JP2000192754A - 建 具 - Google Patents

建 具

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JP2000192754A
JP2000192754A JP10376875A JP37687598A JP2000192754A JP 2000192754 A JP2000192754 A JP 2000192754A JP 10376875 A JP10376875 A JP 10376875A JP 37687598 A JP37687598 A JP 37687598A JP 2000192754 A JP2000192754 A JP 2000192754A
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water sealing
water
sealing body
closed
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Kazumoto Hashizume
和元 橋詰
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建具本体を閉じると建具本体同士の重なる部
分と建具設置面の間の止水・防風を行えるようにし、建
具本体を軽い力で移動できるようにし、空調の効きをよ
くし、建具設置面をほぼフラットにしても問題なく使用
できるようにして安全で、コストを抑制した建具を提供
することにある。 【解決手段】 閉じた状態で重なるサッシ窓本体2の下
部に水封止体8をそれぞれ設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の建具本体を
移動させて開閉する障子・襖・窓・出入口の戸・サッシ
などの建具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建具において、建具本体と建具設
置面の間に戸車やすべり板を設けるものは、建具本体と
建具設置面の間に空隙が空いてしまう。この建具を外部
に面するように設けたり、風呂場などに設けると特に水
密性が要求されるので、建具本体と建具設置面の間に止
水手段を設ける必要がある。また、近年は部屋別に空調
を行ったりするので、室内用の建具であっても空調の効
果向上と省エネルギーの観点から建具本体と建具設置面
の間に防風手段を設ける必要がある。複数の建具本体を
移動させて閉じる建具の場合においては、建具本体が重
なる部分での建具本体と建具設置面の間を建具本体同士
の間も塞ぐようにして止水・防風を行わなければ、建具
同士の間から水・風が侵入してしまう。この対策とし
て、軟らかいゴムを建具設置面に摺動させて止水・防風
を行うと建具本体の動きが重くなってしまう。また、閉
じた時のみ手動で止水・防風手段を下降させると非常に
面倒になってしまう。また、従来の建具において、建具
設置面に建具本体の軌道となり、且つガイドとなる溝を
設けるものは、足が引っ掛かったり、つまづいたりする
ので、特に老人、子供の環境として好ましくない。また
ケガをする場合もあった。この対策として建具設置面を
ほぼフラットにしようとする場合に、建具本体の下面に
戸車やすべり板を設けると、前述の建具本体の重なる部
分での水密性及び防風性が問題となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は従来のこれらの問題を解消し、建具本体を閉
じると建具本体同士の重なる部分と建具設置面の間の止
水・防風を行えるようにし、建具本体を軽い力で移動で
きるようにし、空調の効きをよくし、建具設置面をほぼ
フラットにしても問題なく使用できるようにして安全
で、コストを抑制した建具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 複数の建具本体を移動させて開閉する建具におい
て、閉じた状態で重なる建具本体部分の下部に建具本体
と建具設置面の間隙を水密状に塞ぐ水封止体をそれぞれ
設け、閉じた建具本体の重なり部分から内側への水の侵
入を水封止体で止めるようにした建具 2) 水封止体を弾性体で上方に付勢して上下動可能に
設け、同水封止体下部に上方磁石を設け、閉じた建具本
体の上方磁石と対向する建具設置面の位置に前記上方磁
石と引き合う下方磁石を設け、建具本体を閉じると上方
磁石と下方磁石が引き合うことにより水封止体を下降さ
せて建具本体と建具設置面の間隙を水密状に塞ぎ、建具
本体を開くように移動させると、弾性体の弾性力によっ
て水封止体を上昇させるようにした前記1)記載の建具 3) 水封止体を弾性体で上方に付勢して上下動可能に
設け、同水封止体下部に上方磁石を設け、閉じた建具本
体の上方磁石と対向する建具設置面の位置に前記上方磁
石と引き合う磁性体を設け、建具本体を閉じると上方磁
石と磁性体が引き合うことにより水封止体を下降させて
建具本体と建具設置面の間隙を水密状に塞ぎ、建具本体
を開くように移動させると、弾性体の弾性力によって水
封止体を上昇させるようにした前記1)記載の建具 4) 水封止体を弾性体で上方に付勢して上下動可能に
設け、同水封止体下部に磁性体を設け、閉じた建具本体
の磁性体と対向する建具設置面の位置に前記磁性体と引
き合う下方磁石を設け、建具本体を閉じると磁性体と下
方磁石が引き合うことにより水封止体を下降させて建具
本体と建具設置面の間隙を水密状に塞ぎ、建具本体を開
くように移動させると、弾性体の弾性力によって水封止
体を上昇させるようにした前記1)記載の建具 5) 水封止体として、建具設置面に接地して転動する
水封止ローラーを設けた前記1)記載の建具 6) 水封止ローラーを上下動自在に転動するように
し、自重又はばねの弾性力で接地させた前記5)記載の
建具 7) 建具本体を閉じた状態で水封止体が所定の間隙で
水密性を持って重なるようにした前記1)〜6)いずれ
かに記載の建具 にある。
【0005】
【作用】本発明では、複数の建具本体を移動させて閉じ
ると、この状態で重なる建具本体部分において、それぞ
れの建具本体に設けた水封止体によって建具本体と建具
設置面の間隙を水密状に塞ぐ。よって建具の外側から水
が内側に侵入しようとする場合に、建具本体同士の重な
る部分からの侵入を水封止体によって防ぐ。また、風の
侵入も同様にして防ぐ。水封止体を弾性体で上方に付勢
して上下動可能に設け、水封止体下部に上方磁石を設
け、建具設置面に下方磁石を設けたものは、建具本体を
閉じる位置に移動させると、水封止体下部に設けた上方
磁石と建具設置面に設けた下方磁石が引き合うことによ
って、水封止体を下降させて建具設置面に接地させて建
具本体と建具設置面の間隙を水密状に塞ぐ。建具本体を
閉じた位置から開くように移動させると、上方磁石と下
方磁石が離れることによって引き合う力が弱くなって弾
性体の弾性力によって水封止体が上昇する。水封止体を
弾性体で上方に付勢して上下動可能に設け、水封止体下
部に上方磁石を設け、建具設置面に磁性体を設けたもの
は、建具本体を閉じた位置に移動すると、上方磁石と磁
性体が引き合うことによって水封止体を下降させ、建具
本体を閉じた位置から移動させると上方磁石と磁性体の
引き合う力が弱くなって弾性体の弾性力によって水封止
体が上昇する。水封止体を弾性体で上方に付勢して上下
動可能に設け、水封止体下部に磁性体を設け、建具設置
面に下方磁石を設けたものは、建具本体を閉じた位置に
移動すると、磁性体と下方磁石が引き合うことによって
水封止体を下降させ、建具本体を閉じた位置から移動さ
せると磁性体と下方磁石の引き合う力が弱くなって弾性
体の弾性力によって水封止体が上昇する。水封止体とし
て水封止ローラーを設けたものは、建具本体を閉じた位
置に移動すると、水封止ローラーによって、建具本体と
建具設置面の空隙を塞ぎ、建具本体を移動させる場合に
は、水封止ローラーは転動するのでスムーズに移動でき
る。水封止ローラーを上下動可能にし、自重又はばねの
弾性力で接地させたものは、建具本体を移動させる際に
建具設置面の凹凸などに対して水封止ローラーが転動し
ながら上下動して、水封止ローラーの外周及び設置面に
傷がつかないようにして、水密性が悪くなるのを防ぐ。
閉じた状態で水封止体が所定の間隙で水密性を持って重
なるようにしたものは、閉じた状態で重なる建具本体の
水封止体同士の間隙を所定の間隙にして水密性を持たせ
て、水が水封止体同士の間から侵入するのを防ぐ。
【0006】
【発明の実施の形態】建具本体には金属製、木製、樹脂
製のものがあり、どのようなものでもかまわない。建具
本体は下面に戸車を備えたものでも、すべり板を備えた
ものでも、建具本体の下面が建具設置面に接するもので
もよく、建具本体がスムーズに移動できればどのような
ものでもかまわない。水封止体を上方に付勢する方法と
しては、弾性体のばね、ゴム、スプリング及び磁石、重
りを紐などに取り付け上方でリターンさせたものなどが
あり、耐久性の高いものが好ましい。水封止体及び水封
止ローラーの材質としては、樹脂やゴムなどがあり建具
設置面に接するのに必要な厚さ部分だけを樹脂やゴムと
し、それ以外の部分を金属・木・樹脂製としてもよい。
上方磁石及び下方磁石としては、フェライト、希土類、
ネオジ、プラッチックマグネットなどがあり、吸引力が
十分確保できればどのようなものでもかまわない。水封
止ローラーを接地させるものには、ばね・ゴム・スプリ
ングなどがあり確実に止水でき転動を妨げないものが好
ましい。
【0007】
【実施例】本発明の各実施例について図面を参照して具
体的に説明する。 実施例1(図1〜5参照) 図1〜5に示す実施例1は、閉じた状態で重なる建具本
体部分の下部に水封止体をそれぞれ設け、水封止体を弾
性体で上方に付勢して上下動可能に設け、水封止体下部
に上方磁石を設け、建具設置面に下方磁石を設け、建具
本体を閉じた状態で水封止体が所定の間隙で水密性を持
って重なるようにした建具の例である。図1は実施例1
の建具の縦断面図である。図2は実施例1の建具の正面
図である。図3は図2のA−A断面図である。図4は図
2のB−B断面図である。図5は図2のC−C断面図で
ある。図中、1はサッシ戸、2はサッシ戸本体、3はサ
ッシ枠、4はサッシ枠の土台部、4aは溝、4bは係合
部、5は戸車、5aは回転体、5bは回転軸、5cはガ
イドフレーム、6はガラス、7はガラスの支持部、8は
水封止体、10は上方磁石、11はスプリング、12
a,12bはスプリング支持部、13はスプリング連結
具、14はねじ、15は下方磁石、16は案内板、17
は樹脂部、18はスライドシール部、18aはスライド
部、18bはガイド部、18cは板ばね、19は建具設
置面、26はスリットである。実施例1では建具として
アルミ製のサッシ戸を用いている。サッシ戸1はサッシ
戸本体2の下面に図2,4,5に示すように戸車5を設
けている。戸車5は回転体5aを回転軸5bで貫通して
取り付け、回転軸5bをガイドフレーム5cに回転自在
に取り付けている。サッシ戸1はサッシ戸本体2が二つ
移動するもので、サッシ戸本体2の下面の両端近くに一
つずつ戸車5を設けている。サッシ枠3の土台部4の建
具設置面19には、サッシ戸本体2の移動方向に沿って
細い溝4aが設けられている。溝4aは一辺を下方に折
り込むようにし、所定の深さで折り返すようにして係合
部4bが設けられている。サッシ戸1のガラス6はサッ
シ戸本体2の支持部7によって空隙がないよう取り付け
られている。次に図1〜3に示すように、サッシ戸本体
2を閉じるように移動させると、重なるサッシ戸本体2
の部分の下方に、スプリング支持部12aをねじ14で
取り付ける。次に図3に示すようにスプリング支持部1
2aの三箇所にスプリング連結具13を取り付け、この
スプリング連結具13の下端にそれぞれスプリング11
の上端を取り付ける。次にスプリング11の下端にスプ
リング連結具13の上端を取り付け、スプリング連結具
13の下端にスプリング支持部12bを取り付ける。次
にスプリング支持部12bの下面に樹脂製の水封止体8
を設ける。水封止体8に埋め込むようにして上方磁石1
0を設ける。次にサッシ枠の土台部4の建具設置面19
の裏側のサッシ戸本体2を閉じた際に上方磁石10と向
かい合う位置に下方磁石15を設ける。次に図4,5に
示すように、サッシ戸本体2の下面より下方に伸ばすよ
うにして案内板16を垂設する。案内板16はサッシ戸
本体2と一体として製作されている。この案内板16を
サッシ枠3の土台部4の溝4aに挿入した際に土台部4
の係合部4bと案内板16の空隙を所定の巾にするよう
に樹脂部17を設ける。次にサッシ戸本体2を閉じるよ
うに移動させると重なり合って閉じた建具本体2により
塞がない溝4a部分の下方に図5に示すようにスライド
シール部18を設ける。スライドシール部18は断面が
コ字状のガイド部18bの内部を横方向にスライドする
スライド板18aを外部に向って板ばね18cによって
付勢するようにして設ける。また、二つのサッシ戸本体
2にそれぞれ設けた水封止体8は、サッシ戸本体2を閉
じるよう移動させると、水封止体同士が所定の間隙とな
る寸法になっている。この実施例1の建具において、案
内板16を溝4aに挿入し、戸車5の回転体5aが建具
設置面19に接地させるようにして、サッシ戸本体2に
サッシ枠3に取り付ける。このサッシ戸本体2に閉じる
方向に力を加えると、サッシ戸本体2の下面に設けた戸
車5によって、サッシ戸本体2はスムーズに移動する。
そして、サッシ戸本体2が閉じた位置まで移動すると、
上方磁石10と下方磁石15が対向する。上方磁石10
と下方磁石15は異なる極性が向かい合うようになって
いるので磁力によって引き合う。上方磁石10と下方磁
石15の引き合う力によって水封止体8は下降する。す
ると、水封止体8が建具設置面19に接地するようにし
て、上方磁石10と下方磁石15は距離を短くし、上方
磁石10が建具設置面19に接地する。上方磁石10と
下方磁石15が建具設置面19であるアルミ製の土台部
の部分をはさむようにして引き合うこととなる。水封止
体8は図1に示すように一部が上方磁石10より下方に
位置する寸法となっていて、水封止体8が下降した際
に、上方磁石10が建具設置面19に接地すると、水封
止体8が圧縮されて建具設置面19を押す。これによっ
て水封止体8と建具設置面の間は良好な水密性を得るこ
とができる。二つのサッシ戸本体2を閉じて、それぞれ
の水封止体8が下降した状態では、図3に示すように、
二つの水封止体同士の空隙は所定のものとなって適度な
水密性を確保する。これによってサッシ戸本体2同士の
重なる部分から内部へ水は侵入できなくなる。また、同
様にして風を防ぐことができる。これによって、本実施
例1のように建具設置面をほぼフラットにして、足を引
っ掛けたりつまづいたりすることをなくして、老人や子
供に安全な建具とした場合の建具本体の重なり部分の建
具本体と建具設置面の隙間を塞ぐことができる。また、
実施例1のサッシ戸1では、サッシ戸本体2と建具設置
面19の間隙は案内板16によって塞がれる。案内板1
6が溝4aに挿入された状態でサッシ戸本体2が移動す
ることによってサッシ戸本体2は軌道をはずれることな
く移動する。さらに溝4aの一辺は下方に折り返し、所
定の深さでさらに折り返して係合部4bとなっている。
この係合部4bと案内板16の間隙を樹脂部17によっ
て所定の寸法にしているので、水が外部より侵入しよう
としても内部へは通らない。さらに図5に示すように、
溝4aのサッシ戸本体2が閉じると上方に位置しない部
分は、外部に直接面してしまうが、スライドシール部1
8によって溝4aは塞がれる。サッシ戸本体2が閉じる
ように移動して、スライドシール部18上方に位置しな
くなると、板ばね18cの弾性力によって押されたスラ
イド板18aが溝4aの下方に折り返した部分に当たる
ようにして、溝4aが塞がれる。さらにスライドシール
部18の内側に位置するサッシ戸本体2の案内板16及
び樹脂部17によって内部への水の侵入は防がれる。こ
のように実施例1のサッシ戸では、戸車を用いてサッシ
戸本体を軽い力で移動させるようにし、さらに水封止体
8、案内板16、スライドシール部18によって止水を
行うことができる。また、防風も同様に行える。この状
態からサッシ戸2を開くように移動させると、上方磁石
10と下方磁石15が対向する位置から離れることによ
ってお互いの引き合う力が弱まり、スプリング11の弾
性力によって水封止体8は上昇する。この状態では、サ
ッシ戸本体2の下面と建具設置面19は摺動する部分が
ないので戸車5によりサッシ戸本体2は軽い力で移動す
ることができる。また、外側のサッシ戸本体2を開くよ
うに移動させると、サッシ戸本体2の案内板16が溝4
aの下方に折り返した一辺とスライド板の間に挿入され
て行く。スライド板は板ばね18cを圧縮するようにし
て横方向に移動するので、サッシ戸本体2の移動はスム
ーズに行える。また、実施例1の建具では、このように
簡単な構成で、水封止体を自動で昇降させるのでコスト
は抑制できる。また、建具設置面19のサッシ戸本体2
より室内側には、スリット26が設けられている。結露
等によってサッシ戸本体2の室内側に水滴がたまって建
具設置面19に水が流れる場合に、スリット26によ
り、水を土台部4の内部空間に流して建具設置面上に残
らないようにして、土台部4に設けられた排水孔より水
を排出する。また、水封止体を建具上部の建具本体重な
り部分に設けて、建具本体を閉じると水封止体が上昇し
て、建具本体と天井面との空隙を塞ぐようにしてもよ
い。さらに、本実施例1の建具では、建具設置面の溝に
案内板を挿入しているが、建具設置面と建具本体を磁石
を用いて引き合わせ溝を設けないようにしてもよい。そ
の際には磁石を備えた封止体を建具本体の下部に設け、
建具設置面に閉じた建具本体の封止体の磁石と引き合う
磁石を設け、建具本体を閉じると封止体が下降して建具
本体と建具設置面の空隙を塞ぐのが好ましい。この封止
体を建具本体の上部に設け、建具本体を閉じると天井面
に設けた磁石と引き合うことにより封止体を上昇させて
建具本体と天井面の空隙を塞ぐようにしてもよい。ま
た、建具の縦枠部分に縦に長い封止体を設け、封止体に
磁石を取り付け、建具本体に閉じると封止体と引き合う
ように磁石を設け、建具本体を閉じると封止体が横に動
いて建具本体に吸着して、縦枠部分と建具本体の空隙を
塞ぐようにしてもよい。これらの封止体を動かす磁石と
磁石の引き合いは磁石と磁性体の引き合いにしてもよ
い。 実施例2(図6参照) 図6に示す実施例2は水封止体下面に複数の上方磁石を
設け、建具設置面の建具本体が閉じた状態の上方磁石と
向い合う位置に下方磁石を複数設けた建具の例である。
図6は実施例2の建具の断面図である。実施例2では、
水封止体の下面に複数の上方磁石を設け、建具設置面に
複数の下方磁石を設けている。このようにして、水封止
体が下降する際に傾かないようにして確実に接地するよ
うにしてもよい。その他符号、構成、作用、使い方は実
施例1と同じである。 実施例3(図7,8参照) 図7,8に示す実施例3は、水封止体として水封止ロー
ラーを設け、水封止ローラーを上下動自在に転動するよ
うにし、自重で接地された建具の例である。図7は実施
例3の建具の断面図である。図8は図7のD−D断面図
である。図中、21は水封止ローラー、22は軸ねじで
ある。実施例3では、図7,8に示すように水封止ロー
ラー21に軸ねじ22を取り付け、サッシ戸本体に設け
た溝に回転自在で上下自在に軸ねじ22を取り付けてい
る。また、二つのサッシ戸本体2にそれぞれ設けた水封
止ローラー21同士の間隔を所定の寸法にして水密性を
確保している。水封止ローラー21を用いることにより
水封止体は非常にシンプルな構造となり、安価な建具と
なる。その他、符号、構成、作用、使い方は実施例1と
同じである。 実施例4(図9参照) 図9に示す実施例4は水封止ローラーをばねで接地させ
た建具の例である。図9は実施例4の建具の断面図であ
る。図中、23は水封止ローラー、23aは軸部、24
はばねである。実施例4では図9に示すように、水封止
ローラー23に一体として軸部23aを設け、サッシ戸
本体2に設けた溝に回転自在で上下動自在に軸部23a
を取り付けている。また、サッシ戸本体2に取り付けた
ばね24によって水封止ローラー23を下方に押し付け
て水封止ローラー23と建具設置面との水密性を向上さ
せている。このように水封止ローラーの形状はどのよう
なものでもよい。その他符号、構成、作用、使い方は実
施例3と同じである。 実施例5(図10参照) 図10に示す実施例5は水封止体下面に磁性体を設け、
磁性体と下方磁石が引き合うことによって水封止体が下
降するようにした建具の例である。図10は実施例5の
建具の断面図である。図中、25は磁性体である。実施
例5は図10に示すように水封止体8の下面に磁性体2
5を設け、磁性体25と下方磁石15が引き合うように
している。このように磁性体を磁石の引き合う力を利用
して水封止体を下降させるようにしてもよい。その他符
号、構成、作用、使い方は実施例1と同じである。 実施例6(図11参照) 図11に示す実施例6は建具設置面に上方磁石と引き合
う磁性体を設けた建具の例である。図11は実施例6の
建具の断面図である。実施例6は図11に示すように建
具設置面に磁性体25を設け、磁性体25と上方磁石1
0が引き合うようにしている。このように磁性体と磁石
の引き合う力を利用して水封止体を下降させるようにし
てもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、建具本体を閉じると建
具本体同士の重なる部分と建具設置面の間の止水・防風
を行えるようにし、建具本体を軽い力で移動できるよう
にし、空調の効きをよくし、建具設置面をほばフラット
にしても問題はなく使用できるようにして安全で、コス
トを抑制した建具にできる。水封止体を弾性体で上方に
付勢して上下動可能に設け、水封止体下部に上方磁石を
設け、建具設置面に下方磁石を設けたものと、水封止体
下部に上方磁石を設け、建具設置面に磁性体を設けたも
のと、水封止体下部に磁性体を設け、建具設置面に下方
磁石を設けたものは、建具本体を閉じると自動的に水封
止体を下降させ、建具本体を開くよう動かすと自動的に
水封止体を上昇させるようにして建具本体がさらに軽く
移動できるようにし、確実に止水・防風のできる建具に
できる。水封止体として水封止ローラーを設けたもの
は、さらにコストを抑制した建具になる。水封止ローラ
ーを上下動可能にし、自重又はばねの弾性力で接地した
ものは、さらにコストを抑制し且つ確実に止水・防風で
きるようにする。閉じた状態で水封止体が所定の間隙で
水密性を持って重なるようにしたものは、さらに確実に
止水が行えるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の建具の縦断面図である。
【図2】実施例1の建具の正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】実施例2の建具の断面図である。
【図7】実施例3の建具の断面図である。
【図8】図7のD−D断面図である。
【図9】実施例4の建具の断面図である。
【図10】実施例5の建具の断面図である。
【図11】実施例6の建具の断面図である。
【符号の説明】
1 サッシ戸 2 サッシ戸本体 3 サッシ枠 4 サッシ枠の土台部 4a 溝 4b 係合部 5 戸車 5a 回転体 5b 回転軸 5c ガイドフレーム 6 ガラス 7 ガラスの支持部 8 水封止体 9 欠番 10 上方磁石 11 スプリング 12a スプリング支持部 12b スプリング支持部 13 スプリング連結具 14 ねじ 15 下方磁石 16 案内板 17 樹脂部 18 スライドシール部 18a スライド板 18b ガイド部 18c 板ばね 19 建具設置面 20 欠番 21 水封止ローラー 22 軸ねじ 23 水封止ローラー 23a 軸部 24 ばね 25 磁性体 26 スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の建具本体を移動させて開閉する建
    具において、閉じた状態で重なる建具本体部分の下部に
    建具本体と建具設置面の間隙を水密状に塞ぐ水封止体を
    それぞれ設け、閉じた建具本体の重なり部分から内側へ
    の水の侵入を水封止体で止めるようにした建具。
  2. 【請求項2】 水封止体を弾性体で上方に付勢して上下
    動可能に設け、同水封止体下部に上方磁石を設け、閉じ
    た建具本体の上方磁石と対向する建具設置面の位置に前
    記上方磁石と引き合う下方磁石を設け、建具本体を閉じ
    ると上方磁石と下方磁石が引き合うことにより水封止体
    を下降させて建具本体と建具設置面の間隙を水密状に塞
    ぎ、建具本体を開くように移動させると、弾性体の弾性
    力によって水封止体を上昇させるようにした請求項1記
    載の建具。
  3. 【請求項3】 水封止体を弾性体で上方に付勢して上下
    動可能に設け、同水封止体下部に上方磁石を設け、閉じ
    た建具本体の上方磁石と対向する建具設置面の位置に前
    記上方磁石と引き合う磁性体を設け、建具本体を閉じる
    と上方磁石と磁性体が引き合うことにより水封止体を下
    降させて建具本体と建具設置面の間隙を水密状に塞ぎ、
    建具本体を開くように移動させると、弾性体の弾性力に
    よって水封止体を上昇させるようにした請求項1記載の
    建具。
  4. 【請求項4】 水封止体を弾性体で上方に付勢して上下
    動可能に設け、同水封止体下部に磁性体を設け、閉じた
    建具本体の磁性体と対向する建具設置面の位置に前記磁
    性体と引き合う下方磁石を設け、建具本体を閉じると磁
    性体と下方磁石が引き合うことにより水封止体を下降さ
    せて建具本体と建具設置面の間隙を水密状に塞ぎ、建具
    本体を開くように移動させると、弾性体の弾性力によっ
    て水封止体を上昇させるようにした請求項1記載の建
    具。
  5. 【請求項5】 水封止体として、建具設置面に接地して
    転動する水封止ローラーを設けた請求項1記載の建具。
  6. 【請求項6】 水封止ローラーを上下動自在に転動する
    ようにし、自重又はばねの弾性力で接地させた請求項5
    記載の建具。
  7. 【請求項7】 建具本体を閉じた状態で水封止体が所定
    の間隙で水密性を持って重なるようにした請求項1〜6
    いずれかに記載の建具。
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