JP2000193555A - 光ファイバ線路監視システム - Google Patents

光ファイバ線路監視システム

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JP2000193555A
JP2000193555A JP10371592A JP37159298A JP2000193555A JP 2000193555 A JP2000193555 A JP 2000193555A JP 10371592 A JP10371592 A JP 10371592A JP 37159298 A JP37159298 A JP 37159298A JP 2000193555 A JP2000193555 A JP 2000193555A
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optical fiber
measuring device
measured
fiber line
monitoring system
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JP10371592A
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Makoto Hosokawa
真 細川
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Ando Electric Co Ltd
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場の作業者が任意の場所から光ファイバ測
定装置を遠隔操作して光ファイバ線路を測定できる光フ
ァイバ線路監視システムを提供する。 【解決手段】 光ファイバ測定装置20は光ファイバ線
路網の基幹局舎内に設置され、光スイッチ23-1〜23
-4を制御して被測定多心光ファイバ1の心線を選択し、
OTDR22を制御して選択された心線を測定して測定
データを出力する。移動型監視装置30は光ファイバ線
路の敷設現場等に携帯可能なノートパソコン31で構成
され、光ファイバ測定装置20を遠隔操作して測定デー
タを取得し、内蔵ハードディスク装置に蓄積する。この
ほか、現場の作業者は被測定多心光ファイバ1の経路や
融着点の位置などに関する地図情報を内蔵ハードディス
ク装置に登録する。光ファイバ測定装置20と移動型監
視装置30の間は、モデム25,33及びPHS(登録
商標)26,32を介した通信網27で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ線路の
特性を測定する光ファイバ測定装置を遠隔地から制御す
ることで、当該光ファイバ線路の管理,運営を行ってゆ
く光ファイバ線路監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の技術による光ファイバ線路
監視システムの構成を示すブロック図である。同図にお
いて、被測定多心光ファイバ1は光ファイバ測定装置2
の監視対象となっている光ファイバである。この光ファ
イバ測定装置2は、被測定多心光ファイバ1の中から何
れかの心線を選定したのち、当該心線の損失分布といっ
た特性を測定するための装置であって、光ファイバ線路
網の基幹局舎内などに設置されている。
【0003】光ファイバ測定装置2において、光スイッ
チ3は測定対象たる被測定多心光ファイバ1の心線を切
り替える。OTDR(光時間領域後方散乱光測定装置)
4は光ファイバ5を介して光スイッチ3に接続してい
る。このOTDR4は、光スイッチ3で選択された被測
定多心光ファイバ1の心線に対して光パルスを送出し、
当該心線から戻ってくる後方散乱光等の戻り光について
その強度の時間的変化を測定する。こうした測定によっ
て、当該心線に存在する障害点が検出できるほか、その
損失分布や接続損失の測定などを行うことができる。一
方、パソコン(パーソナルコンピュータ)6は光スイッ
チ3及びOTDR4の動作をそれぞれ制御するほか、こ
の光ファイバ測定装置2の外部との間でなされる通信を
司る。
【0004】ここで、光スイッチ3,OTDR4,パソ
コン6は何れも別々の筐体で構成されており、各筐体の
外部に設けられた汎用バスたるGPIB( General Pur
poseInterface Bus)7を通じて互いに制御信号やデー
タをやり取りしている。また、光ファイバ測定装置2は
モデム8,公衆回線網9,モデム10を介して中央監視
装置11(後述)に接続している。すなわち、モデム8
はパソコン6のシリアルポートにつながれており、この
パソコン6を公衆回線網9に接続している。同様にし
て、モデム10は中央監視装置11内に設けられたパソ
コン12のシリアルポートにつながれており、このパソ
コン12を公衆回線網9に接続している。
【0005】一方、中央監視装置11はパソコン12と
ハードディスク装置13で構成されている。パソコン1
2はハードディスク装置13上に構築されたデータベー
スを適宜更新するほか、公衆回線網9を介して光ファイ
バ測定装置2を遠隔操作することで、被測定多心光ファ
イバ1を測定させてその測定データを取得するなどの制
御を行っている。また、ハードディスク装置13上のデ
ータベースは、被測定多心光ファイバ1の測定によって
得られた測定データ(即ち、光ファイバ線路における損
失分布の測定波形)が蓄積されるほか、被測定多心光フ
ァイバ1の経路や融着点の位置などに関わる地図情報が
収められている。
【0006】すなわち、OTDR4の測定波形からは光
ファイバ線路上の距離と損失の関係が分かるに過ぎず、
光ファイバ線路上の融着点等が実際にどの地点に敷設さ
れているのかは全く分からない。なお、ここで言う距離
は、被測定多心光ファイバ1の始端(即ち、光スイッチ
3と被測定多心光ファイバ1との接続点)からの距離で
ある。こうしたことから、例えば、被測定多心光ファイ
バ1上における1キロメートル毎の地点,融着点に対応
する地点等にそれぞれ地図情報を対応させて、これらの
組をデータベースとして登録しておく。地図情報の具体
例としてはこれら各地点の近傍で目印となるような情報
(例えば、鉄塔,ビル,地番)が挙げられる。こうした
データベースを構築しておくと、被測定多心光ファイバ
1上で異常が発生した場合に、現場(即ち、被測定多心
光ファイバ1が敷設されている近辺の場所)に派遣され
る作業者は、異常発生を示している測定波形上の距離と
データベース上の地図情報とを対照することによって、
実際に異常の発生している地点を特定することができ
る。
【0007】このほか、ハードディスク13上には正常
時の測定波形などが予め格納されている。これによっ
て、パソコン12は正常時の測定波形と光ファイバ測定
装置2側から送られてきた測定波形を互いに比較して異
常(例えば、損失が異常に大きいなど)の有無を調べ、
異常が検出された場合には中央監視装置11の監視者等
に警告を発するなどの処理を行えるようになる。
【0008】なお、光ファイバ測定装置2と中央監視装
置11との間は、上述したように公衆回線網9を介在さ
せて接続する形態のほか、光ファイバ網で接続する形態
も考えられる。図3に示した光ファイバ14,O/E・
E/O(光/電気・電気/光)変換器15,16はこう
した形態を採用する場合に用いられる。すなわち、O/
E・E/O変換器15はモデム8に代わってパソコン6
のシリアルポートと光ファイバ14との間で電気信号と
光信号を互いに変換するものであり、O/E・E/O変
換器16はモデム10に代わってパソコン12のシリア
ルポートと光ファイバ14との間で電気信号と光信号を
互いに変換するものである。
【0009】次に、上述した構成を有する光ファイバ線
路監視システムの動作は以下のようになる。まず、中央
監視装置11では被測定多心光ファイバ1の測定指示を
行うために、パソコン12がモデム10,公衆回線網
9,モデム8を通じて光ファイバ測定装置2へ制御信号
を送信する。光ファイバ測定装置2では、パソコン6が
送信された制御信号に含まれる測定指示に従い、光スイ
ッチ3に被測定多心光ファイバ1の心線を選択させたの
ち、OTDR4で選択された心線について測定を行わせ
る。その後、OTDR4は選択心線に関する測定データ
をGPIB7経由でパソコン6へ送信してくるので、パ
ソコン6は上述した通信経路を通じてこの測定データを
中央監視装置11に送出する。中央監視装置11では、
パソコン12が送られてきた測定データをハードディス
ク13上のデータベース上に登録し、それによって上述
したように異常の有無などを調べることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光ファイバ線路監視システムでは、光ファイバ測定装置
2と中央監視装置11との間の通信を実現するために公
衆回線網9などの有線による既設回線が必要となってく
る。このため、被測定多心光ファイバ1の敷設工事や点
検工事を実施する際に、現場で工事を担当する作業者が
被測定多心光ファイバ1の測定波形を直接見ることがで
きない。これは、当該測定波形が光ファイバ網の基幹局
舎内等に設置されたOTDR4上ないしは中央監視装置
11内のパソコン12上でのみ表示可能となっているた
めである。こうしたことから、従来は、現場の作業者と
は別の者を基幹局舎内に待機させておき、現場作業者と
待機者との間で電話連絡等をとるようにしている。その
ため、待機者が測定波形を見ながら現場作業者に指示し
ながら工事を進めていかねばならず煩雑である上に、現
場作業者以外にさらに待機者が必要であって、人員確保
や人件費が余分にかかる等の問題もある。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、現場の作業者が任意の場所から光フ
ァイバ測定装置を遠隔操作して光ファイバ線路の測定を
行うことができる光ファイバ線路監視システムを提供す
ることにある。また本発明の別の目的は、従来、中央監
視装置側に蓄積されていたデ−タベ−スの作成,検索等
を作業者が工事現場等で効率良く管理,運営することが
できる光ファイバ線路監視システムを提供することにあ
る。さらに本発明の他の目的は、光ファイバ線路の工事
やメンテナンス作業を少人数で実施できる光ファイバ線
路監視システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、通信網を介した遠隔地か
らの制御に従って光ファイバ線路を測定する光ファイバ
測定手段を備えた光ファイバ線路監視システムにおい
て、前記通信網を介して前記光ファイバ測定手段に前記
光ファイバ線路を測定させ、該測定によって得られた測
定結果を取得して出力する移動局を具備することを特徴
としている。また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記移動局は、該移動局を携帯する
作業者により入力された前記光ファイバ線路に関する所
定の情報を蓄積するデータベースを具備することを特徴
としている。また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記移動局は、移動電話を介
して前記通信網に接続して前記光ファイバ測定手段を制
御する携帯型のコンピュータであることを特徴としてい
る。また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れ
かの項記載の発明において、前記光ファイバ測定手段を
構成する各部をモジュール化し、該モジュールを互いに
バスで接続して一筐体内に収納したことを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本実施形態による
光ファイバ線路監視システムの構成を示すブロック図で
あり、図中、図3に示したものと同じ構成要素について
は同一の符号を付してある。同図では光ファイバ測定装
置20の構成についてその要部のみを示してある。この
光ファイバ測定装置20の詳細な構成については図2を
参照して後述する。図1において、光ファイバ測定装置
20は図3に示した光ファイバ測定装置2と同等の機能
を有するものであって、その内部構成が従来のものとは
異なっている。すなわち、CPU(中央処理装置)21
は図3のパソコン6内に設けられているCPUと同等の
ものであり、光ファイバ測定装置20内の各部の制御お
よび当該装置外部との通信を行う。なお、図示はしてい
ないが、光ファイバ測定装置20にはCPU21を動作
させるためのRAM(ランダムアクセスメモリ),RO
M(リードオンリメモリ)を設けてある。
【0014】一方、OTDR22は図3に示したOTD
R4と同等の機能を有しており、また、光スイッチ23
-1〜23-4は何れも図3に示した光スイッチ3と同等の
機能を備えている。CPU21,OTDR22,光スイ
ッチ23-1〜23-4は内部バス24を介して互いに制御
信号やデータを授受して通信する。また、これらは何れ
もモジュール化されており、これらを内部バス24で接
続した構成とすることで、光ファイバ測定装置20を一
筐体で実現している。なお、図1では従来のように光ス
イッチを1個だけでなく4個設けた場合を例示してあ
る。これは。光ファイバ測定装置20内の各部をモジュ
ール化することで、多数の光スイッチを光ファイバ測定
装置20の筐体内に収納できることを示している。な
お、光スイッチの数が4個に限られないことは勿論であ
る。
【0015】次に、本実施形態では中央監視装置11と
光ファイバ測定装置20の間が、モデム25,PHS
(パーソナルハンディフォンシステム)26,通信網2
7,PHS28,モデム29を介して接続されている。
モデム25はCPU21のシリアルポートとPHS26
との間を接続し、モデム29はパソコン12のシリアル
ポートとPHS28との間を接続するものである。周知
のように、これらPHSは携帯型のデジタルコードレス
電話であって、PHS26ないしPHS28と通信網2
7との間はデジタル回線で接続される。
【0016】一方、移動型監視装置30は現場の作業者
が携帯するのに便利な可搬性の移動端末であって、光フ
ァイバ測定装置20を遠隔地から制御しつつ被測定多心
光ファイバ1を測定して、当該被測定多心光ファイバ1
を監視する機能を具備している。図示したように、移動
型監視装置30はノートパソコン31等で構築すること
が可能である。ここで、通信網27と移動型監視装置3
0との間はPHS32及びモデム33を介して接続して
おり、PHS32と通信網27の間は上記同様にデジタ
ル回線で接続される。モデム33はPCMCIA(Pers
onal ComputerMemory Card International Associatio
n)カード等のノートパソコン31に組み込み可能な機種
が適している。
【0017】ここで、図2は光ファイバ測定装置20の
詳細な構成を示したブロックであって、図中、図1又は
図3に示したものと同じ構成要素については同一の符号
を付してある。この光ファイバ測定装置20では、バッ
クボード40上に配線されたISA(Industry Standar
d Architecture)バス41又はローカルバス42に装置
内の各部が接続される。ISAバス41はごく一般的な
パソコンで使用されているバスであり、ローカルバス4
2は従来のOTDR4(図3参照)の内部において採用
されているバスである。そしてこれら2種類のバスが図
1に示した内部バス24を構成する。次に、光ファイバ
測定装置20内の動作はISAバス41に接続されたメ
インCPU43とローカルバス42に接続されたサブC
PU44が分担している。このうち、前者は装置内の全
体動作を司っており、後者は主にOTDR22の制御を
担当している。
【0018】メインCPU43とサブCPU44は、I
SAバス41に接続されたデュアルポートメモリ45を
介して互いにデータを授受している。このデュアルポー
トメモリ45は、メインCPU43とサブCPU44と
の間に存在する処理性能の違いを吸収するために必要と
なる。また、メインCPU43は図示しないインタフェ
ース回路を介して、FDD(フロッピディスクドライ
ブ)46,HDD(ハードディスクドライブ)47,デ
ィスプレイ48,キーボード/マウス49に接続してい
る。これらは何れも一般的なパソコンが備えているもの
と同じである。このほか、メインCPU43はISAバ
ス41に接続されたRS232Cインタフェース50に
接続している。このRS232Cインタフェース50は
図1に示したCPU21のシリアルポートを構成してお
り、メインCPU43はRS232Cインタフェース5
0を介して図1のモデム25に接続する。
【0019】次に、OTDR22は制御部22aと光源
部22bから構成されている。これらのうち、光源部2
2bは被測定多心光ファイバ1を実際に測定する機能単
位である。この光源部22bは被測定多心光ファイバ1
からの戻り光に対して光電変換を施したのちにA/D
(アナログ/デジタル)変換を行い、当該変換によって
得られたデジタルデータをローカルバス42に出力す
る。そのため、サブCPU44はローカルバス42を介
して上記デジタルデータを受け取り、デュアルポートメ
モリ45を介してメインCPU43にデジタルデータを
引き渡す。一方、制御部22aは、サブCPU44から
の指示に従って測定動作以外のOTDR22内の全動作
を司っており、光源部22b自体の動作制御は制御部2
2aが行う。このほか、図1に示した光スイッチ23-1
〜23-4は図2では何れもISAバス41に接続されて
おり、ISAバス41を介してメインCPU43の制御
の下に動作する。
【0020】なお、光ファイバ測定装置20が中央監視
装置11,移動型監視装置30のいずれと通信するか
は、PHS28の電話番号にダイヤルするのか、あるい
は、PHS32の電話番号にダイヤルするのかで区別す
ることができる。このことは、移動型監視装置30が中
央監視装置11,光ファイバ測定装置20の何れと通信
するか、また、中央監視装置11が光ファイバ測定装置
20,移動型監視装置30の何れと通信するかについて
も同様である。
【0021】次に、上記構成による光ファイバ線路監視
システムの動作を説明する。まず、光ファイバ線路の敷
設工事等を行うにあたって、作業者は移動型監視装置3
0,PHS32,モデム33を携帯して被測定多心光フ
ァイバ1の敷設場所に赴く。次に作業者はノートパソコ
ン31を操作し、光ファイバ測定装置20に対する指示
として、被測定多心光ファイバ1を構成する特定の心線
に対する測定指示を入力する。この測定指示が入力され
ると、ノートパソコン31はモデム33を介してPHS
32からPHS26の電話番号にダイヤルし、CPU2
1がモデム25を介してこれに応答することで、光ファ
イバ測定装置20と移動型監視装置30との間で通信が
確立される。
【0022】次に、ノートパソコン31は上記測定指示
を含んだ制御信号をモデム33からPHS32に送信
し、この制御信号はPHS32から通信網27に発信さ
れ、通信網27からPHS26に伝達されたのち、PH
S26からモデム25を通じて光ファイバ測定装置20
に送信される。光ファイバ測定装置20において、CP
U21は送られた制御信号を受信して作業者が入力した
測定指示を認識し、当該測定指示に対する応答信号をモ
デム25からPHS26に送出する。この応答信号は通
信網27,PHS32,モデム33を介してノートパソ
コン31に通知される。ノートパソコン31は当該応答
信号を受信して測定指示に対する応答を確認し、先に確
立した通信をいったん切断する。一方、測定指示を認識
したCPU21は、被測定多心光ファイバ1の接続され
た光スイッチ23-1に対して内部バス24経由で指示を
行い、上記測定指示で指定されている心線を光スイッチ
23-1に選択させる。次いで、CPU21は内部バス2
4を通じてOTDR22に当該心線の測定を指示する。
【0023】その後、OTDR22が被測定多心光ファ
イバ1の測定を完了させ、得られた測定データを内部バ
ス24経由でCPU21に送ってくる。そこでCPU2
1は、先にノートパソコン31が光ファイバ測定装置2
0との間で通信を確立させたのと同様の手順に従って、
PHS26からPHS32の電話番号にダイヤルして光
ファイバ測定装置20と移動型監視装置30との間で通
信を確立する。次に、CPU21はOTDR22から送
られてきた測定データをデータ信号の形でモデム25,
PHS26,通信網27,PHS32,モデム33を介
して移動型監視装置30に送信する。
【0024】移動型監視装置30において、ノートパソ
コン31は送られたデータ信号を受信してそこから測定
データを取り出し、これを内蔵のハードディスク装置
(図示省略)に蓄積させる。こうして測定結果を全て受
信したならば、ノートパソコン31は受信完了の旨の制
御信号を光ファイバ測定装置20に向けて送出する。こ
れによって、当該制御信号は測定データの送られてきた
経路を反対方向に伝達してゆき光ファイバ測定装置20
に到達する。するとCPU21は当該制御信号から受信
完了の旨を認識して、先に確立した移動型監視装置30
との間の通信を切断する。
【0025】この後、作業者は現場でノートパソコン3
1を操作して、いま光ファイバ線路を敷設した地点の距
離と付近の目印とを対応づけて内蔵ハードディスク装置
上のデータベースに登録する。なお、当該敷設地点の距
離を決めるには、ノートパソコン31のディスプレイ上
に被測定多心光ファイバ1の測定波形を表示させて、い
ま敷設した光ファイバ線路の融着点による損失部分を測
定波形上で調べれば良い。ちなみに、測定波形をノート
パソコン31に組み込まれているプリンタ等に印字させ
ても良いのは勿論である。このほか、中央監視装置11
において実施していたのと同様に、作業者はノートパソ
コン31を操作して、送られてきた被測定多心光ファイ
バ1の測定波形と内蔵ハードディスク装置に予め記憶さ
せておいた正常時の測定波形をノートパソコン31に比
較させて、測定した心線における異常の有無を調べさせ
る作業などを適宜行う。
【0026】なお、従来の場合と同じく、中央監視装置
11から光ファイバ測定装置20に対して測定指示を行
って測定データをハードディスク装置13上のデータベ
ースに蓄積させてゆくことも可能である。もっともこの
場合の動作は、PHS26,通信網27,PHS28を
介してこれら装置間で通信が行われる以外は上述した従
来の動作と全く同じであるため、ここではその説明を省
略する。また、上述した説明ではPHSを用いる場合に
ついて説明したが、PHS以外にもいわゆる携帯電話や
イリジウム通信等の衛星通信を用いた移動電話などであ
っても良い。要するに、被測定多心光ファイバ1から得
た測定データ等を光ファイバ測定装置20との間で授受
可能な移動局であれば如何なるものでも良いわけであ
る。また、中央監視装置11側及び光ファイバ測定装置
20側では必ずしもPHS29,PHS26を介して通
信網27に接続する必要はなく、従来のようにモデム1
0,モデム8(図3参照)などを介して通信網27と接
続する形態であっても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、光フ
ァイバ線路監視システム内に設けられた移動局が任意の
場所から光ファイバ測定手段を遠隔操作するようにして
いる。すなわち、移動局は通信網を介して光ファイバ測
定手段を制御して光ファイバ線路を測定させ、当該測定
によって得られた測定結果を当該光ファイバ測定手段か
ら取得して出力している。これにより、例えば光ファイ
バ線路の敷設作業を行うにあたって、光ファイバ線路に
異常がないかどうかを作業者が工事現場で直接目で確認
しながら作業を進めてゆくことができる。また、光ファ
イバ線路に異常が発生した場合などにも、作業者が異常
発生現場付近を移動しながら光ファイバ線路の測定波形
を観測することができる。このため、光ファイバ線路上
の融着点等について測定波形上における距離と実際の現
場の位置を対照させて自分の居る位置が確認できるた
め、異常発生場所を迅速に発見することができる。
【0028】また、請求項2記載の発明では、移動局を
携帯している作業者によって入力された光ファイバ線路
に関する所定の情報を蓄積するデータベースを移動局内
に設けている。これにより、例えば光ファイバ線路の経
路情報や融着点の位置,異常個所及びその原因などを作
業者が現場で入力することができる。また、異常発生時
などには、移動局に登録してあるデータベースを検索す
ることで、作業者は登録されている地図情報等を頼りに
異常発生地点へ敏速に移動することができる。また、請
求項3記載の発明では、移動電話で通信網に接続して光
ファイバ測定手段を制御する携帯型のコンピュータで移
動局を構成するようにしている。これによって、例え
ば、市販のノートパソコンにPHSや携帯電話を接続
し、移動型監視機能を実現するソフトウェアを当該ノー
ドパソコンにインストールするだけで安価かつ手軽に移
動局を実現することができる。また、請求項4記載の発
明では、光ファイバ測定手段を構成する各部をモジュー
ル化して互いにバスで接続して一筐体内に収納するよう
にしている。これにより、従来のようにパソコン,OT
DR,光スイッチ等を別々の筐体で構成するようなもの
に比べて光ファイバ測定装置の設置スペ−スを小さくで
きる。したがって、光ファイバ測定装置が設置される基
幹局舎等における空間を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による光ファイバ線路監
視システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における光ファイバ測定装置の詳
細な構成を示したブロック図である。
【図3】 従来の技術による光ファイバ線路監視システ
ムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…被測定多心光ファイバ、5…光ファイバ、11…中
央監視装置、12…パソコン、13…ハードディスク装
置、20…光ファイバ測定装置、21…CPU、22…
OTDR、23-1〜23-4…光スイッチ、24…内部バ
ス、25,29,33…モデム、26,28,32…P
HS、27…通信網、30…移動型監視装置、31…ノ
ートパソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G086 CC03 KK01 KK02 5K002 BA06 BA21 EA05 FA01 GA03 5K042 AA03 AA06 AA08 CA10 CA13 CA18 CA23 DA32 EA01 EA02 EA08 EA14 FA03 FA15 LA01 LA13 LA15 5K067 AA34 AA44 BB04 DD57 EE02 EE10 EE37 KK13 KK15 LL14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介した遠隔地からの制御に従っ
    て光ファイバ線路を測定する光ファイバ測定手段を備え
    た光ファイバ線路監視システムにおいて、 前記通信網を介して前記光ファイバ測定手段に前記光フ
    ァイバ線路を測定させ、該測定によって得られた測定結
    果を取得して出力する移動局を具備することを特徴とす
    る光ファイバ線路監視システム。
  2. 【請求項2】 前記移動局は、該移動局を携帯する作業
    者により入力された前記光ファイバ線路に関する所定の
    情報を蓄積するデータベースを具備することを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバ線路監視システム。
  3. 【請求項3】 前記移動局は、移動電話を介して前記通
    信網に接続して前記光ファイバ測定手段を制御する携帯
    型のコンピュータであることを特徴とする請求項1又は
    2記載の光ファイバ線路監視システム。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバ測定手段を構成する各部
    をモジュール化し、該モジュールを互いにバスで接続し
    て一筐体内に収納したことを特徴とする請求項1〜3の
    何れかの項記載の光ファイバ線路監視システム。
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