JP2000191069A - ディスク保管ケース - Google Patents
ディスク保管ケースInfo
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Abstract
成形でき、かつ保持部を良好な寸法精度で成形してディ
スクの保持性および繰り返し装着に対する耐久性を向上
させること。 【解決手段】 ディスク保管ケース1に用いられる可撓
性シートとして、成形温度における破断伸度が150〜
500%、成形温度における伸び率10%の伸長応力が
40kg/cm2以下のもを選んだ。従って、成形加工性が良
好となって凹凸部分を確実に成形できるうえ、成形後の
収縮を押さえて保持部11を安定した外径寸法に成形で
き、保持性および耐久性を向上させることができる。
Description
少なくとも何れか一方の面に情報が記録されたディスク
を保持するディスク保管ケースに係り、例えばソフトウ
エアが記録されたCD−ROM等を含むコンパクトディ
スク(以下CD)や、音楽用のコンパクトディスク、あ
るいはデジタルビデオディスク(以下DVD)等の保管
技術に属する。
報の記録媒体として、CD、DVD等のディスクが利用
されている。このような情報が記録されたディスクは、
直接販売されたり、書籍等に添付されたり、ダイレクト
メール等で送付されたりして種々の形態で市場に流通し
ている。そして、ディスクを市場で流通させる場合、デ
ィスクに破損等が生じると記録された情報を取り出せな
くなってしまうので、ディスクをプラスチックケースに
収容して保護していた。
が高くなってしまううえ、ケースがかさばってしまうた
め、書籍等に添付したり、ダイレクトメール等で送付す
るには好適とはいえなかった。そこで、プラスチックケ
ースを用いずに、比較的安価な包装袋に収納することも
あるが、内部からディスクが抜け出てしまう虞があるた
め、汚れ、傷、破損などが生じる可能性があり、保持性
や保護性に問題があった。
人は特開平10−230988号公報において、可撓性
シートからなるディスク保管ケース(保持体)を提案し
ている。
ケース90が示されている。ディスク保管ケース90
は、CD等のディスク80(図6中の二点鎖線)のセン
ターホール81に嵌合する保持部91と、ディスク80
の情報記録面を保護する保護部92と、ディスク80の
外周に沿って形成された二条のリブ(コルゲーション)
93と、リブ93の外側の四隅に形成されたボス94と
を備えている。
は、可撓性シートの一体成形により保護部92に対して
凸状に形成されており、それら立上部91A,93A,
94Aによってディスク保管ケース90全体の剛性が確
保されているとともに、ディスク80の装着方向からの
圧縮荷重に対抗する構造になっている。なお、ディスク
保管ケースとしては、保持部91が保護部92の中央に
形成されているものの他、内側のリブ93が保持部を兼
ねているものもあり、このような場合には、ディスク8
0の外周が保持される(特開平10−230988号公
報の図3参照)。
可撓性シートを一体成形してなるため、軽量でかさばら
ず、かつ保持部91および保護部92によってディスク
80を確実に保持・保護することができる。
管ケース80において、各立上部91A,93A,94
Aは、保護部92に対して直角に近いほど、また、互い
に近接しているほど、ディスク保管ケース90全体に大
きな剛性を付与できるが、そのような凹凸部分を成形す
るのには、成形型が薄刃状となったり、成形型のクリア
ランスが狭くなるため、成形中に可撓性シートが破断す
るといった問題が生じる。
90に装着するにあたっては、例えばディスク80の外
周を把持しながら、平置きしたディスク保管ケース90
の保持部91(立上部91A)にそのセンターホール8
1を嵌合させたり、あるいはこの際に、保持部91の裏
側に指を入れて保持部91とセンターホール81との嵌
合を促したりするが、如何なる方法で装着するにせよ、
弾性力(復元力)を有する保持部91とディスク80の
センターホール81との確実な嵌合(リブが保持部を兼
ねている場合には、ディスク80の外周側との嵌合)が
不可欠である。
1との嵌合でいえば、このセンターホール81の内径
は、15.0〜15.1mmの寸法で設けられているの
で、良好な嵌合状態を得るためには、この内径寸法を考
慮して保持部91の外径寸法を決めるとともに、この外
径寸法を正確に管理する必要がある。つまり、保持部9
1の外径寸法が小さい方に著しくずれたのでは、ディス
ク80を保持部91に保持しておくことができず、保持
性に問題が生じる。反対に、外径寸法が大きい方に著し
くずれたのでは、保持部91とセンターホール81との
間で無理な嵌合が行われるので、通常30回程度繰り返
される装着に耐えられず、耐久性に問題が生じる。
は、凹凸部分を一体成形する際の加工性の他、保持部を
良好な寸法精度で成形きるような寸法安定性を十分考慮
して選定する必要がある。
に有効な凹凸部分を確実に成形でき、かつ保持部を良好
な寸法精度で成形してディスクの保持性および繰り返し
装着に対する耐久性を向上させることができるディスク
保管ケースを提供することにある。
は、ディスク80の装着方向からの圧縮荷重に確実に対
抗する必要がある。このような荷重に対しては、前述し
たように、各立上部91A,93A,94Aを保持部9
1に対して直角に近く立ち上げたり、互いに近接させて
設けるなど、形状を工夫することにっよてある程度対抗
できるが、より確実に対抗させるには、各立上部91
A,93A,94A自身が十分な耐変形強度を有するこ
とが重要である。特に保持部91の立上部91Aは、圧
縮荷重に対して容易に変形したり、ディスク80の装着
時に容易に変形したのでは、保持部91としての機能が
著しく阻害されていまい、保持性や保護性に問題が生じ
る。
分の成形後の耐変形強度を確実に確保できるものが望ま
れる。
強度を確実に確保することにより、保持性および保護性
を向上させることができるディスク保管ケースを提供す
ることにある。
び伸長応力が特定範囲にある可撓性シートを選定するこ
とで前記第1の目的を達成しようとするものである。具
体的には、本発明のディスク保管ケースは、表面および
裏面の少なくとも何れか一方の面に情報が記録されたデ
ィスクを保管するディスク保管ケースであって、前記デ
ィスクを保持する保持部と前記ディスクを保護する保護
部とが可撓性シートで凹凸状に一体成形されているとと
もに、この可撓性シートは、成形温度における破断伸度
が150〜500%、成形温度における伸び率10%
(初期)の伸長応力が40kg/cm2以下であることを特徴
とする。
および初期伸長応力の値は、一体成形を行う際の成形加
工性および寸法安定性に係り重要である。つまり破断伸
度が大きく、伸長応力が小さいことは、小さな力で容易
に伸長させることが可能であって、複雑な凹凸形状の型
への馴染みがよく、成形加工性に優れることであり、ま
た、成形後の収縮が生じにくく、寸法安定性に優れてい
る。このため、本発明のように、成形温度における破断
伸度が前記のように大きく、成形温度における伸び率1
0%の伸長応力が前記のように小さい可撓性シートを用
いれば、成形中に可撓性シートが破断する虞がなく、デ
ィスク保管ケース全体の剛性を向上させるのに有効な凹
凸部分が確実に成形されるようになり、また、保持部が
良好な寸法精度で成形されるので、ディスクとのルーズ
な嵌合や無理な嵌合が避けられ、ディスクの保持性およ
び繰り返し装着に対する耐久性が向上する。
における各伸長応力の比、および平均見かけ比重が特定
範囲にある可撓性シートを選定することで前記第2の目
的を達成しようとするものである。具体的には、本発明
のディスク保管ケースは、表面および裏面の少なくとも
何れか一方の面に情報が記録されたディスクを保管する
ディスク保管ケースであって、前記ディスクを保持する
保持部と前記ディスクを保護する保護部とが可撓性シー
トで凹凸状に一体成形されているとともに、この可撓性
シートは、厚みが0.3〜1.5mm、常温と成形温度と
における伸び率10%の各伸長応力の比が3以上、平均
見かけ比重が0.3〜0.8g/cm3であることを特徴と
する。ここで、「常温」とは、可撓性シートが標準状態
にある温度をいい、20℃である。
おける各伸長応力の比、および平均見かけ比重の値は、
一体成形を行った後の強度の面で重要である。つまり、
それらの値が小さすぎると、成形品としての強度が低下
し、外力に対し容易に変形してしまう。反対に、値が大
きすぎると、可撓性シート自体の生産性が悪化したり、
一体成形時の成形加工性に難が生じる。本発明では、各
値が前記のような特定範囲にある可撓性シートを用いる
ので、成形品としての強度が確実に確保され、例えば圧
縮荷重のような外力で保持部が容易に変形するとがな
い。従って、ディスクが保持部から外れる心配がなく、
ディスクの保持性や保護性が良好に維持される。
係る「可撓性シート」とは、本発明の目的を達成できる
シートであって、成形加工性および得られたディスク保
管ケースの寸法安定性に優れ、また、ディスク保管ケー
スの耐変形強度を大きくできるシートをいう。
て、可撓性シートは、平均繊維径が0.5〜10デニー
ルの不織布でることが望ましく、可撓性シートとして不
織布を用いた場合でも、ディスク保管ケースの強度を確
実に確保でき、ディスクの保持性や保護性を良好にでき
る。また、不織布は他の樹脂シートや織布に比べて安価
にであるから、コストをかけずにディスク保管ケースを
製作できる。
は、前記保持部の耐変形強度が1kg以上であることが望
ましく、また、ディスク保管ケース全体の耐変形強度が
5kg以上であることが望ましい。このような場合には、
ディスク保管ケースを添付した書籍が複数段に積み上げ
られたり、あるいはダイレクトメールのように、ディス
ク保管ケースを他の配送物と一緒に混載した場合でも、
保持部やケース全体が容易に変形したりせず、通常の取
扱いに十分に対応できる。
は、前記可撓性シートに樹脂を塗布することが望まし
い。このような場合には、樹脂を可撓性シートに塗布し
て含浸させることで含浸部分が補強されるから、その部
分の強度が向上する。また、目的に応じた樹脂を塗布す
れば、可撓性シートに良好な保持性、潤滑性、断裁性、
耐摩耗性等を付与することもできる。
ては、可撓性シートが平滑性を有していることが好まし
く、例えば意匠性を向上させるために印刷加工する際、
文字や模様などを鮮明に印刷できる。なお、このような
場合には、可撓性シートの表裏両面が平滑性を有してい
てもよく、片面のみが平滑性を有していてもよい。
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1は、(A)が本発明の第1実施形
態に係るディスク保管ケース1の平面図、(B)、
(C)が(A)のそれぞれB1−B1線断面図、C1−C1線断
面図、図2は、ディスク保管ケース1の要部を示す斜視
図である。
凹凸状に一体成形したものであり、従来と同様に、ディ
スク80(図1中の二点鎖線)のセンターホール81に
嵌合する保持部11と、ディスク80の情報記録面を保
護する保護部12と、ディスク80の外周に沿って形成
された補強用のリブ13と、四隅に形成されたボス14
とを備えている。そして、ディスク80が保持部11で
保持された状態においては、ディスク80の情報記録面
と保護部12との間に0.1〜2.0mmの極小さな隙間
が形成され、情報記録面と保護部12とが直に接触する
のを防いで情報記録面に傷が付くのを防止しているとと
もに、情報記録面を汚れなどから保護している。
とされ、保護部12に対してほぼ直角に立ち上がり、か
つ間隔の狭い一対の立上部13Aを備えている。また、
ディスク80は主に保持部11で保持されるが、内側の
立上部13Aもディスク80の外周を軽く保持してお
り、ディスク80を補助的に保持してディスク保管ケー
ス1全体としての保持性を向上させている。
びリブ13の外周に沿った外郭を有する凸部15と、こ
の凸部15内に設けられた平面三角形状の凹部16とか
らなり、これらの凸部15および凹部16には立上部1
5A,16Aがそれぞれ設けられている。この際、凸部
15、保持部11、およびリブ13の各上面は面一とな
っており、それぞれ同じ高さである。
た立上部15Aとリブ13に沿った立上部15Aとが鋭
角部15Bで連続しており、立上部15A同士が鋭角部
15Bで近接することによって、鋭角部15B近傍の剛
性向上および圧縮荷重に対抗するための耐変形強度の向
上が図られている。さらに、凸部15の立上部15A
は、リブ13と対向する箇所の一部で外側の立上部13
Aと連続しており、この連続部分に形成された凸状部分
には半円状の差入れ部17が設けられ、差入れ部17に
指を差し入れた状態でディスク80を容易に把持できる
ようになっている。
特に限定されないが、本実施形態では不織布である。こ
のような不織布は、公知のスパンボンド法、サーマルボ
ンド法、ニードルパンチ法などから生産される。不織布
を構成する繊維は、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
のオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、
6−ナイロン、66−ナイロンなどのポリアミド系繊
維、共重合ポリエステル系繊維、共重合ポリアミド系繊
維、芯鞘、サイドバイサイドなどの複合繊維などであ
り、これらの単一または二種以上の短繊維、長繊維を混
合または積層して用いられる。中でも、成形時の成形加
工性、ディスク80装着時の保持性や保護性、および焼
却時にダイオキシンを生じないことから、スパンボンド
法による配向性および結晶性の低い延伸ポリエステル長
繊維不織布が好ましく用いられる。
成形加工性を考慮して、成形温度における破断伸度が1
50〜500%、好ましくは200〜450%、成形温
度における伸び率10%の伸長応力が40kg/cm2以下、
好ましくは0.1〜35kg/cm2のものである。
の伸長応力が40kg/cm2を越えると、金型内での変形が
難しく、金型への馴染み性が劣るうえ、成形後の収縮に
よって各部位の寸法が小さい方にずれ易く、寸法安定性
に劣る。一方、破断伸度が500%を超えると、成形品
が金型へ融着して離型が困難となったり、熱劣化し易い
などの問題が生じる。
成形加工性および寸法安定性に問題が生じる。
部の強度を考慮して、厚みが0.3〜1.5mm、好まし
くは0.4〜1.3mm、常温と成形温度とにおける伸び
率10%の各伸長応力の比が3以上、好ましくは5〜5
0以上、平均見かけ比重が0.3〜0.8g/cm3、好ま
しくは0.35〜0.75g/cm3のものが用いられ、ま
た、可撓性シートとしての不織布の平均繊維径は0.5
〜10デニール、好ましくは1〜6デニールである。
不足して保持性や保護性に問題が生じるうえ、可撓性シ
ート自身の歩留まりが悪く、生産性に問題が生じる。
1.5mmを超えると、強度が過剰に大きくなって成形時
の成形加工性に問題が生じ、また、厚みが大き過ぎてか
さばるという問題が生じる。
各伸長応力の比が3未満では、可撓性シートが温度の変
化に極端に影響されにくくなるか、あるいは逆に、温度
の変化に著しく影響されるかのいずれかであるり、可撓
性シートを加熱しても伸展性が悪く成形加工性に劣る
か、または、伸展性が大きくなり過ぎて熱セット(形状
安定性)が悪化し、成形加工品が容易に変形してしま
う。
成形後の強度が不足し、微細な穴開け加工など成形後の
二次加工に難が生じる。反対に、0.8g/cm3を超える
と、成形時の成形加工性に問題が生じる。
平均繊維径が0.5デニール未満では、成形後の強度が
小さく、ディスク80を装着した際に保持部11が容易
に変形したり、保持部11の立上部11Aや他の立上部
13A,15A,16Aの強度が不足して圧縮荷重に十
分対抗できないなど、保持性や保護性に問題が生じる。
一方、10デニールを超えると、十分な強度は得られる
が、保護部12の接触面が荒くなってディスク80の表
面に微細な傷を生じさせる虞があるなど、やはり保護性
に問題が生じる。
13A,15A,16Aの耐変形強度が十分に得られな
い。
全体に樹脂が塗布されており、その樹脂が繊維間の空隙
部分に含浸し、可撓性シートが補強されている。このこ
とによって特に各立上部11A,13A,15A,16
Aは一層変形しにくくなり、保持性および保護性の向上
が図られている。また、樹脂の持つ潤滑性によって保護
部12とディスク80の情報記録面とが接触した場合の
摩擦抵抗を減少させており、ディスク80に傷がより付
きにくくすることでも保護性の向上を図っている。
Aを有する保持部11は、図1(B)に一点鎖線および
矢印で示すように、ディスク80の装着方向からの圧縮
荷重に対抗するための耐変形強度が1kg以上、好ましく
は2〜5kgである。また、ディスク保管ケース1の上部
全面に加わる圧縮荷重に対抗するための耐変形強度であ
って、図1(A)、(C)に示すように、保持部11の
他、リブ13、およびボス14を含んだディスク保管ケ
ース1全体の耐変形強度は5kg以上、好ましくは7〜2
0kgである。
立上部11Aが圧縮荷重に十分耐えきれずに変形した
り、ディスク保管ケース1を繰り返して装着することで
変形し、良好な保持性および保護性が得られない可能性
がある。また、全体の耐変形強度が5kg未満でも、各立
上部11A,13A,15A,16Aが容易に変形して
しまって保持性および保護性が損なわれ、通常の取扱い
に支障を来す。なお、保持部11の耐変形強度を5kg以
下とし、全体の耐変形強度を20kg以下にすることによ
り、十分な耐変形強度を有しながらも、ディスク保管ケ
ース1の可撓性を良好に維持できる。
わちディスク80が装着される側の面は、成形加工以前
に可撓性シートに施される熱処理によって平滑性が付与
されている。このため、印刷加工等において、文字や模
様を鮮明に印刷でき、加工性に優れている。
を備えた成形機に不織布をセットし、可撓性シートを5
0〜200℃の成形温度に加熱するとともに、同時に加
圧しながら伸長させて成形し、成形後、離型して成形品
を取り出す。
うな効果がある。 1)ディスク保管ケース1に用いられる可撓性シート
は、成形温度における破断伸度が150〜500%、成
形温度における伸び率10%の伸長応力が40kg/cm2以
下であるため、可撓性シートを小さな力で容易に伸長さ
せることができる。従って、複雑な凹凸形状の成形型へ
の馴染みを良好にでき、成形加工性を向上させることが
できる。このことにより、保持部11の立上部11の
他、リブ13の立上部13A、ボス14の各立上部15
A、16Aのように、保護部12に対してほぼ直角に近
い角度で立ち上がった凸状部分や、特に一対の立上部1
3Aのように、互いに近接して設けられた凸状部分、あ
るいは鋭角部15Bのように、立上部15Aがさらに近
接して設けられる凸状部分を成形する場合でも、複雑な
形状でかつクリアランスの小さい成形型に可撓性シート
を良好に馴染ませることができ、それらの立上部11
A,13A,15A,19Aを確実に成形できる。そし
て、各立上部11A,13A,15A,19Aが確実に
成形されることにより、ディスク保管ケース1の剛性を
向上させることができる。
ることにより、クリアランスが小さい成形型のみなら
ず、クリアランスの比較的大きな成形型にも十分に対応
でき、例えば差入れ部17の傾斜面17Aをも確実に成
形できる。すなわち、本実施形態の可撓性シートによれ
ば、様々な形状の凸状あるいは凹状部分を確実に成形で
きるから、ディスク保管ケース1を任意の形状にデザイ
ンできるなど、デザインに自由度を持たせることによ
り、ディスク保管ケース1の意匠性を向上させることが
できる。
500%、成形温度における伸び率10%の伸長応力が
40kg/cm2以下である可撓性シートを用いることによ
り、成形後の収縮を生じにくくでき、寸法安定性を向上
させることができる。このため、保持部11を良好な寸
法精度で成形できるので、ディスク80とのルーズな嵌
合や無理な嵌合を防止でき、ディスク80の保持性およ
び繰り返し装着に対する耐久性を向上させることができ
る。
1.5mm、常温と成形温度とにおける伸び率10%の各
伸長応力の比が3以上、平均見かけ比重が0.3〜0.
8g/cm3であるため、ディスク保管ケース1の特に前記
各立上部11A,13A,15A,19Aの耐変形強度
を確実に確保でき、例えば保持部11、リブ13、およ
びボス14などの上部全面に圧縮荷重のような外力が加
わったり、保持部11に対してディスク80を繰り返し
装着しても、それらが容易に変形するのを防止できる。
従って、ディスク80が保持部11から外れる心配がな
いうえ、ディスク保管ケース1全体の潰れなども有効に
防止でき、ディスク80の保持性や保護性を良好に維持
できる。
は、1kg以上の耐変形強度を有し、ディスク保管ケース
1全体としては、5kg以上の耐変形強度を有しているの
で、(ディスク80入りの)ディスク保管ケース1が添
付された書籍を複数段に積み上げたり、あるいはダイレ
クトメールのように、ディスク保管ケース1を他の配送
物と一緒に混載した場合でも、保持部11やケース1全
体が容易に変形するのを防止でき、通常の取扱いに十分
に対応できる。
0.5〜10デニールの合繊長繊維不織布を用いた場合
は、ディスク保管ケース1の耐変形強度等を確実に確保
でき、ディスク80の保持性や保護性を良好にできる。
また、該不織布は他の樹脂シートや織布に比べて安価に
であるから、コストをかけずにディスク保管ケース1を
製作できる。さらに、織布を用いると、リントが生じて
ディスク80に付着する心配があるが、不織布を用いる
ことでリントを生じなくでき、そのような心配も解消で
きる。
樹脂が塗布されて含浸しているから、樹脂が繊維間の空
隙部分に含浸して可撓性シートを補強できる。このこと
によって特に各立上部11A,13A,15A,16A
を一層変形しにくくでき、保持性および保護性を一層向
上させることができる。
部12とディスク80の記録面との摩擦抵抗を減少させ
ることができ、ディスク80に傷がより付きにくくする
ことでも保護性をさらに向上させることができる。
って平滑性が付与されているため、印刷加工等におい
て、文字や模様を鮮明に印刷でき、加工性に優れてい
る。
対応した位置に差入れ部17が設けられているので、こ
の差入れ部17を利用してディスク80の着脱を容易に
行える。
実施形態に係るディスク保管ケース2が示されている。
ディスク保管ケース2では、前記第1実施形態のような
リブ13およびボス14の別がなく、保持部12の外周
側には四隅にわたって連続した大きな凸部18が設けら
れ、また、この凸部18には前述の凹部16も設けられ
ていない。さらに、ディスク保管ケース2の対向する一
対の辺縁には、凸部18の各立上部18Aが近接した狭
小部18Bが設けられており、この狭小部18Bの近傍
の剛性が最も大きく、かつ大きな圧縮荷重に対抗できる
ようになっている。そして、各立上部18Aのうち、内
側の立上部18Aがディスク80(図1)の外周と接触
し、ディスク80を補助的に保持している。他の構成は
前記第1実施形態と同じである。なお、本実施形態にお
いて、前記第1実施形態と同様な機能を有する部位には
同一符号を付し、ここではそれらの説明を省略した。
違いによってディスク保管ケース2全体の耐変形強度が
多少異なるものの、前記第1実施形態で説明した構成の
可撓性シートを用いることで前述した1)〜10)の効果
を同様に得ることができる。すなわち、例えば前記1)
の効果に関していえば、本実施形態においても、可撓性
シートが有する良好な成形加工性により、立上部18A
が近接している狭小部18B等も確実に成形でき、よっ
てディスク保管ケース2の剛性などを向上させることが
できる。
実施形態に係るディスク保管ケース3が示されている。
ディスク保管ケース3では、短辺側の長さが前記ディス
ク保管ケース2よりも小さく、これによって狭小部18
B(図3)が設けられておらず、代わりに各凸部19に
は、立上部19Aによる鋭角部19Bが設けられてい
る。各立上部19Aのうち、内側の立上部19Aがディ
スク80(図1)の外周と接触し、ディスク80を補助
的に保持している。また、各凸部19の四隅に対応した
部分には第1実施形態で説明した凹部16が同様に設け
られている。ただし、各凸部19には差入れ部17(図
3)が設けられていない。
した構成の可撓性シートを用いることで前述した1)〜
9)と同様な効果を得ることができる。また、加えて以
下の効果がある。 11)ディスク保管ケース3では、短辺側の長さがより短
くなっているため、ディスク80としてCDを装着した
場合でも、ディスク保管ケース3を定形(長3)の封筒
に入れ込むことができ、CDに見合ったより小さな封筒
を用いてダイレクトメールを行える。
れているため、ディスク保管ケース3を短辺側に沿って
二つ折りに容易に曲げることができ、よってCDを簡単
に外すことができる。
で、このはみ出した部分を把持することでCDを簡単に
着脱でき、第2実施形態で説明した差入れ部17が設け
られていなくとも、前記10)の効果を同様に得ることが
できる。
実施形態に係るディスク保管ケース4が示されている。
ディスク保管ケース4は、図6で示したディスク保管ケ
ース90と同様な形状の本体部20を備えている。すな
わち、本体部20には、保持部11、保護部12、二条
のリブ13、および四つのボス14が設けられている。
また、ディスク保管ケース4は、本体部20の一辺側に
一体で成形された綴じ込み部30を備えており、この綴
じ込み部30の凸部31にはファイリング用の小さな丸
穴32が設けられている。そして、この綴じ込み部30
と本体部20との境界部分が屈曲部Aになっている。
した構成の可撓性シートを用いることで前記1)〜9)
の効果を同様に得ることができるのに加え、以下の効果
がある。 14)ディスク保管ケース4には丸穴3を有する綴じ込み
部30が設けられているため、ディスク保管ケース4を
バインダー等に容易に保管できる。
形温度とにおける伸び率10%の各伸長応力の比が3以
上であり、耐久力のある良好な屈曲性を有しているた
め、バインダーに保管された複数枚のディスク保管ケー
ス4を繰り返しめくる等しても、本体部20と綴じ込み
部30との間の屈曲部Aで破れが生じる心配がなく、保
管状態を良好に維持できる。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成
等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれ
る。例えば、前記各実施形態では、本発明に係る可撓性
シートとして熱可塑性合繊繊維からなる不織布が用いら
れていたが、不織布に限らず、例えば熱可塑性樹脂シー
ト、熱可塑性発泡樹脂シート、前記不織布と前記熱可塑
性樹脂シートとの積層シート、前記不織布と前記熱可塑
性発泡樹脂シートとの積層シート、前記不織布と合成樹
脂フィルムとの積層シートなどであってもよい。これら
のうち、樹脂シートや樹脂フィルムとしては、例えばポ
リエチレン、部分架橋ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、共重合ポリ
スチレン、共重合ポリエステル、共重合ポリアミド、ゴ
ム変性ポリスチレン、ゴム変性ポリエステルや、これら
の単体、複合体、あるいは発泡体等を用いることができ
る。また、特に不織布を含んだ積層シートを用いる場合
には、単に不織布を用いた場合に比して、ディスク保管
ケースの剛性および圧縮荷重に対する耐変形強度を格段
に向上させることができる。ただし、樹脂シートや樹脂
フィルムは、ディスク保管ケースの全体にわたって積層
される必要はなく、圧縮荷重に対して変形し易い部分な
ど、部分的に積層して特定箇所を補強してもよい。
ートとしての不織布には樹脂が塗布されていたが、本発
明に係る樹脂としては特に限定はなく、界面活性剤、潤
滑剤、撥水剤、アクリル酸エステルエマルジョン、アク
リル系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、ウレタン系
樹脂、合成ゴム系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エポキシ系
樹脂などの中から、保持性、耐変形強度、潤滑性、断裁
性、意匠性、耐摩耗性等の改善目的や可撓性シートの材
質に応じて任意に用いられてよく、その塗布量や塗布方
法も任意である。そして、このような樹脂は、可撓性シ
ート全体に塗布する場合の他、特に保持部など、可撓性
シートの一部に塗布してもよく、このような場合でも、
保持部のみを補強して保持性を良好に維持できる。ただ
し、可撓性シートに樹脂が全く塗布されない場合でも本
発明に含まれる。
状等は、前記各実施形態の形状に限定されるものではな
く、ディスクの大きさや、流通形態、および要求される
強度等を勘案して任意に決められてよい。例えば、前記
各実施形態のディスク保管ケース1〜4は、ディスク8
0を一つ装着する形状であったが、本発明のディスク保
管ケースは、ディスクを複数並べて装着できる形状であ
ってもよい。また、図1に示したディスク保管ケース1
において、ボス14には鋭角部15Bが設けられていた
が、隣接するボス14同士を連続させて設ける場合な
ど、鋭角部15Bの代わりとして、図3中に符号18で
示すような狭小部を設けてもよい。
は、主に中央の保持部11でディスク80を保持し、リ
ブ13の内側の立上部13Aや各凸部18,19の内側
の立上部18A,19Aでディスク80を補助的に保持
していたが、リブや凸部の立上部による保持力をより向
上させことにより、そのような立上部も本発明の保持部
にしてもよい。こうすることにより、外周とセンターホ
ールとの両方でディスクを確実に保持できる。なお、こ
のような場合には、中央の保持部と外周側の保持部とを
あわせて1kg以上の耐変形強度を有していればよい。さ
らに、そのようなリブや凸部の立上部のみを本発明に係
る保持部にし、中央の保持部を省くことでディスクの外
周だけを確実に保持するように設けてもよく、外周側の
保持部のみの場合でも、1kg以上の耐変形強度を有して
いればよい。この際、立上部の内径寸法は、ディスクと
してCDを用いる場合において、CDの外径寸法11
9.0〜119.5mmを考慮して決められればよい。ま
た、このようなディスク保管ケースは、例えばミニディ
スク(MD)のディスク本体など、センターホールが無
かったり、またはセンターホールが小さく、センターホ
ールを利用したのでは確実に保持できないディスクに有
効である。つまり、本発明に係る保持部は、ディスクの
センターホールと嵌合してディスクを保持するか、ディ
スクの外周全域または外周の少なくとも二カ所と係合し
てディスクを保持するか、あるいは、それらの両方であ
ってよい。
施形態で説明したCD用のディスク保管ケース1と同一
形状のディスク保管ケースを製作し、それらの成形加工
性、繰り返し装着性(耐久性)、保持性、および圧縮荷
重に対する耐変形強度の確認を行った。この際、各実施
例および比較例では、可撓性シートの特性値が異なって
おり、それらのパラメータを表1に示すとともに、各可
撓性シートの製造方法等を以下に説明する。なお、ディ
スク保管ケースの大きさは、長辺側が113.8mm、短
辺側が125.0mm、高さが4.0mmであり、ディスク
保管ケースの成形温度は100°である。
00ヶの矩形紡糸口金を用いて、吐出量850g/分で固
有粘度0.75のポリエチレンテレフタレート(TiO2
0.5%含有)を溶融温度290℃で紡出し、紡糸速度
1900m/分で金網コンベア上に長繊維ウェブ(目付2
50g/m2)として取り出した。次いで、得られた長繊維
ウェブを上下ロール温度80℃、線圧20kg/cm、圧着
面積比率23%のエンボスロールで熱圧着した後、温度
120℃のフェルトカレンダーで熱処理を行い、第1実
施例で用いられる可撓性シートとしての不織布を得た。
した以外は、第1実施例と同じである。
外は、第1実施例と同じである。
外は、第1実施例と同じである。
を第1実施例と同様に製作するとともに、Tダイから押
出成形された厚さ100μmの低密度ポリエチレン樹脂
シートを押出ラミネート加工によって前記不織布に接着
し、本発明に係る可撓性シートを得た。
脂のシート状押出発泡体を本発明に係る可撓性シートと
した。
を150g/m2とした以外は、第1実施例と同じである。
法について説明する。 複屈折率:白色光下で変更顕微鏡ベレック式コンベン
セータを用いて測定。 厚み:JIS−L−1906準拠。 平均見かけ比重:JIS−L−1096準拠。 破断伸度:JIS−L−1906準拠(定速伸長形引
張試験機に、つかみ間隔を10cmにして取り付け、20
cm/分の引張速度で20℃、100℃の各温度で測定し
た。)。 10%伸長応力:JIS−L−1906準拠(10%
伸長時の強度を資料の断面積当たりに換算して表した。
ただし、試料は巾50mm、長さ200mm。)。
ケースでは、ディスク保管ケースのいずれの箇所におい
ても可撓性シートの破断等が認められず、各可撓性シー
トの諸特性値が前記請求項1に記載の範囲内であること
により、各可撓性シートをディスク保管ケースとして良
好に成形できることを確認した。また、CDを50回数
繰り返し保持部11(各部位の符号は図1参照)に装着
して耐久性を確認したが、保持部11には繰り返し装着
中に変形や摩滅がなく、保持部11の外径寸法が正規の
寸法から大きくなる方に著しくずれていないと認められ
た。さらに、CDをディスク保管ケースに装着した後、
CDを上方に向けた状態でディスク保管ケースを50cm
の高さから落下させて保持性を確認したが、CDが保持
部11から外れることはなく、保持部11の外径寸法が
正規の寸法から小さくなる方にも著しくずれていないと
認められる。従って、諸特性値が前記請求項1に記載の
範囲内であ可撓性シートを用いることは、成形後の寸法
安定性が良好であり、保持性および耐久性の点で有効で
あると認められる。
上部11Aや、リブ13の立上部13A、ボス14の鋭
角部15Bを形成する立上部15Aで破断が確認され、
各部位の寸法が正規の寸法よりも小さく成形されている
ことが実測によって明らかになった。また、比較例を用
いて落下試験を行ったが、保持部11の立上部11Aが
破断していることや、特に保持部11の外径寸法が正規
の寸法よりも小さく成形されていることにより、保持部
11とCDのセンターホールとの嵌合がルーズになって
しまい、CDが保持部11から外れてしまった。これら
のことは、比較例で用いられる可撓性シートの諸特性
値、すなわち成形温度における破断伸度、および成形温
度における10%伸長応力の値が前記範囲外であり、中
でも破断伸度が下限を超えて大きく外れていることによ
るものと判断される。
スにおいて、保持部11上に、図1(B)に示すように
して圧縮荷重1kgを加え、保持部11の潰れによる各変
位量を測定した。また、ディスク保管ケース全体には、
図1(C)に示すようにして圧縮荷重5kgを加え、全体
の潰れによる各変位量を測定した。これらの結果、保持
部11の変位量およびディスク保管ケース全体の変位量
は共に0.15mm未満とされ、各実施例の可撓性シート
の諸特性値を前記請求項2に記載の範囲内にすることに
より、ディスク保管ケースに通常の使用に十分に耐え得
る耐変形強度を付与できることを確認した。
およびディスク保管ケース1全体の変位量が共に0.1
5mmを超えてしまった。このことは、各立上部11A,
13A,15Aなどの破断が原因というよりはむしろ、
比較例で用いられる可撓性シートの諸特性値、すなわち
シートの厚み、常温と成形温度とにおける伸び率10%
の各伸長応力の比、および見かけ比重の各値が前記範囲
外であることによるものと判断される。
可撓性シートの成形温度における破断伸度、および成形
温度における伸び率10%の伸長応力の各値が特定範囲
内に決められているため、剛性を確保するのに有効な凹
凸部分を確実に成形でき、かつ成形後の寸法安定性を良
好して保持性および耐久性を向上させることができると
いう効果がある。
度とにおける伸び率の各伸長応力の比、および平均見か
け比重の各値が特定範囲内に決められているため、凹凸
部分の耐変形強度を確実に確保でき、保持性および保護
性を向上させることができるという効果がある。
図である。
図である。
図である。
図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 表面および裏面の少なくとも何れか一方
の面に情報が記録されたディスクを保管するディスク保
管ケースであって、 前記ディスクを保持する保持部と前記ディスクを保護す
る保護部とが可撓性シートで凹凸状に一体成形されてい
るとともに、 この可撓性シートは、成形温度における破断伸度が15
0〜500%、成形温度における伸び率10%の伸長応
力が40kg/cm2以下、 であることを特徴とするディスク保管ケース。 - 【請求項2】 表面および裏面の少なくとも何れか一方
の面に情報が記録されたディスクを保管するディスク保
管ケースであって、 前記ディスクを保持する保持部と前記ディスクを保護す
る保護部とが可撓性シートで凹凸状に一体成形されてい
るとともに、 この可撓性シートは、厚みが0.3〜1.5mm、常温と
成形温度とにおける伸び率10%の各伸長応力の比が3
以上、平均見かけ比重が0.3〜0.8g/cm3であるこ
とを特徴とするディスク保管ケース。 - 【請求項3】 請求項2に記載のディスク保管ケースに
おいて、可撓性シートは、平均繊維径が0.5〜10デ
ニールの不織布でることを特徴とするディスク保管ケー
ス。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のディス
ク保管ケースにおいて、前記保持部の耐変形強度が1kg
以上であることを特徴とするディスク保管ケース。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のディス
ク保管ケースにおいて、全体の耐変形強度が5kg以上で
あることを特徴とするディスク保管ケース。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のディス
ク保管ケースにおいて、前記可撓性シートには樹脂が塗
布されていることを特徴とするディスク保管ケース。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のディス
ク保管ケースにおいて、前記可撓性シートは平滑性を有
していることを特徴とするディスク保管ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367659A JP2000191069A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ディスク保管ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10367659A JP2000191069A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ディスク保管ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000191069A true JP2000191069A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18489877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10367659A Pending JP2000191069A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ディスク保管ケース |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000191069A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09195458A (ja) * | 1996-01-23 | 1997-07-29 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 防水シート、その製造法、その用途及びその施工方法 |
JPH09207974A (ja) * | 1996-01-30 | 1997-08-12 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 食品容器 |
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JPH10236560A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-08 | Kyosuke Kato | 円盤状の光および/または磁気情報媒体用収納ケース |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP10367659A patent/JP2000191069A/ja active Pending
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