JP2000195274A - ソフトエラ―耐性強化ラッチ回路、半導体装置、ソフトエラ―耐性強化設計方法及び記録媒体 - Google Patents

ソフトエラ―耐性強化ラッチ回路、半導体装置、ソフトエラ―耐性強化設計方法及び記録媒体

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JP2000195274A
JP2000195274A JP10374743A JP37474398A JP2000195274A JP 2000195274 A JP2000195274 A JP 2000195274A JP 10374743 A JP10374743 A JP 10374743A JP 37474398 A JP37474398 A JP 37474398A JP 2000195274 A JP2000195274 A JP 2000195274A
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capacitance
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soft error
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貴子 鍵渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作速度の低下及びチップ面積増加を抑制しつ
つソフトエラー耐性を強化する。 【解決手段】(S3)半導体基板へのα線入射により論
理回路のノードに収集される収集電荷量Qcを算出し、
(S4)該ノードの論理レベルが反転するのに必要な臨
界電荷量Qcrtを算出し、(S5)Qc>Qcrtの
ときに、(S6)ソフトエラーを阻止するために該ノー
ドに付加すべき容量ΔCを算出し、(S7)該ノードに
該容量を付加する。ソフトエラー耐性強化ラッチ回路で
は、第1インバータ、第2インバータ、第1容量付加部
及び第1転送ゲートが環状に接続されている。該第2イ
ンバータに、第3インバータと第2容量付加部と第2転
送ゲートとが縦続接続したものを並列接続してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトエラー耐性
強化ラッチ回路、この回路を含む半導体装置、ソフトエ
ラー耐性強化設計方法及びこの方法を実施するためのプ
ログラムが記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、パッケージ
や配線などに不純物として含まれている微量のウランや
トリウムの放射性同位元素が崩壊する時にα線を放出す
る。このα線が半導体基板に入射すると、その経路に沿
って電子−正孔対が発生する。例えば5Mevのα粒子
がSi基板に入射すると、α線1個当たり約106個の
電子−正孔対が発生する。これにより、記憶状態が反転
するというソフトエラーが生ずる。
【0003】このソフトエラーは、低電圧化と素子の微
細化が進むほど顕著になり、DRAMのみならず、SR
AMでも問題となっている。
【0004】従来ではソフトエラー耐性強化のために、
メモリセルに容量を付加していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、容量付加によ
り動作速度が遅くなり、また、面積が広くなって集積度
が低下する。
【0006】また、メモリの周辺回路、例えばアドレス
バッファレジスタのビットがソフトエラーで反転する
と、誤ったアドレスの内容をアクセスすることになる。
メモリセルのソフトエラーの場合にはECC回路により
エラーを訂正することが可能であるが、メモリの周辺回
路のラッチ回路でソフトエラーが生じた場合にはこれを
訂正することができない。上記低電圧化と素子の微細化
が進むと臨界容量が小さくなって、このラッチ回路でも
ソフトエラーが生ずる。
【0007】本発明の目的は、このうような問題点に鑑
み、動作速度の低下を抑制してソフトエラー耐性を強化
することが可能なソフトエラー耐性強化ラッチ回路、こ
の回路を含む半導体装置、ソフトエラー耐性強化設計方
法及びこの方法を実施するためのプログラムが記録され
た記録媒体を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、集積度の低下を抑制
してソフトエラー耐性を強化することが可能なソフトエ
ラー耐性強化ラッチ回路、この回路を含む半導体装置、
ソフトエラー耐性強化設計方法及びこの方法を実施する
ためのプログラムが記録された記録媒体を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】請求項
1のソフトエラー耐性強化ラッチ回路では、例えば図7
に示す如く、第1スイッチ回路(23)と、入力端が該
第1スイッチ回路の一端に接続され、インバータとして
機能可能な第1論理回路(20)と、入力端が該第1論
理回路の出力端に接続され、インバータとして機能可能
な第2論理回路(21)と、該第2論理回路の出力端と
該第1論理回路の入力端との間に接続された第2スイッ
チ回路(22)と、該第2論理回路の出力ノードに容量
を付加する容量付加部(C1)とを有し、該第1スイッ
チ回路と該第2スイッチ回路とが排他的にオン/オフ制
御される。
【0010】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、第1スイッチ回路がオンで第2スイッチ回路がオ
フであるとき、第1論理回路の入力ノードに容量付加部
の容量が付加されないので、ソフトエラー耐性強化用容
量付加部を備えても、書き込み動作速度が低下しない。
【0011】請求項2のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、例えば図8に示す如く、第1スイッチ回路(2
3)と、入力端が該第1スイッチ回路の一端に接続さ
れ、インバータとして機能可能な第1論理回路(20)
と、入力端が該第1論理回路の出力端に接続され、イン
バータとして機能可能な第2論理回路(21)と、該第
2論理回路の出力端と該第1論理回路の入力端との間に
接続された第2スイッチ回路(22)と、入力端が該第
1論理回路の入力端に接続され、インバータとして機能
可能な第3論理回路(24)と、該第3論理回路の出力
端と該第1論理回路の出力端との間に接続された第3ス
イッチ回路(25)と、該第3論理回路の出力ノードに
容量を付加する容量付加部(C2)とを有し、該第1ス
イッチ回路と該第2スイッチ回路とが排他的にオン/オ
フ制御され、該第2スイッチ回路と該第3スイッチ回路
とが共通にオン/オフ制御される。
【0012】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、第1スイッチ回路がオンで第2及び第3スイッチ
回路がオフであるとき、第1論理回路の出力ノードに容
量付加部の容量が付加されないので、ソフトエラー耐性
強化用容量付加部を備えても、書き込み動作速度が低下
しない。
【0013】請求項3のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、請求項2において例えば図9に示す如く、上記
第2論理回路の出力ノードに容量を付加する容量付加部
(C1)をさらに有する。
【0014】請求項4のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、例えば図10に示す如く、スイッチ回路(2
7)と、入力端が該スイッチ回路の一端に接続され、イ
ンバータとして機能可能な第1論理回路(20)と、入
力端が該第1論理回路の出力端に接続され、出力ノード
と第1端との間及び該出力ノードと第2端との間が同時
にオン/オフ制御されるスイッチ回路部(262、26
3)と、該スイッチ回路部の該第1端と第1電源電位供
給線との間に接続された第1トランジスタ回路部(26
1)と、該スイッチ回路部の該第2端と第2電源電位供
給線との間に接続された第2トランジスタ回路部(26
4)とを備え、該スイッチ回路部がオンのときインバー
タとして機能可能であり、該スイッチ回路部がオフのと
き該出力ノードが高インピーダーンス状態になる第2論
理回路(26)と、該第1トランジスタ回路部に容量を
付加する第1容量付加部(C3)と、該第2トランジス
タ回路部に容量を付加する第2容量付加部(C4)と、
を有し、該スイッチ回路と該スイッチ回路部とが排他的
にオン/オフ制御される。
【0015】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、スイッチ回路がオンでスイッチ回路部がオフであ
るとき、第2論理回路の出力ノードに第1及び第2容量
付加部の容量が付加されないので、ソフトエラー耐性強
化用第1及び第2容量付加部を備えても、書き込み動作
速度が低下しない。
【0016】請求項5のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、上記
第1論理回路(20)はインバータである。
【0017】請求項6のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、上記
第2論理回路はインバータである。
【0018】請求項7のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、請求項4において、上記第2論理回路はクロッ
クトインバータである。
【0019】請求項8のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、上記
第1スイッチ回路はNチャンネルMISトランジスタと
PチャンネルMISトランジスタとが並列接続された転
送ゲートである。
【0020】請求項9のソフトエラー耐性強化ラッチ回
路では、請求項4において、上記第1スイッチ回路はク
ロックトインバータである。
【0021】請求項10のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、上
記第2スイッチ回路はNチャンネルMISトランジスタ
とPチャンネルMISトランジスタとが並列接続された
転送ゲートである。
【0022】請求項11のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項1乃至9のいずれか1つにおいて例え
ば図11(B)に示す如く、上記第2論理回路はその上
記出力ノードの一部としてMISトランジスタのドレイ
ン領域(32N)を有し、上記容量付加部は、該ドレイ
ン領域の不純物濃度を該MISトランジスタのソース領
域(33N)のそれより高くすることにより形成されて
いる。
【0023】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、チップ面積の増加が避けられる。
【0024】請求項12のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項1乃至8のいずれか1つにおいて例え
ば図12(A)に示す如く、上記第2論理回路はその上
記出力ノードの一部としてMISトランジスタのドレイ
ン領域(32N)を有し、上記容量付加部は、該ドレイ
ン領域と接する基板又はウェルの部分の不純物濃度を、
該MISトランジスタのソース領域(33N)と接する
該基板又は該ウェルの部分のそれより高くすることによ
り形成されている。
【0025】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、チップ面積の増加が避けられ、しかも、請求項1
2の場合よりも容量付加部の容量を大きくすることがで
きる。
【0026】請求項13のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項1乃至8のいずれか1つにおいて例え
ば図13(C)に示す如く、上記第2論理回路はその上
記出力ノードの一部として第1MISトランジスタのド
レイン領域(47)を有し、上記容量付加部は、該第1
MISトランジスタと隣り合い一方の電極(47)を該
ドレイン領域と共有する第2MISトランジスタのゲー
ト容量であり、該第2MISトランジスタがオンになる
電位がそのゲート電極(51)に供給され、上記第2ス
イッチ回路は、該第2MISトランジスタと隣り合い一
方の電極(46)を該第2MISトランジスタの他方の
電極と共有する第3MISトランジスタを有する。
【0027】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、容量付加部の幅が第2MISトランジスタのゲー
ト幅となるので、その面積を狭くすることができる。
【0028】請求項14のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項13において例えば図17に示す如
く、上記第2MISトランジスタのゲート絶縁膜は、そ
の誘電率が上記第1MISトランジスタのそれより大き
い。
【0029】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、同じ面積で請求項13の場合よりも付加容量を大
きくすることができる。
【0030】請求項15のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項1乃至8のいずれか1つにおいて例え
ば図14(C)に示す如く、上記第2論理回路はその上
記出力ノードの一部として第1MISトランジスタのド
レイン領域(46)を有し、上記第2スイッチ回路は、
該第1MISトランジスタと隣り合い一方の電極(4
6)を該第1MISトランジスタの該ドレイン領域と共
有する第2MISトランジスタを有し、上記容量付加部
は、該第2MISトランジスタのゲート電極の面積を、
該第1MISトランジスタのそれより広くすることによ
り形成されている。
【0031】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、新たな素子を追加する必要がないので、構成が簡
単になると共に、容量付加部を形成することによる面積
増加を少なくすることができる。
【0032】請求項16のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項1乃至8のいずれか1つにおいて例え
ば図15(B)に示す如く、上記第2論理回路はその上
記出力ノードの一部として第1MISトランジスタのド
レイン領域(46A)を有し、上記第2スイッチ回路
は、該第1MISトランジスタと隣り合い一方の電極
(46A)を該第1MISトランジスタの該ドレイン領
域と共有する第2MISトランジスタを有し、上記容量
付加部は、該ドレイン領域の上方に導体電極(51A)
が絶縁膜を介して配置されることにより形成されている
【0033】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、容量付加部を形成することにより増加する面積に
対する容量付加部の容量の割合が請求項13の場合より
も大きくなる。
【0034】請求項17のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項16において例えば図15に示す如
く、上記導体電極(51A)は、基準電位が供給される
メタル配線であり、半導体基板に最も近い第1配線層よ
りも該半導体基板に接近して形成されている。
【0035】請求項18のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項16において例えば図16に示す如
く、上記導体電極は、基準電位が供給されるメタル配線
(54)であり、半導体基板に最も近い第1メタル配線
層に形成され、該メタル配線の上記ドレイン領域(4
6)と対向する面が該ドレイン領域側へ突出している。
【0036】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、請求項16の場合よりも、容量付加部を形成する
ことによる面積増加を少なくすることができる。
【0037】請求項19のソフトエラー耐性強化ラッチ
回路では、請求項16乃至18のいずれか1つにおいて
例えば図18に示す如く、上記ドレイン領域(46A)
の上記導体電極側の面に、他の導体電極(56)が接合
されている。
【0038】このソフトエラー耐性強化ラッチ回路によ
れば、付加容量をさらに大きくすることができる。
【0039】請求項20の半導体装置では、請求項1乃
至8のいずれか1つに記載のソフトエラー耐性強化ラッ
チ回路が半導体チップに形成されている。
【0040】請求項21のソフトエラー耐性強化設計方
法では、例えば図1に示す如く、半導体基板へのα線入
射により論理回路のノードに収集される収集電荷量を算
出し、該ノードの論理レベルが反転するのに必要な臨界
電荷量を算出し、該収集電荷量が該臨界電荷量より大き
い場合に、ソフトエラーを阻止するために該ノードに付
加すべき容量を算出し、該ノードに該容量を付加する。
【0041】このソフトエラー耐性強化設計方法によれ
ば、収集電荷量が臨界電荷量より大きい場合に、ソフト
エラーを阻止するために付加すべき容量を算出してこれ
を該ノードに付加するので、回路の動作速度の遅延及び
チップ面積の増加を最小にすることができる。
【0042】請求項22のソフトエラー耐性強化設計方
法では、請求項21において、半導体集積回路の設計デ
ータを参照して上記収集電荷量、上記臨界電荷量及び上
記容量を算出し、設計変更として上記容量の付加を行
う。
【0043】請求項23のソフトエラー耐性強化設計方
法では、請求項22において、上記論理回路はメモリの
周辺回路に含まれるラッチ回路である。
【0044】このソフトエラー耐性強化設計方法によれ
ば、アドレスバッファレジスタ等のビット反転による修
正不可能なソフトエラーを防止することができる。
【0045】請求項24のソフトエラー耐性強化設計方
法では、請求項23において、上記ラッチ回路は、請求
項1乃至19のいずれか1つに記載の半導体装置から上
記容量付加部を除いたものであり、このラッチ回路に該
容量付加部を付加することにより上記容量の付加を行
う。
【0046】請求項25の記録媒体では、請求項21乃
至24のいずれか1つに記載の方法を実施するためのプ
ログラムが記録されている。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明実施
形態を説明する。
【0048】[第1実施形態]図1は、半導体集積回路
の設計データ及びα線に関するデータを用いてソフトエ
ラー耐性を強化するためのエンジニアリングチェンジを
行うソフトエラー耐性強化設計装置の概略を示す機能ブ
ロック図である。
【0049】この処理はコンピュータ10により記憶部
11〜13のデータを参照して行われ、図1ではこの処
理をステップS0〜S7で示している。
【0050】記憶部11及び12には、設計データが格
納されている。記憶部11には、階層構造で記述された
セル名、セル機能名及びセル間接続、セルの閾値電圧、
最下位階層のセル内素子名、素子機能名及び素子間接
続、並びに、素子の入出力容量及び配線容量などの回路
データが格納されてる。記憶部12には、素子名と対応
させて素子の立体構造を示すデータ、すなわち、レイア
ウトデータ及び半導体基板の深さ方向の不純物濃度を示
すプロセスデータが格納されている。
【0051】記憶部13には、α線阻止能を表す式の係
数値及びα線エネルギーの関数であるα線入射確率など
のα線に関するデータが格納されている。
【0052】以下、括弧内は図1中のステップ識別符号
である。
【0053】(S0)記憶部13から、半導体基板の阻
止能係数値を読み込み、これを用いて図3に示すような
α線入射エネルギーEαと、このα線がSi基板に入射
したときの飛程Lと、発生した正負電荷の合計量Qtと
の関係を示すテーブルを作成する。このテーブルは、素
子構造によらない一般的な関係を示しており、予めこの
テーブルを作成しておくことにより後述の収集電荷量Q
cの計算を効率よく行うためのものである。
【0054】(S1)ソフトエラーに対する保護対象の
セル名、本実施形態では、メモリの周辺回路に含まれて
いるラッチ回路のセル名を読み込む。ラッチ回路である
かどうかは、上記セル機能名に例えば「LATCH」が含ま
れているかどうかにより判定する。
【0055】(S2)ステップS1で読み込むべきセル
名が無くなった場合には処理を終了し、有ればステップ
S3へ進む。
【0056】(S3)α線がドレイン領域に入射したと
きの最大収集電荷量Qcを算出する。
【0057】ここで、保護対象及びソフトエラーの発生
について説明する。
【0058】図4は、保護対象のラッチ回路を示す。
【0059】この回路では、インバータ20の出力端が
インバータ21の入力端に接続され、インバータ21の
出力端がノードND1、転送ゲート22及びノードND
2を介してインバータ20の入力端に接続されている。
ノードND2には転送ゲート23の出力端が接続され、
入力*INが転送ゲート23を介してインバータ20に
供給される。容量C1(容量付加部)は、ソフトエラー
耐性強化のためのものであり、後述のステップS7にお
いてノードND2に付加される。
【0060】転送ゲート22は、PMOSトランジスタ
22PとNMOSトランジスタ22Nとが並列接続され
た構成であり、転送ゲート23についても同様である。
PMOSトランジスタ22P及びNMOSトランジスタ
22NのゲートにはそれぞれクロックCLK及びこれと
相補的なクロック*CLKが供給される。転送ゲート2
2と23とは、クロックCLK及び*CLKにより排他
的にオン/オフ制御される。すなわち、転送ゲート22
と23の一方がオンのとき他方はオフになる。
【0061】転送ゲート23がオンで転送ゲート22が
オフのとき、入力*INがインバータ20の入力端に伝
達されて出力OUTの論理値が入力*INのそれを反転
したものとなる。次に転送ゲート23がオフ、転送ゲー
ト22がオンにされてデータラッチ状態となる。インバ
ータ21はこのラッチ状態を維持するためのものである
ので、そのトランジスタサイズはインバータ20のそれ
よりも小さい。
【0062】PMOSトランジスタ211及びNMOS
トランジスタ212のソース領域はそれぞれ電源供給線
VDD及びグランド線に接続されているので、PMOS
トランジスタ211又はNMOSトランジスタ212の
ソース領域にα線が入射してもソフトエラーは生じ難
い。これに対し、PMOSトランジスタ211及びNM
OSトランジスタ212のドレイン領域と導通している
配線はラッチ回路内の一部のみであるので、PMOSト
ランジスタ211又はNMOSトランジスタ212のド
レイン領域にα線が入射した場合にはソフトエラーが生
じ易い。
【0063】図5(A)は、NMOSトランジスタ21
2のパターンを示しており、n形のソースSとドレイン
Dとが離間して形成され、ソースSとドレインDの間の
上方に不図示のゲート酸化膜を介してゲートGが形成さ
れている。
【0064】図5(B)は、図5(A)に示すα線の飛
跡に沿ったNMOSトランジスタ212の断面図であ
る。ドレインDとp-形基板との接合部に形成された空
乏層をα線が通過すると、空乏層での電界により、生成
された電子及び正孔がそれぞれドレインD側及び基板側
へドリフトする。このドリフト電荷により電界が形成さ
れて、ファネリング効果によりドレインDへの電子収集
量が増加する。また、基板中で拡散した電子の一部がド
レインDに収集される。ドレインDへの収集電荷量が臨
界電荷量を超えると、インバータ20の入力端が低レベ
ルに遷移してソフトエラーが生ずる。
【0065】ソフトエラー耐性を強化するためには、ノ
ードND1に容量C1を付加すればよい。容量C1の付
加は動作速度の低下とチップ面積の増加を招くので、必
要最小限の値にすべきである。そこで、以下のような計
算を行う。
【0066】図2は、図1のS3の詳細を示すフローチ
ャートである。
【0067】(S31)最悪条件の下でソフトエラーが
生じないような容量C1を決定するために、図5(A)
及び(B)において空乏層通過距離が最も長くなるα線
の飛跡を求める。この飛跡を求めるために、ラッチ回路
内のPMOSトランジスタ211及びNMOSトランジ
スタ212のドレインの構造を記憶部12から読み込
む。
【0068】(S32)α線飛跡に沿った発生電荷を求
める。
【0069】(S33)α線のエネルギーEαの関数で
あるα線入射確率を記憶部13から読み込み、また、ス
テップS0で作成したテーブルを参照して、上記条件の
下で収集電荷量Qcを算出する。
【0070】α線入射により生ずる電子−正孔対の個数
はα線の飛跡の位置により異なり、α線が止まる直前で
最大となるが、収集電荷量Qcの計算条件と発生電荷量
Qtとの関係を予め近似的に求めておくことにより発生
電荷量Qtを用いて収集電荷量Qcを計算することがで
きる。
【0071】(S4)ステップS1で読み込んだセル名
のラッチ回路について、臨界電荷量Qcrt=C・(V
−Vth)を算出する。容量Cは、例えば図4の場合、
転送ゲート22がオフ、転送ゲート23がオンでノード
ND1と導通している部分の寄生容量である。Vthは
インバータ20の閾値電圧である。Vは、α粒子入射直
前のノードND1の電圧である。電圧Vが閾値電圧Vt
hに接近している場合には、臨界電荷量Qcrtは小さ
いがその状態のときのα線入射確率は小さい。
【0072】(S5)Qc≦Qcrtであればソフトエ
ラーが生じないと考えられるのでステップS1に戻る。
Qc>Qcrtであれば、ステップS6へ進む。
【0073】(S6)Qc=(C+ΔC)(V−Vt
h)を満たす不足容量ΔCを算出し、これを図4の付加
容量C1とする。
【0074】(S7)ノードND2に容量C1が付加さ
れるように素子構造を変更する。例えばPMOSトラン
ジスタ201及びNMOSトランジスタ202のゲート
面積を広くする。この変更に対応して素子名を変更し、
変更した素子構造及び素子名を対応させて記憶部12に
格納し、記憶部11内の対応する素子名を変更する。次
にステップS1へ戻る。
【0075】同一構成及び同一サイズのラッチ回路につ
いては同一結果が得られるので、その1つのみについて
計算をすればよい。
【0076】本第1実施形態では、メモリの周辺回路に
含まれるラッチ回路に対し容量を付加しているので、ア
ドレスバッファレジスタ等のビット反転による修正不可
能なソフトエラーを防止することができる。
【0077】また、図1のステップS5でQc>Qcr
tと判定されたときのみ、ソフトエラー防止のための必
要最小限の容量ΔCを付加するので、ラッチ回路の動作
速度の遅延及びチップ面積の増加を最小にすることがで
きる。
【0078】なお、ステップS3での収集電荷量Qcの
近似の程度に応じて、ステップS6の不足容量ΔCの計
算式を変えてもよい。
【0079】ステップS7で容量ΔCを付加する他の位
置については、以下の第2〜5実施形態において説明す
る。また、付加容量ΔCの具体的構成については、以下
の第6〜12実施形態において説明する。
【0080】[第2実施形態]図6(A)は、図4にお
いてノードND2に容量C1を付加しない場合の入力I
NとノードND2と出力OUTの電圧波形を示す。ここ
に入力INは、IN=VDD−*INである。
【0081】図6(B)は、図4においてノードND2
に容量C1を付加した場合の入力INとノードND2と
出力OUTの電圧波形を示す。
【0082】容量C1の付加によりノードND2の立ち
下がりの傾斜が緩やかになるため、出力OUTが遅延す
る。この遅延を防止するために、本発明の第2実施形態
では、図1のステップS7において、図7に示す如くイ
ンバータ21と転送ゲート22の間のノードND1に容
量C1を付加している。
【0083】転送ゲート23がオンのとき転送ゲート2
2がオフであるので、図6(B)に示すような動作遅延
がなくなり、ノードND2及び出力OUTの電圧波形は
図6(A)に示すような容量C1が無い場合と同じにな
る。
【0084】[第3実施形態]図7の回路では、図1の
ステップS7でインバータ20の出力ノードに容量ΔC
を付加すると、出力信号OUTのエッジが鈍って動作が
遅延する。
【0085】そこで、本発明の第3実施形態のソフトエ
ラー耐性強化ラッチ回路ではこれを防止するために、図
8に示す如く、インバータ20の入力端にインバータ2
4の入力端が接続され、インバータ24の出力端が転送
ゲート25を介してインバータ20の出力端に接続され
ている。転送ゲート25は、転送ゲート22と共通にオ
ン/オフ制御される。
【0086】転送ゲート23がオンのとき、転送ゲート
22及び25がオフであるので、インバータ24がオン
になることによる出力OUTの遅延が防止される。転送
ゲート23がオフになると転送ゲート22及び25がオ
ンになり、転送ゲート22、インバータ24が並列接続
されるので、インバータ20及び24のトランジスタサ
イズを図7のインバータ20のそれよりも小さくするこ
とができ、これによりラッチ回路の書き込み動作が高速
化される。
【0087】[第4実施形態]図9は、本発明の第4実
施形態のソフトエラー耐性強化ラッチ回路を示す。
【0088】この回路では、図1のステップS7におい
て図8の回路にさらに、インバータ21の出力ノードN
D1にも容量C1が付加されている。
【0089】[第5実施形態]図10は、本発明の第5
実施形態のソフトエラー耐性強化ラッチ回路を示す。
【0090】この回路では、図7のインバータ21及び
転送ゲート22の替わりにクロックトインバータ26を
用い、図7の転送ゲート23とその前段に接続される不
図示のインバータの替わりにクロックトインバータ27
を用いている。
【0091】クロックトインバータ26のトランジスタ
サイズは、インバータ20のそれよりも小さい。クロッ
クトインバータ26では、電源供給線VDDとグランド
線との間にPMOSトランジスタ261、262、NM
OSトランジスタ263及び264が直列接続されてい
る。クロックトインバータ27についてもクロックトイ
ンバータ26と同様である。PMOSトランジスタ26
2及びNMOSトランジスタ263のゲートにはそれぞ
れクロックCLK及び*CLKが供給される。
【0092】クロックCLK及び*CLKがそれぞれ低
レベル及び高レベルのときにPMOSトランジスタ26
2及びNMOSトランジスタ263がオンになって、ク
ロックトインバータ26がインバータとして機能する。
クロックCLK及び*CLKがそれぞれ高レベル及び低
レベルのときには、PMOSトランジスタ262及びN
MOSトランジスタ263がオフになってクロックトイ
ンバータ26の出力が高インピーダンス状態となる。
【0093】クロックトインバータ26の出力が高イン
ピーダンス状態のときクロックトインバータ27はイン
バータとして機能し、クロックトインバータ26がイン
バータとして機能するとき、クロックトインバータ27
の出力は高インピーダンス状態となる。
【0094】図7の付加容量C1に対応して、図10で
はPMOSトランジスタ261及びNMOSトランジス
タ264のドレインにそれぞれ容量C3及びC4が付加
されている。このようにすれば、書き込み状態でクロッ
クトインバータ26の出力が高インピーダーンス状態と
なるので、ノードND1の容量に容量C3及びC4が付
加されず、書き込みが高速に行われる。
【0095】[第6実施形態]図11(A)及び(B)
並びに図12(A)〜(C)は、本発明の第6実施形態
の容量付加部及びその付近を示す図である。
【0096】図11(A)は、図10中のクロックトイ
ンバータ26のレイアウトパターン図であり、図11
(B)は図11(A)中の11B−11B線に沿った断
面図である。
【0097】これらの図中、30はp-形基板、31
P、32P及び33Pはp形領域、31N、32N及び
33Nはn形領域である。×印を付した34P、35P
及び36Pはn形領域と第1層配線とのコンタクトであ
り、×印を付した34N、35N及び36Nはp形領域
と第1層配線とのコンタクトである。37P、37N及
び38はゲートラインである。また、39はフィールド
酸化膜、40は絶縁膜である。
【0098】PMOSトランジスタ261では、そのド
レインであるn++形領域32Nの不純物濃度がソースで
あるn+形領域33Nのそれよりも高くされている。こ
れにより、n++形領域32Nとp-形基板30との接合
容量が増加し、その増加分容量C3がPMOSトランジ
スタ261のドレイン・ソース間に付加されたことにな
る。このようにして容量付加部C3を形成することによ
り、チップ面積の増加が避けられる。
【0099】図12(A)は、図11(B)の変形例で
あり、n++形領域32Nに接してp +形領域41Pが形
成されている。これにより、n++形領域32Nとp+
領域41Pの接合容量が図11(B)のn++形領域32
Nとp-形基板30との接合容量よりも増加して、付加
容量C3が増加する。
【0100】図12(B)は、図11(A)中の12B
−12B線に沿った断面図である。
【0101】この図中、42はn+形ウェルである。
【0102】PMOSトランジスタ261では、そのド
レインであるp++形領域32Pの不純物濃度がソースで
あるp+形領域33Pのそれよりも高くされている。こ
れにより、p++形領域32Pとn+形ウェル42との接
合容量が増加し、その増加分容量C4がNMOSトラン
ジスタ264のドレイン・ソース間に付加されたことに
なる。このようにして容量付加部C4を形成することに
より、チップ面積の増加が避けられる。
【0103】図12(C)は、図12(B)の変形例で
あり、p++形領域32Pに接してn ++形領域41Nが形
成されている。これにより、p++形領域32Pとn++
領域41Nの接合容量が図12(B)のp++形領域32
Pとn+形ウェル42との接合容量よりも増加して、付
加容量C4が増加する。
【0104】[第7実施形態]図13(A)〜(C)
は、本発明の第7実施形態の容量付加部及びその付近を
示す図である。
【0105】図13(A)は、図7のNMOSトランジ
スタ212、容量付加部C1及びNMOSトランジスタ
22Nの部分のレイアウトパターン図である。図13
(B)はこのパターンの回路図であり、図13(C)は
図13(A)中の13C−13C線に沿った断面図であ
る。
【0106】45〜48はn+形領域であり、49はn+
形領域48と第1配線層のグランド線GNDとの間のコ
ンタクトであり、50〜52はゲートラインである。N
MOSトランジスタ212とNMOSトランジスタ22
Nとの間のトランジスタが容量付加部C1として用いら
れ、そのゲートが電源供給線VDDに接続されている。
このように容量付加部C1を形成すれば、容量付加部C
1の幅がゲートライン51の幅となるので、その面積を
狭くすることができる。
【0107】[第8実施形態]図14(A)〜(C)
は、本発明の第8実施形態の容量付加部及びその付近を
示す図である。
【0108】図14(A)は、図7のNMOSトランジ
スタ212、容量付加部C1及びNMOSトランジスタ
22Nの部分のレイアウトパターン図である。図14
(B)はこのパターンの回路図であり、図14(C)は
図14(A)中の14C−14C線に沿った断面図であ
る。
【0109】この回路では、図13中の容量付加部C1
のトランジスタを用いる替わりに、NMOSトランジス
タ22Nのゲートライン50Aを図13のゲートライン
50よりも幅広にして、ゲートライン50Aのゲート容
量を増加させることにより、その増加分である図7の容
量付加部C1を形成している。
【0110】このように容量付加部C1を形成すれば、
新たな素子を追加する必要がないので、構成が簡単にな
ると共に、容量付加部C1を形成することによる面積増
加を少なくすることができる。
【0111】[第9実施形態]図15(A)及び(B)
は、本発明の第9実施形態の容量付加部及びその付近を
示す図である。
【0112】図15(A)は、図7のNMOSトランジ
スタ212、容量付加部C1及びNMOSトランジスタ
22Nの部分のレイアウトパターン図である。図15
(B)は、図15(A)中の15B−15B線に沿った
断面図である。
【0113】この回路では、図13(C)のn+形領域
46と47とを連続させてn+形領域46Aを形成し、
その上の絶縁膜を薄くしてこの絶縁膜上にメタル配線5
1Aを形成し、メタル配線51Aをグランド線GNDに
接続している。絶縁膜を薄くしている部分は、図15
(A)中に示す点線の範囲53である。
【0114】このように容量付加部C1を形成すれば、
このために増加する面積に対する付加容量の割合が図1
3の場合よりも大きくなる。
【0115】[第10実施形態]図16(A)及び
(B)は、本発明の第10実施形態の容量付加部及びそ
の付近を示す図である。
【0116】図16(A)は、図7のNMOSトランジ
スタ212、容量付加部C1及びNMOSトランジスタ
22Nの部分のレイアウトパターン図である。図16
(B)は図16(A)中の16B−16B線に沿った断
面図である。
【0117】この回路では、図15(B)のメタル配線
51Aの替わりに、n+形領域46の上方の第1層配線
メタル配線54を形成し、そのn+形領域46と対向す
る面の中央部をn+形領域46側へ突出させ、メタル配
線54をグランド線GNDとすることにより、図7の容
量付加部C1を形成している。
【0118】このように容量付加部C1を形成すれば、
+形領域46の幅を図15の45Aのそれより狭くす
ることができるので、容量付加部C1を形成することに
よる面積増加を少なくすることができる。
【0119】[第11実施形態]図17は、本発明の第
11実施形態の容量付加部及びその付近を示す、図13
(C)に類似した断面図である。
【0120】この回路では、図13(C)のゲートライ
ン51とp-形基板30との間のゲート酸化膜の替わり
に、これよりも(隣のトランジスタのそれよりも)誘電
率の高い絶縁膜55が形成されている。これにより、同
じ面積で図13(C)の場合よりも付加容量C1を大き
くすることができる。
【0121】[第12実施形態]図18は、本発明の第
12実施形態の容量付加部及びその付近を示す、図15
(B)に類似した断面図である。
【0122】この回路では、図15(B)のn+形領域
46A上に配線56が接合されている。これにより、図
15(B)の場合よりも付加容量C1を大きくすること
ができる。
【0123】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。
【0124】例えば、論理回路としてのインバータは、
ナンドゲートやノアゲートなどのように、その一方の入
力端に所定の論理値を供給することによりインバータと
して機能するものであってもよい。この場合、該一方の
入力端に供給する論理値によりラッチ回路を強制的にセ
ットし又はリセットすることができる。同様に、論理回
路としてのクロックトインバータは、クロックトナンド
ゲートやクロックトノアゲートなどであってもよい。
【0125】また、ソフトエラー耐性強化設計装置の処
理対象としてはメモリに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体集積回路の設計データ及びα線に関する
データを用いてソフトエラー耐性を強化するためのエン
ジニアリングチェンジを行うソフトエラー耐性強化設計
装置の概略を示す機能ブロック図である。
【図2】図1中のステップS3の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図3】α線入射エネルギーEαとこのα線がSi基板
に入射したときの飛程Lと発生電荷量Qtとの関係を示
すテーブルである。
【図4】保護対象のラッチ回路を示す図である。
【図5】(A)は、MOSトランジスタのパターンに対
するα線の飛跡を示す図であり、(B)は、(A)に示
すα線の飛跡に沿ったMOSトランジスタの断面図であ
る。
【図6】(A)は図4において容量C1を付加しない場
合の回路の動作を示す電圧波形図であり、(B)は容量
C1を付加した場合の回路の動作を示す電圧波形図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態のソフトエラー耐性強化
ラッチ回路を示す図である。
【図8】本発明の第3実施形態のソフトエラー耐性強化
ラッチ回路を示す図である。
【図9】本発明の第4実施形態のソフトエラー耐性強化
ラッチ回路を示す図である。
【図10】本発明の第5実施形態のソフトエラー耐性強
化ラッチ回路を示す図である。
【図11】(A)及び(B)は本発明の第6実施形態の
容量付加部を示し、(A)は図10中のクロッックトイ
ンバータのレイアウトパターン図であり、(B)は
(A)中の11B−11B線に沿った断面図である。
【図12】(A)〜(C)は、本発明の第6実施形態の
容量付加部を示し、(A)は図11(B)の変形例を示
す断面図であり、(B)は図11(A)中の12B−1
2B線に沿った断面図であり、(C)は(B)の変形例
を示す断面図である。
【図13】(A)〜(C)は、本発明の第7実施形態の
容量付加部及びその付近を示す図であり、(A)は図7
中の容量付加部及びその付近のレイアウトパターン図で
あり、(B)は(A)の回路図であり、(C)は(A)
中の13C−13C線に沿った断面図である。
【図14】(A)〜(C)は、本発明の第8実施形態の
容量付加部及びその付近を示す図であり、(A)は図7
中の容量付加部及びその付近のレイアウトパターン図で
あり、(B)は(A)の回路図であり、(C)は(A)
中の14C−14C線に沿った断面図である。
【図15】(A)及び(B)は、本発明の第9実施形態
の容量付加部及びその付近を示す図であり、(A)は図
7中の容量付加部及びその付近のレイアウトパターン図
であり、(B)は(A)中の15B−15B線に沿った
断面図である。
【図16】(A)及び(B)は、本発明の第10実施形
態の容量付加部及びその付近を示す図であり、(B)は
(A)中の16B−16B線に沿った断面図である。
【図17】本発明の第11実施形態の、図13(C)に
類似した断面図である。
【図18】本発明の第12実施形態の容量付加部及びそ
の付近を示す、図15(B)に類似した断面図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 11〜13 記憶部 20、21、24 インバータ 22、23、25 転送ゲート 22P、201、211、261、262 PMOSト
ランジスタ 22N、202、212、263、264 NMOSト
ランジスタ 26、27 クロックトインバータ 30 p-形基板 31P、33P、41P p+形領域 32P p++形領域 31N、33N、45〜48、46A n+形領域 32N、41N n++形領域 42 n+形ウェル 37P、37N,38、50〜52、50A ゲートラ
イン 56 配線 51A、54 メタル配線 55 絶縁膜 C1〜C4 容量付加部 ND1〜ND3 ノード VDD 電源供給線 GND グランド線 IN、*IN 入力 OUT 出力 CLK、*CLK クロック
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月7日(1999.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図17】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図18】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 御手洗 伸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ13 KB35 KB43 KB50 PP02 QQ01

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1スイッチ回路(23)と、 入力端が該第1スイッチ回路の一端に接続され、インバ
    ータとして機能可能な第1論理回路(20)と、 入力端が該第1論理回路の出力端に接続され、インバー
    タとして機能可能な第2論理回路(21)と、 該第2論理回路の出力端と該第1論理回路の入力端との
    間に接続された第2スイッチ回路(22)と、 該第2論理回路の出力ノードに容量を付加する容量付加
    部(C1)と、 を有し、該第1スイッチ回路と該第2スイッチ回路とが
    排他的にオン/オフ制御されることを特徴とするソフト
    エラー耐性強化ラッチ回路。
  2. 【請求項2】 第1スイッチ回路(23)と、 入力端が該第1スイッチ回路の一端に接続され、インバ
    ータとして機能可能な第1論理回路(20)と、 入力端が該第1論理回路の出力端に接続され、インバー
    タとして機能可能な第2論理回路(21)と、 該第2論理回路の出力端と該第1論理回路の入力端との
    間に接続された第2スイッチ回路(22)と、 入力端が該第1論理回路の入力端に接続され、インバー
    タとして機能可能な第3論理回路(24)と、 該第3論理回路の出力端と該第1論理回路の出力端との
    間に接続された第3スイッチ回路(25)と、 該第3論理回路の出力ノードに容量を付加する容量付加
    部(C2)と、 を有し、該第1スイッチ回路と該第2スイッチ回路とが
    排他的にオン/オフ制御され、該第2スイッチ回路と該
    第3スイッチ回路とが共通にオン/オフ制御されること
    を特徴とするソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  3. 【請求項3】 上記第2論理回路の出力ノードに容量を
    付加する容量付加部(C1)をさらに有することを特徴
    とする請求項2記載のソフトエラー耐性強化ラッチ回
    路。
  4. 【請求項4】 スイッチ回路(27)と、 入力端が該スイッチ回路の一端に接続され、インバータ
    として機能可能な第1論理回路(20)と、 入力端が該第1論理回路の出力端に接続され、出力ノー
    ドと第1端との間及び該出力ノードと第2端との間が同
    時にオン/オフ制御されるスイッチ回路部(262、2
    63)と、該スイッチ回路部の該第1端と第1電源電位
    供給線との間に接続された第1トランジスタ回路部(2
    61)と、該スイッチ回路部の該第2端と第2電源電位
    供給線との間に接続された第2トランジスタ回路部(2
    64)とを備え、該スイッチ回路部がオンのときインバ
    ータとして機能可能であり、該スイッチ回路部がオフの
    とき該出力ノードが高インピーダーンス状態になる第2
    論理回路(26)と、 該第1トランジスタ回路部に容量を付加する第1容量付
    加部(C3)と、 該第2トランジスタ回路部に容量を付加する第2容量付
    加部(C4)と、 を有し、該スイッチ回路と該スイッチ回路部とが排他的
    にオン/オフ制御されることを特徴とするソフトエラー
    耐性強化ラッチ回路。
  5. 【請求項5】 上記第1論理回路(20)はインバータ
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つ
    に記載のソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  6. 【請求項6】 上記第2論理回路はインバータであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    ソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  7. 【請求項7】 上記第2論理回路はクロックトインバー
    タであることを特徴とする請求項4記載のソフトエラー
    耐性強化ラッチ回路。
  8. 【請求項8】 上記第1スイッチ回路はNチャンネルM
    ISトランジスタとPチャンネルMISトランジスタと
    が並列接続された転送ゲートであることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1つに記載のソフトエラー耐性
    強化ラッチ回路。
  9. 【請求項9】 上記第1スイッチ回路はクロックトイン
    バータであることを特徴とする請求項4記載のソフトエ
    ラー耐性強化ラッチ回路。
  10. 【請求項10】 上記第2スイッチ回路はNチャンネル
    MISトランジスタとPチャンネルMISトランジスタ
    とが並列接続された転送ゲートであることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1つに記載のソフトエラー耐
    性強化ラッチ回路。
  11. 【請求項11】 上記第2論理回路はその上記出力ノー
    ドの一部としてMISトランジスタのドレイン領域(3
    2N)を有し、 上記容量付加部は、該ドレイン領域の不純物濃度を該M
    ISトランジスタのソース領域(33N)のそれより高
    くすることにより形成されている、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載
    のソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  12. 【請求項12】 上記第2論理回路はその上記出力ノー
    ドの一部としてMISトランジスタのドレイン領域(3
    2N)を有し、 上記容量付加部は、該ドレイン領域と接する基板又はウ
    ェルの部分の不純物濃度を、該MISトランジスタのソ
    ース領域(33N)と接する該基板又は該ウェルの部分
    のそれより高くすることにより形成されている、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載
    のソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  13. 【請求項13】 上記第2論理回路はその上記出力ノー
    ドの一部として第1MISトランジスタのドレイン領域
    (47)を有し、 上記容量付加部は、該第1MISトランジスタと隣り合
    い一方の電極(47)を該ドレイン領域と共有する第2
    MISトランジスタのゲート容量であり、該第2MIS
    トランジスタがオンになる電位がそのゲート電極(5
    1)に供給され、 上記第2スイッチ回路は、該第2MISトランジスタと
    隣り合い一方の電極(46)を該第2MISトランジス
    タの他方の電極と共有する第3MISトランジスタを有
    する、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載
    のソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  14. 【請求項14】 上記第2MISトランジスタのゲート
    絶縁膜は、その誘電率が上記第1MISトランジスタの
    それより大きいことを特徴とする請求項13記載のソフ
    トエラー耐性強化ラッチ回路。
  15. 【請求項15】 上記第2論理回路はその上記出力ノー
    ドの一部として第1MISトランジスタのドレイン領域
    (46)を有し、 上記第2スイッチ回路は、該第1MISトランジスタと
    隣り合い一方の電極(46)を該第1MISトランジス
    タの該ドレイン領域と共有する第2MISトランジスタ
    を有し、 上記容量付加部は、該第2MISトランジスタのゲート
    電極の面積を、該第1MISトランジスタのそれより広
    くすることにより形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至8のいずれか1つに記載のソフトエラー耐性強
    化ラッチ回路。
  16. 【請求項16】 上記第2論理回路はその上記出力ノー
    ドの一部として第1MISトランジスタのドレイン領域
    (46A)を有し、 上記第2スイッチ回路は、該第1MISトランジスタと
    隣り合い一方の電極(46A)を該第1MISトランジ
    スタの該ドレイン領域と共有する第2MISトランジス
    タを有し、 上記容量付加部は、該ドレイン領域の上方に導体電極
    (51A)が絶縁膜を介して配置されることにより形成
    されている、 ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載
    のソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  17. 【請求項17】 上記導体電極(51A)は、基準電位
    が供給されるメタル配線であり、半導体基板に最も近い
    第1配線層よりも該半導体基板に接近して形成されてい
    ることを特徴とする請求項16記載のソフトエラー耐性
    強化ラッチ回路。
  18. 【請求項18】 上記導体電極は、基準電位が供給され
    るメタル配線(54)であり、半導体基板に最も近い第
    1メタル配線層に形成され、該メタル配線の上記ドレイ
    ン領域(46)と対向する面が該ドレイン領域側へ突出
    していることを特徴とする請求項16記載のソフトエラ
    ー耐性強化ラッチ回路。
  19. 【請求項19】 上記ドレイン領域(46A)の上記導
    体電極側の面に、他の導体電極(56)が接合されてい
    ることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1つ
    に記載のソフトエラー耐性強化ラッチ回路。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至8のいずれか1つに記載
    のソフトエラー耐性強化ラッチ回路が半導体チップに形
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  21. 【請求項21】 半導体基板へのα線入射により論理回
    路のノードに収集される収集電荷量を算出し、 該ノードの論理レベルが反転するのに必要な臨界電荷量
    を算出し、 該収集電荷量が該臨界電荷量より大きい場合に、ソフト
    エラーを阻止するために該ノードに付加すべき容量を算
    出し、 該ノードに該容量を付加する、 ことを特徴とするソフトエラー耐性強化設計方法。
  22. 【請求項22】 半導体集積回路の設計データを参照し
    て上記収集電荷量、上記臨界電荷量及び上記容量を算出
    し、設計変更として上記容量の付加を行うことを特徴と
    する請求項21記載のソフトエラー耐性強化設計方法。
  23. 【請求項23】 上記論理回路はメモリの周辺回路に含
    まれるラッチ回路であることを特徴とする請求項22記
    載のソフトエラー耐性強化設計方法。
  24. 【請求項24】 上記ラッチ回路は、請求項1乃至19
    のいずれか1つに記載の半導体装置から上記容量付加部
    を除いたものであり、 このラッチ回路に該容量付加部を付加することにより上
    記容量の付加を行う、 ことを特徴とする請求項23記載のソフトエラー耐性強
    化設計方法。
  25. 【請求項25】 請求項21乃至24のいずれか1つに
    記載の方法を実施するためのプログラムが記録されてい
    ることを特徴とする記録媒体。
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