JP2000188770A - コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション・システムおよび通信制御方法 - Google Patents

コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション・システムおよび通信制御方法

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JP2000188770A
JP2000188770A JP10363900A JP36390098A JP2000188770A JP 2000188770 A JP2000188770 A JP 2000188770A JP 10363900 A JP10363900 A JP 10363900A JP 36390098 A JP36390098 A JP 36390098A JP 2000188770 A JP2000188770 A JP 2000188770A
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control means
communication
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computer
computer telephony
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JP10363900A
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Nobuo Takanashi
信夫 高梨
Junichi Seki
淳一 関
Toko Otsubo
東光 大坪
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータと通信システムとを統合して、
多種多様なサービスを提供するCTIシステムにおい
て、システム内の装置を著しく小型化すると共に、廉価
なCTIシステムを提供する。また、システム内の通信
効率を高め、飛躍的に通信速度を高速化させる。 【解決手段】 通信装置を制御する第1の制御手段と、
この第1の制御手段を更に制御せしめ所要のサービスを
提供する第2の制御手段とを備えたCTIシステムにお
いて、第1の制御手段と第2の制御手段とを同一のパッ
ケージ内に配置すると共に、第1の制御手段と第2の制
御手段の間をバスを介して直接接続するように構成す
る。また、ハードウエアとソフトウエアの統合を更に進
めて、冗長部を削減するためには、第1の制御手段と第
2の制御手段とを1つのプロセッサに統合する。更に詳
しくは、プロセッサからアクセスが可能なメモリを備
え、プロセッサからメモリに対して、オーダの書き込み
処理並びに読み出し処理を行うことにより、2つの制御
手段間のオーダの送受信を擬似化するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、PBX等
の通信装置にコンピュータを接続して、コンピュータか
ら通信装置を制御することによって、多種多様なサービ
スを提供するコンピュータ・テレフォニー・インテグレ
ーション・システム(Computer TelephonyIntegration
System: 以下、CTIシステムと称する)と、該CT
Iシステム内の通信制御方法に係り、更に詳しくはCT
Iシステムにおいて、コンピュータと通信装置とを1つ
のパッケージに統合する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータと通信システムとの
統合(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーショ
ン:Computer Telephony Integration(以下、CT
I))に関する技術としては、例示すると、以下に示す
ものが知られている。 (イ)「情報処理」誌、1998年4月号(vol.39 No.4、通巻
398号)、第342〜347頁、「コンピュータと電話の統合C
TI」(情報処理学会、1998年4月15日発行)。 (ロ)特開平9−116940号「コンピュータ・電話
統合システム」。上記(イ)には、CTIシステムの適
用例として、次の(a)〜(c)が記載され、これらのCTI
システムを構築する上での基本的な技術が開示されてい
る。 (a)通信販売やアンケート調査等のために、電話網を
通して行うテレマーケ ティング用のコールセンタ処理システム。 (b)音声、FAX、電子メール等、様々な形態のメッ
セージを統一して行う統合メッセージ処理システム。 (c)電話網とインターネット間の連携処理システム。 また、上記(ロ)には、外出先などから電話回線を通し
て音声でコンピュータに指示を与え、留守録の内容の確
認等のサービスを行うことで、電話利用者の利便性の向
上を図るコンピュータ・電話統合システムの技術が開示
されている。しかしながら、上記(イ)(ロ)の公知技
術を含めて、従来のCTIシステムでは、コンピュータ
と通信装置とは別装置で構成され、両装置間において通
信回線を介して所定の手順で双方向通信を行うように構
成されていたため、この双方向通信のためのソフトウエ
アとハードウエア(インターフェイス手段)が必須とな
り、両装置の小型化やシステムの低価格化を妨げる要因
となっていた。
【0003】以下、この従来の問題点をより明らかにす
るため、従来のCTIシステムの構成と動作の一例につ
いて、図10〜図14を参照して詳しく説明する。図1
0は従来のCTIシステムの一例を示す外観図、図11
はその内部構成を示すブロック図である。図10,11
において、100はコンピュータ(A)、200はPBX
等の通信制御装置(B)、300は接続回線である。ま
た、図11において、101は中央プロセッサユニット
A(以下、CPU−A)、102はメインメモリA(以
下、MM−A)、103はアダプタA(以下、AD−
A)であり、201は中央プロセッサユニットB(以
下、CPU−B)、202はメインメモリB(以下、M
M−B)、203はアダプタB(以下、AD−B)であ
る。図10,11に示す様に、コンピュータ(A)100
と通信制御装置(B)200とは別々の装置から成り、通
信回線300を介して接続されている。また、図11に
示す様に、コンピュータ(A)100と通信制御装置(B)
200の内部には、両装置間のインタフェースを取り易
くし、且つ雑音、伝送損失、減衰歪、伝送遅延等、通信
回線上に著しく大きな劣化要因を有する条件下におい
て、所要の信頼性を確保し安定な通信を行うために、通
信回線300の両端部に、それぞれアダプタAD−A1
03と、AD−B203が設けられている。このアダプ
タAD−A103とAD−B203には、例えば、RS
232Cインタフェース用のドライバ−及びレシーバー
から成る信号電圧変換回路や、論理回路等が含まれる。
【0004】次に、この従来例の動作について、コンピ
ュータ(A)100側から通信制御装置(B)200側へ、
オーダ“X”を送出する場合を一例にして説明する。図
12はコンピュータ(A)100側の処理手順を示すフロ
ーチャート、図13は通信制御装置(B)200側の処理
手順を示すフローチャート、図14は両装置間の通信プ
ロトコルを示すタイムチャートである。図12に示す様
に、コンピュータ(A)側の処理において、アプリケーシ
ョンプログラムでオーダ“X”を送出する場合、共通の
送出ルーチンをコールして実行することが一般に行われ
ている。この送出ルーチンでは、最初に、通信制御装置
(B)を起動し、通信制御装置(B)からの完了信号を確認
した後、オーダ“X”を送出し、再度、通信制御装置
(B)からの完了信号を確認し、更に処理終了を確認して
から復旧処理を行い、一連の送出処理を終了する。一
方、通信制御装置(B)200側では、図13に示す様
に、受信ルーチンにおいて、最初に、コンピュータ(A)
側の起動信号を検出し、コンピュータ(A)側へ完了信号
を返送してから上記オーダ“X”を受信し、再度、コン
ピュータ(A)側へ完了信号を返送した後、アプリケーシ
ョンプログラムを起動し、オーダ“X”に基づくアプリ
ケーションを実行する一連の手順が用いられている。即
ち、従来のCTIシステムでは、例えば、コンピュータ
(A)100から通信制御装置(B)200へ1つのオーダ
“X”を送出するとき、図14に示す様に、CPU−A
101、アダプタAD−A103、通信回線300、ア
ダプタAD−B203、CPU−B201間において、
最初に起動信号を送受信してから、最後の復旧に対する
完了信号の送受信に至るまで、所定のプロトコルによる
一連の双方向通信を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した様に、従来の
CTIシステムは、異なる装置間で通信回線を経由して
通信を行うように構成されていたため、雑音、伝送損
失、減衰歪、伝送遅延等、通信回線上の劣化が著しく大
きい条件下において、所要の信頼性を確保し安定した通
信を行う目的から、図14に示す様に各送信信号を送出
する毎に、相手装置から確認用の完了信号(応答信号)
を返送させることが必要であって、所定のプロトコルに
よる一連の双方向通信(例えば、RS232Cの接続回
線を用いたベーシック手順やHDLC手順等による双方
向通信)が必要不可欠であった。このため、次の(1)
〜(3)に示す問題を招来していた。 (1)コンピュータと通信装置の各々において、上述し
た一連の双方向通信を行うためのハードウエア(例え
ば、図11のアダプタAD−A103,AD−B20
3)並びにソフトウエアが必要となり、両装置の小型化
やシステムの低価格化を妨げる要因となっていた。 (2)コンピュータと通信装置の各々において、例え
ば、図11に示す様に、CPUやメインメモリ等、類似
するハードウエアが実装されている上、各CPUやメイ
ンメモリには類似するソフトウエアが搭載されているこ
とから、ハードウエアとソフトウエア共に冗長部が多
く、上記(1)と同様に、両装置の小型化やシステムの
低価格化を妨げる要因となっていた。 (3)各送信信号を相手装置に送出する毎に、確認用の
レスポンスの授受が必要であったため、システム内の通
信効率が極めて悪かった。
【0006】本発明は、このような状況に鑑み、上記の
問題を解決するために為されたもので、本発明の第1の
目的は、装置を著しく小型化すると共に、廉価なCTI
システムを提供することにある。また、本発明の第2の
目的は、システム内の通信効率を高め、著しく処理速度
を向上させたCTIシステムを提供することにある。さ
らに、本発明の第3の目的は、CTIシステム内の通信
効率を著しく向上させた通信制御方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1及び第
2の目的を達成するため、通信装置を制御する第1の制
御手段と、該第1の制御手段を更に制御せしめ所要のサ
ービスを提供する第2の制御手段とを備えたCTIシス
テムにおいて、第1の制御手段と第2の制御手段とを同
一のパッケージ内に配置すると共に、第1の制御手段と
第2の制御手段の間をバスを介して直接接続するように
構成したものである。また、ハードウエアとソフトウエ
アの統合を更に進めて冗長部を削減するために、第1の
制御手段と第2の制御手段とを1つのプロセッサ内に統
合して配置したものである。更に詳しくは、上記プロセ
ッサからアクセスが可能なメモリを備えると共に、該メ
モリに対してオーダの書き込み処理並びに読み出し処理
を行うことによって、2つの制御手段間のオーダの送受
信プロトコルを擬似化せしめるプロセッサを備えるよう
に構成したものである。同様に、上記第3の目的を達成
するため、CTIシステム内の通信制御方法において、
1つのプロセッサからメモリにオーダを書き込み、更に
メモリからオーダを読み出す処理を行うことで、2つの
制御手段間のオーダの送受信プロトコルを擬似化するこ
とによって、CTIシステム内の通信効率を著しく向上
させるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第一
実施例の構成を示すブロック図である。図中、400は
CPU等の部品を搭載した1つのパッケージ、500は
コンピュータ部(A)、600は通信制御部(B)、700
は高速バスである。また、501は中央プロセッサユニ
ットA(以下、CPU−A)、502はメインメモリA
(以下、MM−A)、601は中央プロセッサユニット
B(以下、CPU−B)、602はメインメモリB(以
下、MM−A)である。図1に示す様に、CPU−A5
01とCPU−B601を含めて、各部品は、1つのパ
ッケージ400内に搭載されている。また、少なくと
も、CPU−A501とCPU−B601とは、同一の
基板上に実装されている。このパッケージ400におい
て、通信制御部(B)600は、一例を示すとPBX(構
内交換機)に相当し、例えば電話回線の交換接続を制御
する機能を有する。メインメモリMM−B602内に
は、この機能を実行するためのプログラムやアプリケー
ションプログラムが格納されており、CPU−B601
は所要のプログラムを読み出して、図示の回線交換部等
の制御を行う。一方、コンピュータ部(A)500は、高
速バス700を介して上記通信制御部(B)600に接続
され、通信制御部(B)600を制御することによって、
CTIシステムとして多種多様なアプリケーションを提
供するものである。このコンピュータ部(A)500の制
御によるアプリケーションについて一例を示すと、外部
の発信者から電話がかかってきたとき、予めメモリ内に
格納された発信者情報のデータベースを参照し、例え
ば、その時点において最も適切な構内端末局を選択して
交換接続させたり、混雑時には重要な発信者を優先的に
接続させるように通信制御部(B)600を制御する等が
ある。制御メインメモリMM−A502内には、このよ
うな制御を実行するためのプログラムやアプリケーショ
ンプログラムが格納されており、CPU−A501は所
要のプログラムを読み出して通信制御部(B)の制御を行
う。
【0009】本実施例では、コンピュータ部(A)500
のCPU−A501と、通信制御部(B)600のCPU
−B601とは1つのパッケージ400内にあって、し
かも1つの基板上に近接して実装配置されているため、
この2つのCPU間の通信において、従来のCTIシス
テムと比べ、雑音、伝送損失、減衰歪、伝送遅延などに
よる劣化が著しく小さい。このため、上述した様に、従
来、これらの劣化要因が著しく大きい通信回線の条件下
で、所要の信頼性を確保し、且つ異なる装置間のインタ
ーフェースを取り易くするするために必要不可欠であっ
たアダプタ回路(例えば、RS232Cインタフェース
用のドライバ及びレシーバから成る信号電圧変換回路
や、論理回路を含むインタフェース回路)を設ける必要
性は無く、CPU−A501とCPU−B601間を、
高速バス700を用いて直接接続することが技術的に可
能なのである。
【0010】次に、この本発明の第一実施例の動作につ
いて、コンピュータ部(A)500側から通信制御部(B)
600側へ、オーダ“X”を送出する場合を一例にして
説明する。図2はコンピュータ部(A)側の処理手順を示
すフローチャート、図3は通信制御部(B)側の処理手順
を示すフローチャートである。図2に示す様に、コンピ
ュータ部(A)500側の処理において、アプリケーショ
ンプログラムでオーダ“X”を送出する場合、共通の送
出ルーチンをコールして実行する。この送出ルーチンで
は、先ず、通信制御部(B)600を起動し、続いてオー
ダ“X”を送出し、通信制御部(B)600の復旧処理を
行った後、一連の送出処理を終了する。一方、通信制御
部(B)600側では、図3に示す様に、受信ルーチンに
おいて、先ず、コンピュータ部(A)500からの起動信
号を検出し、続いて上記オーダ“X”を受信した後、ア
プリケーションプログラムを起動し、オーダ“X”に基
づくアプリケーションを実行する。さらに、アプリケー
ションを実行した後、コンピュータ部(A)500からの
復旧指示信号を検出して復旧処理を行い、一連の処理を
終了する。
【0011】図4は本実施例におけるコンピュータ部
(A)と通信制御部(B)間の通信プロトコルを示すタイム
チャートである。コンピュータ部(A)500側から通信
制御部(B)600側へオーダ“X”を送出する場合、こ
の図4に示す様に、CPU−A501からCPU−B6
01に対し、起動信号、オーダ“X”、復旧指示信号の
順に送信信号を伝送すればよい。即ち、本実施例では、
前述した様に、CPU−A501とCPU−B601と
が1つのパッケージ400内に搭載され、しかも1つの
基板上に近接して実装配置されているため、2つのCP
U間の通信に関して、従来のCTIシステムと比べて、
通信回線上の劣化が著しく小さい。このため、従来の様
に、所要の信頼性を確保するために、送信信号を送出す
る毎に、相手装置から確認用の応答信号を返送させる必
要性は無いのである。このように、本実施例では、相手
装置からのレスポンスが不要で、単方向通信で所要の信
頼性を確保できることに加えて、高速バス700を採用
していることから、コンピュータ部(A)500と通信制
御部(B)600間の通信効率については、例えば、従来
のRS232Cの接続回線を用いたベーシック手順やH
DLC手順等による双方向通信時と比べて、通信速度
(通信効率)を100〜1000倍と飛躍的に向上させ
ることができる。また、図10に示した従来のCTIシ
ステムにおいて、必要不可欠であった2つのアダプタA
D−A103,AD−B203(例えばRS232Cイ
ンタフェース用のドライバ−とレシーバーから成る信号
電圧変換回路や、論理回路等を含む回路)が不要となる
上、通信用のソフトウエアを簡略化できるため、飛躍的
に装置の小型化やシステムの低価格化を図ることができ
る。
【0012】ところで、上述した本発明の第一実施例で
は、コンピュータ部(A)と通信制御部(B)とが1つのパ
ッケージ内に搭載されているものの、CPUとメインメ
モリをそれぞれ複数個備えており、ハードウエアおよび
ソフトウエア共に、重複したり極めて類似する部分を含
んでいる。この点を配慮し、更にハードウエアとソフト
ウエアの統合を進め、冗長部を削減した本発明の第二実
施例について、図5〜図9を参照して説明する。図6は
本発明の第二実施例の構成を示すブロック図である。図
中、800は1つのパッケージ、801は中央プロセッ
サユニットAB(以下CPU−AB)、802はメイン
メモリAB(以下、MM−AB)である。図6に示す様
に、CPU−AB801とMM−AB802を含め各部
品は1つのパッケージ800上に搭載されている。この
パッケージ800は、上述した第一実施例のコンピュー
タ部(A)並びに通信制御部(B)の両方の機能を兼ね備え
ている。メインメモリMM−AB802には、両機能を
実行する為のプログラムが格納されており、CPU−A
B801は該プログラムに従って、コンピュータとして
の制御、並びに通信制御装置としての制御を行う。
【0013】本発明の第二実施例の技術的課題は、コン
ピュータ及び通信制御装置の両装置のソフトウエアを如
何に1つのCPU−AB801で効率良く実行させるか
にある。図5は本発明の第一及び第二実施例のプログラ
ム構成を示す図である。図5に示す様に、上記第一実施
例におけるコンピュータ部(A)のCPUA−501用の
プログラムは、オペレーティングシステムOS501の
下で、コンピュータ用のアプリケーションAプログラム
とプロセッサ間通信プログラムが動作するように構成さ
れる。同様に、CPUB−601用のプログラムは、オ
ペレーティングシステムOS601の下で、通信制御部
用のアプリケーションBプログラムとプロセッサ間通信
プログラムが動作するように構成される。一方、本発明
の第二実施例においては、これらの第一実施例のプログ
ラムが統合されている。即ち、CPUAB−801用の
プログラムは、1つのオペレーティングシステムOS8
01の下で、コンピュータ用のアプリケーションAプロ
グラムと、通信制御部用のアプリケーションBプログラ
ムと、メモリ書込/読出プログラムが動作するように構
成される。このメモリ書込/読出プログラムについては
後述する。ここで、オペレーティングシステムOS80
1に関し、統合前のOS501とOS601とが同一の
場合は、同じオペレーティングシステムを利用する。O
S501とOS601とが異なる場合は、何れか一方の
オペレーティングシステムで且つCPUAB−801用
の言語プロセッサでリコーディングすればよい。
【0014】次に、この本発明の第二実施例の動作につ
いて、上述の第一実施例と同様に、コンピュータ側から
通信制御装置側へオーダ“X”を伝送するときに相当す
る動作を一例にして説明する。図7はCPU−AB80
1のコンピュータとしての処理手順を示すフローチャー
ト、図8はCPU−AB801の通信制御装置としての
処理手順を示すフローチャートである。図9は本実施例
のプロトコルを示すタイムチャートである。図7に示す
様に、アプリケーションプログラムでオーダ“X”を送
出する場合には、送出ルーチンをコールして実行する
が、この送出ルーチンでは、単にオーダ“X”をメイン
メモリMM−AB802上に書き込む処理だけである。
一方、図8に示す様に、受信ルーチンにおいても、単に
オーダ“X”をメインメモリMM−AB802から読み
出す処理だけでオーダ“X”の受信とみなし、アプリケ
ーションプログラムを起動してオーダ“X”に基づくア
プリケーションを実行する。このように、本第二実施例
では、メモリへの書き込み処理によってあたかもオーダ
を送出したかの如く処理を行い、同様に、メモリへの読
み出し処理によってあたかもオーダを受信したかの如く
処理を行っているのである。従って、全体の処理として
は、図9に示す様に、1つのCPU−AB801を使用
して、オーダ“X”をメモリ上に書き込み、またメモリ
から読み出すだけの極めて簡単な処理で、前記第一実施
例で説明した2つのCPU間における通信プロトコル
(オーダ“X”の送受信プロトコル)に相当する処理を
実現しているのである。このように、アプリケーション
プログラムには何ら変更を加えることなく、1つのCP
Uでオーダの送受信を実現することができる。このた
め、前記第一実施例と比べて、コンピュータと通信装置
のソフトウエアを統合しただけに留まらず、通信用のソ
フトウエアを著しく簡略化することができる。例えば、
従来のRS232Cの接続回線を用いたベーシック手順
やHDLC手順等による双方向通信時と比べて、通信速
度(通信効率)を100〜1000倍と飛躍的に向上さ
せることができる。加えて、各々1つのCPUとメモリ
でCTIシステムが実現できるため、飛躍的に装置の小
型化やシステムの低価格化を図ることができる。定量的
にみると、従来のCTIシステムと比べて、装置の大き
さ(スペースファクタ)を1/2〜2/3と著しく小型
化できると共に、システムの価格も1/2〜2/3と著
しく低減することができる。なお、以上の説明では、コ
ンピュータ側から通信制御装置側へオーダを送出する場
合を一例にして説明したが、反対に通信制御装置側から
コンピュータ側へオーダを送出する場合にも適用できる
ことは明らかである。
【0015】上述した本発明の第二実施例では、1つの
CPUと1つのメモリを使用し、オーダをメモリ上に書
き込み、読み出す処理を行うことにより、2つのCPU
間におけるオーダの送受信プロトコルを擬似化する通信
制御方法について説明した。この通信制御方法は、CP
Uを1つに統合したCTIシステムだけではなく、第一
実施例の如く、複数のCPUを備えたCTIシステムに
おいても応用することができる。例えば、2つのCPU
を備えたCTIシステムにおいて、両方のCPUから共
通してアクセスが可能な共通メモリを設け、何れか一方
のCPUから共通メモリの所定のアドレスにオーダ
“X”を書き込み、他方のCPUにより共通メモリのオ
ーダ“X”を読み出す処理を行うことによって、2つの
CPU間におけるオーダの送受信プロトコルを擬似化す
ればよい。このように擬似化することによって、オーダ
の送受信プロトコルを著しく簡略化することができ、C
TIシステム内の通信効率を飛躍的に高めることができ
る。さらに、この通信制御方法は、2つのCPU間に限
らず、3以上のCPUを有するCTIシステムにおいて
も、同様に適用することができる。
【0016】なお、以上の実施例では、CTIシステム
の一例として、PBXを有する通信システムで説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、前述し
た、(a)テレマーケティング用のコールセンタ処理シ
ステム、(b)音声、データ、FAX等の統合メッセー
ジ処理システム、(c)電話網とインターネット間の連
携処理システム、を含めて、CTIシステム全般に適用
することができ、その適用範囲は広い。
【0017】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、CT
Iシステムにおいて、次に示すような格別優れた効果を
得ることができる。 ハードウエア並びにソフトウエアの冗長部を削減し、
装置を著しく小型化できる上、極めて廉価なCTIシス
テムを実現することができる。 通信効率を飛躍的に高め、著しく処理速度を高速化し
たCTIシステムを実現することができる。 多様な形態のCTIシステム全般に適用でき、しかも
通信効率を飛躍的に高めることが可能な通信制御方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のシステム構成を示すブロ
ック図。
【図2】本発明の第一実施例のコンピュータ部側の処理
手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の第一実施例の通信制御部側の処理手順
を示すフローチャート。
【図4】本発明の第一実施例のプロトコルを示すタイム
チャート。
【図5】本発明の第一及び第二実施例のプログラム構成
を示す図。
【図6】本発明の第二実施例のシステム構成を示すブロ
ック図。
【図7】本発明の第二実施例におけるCPUのコンピュ
ータとしての処理手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の第二実施例におけるCPUの通信制御
装置としての処理手順を示すフローチャート。
【図9】本発明の第二実施例のプロトコルを示すタイム
チャート。
【図10】従来のCTIシステムの一例を示す外観図。
【図11】従来例の内部構成を示すブロック図。
【図12】従来例におけるコンピュータ側の処理手順を
示すフローチャート。
【図13】従来例における通信制御装置側の処理手順を
示すフローチャート。
【図14】従来例のプロトコルを示すタイムチャート。
【符号の説明】
100:コンピュータ、 200:通信制
御装置、300:通信回線、101,201:中央プロ
セッサユニット(CPU)、102,202:メインメ
モリ(MM)、103,203:アダプタ(AD)、4
00:CPU搭載パッケージ、 500:コンピュ
ータ部、600:通信制御部、 70
0:高速バス、501,601:中央プロセッサユニッ
ト(CPU)、502,602:メインメモリ(M
M)、800:CPU搭載パッケージ、801:中央プ
ロセッサユニット(CPU)、802:メインメモリ
(MM)。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA00 BB04 BB06 CC01 CC09 CC14 DD01 DD04 EE01 EE06 5K026 AA02 AA03 AA21 BB01 BB04 CC07 EE05 FF02 FF03 FF04 GG01 GG15 GG16 LL10 5K049 AA02 BB04 BB12 BB19 CC04 CC11 9A001 BB03 CC06 CC07 DD06 JJ14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信装置を制御する第1の制御手段と、
    該第1の制御手段をさらに制御せしめ所要のサービスを
    提供する第2の制御手段とを備えたコンピュータ・テレ
    フォニー・インテグレーション・システムにおいて、 上記第1と第2の制御手段を同一のパッケージ内に配置
    すると共に、第1と第2の制御手段の間をバスを介して
    直接接続するように構成したことを特徴とするコンピュ
    ータ・テレフォニー・インテグレーション・システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンピュータ・テレフォ
    ニー・インテグレーション・システムにおいて、 上記第2の制御手段は、バスを介して第1の制御手段へ
    所定のオーダを伝送するとき、第1の制御手段を起動
    し、上記オーダを送出し、第1の制御手段を復旧せしめ
    るように制御する手段から成り、一連の単方向通信によ
    りオーダを伝送するように構成したことを特徴とするコ
    ンピュータ・テレフォニー・インテグレーション・シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンピュータ・テレフォ
    ニー・インテグレーション・システムにおいて、 上記第1と第2の制御手段の各々からアクセスが可能な
    メモリを備え、上記第1と第2の制御手段のうち何れか
    一方の制御手段は上記メモリにオーダを書き込み、他方
    の制御手段は上記メモリからオーダを読み出す処理を行
    うことにより、2つの制御手段間のオーダの送受信プロ
    トコルを擬似化するように構成した特徴とするコンピュ
    ータ・テレフォニー・インテグレーション・システム。
  4. 【請求項4】 通信装置を制御する第1の制御手段と、
    該第1の制御手段をさらに制御せしめ所要のサービスを
    提供する第2の制御手段とを備えたコンピュータ・テレ
    フォニー・インテグレーション・システムにおいて、 上記第1と第2の制御手段を1つのプロセッサに統合し
    て配置したことを特徴とするコンピュータ・テレフォニ
    ー・インテグレーション・システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンピュータ・テレフォ
    ニー・インテグレーション・システムにおいて、 上記プロセッサからアクセスが可能なメモリを備え、該
    プロセッサからメモリにオーダを書き込み、オーダを読
    み出す処理を行うことによって、2つの制御手段間のオ
    ーダの送受信プロトコルを擬似化するように構成したこ
    とを特徴とするコンピュータ・テレフォニー・インテグ
    レーション・システム。
  6. 【請求項6】 通信装置を制御する第1の制御手段と、
    該第1の制御手段をさらに制御せしめ所要のサービスを
    提供する第2の制御手段を備え、上記第1と第2の制御
    手段とは1つのプロセッサに統合され、該プロセッサか
    らアクセスが可能なメモリを備えたコンピュータ・テレ
    フォニー・インテグレーション・システムにおける通信
    制御方法であって、上記プロセッサは上記メモリにオー
    ダを書き込み、上記メモリからオーダを読み出す処理を
    行うことによって、2つの制御手段間のオーダの送受信
    プロトコルを擬似化するように制御することを特徴とす
    る通信制御方法。
  7. 【請求項7】 通信装置を制御する第1の制御手段と、
    該第1の制御手段をさらに制御せしめ所要のサービスを
    提供する第2の制御手段とを備えたコンピュータ・テレ
    フォニー・インテグレーション・システムにおける通信
    制御方法であって、上記第2の制御手段は、上記第1の
    制御手段へ所定のオーダを伝送するとき、第1の制御手
    段を起動し、上記オーダを送出し、第1の制御手段を復
    旧せしめる一連の単方向通信によりオーダを伝送するよ
    うに制御することを特徴とする通信制御方法。
JP10363900A 1998-12-22 1998-12-22 コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション・システムおよび通信制御方法 Pending JP2000188770A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102897276A (zh) * 2011-07-27 2013-01-30 株式会社岛野 自行车用马达控制装置及自行车

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