JP2000192501A - 削孔機及びその姿勢制御方法 - Google Patents

削孔機及びその姿勢制御方法

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JP2000192501A
JP2000192501A JP10373288A JP37328898A JP2000192501A JP 2000192501 A JP2000192501 A JP 2000192501A JP 10373288 A JP10373288 A JP 10373288A JP 37328898 A JP37328898 A JP 37328898A JP 2000192501 A JP2000192501 A JP 2000192501A
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JP
Japan
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drilling
holding means
drilling shaft
hole
lower holding
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JP10373288A
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English (en)
Inventor
Sokichi Hayashi
宗吉 林
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の削孔機においては、削孔軸の先端部に
設けられた傾斜角検出器によってロール角とピッチ角の
みを検出して削孔軸の姿勢を制御していたため、ねじれ
角については制御できず、所定位置での削孔が困難であ
った。 【解決手段】 本発明による削孔機及びその姿勢制御方
法は、削孔軸(5)を上部保持手段(20)及び下部保持手段
(3)を介して回転自在に保持し、下部保持手段(3)に水平
方向に出没自在に設けられ孔(6)の内壁に摺接する複数
の押圧部材(4)の突出量をジャイロ装置(11)の姿勢・方
位データ(11a)に基づいて制御する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、削孔機及びその姿
勢制御方法に関し、特に、削孔軸を回転自在に保持する
下部保持手段に設けたジャイロ装置の姿勢・方位データ
に基づいて孔の内壁に摺接する押圧部材の突出量を制御
することにより削孔軸のねじれ情報も加えて制御するた
めの新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の削孔機と
しては、ベースマシンで吊下げた削孔軸の先端部に傾斜
角度検出器を取付け、この傾斜角度検出器から得られた
削孔軸の傾斜データを用いて、ベースマシン側の吊下げ
状態を制御して削孔軸の姿勢を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の削孔機は、以上
のように構成されていたため、次のような課題が存在し
ていた。すなわち、削孔軸で削孔した孔は直線的に連続
していることが必須条件で、直線的に連続して形成され
た孔内にモルタル材料を注入して壁を作り、この壁の内
側の地面を取り出してビル等の建築用の地下部分を形成
することが行われている。そのため、この孔を連続して
形成する場合に、この削孔軸が傾斜していたり、ねじれ
が生じていたりすると、形成した孔の連続性が悪くな
り、モルタル材料注入後の壁の強度等にも悪影響が出て
くる。そのため、傾斜角度検出器からの傾斜角度データ
に基づいて削孔軸の姿勢をフィードバック制御している
が、この傾斜角度検出器ではロール角及びピッチ角のみ
で削孔軸のねじれ状態を検出することはできず、このね
じれによって孔の状態が変わるため、このような場合
は、目視によって削孔機の動作を停止させなければなら
なかった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、削孔軸を回転自在に保持す
る下部保持手段に設けたジャイロ装置の姿勢・方位デー
タに基づいて孔の内壁に摺接する押圧部材の突出量を制
御することにより削孔軸のねじれ情報も加えて制御する
ようにした削孔機及びその姿勢制御方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による削孔機は、
1本又は複数の削孔軸を回転させて地面に孔を形成する
削孔機において、前記削孔軸を回転自在に保持する上部
保持手段及び下部保持手段と、前記下部保持手段に設け
られシリンダにより水平方向に出没自在な押圧部材と、
前記下部保持手段に設けられたジャイロ装置と、前記削
孔軸内に設けられた電気配線及び油圧配管と、前記下部
保持手段と前記削孔軸との間に設けられたスリップリン
グとを備え、前記電気配線は前記スリップリングを介し
て前記ジャイロ装置に接続され、前記油圧配管は前記ス
リップリングを介して前記シリンダに接続されている構
成であり、また、1本又は複数の削孔軸を回転させて地
面に孔を形成する削孔機において、前記削孔軸を上部保
持手段及び下部保持手段を介して回転自在に保持し、前
記下部保持手段に水平方向に出没自在に設けられ前記孔
の内壁に摺接する複数の押圧部材の突出量を、前記下部
保持手段に設けられたジャイロ装置の姿勢・方位データ
に基づいて制御する方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による削
孔機及びその姿勢制御方法の好適な実施の形態について
説明する。図1は本発明による削孔機の概略を示す構成
図である。図1において、符号1で示されるものは、削
孔機2の下部保持手段3の外側位置に設けられた複数の
シリンダであり、このシリンダ1にはこのシリンダ1の
動作により出没自在に構成された押圧部材4が設けられ
ている。
【0007】前記各押圧部材4は、この下部保持手段3
に回転自在に設けられた複数(単数の場合もある)の削
孔軸5の回転によりそのスクリュ5aにより削孔された
孔6の内壁に摺接しやすいように半球面状に形成されて
いる。前記各シリンダ1には、各シリンダ1の動作を個
別に行うことができるように構成された油圧制御装置7
が油圧配管8を介して接続されており、この油圧制御装
置7は演算装置9によって制御されるように構成される
と共に、この配管8は周知のロータリージョイント等か
らなる第1スリップリング10を介して接続されてい
る。
【0008】前記下部保持手段3には周知のジャイロ装
置11が設けられ、このジャイロ装置11からのロール
角、ピッチ角及びヨー角からなる姿勢・方位データ11
aは周知の電気スリップリングからなる第2スリップリ
ング10A及び電気配線12を介してジャイロ装置信号
処理部13に入力され、このジャイロ装置信号処理部1
3からの出力13aは外部からの外部指令14が入力さ
れる演算装置9に入力されている。この演算装置9には
演算制御状態を画像として示すためのモニタ15が接続
されている。
【0009】前記削孔機2は、具体的には図2から図4
で示されるように構成されている。すなわち、前記各削
孔軸5は前記下部保持手段3及び上部保持手段20によ
り回転自在に設けられ、前記油圧配管8及び電気配線1
2は前記削孔軸5内に配設されている。前記上部保持手
段20上には前記油圧制御装置7が設けられていると共
に、各削孔軸5を回転させるための例えば油圧又は電気
式の駆動源21が設けられており、この上部保持手段2
0に接続されたロッド22は周知の図示しないベースマ
シンのアームに接続されている。
【0010】次に、動作について説明する。まず、図2
のように、削孔する地面30上に削孔機2の各削孔軸5
の先端が位置した状態で、各削孔軸5を回転しつつ、ベ
ースマシンのアームによって削孔機2を下方に押下げる
と、削孔しつつ削孔機2が削孔を開始する。この場合、
ジャイロ装置11からの姿勢・方位データ11aが演算
装置9に入力されて、油圧制御装置7を介して各シリン
ダ1の動作量が制御され、孔6の内壁に摺接する各押圧
部材4の出没位置が制御されることにより、従来のロー
ル角、ピッチ角に加えてヨー角(ねじれ)を加えて削孔
軸5の姿勢が自在に制御される。従って、図2のように
3本の削孔軸5を用いて削孔した場合には、3個の孔6
が整列した状態で所定の位置に形成される。
【0011】
【発明の効果】本発明による削孔機及びその姿勢制御方
法は、以上のように構成されているため、次のような課
題が存在していた。すなわち、削孔軸5が1対の保持部
材で回転自在に保持され、ジャイロ装置で得られたねじ
れ角を含む姿勢データで得た制御データにより保持手段
に設けられた各シリンダを作動させて孔の内壁と摺接す
る押圧部材の突出量を制御するため、極めて正確に削孔
軸の姿勢を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による削孔機を示す概略構成図である。
【図2】削孔時の図1の要部を示す断面図である。
【図3】図1の要部を示す平面図である。
【図4】図2のA−A’断面図である。
【符号の説明】
3 下部保持手段 4 押圧部材 5 削孔軸 6 孔 8 油圧配管 10,10A スリップリング 11 ジャイロ装置 12 電気配線 20 上部保持手段 30 地面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本又は複数の削孔軸(5)を回転させて
    地面(30)に孔(6)を形成する削孔機において、前記削孔
    軸(5)を回転自在に保持する上部保持手段(20)及び下部
    保持手段(3)と、前記下部保持手段(3)に設けられシリン
    ダ(3)により水平方向に出没自在な押圧部材(4)と、前記
    下部保持手段(3)に設けられたジャイロ装置(11)と、前
    記削孔軸(5)内に設けられた電気配線(12)及び油圧配管
    (8)と、前記下部保持手段(3)と前記削孔軸(5)との間に
    設けられたスリップリング(10,10A)とを備え、前記電気
    配線(12)は前記スリップリング(10)を介して前記ジャイ
    ロ装置(11)に接続され、前記油圧配管(8)は前記スリッ
    プリング(10A)を介して前記シリンダ(3)に接続されてい
    る構成よりなることを特徴とする削孔機。
  2. 【請求項2】 1本又は複数の削孔軸(5)を回転させて
    地面(30)に孔(6)を形成する削孔機において、前記削孔
    軸(5)を上部保持手段(20)及び下部保持手段(3)を介して
    回転自在に保持し、前記下部保持手段(3)に水平方向に
    出没自在に設けられ前記孔(6)の内壁に摺接する複数の
    押圧部材(4)の突出量を、前記下部保持手段(3)に設けら
    れたジャイロ装置(11)の姿勢・方位データ(11a)に基づ
    いて制御することを特徴とする削孔機の姿勢制御方法。
JP10373288A 1998-12-28 1998-12-28 削孔機及びその姿勢制御方法 Pending JP2000192501A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101498A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 株式会社ワイビーエム 地盤改良翼の回転検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017101498A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 株式会社ワイビーエム 地盤改良翼の回転検知装置

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