるとともに、カ
ード型記憶媒体2が図2の矢印Eに示す排出方向に移動
される。
【0044】このように、シールド部材9を、カード型
記憶媒体2の排出方向に沿ってスライド自在な状態で収
容部3内に支持するとともに、カード型記憶媒体2の排
出時に操作される操作部材7、シールド部材9、そし
て、該操作部材7とシールド部材9との間にあって両者
を移動可能な状態で連結する連結部材11とから排出機
構10を構成すると、操作部材7を操作したときに、そ
の移動によって連結部材11を介してシールド部材9が
スライドされることでカード型記憶媒体2が排出方向に
移動され、カード型記憶媒体2のコネクタ部2aと接続
端子部4との接続が解除される。
【0045】従って、この場合には操作部材7とシール
ド部材9との間に連結部材11が介在することになる
が、排出時においてカード型記憶媒体2を真っ直ぐに押
し出すことができるのでカード型記憶媒体2を損傷する
虞がなく、また操作部材7に加える力(排出力)を小さ
くすることができるという利点がある。
【0046】尚、本例では当接部9a、9aによってカ
ード型記憶媒体2の端部を部分的に押し出す構成となっ
ているが、カード型記憶媒体2の端部を全体的に押し出
す構成を採用しても良い。また、カード型記憶媒体2に
対するガイド部材8、8の役割等については既述した通
りであるのでその説明を省略する。
【0047】ところで、上記したシールド部材(5、
9)については何等かの接地処理が必要とされ、上記し
た従来技術の説明では図13及びその関連記載から分か
るように、プリント基板kに形成された基板パターンl
に対してネジ部材pやプレートm、六角ナットqを用い
た接続構造が用いられているが複雑であり、部品点数が
多い。
【0048】そこで、シールド部材については、これと
ともに移動される接地用部材を設け、また、基板(カー
ド型記憶媒体2のコネクタ部2aに対応する接続端子部
4を実装するための基板)には接地用部材との電気的な
接続部を形成しておき、シールド部材の回動又は移動に
伴って接地用部材が基板上の接続部に対して摺動する構
成を採用すると、シールド部材に対して接地用部材を付
設するだけで済むので構成が簡単になる。
【0049】図3は、そのような接地用部材の一例を部
分的に示すものである。
【0050】この例では、接地用部材12が弾性材料
(板バネ等)を用いた摺動子としてシールド部材5又は
9に一体に形成されており、該接地用部材12が基板1
3上に形成された接続部13a(半田メッキ部、ランド
やパターン等)に対して常に弾接されている。
【0051】従って、シールド部材(5、9)の回動や
移動に伴って接地用部材12が接続部13aに対して常
に付勢された状態で摺動されるため、これによって接続
部13aの表面に付着した塵埃等の不要物を一掃するこ
とができ、接地処理の確実性を保証することができる。
【0052】
【実施例】図4乃至図10は、メモリカード用スロット
を備えた携帯型コンピュータに本発明を適用した実施の
一例を示すものである。
【0053】図4乃至図7は、シールド部材の回動によ
ってカードの端部を押し出すタイプ(片押しタイプ)の
構成例14を示している。
【0054】ハウジング15はカード16の収容部を構
成する部材であり、図4に示すように、カード16に対
してその装着/排出方向に直交する方向から見た形状が
略コ字状に形成されることで一端部が開いており、カー
ドスロットから当該部分を通してカード16の抜き差し
が行われる。尚、ハウジング15は樹脂成型によって形
成されており、収容部の奥に位置する部分15aが、カ
ード16の装着/排出方向に沿って互いにほぼ平行に延
びる2つの直線部分15b、15bを繋いでいる。
【0055】収容部の奥には、カード16のコネクタ部
16a(雌コネクタ)が接続される接続端子部17が配
置されており、多数のプラグピン(あるいはコンタクト
ピン)18、18、・・・が所定の間隔をもって2列に
亘って配列されている。尚、これらのピンはハウジング
15のうち接続端子部17を形成する部分15aに対し
て圧入あるいはインサート形成によって固定されてい
る。
【0056】シールド板19(上記シールド部材5に相
当する。)は金属等の導電性材料を用いてほぼL字状に
形成されており、上記部分15aの長手方向の中央部よ
りやや端に寄った位置に設けられた回動支点20の回り
で回動自在な状態で支持されている。尚、回動支点20
の形成についてはボス部にて熱溶着又はカシメ等の機械
的な取付方法を用いることができる。
【0057】シールド板19には操作杆であるイジェク
トレバー21との係合部19aが形成されるとともに、
回動支点20を挟んで係合部19aとは反対側の回動端
部にはカード16の排出時にその端部を押し出すための
当接片19bが形成されている。尚、この当接片19b
はシールド板19の一部を切り出してプラグピン18側
にほぼ直角に屈曲することで形成している。
【0058】シールド板19には、この他、カード16
からシールド板19にアースをとるためのコンタクト片
19c、19c、・・・(図4では8個)が所定の間隔
をもって一体的に設けられており、これらはシールド板
19の一部を切り出してカード16側にやや屈曲するこ
とで形成されている。つまり、カード16のコネクタ部
16aが接続端子部17に対して完全に接続された状態
において、これらのコンタクト片がカードの側方から弾
接して接触するように構成されている。尚、本例ではコ
ンタクト片19cが板バネ材料を使ってシールド板19
と一体的に形成されているが、これらを別部材として溶
接等の適宜の方法で固定しても良い。
【0059】合成樹脂又は金属等で形成されるイジェク
トレバー21はハウジング15の側面部(上記直線部分
15b、15bの一方)に移動自在な状態で支持されて
おり、その一端部が操作部21aとされてカードスロッ
トの脇に露出されており、機器の外部から操作できるよ
うになっている。また、操作部21aとは反対側の端部
には切欠凹部21bが形成されており、これがシールド
板19の係合部19aに係合されるようになっている。
尚、イジェクトレバー21においてその操作部21aが
当該レバーに対して一体化されているが、これによって
部品点数を削減することができる。
【0060】また、ハウジング15のうちカード挿入の
ための開口部を形成している上記直線部分15b、15
bの先端部にはアース用のバネ片22、22がそれぞれ
固定されており、これらはその一部が湾曲部とされ、こ
の部分がカード16の側面に当接される。そして、これ
らのバネ片22、22は上記したガイド部材8の役目も
果たしている。尚、これらは銅合金等による板バネを使
って形成されており、カシメや圧入、留め金等による機
械的な固定方法の他、接着、熱溶着等を用いてハウジン
グ15に固定されている。
【0061】図6は接続端子部17とプリント基板23
(図6、7にのみ示す。)との接続状態を示しており、
プラグピン18、18、・・・のうちカード16のコネ
クタ部16aに接続される部分とは反対側の端部が屈曲
されてプリント基板23に固定されている。
【0062】図7は装置をハウジング15のうちイジェ
クトレバー21が設けられ側面から見たものであり、シ
ールド板19のうち上記コンタクト片19c、19c、
・・・が形成された部分に対してその側面からほぼ直角
方向に突出された部分19dの底面には、アース用の摺
動子24が形成されており、これは上記した接地用部材
12に相当する。つまり、摺動子24はその先端寄りの
部分24aが湾曲した形状とされ、図7の大円内に拡大
して示すように、この部分24aがプリント基板23の
半田メッキ部23aを一定圧をもって摺動されること
で、上記したクリーニング(所謂セルフクリーニング)
の効果を得ることができる。尚、摺動子24については
板バネ等を用いてシールド板19とは別体に形成してお
き両者を溶接等で結合させることもできるが、使用頻度
や強度等を考慮した場合には両者を一体的に形成するこ
とが好ましい。
【0063】しかして、本例では、図4に示すように、
カード16の排出時にイジェクトレバー21の操作部2
1aを押すと、これによってシールド板19が回動支点
20の回りに回動され(同図の2点鎖線参照。)、その
当接片27によってカード16の端部が押し出されてカ
ードが排出方向に移動される。
【0064】本構成を、前記した従来例(図11乃至図
13参照。)と比較すると明らかなように、回動アーム
gが不要となる分だけ部品点数が少なくなる。
【0065】図8乃至図10は、カード16の排出方向
に沿って移動するシールド部材によってカードの排出を
行うようにした構成例25を示すものである。尚、本例
において、図4乃至図7に示した各構成要素と機能的に
同じ部分については、当該構成要素に対して使用した符
号と同じ符号を用いることによってその詳細な説明を省
略する。
【0066】図8は、カード16に対してその装着/排
出方向に直交する方向から装置をみたものであり、本例
では、ハウジング15に対してシールド板19A(上記
シールド部材9に相当する。)がスライド自在に支持さ
れている。つまり、ハウジング15の直線部15b、1
5bをシールド板19Aによって側方から挟み込むよう
に構成することで、シールド板19Aのスライドが保証
されている。尚、カード16の装着や排出に際してシー
ルド板19Aの移動に支障を来さないように当該シール
ド板についての移動ストロークやクリアランスが確保さ
れていることは勿論である。
【0067】また、シールド板19Aの中央部には係合
部26が形成されており、また、カード16の排出時に
カードのコネクタ部16aの両端寄りの部分を押し出す
ための当接片27、27が係合部26を挟んで互いに反
対側に配置されるように形成されている。尚、この当接
片27、27はシールド板19Aの一部を切り出してプ
ラグピン18側にほぼ直角に屈曲することで形成してい
る。
【0068】シールド板19Aには、この他、カード1
6からシールド板19Aにアースをとるためのコンタク
ト片19c、19c、・・・が形成されているが、これ
らについては既述した通りである。
【0069】イジェクトレバー21の押圧力をシールド
板19Aのスライドのための力へと変換するために、両
部材の間にはイジェクトアーム28が設けられており、
イジェクトアーム28の回動支点29は、ハウジング1
5のうち接続端子部17を形成する部分15aの中央部
よりやや端に寄った位置に設けられている。尚、イジェ
クトアーム28を回動支点29においてシールド板19
Aとともにハウジング15に取り付けるにあたっては、
シールド板19Aのスライドに支障を来さないように、
回動支点29の軸部が挿通される長孔又は切欠(図示せ
ず)がシールド板19Aに形成されていることは勿論で
ある。
【0070】イジェクトアーム28の一端部28aはイ
ジェクトレバー21の係合凹部21bに係合され、ま
た、イジェクトアーム28のうち回動支点29を挟んで
一端部28aとは反対側の部分には、シールド板19A
の係合部26に係合される係合穴28bが形成されてい
る。尚、イジェクトアーム28とシールド板19Aとを
係合させる機構についてはこれに限らず係合部と被係合
部(係合穴等)の関係を逆にする等、各種の形態が可能
であることは勿論である。
【0071】図9は接続端子部17とプリント基板23
(図9、10に示す。)との接続状態を示しており、プ
ラグピン18、18、・・・のうちカード16のコネク
タ部16aに接続される部分とは反対側の端部が屈曲さ
れてプリント基板23に固定されている。
【0072】また、ハウジング15の上記部分15aに
対してシールド板19A、イジェクトアーム28がこの
順に配置されていることが分かる。
【0073】図10はハウジング15のうちイジェクト
レバー21が設けられ側面とは反対方向からから装置を
見たものであり、シールド板19Aの側面部30がハウ
ジング15の側面にまわり込んでスライド自在に支持さ
れており、該側面部30にアース用の摺動子24が一体
に形成されている。
【0074】しかして、本例では、図8に示すように、
カード16の排出時にイジェクトレバー21の操作部2
1aを押すと、その押圧力がイジェクトアーム28を中
継してシールド板19Aに伝達される。つまり、イジェ
クトアーム28の回動によってシールド板19Aがハウ
ジング15に対してスライドし(同図の2点鎖線参
照。)、シールド板19Aの当接片27、27によって
カード16の両端寄りの部分が押し出されてカードが排
出方向に移動される。
【0075】本構成を、前記した従来例(図14参
照。)と比較すると明らかなように、スライダーsが不
要となる分だけ部品点数が少なくなる。
【0076】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1や請求項10に係る発明によれば、これま
で固定部材として取り扱われてきたシールド部材を、排
出機構における可動部材としても利用して当該部材によ
ってカード型記憶媒体を排出することができる。つま
り、シールドのための部材と媒体の排出用部材とを兼用
することで部品点数を削減でき、製造コスト(材料費、
加工費、型代や設備費等)や組み立て工数の削減、装置
の軽量化等を図ることができる。
【0077】請求項2や請求項11に係る発明によれ
ば、カード型記憶媒体の収容部内において回動自在な状
態で支持されるシールド部材と、カード型記憶媒体の排
出時に操作されてシールド部材を直接的に回動させる操
作部材とによって排出機構を構成することで、構成の簡
単化及び装置の小型・軽量化を図ることができる。
【0078】請求項3や請求項12に係る発明によれ
ば、カード型記憶媒体の排出時に操作される操作部材
と、収容部内において排出方向にスライド自在な状態で
支持されるシールド部材と、操作部材及びシールド部材
との間にあって両者を移動可能な状態で連結する連結部
材とによって排出機構を構成することで、カード型記憶
媒体を無理なく排出することができる。つまり、排出時
にはカード型記憶媒体をシールド部材によって直線的に
移動させることでカード型記憶媒体が損傷等を受けない
ようし、また、排出力の低減(操作部材に過度の力が加
わらないようにすること)が可能である。
【0079】請求項4乃至6に係る発明によれば、シー
ルド部材に設けられた接地用部材が、シールド部材の回
動又は移動に伴って基板上の接続部に対して摺動する構
成を採用することで、当該接続部への付着物等の除去を
可能にし、また、シールド部材の接地構造の簡単化、部
品点数の削減を図ることができる。
【0080】請求項7乃至9に係る発明によれば、接地
用部材を基板上の接続部に対して常に弾接させること
で、接地(接続)の確実性、信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2とともに本発明に係る基本構成を示すもの
であり、本図はシールド部材の回動によるカード型記憶
媒体の排出機構を示す。
【図2】シールド部材のスライドによるカード型記憶媒
体の排出機構を示す。
【図3】接地用部材の基板への接触状態を示す説明図で
ある。
【図4】図5乃至図7とともに、本発明の実施の一例を
示すものであり、本図はカードに対してその装着/排出
方向に直交する方向から装置を見た状態を示す図であ
る。
【図5】カードの装着/排出方向から装置を見た図であ
る。
【図6】図4のVI−VI線に沿う拡大断面図であり、
カードに対する接続端子部及び基板の配置を示す。
【図7】イジェクトレバーが設けられた側面方向から装
置を見た図である。
【図8】図9及び図10とともに、本発明に係る別の実
施例を示すものであり、本図はカードに対してその装着
/排出方向に直交する方向から装置を見た状態を示す図
である。
【図9】カードに対する接続端子部及び基板の配置を示
す拡大断面図である。
【図10】イジェクトレバーが設けられた側面とは反対
側の側面方向から装置を見た図である。
【図11】図12及び図13とともに従来の構成例を示
すものであり、本図は装置の内部構造を示す説明図であ
る。
【図12】カードのコネクタ部とこれに対応する接続端
子部との接続状態を示す拡大断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う拡大断
面図であり、シールド部材の基板への取付・接続につい
て説明するものである。
【図14】図11乃至図13とは異なる別の従来例を示
すものであり、本図は装置の内部構造を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1、1′…コネクタ接続装置、2…カード型記憶媒体、
2a…コネクタ部、3…収容部、4…接続端子部、5、
9…シールド部材、6、10…排出機構、7…操作部
材、11…連結部材、12…接地用部材、13…基板、
13a…接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗方 憲二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 上原 省吾 東京都品川区戸越6丁目5番5号 エスエ ムケイ株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA03 CA13 KA12 5E021 FA05 FA11 FB02 FB18 FC05 FC21 FC25 FC32 HC36 LA03 LA04 LA11 LA15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード型記憶媒体を収容するための収容
    部と、該カード型記憶媒体に設けられたコネクタ部を着
    脱自在に装着するために当該コネクタ部に対応する接続
    端子部とを有し、該接続端子部とコネクタ部との接続を
    解除してカード型記憶媒体をその収容部から排出するた
    めの排出機構を備えた、カード型記憶媒体のコネクタ接
    続装置において、 (イ)上記収容部内には、上記カード型記憶媒体につい
    ての静電又は電磁的な遮蔽のためのシールド部材が設け
    られており、該シールド部材が回動自在又は移動自在な
    状態で収容部内に支持されていること、 (ロ)上記排出機構が、上記カード型記憶媒体の排出時
    に操作される操作部材と上記シールド部材を備えてお
    り、該操作部材を操作したときに、その移動によって上
    記シールド部材が回動又は移動され、これによってカー
    ド型記憶媒体が排出方向に移動されて、カード型記憶媒
    体のコネクタ部と上記接続端子部との接続が解除される
    こと、 を特徴とするカード型記憶媒体のコネクタ接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したカード型記憶媒体の
    コネクタ接続装置において、 (イ)カード型記憶媒体が収容部内に配置されたときに
    シールド部材がカード型記憶媒体のコネクタ部及び接続
    端子部を覆うように配置され、かつ当該シールド部材が
    回動自在な状態で収容部内に支持されていること、 (ロ)排出機構が、カード型記憶媒体の排出時に操作さ
    れる操作部材とシールド部材とから構成され、該操作部
    材の移動に伴って当該シールド部材が回動される機構を
    備えていること、 (ハ)操作部材を操作したときに、その移動によってシ
    ールド部材が回動され、これによってカード型記憶媒体
    が排出方向に移動されて、カード型記憶媒体のコネクタ
    部と接続端子部との接続が解除されること、 を特徴とするカード型記憶媒体のコネクタ接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載したカード型記憶媒体の
    コネクタ接続装置において、 (イ)カード型記憶媒体が収容部内に配置されたときに
    シールド部材がカード型記憶媒体のコネクタ部及び接続
    端子部を覆うように配置され、かつ当該シールド部材が
    排出方向にスライド自在な状態で収容部内に支持されて
    いること、 (ロ)排出機構が、カード型記憶媒体の排出時に操作さ
    れる操作部材と、シールド部材と、該操作部材及びシー
    ルド部材との間にあって両者を移動可能な状態で連結す
    る連結部材とから構成され、該操作部材に伴って連結部
    材が移動されることでシールド部材が排出方向にスライ
    ドされる機構を備えていること、 (ハ)操作部材を操作したときに、その移動によって連
    結部材を介してシールド部材がスライドされることでカ
    ード型記憶媒体が排出方向に移動され、カード型記憶媒
    体のコネクタ部と接続端子部との接続が解除されるこ
    と、 を特徴とするカード型記憶媒体のコネクタ接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のカード型記憶媒体のコ
    ネクタ接続装置において、 シールド部材には、これとともに回動又は移動される接
    地用部材が設けられており、 また、カード型記憶媒体のコネクタ部に対応する接続端
    子部を実装するための基板には、上記接地用部材との電
    気的な接続部が形成されており、 シールド部材の回動又は移動に伴って上記接地用部材が
    上記基板の接続部に対して摺動することを特徴とするカ
    ード型記憶媒体のコネクタ接続装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のカード型記憶媒体のコ
    ネクタ接続装置において、 シールド部材には、これとともに回動又は移動される接
    地用部材が設けられており、 また、カード型記憶媒体のコネクタ部に対応する接続端
    子部を実装するための基板には、上記接地用部材との電
    気的な接続部が形成されており、 シールド部材の回動に伴って上記接地用部材が上記基板
    の接続部に対して摺動することを特徴とするカード型記
    憶媒体のコネクタ接続装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のカード型記憶媒体のコ
    ネクタ接続装置において、 シールド部材には、これとともに回動又は移動される接
    地用部材が設けられており、 また、カード型記憶媒体のコネクタ部に対応する接続端
    子部を実装するための基板には、上記接地用部材との電
    気的な接続部が形成されており、 シールド部材の移動に伴って上記接地用部材が上記基板
    の接続部に対して摺動することを特徴とするカード型記
    憶媒体のコネクタ接続装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のカード型記憶媒体のコ
    ネクタ接続装置において、 接地用部材が弾性材料を用いた摺動子としてシールド部
    材に一体に形成されるとともに、該接地用部材が基板上
    の接続部に対して常に弾接されていることを特徴とする
    カード型記憶媒体のコネクタ接続装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のカード型記憶媒体のコ
    ネクタ接続装置において、 接地用部材が弾性材料を用いた摺動子としてシールド部
    材に一体に形成されるとともに、該接地用部材が基板上
    の接続部に対して常に弾接されていることを特徴とする
    カード型記憶媒体のコネクタ接続装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のカード型記憶媒体のコ
    ネクタ接続装置において、 接地用部材が弾性材料を用いた摺動子としてシールド部
    材に一体に形成されるとともに、該接地用部材が基板上
    の接続部に対して常に弾接されていることを特徴とする
    カード型記憶媒体のコネクタ接続装置。
  10. 【請求項10】 カード型記憶媒体を着脱自在に装着し
    て使用するためのコネクタ接続装置を備えた電子機器に
    おいて、 (イ)上記カード型記憶媒体を収容するための収容部
    と、該カード型記憶媒体に設けられたコネクタ部を着脱
    自在に装着するために当該コネクタ部に対応する接続端
    子部とを有し、該接続端子部とコネクタ部との接続を解
    除してカード型記憶媒体をその収容部から排出するため
    の排出機構を備えていること、 (ロ)上記収容部内には、上記カード型記憶媒体につい
    ての静電又は電磁的な遮蔽のためのシールド部材が設け
    られており、該シールド部材が回動自在又は移動自在な
    状態で収容部内に支持されていること、 (ハ)上記排出機構が、上記カード型記憶媒体の排出時
    に操作される操作部材と上記シールド部材を備えてお
    り、該操作部材を操作したときに、その移動によって上
    記シールド部材が回動又は移動され、これによってカー
    ド型記憶媒体が排出方向に移動されて、カード型記憶媒
    体のコネクタ部と上記接続端子部との接続が解除される
    こと、 を特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載した電子機器におい
    て、 (イ)カード型記憶媒体が収容部内に配置されたときに
    シールド部材がカード型記憶媒体のコネクタ部及び接続
    端子部を覆うように配置され、かつ当該シールド部材が
    回動自在な状態で収容部内に支持されていること、 (ロ)排出機構が、カード型記憶媒体の排出時に操作さ
    れる操作部材とシールド部材とから構成され、該操作部
    材の移動に伴って当該シールド部材が回動される機構を
    備えていること、 (ハ)操作部材を操作したときに、その移動によってシ
    ールド部材が回動され、これによってカード型記憶媒体
    が排出方向に移動されて、カード型記憶媒体のコネクタ
    部と接続端子部との接続が解除されること、 を特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載した電子機器におい
    て、 (イ)カード型記憶媒体が収容部内に配置されたときに
    シールド部材がカード型記憶媒体のコネクタ部及び接続
    端子部を覆うように配置され、かつ当該シールド部材が
    排出方向にスライド自在な状態で収容部内に支持されて
    いること、 (ロ)排出機構が、カード型記憶媒体の排出時に操作さ
    れる操作部材と、シールド部材と、該操作部材及びシー
    ルド部材との間にあって両者を移動可能な状態で連結す
    る連結部材とから構成され、該操作部材に伴って連結部
    材が移動されることでシールド部材が排出方向にスライ
    ドされる機構を備えていること、 (ハ)操作部材を操作したときに、その移動によって連
    結部材を介してシールド部材がスライドされることでカ
    ード型記憶媒体が排出方向に移動され、カード型記憶媒
    体のコネクタ部と接続端子部との接続が解除されるこ
    と、 を特徴とする電子機器。
JP10367488A 1998-12-24 1998-12-24 カード型記憶媒体のコネクタ接続装置及びこれを備えた電子機器 Pending JP2000195614A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002284280A (ja) * 2001-03-21 2002-10-03 Sony Corp カード型記録媒体の収納ケースと収納ケースホルダと電子機器
US8944833B2 (en) 2012-03-29 2015-02-03 Fujitsu Limited Card connector and electronic apparatus

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JP2002284280A (ja) * 2001-03-21 2002-10-03 Sony Corp カード型記録媒体の収納ケースと収納ケースホルダと電子機器
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