JP2000191604A - (メタ)アクリレ―ト及びその製造方法 - Google Patents

(メタ)アクリレ―ト及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000191604A
JP2000191604A JP11289497A JP28949799A JP2000191604A JP 2000191604 A JP2000191604 A JP 2000191604A JP 11289497 A JP11289497 A JP 11289497A JP 28949799 A JP28949799 A JP 28949799A JP 2000191604 A JP2000191604 A JP 2000191604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylate
meth
bis
methacrylate
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11289497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3838828B2 (ja
Inventor
Junichi Doi
純一 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP28949799A priority Critical patent/JP3838828B2/ja
Publication of JP2000191604A publication Critical patent/JP2000191604A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3838828B2 publication Critical patent/JP3838828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体電解質電池用モノマーとして有用な分子
内に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレ
ート及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 下記の一般式(1)で示される分子内に
2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレー
ト。 【化1】 (式中、nは0又は1であり、R1 は水素原子又はメチ
ル基を示し、R2 及びR 3 は炭素数1〜8のアルキル
基、アリール基を示し、それらは置換基としてアルキル
基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基を有して
いてもよい。) 上記一般式で示される(メタ)アクリレートはグリセリ
ル(メタ)アクリレート又は2,3−ジヒドロキシプロ
ピルオキシエチル(メタ)アクリレートとハロギ酸エス
テルをアミンの存在下で反応させることによって得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質電池、
粘着剤、レジスト等多方面の用途が期待される(メタ)
アクリレート及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カーボネート構造を有する(メタ)アク
リレートの製造方法としては以下の方法が知られてい
る。 (1)アクリル酸又はメタクリル酸のヒドロキシアルキ
ルエステルとクロロホーメートを塩酸受容体の存在下に
反応させてアルキルカーボネートアルキル(メタ)アク
リレートを得る方法(特公昭42−8292号公報)。 (2)メタクリル酸ヒドロキシエチルエステルと炭酸ジ
メチルを炭酸カリウムを触媒として用いて生成するメタ
ノールを除きながら反応させてメチルカーボネートエチ
ルメタクリレートを得る方法(WO97/08215号
公報)。 (3)グリシジルメタクリレート等のエポキシ基にβ−
ブチロラクトンを反応させることにより5員環の環状カ
ーボネート構造を構築する方法(Tetrahedro
n Letters(1986),27(32),37
41−3744)。 (4)グリセリル(メタ)アクリレートとホスゲンある
いはクロロギ酸アルキルエステルとを塩酸受容体の存在
下に反応させて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4
−イル−メチル(メタ)アクリレートを得る方法(米国
特許2,979,514号明細書)。 (5)グリセリンカーボネートとアクリル酸クロライド
あるいはアクリル酸無水物を塩酸受容体の存在下で反応
させて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−
メチル(メタ)アクリレートを得る方法(J.Poly
mer Science.,Polym.Chem.E
d.(1967),5(2),307−321)。 (6)グリセリンカーボネートとメチルメタクリレート
とをナトリウムメチラートの存在下でエステル交換反応
させて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−
メチル(メタ)アクリレートを得る方法(米国特許2,
979,514号明細書)。 (7)グリシジルメタクリレートと二酸化炭素とをアミ
ン又はホスフィン等の触媒及びアルカリ金属又はアルカ
リ土類金属のハロゲン化物又は炭酸塩の存在下で反応さ
せて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メ
チル(メタ)アクリレートを得る方法(特開昭62−4
5584号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術の中
(1)及び(2)は、直鎖状で分子内に1個のカーボネ
ート構造を有する(メタ)アクリレートの製造方法に関
するものであり、(3)〜(7)は5員環カーボネート
構造を有する(メタ)アクリレートの製造方法に関する
ものであって、前記一般式(1)で示されるような分子
内に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレ
ートはこれまで知られていない。
【0004】近年、カーボネート構造を有する(メタ)
アクリレートは、固体電解質電池用モノマーとして注目
されており、分子内に2個のカーボネート構造を有する
(メタ)アクリレートの性能は興味深いものがある。そ
こで、本発明は、分子内に2個のカーボネート構造を有
する有用な(メタ)アクリレート、及びその効率的な合
成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題について、本発
明者は鋭意検討した結果、分子内に1,2−ジオール基
を有する(メタ)アクリレート(例えばグリセリル(メ
タ)アクリレート又は2,3−ジヒドロキシプロピルオ
キシエチル(メタ)アクリレート)とハロギ酸エステル
をアミンの存在下で反応させることにより分子内に2個
のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレートを合
成できることを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち本発明は、下記の一般式(1)で
示される分子内に2個のカーボネート構造を有する(メ
タ)アクリレートにある。
【0007】
【化5】 (式中、nは0又は1であり、R1 は水素原子又はメチ
ル基を示し、R2 及びR3 は炭素数1〜8のアルキル
基、アリール基を示し、それらは置換基としてアルキル
基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基を有して
いてもよい。)
【0008】さらに本発明は、上記一般式(1)におい
て、R1 、R2 、R3 がいずれもメチル基であるメタク
リレートにある。
【0009】また本発明は、下記の一般式(2)で示さ
れるグリセリル(メタ)アクリレート又は下記の一般式
(3)で示される2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ
エチル(メタ)アクリレートと下記の一般式(4)で示
されるハロギ酸エステルをアミンの存在下で反応させる
ことを特徴とする前記一般式(1)で示される(メタ)
アクリレートの製造方法にある。
【0010】
【化6】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基を示す。)
【化7】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基を示す。)
【0011】
【化8】 (式中、Xはハロゲン原子を示し、R4 は炭素数1〜8
のアルキル基、アリール基を示し、それらは置換基とし
てアルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ
基を有していてもよい。)
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の前記一般式(1)記載の
分子内に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アク
リレートは、n=0の化合物については、例えば前記一
般式(2)で示されるグリセリル(メタ)アクリレート
をアミンの存在下で前記一般式(4)で示されるハロギ
酸エステルと反応させる方法により製造することがで
き、n=1の化合物については、例えば前記一般式
(3)で示される2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ
エチル(メタ)アクリレートをアミンの存在下で前記一
般式(4)で示されるハロギ酸エステルと反応させる方
法により製造することができる。
【0013】上述の製造方法において原料として用いる
前記一般式(2)で示されるグリセリル(メタ)アクリ
レートは、グリシジル(メタ)アクリレートを酸触媒存
在下、水と反応させる方法(特開平7−278054号
公報)、2,3−O−イソプロピリデングリセリル(メ
タ)アクリレートを酸触媒存在下、水と反応させる方法
(米国特許3957362号明細書)によって容易に合
成することができる。
【0014】また、前記一般式(3)で示される2,3
−ジヒドロキシプロピルオキシエチル(メタ)アクリレ
ートについても前記一般式(2)で示されるグリセリル
(メタ)アクリレートと同様の製造法にて、対応するエ
ポキシドあるいはジオキソラン化合物より容易に合成す
ることができる。
【0015】また、本発明の製造方法において原料とし
て用いる前記一般式(4)で示されるハロギ酸エステル
としては、例えば、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチ
ル、クロロギ酸n−プロピル、クロロギ酸イソプロピ
ル、クロロギ酸n−ブチル、クロロギ酸イソブチル、ク
ロロギ酸2−エトキシエチル、クロロギ酸−sec−ブ
チル、クロロギ酸ベンジル、クロロギ酸2−エチルヘキ
シル、クロロギ酸アリル、クロロギ酸フェニル、クロロ
ギ酸−2−ブトキシエチル等が挙げられる。
【0016】本発明の製造方法におけるハロギ酸エステ
ルの使用量は、前記一般式(2)又は(3)で示される
化合物に対して通常0.5〜10倍モルの範囲である
が、分子内に1個のカーボネート構造を有する鎖状(メ
タ)アクリレートあるいは2−オキソ−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル−メチル(メタ)アクリレート又は2
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メトキシ
エチル(メタ)アクリレートのような環状カーボネート
の生成を抑え、かつ、経済性を考慮すると、2〜6倍モ
ルが好ましく、さらに好ましくは2.5〜5倍モルの範
囲である。
【0017】本発明の製造方法において使用するアミン
としては、例えば、ピリジン、α−ピコリン、β−ピコ
リン、γ−ピコリン、3,5−ルチジン、2,6−ルチ
ジン、2,4−ルチジン、2,5−ルチジン、3,4−
ルチジン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジン、4−ジ
メチルアミノピリジン、トリエチルアミン、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、イミ
ダゾール、ヘキサメチレンテトラミン、トリエチレンジ
アミン等が挙げられるが、塩基性の強いアミンを使用し
た場合は、2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル−メチル(メタ)アクリレート又は2−オキソ−1,
3−ジオキソラン−4−イル−メトキシエチル(メタ)
アクリレートのような環状カーボネートの生成量が多く
なる傾向があるので、塩基性の弱いアミンを使用するこ
とが好ましい。具体的にはpKaが12以下のアミンで
あり、好ましくはpKaが10以下、さらに好ましくは
pKaが7以下のアミンである。その中でも汎用性、経
済性の点から特にピリジンが好ましい。
【0018】アミンの使用量は、使用するハロギ酸エス
テルに対して1.0〜2.0倍モルの範囲である。好ま
しくは1.02〜1.3倍モルであり、さらに好ましく
は1.04〜1.1倍モルの範囲である。
【0019】本発明の製造方法は、溶媒の存在下又は不
存在下のいずれでも実施できるが、原料の溶解性を高
め、副反応を抑制するためには溶媒の存在下で実施する
ほうが好ましい。使用する溶媒としては、原料に対して
実質的に不活性であり、原料の溶解性が高く、副反応が
起こりにくく、かつ、反応終了後に容易に分離除去でき
るものが好ましい。このような溶媒としては、例えばペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタ
ン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン等の鎖状もしくは環状飽和炭
化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、エチ
ルベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジ
オキサン等の鎖状若しくは環状エーテル等が挙げられ
る。
【0020】しかしながら、副反応の抑制、高純度製品
の取得の面から、鎖状若しくは環状エーテルあるいはト
ルエン等の芳香族炭化水素、塩化メチレン等のハロゲン
化炭化水素が好ましい。また、溶媒は単一のみならず、
2種類以上を併用してもよい。溶媒の使用量は、通常、
前記一般式(2)又は(3)で示される化合物に対して
0.1〜20倍重量、好ましくは2〜10倍重量、さら
に好ましくは4〜8倍重量である。本反応はアミン塩の
副生、析出を含むスラリー生成反応のため、溶媒量を少
なくすると攪拌に対する負荷が高くなり、溶媒量を多く
すると反応速度が遅くなる。
【0021】反応温度は、使用する前記一般式(2)又
は(3)で示される化合物及び生成物の重合性、また、
使用する溶媒の種類、沸点、仕込み組成によって決定さ
れるので一概には言えないが、通常は、−10〜80
℃、好ましくは0〜50℃の範囲である。このとき、前
記一般式(2)又は(3)で示される化合物へのハロギ
酸エステルの最初の1モルの付加反応は速いので、反応
初期の反応温度は比較的低い温度、具体的には0〜10
℃で充分であるが、次のステップである2モル目のハロ
ギ酸エステルの付加反応は遅いので、反応を完結させる
ためには、反応後半には昇温してより高い温度で反応さ
せるようにするのがよい。その温度範囲は、通常15〜
80℃、好ましくは20〜50℃である。
【0022】前記一般式(2)又は(3)で示される化
合物をハロギ酸エステルと反応させる手段としては、例
えば、前記一般式(2)又は(3)で示される化合物、
アミン、溶媒の混合液中にハロギ酸エステルを滴下する
方法や、ハロギ酸エステル、アミン、溶媒の混合液中に
前記一般式(2)又は(3)で示される化合物を滴下す
る方法等が挙げられるが、ハロギ酸エステルの分解を考
慮すると、前者の方法が好ましい。
【0023】本発明の製造方法においては、反応中の
(メタ)アクリレートの重合を防止するために、重合防
止剤を予め添加しておくことが好ましく、また、必要に
応じてエアーを導入しながら反応を行うことが好まし
い。
【0024】反応終了後、反応によって生成したアミン
塩を除去するために、濾過、水洗等を行い、その後、減
圧等によって溶媒を除去する事によって目的とする前記
一般式(1)で示される分子内に2個のカーボネート構
造を有する(メタ)アクリレートを得ることができる。
【0025】上述のようにして得られる本発明の分子内
に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレー
ト化合物としては、例えば、次のものが挙げられる。
2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメ
タクリレート、2,3−ビス(エトキシカルボニルオキ
シ)プロピルメタクリレート、2,3−ビス(n−プロ
ポキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、
2,3−ビス(イソプロポキシカルボニルオキシ)プロ
ピルメタクリレート、2,3−ビス(n−ブトキシカル
ボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3−ビス
(2−メチルプロピルオキシカルボニルオキシ)プロピ
ルメタクリレート、2,3−ビス(2−エトキシエトキ
シカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3
−ビス(1−メチルプロピルオキシカルボニルオキシ)
プロピルメタクリレート、2,3−ビス(ベンジルオキ
シカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3
−ビス(2−エチルヘキシルオキシカルボニルオキシ)
プロピルメタクリレート、2,3−ビス(アリルオキシ
カルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3−
ビス(フェノキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリ
レート、2,3−ビス(2−ブトキシエトキシカルボニ
ルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3−ビス(メ
トキシカルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,
3−ビス(エトキシカルボニルオキシ)プロピルアクリ
レート、2,3−ビス(n−プロポキシカルボニルオキ
シ)プロピルアクリレート、2,3−ビス(イソプロポ
キシカルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3
−ビス(n−ブトキシカルボニルオキシ)プロピルアク
リレート、2,3−ビス(2−メチルプロピルオキシカ
ルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3−ビス
(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピルア
クリレート、2,3−ビス(1−メチルプロピルオキシ
カルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3−ビ
ス(ベンジルオキシカルボニルオキシ)プロピルアクリ
レート、2,3−ビス(2−エチルヘキシルオキシカル
ボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3−ビス
(アリルオキシカルボニルオキシ)プロピルアクリレー
ト、2,3−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)プロ
ピルアクリレート、2,3−ビス(2−ブトキシエトキ
シカルボニルオキシ)プロピルアクリレート等。
【0026】及び、2,3−ビス(メトキシカルボニル
オキシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、2,3
−ビス(エトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエ
チルメタクリレート、2,3−ビス(n−プロポキシカ
ルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタクリレー
ト、2,3−ビス(イソプロポキシカルボニルオキシ)
プロピルオキシエチルメタクリレート、2,3−ビス
(n−ブトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチ
ルメタクリレート、2,3−ビス(2−メチルプロピル
オキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタク
リレート、2,3−ビス(2−エトキシエトキシカルボ
ニルオキシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、
2,3−ビス(1−メチルプロピルオキシカルボニルオ
キシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、2,3−
ビス(ベンジルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキ
シエチルメタクリレート、2,3−ビス(2−エチルヘ
キシルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチル
メタクリレート、2,3−ビス(アリルオキシカルボニ
ルオキシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、2,
3−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)プロピルオキ
シエチルメタクリレート、2,3−ビス(2−ブトキシ
エトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタ
クリレート、2,3−ビス(メトキシカルボニルオキ
シ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−ビス
(エトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルア
クリレート、2,3−ビス(n−プロポキシカルボニル
オキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−
ビス(イソプロポキシカルボニルオキシ)プロピルオキ
シエチルアクリレート、2,3−ビス(n−ブトキシカ
ルボニルオキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、
2,3−ビス(2−メチルプロピルオキシカルボニルオ
キシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−ビ
ス(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピル
オキシエチルアクリレート、2,3−ビス(1−メチル
プロピルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチ
ルアクリレート、2,3−ビス(ベンジルオキシカルボ
ニルオキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,
3−ビス(2−エチルヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−ビス
(アリルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチ
ルアクリレート、2,3−ビス(フェノキシカルボニル
オキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−
ビス(2−ブトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピ
ルオキシエチルアクリレート等。
【0027】これらの中、前記一般式(1)においてR
1 、R2 及びR3 が何れもメチル基である2,3−ビス
(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート
及び2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピ
ルオキシエチルメタクリレートは汎用工業製品として安
価に入手できるクロロギ酸メチルを原料として経済的に
製造することができるので好ましく、その中でも、2,
3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタク
リレートは、グリシジルメタクリレートから容易に合成
できるグリセリルメタクリレートを原料とする点から、
さらに好ましい。
【0028】このような本発明の化合物の用途として
は、例えば、固体電解質電池、粘着剤、レジスト等が挙
げられる。
【0029】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに説明す
るが、実施例によって本発明が限定されるものではな
い。説明中における化合物の濃度は、高速液体クロマト
グラフィー分析における相対面積濃度であり、収率は実
得収率である。なお、化合物濃度及び収率は次のように
して算出した。
【0030】
【数1】濃度(%)=A/B×100 ここに、Aは当該化合物のピーク面積、Bは全ピークの
合計面積である。
【0031】
【数2】収率(%)=C/D×100 ここに、Cは当該化合物のモル数、Dは仕込んだグリセ
リル(メタ)アクリレート又は2,3−ジヒドロキシプ
ロピルオキシエチル(メタ)アクリレートのモル数であ
る。
【0032】また、高速液体クロマトグラフィーによる
分析は以下の条件で行った。 装 置:島津製作所製LC−10A カラム:Inertsil ODS−3 4.6mmφ
×250mm 移動相:CH3 CN:H2 O=500:500 流 速:1.0ml/min 検 出:UV検出器(波長220nm) 温 度:40℃
【0033】[実施例1]攪拌機、攪拌モーター、温度
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコにグ
リセリルメタクリレート32g(0.2mol)、ピリ
ジン69.4g(0.84mol)、p−メトキシフェ
ノール0.006gを仕込み、これにトルエン172g
を加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に保ちながら
クロロギ酸メチル75.6g(0.8mol)を2.5
時間にわたって滴下した。滴下終了後、25℃で4時
間、さらに40℃で2時間熟成を行った後、釜液を冷却
した。副生したアミン塩酸塩を除くために水100ml
で5回洗浄した後、エアー導入下に有機層を減圧下で濃
縮することによって釜残として目的生成物である2,3
−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリ
レートを52g得た。目的生成物の濃度は96.1%で
あり、実得収率は90%であった。なお、副生物である
2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メチル
メタクリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例
で得られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数AP
HAは23であった。実施例1で得られた2,3−ビス
(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート
1H−NMRスペクトル、13C−NMRスペクトルを
それぞれ図1、図2に示す。
【0034】[実施例2]アミンとしてピリジンの代り
にトリエチルアミン85.00g(0.84mol)を
用いたほかは実施例1と同様に反応及び水洗、濃縮を行
い、釜残液37.24gを得た。この釜残液中には、目
的生成物である2,3−ビス(メトキシカルボニルオキ
シ)プロピルメタクリレートが18%の濃度で含まれて
いた。主成分は環状カーボネートである2−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル−メチルメタクリレー
トであり、その濃度は82%であった。
【0035】[実施例3]アミンとしてピリジンの代り
に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7
−エン127.9g(0.84mol)を、また、トル
エンの代わりに塩化メチレン261gを用いたほかは実
施例1と同様に反応及び水洗、濃縮を行い、釜残液3
9.94gを得た。この釜残液中には、目的生成物であ
る2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピル
メタクリレートが9%の濃度で含まれていた。主成分は
環状カーボネートである2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル−メチルメタクリレートであり、その濃
度は74%であった。
【0036】[実施例4]攪拌機、攪拌モーター、温度
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコにグ
リセリルメタクリレート32g(0.2mol)、ピリ
ジン69.4g(0.84mol)、p−メトキシフェ
ノール0.006gを仕込み、これにトルエン172g
を加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に保ちながら
クロロギ酸エチル86.9g(0.8mol)を2時間
にわたって滴下した。滴下終了後、25℃で3時間、さ
らに40℃で2時間熟成を行った後、釜液を冷却した。
副生したアミン塩酸塩を除くために水100mlで5回
洗浄した後、エアー導入下に有機層を減圧下で濃縮する
ことによって釜残として目的生成物である2,3−ビス
(エトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート
を57.9g得た。目的生成物の濃度は96.1%であ
り、実得収率は92%であった。なお、副生物である2
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メチルメ
タクリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例で
得られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数APH
Aは30であった。
【0037】[実施例5]攪拌機、攪拌モーター、温度
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコにグ
リセリルアクリレート29.2g(0.2mol)、ピ
リジン69.4g(0.84mol)、p−メトキシフ
ェノール0.006gを仕込み、これにトルエン172
gを加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に保ちなが
らクロロギ酸メチル75.6g(0.8mol)を3時
間にわたって滴下した。滴下終了後、25℃で3時間、
さらに40℃で2時間熟成を行った後、釜液を冷却し
た。副生したアミン塩酸塩を除くために水100mlで
5回洗浄した後、エアー導入下に有機層を減圧下で濃縮
することによって釜残として目的生成物である2,3−
ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルアクリレー
トを49.1g得た。目的生成物の濃度は95.0%で
あり、実得収率は89%であった。なお、副生物である
2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メチル
アクリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例で
得られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数APH
Aは25であった。
【0038】[実施例6]攪拌機、攪拌モーター、温度
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコに
2,3−ジヒドロキシプロピルオキシエチルメタクリレ
ート(純度95.0%)10.75g(0.05mo
l)、ピリジン16.61g(0.21mol)、p−
メトキシフェノール0.002gを仕込み、これにトル
エン43gを加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に
保ちながらクロロギ酸メチル18.90g(0.2mo
l)を1時間にわたって滴下した。滴下終了後、昇温
し、40℃で7時間熟成を行った後、釜液を冷却した。
トルエン43gを加えて希釈し、副生したアミン塩酸塩
を除くために水100mlで5回洗浄した後、エアー導
入下、減圧下で濃縮することによって釜残として目的生
成物である2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)
プロピルオキシエチルメタクリレートを15.29g得
た。目的生成物の濃度は95.4%であり、実得収率は
91.1%であった。なお、副生物である2−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル−メトキシエチルメタ
クリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例で得
られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数APHA
は20であった。実施例6で得られた2,3−ビス(メ
トキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタク
リレートの 1H−NMRスペクトル、13C−NMRスペ
クトルをそれぞれ図3、図4に示す。
【0039】[実施例7]クロロギ酸メチルの代わりに
クロロギ酸エチルを21.73g(0.2mol)用い
たほかは実施例6と同様に操作し、釜残として目的生成
物である2,3−ビス(エトキシカルボニルオキシ)プ
ロピルオキシエチルメタクリレートを16.67g得
た。目的生成物の濃度は95.1%であり、実得収率は
91%であった。なお、副生物である2−オキソ−1,
3−ジオキソラン−4−イル−メトキシエチルメタクリ
レートの濃度は、0.1%以下であった。本例で得られ
た製品は、ほとんど着色しておらず、色数APHAは2
5であった。
【0040】[実施例8]2,3−ジヒドロキシプロピ
ルオキシエチルメタクリレートの代わりに2,3−ジヒ
ドロキシプロピルオキシエチルアクリレート(純度95
%)10.01g(0.05mol)を用いたほかは実
施例6と同様に操作し、釜残として目的生成物である
2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルオ
キシエチルアクリレートを14.78g得た。目的生成
物の濃度は95.3%であり、実得収率は92%であっ
た。なお、副生物である2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル−メトキシエチルアクリレートの濃度
は、0.1%以下であった。本例で得られた製品は、ほ
とんど着色しておらず、色数APHAは28であった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、固体電解質電池、粘着
剤、レジスト等への用途が期待される分子内にカーボネ
ート構造を2個有する(メタ)アクリレート、特に2,
3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタク
リレート及び2,3−ビス(メトキシカルボニルオキ
シ)プロピルオキシエチルメタクリレートを効率的、か
つ、経済的に合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プ
ロピルメタクリレートの 1H−NMRスペクトルであ
る。
【図2】2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プ
ロピルメタクリレートの13C−NMRスペクトルであ
る。
【図3】2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プ
ロピルオキシエチルメタクリレートの 1H−NMRスペ
クトルである。
【図4】2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プ
ロピルオキシエチルメタクリレートの13C−NMRスペ
クトルである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で示される分子内に
    2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレー
    ト。 【化1】 (式中、nは0又は1であり、R1 は水素原子又はメチ
    ル基を示し、R2 及びR3 は炭素数1〜8のアルキル
    基、アリール基を示し、それらは置換基としてアルキル
    基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基を有して
    いてもよい。)
  2. 【請求項2】 R1 、R2 、R3 がいずれもメチル基で
    ある請求項1記載の分子内に2個のカーボネート構造を
    有するメタクリレート。
  3. 【請求項3】 下記の一般式(2)で示されるグリセリ
    ル(メタ)アクリレート又は下記の一般式(3)で示さ
    れる2,3−ジヒドロキシプロピルオキシエチル(メ
    タ)アクリレートと下記の一般式(4)で示されるハロ
    ギ酸エステルをアミンの存在下で反応させることを特徴
    とする請求項1記載の(メタ)アクリレートの製造方
    法。 【化2】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基を示す。) 【化3】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基を示す。) 【化4】 (式中、Xはハロゲン原子を示し、R4 は炭素数1〜8
    のアルキル基、アリール基を示し、それらは置換基とし
    てアルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ
    基を有していてもよい。)
JP28949799A 1998-10-20 1999-10-12 (メタ)アクリレート及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3838828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28949799A JP3838828B2 (ja) 1998-10-20 1999-10-12 (メタ)アクリレート及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-315374 1998-10-20
JP31537498 1998-10-20
JP28949799A JP3838828B2 (ja) 1998-10-20 1999-10-12 (メタ)アクリレート及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000191604A true JP2000191604A (ja) 2000-07-11
JP3838828B2 JP3838828B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=26557621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28949799A Expired - Fee Related JP3838828B2 (ja) 1998-10-20 1999-10-12 (メタ)アクリレート及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3838828B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021144996A1 (ja) * 2020-01-15 2021-07-22 日油株式会社 シクロカーボネート基含有(メタ)アクリレートモノマーおよび重合体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021144996A1 (ja) * 2020-01-15 2021-07-22 日油株式会社 シクロカーボネート基含有(メタ)アクリレートモノマーおよび重合体
CN114846033A (zh) * 2020-01-15 2022-08-02 日油株式会社 含环碳酸酯基的(甲基)丙烯酸酯单体及聚合物
CN114846033B (zh) * 2020-01-15 2024-01-30 日油株式会社 含环碳酸酯基的(甲基)丙烯酸酯单体及聚合物
JP7486721B2 (ja) 2020-01-15 2024-05-20 日油株式会社 シクロカーボネート基含有(メタ)アクリレートモノマーおよび重合体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3838828B2 (ja) 2006-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008519023A5 (ja)
RU2007115398A (ru) Способ получения (s)-3-[1-диметиламиноэтил]-фенил-n-этил-n-метил-карбамата
US8710255B2 (en) Sitagliptin intermediate compounds, preparation methods and uses thereof
US6586616B1 (en) Process for preparing(R)-4-cyano-3-hydroxybutyric acid ester
JP2000191604A (ja) (メタ)アクリレ―ト及びその製造方法
JP5402646B2 (ja) 非対称カーボネート化合物、及びその製造方法
US20220333139A1 (en) A Chemo-Enzymatic Process for the Preparation of Homopropargylic Alcohol
JP2004018389A (ja) グリセリル(メタ)アクリレートの製造方法
JP2009007301A (ja) α−メチレン−γ−ブチロラクトンの製造法
JP3901093B2 (ja) 光学分割剤およびそれを用いるアルコールの光学分割方法
JP4651178B2 (ja) 2−グリシジルオキシエチル(メタ)アクリレートの製造方法
JP5054686B2 (ja) エステルまたはアルコールの製造方法
JPH0120152B2 (ja)
JP2007254293A (ja) α−メチレン−β−アルキル−γ−ブチロラクトンの製造法
JP4200638B2 (ja) トリオールモノエステル化合物の製造法
JP4832019B2 (ja) 環状カーボネート骨格を含む多環式エステル
JP4659251B2 (ja) ヒドロキシ−4−オキサトリシクロ[4.3.1.13,8]ウンデカン−5−オン及びその(メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JP4330783B2 (ja) ホルミルシクロプロパンカルボン酸エステルの製造方法
CA2422466A1 (en) Enzymatic resolution of aryl- and thio-substituted acids
WO2012165268A1 (ja) エステル化合物の製造方法
JP6084570B2 (ja) 3,4−ジヒドロイソキノリン誘導体の製造方法
CN116396265A (zh) 一种替卡格雷中间体的制备方法
JP2004026718A (ja) 新規なヒドロキシアルキル基置換架橋環式炭化水素モノ(メタ)アクリレートとその製造方法
JP2018115121A (ja) α−メチレン−γ−ブチロラクトンの製法
JPH0812646A (ja) 不飽和スルホン酸エステル及び不飽和ハライド化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060801

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3838828

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees