JP2000192972A - 外輪回転用グリース潤滑円すいころ軸受 - Google Patents

外輪回転用グリース潤滑円すいころ軸受

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JP2000192972A JP10366522A JP36652298A JP2000192972A JP 2000192972 A JP2000192972 A JP 2000192972A JP 10366522 A JP10366522 A JP 10366522A JP 36652298 A JP36652298 A JP 36652298A JP 2000192972 A JP2000192972 A JP 2000192972A
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
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    • F16C33/6603Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
    • F16C33/6607Retaining the grease in or near the bearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/10Railway vehicles

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 長期にわたって潤滑性が維持される外輪回転
用グリース潤滑円すいころ軸受を提供する。 【解決手段】 内輪5と外輪6との間に、各列毎に保持
器8に保持された円すいころ7を介在させた複列の円す
いころ軸受とする。外輪6の内径面における両側のころ
列間に、グリース保持リング9を設ける。グリース保持
リング9は、両側面にグリース保持凹部10を有するも
のとし、これにグリースGを充填する。グリース保持凹
部10は、同心円状に複数設ける。保持器本体に形成さ
れたポケットの開口縁にころ落ち防止部を設けた。両列
の保持器の外側縁に内径部が内輪の大鍔に近接し、内側
面がころの端面に近接するフランジ面を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般産業機械や
鉄道車両車軸用の軸受であって、外輪回転で使用される
グリース潤滑の円すいころ軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に一例を示すように、外輪回転で使
用される複列の円すいころ軸受においては、内輪51,
外輪52,および円すいころ53の組立部隙間、および
外輪52の内径面の中央部にもグリースGを封入してい
る。グリース潤滑は、他の潤滑形式に比べて構成が簡易
となるため、グリース潤滑を使用する場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなグリースG
を用いて外輪回転をする円すいころ軸受は、運転に伴っ
て、図9に網点部で示すようにグリースGが軸受端面側
に偏り、潤滑不良を起こし易い。
【0004】具体的には、通常、両ころ列の間にグリー
スGを封入するが、軸受回転および遠心力により時間と
共に軸受端面側に流れ出し、内外輪51,52における
ころ小径側の軌道面部分の潤滑が徐々に無くなり、保持
器54の端部と内輪大鍔51aとの間(a部)や、外輪
52に隣接した軸受外部(b部)にグリースGが溜ま
る。内輪大鍔51aの外周(a部)のグリースGは、回
転しない内輪51に接して静止し、軸受の潤滑に寄与し
ない。また、外径側の軸受外部(b部)のグリースG
は、軸箱56が回転することによる遠心力の影響で外側
に張り付き、保持器54の周辺においてはグリースGが
掻き回されて内側に吹き飛ばされ、内輪大鍔51aの外
周(a部)のグリースGに付着する。最終的に、外径側
の軸受外部(b部)のグリースGは、保持器径より外側
に残る。外径側の軸受外部(b部)のグリースGが遠心
力を受けた場合、グリース溜め室57の容積変化がない
ため、ころ大径側へ押しやられ、軸受内部に徐々に入っ
て行くが、この流入するグリースGが十分でないと、軸
受の潤滑不良を引き起こす。
【0005】この発明の目的は、長期にわたって潤滑性
が維持される外輪回転用グリース潤滑円すいころ軸受を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
発明の外輪回転用グリース潤滑円すいころ軸受は、内輪
と外輪との間に、各列毎に保持器に保持された円すいこ
ろを介在させた複列の円すいころ軸受において、外輪の
内径面における両側のころ列間に、グリース保持リング
を設け、このグリース保持リングは両側面にグリース保
持凹部を有するものとし、このグリース保持凹部にグリ
ースを充填したものである。このようにグリース保持リ
ングを設けることで、そのグリース保持凹部に充填され
たグリースが、内外輪の軌道面に徐々に供給される。そ
のため、長期間にわたりグリースが供給され、軌道面の
潤滑が良好になり、軸受寿命を延ばすことができる。
【0007】第1の発明において、前記グリース保持凹
部は、グリース保持リングの両側面に設けられた円周溝
からなるものとし、同心円状に複数設けても良い。この
ように、グリース保持凹部となる円周溝を同心円状に複
数設けることにより、各周のグリース保持凹部に生じる
遠心力の違いによって、量的,時間的なグリース流出の
差が生じる。そのため、より一層長期間のグリース供給
が可能になる。
【0008】この発明の第2の発明は、内輪と外輪との
間に、各列毎に保持器に保持された円すいころを介在さ
せた複列の円すいころ軸受において、前記保持器のリン
グ状の保持器本体を、外径面がころ中心線の付近か、ま
たはころ中心線よりも内径側に位置する形状とし、この
保持器本体に形成されて円すいころを保持する各ポケッ
トの開口縁に、外径側へ突出するころ落ち防止部を設け
たものである。このように、保持器本体を内輪側へ偏ら
せることで、外輪回転時に内輪大鍔の外周に溜まって潤
滑に寄与しないグリースが生じることが抑制され、かつ
保持器の外径面と外輪との間に、潤滑に寄与するグリー
スが入り込む大きな空間を得ることができる。そのた
め、軸受の端部側から軸受内部にグリースが入り込み易
くなり、長期にわたり軸受軌道面の潤滑が良好になり、
軸受寿命を延ばすことができる。また、保持器本体を内
輪側へ偏らせたが、外径側に突出するころ落ち防止部を
ポケットの開口縁に設けたため、ころ落ちが防止でき
る。
【0009】この発明の第3の発明は、内輪と外輪との
間に、各列毎に保持器に保持された円すいころを介在さ
せた複列の円すいころ軸受において、両列の保持器の外
側縁部に、内径部が内輪の大鍔に近接し、かつ内側面が
ころの端面に近接するフランジ部を設けたものである。
このように、ころ端面に近接するフランジ部を保持器に
設け、かつその内径部を内輪の大鍔外径面に極力近づけ
ることにより、軸受内のグリースが軸受端部側へ流れ出
し難くなって、潤滑に寄与しないグリースの発生が抑制
される。また、軸受端部のグリースが、外輪と保持器と
の間から軸受内部に入り易くなる。これらのため、長期
にわたり軸受軌道面の潤滑が良好になり、軸受寿命が延
びる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1およ
び図2と共に説明する。この実施形態は第1の発明に対
応する。軸受1は、外輪回転用グリース潤滑円すいころ
軸受であり、軸箱2および軸側部材3と共に、外輪回転
グリース潤滑軸受装置4を構成する。この軸受1は、内
輪5と外輪6との間に、各列毎に保持器8に保持された
円すいころ7を介在させた複列の円すいころ軸受であ
り、外輪6の内径面における両側のころ列間に、グリー
ス保持リング9が設けられている。
【0011】内輪5は、各ころ列毎に設けた分割型のも
のであり、大鍔5bが複列軸受1の端部側にあり、中央
側に小鍔5cを有する。外輪6は、一つで両ころ列の軌
道面6aを構成する一体型のものである。各列の円すい
ころ7は、小径部が軸受中央側に、大径部が軸受端部側
に向いており、内外輪5,6の軌道面5a,6aは、軸
受中央側が小径となる傾斜を有している。
【0012】グリース保持リング9は、外輪6の内径面
に嵌合して取付けられている。グリース保持リング9
は、両側面にグリース保持凹部10を形成したものであ
り、各グリース保持凹部10にグリースGが充填され
る。グリース保持凹部10は、図2(A)に示すよう
に、グリース保持リング9の両側面に設けられた円周溝
からなり、同心円状に複数設けられている。最内周のグ
リース保持凹部10は、グリース保持リング9の側面お
よび内径面に開口している。
【0013】図1に示すように、軸受1の外輪6の外周
には、外輪6と共に回転する軸箱2が嵌合し、内輪5は
固定の軸11に嵌合して取付けられる。軸11には、軸
受1の内輪5の両側に軸側部材3が取付けられる。軸箱
2と軸側部材3とは非接触であり、両者の間にラビリン
スシール部12が設けられている。また、軸箱2には、
軸受1の内外輪5,6間の空間に隣接する環状のグリー
ス溜め室18が形成されている。軸箱2は、複数の構成
部材を組み立てたものである。軸箱2は、車輪のハブで
あっても、歯車やスプロケットであっても良い。
【0014】この構成の軸受1によると、グリース保持
リング9を設けたため、そのグリース保持凹部10に充
填されたグリースGが、内外輪5,6の軌道面5a,6
aに徐々に供給される。そのため、長期間にわたりグリ
ースGが供給され、軌道面5a,6aの潤滑が良好にな
り、軸受寿命を延ばすことができる。グリース保持凹部
10は、同心円状に複数設けられているため、各周のグ
リース保持凹部10内のグリースGに生じる遠心力には
違いが生じる。すなわち、径の小さい周のグリース保持
凹部10内のグリースGに生じる遠心力は、径の大きい
それに比べて小さい。そのため、各周のグリース保持凹
部10につき、量的,時間的なグリース流出の差が生じ
る。そのため、より一層長期間のグリース供給が可能に
なる。
【0015】なお、グリース保持リング9は、図2
(B)に示すように、断面T字状のものとして、側面お
よび内径面に開口したグリース保持凹部10が両側面に
それぞれ1周のみ形成されたものとしても良い。このよ
うなグリース保持リング9であっても、グリース保持リ
ング9を設けない場合よりはグリースGを保持する能力
があり、徐々にグリースを供給することができる。ま
た、図2(C)に示すように、グリース保持リング9に
同心円状に設けられる各周のグリース保持凹部10を、
その外周側の内壁面10aが外広がりのテーパ面となっ
たものとしても良い。これにより、グリースGの流動を
良くすることができる。
【0016】図3ないし図5は、この発明の他の実施形
態を示す。同図の実施形態は、第2の発明に対応する。
この実施形態は、以下に特に説明をした事項を除いて、
図1の実施形態と同じであり、対応部分に同一符号を付
して重複説明を省略する。この実施形態は、保持器8の
リング状の保持器本体8aを、外径面がころ中心線Lの
付近か、またはころ中心線Lよりも内径側に位置する形
状とし、この保持器本体8aに形成されて円すいころ7
を保持する各ポケット13の開口縁に、外径側へ突出す
るころ落ち防止部14を設けたものである。ころ落ち防
止部14は、ころ7の一部を包み込むように、ころ7の
外径面に沿った曲面の湾曲片ないし爪状に形成され、ポ
ケット13の開口縁における保持器円周方向の両側の辺
に設けられている。ころ落ち防止部14は、この辺の全
長にわたって設けても良いが、この例では図5に示すよ
うに前記辺の一部に設けられている。保持器本体8aの
外側縁は、内輪5の大鍔5bの外径面に近接し、内側縁
には内周側へ屈曲したフランジ状部8cが設けられてい
る。内輪5の小鍔5cの肩部は、一部を欠如部16とす
ることにより、保持器8のフランジ状部8cの干渉を避
けている。
【0017】この構成の場合、保持器本体8aを内輪5
側へ偏らせたため、外輪回転時に内輪大鍔5bの外周に
溜まって潤滑に寄与しないグリースが生じることが抑制
され、かつ保持器8の外径面と外輪6との間に、潤滑に
寄与するグリースが入り込む大きな空間を得ることがで
きる。そのため、軸受1の端部側から軸受内部にグリー
スが入り込み易くなる。これにより、長期にわたり軸受
軌道面5a,6aの潤滑が良好になり、軸受寿命を延ば
すことができる。保持器本体8aは内輪側へ偏らせた
が、外径側に突出するころ落ち防止部14をポケットの
開口縁に設けたため、ころ落ちが防止できる。また、保
持器本体8aは、内輪5の小鍔5cに欠如部16を設け
ることで、内側にフランジ状部8cの形成を可能とした
ため、保持器8の強度も確保することができる。
【0018】図6および図7は、この発明のさらに他の
実施形態を示す。同図の実施形態は第3の発明に対応す
る。この実施形態は、以下に特に説明をした事項を除い
て、図1に示した実施形態と同じであり、対応部分に同
一符号を付して重複説明を省略する。この実施形態は、
両列の保持器8の外側縁部に、内径部が内輪5の大鍔5
bに近接し、かつ内側面がころ7の端面に近接するフラ
ンジ部8dを設けたものである。フランジ部8dには、
その先端から内輪大鍔5bの外径面に沿って延びる円筒
面状の延出部8eが設けられている。フランジ部8dの
円周方向複数箇所には、グリース排出口17が設けられ
ている。グリース排出口17は、例えば、図7に示すよ
うに、各ころ7の両側に、あるいは各ころ7間の位置に
設けられる。保持器8の中央側縁には、内径側に延びる
フランジ部8fが設けられている。
【0019】この構成の場合、ころ端面に近接するフラ
ンジ部8dを保持器8に設け、かつその内径部を内輪5
の大鍔5bの外径面に極力近づけたため、軸受内のグリ
ースが軸受端部側へ流れ出し難くなって、潤滑に寄与し
ないグリースの発生が抑制される。また、軸受端部のグ
リースが、外輪6と保持器8との間から軸受内部に入り
易くなる。フランジ部8dの先端には大鍔5bの外径面
に沿う延出部8eが設けてあるため、このグリース流れ
出し防止作用が一層確実となる。さらに、保持器8のフ
ランジ部8dには、グリース排出口17を設けたため、
保持器8の内部にグリースが溜まらず、グリースが循環
できる。これらのため、長期にわたり軌道面5a,6a
の潤滑が良好になり、軸受寿命が延びる。
【0020】
【発明の効果】この発明における第1の発明は、外輪の
内径面における両側のころ列間に、グリース保持リング
を設け、このグリース保持リングの両側面のグリース保
持凹部にグリースを充填したため、グリース保持凹部に
保持されたグリースが徐々に供給され、そのため長期間
にわたり軌道面の潤滑が良好に得られ、軸受寿命を延ば
すことができる。グリース保持凹部を円周溝として、同
心円状に複数設けた場合は、より一層長期にわたるグリ
ース供給が行える。この発明における第2の発明は、保
持器のリング状の保持器本体を、外径面がころ中心線の
付近か、またはころ中心線よりも内径側に位置する形状
としたものであるため、軸受端部のグリースが軸受内部
に入り込み易くなり、そのため長期間にわたり軌道面の
潤滑が良好に得られ、軸受寿命を延ばすことができる。
また、保持器本体の各ポケットにころ落ち防止部を設け
たため、保持器を内輪側へ偏らせながらころ落ちが防止
できる。この発明における第3の発明は、両列の保持器
の外側縁部に、内径部が内輪の大鍔に近接し、かつ内側
面がころの端面に近接するフランジ部を設けたため、潤
滑に寄与しないグリースの発生が抑制されると共に、軸
受端部のグリースが軸受内に入り易くなり、そのため長
期間にわたり軌道面の潤滑が良好に得られ、軸受寿命を
延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる円すいころ軸受
を用いた外輪回転グリース潤滑軸受装置の断面図であ
る。
【図2】(A)はそのグリース保持リングの断面図、
(B),(C)は各々グリース保持リングの各変形例の
断面図である。
【図3】この発明の他の実施形態にかかる円すいころ軸
受を用いた外輪回転グリース潤滑軸受装置の断面図であ
る。
【図4】その保持器のポケット部の断面図である。
【図5】同保持器の部分展開図である。
【図6】この発明のさらに他の実施形態にかかる円すい
ころ軸受を用いた外輪回転グリース潤滑軸受装置の断面
図である。
【図7】その保持器の部分側面図である。
【図8】従来例の運転初期のグリース状態を示す断面図
である。
【図9】同従来例の長期運転後のグリース状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…軸受 2…軸箱 3…軸側部材 5…内輪 6…外輪 7…円すいころ 8…保持器 8a…保持器本体 8d…フランジ部 9…グリース保持リング 10…グリース保持凹部 11…軸 13…ポケット 14…ころ落ち防止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と外輪との間に、各列毎に保持器に
    保持された円すいころを介在させた複列の円すいころ軸
    受において、外輪の内径面における両側のころ列間に、
    グリース保持リングを設け、このグリース保持リングは
    両側面にグリース保持凹部を有するものとし、このグリ
    ース保持凹部にグリースを充填した外輪回転用グリース
    潤滑円すいころ軸受。
  2. 【請求項2】 前記グリース保持凹部は、グリース保持
    リングの両側面に設けられた円周溝からなり、同心円状
    に複数設けられている請求項1記載の外輪回転用グリー
    ス潤滑円すいころ軸受。
  3. 【請求項3】 内輪と外輪との間に、各列毎に保持器に
    保持された円すいころを介在させた複列の円すいころ軸
    受において、前記保持器のリング状の保持器本体を、外
    径面がころ中心線の付近か、またはころ中心線よりも内
    径側に位置する形状とし、この保持器本体に形成されて
    円すいころを保持する各ポケットの開口縁に、外径側へ
    突出するころ落ち防止部を設けた外輪回転用グリース潤
    滑円すいころ軸受。
  4. 【請求項4】 内輪と外輪との間に、各列毎に保持器に
    保持された円すいころを介在させた複列の円すいころ軸
    受において、両列の保持器の外側縁部に、内径部が内輪
    の大鍔に近接し、かつ内側面がころの端面に近接するフ
    ランジ部を設けた外輪回転用グリース潤滑円すいころ軸
    受。
JP10366522A 1998-12-24 1998-12-24 外輪回転用グリース潤滑円すいころ軸受 Withdrawn JP2000192972A (ja)

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