JP2000191097A - 飲料用容器 - Google Patents

飲料用容器

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JP2000191097A
JP2000191097A JP10374494A JP37449498A JP2000191097A JP 2000191097 A JP2000191097 A JP 2000191097A JP 10374494 A JP10374494 A JP 10374494A JP 37449498 A JP37449498 A JP 37449498A JP 2000191097 A JP2000191097 A JP 2000191097A
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beer
barrel
tube
beverage
container
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JP10374494A
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English (en)
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Tetsuya Kadona
哲也 門奈
Katsuoki Kasai
勝興 河西
Hideo Ishibashi
秀郎 石橋
Shinichi Usui
進一 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIBASHI KOGYO KK
Sapporo Breweries Ltd
Original Assignee
ISHIBASHI KOGYO KK
Sapporo Breweries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス圧を利用して飲料を注出する飲料用容器で
減圧しながら飲料を外部に出す。 【解決手段】飲料用容器内の飲料を外部に導く液体流出
部に、外容器の口部側から容器内の底部に向かって螺旋
状に延びるチューブを採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に蓄えている
飲料をその外部に接続される注出装置により注ぎ出され
る飲料用容器に関し、より詳しくはガス圧を利用して注
出が行われる飲料用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】清涼飲料やビールなどの飲料を蓄えてお
く容器には種々の形態のものがあるが、比較的容量が大
きい樽様の容器では、外部に注出装置を接続し、この注
出装置から樽内にガスを導入し、そのガス圧でビール等
の中味飲料(以下、単にビールとする)を外部に注ぎ出
すようにしている。
【0003】そのために、上記注出装置には炭酸ガス等
のガスボンベが設置され、ここから樽内へのガス流通路
を形成して、樽内に所定の圧力を掛けて、内部のビール
を外部側に押圧すようにしている。ここで、例えば樽内
のビールには1.5Kg /cm2 程度の圧力が掛けられてい
る。このように樽内に、圧力を掛けることはビールを樽
外に出す点からは必要なことであるが、樽から出た直後
のビールには相当の圧力が掛かっており、これをそのま
ま注出装置の注出口に導いて、ジョッキ等に注ぎ出すこ
とはできない。
【0004】ここで、従来の樽の構成をみると、その口
部には注出装置との接続用の口金と、注出装置からのガ
スを導入するガス導入部とこのガス圧力で注出装置側へ
飲料を流出させる液体流出部とを構成する連通手段とし
てのバルブとが設けられ、このバルブから樽底部に向け
て略垂直にビール注出用のチューブが延びているだけで
ある。このように、従来の樽内にはビールの圧力を下げ
る構造、或いは部材は設けられていなかった。
【0005】したがって、樽から出てきたビールの圧力
を低減させる為に、注出装置内に抵抗を付与するよう流
路を設けて、ここで圧力を下げてからビールを注出口に
導くようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
注出装置内に圧力低減用の流路を設けることは、注出装
置の設計、加工を複雑なものとし、そのスペース確保の
為に大型化するといったことから、コスト面と小型化の
要請に反するといった問題を生じている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明にあっては、飲料を内部に蓄え、外部に接続
される注出装置から該飲料を注出するために導入される
ガスを導入可能とするガス導入部と該ガスの圧力を利用
して上記飲料を上記注出装置側へ流出させる液体流出部
とにより構成される連通手段を備えている口部を有する
飲料用の容器において、上記液体流出部は、上記口部側
から容器内の底部に向かって螺旋状に延びるチューブで
あることを特徴とする飲料用容器として構成するもので
ある。
【0008】すなわち本発明では、従来において飲料用
容器から出た後に、飲料の圧力を下げていたものを、容
器内で減圧させながら飲料を外部に出すようしたもので
ある。しかも、容器内から飲料を螺旋状に延びるチュー
ブを介して押出すという簡単な構成で減圧の効果を得る
ようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る一実施の形態
について詳細に説明する。ここでは飲料としてビールを
例に取り、例えば2 リットルのビールを蓄えることがで
きる平面が小判型の樽型の飲料用容器について説明を加
えるものとする。また、本発明の飲料用容器は注出装置
と別体にされており、使用時にこの両者をセッティング
してから使用する形態であってもよいし、或いは予め本
飲料容器に注出装置がセッティングされた状態で販売さ
れるような形態であっても良い。
【0010】ここでは、予め本飲料用容器に注出装置が
セットされた状態にある場合について、説明を加えるも
のとする。図1は本発明の飲料用容器の上部に注出装置
接続した状態を上から見た概略図である。飲料用容器と
しての樽100 上に一体的に注出装置1 が設置されてい
る。この注出装置1 は樽100 の口部である口金に接続さ
れている。この樽100 に付いては後に、詳述する。
【0011】さて、注出装置1 は注出操作を行うための
レバー10を備えており、このレバー10は回動軸である連
動シャフト60を中心に樽100 の上方で約180 度回動可能
とされている。ここで、同図に実線で下側に示されるレ
バー10は販売待機時及び注出動作終了後の待機に当たる
停止位置にあり、上側の2点鎖線で示されるレバー10は
ビールを注出する飲料注出位置にある。
【0012】上記レバー10の回動に共って、連動シャフ
ト60も回動する。この連動シャフト60の一端には、後述
するガスボンベ20をセットするためのカム41A,B とカム
42が固定されており、その他端には後述するノズル51を
支持するノズルホルダ50をコネクティングロッド62を介
して摺動させるためのアーム板61が固定されている。な
お、同図ではガスボンベ20とその周辺の詳細は省略さ
れ、その詳細は図2に示されている。
【0013】次に、図2に基づいて、ガスボンベ20周辺
のセッティング機構について説明する。同図はガスボン
ベとそのセティング機構を説明するために、他の部分は
省略して示している。同図で示されるようにガスボンベ
20はボトル形状を有し、例えば50mlの高圧の液化炭酸ガ
スが充填されている。このガスボンベ20は注出操作前す
なわち販売待機時には未接続の密閉されており、待機状
態にある。具体的にはガスボンベ20の頭部はガス接続器
具21に進入状態にあるが、このガス接続器具21内にある
開栓部材(図示せず)により開栓される直前すなわち底
部20b を前方に押し込まれた時に開栓されるような状態
で保持されている。なお、このガス接続器具21にガスボ
ンベ20が接続された後は、ガス接続器具21が始点となっ
て後述の樽100 内部まで至るガス流通路が形成される。
【0014】ガスボンベ20のセティング機構は上記連動
シャフト60に固定されているカム41A,B とカム42の回転
に伴って行われる。カム42はカム41A,41B に挟まれてお
り、この3個のカムは一体に回転される。カム42は係止
爪42t を有しており、上述の待機時にはここで説明をす
るように培力機構の一部を成す第2リンクプレート44の
頭部44t と当接直前の状態とされている。他方のカム41
A,41B は摺面カムであり、やはり培力機構の一部を成す
第1リンクプレート43に当接するようになっている。
【0015】上記培力機構は長尺のトグル本体47、クラ
ンクレバー46、第1リンクプレート43及び第2リンクプ
レート44から構成される周知の構成である。図2で明ら
かなように、上記トグル本体47の一端には上記第1リン
クプレート43の一端が回動自在に接続されており、トグ
ル本体47の他端には上記クランクレバー46がその略中央
部で回動自在に接続されている。また、このクランクレ
バー46の一端には上記ガスボンベ20のボンベ底部20b を
押し込むための底部支持部材46b が取付けられている。
クランクレバー46の他端には上記第2リンクプレート44
の一端がが回動自在に接続されている。この第2リンク
プレート44の他端側には、上述したように上記カム42の
係止爪42t と当接する頭部44t を有している。そして上
記第1リンクプレート43の他端が、この第2リンクプレ
ート44の略中央部に接続されている。
【0016】この図2において、2点鎖線で示される上
記係止爪42t と上記頭部44t は上述したレバー10が停止
位置にある場合における位置関係を示している。このレ
バー10が略90度矢印の方向に回転させられた状態を示す
のが実線である。この実線の状態はレバー10ほぼ垂直に
立上がった状態である。このときには、カム42の係止爪
42t と第2リンクプレート44の頭部44t での当接関係が
終了し、上記カム41A,41B の摺面が上記第1リンクプレ
ート43の中間を押し下げ始めるようになっている。
【0017】この状態をガスボンベ20のセッティングと
いう、観点から見ると、レバー10が停止位置にある場
合、すなわち2点鎖線で示される上記係止爪42t と上記
頭部44t の時には、ボンベ底部20b には、クランクレバ
ー46の底部支持部材46b からの押しこみ力は作用してい
ない。レバー10が矢印のように回転され実線で示される
上記係止爪42t と上記頭部44t の位置になるまでの間
に、底部支持部材46b はボンベ底部20b を上記ガス接続
器具21側に押し込むようになっている。そして、レバー
10が略90度回転され、垂直に立った位置でガス流通路の
連通がほぼ完了することになる。ところが、この状態で
は、トグル本体47、クランクレバー46、第1リンクプレ
ート43及び第2リンクプレート44の接続支点X,Y,Z が直
線状になっており、不安定である。そこで上述したよう
にカム42の係止爪42t と第2リンクプレート44の頭部44
t との当接状態が終了した状態(図2に示される状態)
から、更にレバー10の回転に共なって、上記カム41A,41
B の摺面が上記第1リンクプレート43の中間を押し下げ
て、接続支点Y を下げることでガスボンベ20のセッティ
ング状態を固定化するものである。
【0018】次に図3及び図4に基づいて、注出口であ
るノズル51周辺について説明をする。ただし、これらの
図はノズル51側から見たものあり、前述の図2はガスボ
ンベ20から見た図であるのでレバー10の回動方向が反対
になっている。また、ノズル51周辺以外の部分ついては
省略して示している。さて、上記連動シャフト60に固定
されているアーム板61はコネクティングロッド62を介し
てノズルホルダ50に接続されている。したがって、レバ
ー10の回動動作によりスライダであるノズルホルダ50は
水平面で往復動するようになっている。前記ノズル51は
このノズルホルダ50により支持され、レバー10の操作に
伴って、樽100 の上部で注出装置1の内側から外側に出
没可能になっている。図3はレバー10が停止位置にあ
り、ノズル51は注出装置1の内側に収納されている状態
であり、図4はレバー10がビール注出位置にあり、ノズ
ル51は注出装置1の外側に突出している状態を示してい
る。なお、ここに添付された図では、注出装置1の説明
の為に注出装置1を覆うカバーC はが設けられている。
ノズル51が注出装置1の内部に収納状態にある時は図3
に示されるように、カバーC の一部として形成される水
平面Caに接し、開口51a はこの水平面Caにより塞がれた
状態で停止している。このようなシャッター構造とすれ
ば本容器を使用していないときに開口51a から塵や虫な
どの侵入を防止することができる。
【0019】ここで、レバー10の操作とノズル51の出没
との関係について説明を加えると、レバー10が停止位置
にある図3からビール注出位置にある図4に至るまでの
間で、ノズル51が外側に突出する移動量に変化がある。
ここで仮にX- Y軸を考えて、そのX軸にレバー10の移
動角度、そのY軸にノズル51の移動量を取るとサインカ
ーブを描くことになる。すなわち、レバー10の停止位置
或いはビール注出位置ではノズル51の移動量は少なく、
レバー10が立ち上がっている90度前後ではその移動量が
大きくなっている。
【0020】このような構成にしているのは、本発明の
容器ではノズル51が移動するため、注出されるビールを
ジョッキ等の器で容易に受けとめられるようにするため
である。すなわち、レバー10の動きが図4に示されるビ
ール注出位置前後で小さくされていれば、ビールを受け
るための位置が殆ど動かず、注出が始まる前に凡その位
置にジョッキを置けば、後はレバー10による注出操作に
集中できるからである。
【0021】さらに、図3に基づいて、ノズル51及びノ
ズルホルダ50周辺のビールの流通路について説明する。
樽100 からビールを外部に出すための液体流通路を成す
管路57は、後述する樽の口金部から上記ノズルホルダ50
の終端部まで延び、該ノズルホルダ50に接続されてい
る。そして、この管路57は、上述したようにノズルホル
ダ50がスライダとして前後に移動するためにこれに対応
できる自由度をもったチューブ等で構成される。
【0022】一方、ノズルホルダ50は上記管路57が接続
される一端から上記ノズル51が接続される他端(前端
側)まで、液体流通路55がその内部に形成されている。
この液体流通路55のノズル51接続側には立上がり部52が
形成されている。この立上がり部52にはボールB が収納
できる程度の空間が形成されている。このボールB は、
ビールが液体流通路55を通過する時にはその圧力で浮上
してノズル51側にビールを通すが、ビールの流通がない
ときには上記立上がり部52上に載置して液体流通路55を
閉鎖するようになっている。このような構成を採用する
ことで、ビールの注出動作が終了し、図3のようにレバ
ー10を停止位置に戻した以降のビールの後ダレ、すなわ
ち注出後に液体流通路55に残ったビールによる液ダレを
最小限に止めることができる。なお、同図で立上がり部
52の上方に示される53はキャップであり、このキャップ
53を開けて上記ボールB の出し入れが可能とされてい
る。
【0023】なお、本例では、液ダレ防止をボールB を
用いて行っているが、これに換えてバネ材で付勢される
蓋部材を上記立上がり部52上に配設して同様な機能を持
たせてもよい。更に、ここで示した液体流通路55に立上
がり部52を設けることが液ダレ防止の唯一の構成ではな
く、立上がり部を設けずにコック、バルブ等種々の開閉
部材を採用してもよい。
【0024】次に、図5、図6及び図7に基づいて、レ
バー10の操作に伴う、炭酸ガスの流通及びビールの流通
並びに樽100 について説明を加える。図5及び図6は再
びガスボンベ20(図示せず)側から見た図であり、ここ
では注出装置1 の注出ヘッド80と樽100 の口金105 との
接続部分、特にガスボンベ20からのガスをガス流通路を
介して樽100 内へ導入し、これとは反対に樽100 内のビ
ールを液体流通路を成す管路57へ導く点について説明す
る。
【0025】図5において、レバー10は停止位置から直
立の90度を経て、注出直前の待機状態にある。注出ヘッ
ド80の内部には上下方向に延びるシリンダ81が形成され
ており、その内部に上下に可動なスプール70が配設され
ている。このスプール70は通常(待機時)は付勢手段
(図示せず)を有して上方に押し上げられている。上記
シリンダ81の周壁には、液体流通路を成す上記管路57の
始端部開口と、前述したガス接続器具21を始点として形
成されるガス流通路22の終端部開口が設けられている。
そして、上記スプール70には上から順に3 つのO リング
71、72及び73が嵌め込まれており、O リング71により上
記管路57と外部とがシールされ、Oリング72により上記
管路57とガス流通路22と間がシールされ、そしてO リン
グ73によりガス流通路22と樽100 内とのシール性が保た
れている。
【0026】また、上記スプール70の内部には中間位置
から下方に向かってビール通路75が形成されている。こ
のビール通路75の上端は、上記O リング71と72との間の
スプール70の周表面に形成される開口75a に通じてい
る。そして、スプール70が押し下げられた時には、この
ビール通路75、開口75a を介して上記管路57にビールが
導かれるようになっている。
【0027】図6は、図5の状態からレバー10がビール
注出位置まで押し下げられた状態を示している。この状
態では、上記スプール70が下方に下がるので、ガス流通
路22と樽100 内とのシールをしていたO リング73のシー
ルが外れ、せき止められていた炭酸ガスが同図矢印のよ
うに樽100 の口金部105 から樽内に導入されることにな
っている。
【0028】ここで、図7を参照すると、同図は樽100
の口部すなわち口金部105 周辺を拡大して示している。
この口金部105 にはフィッティング107 が捩じ込みによ
り固定されており、このフィッティング107 と口金部10
5 内周面とはシールリング109 によりシールされてい
る。さらに、フィッティング107 の下部には矢印のよう
に進入してくる炭酸ガスの通過が可能な多数の開口を有
したガス流通室108 が形成されている。口金部105 から
進入した炭酸ガスはこのガス流通室108 の開口を介して
樽100 内入ることになる。
【0029】また、上記ガス流通室108 の下部から樽10
0 底部に向けて螺旋状に延びるチューブ110 が配設され
ている。上記のように樽100 内に炭酸ガスが進入して樽
内の内圧が上がるとこのチューブ110 を介してビールが
上昇し、更にその上の上端チューブ111 を介して上昇す
るようになっている。樽100 と注出装置1 が図6 のよう
に接続状態であれば、ビールは上端チューブ111 から上
記ビール通路75の下端から更に上昇して、上述した液体
流通路を成す上記管路57の始端部開口まで至り、最終的
にノズル51からビールが注ぎ出されることになる。
【0030】ここで、上記のように樽100 内のチューブ
が螺旋状であると、当然ビールも螺旋状に回転しながら
上昇するので、その過程で圧力損失を受け、上端チュー
ブ111 に到達するまでにはかなりの圧力が低減されるこ
とになっている。本例における、上記チューブは内径が
約1.5mm から約6.0mm の管であり、その螺旋半径は約15
mmから約40mmであり、卷回数は3 から10巻き程度で、効
果を得ることができる。ただし、樽の容量、深さ等を考
慮して、これらチューブ内径、螺旋半径及び卷回数は変
更される。
【0031】従来においては、樽内に真直ぐ立ち下がる
スペアチューブを採用していたので、上記シリンダ81の
周辺部においてビール圧を低減するの為の流路を複雑に
形成していた。しかし、本容器ではこのような簡単なチ
ューブを採用する構成としただけで、図5及び図6に示
されるようにシリンダ81の周辺部をかなりシンプルなも
のにすることができる。
【0032】ここで、さらに図6に基づいて、本飲料容
器としての樽100 に一体的に接続される注出装置1 のロ
ック機構についての説明を加える。本容器はユーザーが
購入した後、ガスバルブ等のセッティングなどについて
意識をせずに、速やかにビール等飲料の注出動作に入れ
るものである。したがって、容器(樽)と注出装置を一
体で販売し、その後、空になった容器は回収して、飲料
の補充、ガス充填や所定の点検を行って、再び飲料を蓄
えた注出機能付き容器として販売に供することが望まし
い形態と言える。
【0033】そこで、本容器には容易に容器と注出装置
が分離されないようにロック機構が組込まれている。図
6を参照すると、注出ヘッド80の右下端部に外向に突出
した突出部80a が設けられている。この突出部80a には
円形の開口80k が設けられている。そして、この開口80
k に嵌め込まれ、この開口80k 内で回動自在なキー部材
91が配置されている。このキー部材91はその下部側にキ
ー部材91の本体の回動軸J から偏心した位置から立ち下
がる足部91a を有している。この足部91a には係合片90
が嵌合されている。この係合片90は上記キー部材91が上
記開口80k 内で回動されるとその偏心分だけ揺動するこ
とになる。
【0034】ここで、係合片90は樽100 の口金部105 の
鍔105aに係止される切り欠90b を有している。そして、
上記キー部材91を回動させることで、この切り欠90b を
口金部105 の鍔105aに係止させ、またその解除をするこ
とができる。従って、注出ヘッド80の左下端部に設けら
れている爪82を口金部105 の鍔105aに掛けてから、上記
キー部材91を回動させることで上記切り欠90b を口金部
105 の鍔105aに係止させれば樽100 に対し、一体的に注
出装置1を取り付けることができる。
【0035】そして更に、上記キー部材91の頭部に所定
形状の部材のみ挿入可能にしておけば、ロック機構とす
ることができる。なお、図6は説明のためにカバーCを
省略して示しているが、実際の製品での注出装置1 は樽
100 の周部と連続するようなカバーC で覆われることに
なる。従って、上記ロック機構は外部から容易に確認で
きないようになっており、特殊形状の部材でのみ上記キ
ー部材91を回動させて、樽と注出装置を分離することが
できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上、詳述したよう本発明に係る飲料用
容器であれば、きわめて簡単な構成で飲料を減圧しなが
ら注出装置側に送り出すことができるので、注出装置側
に従来のような飲料に抵抗を付与するよう流路を設ける
必要がなくなり、小型化、低コスト化が図られる。
【0037】しかも、従来の直線状に延びるチューブに
換えて、螺旋状のチューブを採用するという簡単化構成
であるので、既存の飲料用容器に大きな変更を加えるこ
となく本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の飲料用容器に注出装置を
接続して上から見た概略図である。
【図2】図1に示す注出装置のガスボンベセッティング
機構について示す図である。
【図3】図1に示す注出装置の待機状態の注出口周辺を
示す図である。
【図4】図1に示す注出装置の注出状態の注出口周辺を
示す図である。
【図5】図1に示す注出装置の注出前でのレバーと注出
ヘッドの関係を示す図である。
【図6】図1に示す注出装置の注出中でのレバーと注出
ヘッドの関係を示す図である。
【図7】本飲料用容器内に配設されている螺旋状のチュ
ーブを示す図である。
【符号の説明】
1 注出装置 100 飲料用容器(樽) 105 口金部 108、110、111 連通手段 108 ガス導入部(ガス流通室) 110 、111 液体流出部 (110 螺旋チューブ,111 上
端チューブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河西 勝興 埼玉県川口市並木元町1−1 サッポロビ ール株式会社テクニカルセンター内 (72)発明者 石橋 秀郎 福島県郡山市安積町成田字三渡1番地 石 橋工業株式会社内 (72)発明者 臼井 進一 福島県郡山市安積町成田字三渡1番地 石 橋工業株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB03 CC01 DD01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飲料を内部に蓄え、外部に接続される注出
    装置から該飲料を注出するために導入されるガスを導入
    可能とするガス導入部と該ガスの圧力を利用して上記飲
    料を上記注出装置側へ流出させる液体流出部とにより構
    成される連通手段を備えている口部を有する飲料用の容
    器において、 上記液体流出部は、上記口部側から容器内の底部に向か
    って螺旋状に延びるチューブであることを特徴とする飲
    料用容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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