JP2000195088A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP2000195088A
JP2000195088A JP11000318A JP31899A JP2000195088A JP 2000195088 A JP2000195088 A JP 2000195088A JP 11000318 A JP11000318 A JP 11000318A JP 31899 A JP31899 A JP 31899A JP 2000195088 A JP2000195088 A JP 2000195088A
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JP
Japan
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light beam
light
light source
opening
reinforcing plate
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Pending
Application number
JP11000318A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Katayama
寛 片山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体の強度を確保するとともに読み取り精度
の高い光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】 光ビームを記録媒体Mに向けて射出する
レーザチップ14を有する半導体レーザ10と、半導体
レーザ10と記録媒体Mとの間に設けられて光ビームを
分岐させる偏光ビームスプリッタ2と、レーザチップ1
4の近傍に設けられて記録媒体Mで反射する光ビームを
受光する受光素子12と、半導体レーザ10及び偏光ビ
ームスプリッタ2とを一体に保持する筐体1と、半導体
レーザ10と偏光ビームスプリッタ2との間に設けられ
て筐体1を補強する補強板1aとを備え、光ビームが通
る楕円形の開口部1bを補強板1aに設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ等の
光ビームを記録媒体に照射して記録再生を行う光ピック
アップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ミニディスク(MD)や光磁気ディスク
(MO)等の記録媒体に情報を記録再生する従来の光ピ
ックアップ装置は図7に示すように構成されている。光
ピックアップ装置の筐体1の端部に配された半導体レー
ザ10内のレーザチップ(不図示)から射出される光ビ
ームは、偏光ビームスプリッタ2によって分岐される。
【0003】一方の偏光ビームスプリッタ2を透過する
光ビームは、コリメートレンズ3により平行光にされて
反射ミラー4を介して記録媒体Mに照射される。他方の
偏光ビームスプリッタ2で反射する光ビームは、図示し
ない光ビームの出力を検知する検知装置に照射され、そ
の検知結果に基づいて半導体レーザ10の出力が制御さ
れるようになっている。そして、記録媒体Mで反射した
光ビームは同じ経路を逆に通って半導体レーザ10の内
部に設けられた受光素子(不図示)に受光され、フォー
カシングエラー等を検出できるようになっている。
【0004】また、筐体1には筐体1を補強する補強板
1aが設けられており、補強板1aには光ビームが通過
する開口部(不図示)が設けられている。開口部は筐体
1の強度を充分確保するように、光ビームの径が小さい
半導体レーザ10と偏光ビームスプリッタ2との間に配
されて開口面積を小さくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光ピックアップ装置によると、補強板1aに設けら
れる開口部1bは図8に示すようにコリメートレンズ3
の開口数NAに応じた直径の円形に形成される。光ビー
ムの形状は図中、Aのように楕円形状になっており、x
断面及びy断面における光束の強度分布はf(x)、f
(y)に示すようになっている。このため、y方向にお
いて図中、A1部分が補強板1aによって反射される。
【0006】従って、図9に示すように、半導体レーザ
10のレーザチップ14から射出されて一部補強板1b
で反射する光ビーム(A1部分)が矢印Bのように受光
素子12に入光し、記録媒体Mからの情報の読み取り精
度を低下させる問題があった。光ビームが補強板1aで
反射しないように、光ビーム形状(A)の長径に略一致
した円形の開口部1bを設けることも可能であるが、こ
の場合には、筐体1の強度が低下する。このため、熱や
共振によって筐体1が変形やたわみを生じ、光ビームが
所望の位置に照射されずに書き込み及び読み取りの精度
を劣化させてしまう問題があった。
【0007】本発明は、筐体の強度を確保するとともに
読み取り精度の高い光ピックアップ装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明は、光ビームを記録媒体に
向けて射出する光源と、前記光源と前記記録媒体との間
に設けられて前記光ビームを分岐させる分岐光学系と、
前記光源の近傍に設けられて前記記録媒体から反射する
前記光ビームを受光する受光素子と、前記光源、前記受
光素子及び前記分岐光学系とを一体に保持する筐体と、
前記光源と前記分岐光学系との間に設けられて前記筐体
を補強する補強板とを備え、前記光ビームが通る楕円形
の開口部を前記補強板に設けたことを特徴としている。
【0009】この構成によると、光源から射出される光
ビームは楕円形の開口部及び分岐光学系を通って記録媒
体に照射される。記録媒体で反射した光ビームは分岐光
学系及び開口部を通って受光素子に入光する。
【0010】また請求項2に記載された発明は、請求項
1に記載された光ピックアップ装置において、前記補強
板の前記光源側の面に、光ビームの反射を防止する反射
防止部材を施したことを特徴としている。この構成によ
ると、光源から射出される光ビームは楕円形の開口部及
び分岐光学系を通って記録媒体に照射される。記録媒体
で反射した光ビームは分岐光学系及び開口部を通って受
光素子に入光する。この時、光源から射出されて開口部
の周囲に照射される光ビームは反射防止部材に吸収され
るようになっている。
【0011】また請求項3に記載された発明は、請求項
1に記載された光ピックアップ装置において、前記補強
板の前記光源側の面を、光ビームを散乱させる散乱面に
したことを特徴としている。この構成によると、光源か
ら射出される光ビームは楕円形の開口部及び分岐光学系
を通って記録媒体に照射される。記録媒体で反射した光
ビームは分岐光学系及び開口部を通って受光素子に入光
する。この時、光源から射出されて開口部の周囲に照射
される光ビームは散乱面により散乱するようになってい
る。
【0012】また請求項4に記載された発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載された光ピックアップ
装置において、前記補強板の前記光源側の面における前
記開口部の周囲を、凸面または凹面にしたことを特徴と
している。この構成によると、光源から射出される光ビ
ームは楕円形の開口部及び分岐光学系を通って記録媒体
に照射される。記録媒体で反射した光ビームは分岐光学
系及び開口部を通って受光素子に入光する。この時、光
源から射出されて開口部の周囲に照射される光ビームは
凸面または凹面の部分により受光素子から離れるように
反射するようになっている。
【0013】また請求項5に記載された発明は、光ビー
ムを記録媒体に向けて射出する光源と、前記光源と前記
記録媒体との間に設けられて前記光ビームを分岐させる
分岐光学系と、前記光源の近傍に設けられて前記記録媒
体から反射する前記光ビームを受光する受光素子と、前
記光源、前記受光素子及び前記分岐光学系とを一体に保
持する筐体と、前記光源と前記分岐光学系との間に設け
られて前記筐体を補強するとともに前記光ビームが通る
開口部を有する補強板とを備え、前記補強板の前記光源
側の面における前記開口部の周囲を凸面または凹面にし
たことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図を参照して
説明する。説明の便宜上従来例の図7〜図9と同一の部
材については同一の符号を付している。図1は本発明の
光ピックアップ装置の第1実施形態を示す概略構成図で
ある。光ピックアップ装置の筐体1の端部には半導体レ
ーザ10が配されている。
【0015】半導体レーザ10は図2に示すように光ビ
ームを射出するレーザチップ14(光源)と記録媒体M
で反射した光ビームを受光する受光素子12とがパッケ
ージ11上に形成され、ホログラム素子13に覆われて
いる。また、半導体レーザー10には受光素子12が受
光した情報によりフォーカスエラー信号を発生するフォ
ーカス検知回路15が接続されている。
【0016】レーザチップ14から射出される光ビーム
は、偏光ビームスプリッタ2(分岐光学系)によって分
岐される。一方の偏光ビームスプリッタ2を透過する光
ビームは、コリメートレンズ3により平行光にされて反
射ミラー4及び対物レンズ5を介して記録媒体Mを照射
するようになっている。他方の偏光ビームスプリッタ2
で反射する光ビームは、光ビームの出力を検出する光検
出装置6に照射され、検出結果に基づいてレーザチップ
14の出力が制御されるようになっている。
【0017】記録媒体Mで反射した光ビームは対物レン
ズ5、反射ミラー4を通って偏光ビームスプリッタ2に
よって分岐される。一方の偏光ビームスプリッタ2で反
射する光ビームは、ウォラストンプリズム7によって4
5゜検波されて2つの光束に分離され、集光レンズ8に
よって光検出装置9に照射される。光検出装置9の2つ
の光束による出力信号を差動検出して再生信号及びトラ
ッキングエラー信号が得られるようになっている。
【0018】他方の偏光ビームスプリッタ2を透過する
光ビームは、半導体レーザ10の受光素子12に受光さ
れるようになっており、フォーカス検知回路15により
フォーカス信号が得られるようになっている。
【0019】また、筐体1には、光ビームが通過する開
口部1bを有するとともに、筐体1を補強する補強板1
aが設けられている。補強板1aは開口部1bの開口面
積を小さくして筐体1の強度低下を防止するために、光
ビームの径が小さい半導体レーザ10と偏光ビームスプ
リッタ2との間に配されている。そして、図3に示すよ
うに補強板1aは筐体1と一体に形成されるとともに、
開口部1bは楕円形状にしている。
【0020】開口部1b部分の詳細を図4に示すと、開
口部1bは通過する光ビームのビーム形状Aに略等しい
大きさの楕円形状にすることで、x、y断面の強度分布
f(x)、f(y)において強度の低い部分(A2、A
3)となる開口部1bの周辺の光ビームA’のみが補強
板1aで反射する。従って、前述の図8に示す従来例に
比して、補強板1aで反射して受光素子12に入光する
光ビームの量を削減し、受光素子12によるフォーカス
エラー信号等の信号の検出精度を向上させることができ
る。そして、従来例に比して開口部1bを一方向のみに
大きくした最小限の大きさにしているので筐体1の強度
を確保することができる。
【0021】また、図3において、補強板1aの半導体
レーザ10が配される側の面1cの表面に黒色の塗料を
塗布すると、開口部1bの周辺部分の光ビームA’を吸
収するため、更に受光素子12による信号の検出精度を
向上させることができるので望ましい。黒色の塗料の塗
布に限らず、他の反射防止膜を形成してもよい。また、
面1cの表面に微小な凹凸を設けて開口部1bの周辺部
分の光ビームA’を散乱させても、受光素子12への入
光量を減少させて信号の検出精度を向上させることが可
能である。
【0022】次に図5は本発明の第2実施形態の光ピッ
クアップ装置に使用される筐体1の補強板1aを示す図
であり、(a)、(b)は夫々正面図及び側面断面図を
示している。他の構成は第1実施形態と同様である。補
強板1aの半導体レーザ10が配される側の面1cに
は、開口部1bの周囲において凸面に形成される凸部1
dを設けている。凸面の形状及び受光素子12の配置を
適切に選択することで、開口部1bの周辺部分に照射さ
れる光ビームA’(図4参照)は凸部1dで反射する
が、受光素子12から離れるように反射させて受光素子
12に入光する量を削減することができる。従って、受
光素子12による信号の検出精度を向上させることが可
能である。
【0023】図6の第3実施形態に示すように、補強板
1aの半導体レーザ10が配される側の面1cに開口部
1bの周囲において凹面に形成される凹部1eを設けて
も同様の効果を得ることができる。また、前述の図8に
示すように開口部1bが円形の場合においても開口部1
bの周囲を凸面または凹面にすることで、開口部1bの
周辺部分に照射される光ビームを受光素子12から離れ
るように反射させて受光素子12に入光する量を削減
し、受光素子12による信号の検出精度を向上させるこ
とが可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によると、開口部を光ビ
ームの形状に略一致した楕円形状の最小限の大きさにし
て筐体の強度を低下させることなく、補強板で反射する
光ビームの量を削減し、受光素子によるフォーカスエラ
ー信号等の信号の検出精度を向上させることができる。
【0025】請求項2の発明によると、補強板の面に反
射防止部材を施すことにより開口部の周辺で反射して受
光素子に入光する光ビームの量を更に削減することがで
き、受光素子による信号の検出精度を向上させることが
できる。
【0026】請求項3の発明によると、補強板の面を散
乱面にすることにより開口部の周辺で反射して受光素子
に入光する光ビームの量を更に削減することができ、受
光素子による信号の検出精度を更に向上させることがで
きる。
【0027】請求項4、請求項5の発明によると、開口
部の周囲を凹面または凸面にすることにより、開口部の
周辺で反射して受光素子に入光する光ビームの量を簡単
に削減することができ、受光素子による信号の検出精度
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の光ピックアップ
装置を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の光ピックアップ
装置を示す部分詳細図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の光ピックアップ
装置の筐体を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の光ピックアップ
装置の光ビーム形状を示す図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の光ピックアップ
装置の補強板を示す部分詳細図である。
【図6】 本発明の第3実施形態の光ピックアップ
装置の補強板を示す部分詳細図である。
【図7】 従来の光ピックアップ装置を示す概略構
成図である。
【図8】 従来の光ピックアップ装置の光ビーム形
状を示す図である。
【図9】 従来の光ピックアップ装置を示す部分詳
細図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a 補強板 1b 開口部 2 偏光ビームスプリッタ 3 コリメートレンズ 4 反射ミラー 5 対物レンズ 6、9 光検出装置 8 集光レンズ 10 半導体レーザ 12 受光素子 14 レーザチップ M 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを記録媒体に向けて射出する光
    源と、前記光源と前記記録媒体との間に設けられて前記
    光ビームを分岐させる分岐光学系と、前記光源の近傍に
    設けられて前記記録媒体から反射する前記光ビームを受
    光する受光素子と、前記光源、前記受光素子及び前記分
    岐光学系を一体に保持する筐体と、前記光源と前記分岐
    光学系との間に設けられて前記筐体を補強する補強板と
    を備え、前記光ビームが通る楕円形の開口部を前記補強
    板に設けたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記補強板の前記光源側の面に、光ビー
    ムの反射を防止する反射防止部材を施したことを特徴と
    する請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記補強板の前記光源側の面を、光ビー
    ムを散乱させる散乱面にしたことを特徴とする請求項1
    に記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記補強板の前記光源側の面における前
    記開口部の周囲を、凸面または凹面にしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光ピック
    アップ装置。
  5. 【請求項5】 光ビームを記録媒体に向けて射出する光
    源と、前記光源と前記記録媒体との間に設けられて前記
    光ビームを分岐させる分岐光学系と、前記光源の近傍に
    設けられて前記記録媒体から反射する前記光ビームを受
    光する受光素子と、前記光源、前記受光素子及び前記分
    岐光学系とを一体に保持する筐体と、前記光源と前記分
    岐光学系との間に設けられて前記筐体を補強するととも
    に前記光ビームが通る開口部を有する補強板とを備え、
    前記補強板の前記光源側の面における前記開口部の周囲
    を凸面または凹面にしたことを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365511A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Nidec Copal Corp レーザ投光ユニット
JP2006302334A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Sanyo Electric Co Ltd ピックアップ装置

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