JP2000190238A - 研磨ベルト及びその製造装置 - Google Patents

研磨ベルト及びその製造装置

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JP2000190238A
JP2000190238A JP10368825A JP36882598A JP2000190238A JP 2000190238 A JP2000190238 A JP 2000190238A JP 10368825 A JP10368825 A JP 10368825A JP 36882598 A JP36882598 A JP 36882598A JP 2000190238 A JP2000190238 A JP 2000190238A
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JP
Japan
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belt
polishing
belt body
polished
holes
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JP10368825A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Ueno
保 上野
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Yamato Giken KK
Original Assignee
Yamato Giken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨ベルトを移送しつつ被研磨物に摺接させ
て研磨加工を行うに際し、複数個の貫通穴の存在によ
り、研磨ベルトからの放熱性が良好となって摺接に伴う
研磨ベルトの発熱現象を抑制することができ、目詰まり
を抑制して切れ味の劣化を回避して研磨の作業性を高め
ることができ、又、被研磨物の熱変形を抑制して被研磨
物の加工精度を高めることができる。 【解決手段】 帯板状基材2の表面に砥粒3を施してな
るベルト体1に複数個の貫通穴Kを形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばアルミニュウ
ム、鉄、マグネシュウム等の金属、ガラス、合成樹脂等
の非金属からなる各種の産業用製品及び部品の研磨研削
加工に用いられる研磨ベルト及びその製造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の研磨ベルトとして、図7
に示す如く、ポリエステル系材、レーヨン系材、綿系
材、綿系とポリエステル系の混紡材、紙材等からなる帯
板状基材の表面にセラミック、アルミナジルコニア、酸
化アルミニュウム、シリコンカーバイド等からなる砥粒
を樹脂製の接着剤により塗布接着して施した構造のもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、研磨ベルトを移送しつつ被研磨物に摺接さ
せて研磨加工を行うに際し、摺接に伴う発熱現象によ
り、目詰まりにより切れ味の劣化が生じて研磨の作業性
を低下させ、又、発熱現象により被研磨物に熱変形を生
じさせて被研磨物の加工精度の低下を招来し、研磨ベル
トの耐久性及び研磨研削加工の安定性を低下させること
があるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請
求項1記載の発明は、帯板状基材の表面に砥粒を施して
なるベルト体に複数個の貫通穴を形成してなる研磨ベル
トにある。
【0005】又、請求項2記載の発明は、上記貫通穴は
剪断打抜加工により形成されていることを特徴とするも
のであり、又、請求項3記載の発明は、上記貫通穴は突
き通し加工により形成されていることを特徴とするもの
である。
【0006】又、請求項4記載の発明は、帯板状基材の
表面に砥粒を施してなるベルト体を移送させる移送機構
と、該ベルト体に貫通穴を形成する穴明け機構とを備え
てなる研磨ベルト製造装置にある。
【0007】又、請求項5記載の発明は、上記穴明け機
構に上記ベルト体に貫通穴を形成するポンチ及びダイを
備えてなることを特徴とするものであり、又、請求項6
記載の発明は、上記穴明け機構に上記ベルト体に貫通穴
を形成する突き通しピンを備えてなることを特徴とする
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明の実施の形
態例を示し、図1乃至図3は第一形態例、図4は第二形
態例、図5、図6は第三形態例である。
【0009】図1乃至図3の第一形態例において、1は
ベルト体であって、ポリエステル系材、レーヨン系材、
綿系材、綿系とポリエステル系の混紡材、紙材等からな
る可撓性を有する帯板状基材2の表面にセラミック、ア
ルミナジルコニア、酸化アルミニュウム、シリコンカー
バイド等からなる砥粒3を樹脂製の接着剤4により接着
して形成されている。
【0010】5は移送機構であって、この場合、一対の
繰出ロール6・6及び引出ロール7・7を備えてなり、
この繰出ロール6・6と引出ロール7・7との間にベル
ト体1を掛架し、一方の引出ロール6を制御用モータ8
により間欠回転させ、ベルト体1を移送させるように構
成している。
【0011】9は穴明け機構であって、この場合、ポン
チ10及び図示省略のダイス穴を有するダイ11を備え
てなり、砥粒3が施されたベルト体1の表面側から裏面
に向けてのポンチ10の下降動作によりダイ11と協働
してベルト体1から打抜片W 1を打ち抜いて複数個の貫
通穴Kを剪断打抜加工するように構成している。
【0012】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、帯板状基材2の表面に砥粒3を施してなるベルト体
1に複数個の貫通穴Kを形成してなる研磨ベルトWを用
いて被研磨物の研磨加工を行うことになり、しかして、
研磨ベルトWを移送しつつ被研磨物に摺接させて研磨加
工を行うに際し、複数個の貫通穴Kの存在により、研磨
ベルトからの放熱性が良好となって摺接に伴う研磨ベル
トWの発熱現象を抑制することができ、目詰まりを抑制
して切れ味の劣化を回避して研磨の作業性を高めること
ができ、又、被研磨物の熱変形を抑制して被研磨物の加
工精度を高めることができ、研磨ベルトの耐久性及び研
磨研削加工の安定性を向上することができる。
【0013】又、装置において、ベルト体1は移送機構
5により間欠移送され、ベルト体1の移送停止時におい
て、穴明け機構9によりベルト体1に複数個の貫通穴K
が形成され、貫通穴Kが形成されたのち、ベルト体1は
所定ピッチ移送され、しかしてこれを繰り返して順次ベ
ルト体1に複数個の貫通穴Kを形成することができ、ベ
ルト体1に複数個の貫通穴Kを能率的に形成することが
できると共に構造を簡素化することができ、装置の製作
コストの低減を図ることができる。
【0014】又、この場合、上記穴明け機構9に上記ベ
ルト体1に貫通穴Kを形成するポンチ10及びダイ11
を備えてなるから、貫通穴Kの周角縁が角面となって、
被研磨物Wの平坦面の研磨加工を良好に行うことができ
るとともに複数個の貫通穴Kをベルト体1に容易に形成
することができ、研磨ベルトWのコスト低減を図ること
ができる。
【0015】図4の第二形態例は移送機構5及び穴明け
機構9の別例構造を示し、この場合、外周面に図示省略
の複数個のダイス穴を有するロール状のダイ11及び外
周面に複数個のポンチ10を植設してなるロール12を
並設し、このロール状のダイ11とロール12との間に
ベルト体1を折返状態に掛架し、ロール12を制御モー
タ13により回転させると共に歯車機構14によりロー
ル状のダイ11を同期回転させ、ベルト体1を連続移送
させつつ、ポンチ10とダイ11との協働によりベルト
体1に複数個の貫通穴Kを剪断打抜加工するように構成
している。
【0016】この第二形態例にあっても、上記第一形態
例と同様な作用効果を得ることができる。
【0017】図5、図6の第三形態例は穴明け機構9の
別例構造を示し、この場合、ポンチ10とダイ11とか
らなる剪断打抜加工構造に代えて、ベルト体1に突き通
し可能な突き通しピン15を備えてなり、砥粒3が施さ
れたベルト体1の表面側から裏面に向けて突き通しピン
15を下降させてベルト体1に周角縁W2が曲面となっ
ている複数個の貫通穴Kを突き通し加工するように構成
している。
【0018】この第三形態例にあっては、上記第一形態
例と同様な作用効果を得ることができると共に貫通穴K
の周角縁W2が曲面となっているので、被研磨物Wの弧
状曲面をなす角部の研磨加工を良好に行うことができ
る。
【0019】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、ベルト体1の構造や材質は被研磨物に応
じて適宜選択され、又、移送機構5及び穴明け機構9の
構造等は適宜設計して変更される。又、ここに研磨なる
用語は研削の概念を含むものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、帯板状基材の表面に砥粒を施してなるベ
ルト体に複数個の貫通穴を形成してなる研磨ベルトを用
いて被研磨物の研磨加工を行うことになり、しかして、
研磨ベルトを移送しつつ被研磨物に摺接させて研磨加工
を行うに際し、複数個の貫通穴の存在により、研磨ベル
トからの放熱性が良好となって摺接に伴う研磨ベルトの
発熱現象を抑制することができ、目詰まりを抑制して切
れ味の劣化を回避して研磨の作業性を高めることがで
き、又、被研磨物の熱変形を抑制して被研磨物の加工精
度を高めることができ、研磨ベルトの耐久性及び研磨研
削加工の安定性を向上することができる。
【0021】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
貫通穴は剪断打抜加工により形成されているので、貫通
穴の周角縁が角面となって、被研磨物の平坦面の研磨加
工を良好に行うことができると共に複数個の貫通穴をベ
ルト体に容易に形成することができ、又、請求項3記載
の発明にあっては、上記貫通穴は突き通し加工により形
成されているので、貫通穴の周角縁が曲面となって、被
研磨物の弧状曲面をなす角部の研磨加工を良好に行うこ
とができる。
【0022】又、請求項4記載の発明にあっては、ベル
ト体は移送機構により移送され、穴明け機構によりベル
ト体に複数個の貫通穴が形成され、ベルト体に複数個の
貫通穴を形成することができ、貫通穴を能率的に形成す
ることができると共に構造を簡素化することができ、装
置の製作コストの低減を図ることができる。
【0023】又、請求項5記載の発明にあっては、上記
穴明け機構に上記ベルト体に貫通穴を形成するポンチ及
びダイを備えてなるから、複数個の貫通穴をベルト体に
容易に形成することができ、研磨ベルトのコスト低減を
図ることができ、又、請求項6記載の発明にあっては、
穴明け機構に上記ベルト体に貫通穴を形成する突き通し
ピンを備えてなるから、周角縁が曲面となっている複数
個の貫通穴を容易に形成することができる。
【0024】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例の装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の第一形態例の研磨ベルトの斜視
図である。
【図3】本発明の実施の第一形態例の研磨ベルトの断面
図である。
【図4】本発明の実施の第二形態例の装置の斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施の第三形態例の研磨ベルトの斜視
図である。
【図6】本発明の実施の第三形態例の研磨ベルトの断面
図である。
【図7】研磨ベルトの拡大断面図である。
【符号の説明】
W 研磨ベルト K 貫通穴 1 ベルト体 2 帯板状基材 3 砥粒 5 移送機構 9 穴明け機構 10 ポンチ 11 ダイ 15 突き通しピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板状基材の表面に砥粒を施してなるベ
    ルト体に複数個の貫通穴を形成してなる研磨ベルト。
  2. 【請求項2】 上記貫通穴は剪断打抜加工により形成さ
    れている請求項1記載の研磨ベルト。
  3. 【請求項3】 上記貫通穴は突き通し加工により形成さ
    れている請求項1記載の研磨ベルト。
  4. 【請求項4】 帯板状基材の表面に砥粒を施してなるベ
    ルト体を移送させる移送機構と、該ベルト体に貫通穴を
    形成する穴明け機構とを備えてなる研磨ベルト製造装
    置。
  5. 【請求項5】 上記穴明け機構に上記ベルト体に貫通穴
    を形成するポンチ及びダイを備えてなる請求項4記載の
    研磨ベルト製造装置。
  6. 【請求項6】 上記穴明け機構に上記ベルト体に貫通穴
    を形成する突き通しピンを備えてなる請求項4記載の研
    磨ベルト製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005523829A (ja) * 2002-04-24 2005-08-11 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 回転駆動可能なディスク形のボスを備えた装着工具および迅速緊締システム
CN115056150A (zh) * 2022-07-07 2022-09-16 杭州永杰研磨材料股份有限公司 一种双面砂纸及加工设备

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