JP2000189872A - 塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイ用部材の製造方法および製造装置 - Google Patents

塗布装置および塗布方法並びにプラズマディスプレイ用部材の製造方法および製造装置

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JP2000189872A
JP2000189872A JP36940298A JP36940298A JP2000189872A JP 2000189872 A JP2000189872 A JP 2000189872A JP 36940298 A JP36940298 A JP 36940298A JP 36940298 A JP36940298 A JP 36940298A JP 2000189872 A JP2000189872 A JP 2000189872A
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film
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coating film
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JP36940298A
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Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Isamu Sakuma
勇 佐久間
Yoshinori Tani
義則 谷
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分割した区画ごとに塗布を断続的に行うものよ
り、はるかに容易にしかも高い精度で必要とされる端部
の膜厚プロファイルを成形でき、これによって1枚の基
板から多数の製品を取り出す場合の製造コストを低下さ
せるとともに、品質も向上させることが可能な塗布装置
および塗布方法、並びにこれらの塗布方法および装置を
用いたプラズマディスプレイ用部材の製造方法および製
造装置を提供すること。 【解決手段】塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記
塗布液供給手段から供給された塗布液を載置台上の被塗
布部材に吐出する吐出口を有する塗布器と、前記塗布器
および載置台のうちの少なくとも一方を相対的に移動さ
せて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段
とを備えた塗布装置において、塗布液を被塗布部材に塗
布して塗膜を形成した後に、所定の分割区画に応じて発
生する塗膜端部の膜厚プロファイル形成を行なう端部膜
厚形成手段と、塗膜端部に対応する位置に端部膜厚形成
手段を導く位置決め制御手段を有することを特徴とする
塗布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプラズマ
ディスプレイ、カラー液晶ディスプレイ用カラーフィル
タ、光学フィルタ、プリント基板、集積回路、半導体等
の製造分野に使用されるものであり、詳しくはガラス基
板などの被塗布部材表面に非接触で塗布液を吐出しなが
ら塗膜を形成する塗布装置および塗布方法、並びにこれ
ら装置および方法を使用したプラズマディスプレイの製
造装置および製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスプレイはその方式において
次第に多様化してきているが、現在注目されているもの
の一つが、従来のブラウン管よりも大型で薄型軽量化が
可能なプラズマディスプレイである。これは、一定ピッ
チでストライプ状に一方向にのびる溝をもつ隔壁をガラ
ス基板上に構成し、さらにこの隔壁の溝にR、G、Bの
蛍光体を充填し、任意の部位を紫外線により発光させ、
所定のカラーパターンを写し出すものである。通常隔壁
のある方が背面板、発行させる部位を決める電極がある
方が前面板と呼ばれており、両者を貼りあわせてプラズ
マディスプレイとして構成される。
【0003】ここで、重要な背面板上の隔壁パターンの
形成方法としては、隔壁ペーストを均一に塗布し、乾燥
して均一膜厚のものを成型してから、所定ピッチのスト
ライプ状の溝を、サンドブラスト法やフォトリソグラフ
ィー法等の後加工によって彫り込み、焼成するのが主流
である。隔壁の塗膜の厚さは焼成後でも100〜200
μmと厚く、この膜厚に隔壁ペーストを均一に塗布する
手段としては、数千〜数万cpsというペースト粘度に
あわせて、スクリーン印刷法で何度も塗布する方法が一
般的に用いられている。
【0004】しかし、この方法では塗布回数が10〜2
0回にも及ぶため、コスト削減や品質向上を狙って、塗
布を1回で完了できるロール法やダイコート法等の導入
が、近年盛んに取組み始められている。
【0005】この中でも、ダイを用いたダイコート法
は、塗布回数を1回で行えることの他、(1)アプリケ
ータであるダイがガラス基板と非接触であるので、塗布
面にスクリーンむらが残らず品質を向上できる、(2)
スクリーンのような消耗品がないので、その費用を皆無
にできる、等のメリットがある。
【0006】上記のダイコート法において、大きなサイ
ズのガラス基板から、所定のサイズの製品を多数取り出
すこと(多面取り)は、コスト低減のために必要な技術
である。しかし、プラズマディスプレイ用隔壁など、膜
厚形状によっては焼成後に端部が盛り上がって、後の組
立工程で不都合が生じるようなものでは、端部膜厚形状
を厳しく管理する必要がある。
【0007】すなわち、多面取りの場合は、所定に製品
サイズに応じて分割された区画ごとに生じる端部に対し
て、所定の膜厚プロファイル形状を形成せねばならい。
【0008】分割した区画ごとに塗布を断続的に行うも
のは、特開平10−43659号公報等で提案されてい
るが、端部の膜厚プロファイル形成については何も言及
されていないという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の事
情に基づいて行ったもので、その目的とするところは、
分割した区画ごとに単に塗布を断続的に行うことではで
きない塗膜端部の膜厚プロファイルの成形を、容易にし
かも高い精度で実施することを可能とし、これによっ
て、多面取りの場合の製造コストを低下させるととも
に、品質も向上させることが可能な塗布装置および塗布
方法、並びにこれらの塗布方法および装置を用いたプラ
ズマディスプレイ用部材の製造方法および製造装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、以下に述べる手段(1)〜(12)によって達成さ
れる。
【0011】(1)塗布液を供給する塗布液供給手段
と、前記塗布液供給手段から供給された塗布液を載置台
上の被塗布部材に吐出する吐出口を有する塗布器と、前
記塗布器および載置台のうちの少なくとも一方を相対的
に移動させて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための
移動手段とを備えた塗布装置において、塗布液を被塗布
部材に塗布して塗膜を形成した後に、所定の分割区画に
応じて発生する塗膜端部の膜厚プロファイル形成を行な
う端部膜厚形成手段と、塗膜端部に対応する位置に端部
膜厚形成手段を導く位置決め制御手段を有することを特
徴とする塗布装置。
【0012】(2)前記端部膜厚形成手段は、乾燥後の
塗膜を排除するものであることを特徴とする前記(1)
に記載の塗布装置。
【0013】(3)乾燥後の塗膜の排除を行なう刃物を
有することを特徴とする前記(2)に記載の塗布装置。
【0014】(4)前記端部膜厚形成手段は、塗布後の
塗布液を排除するものであることを特徴とする前記
(1)に記載の塗布装置。
【0015】(5)塗布後の塗布液を排除を行なうエア
ーを吐出するノズルを有することを特徴とする前記
(4)に記載の塗布装置。
【0016】(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記
載の塗布装置を使用してプラズマディスプレイ用部材を
製造することを特徴とするプラズマディスプレイ用部材
の製造装置。
【0017】(7)塗布器の一方向に延びる吐出口から
塗布液を載置台に固定した被塗布部材に吐出しながら、
前記塗布器および載置台の少なくとも一方を相対的に移
動させて前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布方法にお
いて、塗布液を被塗布部材に塗布して塗膜を形成した後
に、所定の分割区画に応じて前記塗膜を分割し、その分
割区画での塗膜端部の膜厚プロファイルを所定の形状に
形成することを特徴とする塗布方法。
【0018】(8)前記塗膜端部の膜厚プロファイル形
成は乾燥後の塗膜を排除して行なうことを特徴とする前
記(7)に記載の塗布方法。
【0019】(9)乾燥後の塗膜の排除は刃物で切削し
て行なうことを特徴とする前記(8)に記載の塗布方
法。
【0020】(10)前記塗膜端部の膜厚プロファイル
形成は塗布後の塗布液を排除して行なうことを特徴とす
る前記(7)に記載の塗布方法。
【0021】(11)塗布後の塗布液を排除はノズルよ
りエアーを吐出して行なうことを特徴とする前記(1
0)に記載の塗布方法。
【0022】(12)前記(7)〜(11)のいずれか
に記載の塗布方法を用いてプラズマディスプレイ用部材
の製造を行うことを特徴とするプラズマディスプレイ用
部材の製造方法。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい一実施
形態を図面に基づいて説明する。
【0024】図1は、この発明に係る塗布装置の全体斜
視図、図2は図1の載置台6とダイ40まわりの模式図
である。
【0025】図1を参照すると、本発明になるプラズマ
ディスプレイの隔壁製造に適用されるダイコート法によ
る塗布装置、いわゆるダイコータ1が示されている。
【0026】このダイコータ1は基台2を備えており、
その上に一対のガイド溝レール4が設けられている。こ
れらガイド溝レール4には保持体としての載置台6が配
置され、この載置台6の上面は、真空吸引によって基板
A(被塗布部材)が固定可能な吸着孔のある吸着面90
として構成されている。載置台6は一対のスライド脚8
を介してガイド溝レール4上を水平方向に自在に往復動
する。また、載置台6の先頭部には、ダイ40の下端面
位置を検出するセンサー202A、202Bが取り付け
られている。なおガイド溝レールは、側面カバー4a、
上面カバー10に覆われている。
【0027】一対のガイド溝レール4間には、図2に示
す送りねじ機構14、16、18を内蔵したケーシング
12が配置されており、ケーシング12はガイド溝レー
ル4に沿って水平方向に延びている。送りねじ機構1
4、16、18は、図2に示されているように、ボール
ねじからなるフィードスクリュー14を有しており、フ
ィードスクリュー14は載置台6の下面に固定されたナ
ット状のコネクタ16にねじ込まれ、このコネクタ16
を貫通して延びている。フィードスクリュー14の両端
部は図示しない軸受に回転自在に支持されており、その
一端にはACサーボモータ18が連結されている。
【0028】図1に示されているように、基台2の上面
のほぼ中央にはダイ支柱24が配置されており、このダ
イ支柱24は逆L字形をなしている。ダイ支柱24の先
端は載置台6の往復動経路の上方に位置付けられてお
り、昇降機構26が取り付けられている。昇降機構26
は昇降可能な昇降ブラケット(図示しない)を備えてお
り、この昇降ブラケットはケーシング28内の一対のガ
イドロッドに昇降自在に取り付けられている。
【0029】また、ケーシング内には、ガイドロッド間
に位置してボールねじからなるフィードスクリュー(図
示しない)もまた回転自在にして配置されており、この
フィードスクリューに対してナット型のコネクタを介し
て昇降ブラケットが連結されている。フィードスクリュ
ーの上端にはACサーボモータ30が接続されており、
このACサーボモータ30はケーシング28の上面に取
り付けられている。
【0030】昇降ブラケットには支持軸(図示しない)
を介してダイホルダ32が取り付けられており、このダ
イホルダ32はコの字形をなしかつ一対のガイド溝レー
ル4の上方をこれらレール間にわたって水平に延びてい
る。ダイホルダ32の支持軸は昇降ブラケット内にて回
転自在に支持されており、これにより、ダイホルダ32
は支持軸とともに垂直面内で回転することができる。
【0031】また、昇降ブラケットには水平バー36も
固定されており、この水平バー36はダイホルダ32の
上方に位置し、ダイホルダ32に沿って延びている。水
平バー36の両端部には、その下面から突出する伸縮ロ
ッドを有する電磁作動型のリニアアクチュエータ38が
それぞれ取り付けられている。これらの伸縮ロッドは下
端がダイホルダ32の両端にそれぞれ当接するように配
置されている。
【0032】ダイホルダ32には塗布器としてのダイ4
0が保持されている。図1から明らかなように、スリッ
トダイ40は載置台6の往復動方向と直交する方向、つ
まり、ダイホルダ32の長手方向に水平に延びて、その
両端がダイホルダ32に支持されている。
【0033】その他、基台2の上面にはダイ支柱24よ
りも手前側にセンサ柱20が配置されている。このセン
サ支柱20もまた逆L字形をなしている。センサ支柱2
0の先端には、載置台6の往復動経路の上方になるよう
に厚みセンサ22がブラケット21を介して取り付けら
れている。この厚みセンサー22は、基板Aの塗布開始
部分がダイ40の吐出口真下で停止したときに、基板A
の中央部が測定できる位置に配置されている。
【0034】さて、ダイ40は、図2に概略的に示され
ているように、長尺なブロック形状のリアリップ60、
フロントリップ66を、載置台6の往復動方向に図示し
ない複数の連結ボルトにより相互に一体的に結合して構
成されている。リアリップ60、フロントリップ66の
最下面は塗布膜Cを保持する吐出口面74となってお
り、吐出口面74〜基板Aのすきまであるクリアランス
は塗布性から最適な値に設定される。
【0035】また、ダイ40の内部ではリアリップ6
0、およびフロントリップ66との間には塗布膜Cを形
成する塗布液の流路となるスリット64が形成され、ダ
イ40の下面では塗布液の出口である吐出口72とな
る。このスリット64の間隙はリアリップ60、フロン
トリップ66の平行部との間に挟み込まれた図示しない
シムによって確保されており、任意の大きさに設定でき
る。吐出量のダイ40の長手方向(図2の紙面に垂直な
方向)分布は、リップ間隙のダイ40の長手方向の分布
によって定まる。
【0036】すなわち、リップ間隙が広いと吐出量は多
くなり、リップ間隙が狭いと吐出量は少なくなる。さら
にスリット64の上流側には、これに連通してダイ40
の長手方向(基板幅方向)に水平に延びているマニホー
ルド62が形成されている。さらに、このマニホールド
62はダイ40の内部通路を介して供給ホース42、電
磁切換え弁46、シリンジポンプ44、吸引ホース4
8、タンク50へと接続されており、タンク50内の塗
布液76の供給を受けることができる。なお、タンク5
0は密閉容器で一定圧力のエアーや、N2 等の不活性ガ
スで加圧されていることが好ましい。加圧力は好ましく
は0.02〜1MPa、より好ましくは0.1〜0.5
MPaである。
【0037】実際の塗布液のダイ40への供給は、シリ
ンジポンプ44と電磁切換え弁46との連携動作によっ
て随意に行うことができる。すなわち、まず、電磁切換
え弁46を吸引ホース48とシリンジポンプ44のシリ
ンジ80のみが連通するように切換えた後に、シリンジ
80の内面にシール材を介して係合しているピストン5
2を下側に一定量移動させて、タンク50内の塗布液7
6をシリンジ80内に充填する。
【0038】続いて、電磁切換え弁46を供給ホース4
2とシリンジポンプ44のシリンジ80のみが連通する
ように切換えてから、ピストン52を上側に所定の速度
で一定量移動させて、ダイ40のマニホールド62への
供給が実現する。
【0039】これら電磁切換え弁46の切替タイミン
グ、シリンジポンプ44の、動作タイミング、塗布液吐
出量、吐出速度等の動作条件は、各々の装置が電気的に
接続されているコンピュータ54によって各装置ごとに
独立に制御される。さらに、シリンジポンプ44を載置
台6等と連動して動作制御するため、コンピュータ54
には厚みセンサー22の他に、シーケンサ56も電気的
に接続されている。このシーケンサ56は、載置台6側
のフィードスクリュー14のACサーボモータ18や、
昇降機構26側のACサーボモータ30やリニアアクチ
ュエータ38の作動をシーケンス制御するものであり、
そのシーケンス制御のために、シーケンサ56にはAC
サーボモータ18、30の作動状態を示す信号、載置台
6の移動位置を検出する位置センサ58からの信号、ダ
イ40の作動状態を検出するセンサ(図示しない)から
の信号などが入力され、一方、シーケンサ56からはシ
ーケンス動作を示す信号がコンピュータ54に出力され
るようになっている。なお、位置センサ58を使用する
代わりに、ACサーボモータ18にエンコーダを組み込
み、このエンコーダから出力されるパルス信号に基づ
き、シーケンサ56にて載置台6の移動位置を検出する
ことも可能である。また、シーケンサ56自体にコンピ
ュータ54による制御を組み込むことも可能である。
【0040】さらにまた図1を参照すると、基台2の上
には刃物ユニット200を載置台6上方で保持するL型
ベース212がある。刃物ユニット200は、端部の膜
厚プロファイル形状に成形されている刃物210、刃物
210を1軸スライダー202の移動ベース204に固
定する固定板208よりなる。1軸スライダーは図示し
ないボールネジとこれに連結するモータの動作によっ
て、移動ベース204をダイ40の長手方向(基板A幅
方向)に自在に移動させるものである。
【0041】ここで、刃物210は基板幅方向(ダイ4
0の長手方向)端部に均一な膜厚プロファイルが成形さ
れるように、基板A走行方向に刃物210を見たとき
に、成形したい端部膜厚プロファイルと同じ刃先形状を
有している。
【0042】このとき、刃物210を基板幅方向の所定
位置の基板A上の塗膜が削れる場所に固定して、基板A
を走行させれば、基板A幅方向の塗膜端部に所定の膜厚
プロファイルが成形される。さらに、刃物210は基板
A幅方向に見たときに、成形したい端部膜厚プロファイ
ルと同じ刃先形状を有してもよく、基板Aを固定として
刃物210を基板幅方向に移動させて塗膜を削れば、基
板A走行方向の塗膜端部に均一な膜厚プロファイル形状
を成形できる。
【0043】刃物210として、基板A幅方向、走行方
向の端部の膜厚プロファイル成形用に、各々異なる刃先
形状を持つものを1本ずつ取り付けてもよいし、2方向
に対応する刃先形状を有する1本の刃物を取り付けても
よい。
【0044】次に1枚の基板から多数の製品を取り出す
場合の、各製品の端部膜厚の形成方法について説明す
る。図3は基板Aに塗膜を形成した塗膜形成基板100
から6枚の製品102を取り出す場合の配置を示してい
る。
【0045】ここで、端部膜厚形成が必要なのは各製品
102の長手端部104A、104Bとする。長手端部
104A、104Bを所定膜厚プロファイルに成形する
のは、たとえば製品102がプラズマディスプレイの背
面板の隔壁ならば、基板A走行方向に凹凸のあるストラ
イプ形状となっており、長手端部104A、104Bが
所定の膜厚形状になっていないと、焼成後に隔壁と基板
の熱収縮の差により、長手端部104A、104Bにあ
る隔壁が基板より剥離して跳ね上がってしまって製品と
ならないためである。この長手端部104A、104B
に沿って(基板A幅方向)、基板A幅方向に見たときに
所定形状を刃先にもつ刃物210を移動させて基板A上
の塗膜を削れば、所定の端部膜厚プロファイル形成が可
能となる。次に図3の所定の端部膜厚プロファイルを有
する6個の製品部に分割区画された分割区画基板100
を作成する塗布方法はさらに、具体的には次のようにし
て行う。
【0046】まず、塗布装置における各作動部の原点復
帰が行われると載置台6、ダイ40はスタンバイの位置
に移動する。このとき、塗布液タンク50〜ダイ40ま
で塗布液はすでに充満されており、ダイ40を上向きに
して塗布液を吐出してダイ内部の残留エアーを排出する
という、いわゆるエアー抜き作業も既に終了している。
【0047】次に、載置台6の先端にあるセンサー20
2A、202Bをダイ40の上流側の吐出口面74Aの
真下に移動させ、ダイ40をゆっくり下降させて所定位
置で停止した後に、載置台6の吸着面90を基準にした
ダイ40の吐出口面74の基板幅方向の高さ分布を測定
し、吐出口面74が載置台6の吸着面90と平行になる
ように、リニアアクチュエータ38の伸縮量を調整す
る。このとき、載置台6の吸着面90を基準点とした吐
出口面74と昇降機構26の上下方向座標軸(Z軸)値
との関連づけ、いわゆる吐出口面74の原点出しも同時
に実行、完了される。これによって、上下方向座標軸値
を制御すれば、吐出口面74を吸着面90から任意の高
さ位置に移動させることができる。これらの作業が完了
すれば、載置台6、ダイ40を原点復帰させる。
【0048】この準備動作が完了した後、載置台6の表
面に図示していないリフトピンを上昇させ、その上部に
図示しないローダから基板Aを載置したら、リフトピン
を下降させて載置台上面に基板Aを載置して吸着する。
【0049】次に、載置台6を所定速度で移動させ、基
板Aの塗布開始部がダイ40の吐出口の真下にきたら停
止させる。この停止状態のときに厚みセンサ22で基板
Aの基板厚みを測定し、その厚さとあらかじめ条件とし
て与えておいたクリアランスから、ダイ40の下降すべ
き値を演算し、次のその位置にダイ40が下降する。
【0050】一方、シリンジポンプ44はこの間にタン
ク50から所定量の塗布液を吸引しており、クリアラン
スの設定確認後、塗布液をシリンジポンプ44からダイ
40に送り込む。シリンジポンプ44の塗布液送り込み
動作開始後に、コンピュータ54内のタイマーがスター
トし、定められた時間の後にコンピュータからシーケン
サ56に対してスタート信号が出され、載置台6が塗布
速度で移動を開始し、塗布が開始される。
【0051】基板Aの塗布終了部がダイ40の吐出口真
下の位置にきたら、コンピュータ54から信号を出し
て、シリンジポンプ44の停止とダイ40の上昇を行
い、塗布液を基板から完全にたちきる。
【0052】一方、載置台6はさらに動きつづけ、基板
Aをアンローダで移載する終点位置にきたら停止し、基
板Aの吸着を解除してリフトピンを上昇させて基板Aを
持ち上げる。この時図示されないアンローダによって基
板Aの下面を保持して、次の乾燥工程に基板Aを搬送す
る。アンローダへの受け渡しが完了したら、載置台6は
リフトピンを下降させ原点位置に復帰する。
【0053】この間にシリンジポンプ44は、吸引動作
を行ってタンク50から新たに液を充満させる。ついで
次の基板Aが来るのを待ち、同じ動作をくりかえす。
【0054】続いて塗布した基板Aの乾燥が完了して、
基板A上に塗膜を形成した塗膜形成基板となったら、ロ
ーダによって塗膜形成基板を載置台6に移載して吸着保
持する。続いて、図3に示すように一枚の基板から6枚
の製品を取り出す場合には、製品102の基板走行方向
の両端部である長手端部104A、104Bの膜厚プロ
ファイル成形が必要となるので、これに対応する塗膜形
成基板上の位置が刃物210の真下になるように載置台
6を移動して、停止させる。ついで基板A幅方向(図3
の矢印D方向)に所定の刃先形状を有している刃物21
0を所定切り込み量だけ下降させた後、図3の矢印D方
向(基板A幅方向)に移動させて塗膜形成基板上の乾燥
塗膜に切り込みをいれて、所定の膜厚プロファイルを成
形する。以下同様の動作を繰り返して、6個の製品の各
々の長手端部の膜厚プロファイル成形を完了させる。膜
厚プロファイル成形が完了したら、6個の製品102以
外の不要部分はフォトリソ法によって除去し、分割区画
基板100が完成する。
【0055】また、製品102の走行方向端部106
A、106Bで膜厚プロファイル成形をする場合は、ま
ず刃物210の向きを基板A走行方向(図3の矢印E方
向)に所定形状の切り込みがいれられるように変える。
そして、上記の手順の塗膜形成基板基板に刃物210で
切り込みをいれるところでは、塗膜形成基板基板上の製
品102の走行方向端部106A、106Bに対応する
位置が、刃物210の真下になるように刃物210を基
板幅方向に移動して停止させ、ついで刃物210を所定
切り込み量だけ下降させた後、載置台6を移動させて塗
膜形成基板上の乾燥塗膜に切り込みをいれて、走行方向
端部106A、106Bに所定の膜厚プロファイルを成
形するようにする。以降同様に、6個の製品102以外
の不要部分はフォトリソ法によって除去し、分割区画基
板100を作成する。
【0056】なお、以上で、刃物210による切り込み
量は10〜300μm、より好ましくは20〜100μ
mである。
【0057】上記の手段によれば、分割した区画ごとに
塗布を断続的に行うよりはるかに容易に、しかも、高い
精度で必要とされる端部の膜厚プロファイルを成形でき
る。
【0058】図4はさらに別の実施例を示したものであ
る。ここでは、刃物ユニット200のかわりにエアーユ
ニット230を使用している。すなわち、エアーユニッ
ト230は保持具232に取り付けられたエアーノズル
234A、234Bからなり、1軸スライダー202の
移動ベース204に、刃物ユニット200のかわりに取
り付けている。さらにエアーノズルは、吐出バルブ23
6A、236Bを介して図示しないエアー加圧源に接続
されて、エアーノズル234A、234Bの先端から任
意の風速とタイミングでエアーを矢印方向に吐出するこ
とができる。そして、この吐出するエアーを基板に塗布
されたウェット状態の塗液にあてれば、その部分を任意
の端部膜厚形状に成形できる。この場合の端部膜厚形状
は、エアーの吐出速度、吐出角度、ノズル先端〜塗液間
の距離等の調整によって変えることができる。
【0059】ここで、エアーノズル234A、234B
の吐出孔はφ0.05〜1mm、より好ましくは0.1
〜0.5mmがよい。さらに吐出圧は0.1〜0.7M
Paが好ましい。
【0060】またエアーノズル234A、234Bの吐
出角度は、膜厚成形すべき端部の位置でエアーが製品外
に吐出されるようにする。すなわち、成形すべき端部が
図3の製品102の長手端部104A、104Bの場
合、エアーノズル234Aは長手端部104A、エアー
ノズル234Bは長手端部104Bの膜厚形成に用い
る。
【0061】エアーユニット230を使用して、図3の
ように1枚の基板から、所定の端部膜厚プロファイル形
状を有する製品を多数有する分割区画基板100を作成
する場合の塗布方法は次のようになる。
【0062】前記と同様に、まず、図示しない移載機で
基板Aをテーブルに移載して吸着した後、載置台6を移
動させて、ダイ40から塗液を吐出して基板Aに全面塗
布する。
【0063】続いて、基板Aの長手端部104Aの位置
にエアーノズル234Aがくるようにテーブル6移動し
て、停止させる。次いで、吐出バルブ236Aを開とし
てから、1軸スライダー202を動作させて、エアーノ
ズル234Aをエアー吐出しながら基板幅方向に移動さ
せて、長手端部104Aに所定の膜厚プロファイルを成
形する。続いて吐出バルブ236Aを閉としてから、長
手端部104Bの位置にエアーノズル234Bがくるよ
うに載置台6を移動して、停止させ、引き続いてバルブ
236Bを開としてから、1軸スライダー202を動作
させて、エアーノズル234Bをエアー吐出しながら基
板幅方向に移動させて、長手端部104Bに所定の膜厚
プロファイルを成形する。
【0064】以下、同様の動作を繰り返して、6個の製
品102の各々の長手端部の膜厚プロファイル成形を実
行し、完了したら、塗膜を分割区画した基板をアンロー
ダにより次の乾燥工程へ移載し、乾燥が完了したら、不
要部分をフォトリソ法により除去して、分割区画基板1
00を完成させる。
【0065】また、製品102の走行方向端部106
A、106Bで膜厚プロファイル成形をする場合は、ま
ずエアーノズル234A、234Bの向きを基板A走行
方向に所定断面形状に成形できるように変える。すなわ
ち、エアーノズル234A、234Bを、上下方向を軸
として時計回り方向に90度回させる。これによってノ
ズル234A、234Bの吐出方向は、各々基板A幅方
向で製品102の外側向きとなる。次に、上記の手順の
エアーノズルで吐出するところで、基板A上の製品10
2の走行方向端部106Aに対応する位置がエアーノズ
ル234Aの真下になるように、エアーノズル234A
を1軸スライダー202を用いて基板A幅方向に移動し
て、停止させ、次いで、吐出バルブ236Aを開として
エアーをエアーノズル234Aから吐出してから、載置
台6を図3の矢印E方向に移動させて走行方向端部10
6Aに所定の膜厚プロファイルを成形する。続いて吐出
バルブ236Aを閉としてから、走行方向端部106B
の位置にエアーノズル234Bがくるように1軸スライ
ダー202を移動して、停止させ、引き続いてバルブ2
36Bを開としてから、載置台6を図3の矢印E方向に
移動させて、走行方向端部106Bに所定の膜厚プロフ
ァイルを成形する。
【0066】以下、同様の動作を繰り返して、6個の製
品の各々の走行方向端部の膜厚プロファイル成形を実行
する。
【0067】エアーノズルの吐出風速は1〜100m/
s、より好ましくは5〜400m/s、吐出角度は基板
に対して20〜85度、より好ましくは30〜70度、
エアーノズルの吐出口と基板上の塗膜との距離は1〜5
0mm、より好ましくは5〜30mmである。
【0068】また、一枚の基板Aの中で各製品102の
端部位置が基板A幅方向および走行方向で一致している
なら、一致している製品数分だけ切削長さ、あるいはエ
アー吐出長さを大きくして、一度に数枚分の端部膜厚形
状の成形を行ってもよい。
【0069】なお、本発明において使用できる塗布液と
しては、粘度が1cps〜100000cps、望まし
くは1000cps〜50000cpsであり、ニュー
トニアンが塗布性から好ましいが、チキソ性を有する塗
布液にも適用できる。基板Aとしてはガラスの他にアル
ミ等の金属板、セラミック板、シリコンウェハー等を用
いてもよい。さらに使用する塗布状態としては、クリア
ランスが40〜500μm、より好ましくは80〜30
0μm、塗布速度が0.1m/分〜10m/分、より好
ましくは0.5m/分〜6m/分、ダイのリップ間隙は
50〜1000μm、より好ましくは100〜600μ
m、塗布厚さが5〜400μm、より好ましくは20〜
250μmである。
【0070】
【実施例】実施例幅340mm×440mm×厚さ2.
8mmのソーダガラス基板上の全面に感光性銀ペースト
を5μmの厚みにスクリーン印刷した後で、フォトマス
クを用いて露光し、現像および焼成の各工程を経て、ピ
ッチ220μmのストライプ状の1410本の銀電極を
基板長手方向に形成した。その電極上にガラスとバイン
ダーからなるガラスペーストをスクリーン印刷した後
に、焼成して誘電体層を形成した。
【0071】次に、ガラス粉末と感光性有機成分からな
る粘度20000cpsの感光性ガラスペーストを、図
1のダイコータで、吐出幅330mm、リップ間隙(シ
ム厚さ)500μmのダイを用いて、基板とダイ先端と
のクリアランス350μm、塗布厚さ300μm、塗布
速度1m/分で基板全長(440mm)を塗布した。次
いで輻射ヒータを用いた乾燥炉で100℃で20分間乾
燥し、平均膜厚140μmの隔壁用塗膜を形成した。
【0072】ここで、図1の刃物ユニット200を用い
て、刃先が60度の三角形断面をもつ刃物210で、基
板先頭から10、210、230、430mmの位置
で、基板幅方向に隔壁用塗膜に100μmの切り込みを
いれ、底辺115μm、深さ100μmの正三角形断面
の切欠きを形成した。
【0073】次いで、隣合った電極間に隔壁が形成され
るように設計されたフォトマスクを用いて露光し、現像
と焼成を行って330×200mmの隔壁部を2個形成
した。この隔壁部の200mmの位置での端部形状は基
板に対する角度が60度の斜辺であり、隔壁端部の基板
からの剥離はなかった。隔壁の形状はピッチ220μ
m、線幅30μm、高さ130μmであり、隔壁本数は
1411本であった。この後、R、G、Bの蛍光体ペー
ストを順次スクリーン印刷によって塗布して、80℃1
5分で乾燥後、最後に460℃15分で焼成し、欠陥の
ないプラズマディスプレイの背面板を1枚の基板上に2
個作製できた。
【0074】
【発明の効果】一枚の基板から多数の製品を取り出す多
面取りの場合に必要な端部膜厚プロファイル成形を、基
板に塗布して塗膜を形成した後に、分割区画ごとに不要
な部分を排除する形で各分割区画部分の端部の膜厚プロ
ファイルを形成するようにしたので、分割した区画ごと
に塗布を断続的に行うより、はるかに容易にしかも高い
精度で必要とされる端部の膜厚プロファイルを成形でき
る。
【0075】これによって、1枚の基板から多数の製品
を取り出す場合にでも低い製造コストと高い品質で、プ
ラズマディスプレイ用部材を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のダイコータを概略的に示し
た斜視図である。
【図2】図1のダイコータを塗布液の供給系をも含めて
示した概略構成図である。
【図3】基板Aでの製品の配置を示す平面図である。
【図4】本発明に係る塗布装置の一実施例を示す側面図
である。
【符号の説明】
2:基台 6:載置台 14:フィードスクリュー 18:ACサーボモータ 22:厚さセンサ 26:昇降機構 40:ダイ(塗布器) 44:シリンジポンプ 46:電磁切り換え弁 50:タンク 52:ピストン 54:コンピュータ 60:リアリップ 62:マニホールド 64:スリット 66:フロントリップ 72:吐出口 74:吐出口面 76:塗布液 80:シリンジ 90:吸着面 100:分割区画基板 102:製品 200:刃物ユニット 210:刃物 230:エアーユニット 234A、234B:エアーノズル A:基板(被塗布部材) C:塗布膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 11/02 H01J 11/02 B 5C040 H01L 21/027 H05K 3/28 E 5E314 H05K 3/28 H01L 21/30 564Z 5F046 Fターム(参考) 2H025 AA00 AB17 EA04 4D075 AC04 AD20 CA47 DA06 DB13 DB31 DC21 DC22 DC24 4F041 AA02 AA05 CA04 CA22 4F042 AA02 AA06 AA07 DD11 DD31 5C027 AA06 AA09 5C040 GF19 JA02 JA15 JA31 JA34 MA24 MA26 5E314 AA06 AA14 AA24 BB02 BB11 BB15 CC01 EE01 FF02 FF03 FF05 GG24 5F046 JA27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記
    塗布液供給手段から供給された塗布液を載置台上の被塗
    布部材に吐出する吐出口を有する塗布器と、前記塗布器
    および載置台のうちの少なくとも一方を相対的に移動さ
    せて前記被塗布部材上に塗膜を形成するための移動手段
    とを備えた塗布装置において、塗布液を被塗布部材にし
    て塗膜を形成した後に、所定の分割区画に応じて発生す
    る塗膜端部の膜厚プロファイル形成を行なう端部膜厚形
    成手段と、塗膜端部に対応する位置に端部膜厚形成手段
    を導く位置決め制御手段を有することを特徴とする塗布
    装置。
  2. 【請求項2】前記端部膜厚形成手段は、乾燥後の塗膜を
    排除するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    塗布装置。
  3. 【請求項3】乾燥後の塗膜の排除を行なう刃物を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】前記端部膜厚形成手段は、塗布後の塗布液
    を排除するものであることを特徴とする請求項1に記載
    の塗布装置。
  5. 【請求項5】塗布後の塗布液を排除を行なうエアーを吐
    出するノズルを有することを特徴とする請求項4に記載
    の塗布装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の塗布装置
    を使用してプラズマディスプレイ用部材を製造すること
    を特徴とするプラズマディスプレイ用部材の製造装置。
  7. 【請求項7】塗布器の一方向に延びる吐出口から塗布液
    を載置台に固定した被塗布部材に吐出しながら、前記塗
    布器および載置台の少なくとも一方を相対的に移動させ
    て前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布方法において、
    塗布液を被塗布部材に塗布して塗膜を形成した後に、所
    定の分割区画に応じて前記塗膜を分割し、その分割区画
    での塗膜端部の膜厚プロファイルを所定の形状に形成す
    ることを特徴とする塗布方法。
  8. 【請求項8】前記塗膜端部の膜厚プロファイル形成は、
    乾燥後の塗膜を排除して行なうことを特徴とする請求項
    7に記載の塗布方法。
  9. 【請求項9】乾燥後の塗膜の排除は刃物で切削して行な
    うことを特徴とする請求項8に記載の塗布方法。
  10. 【請求項10】前記塗膜端部の膜厚プロファイル形成は
    塗布後の塗布液を排除して行なうことを特徴とする請求
    項7に記載の塗布方法。
  11. 【請求項11】塗布後の塗布液を排除はノズルよりエア
    ーを吐出して行なうことを特徴とする請求項10に記載
    の塗布方法。
  12. 【請求項12】請求項7〜11のいずれかに記載の塗布
    方法を用いてプラズマディスプレイ用部材の製造を行う
    ことを特徴とするプラズマディスプレイ用部材の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100809219B1 (ko) 2006-04-14 2008-02-29 다이니폰 스크린 세이조우 가부시키가이샤 실린지 펌프, 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
KR100939867B1 (ko) 2006-12-27 2010-01-29 쥬가이로 고교 가부시키가이샤 코팅액 공급 장치

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