JP2000191604A - (メタ)アクリレ―ト及びその製造方法 - Google Patents
(メタ)アクリレ―ト及びその製造方法Info
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Abstract
内に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレ
ート及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 下記の一般式(1)で示される分子内に
2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレー
ト。 【化1】 (式中、nは0又は1であり、R1 は水素原子又はメチ
ル基を示し、R2 及びR 3 は炭素数1〜8のアルキル
基、アリール基を示し、それらは置換基としてアルキル
基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基を有して
いてもよい。) 上記一般式で示される(メタ)アクリレートはグリセリ
ル(メタ)アクリレート又は2,3−ジヒドロキシプロ
ピルオキシエチル(メタ)アクリレートとハロギ酸エス
テルをアミンの存在下で反応させることによって得られ
る。
Description
粘着剤、レジスト等多方面の用途が期待される(メタ)
アクリレート及びその製造方法に関する。
リレートの製造方法としては以下の方法が知られてい
る。 (1)アクリル酸又はメタクリル酸のヒドロキシアルキ
ルエステルとクロロホーメートを塩酸受容体の存在下に
反応させてアルキルカーボネートアルキル(メタ)アク
リレートを得る方法(特公昭42−8292号公報)。 (2)メタクリル酸ヒドロキシエチルエステルと炭酸ジ
メチルを炭酸カリウムを触媒として用いて生成するメタ
ノールを除きながら反応させてメチルカーボネートエチ
ルメタクリレートを得る方法(WO97/08215号
公報)。 (3)グリシジルメタクリレート等のエポキシ基にβ−
ブチロラクトンを反応させることにより5員環の環状カ
ーボネート構造を構築する方法(Tetrahedro
n Letters(1986),27(32),37
41−3744)。 (4)グリセリル(メタ)アクリレートとホスゲンある
いはクロロギ酸アルキルエステルとを塩酸受容体の存在
下に反応させて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4
−イル−メチル(メタ)アクリレートを得る方法(米国
特許2,979,514号明細書)。 (5)グリセリンカーボネートとアクリル酸クロライド
あるいはアクリル酸無水物を塩酸受容体の存在下で反応
させて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−
メチル(メタ)アクリレートを得る方法(J.Poly
mer Science.,Polym.Chem.E
d.(1967),5(2),307−321)。 (6)グリセリンカーボネートとメチルメタクリレート
とをナトリウムメチラートの存在下でエステル交換反応
させて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−
メチル(メタ)アクリレートを得る方法(米国特許2,
979,514号明細書)。 (7)グリシジルメタクリレートと二酸化炭素とをアミ
ン又はホスフィン等の触媒及びアルカリ金属又はアルカ
リ土類金属のハロゲン化物又は炭酸塩の存在下で反応さ
せて2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メ
チル(メタ)アクリレートを得る方法(特開昭62−4
5584号公報)。
(1)及び(2)は、直鎖状で分子内に1個のカーボネ
ート構造を有する(メタ)アクリレートの製造方法に関
するものであり、(3)〜(7)は5員環カーボネート
構造を有する(メタ)アクリレートの製造方法に関する
ものであって、前記一般式(1)で示されるような分子
内に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレ
ートはこれまで知られていない。
アクリレートは、固体電解質電池用モノマーとして注目
されており、分子内に2個のカーボネート構造を有する
(メタ)アクリレートの性能は興味深いものがある。そ
こで、本発明は、分子内に2個のカーボネート構造を有
する有用な(メタ)アクリレート、及びその効率的な合
成方法を提供することを目的とする。
明者は鋭意検討した結果、分子内に1,2−ジオール基
を有する(メタ)アクリレート(例えばグリセリル(メ
タ)アクリレート又は2,3−ジヒドロキシプロピルオ
キシエチル(メタ)アクリレート)とハロギ酸エステル
をアミンの存在下で反応させることにより分子内に2個
のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレートを合
成できることを見出し、本発明に至った。
示される分子内に2個のカーボネート構造を有する(メ
タ)アクリレートにある。
ル基を示し、R2 及びR3 は炭素数1〜8のアルキル
基、アリール基を示し、それらは置換基としてアルキル
基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基を有して
いてもよい。)
て、R1 、R2 、R3 がいずれもメチル基であるメタク
リレートにある。
れるグリセリル(メタ)アクリレート又は下記の一般式
(3)で示される2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ
エチル(メタ)アクリレートと下記の一般式(4)で示
されるハロギ酸エステルをアミンの存在下で反応させる
ことを特徴とする前記一般式(1)で示される(メタ)
アクリレートの製造方法にある。
のアルキル基、アリール基を示し、それらは置換基とし
てアルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ
基を有していてもよい。)
分子内に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アク
リレートは、n=0の化合物については、例えば前記一
般式(2)で示されるグリセリル(メタ)アクリレート
をアミンの存在下で前記一般式(4)で示されるハロギ
酸エステルと反応させる方法により製造することがで
き、n=1の化合物については、例えば前記一般式
(3)で示される2,3−ジヒドロキシプロピルオキシ
エチル(メタ)アクリレートをアミンの存在下で前記一
般式(4)で示されるハロギ酸エステルと反応させる方
法により製造することができる。
前記一般式(2)で示されるグリセリル(メタ)アクリ
レートは、グリシジル(メタ)アクリレートを酸触媒存
在下、水と反応させる方法(特開平7−278054号
公報)、2,3−O−イソプロピリデングリセリル(メ
タ)アクリレートを酸触媒存在下、水と反応させる方法
(米国特許3957362号明細書)によって容易に合
成することができる。
−ジヒドロキシプロピルオキシエチル(メタ)アクリレ
ートについても前記一般式(2)で示されるグリセリル
(メタ)アクリレートと同様の製造法にて、対応するエ
ポキシドあるいはジオキソラン化合物より容易に合成す
ることができる。
て用いる前記一般式(4)で示されるハロギ酸エステル
としては、例えば、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチ
ル、クロロギ酸n−プロピル、クロロギ酸イソプロピ
ル、クロロギ酸n−ブチル、クロロギ酸イソブチル、ク
ロロギ酸2−エトキシエチル、クロロギ酸−sec−ブ
チル、クロロギ酸ベンジル、クロロギ酸2−エチルヘキ
シル、クロロギ酸アリル、クロロギ酸フェニル、クロロ
ギ酸−2−ブトキシエチル等が挙げられる。
ルの使用量は、前記一般式(2)又は(3)で示される
化合物に対して通常0.5〜10倍モルの範囲である
が、分子内に1個のカーボネート構造を有する鎖状(メ
タ)アクリレートあるいは2−オキソ−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル−メチル(メタ)アクリレート又は2
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メトキシ
エチル(メタ)アクリレートのような環状カーボネート
の生成を抑え、かつ、経済性を考慮すると、2〜6倍モ
ルが好ましく、さらに好ましくは2.5〜5倍モルの範
囲である。
としては、例えば、ピリジン、α−ピコリン、β−ピコ
リン、γ−ピコリン、3,5−ルチジン、2,6−ルチ
ジン、2,4−ルチジン、2,5−ルチジン、3,4−
ルチジン、ピラジン、ピリダジン、ピリミジン、4−ジ
メチルアミノピリジン、トリエチルアミン、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、イミ
ダゾール、ヘキサメチレンテトラミン、トリエチレンジ
アミン等が挙げられるが、塩基性の強いアミンを使用し
た場合は、2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イ
ル−メチル(メタ)アクリレート又は2−オキソ−1,
3−ジオキソラン−4−イル−メトキシエチル(メタ)
アクリレートのような環状カーボネートの生成量が多く
なる傾向があるので、塩基性の弱いアミンを使用するこ
とが好ましい。具体的にはpKaが12以下のアミンで
あり、好ましくはpKaが10以下、さらに好ましくは
pKaが7以下のアミンである。その中でも汎用性、経
済性の点から特にピリジンが好ましい。
テルに対して1.0〜2.0倍モルの範囲である。好ま
しくは1.02〜1.3倍モルであり、さらに好ましく
は1.04〜1.1倍モルの範囲である。
存在下のいずれでも実施できるが、原料の溶解性を高
め、副反応を抑制するためには溶媒の存在下で実施する
ほうが好ましい。使用する溶媒としては、原料に対して
実質的に不活性であり、原料の溶解性が高く、副反応が
起こりにくく、かつ、反応終了後に容易に分離除去でき
るものが好ましい。このような溶媒としては、例えばペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタ
ン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン等の鎖状もしくは環状飽和炭
化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、エチ
ルベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジ
オキサン等の鎖状若しくは環状エーテル等が挙げられ
る。
の取得の面から、鎖状若しくは環状エーテルあるいはト
ルエン等の芳香族炭化水素、塩化メチレン等のハロゲン
化炭化水素が好ましい。また、溶媒は単一のみならず、
2種類以上を併用してもよい。溶媒の使用量は、通常、
前記一般式(2)又は(3)で示される化合物に対して
0.1〜20倍重量、好ましくは2〜10倍重量、さら
に好ましくは4〜8倍重量である。本反応はアミン塩の
副生、析出を含むスラリー生成反応のため、溶媒量を少
なくすると攪拌に対する負荷が高くなり、溶媒量を多く
すると反応速度が遅くなる。
は(3)で示される化合物及び生成物の重合性、また、
使用する溶媒の種類、沸点、仕込み組成によって決定さ
れるので一概には言えないが、通常は、−10〜80
℃、好ましくは0〜50℃の範囲である。このとき、前
記一般式(2)又は(3)で示される化合物へのハロギ
酸エステルの最初の1モルの付加反応は速いので、反応
初期の反応温度は比較的低い温度、具体的には0〜10
℃で充分であるが、次のステップである2モル目のハロ
ギ酸エステルの付加反応は遅いので、反応を完結させる
ためには、反応後半には昇温してより高い温度で反応さ
せるようにするのがよい。その温度範囲は、通常15〜
80℃、好ましくは20〜50℃である。
合物をハロギ酸エステルと反応させる手段としては、例
えば、前記一般式(2)又は(3)で示される化合物、
アミン、溶媒の混合液中にハロギ酸エステルを滴下する
方法や、ハロギ酸エステル、アミン、溶媒の混合液中に
前記一般式(2)又は(3)で示される化合物を滴下す
る方法等が挙げられるが、ハロギ酸エステルの分解を考
慮すると、前者の方法が好ましい。
(メタ)アクリレートの重合を防止するために、重合防
止剤を予め添加しておくことが好ましく、また、必要に
応じてエアーを導入しながら反応を行うことが好まし
い。
塩を除去するために、濾過、水洗等を行い、その後、減
圧等によって溶媒を除去する事によって目的とする前記
一般式(1)で示される分子内に2個のカーボネート構
造を有する(メタ)アクリレートを得ることができる。
に2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレー
ト化合物としては、例えば、次のものが挙げられる。
2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメ
タクリレート、2,3−ビス(エトキシカルボニルオキ
シ)プロピルメタクリレート、2,3−ビス(n−プロ
ポキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、
2,3−ビス(イソプロポキシカルボニルオキシ)プロ
ピルメタクリレート、2,3−ビス(n−ブトキシカル
ボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3−ビス
(2−メチルプロピルオキシカルボニルオキシ)プロピ
ルメタクリレート、2,3−ビス(2−エトキシエトキ
シカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3
−ビス(1−メチルプロピルオキシカルボニルオキシ)
プロピルメタクリレート、2,3−ビス(ベンジルオキ
シカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3
−ビス(2−エチルヘキシルオキシカルボニルオキシ)
プロピルメタクリレート、2,3−ビス(アリルオキシ
カルボニルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3−
ビス(フェノキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリ
レート、2,3−ビス(2−ブトキシエトキシカルボニ
ルオキシ)プロピルメタクリレート、2,3−ビス(メ
トキシカルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,
3−ビス(エトキシカルボニルオキシ)プロピルアクリ
レート、2,3−ビス(n−プロポキシカルボニルオキ
シ)プロピルアクリレート、2,3−ビス(イソプロポ
キシカルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3
−ビス(n−ブトキシカルボニルオキシ)プロピルアク
リレート、2,3−ビス(2−メチルプロピルオキシカ
ルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3−ビス
(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピルア
クリレート、2,3−ビス(1−メチルプロピルオキシ
カルボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3−ビ
ス(ベンジルオキシカルボニルオキシ)プロピルアクリ
レート、2,3−ビス(2−エチルヘキシルオキシカル
ボニルオキシ)プロピルアクリレート、2,3−ビス
(アリルオキシカルボニルオキシ)プロピルアクリレー
ト、2,3−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)プロ
ピルアクリレート、2,3−ビス(2−ブトキシエトキ
シカルボニルオキシ)プロピルアクリレート等。
オキシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、2,3
−ビス(エトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエ
チルメタクリレート、2,3−ビス(n−プロポキシカ
ルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタクリレー
ト、2,3−ビス(イソプロポキシカルボニルオキシ)
プロピルオキシエチルメタクリレート、2,3−ビス
(n−ブトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチ
ルメタクリレート、2,3−ビス(2−メチルプロピル
オキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタク
リレート、2,3−ビス(2−エトキシエトキシカルボ
ニルオキシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、
2,3−ビス(1−メチルプロピルオキシカルボニルオ
キシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、2,3−
ビス(ベンジルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキ
シエチルメタクリレート、2,3−ビス(2−エチルヘ
キシルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチル
メタクリレート、2,3−ビス(アリルオキシカルボニ
ルオキシ)プロピルオキシエチルメタクリレート、2,
3−ビス(フェノキシカルボニルオキシ)プロピルオキ
シエチルメタクリレート、2,3−ビス(2−ブトキシ
エトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタ
クリレート、2,3−ビス(メトキシカルボニルオキ
シ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−ビス
(エトキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルア
クリレート、2,3−ビス(n−プロポキシカルボニル
オキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−
ビス(イソプロポキシカルボニルオキシ)プロピルオキ
シエチルアクリレート、2,3−ビス(n−ブトキシカ
ルボニルオキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、
2,3−ビス(2−メチルプロピルオキシカルボニルオ
キシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−ビ
ス(2−エトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピル
オキシエチルアクリレート、2,3−ビス(1−メチル
プロピルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチ
ルアクリレート、2,3−ビス(ベンジルオキシカルボ
ニルオキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,
3−ビス(2−エチルヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−ビス
(アリルオキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチ
ルアクリレート、2,3−ビス(フェノキシカルボニル
オキシ)プロピルオキシエチルアクリレート、2,3−
ビス(2−ブトキシエトキシカルボニルオキシ)プロピ
ルオキシエチルアクリレート等。
1 、R2 及びR3 が何れもメチル基である2,3−ビス
(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート
及び2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピ
ルオキシエチルメタクリレートは汎用工業製品として安
価に入手できるクロロギ酸メチルを原料として経済的に
製造することができるので好ましく、その中でも、2,
3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタク
リレートは、グリシジルメタクリレートから容易に合成
できるグリセリルメタクリレートを原料とする点から、
さらに好ましい。
は、例えば、固体電解質電池、粘着剤、レジスト等が挙
げられる。
るが、実施例によって本発明が限定されるものではな
い。説明中における化合物の濃度は、高速液体クロマト
グラフィー分析における相対面積濃度であり、収率は実
得収率である。なお、化合物濃度及び収率は次のように
して算出した。
合計面積である。
リル(メタ)アクリレート又は2,3−ジヒドロキシプ
ロピルオキシエチル(メタ)アクリレートのモル数であ
る。
分析は以下の条件で行った。 装 置:島津製作所製LC−10A カラム:Inertsil ODS−3 4.6mmφ
×250mm 移動相:CH3 CN:H2 O=500:500 流 速:1.0ml/min 検 出:UV検出器(波長220nm) 温 度:40℃
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコにグ
リセリルメタクリレート32g(0.2mol)、ピリ
ジン69.4g(0.84mol)、p−メトキシフェ
ノール0.006gを仕込み、これにトルエン172g
を加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に保ちながら
クロロギ酸メチル75.6g(0.8mol)を2.5
時間にわたって滴下した。滴下終了後、25℃で4時
間、さらに40℃で2時間熟成を行った後、釜液を冷却
した。副生したアミン塩酸塩を除くために水100ml
で5回洗浄した後、エアー導入下に有機層を減圧下で濃
縮することによって釜残として目的生成物である2,3
−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリ
レートを52g得た。目的生成物の濃度は96.1%で
あり、実得収率は90%であった。なお、副生物である
2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メチル
メタクリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例
で得られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数AP
HAは23であった。実施例1で得られた2,3−ビス
(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート
の 1H−NMRスペクトル、13C−NMRスペクトルを
それぞれ図1、図2に示す。
にトリエチルアミン85.00g(0.84mol)を
用いたほかは実施例1と同様に反応及び水洗、濃縮を行
い、釜残液37.24gを得た。この釜残液中には、目
的生成物である2,3−ビス(メトキシカルボニルオキ
シ)プロピルメタクリレートが18%の濃度で含まれて
いた。主成分は環状カーボネートである2−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル−メチルメタクリレー
トであり、その濃度は82%であった。
に1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7
−エン127.9g(0.84mol)を、また、トル
エンの代わりに塩化メチレン261gを用いたほかは実
施例1と同様に反応及び水洗、濃縮を行い、釜残液3
9.94gを得た。この釜残液中には、目的生成物であ
る2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピル
メタクリレートが9%の濃度で含まれていた。主成分は
環状カーボネートである2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル−メチルメタクリレートであり、その濃
度は74%であった。
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコにグ
リセリルメタクリレート32g(0.2mol)、ピリ
ジン69.4g(0.84mol)、p−メトキシフェ
ノール0.006gを仕込み、これにトルエン172g
を加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に保ちながら
クロロギ酸エチル86.9g(0.8mol)を2時間
にわたって滴下した。滴下終了後、25℃で3時間、さ
らに40℃で2時間熟成を行った後、釜液を冷却した。
副生したアミン塩酸塩を除くために水100mlで5回
洗浄した後、エアー導入下に有機層を減圧下で濃縮する
ことによって釜残として目的生成物である2,3−ビス
(エトキシカルボニルオキシ)プロピルメタクリレート
を57.9g得た。目的生成物の濃度は96.1%であ
り、実得収率は92%であった。なお、副生物である2
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メチルメ
タクリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例で
得られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数APH
Aは30であった。
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコにグ
リセリルアクリレート29.2g(0.2mol)、ピ
リジン69.4g(0.84mol)、p−メトキシフ
ェノール0.006gを仕込み、これにトルエン172
gを加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に保ちなが
らクロロギ酸メチル75.6g(0.8mol)を3時
間にわたって滴下した。滴下終了後、25℃で3時間、
さらに40℃で2時間熟成を行った後、釜液を冷却し
た。副生したアミン塩酸塩を除くために水100mlで
5回洗浄した後、エアー導入下に有機層を減圧下で濃縮
することによって釜残として目的生成物である2,3−
ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルアクリレー
トを49.1g得た。目的生成物の濃度は95.0%で
あり、実得収率は89%であった。なお、副生物である
2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル−メチル
アクリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例で
得られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数APH
Aは25であった。
計、ブラインコンデンサーを備えた4つ口フラスコに
2,3−ジヒドロキシプロピルオキシエチルメタクリレ
ート(純度95.0%)10.75g(0.05mo
l)、ピリジン16.61g(0.21mol)、p−
メトキシフェノール0.002gを仕込み、これにトル
エン43gを加えて溶解させた後、内温を5〜10℃に
保ちながらクロロギ酸メチル18.90g(0.2mo
l)を1時間にわたって滴下した。滴下終了後、昇温
し、40℃で7時間熟成を行った後、釜液を冷却した。
トルエン43gを加えて希釈し、副生したアミン塩酸塩
を除くために水100mlで5回洗浄した後、エアー導
入下、減圧下で濃縮することによって釜残として目的生
成物である2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)
プロピルオキシエチルメタクリレートを15.29g得
た。目的生成物の濃度は95.4%であり、実得収率は
91.1%であった。なお、副生物である2−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル−メトキシエチルメタ
クリレートの濃度は、0.1%以下であった。本例で得
られた製品は、ほとんど着色しておらず、色数APHA
は20であった。実施例6で得られた2,3−ビス(メ
トキシカルボニルオキシ)プロピルオキシエチルメタク
リレートの 1H−NMRスペクトル、13C−NMRスペ
クトルをそれぞれ図3、図4に示す。
クロロギ酸エチルを21.73g(0.2mol)用い
たほかは実施例6と同様に操作し、釜残として目的生成
物である2,3−ビス(エトキシカルボニルオキシ)プ
ロピルオキシエチルメタクリレートを16.67g得
た。目的生成物の濃度は95.1%であり、実得収率は
91%であった。なお、副生物である2−オキソ−1,
3−ジオキソラン−4−イル−メトキシエチルメタクリ
レートの濃度は、0.1%以下であった。本例で得られ
た製品は、ほとんど着色しておらず、色数APHAは2
5であった。
ルオキシエチルメタクリレートの代わりに2,3−ジヒ
ドロキシプロピルオキシエチルアクリレート(純度95
%)10.01g(0.05mol)を用いたほかは実
施例6と同様に操作し、釜残として目的生成物である
2,3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルオ
キシエチルアクリレートを14.78g得た。目的生成
物の濃度は95.3%であり、実得収率は92%であっ
た。なお、副生物である2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル−メトキシエチルアクリレートの濃度
は、0.1%以下であった。本例で得られた製品は、ほ
とんど着色しておらず、色数APHAは28であった。
剤、レジスト等への用途が期待される分子内にカーボネ
ート構造を2個有する(メタ)アクリレート、特に2,
3−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロピルメタク
リレート及び2,3−ビス(メトキシカルボニルオキ
シ)プロピルオキシエチルメタクリレートを効率的、か
つ、経済的に合成することができる。
ロピルメタクリレートの 1H−NMRスペクトルであ
る。
ロピルメタクリレートの13C−NMRスペクトルであ
る。
ロピルオキシエチルメタクリレートの 1H−NMRスペ
クトルである。
ロピルオキシエチルメタクリレートの13C−NMRスペ
クトルである。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記の一般式(1)で示される分子内に
2個のカーボネート構造を有する(メタ)アクリレー
ト。 【化1】 (式中、nは0又は1であり、R1 は水素原子又はメチ
ル基を示し、R2 及びR3 は炭素数1〜8のアルキル
基、アリール基を示し、それらは置換基としてアルキル
基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ基を有して
いてもよい。) - 【請求項2】 R1 、R2 、R3 がいずれもメチル基で
ある請求項1記載の分子内に2個のカーボネート構造を
有するメタクリレート。 - 【請求項3】 下記の一般式(2)で示されるグリセリ
ル(メタ)アクリレート又は下記の一般式(3)で示さ
れる2,3−ジヒドロキシプロピルオキシエチル(メ
タ)アクリレートと下記の一般式(4)で示されるハロ
ギ酸エステルをアミンの存在下で反応させることを特徴
とする請求項1記載の(メタ)アクリレートの製造方
法。 【化2】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基を示す。) 【化3】 (式中、R1 は水素原子又はメチル基を示す。) 【化4】 (式中、Xはハロゲン原子を示し、R4 は炭素数1〜8
のアルキル基、アリール基を示し、それらは置換基とし
てアルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキシ
基を有していてもよい。)
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WO2021144996A1 (ja) * | 2020-01-15 | 2021-07-22 | 日油株式会社 | シクロカーボネート基含有(メタ)アクリレートモノマーおよび重合体 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP28949799A patent/JP3838828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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