JP2000194215A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2000194215A
JP2000194215A JP37309498A JP37309498A JP2000194215A JP 2000194215 A JP2000194215 A JP 2000194215A JP 37309498 A JP37309498 A JP 37309498A JP 37309498 A JP37309498 A JP 37309498A JP 2000194215 A JP2000194215 A JP 2000194215A
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laser
scanning
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laser beam
box unit
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JP37309498A
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Yukihide Ushio
行秀 牛尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 第2のレーザー光走査照射手段をより低コス
トで、且つ、より容易な手段で実現できるようにした定
着装置を提供すること。 【解決手段】 レーザー光の走査によって潜像画像を形
成する走査光学箱ユニット5を有し、該走査光学箱ユニ
ット5には少なくともレーザー光を走査させるポリゴン
ミラー15と、レーザー光の焦点を絞るとともにレーザ
ー光の等距離走査を行う一対のf−θレンズ17,18
を設けて成る記録装置に設けられる装置であって、前記
潜像画像に現像剤を付着させて現像した現像画像を記録
材に転写した後、少なくとも熱を利用して前記現像画像
を記録材に定着する定着装置において、前記走査光学箱
ユニット5に含まれる第1のレーザー手段16とは別の
第2のレーザー手段24と、該第2のレーザー手段24
が発する光エネルギーを熱源として前記現像画像を記録
材に定着するために第2のレーザー光を照射させる第2
のレーザー光走査照射手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーが発する
熱エネルギーを利用した定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録装置における定着装置の殆ど
はハロゲンヒータでの発熱作用を利用して記録材に転写
した現像剤を定着するよう構成されていた。具体的に
は、ガラス管で構成されたハロゲンヒータをアルミニウ
ム等のローラの中に入れ、そのローラ自体を所定温度で
温調制御して記録材を通過させることによって、発熱す
るローラによる熱定着が実施されていた。
【0003】しかし、近年においては、熱源をハロゲン
ヒータからセラミックヒータに変更した構成の定着装置
が出現するようになった。具体的には、薄いシート状の
電熱フィルムを介してセラミックヒータを設置し、その
セラミックヒータを所定温度で温調制御し、熱抵抗の小
さいシート状の電熱フィルムに記録材を接触させて定着
するオンデマンド定着と呼ばれる定着方式を採用する定
着装置である。この定着装置によれば、定着するための
熱源を作り出すヒータ電力はより効率良く記録材に熱を
伝達できるようになるため、装置の消費電力が著しく減
少するようになった。
【0004】更に、現在では熱源をセラミックヒータか
ら高出力レーザーに変更し、レーザー光から発する熱エ
ネルギーを記録材に転写された現像剤に直接照射するこ
とによって現像剤を記録材を定着させる定着装置の研究
がなされるようになってきた。このような定着装置によ
れば、定着するための熱源を更に効率良く作り出すこと
ができ、装置の消費電力を更に低減することができる。
しかも、定着用熱源として高出力レーザーを採用する
と、従来のヒータ方式に比較して以下に述べるようなメ
リットが得られる。
【0005】即ち、第1にヒータを駆動する場合の電源
は一次側(AC電源)であるため、対安全規格や対端子
雑音ノイズ等の装置規格のための供給電源対策が必要で
あった。
【0006】一方、レーザーを駆動する場合の電源は二
次側(DC電源)であるため、レーザーに対する機械的
な構造等の装置規格をクリアすれば良く、比較的低コス
トで装置規格に対応することができる。
【0007】第2にヒータの場合駆動回路は一次側電源
(AC電源)を利用するものになり、部品の大型化、対
電力対応、発熱対応等のために駆動制御回路が大型化し
たり、比較的コスト高になってしまったりする。
【0008】一方、レーザーの場合はレーザー光を点滅
させる必要がなく、常時オン状態で使用する簡単な定電
流駆動回路で済むため、装置の小型化及び低コスト化が
可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
ーを利用した定着装置は、ヒータを利用した定着装置に
比してコスト的に有利であるとは一概に言い切れない。
つまり、ヒータで定着装置を構成する場合には、ヒー
タ、ヒータ駆動回路、記録材の定着搬送用ローラ等の基
本構成で済むが、レーザーで定着装置を構成する場合に
は、レーザー、レーザー駆動回路、記録材の定着搬送用
ローラ等の基本構成に加え、記録材の現像剤に直接レー
ザー光を照射するためのレーザー光走査手段を付加しな
ければならない。駆動回路や記録材搬送用ローラはヒー
タの場合に比べて低コストで実現可能であるが、レーザ
ー光を走査させるためのレーザー光走査手段が付加され
ると高コストになってしまう。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、第2のレーザー光走査照射手
段をより低コストで、且つ、より容易な手段で実現でき
るようにした定着装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、レーザー光の走査によって
潜像画像を形成する走査光学箱ユニットを有し、該走査
光学箱ユニットには少なくともレーザー光を走査させる
ポリゴンミラーと、レーザー光の焦点を絞るとともにレ
ーザー光の等距離走査を行う一対のf−θレンズを設け
て成る記録装置に設けられる装置であって、前記潜像画
像に現像剤を付着させて現像した現像画像を記録材に転
写した後、少なくとも熱を利用して前記現像画像を記録
材に定着する定着装置において、前記走査光学箱ユニッ
トに含まれる第1のレーザー手段とは別の第2のレーザ
ー手段と、該第2のレーザー手段が発する光エネルギー
を熱源として前記現像画像を記録材に定着するために第
2のレーザー光を照射させる第2のレーザー光走査照射
手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記走査光学箱ユニットのポリゴンミラー
の第1のレーザー手段の光走査部分を妨げない部分を利
用して前記第2のレーザ手段の光走査を実行させること
を特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記走査光学箱ユニットのポリゴン
ミラーとf−θレンズとを用い、ポリゴンミラーの第1
のレーザー手段の光走査部分を妨げない部分を利用して
前記第2のレーザ手段の光走査を実行させることを特徴
とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記走査光学箱ユニットのf−θレンズで
決まる前記第2のレーザー手段の光焦点距離で決定され
る位置に第2のレーザー光走査照射手段を構成すること
を特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記第2のレーザー光走査照射
手段を前記走査光学箱ユニットに一体化して構成したこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0017】<実施の形態1>図1は本発明に係る定着
装置を備える記録装置の断面図、図2は従来の記録装置
に備えられた走査光学箱ユニットを示す図、図3は本実
施の形態に係る記録装置に備えられた走査光学箱ユニッ
トを示す図である。尚、本実施の形態では本発明を電子
写真装置に適用したが、本発明の適用は特に電子写真装
置に限定されるものではないことは言うまでもない。
【0018】図1に示す記録装置1において、2は感光
ドラム、3は現像器、4は転写ローラ、5は走査光学箱
ユニット、6は反射ミラーである。反射ミラー6は、構
成上、走査光学箱ユニット5の中に属する場合が多い
が、図1では本実施の形態を容易に理解するために走査
光学箱ユニット5の外に設置した例を示している。尚、
図2及び図3では、反射ミラー6を走査光学箱ユニット
5の中に設置した構成を示しているが、本発明の意図す
る内容において反射ミラー6の取付位置は特に限定され
るものではない。
【0019】又、7は本発明に係る定着装置における反
射ミラー(以下、第2の反射ミラーと称する)であっ
て、これは定着用レーザー光路を現像された記録材に導
くためのものである。8は定着ローラであり、定着用レ
ーザー光で溶けた現像剤を記録材に加圧して十分な定着
効果を得るためのものである。尚、定着ローラ8での加
圧作用は特に限定されたものではなく、単に記録材の搬
送だけを実行するローラであっても良い。又、十分な定
着効果を得るために、定着ローラ8に加圧作用の他、ヒ
ータ等の発熱作用を付加して記録材を加熱する定着補助
用発熱ローラとしても良く、特に定着ローラ8は限定さ
れるものではない。
【0020】そして、記録材は定着ローラ8を通過する
と不図示のセンサによって通過の有無を検知され、排紙
ローラ13を経て記録装置1外に排出される。
【0021】又、10は帯電ローラ、11はクリーナ
器、12はレジストローラであり、記録材は所定の動作
指示信号により記録材カセット14から給紙ローラ20
で給紙されてレジストローラ12まで搬送される。
【0022】次に、記録装置1の動作を簡単に説明す
る。
【0023】図1において、所定の動作指示信号により
記録材カセット14から給紙ローラ20で給紙された記
録材はレジストローラ12まで搬送され、傾斜取りのた
めに少しループされてレジストローラ12で一時停止す
る。その間、所定の画像信号に基づいて走査光学箱ユニ
ット5に設けられた潜像画像形成用レーザー(第1のレ
ーザー手段)によりレーザー光を走査させて感光ドラム
2上に静電潜像を形成する。そして、静電潜像は現像器
3において現像剤を用いて現像され、現像画像は転写ロ
ーラ4の位置に来るタイミングに同期して再スタートし
た記録材に転写ローラ4によって転写される。
【0024】記録材に転写された現像画像は、定着ロー
ラ8より前の位置に照射される走査光学箱ユニット5か
らの定着用レーザー(第2のレーザー手段)により溶か
されて記録材に定着される。その後、場合によっては、
定着ローラ8で定着補助作用を実行する所定の処理がな
され、記録材は定着ローラ8を通過して不図示のセンサ
ーによって通過の有無を検知された後、排紙ローラ13
を経て記録装置1外へと排出される。
【0025】尚、転写ローラ4によって転写が実行され
た後に感光ドラム2上に残留する現像剤はクリーナ器1
1で除去され、感光ドラム2は帯電ローラ10で電位を
整えられて次の潜像画像形成に備えられる。
【0026】以上が本実施の形態に係る記録装置1の動
作である。
【0027】次に、前記走査光学箱ユニット5について
説明する。
【0028】従来、記録装置1に設けられる走査光学箱
ユニット5は図2に示すように構成されている。即ち、
図2において、15はポリゴンミラー、16はレーザー
とレーザー駆動を実行する駆動回路基板が一体化した第
1のレーザー手段である。17,18はf−θレンズで
あり、これらは反射ミラー6とで光路を感光ドラム2に
照射するよう導くものである。
【0029】又、19はBD信号用反射ミラーであり、
これは感光ドラム2に照射するレーザー光の走査方向の
同期取りを実行するBD信号を作り出すための位置的同
期取りを実行するものであって、ここで反射したレーザ
ー光はBD信号発生回路基板21で光電変換されてBD
信号が作られる。
【0030】而して、前記第1のレーザー手段16はポ
リゴンミラー15面でのレーザー照射の位置的同期を取
るために予めレーザーをオンする。これにより、BD信
号用反射ミラー19に照射されたレーザー光をピックア
ップし、BD信号発生回路基板21で光電変換されてB
D信号が発生する。そして、このBD信号から所定時間
後に第1のレーザー手段16を点滅させてポリゴンミラ
ー15面でレーザー光を走査させる。そして、以上の動
作をポリゴンミラー15の各面で実行することによって
レーザー光は第1のレーザー手段16に属する非球面或
は球面コリメータレンズで平行光になり、f−θレンズ
17,18で決まる所定の焦点距離で焦点が絞られなが
ら反射ミラー6で感光ドラム2に照射され、これによっ
て感光ドラム2上に潜像画像が形成されていく。
【0031】而して、図2に示す走査光学箱ユニット5
に高出力レーザーを利用した定着装置のレーザー光走査
を付加することによって図3に示す走査光学箱ユニット
5が構成される。尚、図2に示す走査光学箱ユニット5
は本発明を容易に理解するために示したもので、本実施
の形態に係る記録装置1には図2に示す走査光学箱ユニ
ット5は存在しないことは言うまでもない。
【0032】図3においては図2に示した像画像形成の
ためのレーザー光走査を構成する部分と同一要素には同
一符号を付しており、以下、それらについての説明は省
略する。
【0033】図3において、24は定着を目的とした第
2のレーザー手段であって、第1のレーザー手段16と
同様、レーザーと駆動回路基板が一体化されてコリメー
タレンズ15を通してレーザー光が照射される。この第
2のレーザー手段24は、第1のレーザー手段16に比
べて点滅制御をすることなく定着実行中は常にオン状態
のまま、出力するレーザー光パワーを一定に保つAPC
(Auto Power Control)が実行され、定着終了によりオ
フ状態になるものである。
【0034】又、25,26は定着用レーザー光の焦点
距離を決めるf−θレンズであり、これらは第1のレー
ザー手段16と同様に定着用レーザー光をコリメータレ
ンズ15で平行光にして所定の焦点距離で焦点を絞りな
がらこれを定着用反射ミラー7で現像画像が転写された
記録材に照射させるものである。この第2のレーザー手
段24から発せられる定着のためのレーザー光の走査に
は第1のレーザー手段16から発せられるレーザー光を
走査するためのポリゴンミラー15が共用されるととも
に、第1のレーザー手段16から発せられるレーザー光
を走査するために使用されるポリゴンミラー15面以外
の部分を利用して第2のレーザー手段24から発せられ
るレーザー光が走査される。尚、図3に示す構成は本発
明が意図するところの1つである第1のレーザー手段1
6から発せられるレーザー光の走査を妨げないポリゴン
ミラー15面を共用するための一例であって、その意図
するところが満足される条件が満たされれば、例えば後
述の実施の形態2のような構成であっても良く、特に限
定されるものではない。
【0035】次に、本実施の形態に係る定着装置を具体
的に以下に説明する。
【0036】図3において、定着用の第2のレーザー手
段24は、初めにオン状態でレーザーを駆動するレーザ
ー電流を徐々に増し、レーザーに一体化されているフォ
トダイオードからの光電変換結果に基づいて所定の光量
パワーに設定されるまでレーザー電流を増やし続ける。
そして、所定の光量パワーに達すると、その時の電流値
を保持して以降のレーザー点灯を実行する。更に、予め
設定されたタイミングで再び電流値をゼロにして徐々に
レーザー電流を増やしながら所定の光量パワーに達する
まで電流を増やし続け、所定の光量パワーになり次第、
電流値を保持して以降のレーザー点灯を実行する所謂レ
ーザーAPCの制御を所定のタイミングで実行し、レー
ザーの点灯が常に設定した一定値を保持するよう構成さ
れている。
【0037】一方、ポリゴンミラー15の回転制御は、
従来と同様に記録動作が始まる時に回転が開始されて所
定回転に達すると記録動作記録動作が可能になるような
される。つまり、定着したい時は潜像形成工程により回
転制御が実行され、記録材が排出されるまで回転制御が
実行され続けるため、特に定着用のために制御を云々す
ることなく共用することができる。
【0038】而して、記録動作が開始されると、記録動
作の準備動作を実行し、その準備動作が終了すると記録
材を給紙してこれをレジストローラ12まで搬送する。
尚、画像形成に関しては先述したため、ここでは定着工
程について説明する。
【0039】レジストローラ12まで達した記録材は、
所定のタイミングで再スタートし、感光ドラム2に形成
された現像画像が転写ローラ4によって記録材上に転写
される。このときの状態は記録材の上に現像剤がまぶさ
れた状態であって、記録材は未定着状態と呼ばれる。そ
して、記録材は、定着ローラ8に向かって搬送される。
【0040】一方、本実施の形態に係る定着装置は、レ
ーザーAPCによって保持されている所定の光量パワー
出力によって、予め設定されているタイミングで第2の
レーザー手段24の点灯を開始する。この点灯開始タイ
ミングや点灯終了タイミングは特に限定されたものでは
なく、例えばレジストローラ12が再スタートするタイ
ミングで点灯を開始し、記録材の排出が終了したタイミ
ングで点灯を終了するようにする。
【0041】而して、第2のレーザー手段24が点灯さ
れると、レーザー光は球面或は非球面で構成されたコリ
メータレンズ15で平行光になり、f−θレンズ25,
26で定着用反射ミラー7を経由して所定の記録材が通
過する位置に焦点が絞られる。尚、この焦点距離は装置
に応じたり、コリメータレンズ15、f−θレンズ2
5,26等で決定したり、特に限定されない。
【0042】そして、ポリゴンミラー15が回転する速
度で第2のレーザー手段24から照射されるレーザー光
は、記録材の搬送方向に対して直角方向(この方向を主
走査方向と呼び、逆に搬送方向を副走査方向と呼ぶ)に
走査される。更に、ポリゴンミラー15が次の面になれ
ば、画像で言う次の行を走査する。このようにして、定
着用の第2のレーザー手段24から照射されるレーザー
光は搬送される記録材に万遍なく走査される。
【0043】以上により、本記録装置1における定着装
置は、潜像画像を形成する第1のレーザー手段16のレ
ーザー光走査を妨げない部分のポリゴンミラー15の回
転を利用することによって、定着用である第2のレーザ
ー手段24のレーザー光走査を実行する第2のレーザー
光走査照射手段を構成することができる。
【0044】又、図3に示すように、既存の潜像画像を
形成する走査光学箱ユニット5に第2のレーザー光走査
照射手段を一体化して構成することができる。尚、第2
のレーザー光走査照射手段は、利用する既存の走査光学
箱ユニットのポリゴンミラー部分を開口して別々の走査
光学箱ユニットを設けて構成するようにしても良い。
【0045】尚、第2のレーザー手段24が有するレー
ザーはその種類や構成に対して特に限定されるレーザー
という訳ではなく、例えば複数本のレーザー光を発する
マルチビーム構造のものであっても良く、複数本のレー
ザー光走査があれば、それだけ記録材の定着性も向上す
ることは言うまでもない。
【0046】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4は本
実施の形態に係る定着装置が備えられた記録装置の断面
図、図5は同記録装置に備えられた走査光学箱ユニット
を示す図である。
【0047】尚、実施の形態1との違いは、実施の形態
1では既存の走査光学箱ユニットが有するポリゴンミラ
ーを妨げない構成で共有したが、本実施の形態では既存
の走査光学箱ユニット5が有するポリゴンミラー15と
f−θレンズ17,18とを利用して、走査光学箱ユニ
ット5が実行する潜像画像の形成を妨げない構成で共用
することによって第2のレーザー光走査照射手段を構成
した点である。
【0048】以下、本実施の形態について説明する。
尚、実施の形態1と同様な部分は同符号を用いて表現
し、以下、それらについての説明は省略する。
【0049】図4において、個々の構成部分は実施の形
態1と同様であるが、走査光学箱ユニット5における使
い勝手が異なる。図5に走査光学箱ユニット5の内部構
成を示す。
【0050】第1のレーザー手段16の隣に第2のレー
ザー手段24を設置し、各々照射するレーザー光の位置
をポリゴンミラー15の高さ方向で異ならせる。これに
よって第1のレーザー手段16から照射されるレーザー
光はポリゴンミラー15により走査され、f−θレンズ
17,18を通過し、反射ミラー6によって感光ドラム
2に潜像画像を形成する。
【0051】又、第2のレーザー手段24から照射され
るレーザー光は、一例として図5に示すような第1のレ
ーザー手段16から照射されるレーザー光の走査スキャ
ンを妨げない部分のポリゴンミラー15を利用して走査
され、同様に、走査を妨げない部分のf−θレンズ1
7,18を通過し、走査光学箱ユニット5の開口部分か
ら外に向かい記録材めがけて走査スキャンされる第2の
レーザー光走査照射手段を構成する。つまり、既存の走
査光学ユニット5のポリゴンミラー15とf−θレンズ
17,18とを利用して、第1のレーザー手段16が実
行する潜像画像の形成を妨げない構成で共用する第2の
レーザー光走査照射手段を構成することができ。尚、図
5に示す第1のレーザー手段16が実行する潜像画像の
形成を妨げない構成は一例であって、意図することが実
行できる構成であれば特に限定されない。
【0052】一方、図5に示す走査光学箱ユニット5の
開口部分から外に向かい、搬送されて来る記録材めがけ
て走査スキャンされる第2のレーザー光走査照射手段に
おける記録材までの距離は、第2のレーザー手段24が
有するコリメータレンズとポリゴンミラー15及びf−
θレンズ17,18で決まるレーザー光の焦点距離に位
置付けられるよう設定される。つまり、記録材への定着
効果は、焦点距離が最も絞られたときにレーザー光エネ
ルギーが最大限に発揮されるためである。そのために
は、既に固定されたポリゴンミラー15とf−θレンズ
17,18を利用するに当たり、可変できるコリメータ
レンズとを組み合わせて算出される焦点距離に合わせ込
んで、記録材を搬送する過程での定着実行位置を決定す
ることが必要になる。
【0053】通常、レーザーはチップの発光位置を示す
非点収差距離と光の広がり角度に基づいてf−θレンズ
の設計で殆ど焦点距離が算定される。従って、本実施の
形態のように既存のf−θレンズを利用する場合、レー
ザー光の焦点距離を設定するのではなく、設定されるレ
ーザー光の焦点距離に合わせる構成となってしまう。
【0054】以上により、本記録装置における定着装置
は、潜像画像を形成する第1のレーザー手段16のレー
ザー光走査を妨げない部分のポリゴンミラー15の回転
とf−θレンズ17,18を利用することによって、定
着用である第2のレーザー手段24のレーザー光走査を
実行する第2のレーザー光走査照射手段を構成する。そ
して、図5に示すように、既存の潜像画像を形成するた
めの走査光学箱ユニット5に第2のレーザー光走査照射
手段を一体化して構成することができる。
【0055】尚、第2のレーザー光走査照射手段は、利
用する既存の走査光学箱ユニット5のポリゴンミラー1
5部分を開口し、別に取り付けられる第2のレーザー手
段24を走査光学箱ユニット5に照射し、f−θレンズ
17,18を通過して再び外部に出力されるよう構成し
ても良い。
【0056】又、第2のレーザー手段24が有するレー
ザーは、その種類や構成に関して特に限定される訳では
なく、例えば複数本のレーザー光を発するマルチビーム
構造のものであっても良く、複数本のレーザー光走査が
あれば、それだけ記録材の定着性も向上することは言う
までもない。
【0057】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、レーザー光の走査によって潜像画像を形成する
走査光学箱ユニットを有し、該走査光学箱ユニットには
少なくともレーザー光を走査させるポリゴンミラーと、
レーザー光の焦点を絞るとともにレーザー光の等距離走
査を行う一対のf−θレンズを設けて成る記録装置に設
けられる装置であって、前記潜像画像に現像剤を付着さ
せて現像した現像画像を記録材に転写した後、少なくと
も熱を利用して前記現像画像を記録材に定着する定着装
置において、前記走査光学箱ユニットに含まれる第1の
レーザー手段とは別の第2のレーザー手段と、該第2の
レーザー手段が発する光エネルギーを熱源として前記現
像画像を記録材に定着するために第2のレーザー光を照
射させる第2のレーザー光走査照射手段を設けたため、
第2のレーザー光走査照射手段をより低コストで、且
つ、より容易な手段で実現することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る定着装置を備える
記録装置の断面図である。
【図2】従来の記録装置に備えられた走査光学箱ユニッ
トを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る記録装置に備えら
れた走査光学箱ユニットを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る定着装置が備えら
れた記録装置の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る定着装置が備えら
れた記録装置の走査光学箱ユニットを示す図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2 感光ドラム 3 現像器 4 転写ローラ 5 走査光学箱ユニット 6 反射ミラー 7 定着用反射ミラー 8 定着ローラ 15 ポリゴンミラー 16 第1のレーザー手段 17,18 f−θレンズ 24 第2のレーザー手段 25,26 定着用f−θレンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光の走査によって潜像画像を形
    成する走査光学箱ユニットを有し、該走査光学箱ユニッ
    トには少なくともレーザー光を走査させるポリゴンミラ
    ーと、レーザー光の焦点を絞るとともにレーザー光の等
    距離走査を行う一対のf−θレンズを設けて成る記録装
    置に設けられる装置であって、前記潜像画像に現像剤を
    付着させて現像した現像画像を記録材に転写した後、少
    なくとも熱を利用して前記現像画像を記録材に定着する
    定着装置において、 前記走査光学箱ユニットに含まれる第1のレーザー手段
    とは別の第2のレーザー手段と、該第2のレーザー手段
    が発する光エネルギーを熱源として前記現像画像を記録
    材に定着するために第2のレーザー光を照射させる第2
    のレーザー光走査照射手段を設けたことを特徴とする定
    着装置。
  2. 【請求項2】 前記走査光学箱ユニットのポリゴンミラ
    ーの第1のレーザー手段の光走査部分を妨げない部分を
    利用して前記第2のレーザ手段の光走査を実行させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記走査光学箱ユニットのポリゴンミラ
    ーとf−θレンズとを用い、ポリゴンミラーの第1のレ
    ーザー手段の光走査部分を妨げない部分を利用して前記
    第2のレーザ手段の光走査を実行させることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記走査光学箱ユニットのf−θレンズ
    で決まる前記第2のレーザー手段の光焦点距離で決定さ
    れる位置に第2のレーザー光走査照射手段を構成するこ
    とを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のレーザー光走査照射手段を前
    記走査光学箱ユニットに一体化して構成したことを特徴
    とする請求項1,2又は3記載の定着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1300610A1 (en) 2001-10-03 2003-04-09 Sankyo Manufacturing Company, Ltd. Housing oscillating type cam apparatus, and work shifter using such apparatus
US8213848B2 (en) 2008-04-01 2012-07-03 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a fixing device configured to apply heat and method thereof
US8494426B2 (en) 2010-04-26 2013-07-23 Sharp Kabushiki Kaisha Laser fixing device and image forming apparatus including the same

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