JP2000194663A - 演算装置及び演算処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

演算装置及び演算処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000194663A
JP2000194663A JP36689698A JP36689698A JP2000194663A JP 2000194663 A JP2000194663 A JP 2000194663A JP 36689698 A JP36689698 A JP 36689698A JP 36689698 A JP36689698 A JP 36689698A JP 2000194663 A JP2000194663 A JP 2000194663A
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regression
data
list
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input
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JP36689698A
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Yoshitaka Asayama
義啓 朝山
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】統計データ等に対し回帰計算を行なうための演
算装置であって、集計されたデータに対し、最も近似し
ている回帰を容易に特定すること。 【解決手段】任意のリストデータLIST1,LIST2 を計算対
象のリストデータLIST-X,LIST-Yとし、「EXE」キー
の操作により回帰計算の実行を指示すると、例えば9種
類の回帰(REG1〜REG9)のそれぞれについて順次、各対
応する回帰式の係数が計算されると共に、該計算された
係数及び計算対象リストの各X値を代入して得られる各
Y値からなる出力リストが計算され、さらに入出力リス
ト間での残差リストが計算されて回帰演算データメモリ
に記憶される。そして、前記残差リストに応じた総和
(ΣX)等が計算されて結果データメモリに記憶され、
この各種回帰毎の結果データを比較して最小値の結果デ
ータが得られた種類の回帰の式が、前記計算対象リスト
データに最も近似した回帰として表示出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、統計データ等に対
し回帰計算を行なうための演算装置及び演算処理プログ
ラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばあるXとYからなる統計データが
得られた際に、特定の回帰式をあてはめて回帰計算を行
なうことで、その回帰式の計数を求め、当該統計データ
の関係を分析することができる。
【0003】この際、分析の対象となる統計データにあ
てはめる回帰式としては、1次回帰/2次回帰/3次回
帰/4次回帰/対数回帰/指数回帰/べき乗回帰/SI
N回帰/ロジスティック回帰等、各種の回帰の中から適
当な回帰式を特定して計算し、回帰係数を求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
種の回帰の中で、分析対象となる統計データがどの回帰
に最も近似されるかを特定するためには、各種回帰のそ
れぞれの式について1つずつ計算を行ない、この後、そ
のそれぞれの回帰による計算データを比較して求めなけ
ればならず、非常に手間が掛かり面倒な問題がある。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、集計されたデータに対し、最も近似している
回帰を容易に特定することが可能になる演算装置及び演
算処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
演算装置は、任意のリストデータを入力するリスト入力
手段と、複数種類の回帰の式を記憶している回帰式記憶
手段と、前記リスト入力手段により入力されたリストデ
ータに基づき、前記回帰式記憶手段に記憶されている複
数種類の回帰の式のそれぞれについて順次回帰計算を実
行する回帰計算手段と、この回帰計算手段により計算さ
れた前記入力リストデータに対する前記複数種類の回帰
毎の計算結果データのそれぞれを比較する結果比較手段
と、この結果比較手段による前記複数種類の回帰毎の計
算結果データそれぞれの比較結果に基づき、前記入力リ
ストデータに最も近似した回帰の式を特定する近似回帰
式特定手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】このような演算装置によれば、任意に入力
されたリストデータに対し、回帰式記憶手段に記憶され
ている複数種類の回帰の式のそれぞれについて順次自動
的に回帰計算が実行され、この計算された前記入力リス
トデータに対する前記複数種類の回帰毎の計算結果デー
タ、例えば入力リストデータに対する出力リストデータ
が算出されてその入出力リスト間の残差それぞれが比較
され、その比較結果により、例えば前記入出力間残差が
最小である回帰の式が、前記入力リストデータに最も近
似した回帰の式として特定される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0009】図1は本発明の実施形態に係わる電子計算
装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0010】この電子計算装置は、コンピュータ等から
なる制御部(CPU)11を備えている。
【0011】制御部(CPU)11は、キー入力部12
によるキー操作信号に応じてROM13に予め記憶され
ているシステムプログラム、あるいは外部記録媒体15
に予め記憶されている計算装置制御用プログラムを記録
媒体読み取り部14により読み取らせて起動させ、RA
M16をワークメモリとして回路各部の動作の制御を行
なうものである。
【0012】この制御部(CPU)11には、前記キー
入力部12、ROM13、記録媒体読み取り部14、R
AM16が接続されると共に、表示駆動回路17を介し
て液晶表示部18が接続される。
【0013】キー入力部12には、数値キー,演算子キ
ー,関数キー等の各種の数値・記号キー群からなるデー
タ入力キー12aが備えられると共に、通常計算モー
ド,関数計算モード,回帰計算モード,自動回帰計算モ
ード,グラフ計算モード等の各種の計算モードを選択す
るためのメニュー画面を表示させる際に操作される「M
ENU」キー12b、前記回帰計算モードにおいて集計
した統計データのリストを入力設定する際に操作される
「LIST」キー12c、前記グラフ計算モードにおい
て入力された関数式に対応するグラフの描画表示を指示
する際に操作される「GRAPH」キー12d、選択あ
るいは入力されたデータの設定や計算の実行を指示する
際に操作される「EXE」キー12e、表示画面上での
カーソルの移動やデータ選択、変数値の増減設定等を行
なう際に操作されるカーソルキー「↑」「↓」「←」
「→」12f等が備えられる。
【0014】ROM13には、本電子計算装置の電子回
路におけるの全体の処理を司るシステムプログラムデー
タが予め記憶されると共に、図3に示す回帰処理、図4
に示す回帰リスト作成処理、図5に示す回帰計算処理
等、各種の計算モードの処理を司るサブプログラムデー
タである制御プログラムデータも予め記憶される。
【0015】図2は前記電子計算装置のRAM16に備
えられるデータメモリの構成を示す図である。
【0016】RAM16には、表示データメモリ16
a、回帰式データメモリ16b、計算モードデータメモ
リ16c、リストデータメモリ16d、リスト範囲デー
タメモリ16e、回帰演算データメモリ16f、結果デ
ータメモリ16g、及びワークデータメモリ16h等の
各種のデータメモリが備えられる。
【0017】表示データメモリ16aには、前記各種の
計算モードにおいて液晶表示部18に表示すべき表示デ
ータがビットマップのパターンデータとして展開されて
記憶される。
【0018】回帰式データメモリ16bには、例えば9
種類の回帰(REG1:1次回帰/REG2:2次回帰
/REG3:3次回帰/REG4:4次回帰/REG
5:LOG回帰/REG6:EXP回帰/REG7:P
OWER回帰/REG8:ロジスティック回帰/REG
9:SIN回帰)のそれぞれに対応する関数式が記憶さ
れる。
【0019】計算モードデータメモリ16cには、前記
計算モードを選択するためのメニュー画面に従い選択設
定された計算モードを示すデータが記憶される。
【0020】リストデータメモリ16dには、任意に集
計されて入力された統計データ等の複数のデータリスト
LIST1,LIST2,…が記憶される。
【0021】リスト範囲データメモリ16eには、回帰
計算処理が実行される際に、前記リストデータメモリ1
6dから読出された、あるいは新たに入力された回帰計
算の対象となる統計データに対して、個々のデータ値の
上限及び下限範囲を設定するための範囲設定データ(X
min ,Xmax ,Ymin ,Ymax )が記憶される。
【0022】回帰演算データメモリ16fには、回帰計
算処理の実行に伴ない、前記リスト範囲データメモリ1
6dに記憶されている範囲設定データに応じてその上限
及び下限範囲が設定された回帰計算の対象となる統計デ
ータが計算リストデータとして記憶されると共に、この
計算リストデータに基づき回帰計算されたデータのリス
トが出力リストデータとして記憶され、また、前記計算
リストデータと出力リストデータとの誤差である残差リ
ストのデータが記憶される。
【0023】結果データメモリ16gには、回帰計算処
理の実行に伴ない計算された回帰式の係数、及び前記残
差リストのデータに基づき計算された総和(ΣX),2
乗和(ΣX2 ),標準偏差(Xσn)が記憶される。こ
の結果データメモリ16gに記憶される回帰計算の実行
に伴なう結果データは、自動回帰計算処理にあっては、
自動的に繰り返し計算される各種回帰式それぞれの計算
毎に各対応する結果データが記憶される。
【0024】ワークデータメモリ16hには、各種計算
モードにおける計算制御処理に伴ない、制御部(CP
U)11により入出力されるデータが必要に応じて一時
的に記憶される。
【0025】次に、前記構成による電子計算装置の動作
について説明する。
【0026】図3は前記電子計算装置における回帰処理
を示すフローチャートである。
【0027】図4は前記電子計算装置の回帰処理に伴な
う回帰リスト作成処理を示すフローチャートである。
【0028】図5は前記電子計算装置の回帰処理に伴な
う回帰計算処理を示すフローチャートである。
【0029】図6は前記電子計算装置の回帰処理に伴な
う表示動作を示す図であり、同図(A)は計算対象リス
トデータに対する範囲設定データの表示状態を示す図、
同図(B)は1次回帰の計算に応じた回帰係数の表示状
態を示す図、同図(C)は自動回帰計算の結果データに
応じて特定された回帰式の表示状態を示す図である。
【0030】図7は前記電子計算装置の回帰計算処理に
伴なう演算経過状態を示す図であり、同図(A)は計算
対象として入力されたリストデータを示す図、同図
(B)は前記計算対象リストデータに基づく1次回帰の
計算により出力されたリストデータを示す図、同図
(C)は前記入力リストデータと出力リストデータとに
基づく残差リストデータを示す図、同図(D)は前記残
差リストデータに応じた計算結果を示す図である。
【0031】キー入力部12の「MENU」キー12b
の操作により、各種の計算モードを選択するためのメニ
ュー画面が液晶表示部18に表示された状態で、カーソ
ルキー12fの操作によりメニュー画面上のポインタを
移動させ自動回帰計算モードが選択されると、RAM1
6内の計算モードデータメモリ16cに対して自動回帰
計算モードであることを示すモードデータが記憶され、
ROM13に記憶されている計算装置制御用のプログラ
ムデータに基づき、図3における回帰処理が起動され
る。
【0032】まず、キー入力部12におけるデータ入力
キー12aの操作により、任意に集計された統計データ
が入力されて「LIST」キー12cが操作されると、
この入力された統計データはRAM16内のリストデー
タメモリ16dに対して、1組の統計データ毎にLIS
T1,LIST2,…として記憶される(ステップS1
→S2→S3)。
【0033】また、キー入力部12におけるデータ入力
キー12aの操作により、前記RAM16内のリストデ
ータメモリ16dに記憶されているリストデータを対象
に回帰計算を行なう際に、当該リストデータに対しその
上限及び下限値の範囲を、Xmin ,Xmax ,Ymin ,Y
max として入力して設定すると、この範囲設定データは
RAM16内のリスト範囲データメモリ16eに記憶さ
れる(ステップS1→S2→S4)。
【0034】ここで、RAM16内のリストデータメモ
リ16dに記憶されているリストデータのうちで、例え
ば図7(A)に示すように、LIST1がX、LIST
2がYとして、回帰計算の対象となる統計データとして
指定されると、図6(A)に示すように、LIST−X
としてLIST1が、LIST−YとしてLIST2が
選択指定されたことが液晶表示部18に表示されると共
に、前記リスト範囲データメモリ16eに記憶された範
囲設定データが読み出され、例えばXmin =−3,Xma
x =10,Ymin =−2,Ymax =12として表示され
る。
【0035】そして、キー入力部12の「EXE」キー
12eが操作されて回帰計算の実行が指示されると、図
4における回帰リスト作成処理に移行される(ステップ
S5→SA)。
【0036】この回帰リスト作成処理では、まず、前記
回帰計算の対象となる統計データとして指定されたリス
トデータメモリ16dに記憶されているLIST−X及
びLIST−Y(図7(A)参照)に対し、前記リスト
範囲データメモリ16eに記憶されている範囲設定デー
タ(Xmin =−3,Xmax =10,Ymin =−2,Yma
x =12)に応じてそのそれぞれの上限及び下限値が制
限され、当該範囲設定データで定められた範囲外のリス
トデータが削除される。そして、前記範囲設定データに
よりその上限及び下限値が制限されて範囲外のデータが
削除された後の統計データは、回帰計算用のリストデー
タとしてRAM16内の回帰演算データメモリ16fに
記憶される(ステップA1〜A6)。
【0037】本実施形態の場合、前記図7(A)で示し
たように、回帰計算の対象として入力指定された統計デ
ータは、X及びYのデータの何れにも前記範囲設定デー
タ外の値は存在しないので、入力リストLIST1,L
IST2がそのまま計算対象のリストデータX,Yとし
て前記回帰演算データメモリ16fに記憶される。
【0038】すると、RAM16内の計算モードデータ
メモリ16cに記憶されている計算モードを示すデータ
に基づき、現在の計算モードが自動回帰計算モードであ
ることが判断され、RAM16内の回帰式データメモリ
16bに記憶されている第1の回帰式(REG1:1次
回帰式)がセットされ、図5における回帰計算処理に移
行される(ステップS6→S7,SB)。
【0039】すると回帰計算処理では、まず、前記回帰
演算データメモリ16cに記憶された計算対象のリスト
データ(図7(A)参照)に基づき、前記セットされた
第1の回帰式である1次回帰式(Y=aX+b)の係数
a,bが、次に示すような式に従い計算され、RAM1
6内の回帰演算データメモリ16fに記憶されると共
に、液晶表示部18に表示される(ステップB1、B
2)。
【0040】a=(ΣY−b・ΣX)/n b=(n・ΣXY−ΣX・ΣY)/(n・ΣX2 −(Σ
X)2 ) こうして、前記計算対象のリストデータに基づく1次回
帰式の回帰係数a,bが求められ、例えば図6(B)に
示すように、当該求められた1次回帰の係数がa=0.
9,b=1.3として液晶表示部18に表示されると、
この係数a=0.9,b=1.3をセットした1次回帰
式(Y=aX+b)に対し、前記回帰演算データメモリ
16fに記憶されている計算対象リストデータ(図7
(A)参照)の各X値が順次代入されて各対応するY値
が計算され、図7(B)に示すように、出力リストデー
タとして同回帰演算データメモリ16f内に記憶される
(ステップB3)。
【0041】すると、前記RAM16内の回帰演算デー
タメモリ16fに記憶された計算対象リストデータ(図
7(A)参照)と出力リストデータ(図7(B)参照)
とに基づき、各Y値の差が求められて、図7(C)に示
すような残差リストデータが生成され、同回帰演算デー
タメモリ16fに記憶される(ステップB4)。
【0042】すると、前記回帰演算データメモリ16f
に記憶された残差リストデータ(図7(C)参照)に基
づき、図7(D)に示すように、当該残差データの総和
(ΣX=0),2乗和(ΣX2 =1.9),標準偏差
(Xσn=0.6164414)が算出され(ステップ
B5)、前記回帰演算データメモリ16fに既に算出さ
れて記憶されている1次回帰の係数a=0.9,b=
1.3と共に、当該算出された1次回帰による入出力リ
ストデータ間の残差データに応じた総和(ΣX=0),
2乗和(ΣX2 =1.9),標準偏差(Xσn=0.6
164414)がそれぞれ結果データメモリ16gのR
EG1エリアに記憶される(ステップS8)。
【0043】こうして、前記第1の回帰式(REG1:
1次回帰)による入力リストデータの回帰計算処理が行
なわれ、その出力データリストとの残差に応じた計算結
果が結果データメモリ16gのREG1エリアに記憶さ
れると、全ての種類の回帰(REG1〜REG9)によ
る各計算処理が終了したか否か判断され、この場合に
は、REG1のセットによる1次回帰の計算のみ終了し
ていると判断されるので、次の種類の回帰である第2の
回帰式(REG2:2次回帰)がセットされ、再び、前
記図5における回帰計算処理に移行され、当該2次回帰
による計算処理が前記1次回帰の場合と同様に実行され
てその結果データが結果データメモリ16gのREG2
エリアに記憶される(ステップS9→S10→SB(B
1〜B5),S8)。
【0044】この後、前記ステップSB〜S10におけ
る、各種回帰式毎の回帰計算処理及びその結果データで
ある各回帰係数と入出力リストデータ間の残差データに
応じた総和(ΣX),2乗和(ΣX2 ),標準偏差(X
σn)の記憶処理とが順次繰り返し実行され、ステップ
S9において、全ての種類の回帰(REG1〜REG
9)による各計算処理が終了したと判断されると、前記
結果データメモリ16gのREG1エリア〜REG9エ
リアに対し各種回帰の計算処理毎に順次記憶された残差
に応じた結果データが読み出されて比較され、最小の値
を持つ結果データが得られた種類の回帰式が、前記計算
対象リストデータ(図7(A)参照)対し最も近似され
た式として、例えば図6(C)に示すように、その回帰
係数と共に液晶表示部18に表示される(ステップS9
→S11,S12)。
【0045】この場合、各種回帰毎の結果データ間で比
較する残差に応じた結果データの項目(総和(ΣX),
2乗和(ΣX2 ),標準偏差(Xσn))は、予め何れ
か1つの項目を任意に選択してもよい。
【0046】一方、計算モードデータメモリ16cに記
憶されている現在の設定計算モードを示すモードデータ
が、自動回帰計算モードではなく通常の回帰計算モード
であると判断された場合には、回帰演算データメモリ1
6fに記憶された計算対象のリストデータ(図7(A)
参照)に対して、任意に指定された種類の回帰により計
算処理が実行され、その回帰式の係数が求められると共
に、出力リスト、そして残差リストが計算され、当該回
帰演算データメモリ16fに記憶される(ステップS6
→S13)。
【0047】すると、前記回帰演算データメモリ16f
に記憶された残差リストデータに応じた総和(ΣX),
2乗和(ΣX2 ),標準偏差(Xσn)が計算され、前
記指定された種類の回帰に対応する結果データメモリ1
6g内のREGエリアに記憶され、前記回帰係数と共に
液晶表示部18に表示される(ステップS14)。
【0048】したがって、前記構成の電子計算装置にお
ける自動回帰計算機能によれば、RAM16内のリスト
データメモリ16dに入力されて記憶されている任意の
リストデータLIST1,LIST2を計算対象のリス
トデータLIST−X,LIST−Y(図7(A)参
照)とし、「EXE」キー12eの操作により回帰計算
の実行を指示すると、回帰式データメモリ16bに記憶
されている、例えば9種類の回帰(REG1〜REG
9)のそれぞれについて順次、各対応する回帰式の係数
が計算されると共に、該計算された係数及び計算対象リ
ストの各X値を代入して得られる各Y値からなる出力リ
スト(図7(B)参照)が計算され、さらに入出力リス
ト間での残差リスト(図7(C)参照)が計算されて回
帰演算データメモリ16fに記憶される。そして、前記
残差リストに応じた総和(ΣX),2乗和(ΣX2 ),
標準偏差(Xσn)が計算されて結果データメモリ16
gに記憶され、この結果データメモリ16gに記憶され
た各種回帰毎の結果データを比較して最小値の結果デー
タが得られた種類の回帰の式が、前記計算対象リストデ
ータに最も近似した回帰として液晶表示部18に表示出
力されるので、各種回帰毎の計算を人為的に行ない比較
するといった面倒な作業を行なう必要なく、統計等のリ
ストデータに最も近似する回帰式を非常に簡単に特定す
ることができる。
【0049】また、前記構成の電子計算装置における自
動回帰計算機能によれば、計算対象となるリストデータ
のX値の上下限範囲、及びY値の上下限範囲は、リスト
範囲データメモリ16eにおいて予め任意に設定された
Xの最小〜最大制限値(Xmin 〜Xmax )、Yの最小〜
最大制限値(Ymin 〜Ymax )により制限され、設定範
囲外に逸脱したデータは含まずに回帰計算が行なわれる
ので、例えば統計データとして明らかに傾向の異なるサ
ンプルデータを予め除外して適正に近似した回帰の式を
特定できるようになる。
【0050】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち、図3のフローチャートに示す回帰処理、
図4のフローチャートに示す回帰リスト作成処理、図5
のフローチャートに示す回帰計算処理等の各手法は、コ
ンピュータに実行させることができるプログラムとし
て、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、
磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD
等)、半導体メモリ等の外部記録媒体15に格納して配
布することができる。そして、コンピュータは、この外
部記録媒体15に記録されたプログラムを記録媒体読み
取り部14によって読み込み、この読み込んだプログラ
ムによって動作が制御されることにより、前記実施形態
において説明した自動回帰計算機能を実現し、前述した
手法による同様の最近似回帰特定処理を実行することが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る演算装置に
よれば、任意に入力されたリストデータに対し、回帰式
記憶手段に記憶されている複数種類の回帰の式のそれぞ
れについて順次自動的に回帰計算が実行され、この計算
された前記入力リストデータに対する前記複数種類の回
帰毎の計算結果データ、例えば入力リストデータに対す
る出力リストデータが算出されてその入出力リスト間の
残差それぞれが比較され、その比較結果により、例えば
前記入出力間残差が最小である回帰の式が、前記入力リ
ストデータに最も近似した回帰の式として特定されるよ
うになる。
【0052】よって、集計されたデータに対し、最も近
似している回帰を容易に特定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる電子計算装置の電子
回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子計算装置のRAMに備えられるデータ
メモリの構成を示す図。
【図3】前記電子計算装置における回帰処理を示すフロ
ーチャート。
【図4】前記電子計算装置の回帰処理に伴なう回帰リス
ト作成処理を示すフローチャート。
【図5】前記電子計算装置の回帰処理に伴なう回帰計算
処理を示すフローチャート。
【図6】前記電子計算装置の回帰処理に伴なう表示動作
を示す図であり、同図(A)は計算対象リストデータに
対する範囲設定データの表示状態を示す図、同図(B)
は1次回帰の計算に応じた回帰係数の表示状態を示す
図、同図(C)は自動回帰計算の結果データに応じて特
定された回帰式の表示状態を示す図。
【図7】前記電子計算装置の回帰計算処理に伴なう演算
経過状態を示す図であり、同図(A)は計算対象として
入力されたリストデータを示す図、同図(B)は前記計
算対象リストデータに基づく1次回帰の計算により出力
されたリストデータを示す図、同図(C)は前記入力リ
ストデータと出力リストデータとに基づく残差リストデ
ータを示す図、同図(D)は前記残差リストデータに応
じた計算結果を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、 12 …キー入力部、 12a…データ入力キー、 12b…「MENU」キー、 12c…「LIST」キー、 12e…「EXE」キー、 13 …ROM、 14 …記録媒体読み取り部、 15 …外部記録媒体、 16 …RAM、 16a…表示データメモリ、 16b…回帰式データメモリ、 16c…計算モードデータメモリ、 16d…リストデータメモリ、 16e…リスト範囲データメモリ、 16f…回帰演算データメモリ、 16g…結果データメモリ、 16h…ワークデータメモリ、 17 …表示駆動回路、 18 …液晶表示部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のリストデータを入力するリスト入
    力手段と、 複数種類の回帰の式を記憶している回帰式記憶手段と、 前記リスト入力手段により入力されたリストデータに基
    づき、前記回帰式記憶手段に記憶されている複数種類の
    回帰の式のそれぞれについて順次回帰計算を実行する回
    帰計算手段と、 この回帰計算手段により計算された前記入力リストデー
    タに対する前記複数種類の回帰毎の計算結果データのそ
    れぞれを比較する結果比較手段と、 この結果比較手段による前記複数種類の回帰毎の計算結
    果データそれぞれの比較結果に基づき、前記入力リスト
    データに最も近似した回帰の式を特定する近似回帰式特
    定手段と、を備えたことを特徴とする演算装置。
  2. 【請求項2】 前記回帰計算手段は、前記リスト入力手
    段により入力されたリストデータに基づき、前記回帰式
    記憶手段に記憶されている複数種類の回帰の式のそれぞ
    れについて順次その回帰係数を求めると共に、該係数を
    代入した式による出力のリストデータを求め、前記入力
    リストデータに対する出力リストデータの残差を求める
    回帰計算手段であり、 前記結果比較手段は、前記回帰計算手段により計算され
    た前記入力リストデータに対する前記複数種類の回帰毎
    の出力リストデータとの残差に応じたデータそれぞれを
    比較する結果比較手段であり、 前記回帰式特定手段は、前記結果比較手段により比較さ
    れた前記複数種類の回帰毎の残差に応じたデータの値が
    最小である回帰の式を、前記入力リストデータに最も近
    似した回帰の式として特定する近似回帰式特定手段であ
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の演算装置。
  3. 【請求項3】 前記リスト入力手段は、 リストデータの上下限値を設定する範囲設定手段と、 任意のリストデータを前記範囲設定手段により設定され
    た上下限値を逸脱するデータを除いて入力するデータ入
    力手段と、を備えていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の演算装置。
  4. 【請求項4】 演算装置のコンピュータを制御するため
    の演算処理プログラムを記録した記録媒体であって、 前記コンピュータを、 任意のリストデータを入力した際に、該入力されたリス
    トデータに基づき、予め記憶されている複数種類の回帰
    の式のそれぞれについて順次回帰計算を実行する回帰計
    算手段、 この回帰計算手段により計算された前記入力リストデー
    タに対する前記複数種類の回帰毎の計算結果データのそ
    れぞれを比較する結果比較手段、 この結果比較手段による前記複数種類の回帰毎の計算結
    果データそれぞれの比較結果に基づき、前記入力リスト
    データに最も近似した回帰の式を特定する近似回帰式特
    定手段、として機能させるための演算処理プログラムを
    記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015184683A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 カシオ計算機株式会社 計算装置及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015184683A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 カシオ計算機株式会社 計算装置及びプログラム
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