JP2000194897A - 硬貨払出部とこれを用いた硬貨識別装置 - Google Patents
硬貨払出部とこれを用いた硬貨識別装置Info
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Abstract
納される硬貨6の厚みより厚くするとともに、収納孔1
7の底板12側は、収納孔17に収納された硬貨6の厚
みの下側から上方に向かって開いたテーパ16を有する
構成としているので、最下層の硬貨6aと底板12が強
くすれることはないので、硬貨払出部の寿命を延ばすこ
とができる。
Description
用される硬貨払出部とこれを用いた硬貨識別装置に関す
るものである。
する。従来の硬貨払出部は、図3に示すように、硬貨識
別装置1の下方に設けられている。ところで、この硬貨
識別装置1は、硬貨の投入口から投入された硬貨は識別
部2で識別されて、振分部3で金種別に振り分けられ
る。金種別に振り分けられた硬貨は、それぞれの金種に
応じた収納筒5に積層収納される。そして、必要に応じ
て硬貨払出部から払い出されるわけである。
る。図4は、複数個ある硬貨収納筒の1つを示したもの
である。図4(a)において、5は収納筒であり、硬貨
6が積層収納されている。また、7は積層収納された硬
貨6の下方に設けられた底板で、8は第1のスライダで
ある。底板7の端面7aとの間に第1のスライダ8を摺
動させることにより、硬貨の払出口9が形成される。1
0は第2のスライダであり、底板7およびスライダ8と
収納筒5の下端との間を摺動できるように形成されてい
る。また、10aは、収納筒5の最下部の硬貨6aが収
納される収納孔である。ここで、硬貨6aを払い出す場
合、第2のスライダ10をA方向へ引くことにより最下
層の硬貨6aがA方向へ引き出される。このとき硬貨6
aを払い出す場合には、第1のスライダ8もA方向に引
かれ、払出口9を通って硬貨6aが払い出しされるわけ
である。また、この最下層の硬貨6aを払い出さない場
合には、第1のスライダ8はそのまま待機位置に停止し
ており、第2のスライダ10のみA方向に移動する。こ
の場合には、第2のスライダ10がA方向に引かれる
が、次にスライダ10をB方向に戻すことによって、硬
貨6aは、また、元の収納筒5に戻るわけである。ここ
で、この第2のスライダ10の厚み10bは、硬貨6の
厚みよりも小さく構成されている。なぜなら、これより
厚くすると硬貨6を2枚一度に引き出すことになるの
で、これを防止するためのものである。
な従来の構成では、図4(b)に示すように、第2のス
ライダ10の厚み10bは、硬貨6の厚みより小さいの
で、スライダ10を引き出した状態においては、積層収
納された硬貨6の重量によるC方向の力を受ける。つま
り、最下層の硬貨6aは底板7の面より下がることにな
る。このことにより、図4(c)に示すように、B方向
に第2のスライダ10を摺動させると最下層の硬貨6a
の先端6bは、底板7の先端7aと衝突することにな
る。さらに、この状態でB方向に第2のスライダ10が
押されるので、底板7の先端7aやこの先端7aに続く
上面7bが削られるという問題があった。また、第2の
スライダ10の厚み10bは、硬貨6の厚みより小さい
ので、第2のスライダ10を戻すには大きな力も必要で
あった。本発明は、このような課題を解決するもので、
寿命の長い硬貨払出部を提供することを目的としたもの
である。
に、本発明の硬貨払出部の第2のスライダは、収納筒に
収納される硬貨の厚みより厚くするとともに、収納孔の
底板側は、前記収納孔に収納された硬貨の厚みの下側か
ら上方に向かって開いたテーパを有する構成としたもの
である。これにより、硬貨払出部の長寿命化を図ること
ができる。
は、硬貨が積層収納される収納筒と、この収納筒の下方
に設けられた底板と、この底板の一端との間に硬貨を払
い出す払出口を形成する第1のスライダと、この第1の
スライダおよび前記底板と前記収納筒の下端との間を摺
動するとともに、前記収納筒の最下層の硬貨を引き出す
第2のスライダと、この第2のスライダの前記収納筒側
に設けられるとともに、前記収納筒の最下部の硬貨が収
納される収納孔とを備え、前記第2のスライダは、前記
収納筒に収納される硬貨の厚みより厚くするとともに、
前記収納孔の底板側は、前記収納孔に収納された硬貨の
厚みの下側から上方に向かって開いたテーパを有する硬
貨払出部であり、このように、第2のスライダの厚みを
硬貨の厚みより厚くしているので、底板の先端に続く上
面が削られることはない。また、この厚みで、上方に積
層収納された硬貨をガードするので、最下層の硬貨を戻
すのに大きな力を必要としない。このことにより、底板
に傷をつけることもなく、硬貨払出部の寿命を長くする
ことができる。また、硬貨厚みの下側から上方に向かっ
てテーパを有しているので、1枚ずつ確実に硬貨を払い
出すことができる。
の厚みを硬貨の厚みより略0.2mm厚くした請求項1
記載の硬貨払出部であり、このように厚くすることによ
り、最下層の硬貨は積層収納された硬貨との間に隙間を
発生させることができ、積層硬貨からの干渉がなくな
り、積層収納された硬貨枚数に影響されず少ない力で安
定した確実な払い出しが可能となる。
角を水平方向に対し、略25度とした請求項2記載の硬
貨払出部であり、このようなテーパ角を設けることによ
り、確実に硬貨を引っ張ることができるとともに最下層
の硬貨は、隙間を有するので引っ張る力を少なくでき
る。
孔側の水平方向に対して略25度のテーパを設けた請求
項1記載の硬貨払出部であり、このようなテーパ角を設
けることにより、戻し力を少なくすることができる。
のいずれかに記載の硬貨払出部を用いた硬貨識別装置で
あり、このような硬貨払出部を用いることにより、寿命
の長い硬貨識別装置を実現することができる。
を用いて説明する。図1において、11は硬貨6が積層
収納された収納筒である。12は収納筒11の下方に設
けられた底板で、この底板12の先端12aに対向して
第1のスライダ13が設けられており、この第1のスラ
イダ13は、A方向へあるいは、B方向へ摺動すること
ができる。この第1のスライダ13がA方向に移動する
ことにより、最下層の硬貨6aが払い出される払出口1
4が先端12aとの間に形成される。また、15は第2
のスライダであり、この第2のスライダ15は、収納筒
11の下端と底板12あるいは第1のスライダ13との
間に摺動可能に設けられている。そして、この第2のス
ライダ15もやはり第1のスライダ13と同様にA方向
あるいはB方向に摺動可能に設けられている。なお17
は収納筒の収納孔である。
る。図2において、17aは500円硬貨が収納される
収納孔であり、17bは10円硬貨が収納される収納孔
である。また、17cは50円硬貨が収納される収納孔
であり、17dは100円硬貨が収納される収納孔であ
る。そして、17eは補助硬貨が収納される収納孔であ
る。このように、収納筒11は複数個設けられており、
それぞれの金種により定められた収納筒11に硬貨が積
層収納されるわけである。これでもわかるように硬貨を
払い出す場合には、500円硬貨の収納筒17aから補
助硬貨の収納孔17eまでのすべての収納孔を一度に引
き出したり、戻したりしている。そして、このとき実際
に払い出される硬貨は、この下に設けられている第1の
スライダ13がともに摺動するかどうかで決定される。
つまり、複数個ある収納筒11の該当された収納筒11
の硬貨を払い出す場合は、第1のスライダ13と第2の
スライダ15とは同様に引かれる。選択されていない収
納筒11の場合では、第1のスライダ13は停止してお
り、第2のスライダ15のみA方向あるいはB方向に摺
動する。
は、硬貨6の厚みよりも約0.2mm厚くしている。
(これは、0.1から0.4mmの厚みがあればよ
い。)このように厚みを約0.2mm厚くすることによ
り、第2のスライダ15を引き出す時に空間部18が形
成され、収納筒11に積層収納された硬貨6の枚数に影
響されることなく安定した払い出しが可能となる。ま
た、第2のスライダ15には、テーパ16が形成されて
いる。このテーパ16は、硬貨6の板厚より下方から始
まって上方に向かって広がったテーパであり、そのテー
パ角は、硬貨の水平面に対し約25度の角度としてい
る。この角度は15度から35度の角度を用いれば良好
な結果が得られる。さらには、補助収納筒のような複数
種の金種に対応する収納筒11の場合は、もっとも薄い
硬貨6の厚みより低い位置からテーパを形成し始めると
ともに第2のスライダ15の厚みをもっとも厚い硬貨6
の厚み以上にすることで、同様な効果が得られる。この
ように、第2のスライダ15の厚みを硬貨6の厚みより
厚くし、硬貨6の厚みより低い位置からテーパを設けた
硬貨払出部を硬貨識別装置に用いることで長寿命の硬貨
識別装置が実現できる。
ライダ15の収納筒11側に設けられるとともに、収納
筒11の最下部の硬貨が収納される収納孔17a〜17
eを設けている。また、第2のスライダ15は、収納筒
11に収納される硬貨6の厚みより厚くするとともに、
収納孔17a〜17eの少なくとも底板12側は、収納
孔17a〜17eに収納された硬貨の厚みの下側から上
方に向かって開いたテーパ16を有しているので、底板
12の先端12aに続く上面が削られることはない。ま
た、このテーパ16により硬貨6は2枚同時に引き出さ
れることもない。さらには、この厚み15aで、上方に
積層収納された硬貨6をガードするので、最下層の硬貨
6aに力が加わることがない。したがって、最下部の硬
貨6aは、収納筒11に積層収納された硬貨6の枚数に
影響されなく、安定した硬貨払い出しが実現できる。
の厚みを硬貨の厚みより厚くしているので底板の先端に
続く上面が削られることはない。また、この厚みで、上
方に積層収納された硬貨をガードするので最下層の硬貨
を戻すのに大きな力を必要としないので、底板を傷つけ
ることもなく、硬貨払出部の寿命を長くすることができ
る。また、硬貨厚みの下側から上方に向かってテーパを
有しているので、1枚ずつ確実に硬貨を払い出すことが
できる。
出部の第1の状態を示す要部断面図 (b)は、同、第2の状態を示す要部断面図
す要部断面図 (b)は、同、第2の状態を示す要部断面図 (c)は、同、第3の状態を示す要部断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 硬貨が積層収納される収納筒と、この収
納筒の下方に設けられた底板と、この底板の一端との間
に硬貨を払い出す払出口を形成する第1のスライダと、
この第1のスライダおよび前記底板と前記収納筒の下端
との間を摺動するとともに、前記収納筒の最下層の硬貨
を引き出す第2のスライダと、この第2のスライダの前
記収納筒側に設けられるとともに、前記収納筒の最下部
の硬貨が収納される収納孔とを備え、前記第2のスライ
ダは、前記収納筒に収納される硬貨の厚みより厚くする
とともに、前記収納孔の底板側は、前記収納孔に収納さ
れた硬貨の厚みの下側から上方に向かって開いたテーパ
を有する硬貨払出部。 - 【請求項2】 第2のスライダの厚みは、対象硬貨の厚
みより略0.2mm厚くした請求項1記載の硬貨払出
部。 - 【請求項3】 収納孔のテーパ角は、水平方向に対し、
略25度とした請求項2記載の硬貨払出部。 - 【請求項4】 底板には、収納孔側の水平方向に対して
略25度のテーパを設けた請求項1記載の硬貨払出部。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の硬貨
払出部を用いた硬貨識別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36889198A JP3622544B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 硬貨払出部とこれを用いた硬貨識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36889198A JP3622544B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 硬貨払出部とこれを用いた硬貨識別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000194897A true JP2000194897A (ja) | 2000-07-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36889198A Expired - Fee Related JP3622544B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 硬貨払出部とこれを用いた硬貨識別装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3622544B2 (ja) |
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1998
- 1998-12-25 JP JP36889198A patent/JP3622544B2/ja not_active Expired - Fee Related
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