JP2000192900A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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JP2000192900A
JP2000192900A JP10370100A JP37010098A JP2000192900A JP 2000192900 A JP2000192900 A JP 2000192900A JP 10370100 A JP10370100 A JP 10370100A JP 37010098 A JP37010098 A JP 37010098A JP 2000192900 A JP2000192900 A JP 2000192900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing means
fluid
pump
shaft sealing
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP10370100A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Yanagihara
伸章 柳原
Akira Nagai
昌 永井
Seiichi Ueda
誠一 上田
Akifumi Matsumoto
彰史 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP10370100A priority Critical patent/JP2000192900A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で安価な構成により、メカニカルシール
等の軸シール手段を冷却し、軸シール手段の損傷を防止
することを目的としている。 【解決手段】 吐出流体の一部を軸シール手段9を経て
ポンプ室4内へ還流させる流体供給路17を備え、この
流体供給路17に冷却手段18を設け、前記吐出流体の
一部を前記流体供給路17を通して差圧により自然循環
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポンプ特に高温
水ポンプにおける、軸シール手段の冷却装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポンプの軸封部に用いられる軸シール手
段としては、、グランドパッキンやメカニカルシールが
ある。高圧の流体を圧送するポンプでは、主にメカニカ
ルシールが用いられるが、高温高圧の流体を圧送する高
温水ポンプに、メカニカルシールを用いた場合、メカニ
カルシールの摺動面の流体が加熱されて蒸気となり、い
わゆるドライ状態での運転になるため、早期にメカニカ
ルシールが摩耗してしまうことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、簡単で安
価な構成により、メカニカルシール等の軸シール手段を
冷却し、軸シール手段の損傷を防止することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、吐出流体の一部を軸シール手段を経てポンプ室内へ
還流させる流体供給路を備え、この流体供給路に冷却手
段を設け、前記吐出流体の一部を前記流体供給路を通し
て差圧により自然循環させることことを特徴としてい
る。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記吐出流体の
一部をインペラ内の流路へ還流させる環流路を備えたこ
とを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明のポンプは、吸込口およ
び吐出口を備えたケーシングを備え、このケーシングの
ポンプ室内に、インペラが回転自在に設けられている。
このインペラは、電動モータの主軸に固定されており、
この主軸が前記ケーシングを貫通する部分に、メカニカ
ルシール等の軸シール手段が設けられている。
【0007】前記吐出口と前記軸シール手段とは、流体
供給路で接続されており、吐出流体の一部が、前記軸シ
ール手段へ供給されるようになっている。前記流体供給
路には、熱交換器等の冷却手段が設けられており、この
冷却手段により冷却された流体が、冷却水として前記軸
シール手段に供給される。
【0008】前記軸シール手段と、前記ポンプ室内にお
ける前記吐出口より低圧の部分とが、還流路により連通
されている。この還流路は、前記インペラに設けられ、
前記インペラの主板側(前記軸シール手段側)と、前記
インペラ内の流路とが連通されている。
【0009】前記還流路の働きにより、前記吐出口から
前記軸シール手段へ供給された流体(冷却水)は、前記
ポンプ室内に還流する。すなわち、前記吐出口と前記ポ
ンプ室内との差圧により、流体(冷却水)が自然循環す
るようになっている。したがって、循環ポンプ等の特別
な還流手段を設ける必要がない。また、前記インペラ内
の流路の圧力は、前記吐出口の圧力と比較してより低圧
であるので、冷却水の循環がスムーズに行われる。
【0010】前記軸シール手段としては、メカニカルシ
ールが好適であるが、その他の形式の軸シール手段を用
いることもできる。前記還流路は、インペラだけでな
く、主軸に設けることもできる。
【0011】上述の構成によれば、簡単で安価な構成に
より、軸シール手段へ冷却水を供給することができる。
したがって、軸シール手段の損傷を確実に防止すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例について、図
面に基づいて説明する。図1および図2に示すポンプ1
は、高温高圧の流体をボイラ等へ圧送する、高温水ポン
プとして用いられる。前記ポンプ1は、第一ケーシング
2および第二ケーシング3を備え、これらのケーシング
2,3を結合して形成したポンプ室4内に、インペラ5
が、回転自在に設けられている。このインペラ5は、電
動モータ6の主軸7に締付ナット8により固定されてお
り、この主軸7が前記第二ケーシング3を貫通する部分
に、軸シール手段9としてのメカニカルシールが設けら
れている。前記軸シール手段9は、前記主軸7に沿っ
て、その前後をスリーブ部材10およびフランジ部材1
1で固定されている。前記ポンプ1は、その全体が架台
12上に固定されている。
【0013】前記第一ケーシング2には、吸込口13お
よび吐出口14が設けられている。この吐出口14の側
方に設けられている小孔15と、前記第二ケーシング3
に設けられている流体供給孔16とが、流体供給路17
で接続されている。この流体供給路17には、冷却手段
18としての熱交換器と、流量調整部材19としてのオ
リフィスとが設けられている。前記流体供給孔16は、
前記軸シール手段9に連通しており、吐出流体の一部
が、前記冷却手段で冷却され、冷却水として前記軸シー
ル手段9へ供給されるようになっている。前記流量調整
部材19は、冷却水の流量を所定の流量に調整する働き
をなす。
【0014】前記冷却手段18における冷却媒体として
は、たとえば、前記ポンプ1が船舶に搭載されているボ
イラに用いられる場合は、船舶のエンジンの冷却排水を
用いる。すなわち、前記冷却手段18に、エンジンを冷
却した後の冷却排水ライン20が接続されている。
【0015】前記インペラ5には、還流路21としての
連通孔が設けられており、前記軸シール手段9と、前記
ポンプ4室内における前記吐出口14より低圧の部分と
が、前記還流路21により連通されている。前記還流路
21は、図示した実施例では前記インペラ5のボス部2
2近傍に設けられ、前記インペラ5の主板側(前記軸シ
ール手段9側)に設けられているマウスリング部23の
内側と、前記インペラ5内の流路24とが連通されてい
る。
【0016】次に、上述の構成について、その作用を説
明する。前記ポンプ1の吐出圧は、通常、最大で約13
〜14kg/cm2あり、そのとき前記小孔15から取り出
される流体の温度は、約180℃ある。前記冷却手段1
8へ供給される前記エンジンの冷却排水は約80℃であ
り、前記冷却手段18において熱交換されて、前記流体
の温度は約180℃から約85℃に冷却される。この約
85℃に冷却された流体が、前記流体供給孔16を介し
て、前記軸シール手段9へ冷却水として供給される。こ
の流体の流量は約3リットル/分、前記エンジンの冷却
排水の流量は約50リットル/分である。
【0017】前記軸シール手段9へ供給された流体は、
その周囲を流れながら前記軸シール手段9を冷却する。
そして、前記流体は、前記軸シール手段9と前記第二ケ
ーシング3との間の隙間、前記スリーブ部材10と前記
第二ケーシング3との間の隙間、および前インペラ5の
ボス部22と前記第二ケーシング3との間の隙間を通過
して、前記還流路21から前記インペラ5内に還流す
る。前記流体は、前記吐出口14と前記ポンプ室4内
(前記流路24)との差圧により、自然循環するように
なっている。前記還流路21としての連通孔は、図示し
た実施例では、直径約4mmのものが2つ設けられてい
る。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、吐出口とポンプ室内
との差圧で冷却水を自然循環させ、簡単で安価な構成に
より、軸シール手段へ冷却水を供給することができる。
したがって、軸シール手段の損傷を確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す縦断面説明図であ
る。
【符号の説明】
4 ポンプ室 5 インペラ 9 軸シール手段 17 流体供給路 18 冷却手段 21 環流路 24 流路
フロントページの続き (72)発明者 松本 彰史 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 Fターム(参考) 3H022 AA01 BA01 BA04 BA06 BA07 CA01 CA23 CA26 CA46 CA48 DA02 DA13 3J041 AA01 BA04 BD06 DA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出流体の一部を軸シール手段9を経て
    ポンプ室4内へ還流させる流体供給路17を備え、この
    流体供給路17に冷却手段18を設け、前記吐出流体の
    一部を前記流体供給路17を通して差圧により自然循環
    させることを特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】 前記吐出流体の一部をインペラ5内の流
    路24へ還流させる環流路21を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のポンプ。
JP10370100A 1998-12-25 1998-12-25 ポンプ Pending JP2000192900A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127135A (ja) * 2007-02-21 2007-05-24 Ebara Corp キャンドモータポンプにおけるポンプ取扱液の循環方法
CN104061188A (zh) * 2014-07-10 2014-09-24 江苏永一泵业有限公司 热水循环泵离心式机械密封的冷却系统
JP2020056471A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 株式会社荏原製作所 メカニカルシール及びポンプ装置

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