JP2000188748A - Bsディジタル放送受信装置 - Google Patents

Bsディジタル放送受信装置

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JP2000188748A
JP2000188748A JP36467198A JP36467198A JP2000188748A JP 2000188748 A JP2000188748 A JP 2000188748A JP 36467198 A JP36467198 A JP 36467198A JP 36467198 A JP36467198 A JP 36467198A JP 2000188748 A JP2000188748 A JP 2000188748A
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digital
analog
signal
broadcast
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JP36467198A
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English (en)
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Takashi Yamaguchi
隆 山口
Akio Takeuchi
章生 竹内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログのデコード回路を備えることなく、
BSアナログ放送のチャンネルを選局して、該チャンネ
ルの番組の映像等を出力することのできるBSディジタ
ル放送受信装置を提供する。 【解決手段】 BSディジタル放送による番組の信号を
受信して復調および復号して出力するBSディジタル放
送受信装置において、外部からの,BS放送開始時に設
定されたBSアナログ放送のチャンネルの選局を受け付
けて、その周波数設定を指示するシステムコントローラ
11と、該チャンネルが選局されたとき、選局されたチ
ャンネルがアナログかディジタルかを判断するためのデ
ータを検出するTMCC復号手段13とを備え、システ
ムコントローラ11は、検出されたデータに基づいてア
ナログかディジタルかを判断し、アナログと判断したと
き、選局されたチャンネルのサイマルチャンネルの周波
数設定を指示し直す構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BSディジタル放
送を受信して復調および復号するBSディジタル放送受
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、放送衛星(BS−4)によるアナ
ログ放送が行われており、西暦2000年にはBS−4
後発機が打ち上げられ、BSディジタル放送を開始する
ことが決定している。該BS−4後発機では、可能な全
周波数から、各周波数が割り当てられる各委託放送事業
者も既に認定され、BS−4先発機のアナログ放送と同
一の放送(サイマル放送)を行うことも決定している
(図7参照)。
【0003】この場合、BSディジタル放送の開始後に
使用されるテレビジョン受信装置では、BSアナログ放
送を受信する必要はなく、BSディジタル放送が受信で
きれば、BS放送による番組をすべて視聴することがで
きる。すなわち、BS放送を受信するテレビジョン受信
装置においては、アナログのデコード回路を備える必要
がない。
【0004】ところが、視聴者は、当然サイマル放送を
行っているディジタル放送のチャンネル(以下、サイマ
ルchと称す)だけでなく、アナログ放送のチャンネル
も選局できる,選択の幅の広いテレビジョン受信装置を
望むものである。また、サイマル放送は、アナログ放送
からディジタル放送への移行の過渡期に行われるもので
あり、将来、アナログ放送は打ち切られ、そのアナログ
放送が行われていたチャンネルでディジタル放送が行わ
れる可能性を示唆するものである。
【0005】したがって、視聴者のニーズおよび使用上
の便宜や、将来のアナログ放送からディジタル放送への
移行に備える点から、現行のアナログ放送のチャンネル
も選局できるようにしておく必要がある。なお、該アナ
ログ放送からディジタル放送への移行は、該BS−4先
発機の4つのトランスポンダすべてについて、同時に行
われるとは限らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アナロ
グのデコード回路を設けず、アナログ放送のチャンネル
を選局できるようにしたテレビジョン受信装置では、該
チャンネルが選局された場合、デコードできないという
問題点がある。そこで、該アナログ放送のチャンネルが
選局されたときには、選局されたチャンネルに代えて、
そのサイマルchを自動的に選局することが提案され
る。
【0007】ところが、アナログ放送のチャンネルがデ
ィジタル放送に切り替わった場合には、該チャンネルが
選局されても、サイマルchであったところでは別個の
独立した番組が放送されることになるので、サイマルc
hを自動選局することなく、デコードするようにしなけ
ればならない。そのためには、アナログ放送のチャンネ
ルが選局されたときには、直ちにそのサイマルchを選
局するのではなく、まず、選局されたチャンネルがアナ
ログかディジタルかを把握しなければならないという問
題も生じる。
【0008】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたもので、アナログのデコード回路を備えること
なく、BSアナログ放送のチャンネルを選局して、該チ
ャンネルの番組の映像等を出力することのできるBSデ
ィジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)のBSディジタル放送受信装置
は、BSディジタル放送による番組の信号を受信して復
調および復号して出力するBSディジタル放送受信装置
において、外部からの,BS放送開始時に設定されたB
Sアナログ放送のチャンネルの選局を受け付けて、該チ
ャンネルの周波数設定を指示するシステムコントローラ
と、該BSアナログ放送のチャンネルが選局されたと
き、選局されたチャンネルがアナログかディジタルかを
判断するためのデータを検出する検出手段とを備え、上
記システムコントローラは、検出されたデータに基づい
て、選局されたチャンネルがアナログかディジタルかを
判断し、アナログと判断したとき、選局されたアナログ
のチャンネルで放送される番組と同一番組をディジタル
で放送する,サイマルチャンネルの周波数設定を指示し
直すものであるものである。
【0010】また、本発明(請求項2)のBSディジタ
ル放送受信装置は、請求項1に記載のBSディジタル放
送受信装置において、上記検出手段は、選局されたチャ
ンネルの信号についてのディジタル復調において、フレ
ームのロック状態を検出し、上記システムコントローラ
は、フレームロック時およびフレーム非ロック時を、そ
れぞれディジタルおよびアナログと判断するものである
ものである。
【0011】また、本発明(請求項3)のBSディジタ
ル放送受信装置は、請求項1に記載のBSディジタル放
送受信装置において、上記検出手段は、選局されたチャ
ンネル内の特定の周波数成分の信号レベルを検出し、上
記システムコントローラは、検出された信号レベルが、
所定レベル以上および所定レベル未満のとき、それぞれ
ディジタルおよびアナログと判断するものであるもので
ある。
【0012】また、本発明(請求項4)のBSディジタ
ル放送受信装置は、請求項2に記載のBSディジタル放
送受信装置において、選局されたチャンネルの電界強度
を検出する電界強度検出手段と、上記検出手段とは別
に、選局されたチャンネル内の特定の周波数成分の信号
レベルを検出する第2の検出手段とをさらに備え、上記
システムコントローラは、検出された信号レベルが、所
定レベル以上および所定レベル未満のとき、それぞれデ
ィジタルおよびアナログと判断する手段を含むものであ
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるB
Sディジタル放送受信装置の構成の一例を示すブロック
図である。図において、11はシステムコントローラで
あり、各手段に、視聴者によって選局されたチャンネル
の選択のための指示を出し、TMCC復号手段でのフレ
ームロック状態がロック時か否かに基づき、選局された
チャンネルがアナログかディジタルかを判断し、アナロ
グのときには、サイマルchの選択を指示し直す。な
お、システムコントローラ11は、選局されたチャンネ
ルが、BS−4後発機によるBSディジタル放送のチャ
ンネルの場合には、アナログかディジタルかの判断を行
わないように設定されている。12はBSチューナであ
り、システムコントローラ11の指示に従って、放送衛
星(BS)を中継して放送される電波から、選局された
チャンネルが含まれるトランスポンダの周波数を選択す
る。13はTMCC復号手段であり、受信した変調信号
に付加されている,TMCC(Transmission Multiplex
ing Configuration Control ,伝送多重制御)信号およ
びフレーム同期信号を検出し、該フレーム同期信号によ
り該TMCCの同期を確立して復号する。14は復調手
段であり、選択したトランスポンダで伝送される変調信
号から、復号されたTMCC信号およびフレーム同期信
号に基づいて、時分割多重されて構成されたフレームを
復調する。したがって、上記TMCC復号手段13は、
このフレーム復調におけるフレームロック状態を調べ、
ロック時か否かを示す信号を出力し、これに基づいて、
システムコントローラ11が、選択したトランスポンダ
で伝送される変調信号がディジタルかアナログかを判断
する。15は誤り訂正手段であり、復調された信号の伝
送路での誤りを訂正し、トランスポートストリーム(T
S)の信号を分離する。16はTS分離手段であり、シ
ステムコントローラ11の指示により、TS信号から選
択された番組の映像および音声のパケットを抽出する。
17はMPEGデコーダであり、MPEG規格により符
号化されている抽出されたパケットのディジタル信号を
復号化する。
【0014】ここで、BS−4先発機の4つのトランス
ポンダでは、BS−4後発機によるディジタル放送開始
後も、しばらくはアナログ放送が続行され、いずれディ
ジタル放送に移行するまで、該アナログ放送と同一の放
送(サイマル放送)がBS−4後発機で行われる。した
がって、BSアナログ放送を受信する必要はなく、BS
ディジタル放送が受信できれば、BS放送による番組を
すべて視聴することができる。一方で、アナログ放送を
含む全てのBS放送のチャンネルを選局可能な選択幅が
広く使い勝手の良いテレビジョン受信装置を望む視聴者
の要望もある。
【0015】そこで、上記BSディジタル放送受信装置
は、図1に示したようにアナログのデコード回路を備え
ない構成としつつ、上記視聴者の要望や、ディジタル放
送への移行も考慮して、BS−4先発機によるアナログ
放送のチャンネルを選択できるものとした。
【0016】したがって、該BS−4先発機によるアナ
ログ放送の各チャンネルに対応するサイマルchの情報
を設定し、これらのアナログ放送のチャンネルが選局さ
れたときには、そのサイマルchを自動的に選局するも
のとした。ただし、該アナログ放送のチャンネルがディ
ジタル放送に切り替わっている場合にまで、設定された
古い情報のまま、サイマルchを自動的に選局しないよ
うに、まず、選局されたチャンネルがアナログかディジ
タルかを判断した上で、アナログの場合のみ、上記情報
に基づいてサイマルchを選局し直す設定とした。
【0017】そこで、ディジタル放送かアナログ放送か
を判断するため、MPEG2規格によるTS信号の同期
バイトを利用する。図2はTSのデータフォーマットを
示す図であり、TSは映像や音声といった実際のデータ
部188バイト,及び誤り訂正のためのデータ16バイ
トからなるユニットの連続からなり、188バイトのデ
ータ部の先頭は1バイト(8ビット)分の同期バイトに
あてられている。
【0018】具体的には、TMCC復号手段13が、フ
レーム同期が確立している(ロック時)か確立していな
い(非ロック時)かを調べ、ロック時か否かを示す信号
を出力し、該信号を基にシステムコントローラ11で、
選局されたチャンネルがアナログかディジタルかを判断
する。すなわち、該信号が、ロック時を示すものであれ
ばディジタルと判断し、非ロック時を示すものであれば
アナログ放送であると判断する。例えば、TMCC復号
手段13は、復調手段14で復調されるTSにおいて、
2つの同期バイトが定位置にあれば、フレーム同期が確
立している(ロック時)と判断する。
【0019】次に、本発明の実施の形態1におけるBS
ディジタル放送受信装置の動作について、図1および図
2により説明する。まず、外部より視聴者によってリモ
コンなどを用いて、現行のBSアナログ放送のチャンネ
ルが選局され、選局されたチャンネルの情報がシステム
コントローラ11に入力される(S1)。
【0020】次いで、システムコントローラ11は、リ
モコンなどからの情報に基づいて、現行のBSアナログ
放送のチャンネルが選局されたことを把握して、BSチ
ューナ12に、当該チャンネルを含むトランスポンダの
周波数を選択する指示を出す(S2)。次いで、BSチ
ューナ12は、システムコントローラ11からの指示に
従って、放送衛星(BS)を中継して放送される電波か
ら、選局されたチャンネルが含まれるトランスポンダの
周波数を選択して出力する(S3)。
【0021】次いで、TMCC復号手段13は、BSチ
ューナ12からの変調信号に付加されている,TMCC
信号およびフレーム同期信号を検出して、該フレーム同
期信号に基づいて該TMCC信号を復号する。検出した
フレーム同期信号および復号したTMCC信号を復調手
段14に出力する(S4)。次いで、復調手段14で
は、BSチューナ12からの変調信号の主信号につい
て、TMCC復号手段13からの復号されたTMCC信
号およびフレーム同期信号に基づいて、8PSKやQP
SKなどの変調方式に応じてフレームを復調して出力す
る(S5)。
【0022】同時に、TMCC復号手段13は、例え
ば、復調手段14で復調されるTSにおいて、2つの同
期バイトが定位置にあれば、フレーム同期が確立してい
る(ロック時)とし、定位置になければ確立していない
(非ロック時)として、ロック時か否かを示す信号をシ
ステムコントローラ11に出力する(S6)。
【0023】次いで、システムコントローラ11は、該
信号を基に、該信号がロック時を示すものであれば、選
局されたチャンネルを含むトランスポンダで伝送される
変調信号は、ディジタルと判断し、非ロック時を示すも
のであればアナログであると判断する(S7)。アナロ
グと判断した場合、選局されたアナログ放送のチャンネ
ルに対応するサイマルchを特定し、該サイマルchを
含むトランスポンダの選択をBSチューナに指示し直す
(S8)。なお、各アナログ放送のチャンネルに対応す
るサイマルchの情報は、該システムコントローラ11
にあらかじめ設定されている。
【0024】次いで、BSチューナ12は、システムコ
ントローラ11からの指示に従って、放送衛星(BS)
を中継して放送される電波から、サイマルchが含まれ
るトランスポンダの周波数を選択して出力する(S
9)。次いで、TMCC復号手段13は、BSチューナ
12からの変調信号に付加されている,TMCC信号お
よびフレーム同期信号を検出して、該フレーム同期信号
に基づいて該TMCC信号を復号する。検出したフレー
ム同期信号および復号したTMCC信号を復調手段14
に出力する(S10)。
【0025】次いで、復調手段14では、BSチューナ
12からの変調信号の主信号について、TMCC復号手
段13からの復号されたTMCC信号およびフレーム同
期信号に基づいて、8PSKやQPSKなどの変調方式
に応じてフレームを復調して出力する(S11)。
【0026】なお、このとき、TMCC復号手段13
は、上記S6と同様に、フレームロック時か否かを調
べ、ロック時か否かを示す信号をシステムコントローラ
11に出力するが、上述のように、システムコントロー
ラ11は、BS−4後発機によるBSディジタル放送の
チャンネルの場合には、アナログかディジタルかの判断
を行わないように設定されており、サイマルch(BS
−4後発機によるディジタル放送のチャンネル)の選択
を指示しているため、該TMCC復号手段13からの
を採用することはない。
【0027】次いで、誤り訂正手段15は、復調された
信号について伝送路での誤りを訂正し、TS信号を分離
して出力する(S12)。同時に、システムコントロー
ラ11は、TS分離手段16に、サイマルchの映像お
よび音声のパケットを抽出する指示を出す(S13)。
【0028】次いで、TS分離手段16は、システムコ
ントローラ11の指示に従って、誤り訂正手段15から
のTS信号から、サイマルchで放送される番組の映像
および音声のパケットを抽出して出力する(S14)。
次いで、MPEGデコーダ17は、MPEG規格により
符号化されている抽出された映像および音声のパケット
のディジタル信号を、それぞれ復号化して映像および音
声を出力する(S15)。
【0029】一方、上記S7において、システムコント
ローラ11が、選局されたチャンネルはディジタルであ
ると判断した場合、上記S8のようにBSチューナに指
示し直すことはない。したがって、上記S9〜S11の
動作も行わない。すなわち、上記S5において、復調手
段14で復調された信号について、誤り訂正手段15
は、伝送路での誤りを訂正し、TS信号を分離して出力
する(S21)。同時に、システムコントローラ11
は、TS分離手段16に、選局されたチャンネルの映像
および音声のパケットを抽出する指示を出す(S2
2)。
【0030】次いで、TS分離手段16は、システムコ
ントローラの指示に従って、誤り訂正手段15からのT
S信号から、選局されたチャンネルで放送される番組の
映像および音声のパケットを抽出して出力する(S2
3)。次いで、MPEGデコーダ17は、MPEG規格
により符号化されている抽出された映像および音声のパ
ケットのディジタル信号を、それぞれ復号化して映像お
よび音声を出力する(S24)。
【0031】したがって、該BSディジタル放送受信装
置では、選局された現行のBSアナログ放送のチャンネ
ルが、アナログ放送の場合、そのサイマル放送(ディジ
タル放送)の映像および音声が出力され、ディジタル放
送に切り替わっている場合には、該ディジタル放送の映
像および音声が出力される。また、外部より視聴者によ
ってリモコンなどを用いて、BS−4後発機によるBS
ディジタル放送のチャンネルが選局された場合、選局さ
れたチャンネルの情報がシステムコントローラ11に入
力される(S31)。
【0032】次いで、システムコントローラ11は、リ
モコンなどからの情報に基づいて、BSディジタル放送
のチャンネルが選局されたことを把握して、BSチュー
ナ12に、当該チャンネルを含むトランスポンダの周波
数を選択する指示を出す(S32)。次いで、BSチュ
ーナ12は、システムコントローラ11からの指示に従
って、放送衛星(BS)を中継して放送される電波か
ら、選局されたチャンネルが含まれるトランスポンダの
周波数を選択して出力する(S33)。
【0033】次いで、TMCC復号手段13は、BSチ
ューナ12からの変調信号に付加されている,TMCC
信号およびフレーム同期信号を検出して、該フレーム同
期信号に基づいて該TMCC信号を復号する。検出した
フレーム同期信号および復号したTMCC信号を復調手
段14に出力する(S34)。
【0034】次いで、復調手段14では、BSチューナ
12からの変調信号の主信号について、TMCC復号手
段13からの復号されたTMCC信号およびフレーム同
期信号に基づいて、8PSKやQPSKなどの変調方式
に応じてフレームを復調して出力する(S35)。同時
に、TMCC復号手段13は、上記S6と同様にして、
フレームロック時か否かを示す信号をシステムコントロ
ーラ11に出力する(S36)。
【0035】次いで、システムコントローラ11は、上
述のように選局されたチャンネルが、BS−4後発機に
よるBSディジタル放送のチャンネルの場合には、アナ
ログかディジタルかの判断をしないように設定され、既
にBSディジタル放送のチャンネルが選局されたことを
把握しているため、TMCC復号手段13からの信号に
基づいて、ディジタルかアナログかの判断を行うことは
ない(S37)。
【0036】以降、選局された現行のBSアナログ放送
のチャンネルが、ディジタル放送に切り替わっている場
合(S21〜S24)と全く同様に動作して、BSディ
ジタル放送受信装置では、選局されたBS−4後発機に
よるBSディジタル放送のチャンネルの映像および音声
が出力される(S38)。
【0037】このように、本発明の実施の形態1による
BSディジタル放送受信装置は、外部入力により、BS
放送開始時に設定されたBSアナログ放送のチャンネル
が選局されたとき、該チャンネルがアナログかディジタ
ルかを判断するためのデータを検出し、検出結果に基づ
いて、システムコントローラがアナログかディジタルか
を判断し、アナログのとき、そのサイマルチャンネルの
周波数設定を指示し直すものとしたから、アナログデコ
ード回路がなくても、現行のBSアナログ放送のチャン
ネルが選局されたときには、そのサイマルチャンネルの
ディジタル放送による同一番組の映像等を出力すること
ができるだけでなく、選局されたチャンネルがディジタ
ルに切り替わっていれば、サイマルchであったチャン
ネルの番組ではなく、選局されたディジタル放送のチャ
ンネルの番組の映像等を出力することができる。
【0038】また、上記アナログかディジタルかを判断
するためのデータは、選局されたチャンネルの信号につ
いてのディジタル復調において検出した,フレームロッ
ク状態とし、上記システムコントローラで、フレームロ
ック時およびフレーム非ロック時を、それぞれディジタ
ルおよびアナログと判断するものとしたから、該BSデ
ィジタル放送受信装置内に特別な回路を設けることな
く、簡便に選局されたチャンネルがディジタル放送かア
ナログ放送かを検出することができる。
【0039】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2によるディジタル放送受信システムの構成の一例を
示すブロック図である。図において、図1と同一符号は
同一または相当部分である。ただし、図1における手段
と異なり、システムコントローラ11は、TMCC復号
手段からのロック時か否かを示す信号に代えて、信号レ
ベル検出手段から信号レベルを受け取り、該信号レベル
に応じて選局されたチャンネルがアナログかディジタル
かを判断し、アナログのときには、サイマルchの選択
を指示し直す。したがって、TMCC復号手段13は、
フレームロック時か否かを示す信号をシステムコントロ
ーラ11に出力することはない。なお、システムコント
ローラ11は、選局されたチャンネルが、BS−4後発
機によるBSディジタル放送のチャンネルの場合には、
信号レベル検出手段を作動させないように設定されてい
る。また、21は信号レベル検出手段であり、BSチュ
ーナ12で選択された周波数帯の変調信号について、特
定の周波数の信号レベルを検出する。
【0040】図4は図3の信号レベル検出手段における
検出原理を説明するための図である。図において、搬送
波で伝送された変調信号の信号レベルを示し、該変調信
号がアナログ信号の場合を(a)に示し、ディジタル信
号の場合を(b)に示している。アナログ信号の場合、
映像信号および音声信号はそれぞれ映像搬送波および音
声搬送波を周波数変調して異なる周波数で搬送されるの
で、例えば第3チャンネルの場合には、映像信号と音声
信号の谷間が107.5MHzにできる。これに反し、
ディジタル信号の場合、映像および音声のディジタル信
号として搬送されるので、信号の谷間ができることはな
い。したがって、上記谷間に映像信号と音声信号とが若
干混信する可能性を考慮しても、地上波放送により伝送
された変調信号の107.5MHzの信号レベルが、図
に示したDレベル以上あればディジタル信号であり、該
Dレベル未満であればアナログ信号と判断できる。
【0041】そこで、上記信号レベル検出手段21で
は、BS放送により伝送された変調信号について、チャ
ンネルごとに特定の周波数成分の信号レベルを検出し
て、一定レベル以上か否かによって、該変調信号がディ
ジタルかアナログかを判断する。
【0042】次に、本発明の実施の形態2におけるBS
ディジタル放送受信装置の動作について、図3および図
4により説明する。まず、外部より視聴者によってリモ
コンなどを用いて、現行のBSアナログ放送のチャンネ
ルが選局され、選局されたチャンネルの情報がシステム
コントローラ11に入力される(S101)。次いで、
システムコントローラ11は、リモコンなどからの情報
に基づいて、現行のBSアナログ放送のチャンネルが選
局されたことを把握して、BSチューナ12に、当該チ
ャンネルを含むトランスポンダの周波数を選択する指示
を出す(S102)。
【0043】次いで、BSチューナ12は、システムコ
ントローラ11からの指示に従って、放送衛星(BS)
を中継して放送される電波から、選局されたチャンネル
が含まれるトランスポンダの周波数を選択して出力する
(S103)。次いで、信号レベル検出手段21は、B
Sチューナ12で選択されたトランスポンダの周波数の
特定の周波数成分の信号レベルを検出し、検出結果をシ
ステムコントローラ11に出力する(S104)。次い
で、システムコントローラ11は、信号レベル検出手段
21からの判断結果を受け、信号レベルが、あらかじめ
設定されたレベル以上であれば、選択されたチャンネル
がディジタル放送であると判断し、該レベル未満であれ
ばアナログ放送であると判断する(S105)。該判断
結果がアナログの場合、あらかじめ設定されているサイ
マルchの情報に基づいて、選局されたアナログ放送の
チャンネルに対応するサイマルchを特定し、該サイマ
ルchを含むトランスポンダの選択をBSチューナに指
示し直す(S106)。なお、このとき、上述のように
システムコントローラ11は、BS−4後発機によるB
Sディジタル放送のチャンネルの場合には、信号レベル
検出手段21を作動させないように設定されているの
で、該システムコントローラ11は信号レベル検出手段
21を作動させない。
【0044】次いで、BSチューナ12は、システムコ
ントローラ11からの指示に従って、放送衛星(BS)
を中継して放送される電波から、サイマルchが含まれ
るトランスポンダの周波数を選択して出力する(S10
7)。次いで、TMCC復号手段13は、BSチューナ
12からの変調信号に付加されている,TMCC信号お
よびフレーム同期信号を検出して、該フレーム同期信号
に基づいて該TMCC信号を復号する。検出したフレー
ム同期信号および復号したTMCC信号を復調手段14
に出力する(S108)。次いで、復調手段14では、
BSチューナ12からの変調信号の主信号について、T
MCC復号手段13からの復号されたTMCC信号およ
びフレーム同期信号に基づいて、8PSKやQPSKな
どの変調方式に応じてフレームを復調して出力する(S
109)。次いで、誤り訂正手段15は、復調された信
号について伝送路での誤りを訂正し、TS信号を分離し
て出力する(S110)。同時に、システムコントロー
ラ11は、TS分離手段16に、サイマルchの映像お
よび音声のパケットを抽出する指示を出す(S11
1)。
【0045】次いで、TS分離手段16は、システムコ
ントローラ11の指示に従って、誤り訂正手段15から
のTS信号から、サイマルchで放送される番組の映像
および音声のパケットを抽出して出力する(S11
2)。次いで、MPEGデコーダ17は、MPEG規格
により符号化されている抽出された映像および音声のパ
ケットのディジタル信号を、それぞれ復号化して映像お
よび音声を出力する(S113)。
【0046】一方、上記S105において、システムコ
ントローラ11が、選局されたチャンネルはディジタル
であると判断した場合、上記S106のようにBSチュ
ーナに指示し直すことはない。したがって、上記S10
7〜S113の動作の代わりに以下の動作を行う。
【0047】すなわち、上記S103において出力され
るBSチューナ12からの変調信号に付加されている,
TMCC信号およびフレーム同期信号を、TMCC復号
手段13が検出して、該フレーム同期信号に基づいて該
TMCC信号を復号する。検出したフレーム同期信号お
よび復号したTMCC信号を復調手段14に出力する
(S121)。
【0048】次いで、復調手段14では、BSチューナ
12からの変調信号の主信号について、TMCC復号手
段13からの復号されたTMCC信号およびフレーム同
期信号に基づいて、8PSKやQPSKなどの変調方式
に応じてフレームを復調して出力する(S122)。
【0049】次いで、誤り訂正手段15は、復調された
信号について伝送路での誤りを訂正し、TS信号を分離
して出力する(S123)。同時に、システムコントロ
ーラ11は、TS分離手段16に、選局されたチャンネ
ルで放送される番組の映像および音声のパケットを抽出
する指示を出す(S124)。
【0050】次いで、TS分離手段16は、システムコ
ントローラ11の指示に従って、誤り訂正手段15から
のTS信号から、選局されたチャンネルで放送される番
組の映像および音声のパケットを抽出して出力する(S
125)。次いで、MPEGデコーダ17は、MPEG
規格により符号化されている抽出された映像および音声
のパケットのディジタル信号を、それぞれ復号化して映
像および音声を出力する(S126)。したがって、B
Sディジタル放送受信装置では、選局された現行のBS
アナログ放送のチャンネルが、アナログ放送の場合、そ
のサイマル放送(ディジタル放送)の映像および音声が
出力され、ディジタル放送に切り替わっている場合に
は、該ディジタル放送の映像および音声が出力される。
【0051】また、外部より視聴者によってリモコンな
どを用いて、BS−4後発機によるBSディジタル放送
のチャンネルが選局された場合、選局されたチャンネル
の情報がシステムコントローラ11に入力される(S1
31)。次いで、システムコントローラ11は、リモコ
ンなどからの情報に基づいて、BSディジタル放送のチ
ャンネルが選局されたことを把握して、BSチューナ1
2に、当該チャンネルを含むトランスポンダの周波数を
選択する指示を出すとともに、信号レベル検出手段21
には、動作しない旨の指示を出す(S132)。
【0052】次いで、BSチューナ12は、システムコ
ントローラ11からの指示に従って、放送衛星(BS)
を中継して放送される電波から、選局されたチャンネル
が含まれるトランスポンダの周波数を選択して出力する
(S133)。次いで、TMCC復号手段13は、BS
チューナ12からの変調信号に付加されている,TMC
C信号およびフレーム同期信号を検出して、該フレーム
同期信号に基づいて該TMCC信号を復号する。検出し
たフレーム同期信号および復号したTMCC信号を復調
手段14に出力する(S134)。次いで、復調手段1
4では、BSチューナ12からの変調信号の主信号につ
いて、TMCC復号手段13からの復号されたTMCC
信号およびフレーム同期信号に基づいて、8PSKやQ
PSKなどの変調方式に応じてフレームを復調して出力
する(S135)。
【0053】以降、選局された現行のBSアナログ放送
のチャンネルが、ディジタル放送に切り替わっている場
合(S123〜S126)と全く同様に動作して、BS
ディジタル放送受信装置では、選局されたBS−4後発
機によるBSディジタル放送のチャンネルの映像および
音声が出力される(S136)。
【0054】このように、本発明の実施の形態2による
BSディジタル放送受信装置は、外部入力により、BS
放送開始時に設定されたBSアナログ放送のチャンネル
が選局されたとき、該チャンネルがアナログかディジタ
ルかを判断するためのデータを検出し、検出結果に基づ
いて、システムコントローラがアナログかディジタルか
を判断し、アナログのとき、そのサイマルチャンネルの
周波数設定を指示し直すものとしたから、アナログデコ
ード回路がなくても、現行のBSアナログ放送のチャン
ネルが選局されたときには、そのサイマルチャンネルの
ディジタル放送による同一番組の映像等を出力すること
ができるだけでなく、選局されたチャンネルがディジタ
ルに切り替わっていれば、サイマルchであったチャン
ネルの番組ではなく、選局されたディジタル放送のチャ
ンネルの番組の映像等を出力することができる。
【0055】また、上記アナログかディジタルかを判断
するためのデータは、選局されたチャンネル内の特定の
周波数成分について検出した信号レベルとし、上記シス
テムコントローラが、検出された信号レベルが、所定レ
ベル以上および所定レベル未満のとき、それぞれディジ
タルおよびアナログと判断するものとしたから、特定の
周波数成分の信号レベルの検出には、時間を要せず、選
局されたチャンネルがディジタル放送かアナログ放送か
を素早く判断することができる。
【0056】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3によるBSディジタル放送受信装置の構成の一例を
示すブロック図である。図において、図1および図3と
同一符号は同一または相当部分である。ただし、システ
ムコントローラ11は、図1および図3における動作に
加え、電界強度検出手段からの電界強度信号に応じて、
信号レベル検出手段21を作動させる。なお、システム
コントローラ11は、選局されたチャンネルが、BS−
4後発機によるBSディジタル放送のチャンネルの場合
には、信号レベル検出手段21および電界強度検出手段
を作動させないように設定されている。また、31は電
界強度検出手段であり、選択されたチャンネルの電界強
度を検出する。
【0057】したがって、本実施の形態3によるBSデ
ィジタル放送受信装置は、上記実施の形態1および2に
よるBSディジタル放送受信装置の構成を併せ持つもの
である。すなわち、選局された現行のBSアナログ放送
のチャンネルがディジタルかアナログかを判断する構成
として、フレーム同期が確立したか否かによって判断す
るための構成,及び該チャンネルの周波数における特定
の周波数成分の信号レベルを検出して判断するための構
成を備えたものである。また、上記電界強度検出手段1
8を備えて、選択されたチャンネルの電界強度に応じ
て、通常電界時には、フレーム同期が確立したか否かに
より判断し、該電界強度が一定レベルを下回った弱電界
時には、特定の周波数成分の信号レベルを検出して判断
するものとする。すなわち、降雨などにより受信状態が
不良で弱電界となったとき、ディジタル信号が伝送され
ていても、ディジタル信号のフレーム同期が確立しなく
なり、アナログ信号と判断される可能性があるからであ
る。
【0058】図6は、図5に示したBSディジタル放送
受信装置における動作を説明するためのフローチャート
図である。次に、本発明の実施の形態3におけるBSデ
ィジタル放送受信装置の動作について、図5および図6
により説明する。まず、上記実施の形態1のS1〜S3
および上記実施の形態2のS101〜S103と全く同
様にして、外部より視聴者によってリモコンなどを用い
て、現行のBSアナログ放送のチャンネルが選局され、
システムコントローラ11からの指示にしたがって、B
Sチューナ12は、該チャンネルが含まれるトランスポ
ンダの周波数を選択して出力する(S201)。該シス
テムコントローラ11は、選局されたチャンネルがBS
−4後発機のチャンネルでないことを把握しているの
で、電界強度検出手段31等を作動させる(S20
2)。
【0059】次いで、電界強度検出手段31は、BSチ
ューナ12からの出力を受けて、選択されたチャンネル
の電界強度を検出し、電界強度信号として出力する(S
203)。
【0060】次いで、システムコントローラ11は、電
界強度信号より、電界強度が一定レベルを下回っていれ
ば、信号レベル検出手段21に信号レベルの検出を指示
する。一方、電界強度が一定レベル以上であれば、信号
レベル検出手段21への指示は出さない。したがって、
以降、電界強度に応じて異なる動作となる。
【0061】すなわち、電界強度が一定レベル以上の場
合、選択された現行のアナログ放送のチャンネルが、ア
ナログであれば、上記実施の形態1におけるS4〜S1
5と(S204,S206,S201,及びS20
2)、ディジタルであれば、同S4〜S7およびS21
〜S24と同様に動作して(S204)、該BSディジ
タル放送受信装置では、それぞれ,そのサイマル放送
(ディジタル放送)あるいは該ディジタル放送の映像お
よび音声が出力される(S207)。
【0062】一方、電界強度が一定レベルを下回ってい
る場合、選択された現行のアナログ放送のチャンネル
が、アナログであれば、上記実施の形態2におけるS1
04〜S113と(S205,S206,S201,及
びS202)、ディジタルであれば、同S104〜S1
05およびS121〜S126と同様に動作して(S2
05)、該BSディジタル放送受信装置では、それぞ
れ,そのサイマル放送(ディジタル放送)あるいは該デ
ィジタル放送の映像および音声が出力される(S20
7)。
【0063】ここで、電界強度が一定レベルを下回って
いる場合、弱電界時であるため、ディジタル信号が伝送
されていても、信号レベルが低く、上記信号レベル検出
手段114において、アナログ放送であると判断される
可能性がある。
【0064】したがって、上記信号レベル検出手段11
4で判断基準とする特定周波数の信号レベル(Dレベ
ル)を低く設定することが好ましい。なお、電界強度が
かなり低く、ディジタル信号の信号レベルが低すぎて、
アナログ放送であると判断され、アナログ放送であると
の判断をシステムコントロール117で受けた場合、対
応するサイマルchを特定できないので、BSチューナ
12に指示し直すことができないが、最初に選局された
チャンネルのディジタル信号について、復調等されるこ
とになるので問題はない。なお、このようにディジタル
信号の信号レベルが低すぎる場合、ディジタル復調その
ものができず、映像等は出力されない。
【0065】なお、外部より視聴者によってリモコンな
どを用いて、BS−4後発機によるBSディジタル放送
のチャンネルが選択された場合、上記実施の形態1のS
31〜S38と同様の動作を行うことにより、BSディ
ジタル放送受信装置200では、BSディジタル放送の
映像および音声が出力される(S201,S202,及
びS207)。ただし、この場合、上述のようにシステ
ムコントローラ11は、信号レベル検出手段21および
電界強度検出手段31を動作させないように設定されて
いるので、上記S32において、システムコントローラ
11は、さらに、信号レベル検出手段21および電界強
度検出手段31に、作動しない旨の指示を出す。
【0066】このように、本発明の実施の形態3による
BSディジタル放送受信装置は、選局されたチャンネル
の信号についてのディジタル復調において、フレームの
ロック状態を検出する検出手段と、選局されたチャンネ
ル内の特定の周波数成分の信号レベルを検出する第2の
検出手段とを備え、電界強度検出手段で、選局されたチ
ャンネルの電界強度を検出し、システムコントローラ
は、検出された電界強度が、所定レベル以上および所定
レベル未満のとき、それぞれ上記検出手段および上記第
2の検出手段によるデータを採用して、フレームロック
時および非ロック時を、それぞれディジタルおよびアナ
ログと判断し、第2の検出手段において検出された信号
レベルが、所定レベル以上および所定レベル未満のと
き、それぞれディジタルおよびアナログと判断するもの
としたから、選局したチャンネルの電界強度に応じて、
適切な検出手段を選択して、選局されたチャンネルがデ
ィジタル放送かアナログ放送かを確実に検出することが
できる。
【0067】なお、上記実施の形態3においては、電界
強度検出手段により検出した,選択されたチャンネルの
電界強度に応じて、ディジタル放送かアナログ放送かを
判断するための2通りの手段を使い分けるものとした
が、電界強度を検出することなく、これらの手段を使い
分ける場合について示しておく。すなわち、上記実施の
形態3のS201と同様に動作して、BSチューナ12
は、選択されたチャンネルの周波数帯を選択して出力す
る。
【0068】次いで、電界強度を検出することなく、通
常電界時のS204と同様に動作して、フレーム同期が
確立したか否かを調べ、ロック時はディジタル放送であ
ると判断して、上記S207と同様に動作して、選局さ
れたディジタル放送チャンネルの映像および音声が出力
される。一方、非ロック時には、ディジタル放送であっ
ても、弱電界のためフレーム同期が確立しない場合があ
るので、システムコントローラ11でフレーム同期が確
立しない場合と判断して、上記S205と同様にして、
信号レベル検出手段21に特定の周波数成分の信号レベ
ルを検出させて、ディジタル放送かアナログ放送かを再
確認させ、上記S207,或いはS206,S201,
S202,及びS206と同様に動作して、選局された
ディジタル放送チャンネル,或いは選局されたアナログ
放送チャンネルのサイマルチャンネルの映像および音声
が出力される。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)のB
Sディジタル放送受信装置によれば、外部入力により、
BS放送開始時に設定されたBSアナログ放送のチャン
ネルが選局されたとき、該チャンネルがアナログかディ
ジタルかを判断するためのデータを検出し、検出結果に
基づいて、システムコントローラがアナログかディジタ
ルかを判断し、アナログのとき、そのサイマルチャンネ
ルの周波数設定を指示し直すものとしたから、アナログ
デコード回路がなくても、現行のBSアナログ放送のチ
ャンネルが選局されたときには、そのサイマルチャンネ
ルのディジタル放送による同一番組の映像等を出力する
ことができるだけでなく、選局されたチャンネルがディ
ジタルに切り替わっていれば、サイマルchであったチ
ャンネルの番組ではなく、選局されたディジタル放送の
チャンネルの番組の映像等を出力することができる効果
がある。
【0070】また、本発明(請求項2)のBSディジタ
ル放送受信装置によれば、請求項1に記載のBSディジ
タル放送受信装置において、ディジタル放送かアナログ
放送かの検出は、選局されたチャンネルの信号について
のディジタル復調において、フレームのロック状態を検
出し、上記システムコントローラで、フレームロック時
およびフレーム非ロック時を、それぞれディジタルおよ
びアナログと判断するものとしたから、該BSディジタ
ル放送受信装置内に特別な回路を設けることなく、簡便
に選局されたチャンネルがディジタル放送かアナログ放
送かを検出することができる効果がある。
【0071】また、本発明(請求項3)のBSディジタ
ル放送受信装置によれば、請求項1に記載のBSディジ
タル放送受信装置において、選局されたチャンネル内の
特定の周波数成分の信号レベルを検出し、上記システム
コントローラが、検出された信号レベルが、所定レベル
以上および所定レベル未満のとき、それぞれディジタル
およびアナログと判断するものとしたから、特定の周波
数成分の信号レベルの検出には、時間を要せず、選局さ
れたチャンネルがディジタル放送かアナログ放送かを素
早く判断することができる効果がある。
【0072】また、本発明(請求項4)のBSディジタ
ル放送受信装置によれば、請求項2に記載のBSディジ
タル放送受信装置において、選局されたチャンネル内の
特定の周波数成分の信号レベルを検出する第2の検出手
段をさらに備え、電界強度検出手段で、選局されたチャ
ンネルの電界強度を検出し、システムコントローラは、
検出された電界強度が、所定レベル以上および所定レベ
ル未満のとき、それぞれ上記検出手段および上記第2の
検出手段によるデータを採用して、第2の検出手段にお
いて検出された信号レベルが、所定レベル以上および所
定レベル未満のとき、それぞれディジタルおよびアナロ
グと判断するものとしたから、選局したチャンネルの電
界強度に応じて、適切な検出手段を選択して、選局され
たチャンネルがディジタル放送かアナログ放送かを確実
に検出することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるBSディジタル放
送受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】TSのデータフォーマットを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2によるBSディジタル放
送受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の信号レベル検出手段における検出原理を
説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態3によるBSディジタル放
送受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5に示したBSディジタル放送受信装置にお
ける動作を説明するためのフローチャート図である。
【図7】郵政省によるBS−4後発機のチャンネルイメ
ージを示す図である。
【符号の説明】
11 システムコントローラ 12 BSチューナ 13 TMCC復号手段 14 復調手段 15 誤り訂正手段 16 TS分離手段 17 MPEGデコーダ 21 信号レベル検出手段 31 電界強度検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 BSディジタル放送による番組の信号を
    受信して復調および復号して出力するBSディジタル放
    送受信装置において、 外部からの,BS放送開始時に設定されたBSアナログ
    放送のチャンネルの選局を受け付けて、該チャンネルの
    周波数設定を指示するシステムコントローラと、 該BSアナログ放送のチャンネルが選局されたとき、選
    局されたチャンネルがアナログかディジタルかを判断す
    るためのデータを検出する検出手段とを備え、 上記システムコントローラは、検出されたデータに基づ
    いて、選局されたチャンネルがアナログかディジタルか
    を判断し、アナログと判断したとき、選局されたアナロ
    グのチャンネルで放送される番組と同一番組をディジタ
    ルで放送する,サイマルチャンネルの周波数設定を指示
    し直すものであることを特徴とするBSディジタル放送
    受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のBSディジタル放送受
    信装置において、 上記検出手段は、選局されたチャンネルの信号について
    のディジタル復調において、フレームのロック状態を検
    出し、 上記システムコントローラは、フレームロック時および
    フレーム非ロック時を、それぞれディジタルおよびアナ
    ログと判断するものであることを特徴とするBSディジ
    タル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のBSディジタル放送受
    信装置において、 上記検出手段は、選局されたチャンネル内の特定の周波
    数成分の信号レベルを検出し、 上記システムコントローラは、検出された信号レベル
    が、所定レベル以上および所定レベル未満のとき、それ
    ぞれディジタルおよびアナログと判断するものであるこ
    とを特徴とするBSディジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のBSディジタル放送受
    信装置において、 選局されたチャンネルの電界強度を検出する電界強度検
    出手段と、 上記検出手段とは別に、選局されたチャンネル内の特定
    の周波数成分の信号レベルを検出する第2の検出手段と
    をさらに備え、 上記システムコントローラは、検出された信号レベル
    が、所定レベル以上および所定レベル未満のとき、それ
    ぞれディジタルおよびアナログと判断する手段を含むこ
    とを特徴とするディジタル放送受信システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1244302A1 (en) * 2001-03-21 2002-09-25 Pace Micro Technology PLC Analogue and digital data television receiving system
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