JP2000194438A - クロック発生回路 - Google Patents
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Abstract
路を提供する。 【解決手段】本発明のクロック発生回路は、相補な第1
及び第2の外部クロック信号と同期する第1及び第2の
内部クロック信号を生成する。そして、第1の外部クロ
ック信号を所定時間遅延させてそれに同期する第1の内
部クロック信号をする第1の内部クロック発生回路と、
第1及び第2の外部クロック信号の位相差を検出し、当
該位相差を第1の内部クロック信号の位相に加えて第2
の内部クロック信号を発生する第2の内部クロック発生
回路とを有する。第2の内部クロック発生回路は、第1
の外部クロック信号CLKと第2の外部クロック信号/CLKの
位相差を検出し、その位相差を第1の内部クロック信号C
LK1に与えることにより第2の内部クロック信号/CLK1を
生成する。第2の内部クロック発生回路内には、第1の
外部クロック信号CLKと第2の外部クロック信号/CLKの位
相差に相当するほぼ1/2周期分(180°)程度の遅延量をも
つ可変遅延回路があればよく、その回路構成は簡単で小
規模である。
Description
を受けて外部クロックと所定の位相関係を有する内部ク
ロック信号を発生するクロック発生回路に関し、特に、
外部クロックとその反転クロックとそれぞれ所定の位相
関係を有する内部クロック及びその反転クロックを生成
することができ、かつ回路規模をできるだけ小さくした
クロック発生回路に関する。
RAM)等は、外部クロックを供給されその外部クロッ
クと所定の位相関係を有する制御用の内部クロックを内
部で生成し、内部クロックに同期して入力信号の取り込
みや出力信号の出力などを行う。従って、かかる同期型
DRAM等は、内部に内部クロックを生成するクロック
発生回路を有する。
は、近年、データ転送速度を向上させるため、クロック
信号の立ち上がりエッジ(位相0°)だけでなく立ち下が
りエッジ(位相180°)にも同期して所定の動作が行われ
るDDR技術(DDR: Double Data Rate)が導入されてい
る。例えば、2つの逆相の制御クロックの立ち上がりエ
ッジにそれぞれ同期して、読み出しデータの出力を行う
ことにより、高速読み出しを行う。
動作する2種類のクロック信号が必要となる。このと
き、外部から第1のクロック信号CLKのみが供給されてL
SI内部で2種類の制御用の内部クロック信号を生成す
る場合と、第1のクロック信号CLKおよびそれと逆相の第
2のクロック信号/CLKが外部から供給され、LSI内部
で2種類の制御用の内部クロックを生成する場合とがあ
る。どちらの場合においても、外部クロック信号のタイ
ミングに制御用の内部クロック信号を同期させるため
に、DDL回路(Delayed Lock Loop)が必要になる。
DDL回路では、外部クロック信号に対して、例えば1
周期分(360°)の位相差を持つ内部クロック信号が生成
される。しかし、周波数の高い外部クロック信号の場合
には、フィードバックループ内の遅延時間と短くなった
クロック信号の周期との整合を取るために、外部クロッ
ク信号と内部クロック信号との位相差が2周期分(720
°)になるよう、DLL回路で位相調整する必要があ
る。
回路である。この回路では、外部から第1のクロックCL
Kとその逆相の第2のクロック/CLKとが供給され、それ
ぞれのクロックを基準にして、それぞれ設けたDLL回
路12,16によって2周期分(720°)遅延した第1
の内部クロックCLK1と第2の内部クロック/CLK1とを生
成する。それぞれのDLL回路には、入力バッファ1
0,14を介して第1及び第2のクロックCLK、/CLKが
供給され、また、それぞれのクロックCLK、/CLKが、1
/4分周器11,15により、1/4分周されて、その
非反転、反転クロックがDLL回路12,16にそれぞ
れ供給される。生成された第1及び第2の内部クロック
CLK1、/CLK1は、それぞれ出力回路18に供給され、出
力回路18は、これらの内部クロックに応答して、内部
からのデータDATAを出力端子Doutから出力する。
のクロックを基準にして、それぞれの制御用の内部クロ
ックを生成するので、第1及び第2の外部クロックの位
相の揺れであるジッタに対応して、内部クロックの位相
も合わせることができる。従って、システム側が供給す
る高速クロックのタイミングに忠実に対応することがで
きる。
示したようなクロック発生回路は、2つの外部クロック
CLK、/CLKに対して、それぞれ大規模なDLL回路を設
ける必要がある。DLL回路は、例えば本出願人が出願
した特開平10-112182号公報に開示される通り、クロッ
クを遅延させる可変遅延回路と、基準クロックと遅延ル
ープを経由した可変クロックとの位相を比較する位相比
較回路と、位相比較結果に応じて可変遅延回路の遅延量
を制御する遅延制御回路とを有する。そして、高速クロ
ックに対応するためには、上記した通りクロックの2周
期以上の遅延回路を内部に設ける必要がある。従って、
図1に示したクロック発生回路では、2周期以上の遅延
回路とその制御回路とを有するDLL回路が2個も必要
であり、回路規模が大きくなりすぎる。
相補のクロックを供給せずに、第1のクロックCLKのみ
を供給する場合もある。かかる場合にも対応することが
できる同期型LSIが存在すれば、極めて広い適用範囲
を有することになる。
の外部クロック信号のタイミングにそれぞれ対応した相
補の内部クロック信号を生成するクロック発生回路を提
供することにある。
クを基準にして相補の制御クロックを生成する回路規模
が小さいクロック発生回路を提供することにある。
クを基準にして相補の制御クロックを生成することがで
き、また、単一の供給クロックを基準にして相補の制御
クロックを生成することもできるクロック発生回路を提
供することにある。
めに、本発明は、相補な第1及び第2の外部クロック信
号を取り込み、それぞれと所定の位相関係を有する相補
な第1及び第2の内部クロック信号を生成するクロック
発生器において、前記第1の外部クロック信号を所定時
間遅延させて、前記第1の内部クロック信号を生成し、
前記第1の内部クロック信号の位相が前記第1の外部ク
ロック信号と前記所定の位相関係を有するように前記所
定時間を制御する第1の内部クロック発生回路と、前記
第1及び第2の外部クロック信号の位相差を検出し、当
該位相差を前記第1の内部クロック信号の位相に加えて
前記第2の内部クロック信号を発生する第2の内部クロ
ック発生回路とを有することを特徴とする。
発生回路は、第1の外部クロック信号と第2の外部クロッ
ク信号の位相差を検出し、その位相差を第1の内部クロ
ック信号に与えることにより第2の内部クロック信号を
生成する。第2の内部クロック発生回路内には、第1の
外部クロック信号と第2の外部クロック信号の位相差に
相当するほぼ1/2周期分(180°)程度の遅延量をもつ可変
遅延回路があればよく、その回路構成は簡単で小規模で
ある。
明は、相補な第1及び第2の外部クロック信号を取り込
み、それぞれと所定の位相関係を有する相補な第1及び
第2の内部クロック信号を生成するクロック発生器にお
いて、前記第1の外部クロック信号を第1の所定時間遅
延させて、前記第1の内部クロック信号を生成し、前記
第1の内部クロック信号の位相が前記第1の外部クロッ
ク信号と前記所定の位相関係を有するように前記第1の
所定時間を制御する第1の内部クロック発生回路と、前
記第1の外部クロック信号を第2の所定時間遅延させ
て、前記第2の内部クロック信号を生成し、前記第2の
内部クロック信号の位相が前記第2の外部クロック信号
と前記所定の位相関係を有するように前記第2の所定時
間を制御する第2の内部クロック発生回路とを有するこ
とを特徴とする。
発生回路は、第2の外部クロック信号よりほぼ半周期
(180°)遅れた第1の外部クロック信号に対して、第
2の外部クロック信号と同期するような遅延量を与える
ようにすることで、第2の内部クロック発生回路内には
2周期分(760°)よりも小さい遅延量をもつ可変遅延
回路があればよく、その回路構成は簡単で小規模にな
る。
明は、相補な第1及び第2の外部クロック信号を取り込
む入力端子を有し、前記第1及び・または第2の外部ク
ロック信号と所定の位相関係を有する相補な第1及び第
2の内部クロック信号を生成するクロック発生器におい
て、前記第1の外部クロック信号を所定時間遅延させ
て、前記第1の内部クロック信号を生成し、前記第1の
内部クロック信号の位相が前記第1の外部クロック信号
と前記所定の位相関係を有するように前記所定時間を制
御する第1の内部クロック発生回路と、前記第2の外部
クロック信号の供給を検出するクロック検出回路と、前
記クロック検出回路が前記第2の外部クロック信号の供
給を検出した場合は、前記第1及び第2の外部クロック
信号の位相差を検出し、当該位相差を前記第1の内部ク
ロック信号の位相に加えて前記第2の内部クロック信号
を発生し、前記クロック検出回路が前記第2の外部クロ
ック信号の供給を検出しない場合は、前記第1の外部ク
ロック信号のほぼ半周期に対応する遅延量を生成し、当
該遅延量を前記第1の内部クロック信号に加えて前記第
2の内部クロック信号を発生する第2の内部クロック発
生回路とを有することを特徴とする。
ロック信号が供給されない場合と供給される場合とで、
第2の内部クロック発生回路を兼用することができるの
で、回路規模を小さくすることができる。
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
形態例におけるクロック発生回路を示す図である。ま
た、図3及び4は、その動作のタイミングチャート図で
ある。図2のクロック発生回路は、第1の外部クロック
信号CLKとそれと逆極性でほぼ半周期(180°)位相
がずれた第2の外部クロック信号/CLKとを供給されて、
それぞれに対して所定の位相関係を有する第1及び第2
の内部クロック信号CLK1、/CLK1を生成する。図2のク
ロック発生回路では、第1の内部クロック信号CLK1は、
第1の外部クロック信号CLKと位相が一致する関係にあ
り、第1の内部クロック発生回路12によって生成され
る。また、同様に、第2の内部クロック信号/CLK1は、
第2の外部クロック信号/CLKと位相が一致する関係にあ
り、第2の内部クロック発生回路16によって生成され
る。生成された内部クロック信号は、例えば出力バッフ
ァ回路18に供給され、そのタイミングに同期してデー
タDATAが出力端子Doutから出力される。
ァ10を介して、クロックN21として第1の内部クロ
ック発生回路12および1/4分周器11に入力される。1
/4分周器11は、分周器スタート回路19により動作制
御され、1/4分周した信号N2およびその反転信号N2
2を、第1の内部クロック発生回路12に供給する。第
1の内部クロック発生回路12は、クロックN12を可
変遅延回路20により制御された所定時間だけ遅延させ
て、第1の内部クロック信号CLK1を生成する。この可変
遅延回路20の遅延量は、DLL回路によって検出され
た遅延時間に制御される。
された非反転クロックN2を遅延する可変遅延回路21
と、その出力を遅延させるダミー出力バッファ22とダ
ミー入力バッファ23と、それらのダミーバッファを経
由した可変クロックN6と、基準クロックN22との位
相を比較する位相比較回路24と、位相結果に応じて両
クロックN22、N6の位相が一致するように可変遅延
回路20,21に遅延制御信号φEを供給する遅延制御
回路25とで構成される。基準クロックN22は、1/4
分周器11により生成された反転クロックである。ま
た、ダミー出力バッファ22は、出力バッファ回路18
と同等の遅延特性を有し、また、ダミー入力バッファ2
3は、入力バッファ10と同等の遅延特性を有する。
ロックの周波数を低くして、その消費電力を節約するた
めに設けられる。更に、1/4分周器11は、基準クロッ
クN22として、第1の外部クロック信号CLK及びそれ
から生成されたクロックN21に対して、2周期分遅れ
て立ち上がるクロックN22を生成する。こうすること
により、DLL回路の動作において、位相差のないクロ
ックN2を遅延させて2周期分(720°)遅れたクロッ
クN22の位相と比較することができ、遅延ループ内に
正しく2周期分の遅延を生成することができる。但し、
クロックN2が位相比較回路24に基準クロックとして
入力されても良い。また、クロックN21がそのまま可
変遅延回路21と位相比較回路24に入力されても良
い。更に、クロックの周波数が高くない場合は、1/2分
周器であっても良い。
生回路12は、外部クロックCLKと位相が一致したタイ
ミングで、即ち位相差0°で、データDATAを出力するこ
とができるタイミングを有する第1の内部クロック信号
CLK1を生成することができる。
0°のDLL回路である第1の内部クロック発生回路の
動作を示す。図3に示される通り、第1の外部クロック
信号CLKは、入力バッファ10を通過してクロックN2
1となる。このクロックN21は、1/4分周器11に入
力され、立ち上がりエッジの位相がクロックN21と同
じ非反転のクロックN2と、立ち上がりエッジの位相が
クロックN21より2周期、即ち720°遅れた反転ク
ロックN22とが生成される。非反転クロックN2は、
可変遅延回路21,ダミー出力バッファ22,及びダミ
ー入力バッファ23を通過して、可変クロックN6とし
て位相比較回路24に供給される。そして、位相比較回
路24は、基準クロックN22と可変クロックN6の立
ち上がりエッジどうしを比較し、比較結果信号φR、φ
Sを生成する。遅延制御回路25は、比較結果信号φ
R、φSにしたがって、両クロックN22,N6の位相
が一致するように、可変遅延回路21,20に遅延制御
信号φEを供給する。これらの回路の詳細は、後述す
る。
ロックN22のタイミングに可変クロックN6のタイミ
ングが一致するので、第1の外部クロック信号CLKの立
ち上がりエッジから、2周期分(720°)遅れたタイミ
ングで、出力Doutが出力されるような第1の内部クロ
ック信号CLK1が生成される。従って、第1の内部クロッ
ク信号CLK1は、厳密にいえば、第1の外部クロック信号
CLKの位相より出力バッファ回路18の遅延時間分だけ
早い位相を有する。
及び第2の外部クロック信号CLK、/CLKの位相差を検出
し、可変遅延回路30によって、その位相差に対応する
遅延量を第1の内部クロック信号CLK1に加えて、第2の
内部クロック信号/CLK1を生成する。第1の内部クロッ
ク発生回路における基準クロックN22は、第2の内部
クロック発生回路16内の可変遅延回路31にも供給さ
れる。一方、第2の外部クロック信号/CLKは、第2の入
力バッファ14を介して1/4分周器15に入力される。1
/4分周器15は、分周器スタート回路19により動作制
御され、1/4分周した信号の反転クロックN24を、位
相比較器32に、基準クロック入力として供給する。位
相比較器の第2入力には、クロックN22が可変遅延回
路31を介して、可変クロックN25として供給され
る。位相比較器32は、第1の入力N24と第2の入力
N25の位相を比較し、位相比較結果信号φR、φSを
遅延制御回路33に出力する。遅延制御回路は、第1の
入力N24と第2の入力N25の位相が一致するよう
に、可変遅延回路31の遅延量を調整する。また、可変
遅延回路31と同じ遅延量が可変遅延回路30にも設定
される。
る通り、クロックN22の立ち下がりエッジは、第1の
外部クロック信号CLKの立ち上がりエッジからほぼ入力
バッファ10の遅延時間分遅れる。同様に、クロックN
24の立ち下がりエッジは、第2の外部クロック信号CL
Kの立ち上がりエッジからほぼ入力バッファ14の遅延
時間分遅れる。そして、DLL回路動作により、可変遅
延回路31には、クロックN22とクロックN24の位
相差分の遅延時間が設定される。従って、可変遅延回路
30,31に設定される遅延量は、第1の外部クロック
信号CLKと第2の外部クロック信号/CLKの位相差と等し
く、外部クロック信号のほぼ1/2周期分(180°)に相当す
る。可変遅延回路30には、第1の内部クロック信号CLK
1が供給され、第1及び第2の外部クロック信号の位相
差に対応する遅延量が加えられて、第2の内部クロック
信号/CLK1が生成される。
ロック信号CLK1および第2の内部クロック信号/CLK1にそ
れぞれ同期してデータDATAが出力端子Doutから出力さ
れる。
ロック発生回路16内の可変遅延回路30,31は、第
1及び第2の外部クロック信号の位相差、即ち外部クロ
ック信号のほぼ1/2周期(180°)程度の遅延素子数があれ
ばよい。従って、従来例のように第1の内部クロック発
生回路12と同じものをもう一つ設ける場合に比べて、
可変遅延回路の遅延素子数を少なくすることができ、チ
ップ面積を大幅に減少させることができる。しかも、両
方の内部クロック信号CLK1、/CLK1は、それぞれ第1及
び第2の外部クロック信号CLK、/CLKのタイミングに追
従する位相を有している。
される通り、第2の内部クロック発生回路16には、ク
ロックN22の代わりに非反転の分周クロックN2を、
クロックN24の代わりに非反転の分周クロックを使用
しても、同様の動作を実現することができる。
図4のタイミングチャート図から理解される通り、第2
の内部クロック発生回路16では、クロックN22をほ
ぼ1/2周期分だけ遅延させてクロックN24と位相を一
致させている。従って、1/4分周器11,15は、第1
の分周器11が先に分周を開始し、第2の分周器15が
後で分周を開始することが好ましい。順番が逆になる
と、クロックN22がクロックN24より遅れてた位相
を有し、可変遅延回路31には、2周期(720°)から1
/2周期(180°)を除いた3/2周期(540°)の遅延量が
必要になる場合がある。そこで、第1の実施の形態例で
は、分周器スタート回路19を設ける。
る。図5中には、動作タイミングチャートも示される。
分周器スタート回路19は、NANDゲート31、1/2
分周器32、パルスカウンタ33及びインバータ34で
構成され、スタート信号STARTを生成して分周器11お
よび分周器15に供給し、その動作開始のタイミングを
制御する。
後に発生するパワーオンリセット信号RESETによりパル
スカウンタ33がリセットされ、出力信号N28はLレベ
ル、スタート信号STARTはHレベルにそれぞれ設定され
る。スタート信号STARTがHレベルになると、分周器1
1および分周器15の分周動作が停止し、ゲート31が
開いて、第1の外部クロック信号CLKがクロックN26と
して1/2分周器32に供給開始される。
周して、パルスカウンタ33に供給する。パルスカウン
タ33は、クロックN27の立ち上がりエッジをカウン
トし、4個目の立ち上がりエッジに同期して、スタート
信号STARTをLレベルに設定する。スタート信号STARTが
Lレベルになると、分周器11および分周器15が、そ
れぞれ分周動作を開始する。
するタイミングは、図中に時間t1,t2に示すよう
に、外部クロック信号CLK、/CLKの立ち上がりエッジに
同期している。そのため、まず第1の外部クロック信号
CLKに対して分周器11が動作を開始し、その1/2周期(1
80°)後に第2の外部クロック信号/CLKに対して分周器
15が動作を開始する。このように分周器11,15の
動作タイミングを制御することにより、第1の外部クロ
ック信号CLKと第2の外部クロック信号/CLKの短い方の位
相差(ほぼ180°)を第2の内部クロック発生回路内の
DLL回路で正しく検出することができる。また、パル
スカウンタ33により、電源が安定してから分周器1
1、15が動作するように設定することができ、分周器
の安定動作が保証される。
分周器32は設けなくても良い。但しその場合は、パル
スカウンタ33の段数を倍にする必要がある。
路12,16内の、可変遅延回路20,21,30,3
1、位相比較回路24,32、及び遅延制御回路25,
33の詳細回路について、説明する。
0,21,30,31の例を示す図である。可変遅延回
路20で説明すると、入力クロックN21を制御された
ゲート段数分遅延させて、出力クロックCLK1を出力す
る。可変遅延回路は、複数のインバータ98〜112
と、NANDゲート113〜128により、図示される
通り構成される。NANDゲート113〜120の一方
の入力には、入力クロックN21を遅延させたクロック
が供給され、他方の入力には遅延制御回路25から遅延
制御信号φE-1 〜φE-32が供給される。遅延制御信号φ
E-1 〜φE-32は、いずれか1つの信号がHレベルとな
り、残りの信号がLレベルになる。
ると、他の遅延制御信号はすべてLレベルになり、NA
NDゲート113〜119の出力は全てHレベルにな
る。その結果、NANDゲート121〜127は全てL
レベル、インバータ102〜108は全てHレベルとな
る。そこで、入力クロックは、4つのインバータ98〜
101と、NANDゲート120,128と、4つのイ
ンバータ109〜112とからなる合計10段のゲート
の遅延量をもって、出力クロックN12,N13として
出力される。この状態が、遅延量が最小の状態である。
通常、電源投入時は、パワーオンリセット信号により遅
延量が最小の状態にリセットされる。
φE-32が図中右側にシフト(シフトアップ)するたび
に、NANDゲート127及びインバータ108の2段
のゲートの遅延量が追加される。そして、遅延制御信号
φE-32がHレベルになると、最大の遅延量となる。即
ち、遅延制御信号φE-1 〜φE-32の内、Hレベルの遅延
制御信号が右側に1つずれると、NANDゲートとイン
バータの2段分の遅延量が増加され、左側に1つずれる
と、同様の2段分の遅延量が減少される。従って、ゲー
トとインバータの2段分の遅延量が最小遅延単位にな
る。
4,32内の位相比較部の回路図である。また、図8
は、位相比較部の動作を示す波形図である。この位相比
較部は、NANDゲート199〜203及びインバータ
215からなる部分において、第1のクロック(可変ク
ロック)c−clkと第2のクロック(基準クロック)
d−i−clkとの位相関係を検出して、ノードn1〜
n4にその検出結果を生成する。両クロックの位相関係
は、図8(A)に示される通り、第1のクロックc−c
lkに比較して第2のクロックd−i−clkの位相が
進んでいる状態と、図8(B)に示される通り、両クロ
ックの位相がほぼ一致している状態と、図8(C)に示
される通り、第1のクロックc−clkに比較して第2
のクロックd−i−clkの位相が遅れている状態とに
分類される。
Lレベルの状態では、ノードn1〜n4は全てHレベル
であり、その後、第2のクロックd−i−clkが先に
Hレベルになり、 n1=L、n2=H、n3=L、n4=H になる。その後、第1のクロックc−clkが遅れてH
レベルになっても、上記のノードn1〜n4の状態は変
化しない。NANDゲート198は、両クロックが共に
Hレベルになると出力をLレベルにし、その立ち下がり
エッジから所定の幅のHレベルパルスが、NORゲート
216から出力される。このHレベルパルスが、サンプ
リングパルスとしてNANDゲート204〜207に供
給され、ノードn1〜n4の状態が、NANDゲート2
08,209からなるラッチ回路と、NANDゲート2
10,211からなるラッチ回路とにそれぞれ取り込ま
れる。従って、信号φb、φc、φd、φeは、図7の
表に示される通り、 φb=H、φc=L、φd=H、φe=L になる。
clkに対して第2のクロックd−i−clkの位相
が、NANDゲート201とインバータ215の遅延時
間以内の範囲で遅れる場合である。NANDゲートとイ
ンバータの遅延時間は、上記した可変遅延回路の遅延制
御1段分の遅延量と同じであり、遅延量としては最小遅
延量に該当する。その場合は、第1のクロックc−cl
kが先にHレベルとなり、 n1=H、n2=L になり、更に、インバータ215の出力が第2のクロッ
クd−i−clkよりも後にHレベルになり、 n3=L、n4=H になる。
ミングでラッチされ、信号φb、φc、φd、φeは、
図7の表に示される通り、 φb=L、φc=H、φd=H、φe=L になる。この場合は、位相が一致したことを意味するの
で、ロックオン検出回路418の出力のロックオン信号
JSTもHレベルを出力する。
−clkが先にHレベルになり、 n1=H、n2=L、n3=H、n4=L になる。その後、第2のクロックd−i−clkが遅れ
てHレベルになっても、上記のノードn1〜n4の状態
は変化しない。この状態が、両クロックがHレベルにな
るタイミングでラッチされ、信号φb、φc、φd、φ
eは、図7の表に示される通り、 φb=L、φc=H、φd=L、φe=H になる。
は、AND回路で構成され、信号φc、φdが共にHレ
ベルになると、ロックオン信号JSTをHレベルにする。
較出力部の回路図である。また、図10は、その位相比
較出力部の動作を示す波形図である。波形図の(A),
(B),(C)は、図7及び図8の(A),(B),
(C)にそれぞれ対応する。
相比較のタイミングで生成されるタイミング信号φaの
周波数を2分の1に分周する分周回路21Aと、その分
周回路21Aからの出力のタイミングに応答して、両ク
ロックの位相関係に応じて生成された信号φb、φc、
φd、φeに基づいて、位相比較結果信号φSO〜φREを
出力する出力回路21Bとから構成される。
フロップ構成であり、両クロックc−clk,d−i−
clkが共にHレベルになる時を図7中のNANDゲー
ト198で検出し、その検出パルスφa を2分の1分周
して、逆相のパルス信号n11とn12とを生成する。
検出パルスφa がゲート226,227に供給され、反
転検出パルス/φa がゲート222,223に供給さ
れ、ゲート228,229からなるラッチ回路と、ゲー
ト224,225からなるラッチ回路間で、反転信号を
転送する。その結果、2分の1分周された逆相のパルス
信号n11,n12が生成される。
れた信号φb、φc、φd、φeをデコードして、第1
のクロックc−clkの位相が第2のクロックd−i−
clkより遅れている時(状態(A))は、ダイオード
236の出力をHレベルにし、両クロックの位相が一致
している時(状態(B))は、ダイオード236と23
7の出力を共にLレベルにし、更に、第1のクロックc
−clkの位相が第2のクロックd−i−clkより進
んでいる時(状態(C))は、ダイオード237の出力
をHレベルにする。
ト232〜235のデコード機能により、上記の状態
(A)の時は、NANDゲート232,233が、タイ
ミング信号n11,n12に応答して、第2のクロック
d−i−clkの位相を遅らせる様に、可変遅延回路1
3の遅延量を増加させる位相比較結果信号(シフトアッ
プ信号)φSO、φSEを、交互にHレベルにする。即ち、
図10(A)に示される通りである。また、上記の状態
(B)の時は、出力回路21Bは、図10(B)の如
く、位相比較結果信号φSO〜φREを生成しない。更に、
上記の状態(C)の時は、図10(C)の如く、NAN
Dゲート234,235が、タイミング信号n11,n
12に応答して、第2のクロックd−i−clkの位相
を進める様に、可変遅延回路12、13の遅延量を減少
させる位相比較結果信号(シフトダウン信号)φRO、φ
REを、交互にHレベルにする。
25,33の一部の構成を示す回路図である。遅延制御
回路は、位相比較結果信号φSO〜φREに応答して、NO
Rゲート431−1〜431−32から遅延制御信号φ
E-1 〜φE-32を出力する。図6に示した通り、遅延制御
信号φE-1 〜φE-32は、32ビットで構成される。
トアップ信号)φSO、φSEによりHレベルの遅延制御信
号φE を右側にシフトし、可変遅延回路の遅延量を増加
させ、位相比較結果信号(シフトダウン信号)φRO、φ
REによりHレベルの遅延制御信号φE を左側にシフトし
可変遅延回路の遅延量を減少させる。
では、NANDゲート432−1とインバータ433−
1からなるラッチ回路をそれぞれ有する。また、位相比
較結果信号φSEまたはφREによりラッチ回路432−1
と433−1の状態を強制的に反転させるトランジスタ
434−1,436−1を有する。トランジスタ438
−1,439−1は、反転の対象外の場合にトランジス
タ434−1,436−1によってはラッチ回路が反転
されないようにする為に設けられる。2段目〜3段目の
回路も同様の構成である。これらのトランジスタは全て
Nチャネル型である。
ルパルスのリセット信号φR が印加されると、NAND
ゲート432−1〜32の出力5a−1,3,5は全て
Hレベルになり、インバータ433−1〜32の出力5
a−2,4,6は全てLレベルになる。従って、ノード
5a−2がLレベルになり、NORゲート431−1の
出力の遅延制御信号φE-1 はHレベルになる。また、ノ
ード5a−1,5a−3,5a−5が共にHレベルであ
るので、それ以外の遅延制御信号φE-2 、φE-3 等は全
てLレベルになる。即ち、リセット信号φR に応答し
て、遅延制御信号φE-1 がHレベルになり、可変遅延回
路13,14は最小遅延時間に制御される。そして、こ
の状態では、トランジスタ438−1,439−1が共
にオン状態にあり、位相比較結果信号φSE,φREに応答
して状態が変更可能になっている。但し、トランジスタ
438−2はオフ状態にあり、位相比較結果信号φSOに
よっては状態は変更できない。
クの位相関係に応じて、位相比較結果信号φSO〜φREの
いずれかがHレベルになる。今仮に、位相比較結果信号
φSEがHレベルになると、トランジスタ434−1が導
通し、オン状態のトランジスタ438−1と共にノード
5a−1を強制的にLレベルに引き下げて、インバータ
433−1の出力のノード5a−2を強制的にHレベル
に引き上げる。その結果、NORゲート431−1の出
力φE-1 はLレベルになる。また、ノード5a−1と5
a−4が共にLレベルであるので、NORゲート431
−2の出力φE-2 はHレベルになる。そして、1段目と
2段目のラッチ回路は、その状態を保持する。このφE-
2=Hの時、4つのトランジスタ438−1,2と439
−1,2はオン状態になる。また、4つのノード5a−
1〜4は、それぞれL、H、H、Lレベルになる。
果信号φSOがHレベルになると、同様の動作により、ノ
ード5a−3〜6が、それぞれL、H、H、Lレベルに
なり、ノード5a−3と5a−6が共にLレベルになっ
て、遅延制御信号φE-3 がHレベルになる。このφE-3
=Hの時、トランジスタ438−2,3、439−2,
3は、全てオン状態になる。この様に、位相比較結果信
号のシフトアップ信号φSEとφSOにより、遅延時間が長
くなる様に遅延制御信号φE が右側にシフトアップす
る。
り、上記と逆の動作により、遅延時間が短くなる様に遅
延制御信号φE が左側にシフトする。尚、上記した位相
比較回路の出力部の動作から明らかな通り、位相比較結
果信号のうちシフトアップ信号φSEとφSOは、第2のク
ロックd−i−clkが進んでいる時に位相比較毎に交
互に生成され、また、位相比較結果信号φREとφROは、
第2のクロックd−i−clkが遅れている時に位相比
較毎に交互に生成される。
して、遅延制御信号φE が次々に右側に移動し、最後に
遅延制御信号φE-32がHレベルになる。この状態では、
インバータ433−32の出力がLレベル、NANDゲ
ート432−32の出力がHレベルにラッチされてい
る。そこで、更に、遅延時間を延ばす比較結果信号φSO
が供給されると、NANDゲート432−32の出力が
Lレベルに引き下げられ、インバータ433−32の出
力がHレベルに引き上げられる。
クc−clkの立ち上がりエッジ毎に行われる。そし
て、電源投入時には、リセット信号φRにより可変遅延
回路が最小遅延時間に設定され、分周クロックc−cl
kの立ち上がり毎に位相比較と遅延時間調整が繰り返さ
れ、やがて、両クロック間の位相差が可変遅延回路の最
小遅延単位以内になると、ロックオン信号JSTがHレ
ベルになる。また、パワーダウン動作から復帰した時
は、パワーダウン動作開始時と状態が異なるので、通常
ロックオフ状態にあり、しばらく位相調整動作を行うこ
とで、ロックオン信号JSTがHレベルになる。
クN25とN24の立ち下がりエッジのタイミングを比
較する。従って、その場合は、図7の第1及び第2のク
ロックd-I-clkと第1のクロックc-clkをそれぞれインバ
ータにより反転してから、入力すれば良い。
第2の実施の形態例におけるクロック発生回路の構成を
示す図である。また、図13は、その動作タイミングチ
ャート図である。図12のクロック発生回路は、第1の
実施の形態例と同様に、第1の内部クロック発生回路1
2と第2の内部クロック発生回路16とを有する。第1
の内部クロック発生回路12は、図2に示した第1の実
施の形態例と同じ構成を有し、第1の外部クロック信号C
LKからそれと所定の位相関係を有する第1の内部クロッ
ク信号CLK1を生成するDLL回路を有する。
は、第1の外部クロック信号CLKから生成されたクロッ
クN31を、可変遅延回路40により所定の遅延時間遅
らせて、第2の内部クロック信号/CLK1を生成する。そ
して、可変遅延回路40に制御された遅延時間を与える
ために、可変遅延回路41、ダミー出力バッファ44、
ダミー入力バッファ45、位相比較回路42及び遅延制
御回路43からなるDLL回路を有する。
CLKから入力バッファ10分の遅れをもつクロックN3
2を、遅延回路41,44,45により遅延させ、その
遅させた可変クロックN37を、第2の外部クロック/C
LKから入力バッファ14の遅れをもつクロックN34の
位相に一致させる。従って、第2の内部クロック信号/C
LK1と同位相のクロックN35は、第2の外部クロック
信号/CLKのタイミングでデータDATAを出力するタイミン
グに制御される。
2の外部クロック信号/CLKは、入力バッファ14を経由
してクロックN33として1/4分周器15に入力され
る。1/4分周器15は、分周器スタート回路により別の1
/4分周器11より先に動作開始するよう制御され、1/4
分周した信号の反転クロックN34を、位相比較器42
に第1入力(基準クロック入力)として供給する。第1の
外部クロック信号CLKを1/4分周した信号N32は、DL
L回路内の可変遅延回路41、ダミー出力バッファ4
4、ダミー入力バッファ45を介して、位相比較器42
の第2入力(可変クロック入力)N37として供給され
る。位相比較器42の構成例および動作は、上記と同様
である。遅延制御回路43は、位相比較器42での位相
比較結果信号φR、φSに応じて、第1の入力N34お
よび第2の入力N37の位相が一致するように可変遅延
回路41の遅延量を制御する。また、可変遅延回路41
と同じ遅延量が可変遅延回路40にも設定される。
ッジと第2の入力N37の立ち上がりエッジの位相が一
致するためには、図13に示すように、可変遅延回路4
1、ダミー出力バッファ44、ダミー入力バッファ45
の遅延ループが、外部クロック信号のほぼ3/2周期分(54
0°)の遅延量をクロックN32に与える必要がある。そ
して、可変遅延回路40は、入力バッファ10から出力
された第1の外部クロック信号と実質的に同じクロック
N31に所定の遅延量、3/2周期分(540°)からダミー回
路44,45の遅延量を除いた遅延量、を与え、第2の
内部クロック信号/CLK1を生成し、出力バッファ回路1
8に供給する。従って、第2の内部クロック信号/CLK1
は、第2の外部クロック信号/CLKのタイミングに対応し
た位相を有することになる。出力バッファ回路18は、
第1の内部クロック信号CLK1および第2の内部クロック信
号/CLK1にそれぞれ同期して、データDATAを出力する。
ク発生回路16内の可変遅延回路40,41では、外部
クロック信号の3/2周期(540°)程度の遅延素子数があれ
ばよい。従って、可変遅延回路40,41は、第1の内
部クロック発生回路をもう一つ設ける場合に比べて、遅
延素子数が3/4程度で構成できるので、チップ面積を減
少させることができる。
クロック発生回路において、クロックN32の代わりに
その反転クロックを、クロックN34の代わりにその非
反転クロックをそれぞれ利用することもできる。また、
クロックN32の代わりにクロックN31と利用して、
クロックN34の代わりにクロックN33を利用しても
良い。
図14から理解される通り、クロックN32より前にク
ロックN34が生成されることが好ましい。従って、第
2の実施の形態例では、分周器スタート回路19は、第
1の分周器11よりも第2の分周器15を先に動作開始
させるように制御する。
示した第1の実施の形態例と同様である。ただし、この
実施の形態例では、第1の外部クロック信号CLKではなく
第2の外部クロック信号/CLKをパルスカウンタ33に入
力する点が異なる。そのため、分周器11および分周器
15が動作を開始するタイミングは、第2の外部クロッ
ク信号/CLKの立ち上がりエッジに同期する。図13に示
すように、まず第2の外部クロック信号/CLKにより分周
器15が動作を開始してクロックN34を発生し、その
1/2周期(180°)後に、第1の外部クロックCLKにより分
周器11が動作を開始してクロックN32を発生する。
例におけるクロック発生回路は、外部から相補の第1及
び第2の外部クロック信号CLK、/CLKが供給される場合
に、第1の実施の形態例における第2の内部クロック発
生回路を利用して第2の内部クロック信号/CLK1を生成
し、外部から一方の外部クロック信号CLKのみが供給さ
れる場合に、第2の内部クロック発生回路は、1/2周期
(180°)分の遅延量を検出して、第1の内部クロック
信号CLK1にその遅延量を加えて、第2の内部クロック信
号/CLK1を生成する。そして、第2の内部クロック発生
回路は、位相比較回路や遅延制御回路、及び可変遅延回
路の一部を共用することで、回路規模を小さく抑える。
ロック発生回路を示す図である。図2に示した第1の実
施の形態例と同じ部分には同じ引用番号を与えた。図1
4の例では、図2の回路の構成要素に加えて、1/2分周
器46、クロック状態検出回路47を有する。更に、第
2の内部クロック発生回路16内には、可変遅延回路5
0が追加され、相補の外部クロック信号が供給される場
合と、一方の外部クロック信号しか供給されない場合と
で切り換えるためのスイッチSW1,SW2が追加され
る。
部クロック信号/CLKが入力される場合、クロック状態検
出回路47がその状態を検出し、第2の内部クロック発
生回路内のSW1およびSW2に切り換え信号を出力する。そ
の結果、SW1およびSW2は接点Bに切り替えられる。その
結果、第2の内部クロック発生回路16は、図2に示し
た第1の実施の形態例と同じになり、2つの外部クロッ
ク信号間の位相差を検出し、可変遅延回路30によって
その位相差を第1の内部クロック信号CLK1に加えること
で、第2の内部クロック信号/CLK1を生成する。
い場合、クロック状態検出回路47がその状態を検出
し、第2の内部クロック発生回路16内のSW1およびSW2
に切り換え信号を出力する。その結果、SW1およびSW2は
接点Aに切り替えられる。その結果、第1の外部クロッ
ク信号CLKから生成された1/2分周されたクロックN7が
入力される可変遅延回路50の出力クロックN9が、ス
イッチSW1を介して可変遅延回路31に供給される。
また、スイッチSW2により、第1の外部クロック信号
CLKから生成された1/2分周された反転クロックN8が、
位相比較回路32に基準クロックとして供給される。そ
の結果、DLL回路は、可変遅延回路50,31に第1
の外部クロック信号CLKの1周期分の遅延量を検出す
る。その結果、可変遅延回路30には1/2周期(180°)
分の遅延量が生成される。
CLKが入力されない場合の動作タイミングチャート図で
ある。この図の上半分は、第1の内部クロック発生回路
12の動作を、下半分は、第2の内部クロック発生回路
16の動作を示す。1/2分周された非反転クロックN7
は、第1の外部クロック信号CLKの2倍の周期を有し、
よって、反転クロックN8の立ち上がりエッジは、非反
転クロックN7の立ち上がりエッジよりも1周期分(36
0°)の遅延を有する。従って、非反転クロックN7が
可変遅延回路50,31で遅延されて、1周期分遅れの
反転クロックN8の立ち上がりエッジと一致するよう
に、DLL回路によって制御されることで、可変遅延回
路50、31には、第1の外部クロック信号CLKの1周
期分(360°)の遅れが生成される。可変遅延回路3
0,50,31それぞれは同じ遅延制御信号φEによっ
て制御されるので、それぞれの可変遅延回路の遅延量
は、1/2周期分(180°)になる。その結果、第1の内部
クロック信号CLK1にこの1/2周期分の遅れが、可変遅延
回路30により与えられて、逆極性の第2の内部クロッ
ク信号/CLK1が生成される。
クロック発生回路16内の可変遅延回路の遅延素子数
は、第1の実施の形態例と同様に外部クロック信号の1/
2周期分(180°)程度あればよい。そのため、遅延制御回
路33の規模を小さくすることができる。また、2つの
場合において、回路要素を共用しているので、全体の回
路規模を大きくすることなく、第2の外部クロック信号/
CLKの入力有り、なしの2つの状態に対応することがで
きる。
である。また、図17はその動作タイミングチャート図
である。それぞれの外部クロック信号CLK、/CLKは入力
バッファ51,52を介して、Hエッジパルス化回路5
3,54に入力され、それぞれの立ち上がりエッジに応
答したパルス信号A,Bが生成される。NORゲート6
8,69からなるラッチ回路は、電源投入後のスタータ
信号aに応答して、信号cをLレベルにし、電源投入後
の所定時間後に発生するモードレジスタセット信号bに
よって、信号cをHレベルにする。そして、信号cがL
レベルの期間に、クロック状態検出回路は、第2の外部
クロック信号/CLKが供給されているか否かを検出する。
/CLKが供給されている場合であり、破線は供給されてい
ない場合を示す。供給されている場合は、パルス信号A
が生成されるので、トランジスタQ1を導通させて、ノ
ードDをHレベルにし、その状態がインバータ57,5
8によりラッチされる。そして、パスル信号Bに応答し
てゲート59が開き、ノードDの状態がノードEに伝え
られてラッチされる。その後、デレー回路55により遅
延したパルス信号Cにより、トランジスタQ2が導通し
て、ノードDをLレベルにする。更に、パルス信号Aに
応答してノードDは再びHレベルになり、パルス信号B
によりゲート59が開いても、ノードEの状態に変化は
ない。やがて、信号cがHレベルになると、ゲート65
が開いて、ノードEのHレベルの状態が検出信号DCK
として出力される。
い場合は、パルス信号Aが生成されないので、ノードE
は常にLの状態になり、検出信号DCKはLレベルにな
る。
ック信号それぞれのタイミングに対応した相補の内部ク
ロック信号を生成することができるクロック発生回路を
提供することができる。
ク信号に対して両外部クロックの位相差を加えて他方の
内部クロック信号を生成するので、回路規模を小さくす
ることができる。
ク信号に対して他方の外部クロック信号のタイミングに
整合させて第2の内部クロック信号を生成するので、回
路規模を小さくすることができる。
ク信号が供給される場合も、一方の外部クロック信号の
みが供給される場合も、相補の内部クロック信号を生成
することができる。
を示す図である。
路の構成を示す図である。
路の構成を示す図である。
Claims (14)
- 【請求項1】相補な第1及び第2の外部クロック信号を
取り込み、それぞれと所定の位相関係を有する相補な第
1及び第2の内部クロック信号を生成するクロック発生
器において、 前記第1の外部クロック信号を所定時間遅延させて、前
記第1の内部クロック信号を生成し、前記第1の内部ク
ロック信号の位相が前記第1の外部クロック信号と前記
所定の位相関係を有するように前記所定時間を制御する
第1の内部クロック発生回路と、 前記第1及び第2の外部クロック信号の位相差を検出
し、当該位相差を前記第1の内部クロック信号の位相に
加えて前記第2の内部クロック信号を発生する第2の内
部クロック発生回路とを有することを特徴とするクロッ
ク発生回路。 - 【請求項2】請求項1において、 前記第1の内部クロック発生回路は、 前記第1の外部クロック信号から生成される第1の基準
クロックを制御された遅延量だけ遅延させる第1の可変
遅延回路と、前記第1の基準クロックと前記第1の可変
遅延回路によって遅延された第1の可変クロックとの位
相を比較する第1の位相比較回路と、前記位相比較結果
に応じて前記第1の可変遅延回路の遅延量を可変制御す
る第1の遅延制御回路とを有し、前記制御された遅延量
に応じて前記第1の外部クロックの位相を前記所定時間
遅延させることを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項3】請求項2において、 更に、前記第1の外部クロック信号を分周して前記第1
の基準クロック信号を生成する第1の分周器を有するこ
とを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項4】請求項1において、 前記第2の内部クロック発生回路は、 前記第1の外部クロックから生成された第1の基準クロ
ックを前記位相差に対応する遅延時間だけ遅延させる第
2の可変遅延回路と、前記第2の外部クロックから生成
された第2の基準クロックと前記第2の可変遅延回路に
よって遅延された第2の可変クロックとの位相を比較す
る第2の位相比較回路と、前記位相比較結果に応じて前
記第2の可変遅延回路の遅延量を可変制御する第2の遅
延制御回路とを有し、前記第1の内部クロック信号を前
記第2の可変遅延回路の遅延量だけ遅延させて前記第2
の内部クロック信号を生成することを特徴とするクロッ
ク発生回路。 - 【請求項5】請求項4において、 更に、前記第2の外部クロック信号を分周して前記第2
の基準クロック信号を生成する第2の分周器を有するこ
とを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項6】請求項5において、 更に、前記第1の外部クロック信号を分周して前記第1
の基準クロック信号を生成する第1の分周器を有し、 前記第1の分周器が、前記第2の分周器よりも早く動作
開始することを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項7】相補な第1及び第2の外部クロック信号を
取り込み、それぞれと所定の位相関係を有する相補な第
1及び第2の内部クロック信号を生成するクロック発生
器において、 前記第1の外部クロック信号を第1の所定時間遅延させ
て、前記第1の内部クロック信号を生成し、前記第1の
内部クロック信号の位相が前記第1の外部クロック信号
と前記所定の位相関係を有するように前記第1の所定時
間を制御する第1の内部クロック発生回路と、 前記第1の外部クロック信号を第2の所定時間遅延させ
て、前記第2の内部クロック信号を生成し、前記第2の
内部クロック信号の位相が前記第2の外部クロック信号
と前記所定の位相関係を有するように前記第2の所定時
間を制御する第2の内部クロック発生回路とを有するこ
とを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項8】請求項7において、 前記第1の内部クロック発生回路は、 前記第1の外部クロック信号から生成される第1の基準
クロックを制御された遅延量だけ遅延させる第1の可変
遅延回路と、前記第1の基準クロックと前記第1の可変
遅延回路によって遅延された第1の可変クロックとの位
相を比較する第1の位相比較回路と、前記位相比較結果
に応じて前記第1の可変遅延回路の遅延量を可変制御す
る第1の遅延制御回路とを有し、前記制御された遅延量
に応じて前記第1の外部クロックの位相を前記所定時間
遅延させることを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項9】請求項8において、 更に、前記第1の外部クロック信号を分周して前記第1
の基準クロック信号を生成する第1の分周器を有するこ
とを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項10】請求項7において、 前記第2の内部クロック発生回路は、 前記第1の外部クロックから生成された第1の基準クロ
ックを前記第2の所定時間だけ遅延させる第2の可変遅
延回路と、前記第2の外部クロックから生成された第2
の基準クロックと前記第2の可変遅延回路によって遅延
された第2の可変クロックとの位相を比較する第2の位
相比較回路と、前記位相比較結果に応じて前記第2の可
変遅延回路の遅延量を可変制御する第2の遅延制御回路
とを有し、前記第1の外部クロック信号を前記第2の可
変遅延回路の遅延量だけ遅延させて前記第2の内部クロ
ック信号を生成することを特徴とするクロック発生回
路。 - 【請求項11】請求項10において、 更に、前記第2の外部クロック信号を分周して前記第2
の基準クロック信号を生成する第2の分周器を有するこ
とを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項12】請求項11において、 更に、前記第1の外部クロック信号を分周して前記第1
の基準クロック信号を生成する第1の分周器を有し、 前記第2の分周器が、前記第1の分周器よりも早く動作
開始することを特徴とするクロック発生回路。 - 【請求項13】相補な第1及び第2の外部クロック信号
を取り込む入力端子を有し、前記第1及び・または第2
の外部クロック信号と所定の位相関係を有する相補な第
1及び第2の内部クロック信号を生成するクロック発生
器において、 前記第1の外部クロック信号を所定時間遅延させて、前
記第1の内部クロック信号を生成し、前記第1の内部ク
ロック信号の位相が前記第1の外部クロック信号と前記
所定の位相関係を有するように前記所定時間を制御する
第1の内部クロック発生回路と、 前記第2の外部クロック信号の供給を検出するクロック
検出回路と、 前記クロック検出回路が前記第2の外部クロック信号の
供給を検出した場合は、前記第1及び第2の外部クロッ
ク信号の位相差を検出し、当該位相差を前記第1の内部
クロック信号の位相に加えて前記第2の内部クロック信
号を発生し、前記クロック検出回路が前記第2の外部ク
ロック信号の供給を検出しない場合は、前記第1の外部
クロック信号のほぼ半周期に対応する遅延量を生成し、
当該遅延量を前記第1の内部クロック信号に加えて前記
第2の内部クロック信号を発生する第2の内部クロック
発生回路とを有することを特徴とするクロック発生回
路。 - 【請求項14】請求項13において、 前記第2の内部クロック発生回路は、 前記第1の内部クロック信号を遅延させる第1の可変遅
延回路と、 第2、第3の可変遅延回路と、 基準クロックと可変クロックとの位相を比較し、前記位
相比較に従って、前記第1、第2、及び第3の可変遅延
回路の遅延量をそれぞれ制御する位相比較・遅延制御回
路とを有し、 前記第2の外部クロック信号の供給が検出された場合
は、前記第1の外部クロック信号が前記第3の可変遅延
回路で遅延されて前記可変クロックが生成され、かつ前
記第2の外部クロック信号から前記基準クロックが生成
され、 前記第2の外部クロック信号の供給が検出されない場合
は、前記第1の外部クロック信号が前記第2及び第3の
可変遅延回路で遅延されて前記可変クロックが生成さ
れ、かつ前記第1の外部クロック信号から前記基準クロ
ックが生成されることを特徴とするクロック発生回路。
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