JP2000188582A - Ofdm受信装置 - Google Patents

Ofdm受信装置

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JP2000188582A
JP2000188582A JP10365428A JP36542898A JP2000188582A JP 2000188582 A JP2000188582 A JP 2000188582A JP 10365428 A JP10365428 A JP 10365428A JP 36542898 A JP36542898 A JP 36542898A JP 2000188582 A JP2000188582 A JP 2000188582A
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Japan
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carrier
level
detection
ofdm
signal
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JP10365428A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sudo
浩章 須藤
Mitsuru Uesugi
充 上杉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り率特性を劣化させずに復調処理に必
要な演算量を削減し、信号処理速度を早めること。 【解決手段】 DFT回路101によってDFT処理が
施された入力信号は、レベル検出器112〜115によ
って受信レベルの検出が行なわれ、選択器102はレベ
ル検出器112〜115の結果から受信レベルが最も低
いキャリアを抽出し、このキャリアの検波処理は同期検
波器106に割り当て、他の3つのキャリアの検波処理
は遅延検波器103〜105に割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重方式(Orthogonal Frequency
Division Multiplexing;以下、
OFDMという)を用いたディジタル移動体通信に使用
する受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず図10を用いて従来のOFDM受信
装置の構成と動作を説明する。図10は従来のOFDM
受信装置の構成を示すブロック図である。図10におい
て、DFT回路1001は入力信号に対し離散フーリエ
変換(Discrete Fourier Trans
form;以下、DFTという)を行う。同期検波器1
002〜1005は入力信号に対し同期検波を行う。判
定器1006〜1009は入力信号に対し判定を行う。
Parallel−Serial変換器(以下、P/S
変換器という)1010は複数系列の入力信号を1つの
系列の信号に変換する。レベル検出器1011〜101
4は入力信号に対してレベル検出を行う。
【0003】次いで従来のOFDM受信装置の動作にに
ついて説明する。ここではキャリア数が例えば4キャリ
アの場合について述べる。
【0004】入力信号はDFT回路1001によってD
FT演算をされ、4つのキャリアによって伝送されたベ
ースバンド信号が得られる。4つのベースバンド信号
は、同期検波器1002〜1005によってそれぞれ同
期検波され、同期検波信号が得られる。
【0005】ここで、図11を用いて同期検波器の構成
と動作を説明する。図11は、同期検波器の構成を示す
ブロック図である。ディジタル乗算器1101及び11
02は信号を掛け合わせ、共役複素数生成器1103は
入力信号の共役複素数を生成する。
【0006】一般にフレームフォーマットにおいては、
メッセージ区間の前に既知参照信号のパイロットシンボ
ルが付加されている。一般的な同期検波の方法として
は、パイロットシンボルを用いてフェージング変動を検
出する方法が用いられる。
【0007】まず、パイロットシンボル区間において、
DFT後の入力信号(ベースバンド信号)とパイロット
シンボルとの乗算を行うことによって、フェージングに
よる変動を表す信号が得られる。
【0008】ここで、パイロットシンボル区間における
入力信号In(nT)は、 In(nT)=P(nT)・A(nT)・exp(jΘ
(nT)) と表わすことができる。ただし、ここでP(nT)はパ
イロットシンボルであり、A(nT)はフェージングに
よる振幅変動であり、exp(jΘ(nT))はフェー
ジングによる位相変動である。
【0009】又、フェージングによる変動を表す信号F
(nT)は、 F(nT) ={P(nT)・A(nT)・exp(jΘ(nT))}・P(nT) =P(nT)2・A(nT)・exp(jΘ(nT)) − と表わすことができる。ここで、QPSK変調方式のよ
うな、振幅が一定で位相のみが情報を持っている変調方
式においては、P(nT)2=1となるため、式は、 F(nT)=A(nT)・exp(jΘ(nT)) と表わすことができる。
【0010】フェージングによる変動を表す信号F(n
T)は、共役複素数生成器203によって共役複素数を
生成され、フェージングによる変動を表す信号F(n
T)の共役複素数F(nT)*が得られる。共役複素数
の生成は、入力された信号のQ成分を極性反転すること
によって得られる。共役複素数F(nT)*は以下の式
で表わすことができる。 F(nT)*=A(nT)・exp(−jΘ(nT))
【0011】最後に、ベースバンド信号と、共役複素数
生成器1103の出力であるフェージングによる変動を
表す信号の共役複素数とは、ディジタル乗算器1102
によって乗算され、同期検波信号が得られる。
【0012】ここで、パイロットシンボルの間隔に比べ
て、フェージング変動が十分遅く、パイロットシンボル
との間でフェージング変動が一定であると仮定すると、
同期検波信号を表わすDout(nT)は、以下の式で表
わすことができる。 Dout(nT) =Din(nT)・A(nT)・exp(jΘ(nT)) ・A(nT)・exp(−jΘ(nT)) =Din(nT)・A(nT)2 − ここで、A(nT)2は位相が一定で振幅のみの変動を
表しているため、同期検波信号Dout(nT)の位相情
報はDin(nT)のみによって表される。従って、式
においては受信信号の位相を復調することができたとい
える。QPSK変調方式は振幅が一定で位相のみが情報
を持っている変調方式であるため、このように位相情報
を復調することによって同期検波が完了する。
【0013】又、送受信キャリア間の位相差や周波数オ
フセットによる位相変動も、フェージング変動と同様に
除去できる。
【0014】又、16QAM変調方式のような、位相と
振幅の両方が情報を持っている変調方式においては、パ
イロットシンボル区間の入力信号をパイロットシンボル
で除算することによりフェージング変動を検出し、入力
信号を検出したフェージング変動を表す信号で除算する
ことにより、同期検波を行うことができる。
【0015】図10を用いた従来の受信装置の動作の説
明に戻る。同期検波信号は、判定器1006〜1009
によってそれぞれ判定され、判定後の同期検波信号が得
られる。同期検波信号はP/S変換器1010によって
一系統の信号に変換され、復調信号が得られる。
【0016】更に、DFT後の信号(ベースバンド信
号)は、レベル検出器1011〜1014にそれぞれ入
力される。レベル検出器1011〜1014は入力され
た信号それぞれの二乗和演算を行い、キャリア毎のレベ
ル情報を出力する。これらレベル情報は、回線品質推
定、再送制御等に用いられる。
【0017】このように、従来のOFDM受信装置は、
受信信号の復調と同時に、キャリア毎のレベル情報を得
ることができる。なお、上記キャリア数を4キャリアと
した場合について説明したが、キャリア数をさらに8、
16、32、64・・・と増やした場合についても同様
の構成で同期検波器やレベル検出器の数をキャリア数に
合わせて増やすことで対応できる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信装置には、同期検波方式を用いるために復調処理時
の演算量が多く、信号処理速度が遅いという問題があ
る。
【0019】そこで、同期検波方式より演算量が少ない
復調方式である遅延検波方式を用いることが考えられ
る。既に述べたように無線回線での位相回転の絶対値を
推定する同期検波方式に対し、遅延検波方式では、自己
のベースバンド信号の1シンボル前の受信点位置と現シ
ンボルの受信点位置の相対的な位相差からI成分及びQ
成分の値を判定するため、演算量が少なくて済む。
【0020】図12を用いて遅延検波器の構成を説明す
る。遅延器1201は、入力信号を1シンボル遅らせ、
出力する。乗算器1202は、遅延器1201の出力信
号と入力信号を乗算し、遅延検波信号として出力する。
【0021】しかしながら上記遅延検波方式は、誤り率
特性(特に受信エネルギーとノイズ密度の比であるEb
/N0)が同期検波方式に比べて大きく劣るという問題
がある。
【0022】すなわち、復調処理に同期検波方式又は遅
延検波方式のいずれか一方式を用いる構成では、OFD
M受信装置の復調処理に必要な演算量を、誤り率特性を
劣化させずに削減することが難しいという課題を有す
る。
【0023】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、誤り率特性を劣化させずに復調処理に必要な演算
量を削減し、信号処理速度を早めるOFDM受信装置を
提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、OFD
M受信装置に、少なくとも1つの同期検波器と少なくと
も1つの遅延検波器とを合計数がキャリア数以上になる
ように設け、受信信号復調処理時には、キャリア毎に同
期検波器と遅延検波器とを適宜使い分けることによっ
て、誤り率特性を劣化させずに復調処理に必要な演算量
を削減し、信号処理速度を早めることである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係るOFD
M受信装置は、OFDM方式で送信された信号を受信す
る時に受信信号のキャリア毎の受信レベルを検出するレ
ベル検出手段と、受信レベルに応じてキャリア毎に同期
検波器又は遅延検波器に検波処理を割り当てる割当手段
と、を具備する構成を採る。
【0026】この構成によれば、OFDM方式無線通信
においては一キャリアの受信レベルの落ち込みが回線全
体の品質に影響するため、キャリア毎の受信レベルに応
じて誤り率特性の良好な同期検波と演算量の少ない遅延
検波とに適宜割り当てることにより必要な演算量を減ら
すことができるため、誤り率特性を劣化防止と同時に復
調処理の演算量を削減することができ、信号処理速度を
早めることができる。又、回路も簡素にすることができ
る。
【0027】本発明の第2の態様に係るOFDM受信装
置は、第1の態様において、前記レベル検出手段の検出
結果に基づいて前記受信信号から受信レベルが最も低い
キャリアを抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出し
たキャリアの検波処理は同期検波器で行われるように前
記割当手段を制御する制御手段と、を具備する構成を採
る。
【0028】本発明の第3の態様に係るOFDM受信装
置は、第1の態様において、前記レベル検出手段の検出
結果から受信レベルが最も高いキャリアを抽出する抽出
手段を具備し、この抽出手段は、抽出したキャリアの検
波処理を遅延検波器で行わせるように割当手段を制御す
る構成を採る。
【0029】本発明の第4の態様に係るOFDM受信装
置は、第1の態様において、前記レベル検出手段の検出
結果から受信したキャリアを受信レベルが低い順に順位
付けする並替手段と、前記並替手段の定めた順位に応じ
て受信レベルが最も低いキャリアから順に同期検波器に
処理を割り当てるように割当手段を制御する制御手段
と、を具備する構成を採る。
【0030】これらの構成によれば、OFDM方式無線
通信において、回線品質に支配的な影響を与える受信レ
ベルの落ち込みが激しいキャリアは同期検波器で処理さ
れるように、受信レベルが最も低いキャリアは同期検波
器で処理することによって回線全体の誤り率特性が劣化
しないようにするため、誤り率特性を劣化防止と同時に
復調処理の演算量を削減することができ、信号処理速度
を早めることができる。又、回路も簡素にすることがで
きる。
【0031】本発明の第5の態様に係るOFDM受信装
置は、第1の態様から第4の態様のいずれかにおいて、
前記割当手段は、重要情報を含むキャリアの処理は常に
同期検波器で行う構成を採る。
【0032】この構成によれば、OFDM方式無線通信
において、再送情報等の重要情報を含むキャリアは受信
レベルに依らず常に遅延検波方式より誤り率特性の良好
な同期検波方式で処理されるため、通信状態を安定させ
ることができる。
【0033】本発明の第6の態様は、第1の態様から第
5の態様のいずれかのOFDM受信装置を用いたOFD
M方式移動体通信システム用の端末装置である。
【0034】この構成によれば、OFDM方式無線通信
において、必要な演算量が少なくて済むため、簡素で信
号処理速度の早い端末装置とすることができる。
【0035】本発明の第7の態様に係るOFDM受信装
置の復調方法は、OFDM方式で送信された信号を受信
する時に受信信号のキャリア毎の受信レベルを検出する
レベル検出工程と、受信レベルに応じてキャリア毎に同
期検波方式又は遅延検波方式での検波処理を割り当てる
割当工程と、を具備するようにした。
【0036】この方法によれば、OFDM方式無線通信
においては一キャリアの受信レベルの落ち込みが回線全
体の品質に影響するため、キャリア毎の受信レベルに応
じて誤り率特性の良好な同期検波と演算量の少ない遅延
検波とに適宜割り当てることにより必要な演算量を減ら
すことができるため、誤り率特性を劣化防止と同時に復
調処理の演算量を削減することができ、信号処理速度を
早めることができる。又、回路も簡素にすることができ
る。
【0037】本発明の第8の態様に係るOFDM受信装
置の復調方法は、第7の態様において、前記レベル検出
工程の検出結果に基づいて前記受信信号からから受信レ
ベルが最も低いキャリアを抽出する抽出工程と、この抽
出工程が抽出したキャリアの検波処理は同期検波方式で
行われるように前記割当工程を制御する制御工程と、を
具備するようにした。
【0038】本発明の第9の態様に係るOFDM受信装
置の復調方法は、第7の態様において、前記レベル検出
工程の検出結果から受信レベルが最も高いキャリアを抽
出する抽出工程と、この抽出工程が抽出したキャリアの
検波処理は遅延検波方式で行われるように割当工程を制
御する制御工程と、を具備するようにした。
【0039】本発明の第10の態様に係るOFDM受信
装置の復調方法は、第7の態様において、前記レベル検
出工程の検出結果から受信したキャリアを受信レベルが
低い順に順位付けする並替工程と、この並替工程の定め
た順位に応じて受信レベルが最も低いキャリアから順に
同期検波方式での処理を割り当てるように割当工程を制
御する制御工程と、を具備するようにした。
【0040】これらの方法によれば、OFDM方式無線
通信において、回線品質に支配的な影響を与える受信レ
ベルの落ち込みが激しいキャリアは同期検波器で処理さ
れるように、受信レベルが最も低いキャリアは同期検波
方式で処理することによって回線全体の誤り率特性が劣
化しないようにするため、誤り率特性を劣化防止と同時
に復調処理の演算量を削減することができ、信号処理速
度を早めることができる。又、回路も簡素にすることが
できる。
【0041】本発明の第11の態様に係るOFDM受信
装置の復調方法は、第7の態様から第10の態様のいず
れかにおいて、前記割当工程は、重要情報を含むキャリ
アの処理は常に同期検波方式で行うようにした。
【0042】この方法によれば、OFDM方式無線通信
において、再送情報等の重要情報を含むキャリアは受信
レベルに依らず常に遅延検波方式より誤り率特性の良好
な同期検波方式で処理されるため、通信状態を安定させ
ることができる。
【0043】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0044】(実施の形態1)まず図1を用いて本発明
の実施の形態1に係るOFDM受信装置の構成を説明す
る。図1は実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブ
ロック図である。ここでは、キャリア数が4で、1つの
同期検波器と3つの遅延検波器を有する構成とする。
【0045】なお、本実施の形態においては、入力信号
がQPSK変調された信号であり、既知参照信号がパイ
ロットシンボルである場合について説明する。
【0046】DFT回路101は入力信号に対しDFT
を行い、各キャリアによって運ばれたベースバンド信号
を得る。選択器102は、4つのベースバンド信号を個
々に遅延検波器又は同期検波器に割り当てる。選択器1
02の構成は後述する。
【0047】遅延検波器103〜105は、選択器10
2で割り当てられたDFT後の信号の内の3つに対し遅
延検波を行う。同期検波器106は、選択器102で割
り当てられたDFT後の信号の1つに対し同期検波を行
う。
【0048】判定器107〜110は、遅延検波信号及
び同期検波信号に対して判定を行う。P/S変換器11
1は、複数系列の判定後の信号を1つの系列の信号に変
換することで、復調信号を出力する。レベル検出器11
2〜115は、乗算器やメモリから成り、DFT後の入
力信号に対してレベル検出を行う。
【0049】次いで図2を用いて図1の選択器102の
構成について詳述する。図2は本実施の形態に係る受信
装置の選択器の構成を示すブロック図である。
【0050】ディジタル減算器201〜203は、入力
された信号を減算する。スイッチ204〜211は、入
力された信号を切り替え一方のみを出力する。判定器2
12〜214は、判定を行う。
【0051】次いで図1及び図2を用いて、本実施の形
態に係る受信装置の動作を説明する。
【0052】まず、入力信号は、DFT回路101によ
ってDFT演算をされ、キャリア1〜4によって伝送さ
れた各ベースバンド信号が得られる。
【0053】DFT後の信号は、選択器102に入力さ
れる共に、レベル検出器112〜115によってレベル
検出が行われる。レベル検出は、I成分とQ成分の二乗
和;|I|2+|Q|2を計算して振幅を求めることによ
って行われる。出力であるキャリア毎のレベル情報は、
選択器102に入力され信号選択に用いられ、更に回線
品質推定や再送制御等にも用いられる。
【0054】選択器102は、入力されたキャリア毎の
ベースバンド信号を、各信号のレベルに応じて、受信レ
ベルが最も低い信号は同期検波器106で処理され、残
りの信号は遅延検波器103〜105で処理されるよう
に割り当てる。
【0055】選択器102に入力されたキャリア1のレ
ベル情報とキャリア2のレベル情報は、減算器201に
よって減算処理が行われ、その結果が判定器212によ
って大小判定される。この判定結果は、スイッチ204
〜206へ出力される。同様に、選択器102に入力さ
れたキャリア3のレベル情報とキャリア4のレベル情報
は、減算器202によって減算処理が行われ、その結果
が判定器213によって大小判定される。この判定結果
は、スイッチ207〜209へ出力される。
【0056】スイッチ204は、判定器212の出力に
応じて、キャリア1のレベル情報とキャリア2のレベル
情報の小さい方を出力する。スイッチ205は、判定器
212の出力に応じて、キャリア1のベースバンド信号
とキャリア2のベースバンド信号のレベル情報が大きい
方を出力する。スイッチ206は、判定器212の出力
に応じて、キャリア1のベースバンド信号とキャリア2
のベースバンド信号のレベル情報が小さい方を出力す
る。
【0057】スイッチ207は、判定器213の出力に
応じて、キャリア3のベースバンド信号とキャリア4の
ベースバンド信号のレベル情報の大きい方を出力する。
スイッチ208は、判定器213の出力に応じて、キャ
リア3のベースバンド信号とキャリア4のベースバンド
信号のレベル情報の小さい方を出力する。スイッチ20
9は、判定器213の出力に応じて、キャリア3のレベ
ル情報とキャリア4のレベル情報の小さい方を出力す
る。
【0058】減算器203は、スイッチ204の出力と
スイッチ209の出力とを減算し、その結果は判定器2
14によって大小判定される。この判定結果219は、
スイッチ210及び211へ送られる。
【0059】スイッチ210は、判定器214の出力に
応じて、スイッチ206の出力とスイッチ208の出力
のレベル情報の大きい方を出力する。スイッチ211
は、判定器214の出力に応じて、スイッチ206の出
力とスイッチ208の出力のレベル情報の小さい方を出
力する。
【0060】このように、選択器102がレベル情報が
最も小さい信号を抽出することによって、受信レベルが
最も低い信号を同期検波器106で処理し、他の信号を
遅延検波器103〜105で処理することができる。
【0061】次いで、選択器102により割り当てられ
た信号はそれぞれ遅延検波器103〜105及び同期検
波器106で処理され、その出力である遅延検波信号及
び同期検波信号はそれぞれ判定器107〜110で判定
が行われ、P/S変換器111によって1つの系列の信
号に変換されることにより、復調信号を得る。
【0062】実環境下では、遅延波の影響により、周波
数によって振幅及び位相変動が異なるいわゆる周波数選
択性フェージングが生じ、各キャリアによって回線品質
が大きく異なる。一般に、誤り率特性は、回線品質が悪
いキャリアの回線品質が支配的になる、すなわち回線品
質が最も悪いキャリアに引きづられ、回線全体の品質が
悪くなる。
【0063】このことは、最も落ち込みの激しいキャリ
アの品質を向上させることにより、回線全体の品質が改
善されることを意味する。
【0064】従って、上記述べたように本実施の形態に
おいては、演算量を低減させるために遅延検波器を用い
るが、品質が最も悪いキャリアの信号だけは遅延検波器
よりも誤り率特性の良い同期検波器を用いる構成を採
る。
【0065】よって、同期検波器と遅延検波器を合わせ
てキャリア数分用意し、各キャリアのレベル情報で回線
品質を推定し、受信レベルが低いキャリアは、同期検波
を行い、受信レベルが高いキャリアは、遅延検波を行う
ことにより、誤り率特性を劣化させずに復調処理に必要
な演算量を削減することができる。
【0066】なお、上記本実施の形態においては、同期
検波器を1個、遅延検波器を3個、用いた場合の構成に
ついて述べたが、同期検波器を少なくとも1個設け、双
方の合計数をキャリア数以上にするならば、同期検波器
及び遅延検波器の各個数は任意に定めることができる。
【0067】更に、上記本実施の形態においてはキャリ
ア数4の場合について述べたが、キャリア数を8、1
6、32、64・・・と増大させた場合についても、選
択器と少なくとも1個の同期検波器とを設け、同期検波
器及び遅延検波器の合計数がキャリア数以上になる同期
検波器及び遅延検波器を設けることにより、同様の効果
を有する構成を採ることができる。
【0068】本実施の形態においては、入力信号がQP
SK変調された信号である場合について説明している
が、入力信号をI成分・Q成分で処理する場合であれば
同様に適用することができる。
【0069】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る受信装置は、実施の形態1に係る受信装置と同様の
構成を有し、但しレベル検出器112〜115により簡
素な構成のものを採用し、実施の形態1に係る受信装置
よりも演算量を減らしたものである。
【0070】なお、本実施の形態においては、入力信号
がQPSK変調された信号であり、既知参照信号がパイ
ロットシンボルである場合について説明する。
【0071】本実施の形態のレベル検出器は、I成分と
Q成分の絶対値から包絡線情報を近似算出し、受信レベ
ルを検出するものである。
【0072】包絡線情報Zは、Z=√(|I|2+|Q
2)で求めることができるが、二乗和を求めるには比
較的多くの演算量を要す。そこで少ない演算量で済むよ
うに、Z=|I|+|Q|で近似的に算出することも考
えられるが、この近似式を用いると、最大(位相が45
°の時)で、二乗和√(|I|2+|Q|2)で算出した
値の1.414倍、すなわち約41%の誤差を生じ、誤
り率特性が劣化する。
【0073】そこで本実施の形態では、ビットシフトに
より簡易に行うことができる乗算を用いた近似式を利用
する。すなわち、|I|>|Q|の場合はZ=|I|+
0.375×|Q|、|Q|>|I|の場合はZ=|Q
|+0.375×|I|、を近似式として用いる。
【0074】図3は、この近似式において|I|>|Q
|の時、すなわち0≦θ≦45°の範囲、における位相
θと推定半径、すなわち振幅、の関係を理論計算で求め
た結果を示したグラフである。このグラフより、上記近
似式を用いることによって、二乗和で求めた場合に比べ
7%以内の誤差で包絡線情報を得ることができることが
わかる。
【0075】以下、図4を用いて、上記近似式を用いて
包絡線情報を求め、受信レベルを検出する、本実施の形
態に係る受信装置のレベル検出器について説明する。図
4は、本発明の実施の形態2に係る受信装置のレベル検
出器の構成を示すブロック図である。
【0076】DFT後の入力信号の一キャリアのI成分
とQ成分は、絶対値検出器401、402に入力され
る。絶対値検出器401、402は、入力信号の絶対値
を取り、減算器405及び加算器410へ出力する。I
成分とQ成分の選択は、スイッチ403、404により
行われる。減算器405の減算結果は判定器406によ
って判定され、判定結果はスイッチ403、404の制
御に反映される。
【0077】2ビットシフト器407と3ビットシフト
器408は、スイッチ404の出力をそれぞれ2ビット
及び3ビットシフトさせる。2ビットシフト器407と
3ビットシフト器408の出力は、加算器409によっ
て加算される。これにより、上記近似式における0.3
75の乗算処理がなされる。加算器410は、スイッチ
403の出力と加算器409の出力を加算し、包絡線情
報を出力する。
【0078】次いで、本実施の形態に係る受信装置のレ
ベル検出器の動作を説明する。
【0079】I成分とQ成分は、それぞれ絶対値検出器
401,402によって絶対値を検出され、|I|と|
Q|が得られる。
【0080】次いで、絶対値検出器401,402の出
力(|I|と|Q|)は、減算器405で減算処理さ
れ、その出力を用いて判定器406が大小判定を行う。
又、絶対値検出器401,402の出力(|I|と|Q
|)は、それぞれスイッチ403、404によって選択
され、出力される。スイッチ403、404は判定器4
06の判定結果に応じて出力する信号を選択する。
【0081】スイッチ403は、判定器406の出力が
|I|>|Q|であれば|I|を出力し、|Q|>|I
|であれば|Q|を出力する。スイッチ404は、判定
器406の出力が|I|>|Q|であれば|Q|を出力
し、|Q|>|I|であれば|I|を出力する。要する
にまとめると、スイッチ403は|I|と|Q|との大
きい方を出力し、スイッチ404は|I|と|Q|との
小さい方を出力する。
【0082】次いで、スイッチ404から出力された|
I|と|Q|の小さい方は、2ビットシフト器407と
3ビットシフト器408によってそれぞれ2ビットシフ
ト及び3ビットシフトされる。
【0083】1ビットシフトによって振幅は半分になる
ため、2ビットシフトでは0.25倍、3ビットシフト
では0.125倍となる。従って、2ビットシフト器4
07の出力信号の振幅は、スイッチ404の出力信号の
振幅の0.25倍であり、3ビットシフト器408の出
力信号の振幅は、スイッチ404の出力信号の振幅の
0.125倍となる。
【0084】次いで加算器409が、2ビットシフト器
407の出力信号(0.25×|I|又は0.25×|
Q|)と3ビットシフト器408の出力信号(0.12
5×|I|又は0.125×|Q|)を加算するため、
加算器409の出力信号は、0.375×|I|又は
0.375×|Q|となる。
【0085】最後に、加算器410が、スイッチ403
の出力信号(|I|又は|Q|)と、加算器409の出
力信号(0.375×|I|又は0.375×|Q|)
と、を加算し、前記近似式による包絡線情報Zを得るこ
とができる。
【0086】このように、本実施の形態に係る受信装置
は、受信レベルの検出に用いるレベル検出器が、乗算器
及びメモリを用いない簡素な構成を採り、包絡線を求め
てレベルを検出する方法を採るため、装置が簡素化し、
又、必要な演算量を減らすことができる。
【0087】又、包絡線の算出においては、二乗和の演
算を行わず、回路上ではビットシフトで実現することが
できる簡単な乗算と、加算のみからなる近似式を用いる
ことで、更に必要な演算量を減らすことができる。
【0088】本実施の形態においては、入力信号がQP
SK変調された信号である場合について説明している
が、入力信号をI成分・Q成分で処理する場合であれば
同様に適用することができる。
【0089】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る受信装置は、実施の形態1に係る受信装置と同様の
構成を有し、但し特定のキャリアは選択器を通さずに常
に同期検波を行うことによって、重要情報(例えば、再
送情報)の品質を向上させたものである。
【0090】以下、図5を用いて、本実施の形態に係る
受信装置について説明する。図5は、本発明の実施の形
態3に係る受信装置の構成を示すブロック図である。な
お、実施の形態1と同様の構成には同じ符号を付し、詳
しい説明は省略する。
【0091】入力信号はDFT回路101でDFT処理
され、レベル検出器112〜115によってレベル検出
が行われることは実施の形態1と同様である。
【0092】ここで、4つのキャリアの1つは、重要情
報(例えば、再送情報)を含むことが特定されたキャリ
アであるとする。この特定キャリアは、選択器102に
入力されず、直接、専用の同期検波器501によって検
波処理が行われる。他の3つのキャリアは、実施の形態
1と同様に選択器102に入力され、各キャリアのレベ
ル情報に応じて、遅延検波器104、105又は同期検
波器106によって検波処理される。
【0093】遅延検波後又は同期検波後の遅延検波信号
及び同期検波信号は、実施の形態1と同様に、それぞれ
判定器107〜110によって判定され、P/S変換器
111によって1つの系列の信号に変換され、復調信号
を得る。
【0094】このように本実施の形態によれば、同期検
波方式は遅延検波方式よりも誤り率特性が良いことを利
用し、重要情報(例えば、再送情報)を含むキャリアを
特定し、この特定のキャリアは他のキャリアと受信レベ
ルを比較することなく常に同期検波を行うことによっ
て、重要情報の品質を向上させることができる。
【0095】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係る受信装置は、実施の形態1に係る受信装置と同様の
構成を有し、但し遅延検波器に乗算器及びメモリを用い
ないようにして回路規模を低減させたものである。
【0096】以下、図6を用いて、本実施の形態に係る
受信装置について説明する。図6は、本発明の実施の形
態4に係る受信装置の遅延検波器の構成を示すブロック
図である。本実施の形態に係る遅延検波器は、位相を求
める演算を減らすようにしている。
【0097】なお、本実施の形態においては、入力信号
がQPSK変調された信号であり、既知参照信号がパイ
ロットシンボルである場合について説明する。
【0098】入力信号のI成分とQ成分は、それぞれ絶
対値検出器601、602により絶対値検出され、減算
器603へ出力される。
【0099】又、入力信号のI成分とQ成分は、象限判
定器604に入力され、象限が判定される。以下、象限
判定器604について詳述する。
【0100】入力信号のI成分とQ成分から位相を求め
る場合、I、Qベースバンド信号の位相Θ=arcta
n(Q/I)を計算する必要があるが、このarcta
n(Q/I)は、以下の式に基づいて近似することが
できる。 arctan(Q/I)=|I|−|Q| −
【0101】図7は、arctan(Q/I)と|I|
−|Q|との関係を示したグラフである。このようにΘ
=|I|−|Q|で近似しても誤差は1.8°以内にす
ることができる。
【0102】象限判定器604は、上記近似式に基づい
て、|I|−|Q|≒−4Θ/π+1であれば第1象限
であると判定し、以下同様に、|I|−|Q|≒4Θ/
π−3であれば第2象限、|I|−|Q|≒−4Θ/π
−3であれば第3象限、|I|−|Q|≒4Θ/π+1
であれば第4象限、と判定する。
【0103】次いで、変換器605は、減算器603の
出力を象限判定器604の判定結果に応じて変換し、位
相Θを求める。
【0104】最後に、減算器606は、変換器605の
出力と、変換器605の出力を1シンボル遅らせる遅延
器607の出力と、を減算し、遅延検波信号を出力す
る。
【0105】このように本実施の形態によれば、同期検
波器において、乗算器及びメモリを用いてarctan
(Q/I)の演算を行う替わりに、|I|と|Q|の減
算及び位相が属する象限の判定を行うことにより、必要
な演算量を削減し、回路規模を低減することができる。
【0106】本実施の形態においては、入力信号がQP
SK変調された信号である場合について説明している
が、入力信号をI成分・Q成分で処理する場合であれば
同様に適用することができる。
【0107】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
係る受信装置は、実施の形態1に係る受信装置と同様の
構成を有し、但し同期検波器に乗算器及びメモリを用い
ないようにして回路規模を低減させたものである。
【0108】以下、図8を用いて、本実施の形態に係る
受信装置について説明する。図8は、本発明の実施の形
態5に係る受信装置の同期検波器の構成を示すブロック
図である。
【0109】位相情報生成器801、802は、実施の
形態4の遅延検波器が有する構成と同様の構成を採り、
乗算器やメモリを用いずに簡単な演算で位相を算出す
る。
【0110】減算器803は、位相情報生成器801の
出力であるDFT後の入力信号(ベースバンド信号)の
位相と、位相情報生成器802の出力であるパイロット
シンボルの位相と、を減算処理し、フェージングによる
位相変動を得る。
【0111】次いで、減算器804が、位相情報生成器
801の出力である入力信号の位相情報と減算器803
の出力であるフェージングによる位相変動とを減算処理
する。ここで、同期検波信号のフェージング変動がパイ
ロットシンボルの間隔に比べて十分に遅く、同期検波信
号とパイロットシンボルとの間でフェージング変動が一
定であるならば、位相情報生成器801の出力であるD
FT後の入力信号の位相情報と、減算器803の出力で
あるパイロットシンボルを用いて検出されたフェージン
グによる位相変動と、の位相差を算出することにより、
同期検波信号を得ることができる。
【0112】このように本実施の形態によれば、同期検
波器において、乗算器及びメモリを用いた演算を行わ
ず、簡単な演算で求められた位相を用いて同期検波を行
うことによって、必要な演算量を削減し、回路規模を低
減することができる。
【0113】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
係る受信装置は、実施の形態1に係る受信装置と同様の
構成及び実施の形態5に係る同期検波器と同様の構成を
有し、但し同期検波器において同期検波処理を行う前の
信号の平均化を行うことによって、誤り率特性を向上さ
せたものである。
【0114】以下、図9を用いて、本実施の形態に係る
受信装置について説明する。図9は、本発明の実施の形
態6に係る受信装置の同期検波器の構成を示すブロック
図である。実施の形態5と同様の構成には同じ符号を付
し、詳しい説明は省略する。
【0115】本実施の形態に係る同期検波装置において
は、平均化回路901が、減算器803、すなわち位相
情報生成器801の出力である入力信号の位相情報と位
相情報生成器802の出力であるパイロットシンボルの
位相情報との差、を平均化する。これによって、フェー
ジングによる回線変動の検出精度を向上させることがで
きるため、誤り率特性の向上を図ることができる。
【0116】このように本実施の形態によれば、同期検
波器において、乗算器及びメモリを用いた演算を行わ
ず、簡単な演算で求められた位相を用いて同期検波を行
うことによって、必要な演算量を削減し、回路規模を低
減することができると同時に、平均化を行うことにより
フェージングによる回線変動の検出精度が向上するた
め、実施の形態5に係る同期検波装置よりも誤り率特性
を向上させることができる。
【0117】以上、実施の形態1〜6で述べたように、
OFDM方式無線通信においては、受信レベルが最も落
ち込んだキャリアに回線全体の品質が引きつられて落ち
るため、受信レベルが最も低いキャリアの品質向上を図
ることにより回線全体の品質向上を図ることができる。
そこで、いずれの実施の形態においても、誤り率特性は
良好であるが必要演算量が多い同期検波器と、必要演算
量は少ないが誤り率特性が同期検波器より劣る遅延検波
器と、を適宜組み合わせて用いることによって、誤り率
特性の劣化させることなく、必要演算量を少なくするこ
とができる。従って、OFDM受信装置の信号処理速度
を早めることができる。
【0118】又、受信レベル検出のための振幅算出や同
期を取るための位相算出においては、誤差の少ない簡単
な近似式を用いることによって、演算量の多い乗算器を
省く構造とし、受信装置全体での必要演算量を低減する
ことができ、信号処理速度を早めることができる。
【0119】なお、上記実施の形態1〜6において、既
知参照信号はパイロットシンボルに限らない。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤り率特性を劣化させずに復調処理に必要な演算量を削
減し、信号処理速度を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置
の選択器の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置
のレベル検出器で用いる包絡線情報算出近似式の理論計
算結果を示したグラフ
【図4】本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置
のレベル検出器の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係るOFDM受信装置
の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係るOFDM受信装置
の遅延検波器の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係るOFDM受信装置
の遅延検波器で用いる位相算出近似式の理論計算結果を
示したグラフ
【図8】本発明の実施の形態5に係るOFDM受信装置
の同期検波器の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態6に係るOFDM受信装置
の同期検波器の構成を示すブロック図
【図10】従来のOFDM受信装置の構成を説明するブ
ロック図
【図11】従来の同期検波器の構成を示すブロック図
【図12】従来の遅延検波器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 DFT回路 102 選択器 103〜105 遅延検波器 106 同期検波器 107〜110 判定器 111 P/S変換器 112〜115 レベル検出器 401、402 絶対値検出器 407 2ビットシフト器 408 3ビットシフト器 604 象限判定器 605 変換器 801、802 位相情報生成器 901 平均化回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM方式で送信された信号を受信す
    る時に受信信号のキャリア毎の受信レベルを検出するレ
    ベル検出手段と、受信レベルに応じてキャリア毎に同期
    検波器又は遅延検波器に検波処理を割り当てる割当手段
    と、を具備することを特徴とするOFDM受信装置。
  2. 【請求項2】 前記レベル検出手段の検出結果に基づい
    て前記受信信号から受信レベルが最も低いキャリアを抽
    出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出したキャリアの
    検波処理は同期検波器で行われるように前記割当手段を
    制御する制御手段と、を具備することを特徴とする請求
    項1記載のOFDM受信装置。
  3. 【請求項3】 前記レベル検出手段の検出結果から受信
    レベルが最も高いキャリアを抽出する抽出手段を具備
    し、この抽出手段は、抽出したキャリアの検波処理を遅
    延検波器で行わせるように割当手段を制御することを特
    徴とする請求項2記載のOFDM受信装置。
  4. 【請求項4】 前記レベル検出手段の検出結果から受信
    したキャリアを受信レベルが低い順に順位付けする並替
    手段と、前記並替手段の定めた順位に応じて受信レベル
    が最も低いキャリアから順に同期検波器に処理を割り当
    てるように割当手段を制御する制御手段と、を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のOFDM受信装置。
  5. 【請求項5】 前記割当手段は、重要情報を含むキャリ
    アの処理は常に同期検波器で行うことを特徴とする請求
    項1から請求項4のいずれかに記載のOFDM受信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のOFDM受信装置を用いたOFDM方式移動体通信シ
    ステム用の端末装置。
  7. 【請求項7】 OFDM方式で送信された信号を受信す
    る時に受信信号のキャリア毎の受信レベルを検出するレ
    ベル検出工程と、受信レベルに応じてキャリア毎に同期
    検波方式又は遅延検波方式での検波処理を割り当てる割
    当工程と、を具備することを特徴とするOFDM受信装
    置の復調方法。
  8. 【請求項8】 前記レベル検出工程の検出結果に基づい
    て前記受信信号からから受信レベルが最も低いキャリア
    を抽出する抽出工程と、この抽出工程が抽出したキャリ
    アの検波処理は同期検波方式で行われるように前記割当
    工程を制御する制御工程と、を具備することを特徴とす
    る請求項7記載のOFDM受信装置の復調方法。
  9. 【請求項9】 前記レベル検出工程の検出結果から受信
    レベルが最も高いキャリアを抽出する抽出工程と、この
    抽出工程が抽出したキャリアの検波処理は遅延検波方式
    で行われるように割当工程を制御する制御工程と、を具
    備することを特徴とする請求項7記載のOFDM受信装
    置の復調方法。
  10. 【請求項10】 前記レベル検出工程の検出結果から受
    信したキャリアを受信レベルが低い順に順位付けする並
    替工程と、この並替工程の定めた順位に応じて受信レベ
    ルが最も低いキャリアから順に同期検波方式での処理を
    割り当てるように割当工程を制御する制御工程と、を具
    備することを特徴とする請求項7記載のOFDM受信装
    置の復調方法。
  11. 【請求項11】 前記割当工程は、重要情報を含むキャ
    リアの処理は常に同期検波方式で行うことを特徴とする
    請求項7から請求項10のいずれかに記載のOFDM受
    信装置の復調方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003021856A1 (fr) * 2001-08-31 2003-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil et procede de transmission et de reception
JP2014007445A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Icom Inc 通信機および通信方法

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