JP2000189497A - スリッパ消毒供給装置 - Google Patents

スリッパ消毒供給装置

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JP2000189497A
JP2000189497A JP10369631A JP36963198A JP2000189497A JP 2000189497 A JP2000189497 A JP 2000189497A JP 10369631 A JP10369631 A JP 10369631A JP 36963198 A JP36963198 A JP 36963198A JP 2000189497 A JP2000189497 A JP 2000189497A
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slippers
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靖浩 安西
Takashi Urano
崇 浦野
Seiei Nakayama
聖英 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリッパ消毒供給装置の小型化を図り、しか
も、全てのスリッパを均等に、かつ、確実に消毒殺菌す
る。 【解決手段】 本体ケース1の上部にスリッパ投入口2
を形成し、本体ケース1の下部にスリッパ取出口3を形
成し、スリッパ投入口2から投入されたスリッパ4を横
向き状態でスリッパ投入口2からスリッパ取出口3に向
けて案内するガイド機構5を設ける。ガイド機構5によ
り案内されて移動するスリッパ4を紫外線ランプ6a,
6bからの紫外線を照射し、消毒殺菌する。スリッパ4
を、横向き状態で移動させるため、本体ケース1の横幅
寸法及び高さ寸法を小さくできる。また、このような向
きで移動するスリッパ4に対して紫外線を照射すること
により、全てのスリッパ4を均等に、かつ、確実に消毒
殺菌することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリッパに紫外線
を照射して消毒殺菌し、消毒殺菌済みのスリッパを使用
者に対して供給するスリッパ消毒供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小規模病院や診療所では、院内の環境維
持のために土足禁止にし、スリッパを使用している例が
多い。しかし、そこで使用されるスリッパは、来院者が
共用で使用することや、洗浄が行われないため、微生物
レベルでは相当に汚染されている。また、昨今の清潔志
向が高まる傾向の中で、他人が使用したスリッパをその
まま使用することに抵抗を感じる人が増えている。
【0003】上記のような状況の中で、スリッパ消毒殺
菌器なるものは既に存在しているが、そのほとんどは扉
付きの下駄箱に紫外線ランプを取り付けた構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の下駄箱タイプの
スリッパ消毒殺菌器では、全てのスリッパを均等に消毒
殺菌することができず、紫外線ランプから離れた箇所に
入れられたスリッパの消毒殺菌は不十分となる。
【0005】また、上記の下駄箱タイプのスリッパ消毒
殺菌器では、出し入れが容易な箇所に収納されているス
リッパばかりが繰り返し使用され、繰り返し使用される
スリッパは十分な消毒殺菌時間を確保できない。
【0006】さらに、来院者がスリッパを出し入れする
ときに、紫外線を浴びてしまう。
【0007】そこで本発明は、全てのスリッパを均等
に、しかも、確実に消毒殺菌することができるスリッパ
消毒供給装置を提供することを目的とする。
【0008】また本発明は、小型化を図って狭い設置ス
ペース内に設置することができるスリッパ消毒殺菌装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のス
リッパ消毒供給装置は、上部にスリッパ投入口を有し、
下部にスリッパ取出口を有する本体ケースと、前記本体
ケース内に設けられ、前記スリッパ投入口から投入され
たスリッパを横向き状態で前記スリッパ投入口から前記
スリッパ取出口に向けて案内するガイド機構と、前記本
体ケース内に設けられ、前記本体ケース内に投入された
前記スリッパを消毒殺菌する紫外線ランプと、を有す
る。
【0010】ここで、「スリッパが横向き」とは、スリ
ッパの爪先側と踵側とを結ぶ直線が水平方向を向き、か
つ、スリッパの底面部が垂直面内に位置する状態を意味
する。
【0011】従って、ガイド機構により案内されて本体
ケース内を移動するスリッパは、横向きに対向させた状
態で移動するため、本体ケースの横幅寸法及び高さ寸法
を小さくすることができ、小型化を図ることができる。
また、このような向きで移動するスリッパに対して紫外
線を照射することにより、全てのスリッパを均等に、か
つ、確実に消毒殺菌することができる。さらに、ガイド
機構により案内されて移動する各スリッパの足入れ部に
他のスリッパの爪先部分が入り込まないため、スリッパ
の詰まりが発生しにくくなるとともに、最も消毒殺菌が
必要であるスリッパの足入れ部の内側の消毒殺菌をより
一層確実に行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
リッパ消毒供給装置において、前記スリッパ投入口に
は、前記スリッパが載置されたときにそのスリッパの荷
重により回転して載置された前記スリッパを前記ガイド
機構に向けて落下させるスリッパ載置板が設けられてい
る。
【0013】従って、返却するスリッパをスリッパ載置
板の上に載せると、スリッパ載置板が回転して載置され
たスリッパをガイド機構に向けて落下する。このため、
使用したスリッパを返却するときの操作が簡単になる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のスリッパ消毒供給装置において、前記スリッパ投入
口の上方を覆うフードが設けられ、このフードは前記ス
リッパの足入れ部の形状に倣った傾斜形状に形成されて
いる。
【0015】従って、このフードの形状によりスリッパ
を返却する際の向きを指示することができ、スリッパを
逆向きに返却することが原因となる本体ケース内でのス
リッパの詰まりが防止される。また、このフードを設け
ることにより、本体ケース内の覗き込みを阻止でき、ス
リッパ載置板の回動時などに本体ケース内から漏れ出す
紫外線を直視することが防止される。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載のスリッパ消毒供給装置において、前記ガイド機
構は、前記スリッパを自重により落下させる構造であ
る。
【0017】従って、本体ケース内においてスリッパ投
入口から投入されたスリッパをスリッパ取出口に向けて
移動させるための駆動機構が不要となり、構造が簡単に
なる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載のスリッパ消毒供給装置において、前記本体
ケースの前面に、透明な正面カバーが開閉自在に設けら
れている。
【0019】従って、本体ケース内でスリッパの詰まり
などの異常が発生した場合、正面カバーを開ける前に異
常原因を確認することができ、その異常に対して迅速に
対応することができる。そして、この正面カバーを開く
ことにより、異常箇所の修理や本体ケース内の清掃を容
易に行える。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5記載のスリッパ消毒供給装置において、前
記紫外線ランプは長尺形状であり、前記スリッパの足入
れ部の内側を照射する位置に上下方向に向けて配置され
ている。
【0021】従って、特に消毒殺菌を必要とするスリッ
パの足入れ部の内側に紫外線を照射することができ、か
つ、紫外線ランプの数を増やすことなくスリッパに対す
る紫外線の照射時間を長くして消毒殺菌効果を高めるこ
とができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6記載のスリッパ消毒供給装置におい
て、前記スリッパ取出口には、1組の前記スリッパを前
記本体ケース外へ送り出す送り出し機構が設けられ、こ
の送り出し機構を作動させる取出スイッチが前記本体ケ
ースの外周部に設けられている。
【0023】従って、取出スイッチを操作すると送り出
し機構が作動し、消毒殺菌済みの1組のスリッパがスリ
ッパ取出口から本体ケース外へ送り出される。このた
め、スリッパを使用する場合におけるスリッパの取出し
操作性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。図1は、全体構造の外
観を示す斜視図である。図2は、内部構造を示す縦断正
面図である。図3は、内部構造を示す縦断側面図であ
る。図4は、内部構造を示す水平断面図である。
【0025】スリッパ消毒供給装置は縦長直方体形状の
本体ケース1を有し、本体ケース1の上部にスリッパ投
入口2が形成され、本体ケース1の下部にスリッパ取出
口3が形成されている。本体ケース1内には、スリッパ
投入口2から投入されたスリッパ4をスリッパ取出口3
へ向けて案内するガイド機構5が2組設けられている。
これらのガイド機構5は、上下方向に延出した3本のガ
イドレール5a,5b,5cにより形成されている。さ
らに、本体ケース1内には、この本体ケース1内に収納
されたスリッパ4を消毒殺菌するための紫外線を照射す
る紫外線ランプ6a,6bが設けられている。
【0026】前記スリッパ投入口2には、通常時にはス
リッパ投入口2を閉止する水平位置へ回動し、スリッパ
4が載置されたときにそのスリッパ4の荷重によりゆっ
くり回転し、載置されたスリッパ4をガイド機構5によ
るスリッパ保持位置へ向けて落下させるロータリーダン
パー方式のスリッパ載置板7が設けられている。スリッ
パ載置板7は平行に一対設けられており、各スリッパ載
置板7にそれぞれ片方のスリッパ4を載置する構造とな
っている。
【0027】本体ケース1の上面部には、スリッパ投入
口2の上方を覆うフード8が固定されている。このフー
ド8は、スリッパ4の足入れ部4aの形状に倣った形状
に形成されており、本体ケース1の正面側から見て、手
前側が大きく開放されて先端側が狭く形成されている。
また、このフード8は紫外線を遮光する材料で形成され
ている。
【0028】前記ガイド機構5のガイドレール5a〜5
cは、図4に示すようにスリッパ4を3点で保持するよ
うに配置され、ガイド機構5で保持されるスリッパ4
は、スリッパ4の爪先側と踵側とを結ぶ直線が水平方向
を向き、かつ、スリッパ4の底面部4bが垂直面内に位
置する、いわゆる、横向きに保持されている。さらに、
ガイド機構5が2組設けられていることにより、一組の
スリッパ4が足入れ部4aを向かい合わせた背中合わせ
状態に対向されている。また、ガイド機構5で保持され
るスリッパ4は、自重により下方へ落下するようになっ
ている。ガイド機構5の下端側であってスリッパ取出口
3に対向する位置には、最下位のスリッパ4の底面部4
bに当接してこのスリッパ4を約45°に傾斜させて保
持する保持板9が設けられている。
【0029】本体ケース1内には長尺形状の紫外線ラン
プ6a,6bが設けられている。一方の紫外線ランプ6
aは、上下方向に向けて配置され、かつ、スリッパ4の
足入れ部4aの内側に向けて紫外線を照射する位置に配
置されている。また、この紫外線ランプ6aには、この
紫外線ランプ6aから照射された紫外線が本体ケース1
の正面側へ向けて照射されることを防止する反射カバー
10が取り付られている。他方の紫外線ランプ6bは本
体ケース1内の下部側において水平方向に向けて配置さ
れ、かつ、スリッパ4の底面部4bを照射する位置に配
置されている。
【0030】本体ケース1の正面側には、透明な部材で
形成された正面カバー11が開閉自在に取り付けられて
いる。
【0031】スリッパ取出口3には、揺動自在に吊り下
げられたカバー3aが設けられ、このカバー3aの奥側
に、底面部4bを保持板9に当接させている最下位の1
組のスリッパ4を本体ケース1外へ送り出す送り出し機
構12が設けられている。この送り出し機構12は、正
逆回転自在なモータ13と、モータ13により駆動され
る駆動プーリ14及び従動プーリ15,16と、これら
のプーリ14〜16間に巻回されたワイヤ17と、ワイ
ヤ17に固定された押出し金具18とにより構成されて
いる。本体ケース1の正面側上部には、モータ13を駆
動させることにより送り出し機構12を作動させる取出
スイッチ19が設けられている。この取出スイッチ19
の横には、本体ケース1内がスリッパ4で満杯になり、
又は、スリッパ4の詰まりなどの異常発生によりスリッ
パ4の返却が不能であことを知らせる返却不能表示ラン
プ20が設けられている。
【0032】このような構成においては、本体ケース1
内には多数のスリッパ4が収納されており、それらのス
リッパ4に対して紫外線ランプ6a,6bから紫外線が
照射され、スリッパ4の消毒殺菌が行われる。本体ケー
ス1内に収納されたスリッパ4は、図2ないし図4に示
すように、足入れ部4aの内側を紫外線ランプ6aから
の紫外線で照射され、底面部4bを紫外線ランプ6bか
らの紫外線で照射される。さらに、最も消毒殺菌を必要
とする足入れ部4aの内側についてはスリッパ4が上方
から下方へ移動する間の長時間に渡って紫外線が照射さ
れ、しかも、この足入れ部4aに他のスリッパ4の爪先
部分が入り込まないために確実に消毒殺菌を行える。
【0033】また、ガイド機構5により案内されて本体
ケース1内を移動するスリッパ4は、横向きで背中合わ
せに対向した状態で移動するため、本体ケース1の横幅
寸法及び高さ寸法を小さくし、スリッパ消毒供給装置の
小型化を図ることができる。
【0034】使用したスリッパ4を返却する場合には、
スリッパ4をスリッパ載置板7の上へ載置する。このと
き、スリッパ4の爪先を奥側へ向ける。フード8の形状
がスリッパ4の足入れ部4aの形状に倣った形状となっ
ており、返却時におけるスリッパ4の向きを暗に指示し
ているため、スリッパ4を逆向き(爪先側を手前にした
向き)に返却することを防止できる。スリッパ4の逆向
き返却を確実に防止するためには、フード8に絵図、文
字などによりスリッパ4の返却向きを表示する。
【0035】スリッパ4が載置板7の上に載置される
と、載置板7はスリッパ4の荷重により図2において二
点鎖線で示す位置まで回動し、載置されたスリッパ4は
ガイド機構5に向けて落下する。
【0036】載置板7が回動するとき、紫外線ランプ6
a,6bから照射されている紫外線の一部がスリッパ投
入口2から上方へ漏れ出すが、フード8を設けたことに
よりスリッパ投入口2からの本体ケース1内の覗き込み
が阻止されている。このため、載置板7の回動時に、ス
リッパ4を返却した者又は本体ケース1の近くにいた者
が、スリッパ投入口2から漏れ出した紫外線を直視する
ということが防止される。
【0037】本体ケース1の正面には透明な正面カバー
10が開閉自在に設けられているので、本体ケース1内
でスリッパ4の詰まりなどの異常が発生した場合、正面
カバー10を開ける前に異常原因を確認することがで
き、その異常に対して迅速に対応することができる。そ
して、この正面カバー10を開くことにより、異常箇所
の修理や本体ケース1内の清掃を容易に行える。なお、
本体ケース1における正面カバー10の縁部に対向する
位置には紫外線ランプ6a,6bをオン・オフさせるス
イッチ(図示せず)が設けられており、正面カバー10
を開放したときにこのスイッチがオフになって紫外線ラ
ンプ6a,6bが消灯され、作業者が紫外線を浴びるこ
とが防止される。
【0038】本体ケース1内からスリッパ4を取出す場
合には、取出スイッチ19を押す。すると、モータ13
が駆動され、ワイヤ17が回転し、このワイヤ17に固
定されている押出し金具18が図3において実線で示す
位置から二点鎖線で示す位置へ移動し、最下位に位置し
ている1組のスリッパ4に当接してこのスリッパ4を本
体ケース1外へ送り出す。押出し金具18が二点鎖線で
示した位置まで移動すると、モータ13が逆向きに回転
し、次のスリッパ4がその底面部4bを保持板9に当接
する位置まで移動する前に実線で示した位置へ復帰す
る。
【0039】なお、本実施の形態においては、ガイド機
構5により保持される1組のスリッパ4を、足入れ部4
aを向かい合わせて保持した場合を例に挙げて説明した
が、底面部4bを向かい合わせるように保持してもよ
い。
【0040】ついで、本発明の第二の実施の形態を図5
に基づいて説明する。なお、図1及び図4において説明
した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略す
る。本実施の形態は、送り出し機構12に代えて、異な
る構造の送り出し機構21を設けたものである。他の部
分は第一の実施の形態と同じである。
【0041】この送り出し機構21は、一定方向へ回転
するモータ22と、モータ22により駆動される駆動プ
ーリ23及び従動プーリ24と、これらのプーリ23,
24の間に巻回されたベルト25と、ベルト25の外周
面に固定された2個の突起26とにより構成されてい
る。
【0042】このような構成において、本体ケース1内
からスリッパ4を取出す場合には、取出スイッチ19を
押す。すると、モータ22が駆動され、ベルト25が矢
印A方向へ半周分回転する。これにより、一方の突起2
6が最下位に位置する1組のスリッパ4に当接してこの
スリッパ4を本体ケース1外へ送り出す。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明のスリッパ消毒供給
装置によれば、ガイド機構により案内されて本体ケース
内を移動するスリッパは、横向き状態で移動するため、
本体ケースの横幅寸法及び高さ寸法を小さくすることが
でき、小型化を図ることができる。また、このような向
きで移動するスリッパに対して紫外線を照射することに
より、全てのスリッパを均等に、かつ、確実に消毒殺菌
することができる。さらに、ガイド機構により案内され
て移動する各スリッパの足入れ部に他のスリッパの爪先
部分が入り込まないため、スリッパの詰まりが発生しに
くくなるとともに、最も消毒殺菌が必要であるスリッパ
の足入れ部の内側の消毒殺菌をより一層確実に行うこと
ができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のスリッパ消毒供給装置において、スリッパ投入口に
は、スリッパが載置されたときにそのスリッパの荷重に
より回転して載置されたスリッパをガイド機構に向けて
落下させるスリッパ載置板が設けられているので、返却
するスリッパをスリッパ載置板の上に載せると、スリッ
パ載置板が回転して載置されたスリッパをガイド機構に
向けて落下させることができ、使用したスリッパを返却
するときの操作を簡単にすることができる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載のスリッパ消毒供給装置において、スリッパ投
入口の上方を覆うフードが設けられ、このフードはスリ
ッパの足入れ部の形状に倣った傾斜形状に形成されてい
るので、このフードの形状によりスリッパを返却する際
の向きを指示することができ、スリッパを逆向きに返却
することが原因となる本体ケース内でのスリッパの詰ま
りを防止することができる。また、このフードを設ける
ことにより、本体ケース内の覗き込みを阻止することが
でき、スリッパ載置板の回動時などに本体ケース内から
漏れ出す紫外線を直視することを防止して安全性を向上
させることができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2又は3記載のスリッパ消毒供給装置において、ガイド
機構は、スリッパを自重により落下させる構造であるの
で、本体ケース内においてスリッパ投入口から投入され
たスリッパをスリッパ取出口に向けて移動させるための
駆動機構が不要となり、簡単な構造とすることができ
る。
【0047】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3又は4記載のスリッパ消毒供給装置において、本
体ケースの前面に、透明な正面カバーが開閉自在に設け
られているので、本体ケース内でスリッパの詰まりなど
の異常が発生した場合、正面カバーを開ける前に異常原
因を確認することができ、その異常に対して迅速に対応
することができる。そして、この正面カバーを開くこと
により、異常箇所の修理や本体ケース内の清掃を容易に
行うことができる。
【0048】請求項6記載の発明によれば、請求項1、
2、3、4又は5記載のスリッパ消毒供給装置におい
て、紫外線ランプは長尺形状であり、スリッパの足入れ
部の内側を照射する位置に上下方向に向けて配置されて
いるので、特に消毒殺菌を必要とするスリッパの足入れ
部の内側に紫外線を照射することができ、かつ、紫外線
ランプの数を増やすことなくスリッパに対する紫外線の
照射時間を長くして消毒殺菌効果を高めることができ
る。
【0049】請求項7記載の発明によれば、請求項1、
2、3、4、5又は6記載のスリッパ消毒供給装置にお
いて、スリッパ取出口には、1組のスリッパを本体ケー
ス外へ送り出す送り出し機構が設けられ、この送り出し
機構を作動させる取出スイッチが本体ケースの外周部に
設けられているので、取出スイッチを操作することによ
り送り出し機構を作動させて消毒殺菌済みの1組のスリ
ッパを本体ケース外へ送り出すことができ、スリッパを
使用する場合におけるスリッパの取出し操作性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のスリッパ消毒供給
装置を示す斜視図である。
【図2】縦断正面図である。
【図3】縦断側面図である。
【図4】水平断面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態のスリッパ消毒供給
装置を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 スリッパ投入口 3 スリッパ取出口 4 スリッパ 4a 足入れ部 5 ガイド機構 6a,6b 紫外線ランプ 7 スリッパ載置板 8 フード 11 正面カバー 12,21 送り出し機構 19 取出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 聖英 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 Fターム(参考) 4C058 AA08 BB06 EE11 EE23 KK02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にスリッパ投入口を有し、下部にス
    リッパ取出口を有する本体ケースと、 前記本体ケース内に設けられ、前記スリッパ投入口から
    投入されたスリッパを横向き状態で前記スリッパ投入口
    から前記スリッパ取出口に向けて案内するガイド機構
    と、 前記本体ケース内に設けられ、前記本体ケース内に投入
    された前記スリッパを消毒殺菌する紫外線ランプと、を
    有するスリッパ消毒供給装置。
  2. 【請求項2】 前記スリッパ投入口には、前記スリッパ
    が載置されたときにそのスリッパの荷重により回転して
    載置された前記スリッパを前記ガイド機構に向けて落下
    させるスリッパ載置板が設けられているスリッパ消毒供
    給装置。
  3. 【請求項3】 前記スリッパ投入口の上方を覆うフード
    が設けられ、このフードは前記スリッパの足入れ部の形
    状に倣った傾斜形状に形成されている請求項1又は2記
    載のスリッパ消毒供給装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド機構は、前記スリッパを自重
    により下方へ移動させる構造である請求項1、2又は3
    記載のスリッパ消毒供給装置。
  5. 【請求項5】 前記本体ケースの前面に、透明な正面カ
    バーが開閉自在に設けられている請求項1、2、3又は
    4記載のスリッパ消毒供給装置。
  6. 【請求項6】 前記紫外線ランプは長尺形状であり、前
    記スリッパの足入れ部の内側を照射する位置に上下方向
    に向けて配置されている請求項1、2、3、4又は5記
    載のスリッパ消毒供給装置。
  7. 【請求項7】 前記スリッパ取出口には、1組の前記ス
    リッパを前記本体ケース外へ送り出す送り出し機構が設
    けられ、この送り出し機構を作動させる取出スイッチが
    前記本体ケースの外周部に設けられている請求項1、
    2、3、4、5又は6記載のスリッパ消毒供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008279525A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Bridgestone Corp 弾性ローラの研磨装置
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CN107812207A (zh) * 2017-11-27 2018-03-20 杨文龙 一种眼科用紫外灯纱布消毒设备
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