JP2000224140A - 直交周波数分割多重装置 - Google Patents

直交周波数分割多重装置

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JP2000224140A
JP2000224140A JP11025850A JP2585099A JP2000224140A JP 2000224140 A JP2000224140 A JP 2000224140A JP 11025850 A JP11025850 A JP 11025850A JP 2585099 A JP2585099 A JP 2585099A JP 2000224140 A JP2000224140 A JP 2000224140A
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JP
Japan
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signal
channel quality
subcarrier
frequency division
orthogonal frequency
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JP11025850A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sudo
浩章 須藤
Kimihiko Ishikawa
公彦 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再送効率及び復調信号の信頼性を向上さ
せる直交周波数分割多重装置を提供すること。 【解決手段】 FFT回路101は、受信信号に対して
FFT処理を行い、各サブキャリアに割り当てられた信
号を出力する。レベル検出器119〜レベル検出器12
2は、各サブキャリアに割り当てられた信号のレベル検
出を行う。平均化処理回路115は、回線品質推定値を
生成する。判定器117は、回線品質推定値としきい値
を比較する。スイッチ118は、判定器117からの比
較結果に基づいて、しきい値1又はしきい値2のいずれ
かをディジタル減算器123〜ディジタル減算器126
に出力する。ディジタル減算器123〜ディジタル減算
器126は、レベル検出器119〜レベル検出器122
からの信号と、スイッチ118からのしきい値との減算
を行う。判定器127〜判定器130は、減算結果に基
づいて、再送の対象となるサブキャリアの判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動体
通信に用いられる直交周波数分割多重装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直交周波数分割多重装置につい
て、図13を用いて説明する。図13は、従来の直交周
波数分割多重装置の構成を示すブロック図である。ま
ず、受信信号は、フーリエ変換(Fast Fouri
er Transform;以下「FFT」という)回
路1301に入力される。FFT回路1301では、入
力された受信信号に対してFFT処理がなされることに
より、各サブキャリアに割り当てられた信号が得られ
る。なお、サブキャリア数を4として、以下の説明を行
う。各サブキャリアに割り当てられた信号は、それぞれ
遅延検波器1302〜遅延検波器1305に送られる。
【0003】遅延検波器1302〜遅延検波器1305
では、FFT回路1301から送られた各サブキャリア
の信号は、遅延検波処理により復調信号とされ、各サブ
キャリアの復調信号は、それぞれ判定器1306〜判定
器1309に送られる。
【0004】判定器1306〜判定器1309では、そ
れぞれ遅延検波器1302〜遅延検波器1305から送
られた各サブキャリアの復調信号は、象限判定がなされ
て、Parallel/Serial(以下「P/S」
という。)変換器1310に送られる。
【0005】P/S変換器1310では、それぞれ判定
器1306〜判定器1309から送られた各サブキャリ
アの象限判定後の復調信号は、1つの系統の信号に変換
されて復調信号が得られる。
【0006】一方、ディジタル減算器1311〜ディジ
タル減算器1314では、判定器1306〜判定器13
09に入力される判定前の信号と、判定器1306〜判
定器1309による判定後の信号との差が算出されて平
均化処理回路1315に送られる。平均化処理回路13
15では、ディジタル減算器1311〜ディジタル減算
器1314から送られたサブキャリア毎の減算結果が平
均化されて、各バースト毎の回線品質情報が得られる。
【0007】さらに、FFT回路1301のFFT処理
により得られた各サブキャリアに割り当てられた信号
は、それぞれレベル検出器1316〜レベル検出器13
19に送られる。レベル検出器1316〜レベル検出器
1319では、各サブキャリアに割り当てられた信号は
レベル検出がなされ、サブキャリア毎のレベル情報がデ
ィジタル減算器1320〜ディジタル減算器1323に
送られる。
【0008】ディジタル減算器1320〜ディジタル減
算器1323では、レベル検出器1316〜レベル検出
器1319のそれぞれから送られたレベル情報は、設定
されたしきい値との減算が行われ、減算結果がそれぞれ
判定器1324〜判定器1327に送られる。このと
き、各サブキャリアに割り当てられた信号のうち、上記
しきい値よりレベルが小さいものは、再送の対象となる
信号である。
【0009】判定器1324〜判定器1327では、そ
れぞれディジタル減算器1320〜ディジタル減算器1
323から送られた減算結果に基づいて、各サブキャリ
アのレベル情報がしきい値を超えたか否かを表す信号
が、それぞれ論理積演算回路1328〜論理積演算回路
1331に送られる。
【0010】論理積演算回路1328〜論理積演算回路
1331には、それぞれ判定器1324〜判定器132
7からの信号と、CRC回路1332からの信号とが入
力される。ここで、CRC回路1332から送られる信
号は、P/S変換器1310からの復調信号が誤り検出
がなされることにより得られた、バースト毎の復調信号
に誤りが存在するか否かを表す信号である。
【0011】論理積演算回路1328〜論理積演算回路
1331では、各サブキャリアのレベル情報がしきい値
を超えたか否かを表す信号と、バースト毎の復調信号に
誤りが存在するか否かを表す信号との論理積演算が行わ
れ、各サブキャリアが再送の対象であるか否かを表す再
送情報が得られる。これにより、バースト毎の復調信号
に誤りが存在する場合には、誤りが存在するバーストに
おいて、4つのサブキャリアすべてに割り当てられた信
号を再送の対象とする旨の再送情報が得られ、また、バ
ースト毎の復調信号に誤りが存在しない場合には、誤り
が存在するバーストにおいて、4つのサブキャリアに割
り当てられた信号のうち、上記しきい値よりレベルの小
さい信号を再送の対象とする旨の再送情報が得られる。
【0012】マルチパス環境下では、サブキャリア毎に
信号レベルが異なる。さらに、信号レベルの低いサブキ
ャリアに誤りが集中する。このため、上述のように、各
サブキャリアのレベル情報を用いて各サブキャリアの回
線品質を推定する方法は有効である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、再送の
対象とすべきサブキャリアを選択するために用いるしき
い値の最適値は、回線品質に応じて異なるものである。
さらに、移動体通信においては、回線品質は頻繁に変動
する傾向がある。このため、上記従来の直交周波数分割
多重装置においては、回線品質に対応したしきい値を用
いていないため、誤りが存在しないサブキャリアを再送
の対象として選択したり、逆に、誤りの存在するサブキ
ャリアを再送の対象として選択しない場合がある。
【0014】この結果、従来の直交周波数分割多重装置
においては、回線品質によっては、誤りが存在しないサ
ブキャリアを再送の対象として選択することにより、再
送効率が低下したり、また、誤りが存在するサブキャリ
アを再送の対象として選択しないことにより、復調信号
の信頼性が低下するという問題がある。
【0015】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、再送効率及び復調信号の信頼性を向上させる直
交周波数分割多重装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、再送の
対象とするサブキャリアを選択するときに用いるしきい
値を、回線品質の状態に応じて変化させるようにしたこ
とである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、各サブキ
ャリアに割り当てられた信号のレベルを検出する検出手
段と、それぞれの信号のレベルの最大値と所定のしきい
値を比較して前記しきい値を下回る信号に対応するサブ
キャリアを再送の対象と判定する判定手段と、単位バー
スト毎の回線品質推定値に基づいて、前記しきい値を適
応的に変更するしきい値変更手段と、を具備する構成を
採る。
【0018】この構成によれば、再送の対象とするサブ
キャリアの選択に用いるしきい値は、回線品質の状態に
応じて適応的に変化させるので、最適なしきい値が選択
される。これにより、再送の対象とするサブキャリアを
正確に判定することができる。したがって、再送効率及
び復調信号の信頼性を向上させる直交周波数分割多重装
置を提供することができる。
【0019】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、しきい値変更手段は、回線品質推定値の平均化処理
を行う平均化処理手段を具備し、平均化処理された回線
品質推定値に基づいたしきい値の選択を行う構成を採
る。
【0020】この構成によれば、平均化処理手段によ
り、単位バースト毎の回線品質推定結果は平均化される
ので、回線品質の推定結果の精度が向上する。これによ
り、再送効率及び復調信号の信頼性をさらに向上させる
直交周波数分割多重装置を提供することができる。
【0021】本発明の第3の態様は、第2の態様におい
て、平均化処理手段は、加重平均化処理を行う構成を採
る。
【0022】この構成によれば、ある時点の単位バース
トにおける回線品質推定値と前回の単位バーストにおけ
る回線品質推定値の平均値とを用いることにより、上記
の時点の単位バーストにおける回線品質推定値の平均値
を算出することができるので、平均化処理に必要なメモ
リ容量としては、前回の単位バーストにおける回線品質
推定値を格納するためのものを用意するだけでよい。こ
れにより、回路規模を削減することができる。
【0023】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て、平均化処理手段は、入力した信号についてビットシ
フトを行う少なくとも1つのビットシフト手段により構
成される構成を採る。
【0024】この構成によれば、ビットシフト手段を用
いることにより、乗算器が不要となるので、加重平均化
処理に必要な回路構成を簡略化することができる。これ
により、回路規模をさらに削減することができる。
【0025】本発明の第5の態様は、第3の態様又は第
4の態様において、平均化処理手段は、前回の単位バー
ストにおける加重平均化処理された結果に基づいて、加
重平均化処理に用いる回線品質推定値を選択する構成を
採る。
【0026】この構成によれば、現在の単位バーストに
おける回線品質推定値と、前回の単位バーストにおける
回線品質推定値との比較結果に応じて、加重平均化処理
に用いる回線品質推定値を選択することができるので、
回線品質推定値の精度を向上させることができる。これ
により、再送効率及び復調信号の信頼性を向上させる直
交周波数分割多重装置を提供することができる。
【0027】本発明の第6の態様は、第2の態様から第
5の態様のいずれかにおいて、平均化処理手段は、特定
の単位バーストにおける回線品質推定値を用いる構成を
採る。
【0028】この構成によれば、平均化処理に用いる回
線品質推定値を選択することができるので、必要な単位
バーストにおける回線品質推定値のみを用いて平均化処
理を行うことができる。これにより、平均消費電力の削
減を図ることができる。
【0029】本発明の第7の態様は、第1の態様から第
6の態様のいずれかにおいて、しきい値変更手段は、回
線品質推定値が基準値を下回る回数又は上回る回数に基
づいて、前記しきい値を決定する構成を採る。
【0030】この構成によれば、誤りの存在するサブキ
ャリアが再送の対象とされない確率、及び、誤りの存在
しないサブキャリアが再送の対象とされる確率を低減す
ることができるので、再送効率及び復調信号の信頼性を
さらに向上させることが可能となる。
【0031】本発明の第8の態様は、第1の態様から第
7の態様のいずれかにおいて、検出手段は、入力した信
号のビット位置を移動させる少なくとも1つのビットシ
フト手段により構成される構成を採る。
【0032】この構成によれば、ビットシフト手段を用
いることにより、乗算器が不要となるので、レベル検出
に必要な回路構成を簡略化することができる。これによ
り、回路規模をさらに削減することができる。
【0033】本発明の第9の態様の基地局装置は、第1
の態様から第8の態様のいずれかの直交周波数分割多重
装置を具備する構成を採る。
【0034】この構成によれば、再送効率及び復調信号
の信頼性を向上させる直交周波数分割多重装置が搭載さ
れるので、良好な通信を行うことができる基地局装置を
提供することができる。
【0035】本発明の第10の態様の通信端末装置は、
第1の態様から第8の態様のいずれかの直交周波数分割
多重装置を具備する構成を採る。
【0036】この構成によれば、再送効率及び復調信号
の信頼性を向上させる直交周波数分割多重装置が搭載さ
れるので、良好な通信を行うことができる通信端末装置
を提供することができる。
【0037】本発明の第11の態様は、各サブキャリア
に割り当てられた信号のレベルを検出する検出工程と、
単位バースト毎の回線品質推定値に基づいて、しきい値
を適応的に変更するしきい値変更工程と、それぞれの信
号のレベルの最大値と前記しきい値を比較して前記しき
い値を下回る信号に対応するサブキャリアを再送の対象
と判定する判定工程と、を具備する方法を採る。
【0038】この方法によれば、再送の対象とするサブ
キャリアの選択に用いるしきい値は、回線品質の状態に
応じて適応的に変化させるので、最適なしきい値が選択
される。これにより、再送の対象とするサブキャリアを
正確に判定することができる。したがって、再送効率及
び復調信号の信頼性を向上させる直交周波数分割多重装
置を提供することができる。
【0039】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0040】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る直交周波数分割多重装置を示すブロック図
である。図1において、フーリエ変換(Fast Fo
urier Transform;以下「FFT」とい
う)回路101は、受信信号に対してFFT処理を行
い、各サブキャリアに割り当てられた信号をそれぞれ遅
延検波器102〜遅延検波器105に送る。なお、サブ
キャリア数を4として、以下の説明を行う。
【0041】遅延検波器102〜遅延検波器105は、
FFT回路101から送られたサブキャリア毎の信号に
対して遅延検波処理を行うことにより復調信号を生成
し、生成した復調信号をそれぞれ判定器106〜判定器
109に送る。判定器106〜判定器109は、それぞ
れ遅延検波器102〜遅延検波器105から送られた復
調信号に対して象限判定を行い、象限判定を行った信号
をParallel/Serial(以下「P/S」と
いう。)変換器110に送る。
【0042】P/S変換器110は、判定器106〜判
定器109から送られた各サブキャリアの復調信号を1
つの系統の信号に変換し、復調信号を出力する。
【0043】ディジタル減算器111〜ディジタル減算
器114は、判定器106〜判定器109に入力される
判定前の信号と、判定器106〜判定器109による判
定後の信号との減算を行い、減算結果を平均化処理回路
115に送る。このディジタル減算器111〜ディジタ
ル減算器114のそれぞれが算出する差は、回線品質が
悪い場合には、大きな値となり、逆に、回線品質が良い
場合には、小さな値となる。
【0044】平均化処理回路115は、ディジタル減算
器111〜ディジタル減算器114から送られたサブキ
ャリア毎の減算結果を平均化することにより、バースト
毎の回線品質情報を出力する。平均化処理回路115に
よる回線品質情報は、回線品質が悪い場合には、大きな
値となり、逆に、回線品質が良い場合には、小さな値と
なる。よって、上記バースト毎の回線品質情報により、
回線品質を推定することができる。すなわち、上記バー
スト毎の回線品質情報は、バースト毎の回線品質推定結
果であるということができる。
【0045】ディジタル減算器116は、平均化処理回
路115からの回線品質情報(回線品質推定結果)と、
設定されたしきい値との減算を行い、減算結果を判定器
117に送る。判定器117は、ディジタル減算器11
6から送られた減算結果に基づいて、上記回線品質推定
結果が上記しきい値を超えたか否かを表す信号をスイッ
チ118に送る。
【0046】スイッチ118は、判定器117から送ら
れる信号に応じて、複数のしきい値を選択出力する。な
お、スイッチ118の詳細については、後述する。
【0047】レベル検出器119〜レベル検出器122
は、FFT回路101から送られたサブキャリア毎の信
号に対してレベル検出を行い、サブキャリア毎のレベル
情報をそれぞれディジタル減算器123〜ディジタル減
算器126に送る。
【0048】ディジタル減算器123〜ディジタル減算
器126は、それぞれレベル検出器119〜レベル検出
器122から送られたレベル情報と、スイッチ118か
ら送られたしきい値との減算を行い、減算結果をそれぞ
れ判定器127〜判定器130に送る。
【0049】判定器127〜判定器130は、それぞれ
ディジタル減算器123〜ディジタル減算器126から
送られた減算結果に基づいて、各サブキャリアのレベル
情報が、スイッチ118が選択出力したしきい値を超え
たか否かを表す信号をそれぞれ論理積演算回路131〜
論理積演算回路134に送る。
【0050】CRC回路135は、P/S変換器110
が出力した復調信号に対してバースト毎に誤り検出を行
い、上記復調信号に誤りが存在するか否かを表すバース
ト毎の信号を論理積演算回路131〜論理積演算回路1
34に送る。
【0051】論理積演算回路131〜論理積演算回路1
34は、それぞれ判定器127〜判定器130から送ら
れた信号と、CRC回路135から送られた信号との論
理積演算を行い、各サブキャリアが再送の対象であるか
否かを表す信号を出力する。具体的には、例えば、論理
積演算回路131は、サブキャリア1に割り当てられた
信号のレベル情報がしきい値を超え、かつ、復調信号に
誤りが存在しない場合にのみ、サブキャリア1が再送の
対象とならないという内容の信号を出力する。
【0052】ここで、スイッチ118の具体的な構成に
ついて説明する。スイッチ118は、回線品質に応じて
変動するサブキャリアの信号レベルを考慮して、前述し
た2種類のしきい値を設定する。
【0053】まず、上記サブキャリアの信号レベルにつ
いて、図2(a)及び図2(b)を用いて説明する。図
2(a)は、マルチパス環境下における信号対雑音電力
比が高い場合の各サブキャリアの信号レベルを示す模式
図であり、図2(b)は、マルチパス環境下における信
号対雑音電力比が低い場合の各サブキャリアの信号レベ
ルを示す模式図である。図2(a)及び図2(b)にお
いて、サブキャリア1からサブキャリア4の信号レベル
が示されており、誤りが存在するサブキャリアについて
は、破線で描かれている。
【0054】一般に、マルチパス環境下においては、信
号レベルが低いサブキャリアに誤りが集中する。図2
(a)を参照するに、信号レベルが低いサブキャリア2
に誤りが存在している。サブキャリア2の次に信号レベ
ルの高いものは、サブキャリア3であり、このサブキャ
リア3は誤りが存在しない。よって、誤りが存在するサ
ブキャリアと誤りが存在しないサブキャリアとを区別す
るしきい値としては、図2(a)に示すレベルが最適な
しきい値となる。
【0055】これにより、上記最適なしきい値より信号
レベルの高い、サブキャリア1、サブキャリア3及びサ
ブキャリア4は、誤りが存在しないサブキャリアとして
判定され、また、上記最適なしきい値より信号レベルの
低いサブキャリア2は、誤りが存在するサブキャリアと
して、正確に判定されることになる。
【0056】さらに、一般に、信号対雑音電力比が低く
なるにつれて、誤りが存在するサブキャリアの信号レベ
ルの最大値は大きくなり、逆に、信号対雑音電力比が高
くなるにつれて、誤りが存在するサブキャリアの信号レ
ベルの最大値は小さくなる。すなわち、図2(a)及び
これより信号対雑音電力比が低い場合の各サブキャリア
の信号レベルを示す図2(b)を参照するに、図2
(b)において誤りが存在するサブキャリアの信号レベ
ルの最大値は、サブキャリア3の最大値となり、図2
(a)における最大値(サブキャリア2の最大値)より
も大きくなっている。よって、最適なしきい値として
は、図2(b)に示すレベルが最適なしきい値となる。
【0057】これにより、上記最適なしきい値より信号
レベルの高い、サブキャリア1及びサブキャリア4は、
誤りが存在しないサブキャリアとして判定され、また、
上記最適なしきい値より信号レベルの低いサブキャリア
2及びサブキャリア3は、誤りが存在しないサブキャリ
アとして、正確に判定されることになる。以上のよう
に、再送の対象とすべきサブキャリアの判定に用いるし
きい値の最適値は、回線品質(信号対雑音電力比)によ
って異なるものである。
【0058】さらに、回線品質に応じた最適なしきい値
を設定しない場合には、再送の効率又は復調信号の信頼
性が低下することになる。例えば、回線品質が悪い場
合、すなわち信号対雑音電力比が低い場合には、上述し
たように、誤りが存在するサブキャリアの信号レベルの
最大値は大きくなるので、しきい値を大きな値にする必
要がある。しきい値を大きな値にしないときには、誤り
が存在するサブキャリアが再送の対象とされない確率が
高くなるので、復調信号の信頼性が低下することにな
る。
【0059】逆に、回線品質が良い場合、すなわち信号
対雑音電力比が高い場合には、上述したように、誤りが
存在するサブキャリアの信号レベルの最大値は小さくな
るので、しきい値を小さな値にする必要がある。しきい
値を小さな値にしないときには、誤りが存在しないサブ
キャリアが誤って再送の対象と判定される確率が高くな
るので、再送効率が低下することになる。
【0060】上記のようなサブキャリアの信号レベルの
変動を考慮して、スイッチ118は、回線品質に応じ
て、再送の対象とすべきサブキャリアの判定に用いるし
きい値を変化させるようにしている。これにより、回線
品質が良い場合においても、悪い場合においても、最適
なしきい値を選定するので、再送効率及び復調信号の信
頼性を向上させることができる。
【0061】次に、スイッチ118の具体的な構成につ
いて説明する。本実施の形態においては、スイッチ11
8が、しきい値として、しきい値1としきい値2の2種
類のしきい値を採用した場合について以下の説明を行う
が、本発明は、これに限定されず、3種類以上のしきい
値を採用する場合についても適用できるものである。
【0062】スイッチ118は、しきい値1として小さ
い値を選定し、このしきい値1を回線品質が良い場合に
用いる。上記しきい値1は、回線品質が良い場合に最適
な値が設定される。一方、スイッチ118は、しきい値
2としてしきい値1より大きい値を選定し、このしきい
値2を回線品質が悪い場合に用いる。上記しきい値2
は、回線品質が悪い場合に最適な値が設定される。
【0063】これを実現するために、スイッチ118
は、上述した判定器117から送られる信号に基づい
て、上記2種類のしきい値を選択する。前述のとおり、
判定器117は、平均化処理回路115からの回線品質
推定結果がしきい値を超えたか否かを表す信号をスイッ
チ118に送るものである。ここで、上記回線品質推定
結果は、回線品質が良い場合には、小さな値をとり、逆
に、回線品質が悪い場合には、大きな値をとるものであ
る。
【0064】したがって、スイッチ118は、判定器1
17から送られる信号が、回線品質推定結果がしきい値
を下回ったという内容である場合、すなわち回線品質が
良い場合には、しきい値1を出力する。逆に、スイッチ
118は、判定器117から送られる信号が、回線品質
推定結果がしきい値を上回ったという内容である場合、
すなわち回線品質が悪い場合には、しきい値2を出力す
る。以上が、スイッチ118の具体的な構成である。
【0065】次いで、上記構成の直交周波数分割多重装
置の動作について説明する。まず、FFT回路101で
は、受信信号はFFT処理がなされて、各サブキャリア
に割り当てられた信号が得られる。各サブキャリアに割
り当てられた信号は、それぞれ遅延検波器102〜遅延
検波器105に送られる。
【0066】遅延検波器102〜遅延検波器105で
は、FFT回路101から送られた各サブキャリアに割
り当てられた信号は、遅延検波処理がなされて、復調信
号が生成される。遅延検波器102〜遅延検波器105
により生成された復調信号は、それぞれ判定器106〜
判定器109に送られる。
【0067】判定器106〜判定器109では、それぞ
れ遅延検波器102〜遅延検波器105から送られた復
調信号は、判定がなされてP/S変換器110に送られ
る。P/S変換器110では、それぞれ判定器106〜
判定器109により判定された信号は、1つの系統の信
号に変換されて復調信号とされる。
【0068】また、遅延検波器102〜遅延検波器10
5により生成された復調信号、及び判定器106〜判定
器109により判定された信号は、ディジタル減算器1
11〜ディジタル減算器114に入力される。ディジタ
ル減算器111〜ディジタル減算器114では、遅延検
波器102〜遅延検波器105により生成された信号
と、判定器106〜判定器109により判定された信号
との減算が行われ、減算結果が平均化処理回路115に
送られる。ディジタル減算器111〜ディジタル減算器
114のそれぞれによる減算結果は、回線品質が悪い場
合には、大きな値となり、逆に、回線品質が良い場合に
は、小さな値となる。
【0069】平均化処理回路115では、ディジタル減
算器111〜ディジタル減算器114のそれぞれによる
減算結果は平均化されることにより、バースト毎の回線
品質推定結果が得られる。よって、上記バースト毎の回
線品質推定結果は、回線品質が悪い場合には、大きな値
をとり、逆に、回線品質が良い場合には、小さな値をと
る。上記回線品質推定結果は、ディジタル減算器116
に送られる。
【0070】ディジタル減算器116では、平均化処理
回路115からの回線品質推定結果と、設定されたしき
い値との減算が行われ、減算結果は、判定器117に送
られる。判定器117では、ディジタル減算器116か
らの減算結果に基づいて、上記回線品質推定結果が上記
しきい値を超えたか否かを表す信号が、スイッチ118
に送られる。
【0071】スイッチ118では、判定器117から送
られる信号が、回線品質推定結果がしきい値を下回った
という内容である場合、すなわち回線品質が良い場合に
は、しきい値1が選択される。逆に、回線品質推定結果
がしきい値を上回ったという内容である場合、すなわち
回線品質が悪い場合には、しきい値2が選択される。こ
のように選択されたしきい値は、ディジタル減算器12
3〜ディジタル減算器126に送られる。
【0072】一方、FFT回路101のFFT処理によ
り得られた各サブキャリアに割り当てられた信号は、そ
れぞれレベル検出器119〜レベル検出器122に送ら
れる。レベル検出器119〜レベル検出器122では、
各サブキャリアに割り当てられた信号はレベル検出がな
され、サブキャリア毎のレベル情報がディジタル減算器
123〜ディジタル減算器126に送られる。
【0073】ディジタル減算器123〜ディジタル減算
器126では、レベル検出器119〜レベル検出器12
2のそれぞれから送られたレベル情報は、スイッチ11
8から送られる、しきい値1又はしきい値2のいずれか
のしきい値との減算が行われ、減算結果がそれぞれ判定
器127〜判定器130に送られる。
【0074】判定器127〜判定器130では、ディジ
タル減算器123〜ディジタル減算器126による減算
結果に基づいて、各サブキャリアのレベル情報がしきい
値を超えたか否かについての判定が行われる。このと
き、各サブキャリアに割り当てられた信号のうち、上記
しきい値よりレベルが小さいものは、再送の対象となる
信号である。判定器127〜判定器130による判定結
果は、それぞれ論理積演算回路131〜論理積演算回路
134に送られる。
【0075】論理積演算回路131〜論理積演算回路1
34には、それぞれ判定器127〜判定器130からの
信号と、CRC回路135からの信号とが入力される。
ここで、CRC回路135から送られる信号は、P/S
変換器110からの復調信号が誤り検出がなされること
により得られた、バースト毎の復調信号に誤りが存在す
るか否かを表す信号である。
【0076】論理積演算回路131〜論理積演算回路1
34では、各サブキャリアのレベル情報がしきい値を超
えたか否かを表す信号と、バースト毎の復調信号に誤り
が存在するか否かを表す信号との論理積演算が行われ、
各サブキャリアが再送の対象であるか否かを表す再送情
報1〜再送情報4が得られる。
【0077】これにより、バースト毎の復調信号に誤り
が存在する場合には、誤りが存在するバーストにおい
て、4つのサブキャリアすべてに割り当てられた信号を
再送の対象とする旨の再送情報が得られ、また、バース
ト毎の復調信号に誤りが存在しない場合には、誤りが存
在するバーストにおいて、4つのサブキャリアに割り当
てられた信号のうち、スイッチ118により選択された
しきい値よりレベルの小さいサブキャリアを再送の対象
とする旨の再送情報が得られる。
【0078】このように、本実施の形態によれば、再送
の対象とするサブキャリアの選択に用いるしきい値を、
回線品質に応じて変化させるので、回線品質が良い場合
においても悪い場合においても、最適なしきい値が選択
される。これにより、回線品質が頻繁に変動する場合に
おいても、再送の対象とするサブキャリアを正確に判定
することができるので、再送効率及び復調信号の信頼性
を向上させることができる。
【0079】なお、本実施の形態において、スイッチ1
18により選択されるしきい値の種類を3種類以上とし
た場合には、これらのしきい値に、回線品質の良さ又は
悪さの程度に応じた最適な値を設定することができる。
これにより、再送の対象とするサブキャリアをより正確
に判定することができるので、再送効率及び復調信号の
信頼性を向上させることができる。
【0080】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1において、さらに再送効率を向上させるために、
バースト毎の回線品質推定結果を平均化した結果に基づ
いて、再送の対象とするサブキャリアを選択するときに
用いるしきい値を変化させる形態である。
【0081】実施の形態2に係る直交周波数分割多重装
置の構成は、平均化処理回路に平均化回路が付加される
点を除いて、実施の形態1と同様である。以下、実施の
形態2に係る直交周波数分割多重装置の平均化処理回路
に付加される平均化回路について、図3を用いて説明す
る。
【0082】図3は、本発明の実施の形態2に係る直交
周波数分割多重装置における平均化処理回路に付加され
る平均化回路の構成を示すブロック図である。スイッチ
301は、平均化処理回路115から送られたバースト
毎の回線品質推定結果を入力して、入力した回線品質推
定結果をメモリ302〜メモリ305に順次出力する。
メモリ302〜メモリ305は、スイッチ301から送
られた回線品質推定結果を格納する。これにより、メモ
リ302〜メモリ305には、全体として4バースト分
の回線品質推定結果が格納されることになる。
【0083】平均化部306は、メモリ302〜メモリ
305のすべてに回線品質推定結果が格納された後、メ
モリ302〜メモリ305が格納した回線品質推定結果
を入力して平均化を行うとともに、平均化した結果をデ
ィジタル減算器116に送る。
【0084】このように、本実施の形態によれば、平均
化処理回路から送られるバースト毎の回線品質推定結果
が平均化回路により平均化されることにより、回線品質
の推定結果の精度が向上する。さらに、平均化処理回路
から送られる回線品質推定結果がとる値にばらつきが生
じて精度が低下する、信号対雑音電力比が小さい場合に
は、特に効果的である。
【0085】したがって、実施の形態1に比べて、バー
スト毎の回線品質推定の精度をより高くできるので、再
送効率及び復調信号の信頼性をさらに向上させることが
できる。
【0086】なお、本実施の形態においては、メモリの
数を4とした場合、すなわち平均化に用いるバースト数
を4とした場合について説明したが、本発明は、これに
限定されず、メモリの数を用途に応じて適宜変更した場
合にも適用できるものである。
【0087】(実施の形態3)実施の形態3は、実施の
形態2において、平均化処理に必要なメモリ容量を削減
するために、前回のバーストにおける品質回線推定結果
を用いた加重平均化処理を行うようにした形態である。
【0088】実施の形態3に係る直交周波数分割多重装
置は、実施の形態2において、平均化回路に代えて加重
平均化回路を平均化処理回路に付加する構成を採る。以
下、加重平均化回路の構成について、図4を用いて説明
する。なお、実施の形態3において、加重平均化回路以
外の構成については、実施の形態2と同様であるので詳
しい説明を省略する。図4は、本発明の実施の形態3に
係る直交周波数分割多重装置における平均化処理回路に
付加される加重平均化回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0089】平均化処理を行うバースト数を多くすれ
ば、バースト毎の回線品質の推定精度は向上するが、一
方で必要なメモリ容量が増大する。そこで、本実施の形
態においては、次式を用いてバースト毎の回線品質推定
結果の平均化処理を行う。
【0090】 aveΔe(n)=(l−α)×aveΔe(n−l) +α×Δe(n) − ここで、Δe(n)は時刻nのバーストにおける回線品
質推定結果を表し、以下同様に、aveΔe(n)は時
刻nのバーストにおける回線品質推定結果の平均値を、
αは加重平均化処理に用いる係数(例えば、0.1)
を、それぞれ表わす。nは0、1、2・・・を採る。
【0091】上記式を実現するための平均化器の構成
及び動作を説明する。乗算器401は、時刻nのバース
トにおける回線品質推定結果に0.1を乗ずる。これ
は、式におけるα×Δe(n)に相当する。メモリ4
02は、前回のバーストにおける平均化後の回線品質推
定結果を格納するメモリである。前回のバーストにおけ
る回線品質推定結果の平均値は、乗算器403により
0.9が乗ぜられる。これは、式における(l−α)
×aveΔe(n−l)に相当する。加算器404は、
乗算器401と乗算器403の出力を加算し、加算結果
を平均化処理後の回線品質推定結果として出力する。
【0092】このように、本実施の形態によれば、前回
のバーストにおける回線品質推定結果を用いて加重平均
化処理を行う場合には、メモリには前回のバーストにお
ける回線品質推定結果の平均値のみを格納しておけばよ
いので、メモリ容量を増大させずにバースト毎の回線品
質の推定精度を向上させることができる。
【0093】したがって、バースト毎の回線品質の推定
精度をより高くできるので、さらに再送効率及び復調信
号の信頼性を向上させることができるとともに、実施の
形態2に比べて、回線品質推定結果の平均化処理に必要
なメモリ容量を削減することができる。
【0094】(実施の形態4)実施の形態4は、実施の
形態3において、加重平均に用いる係数を可変とする形
態である。実施の形態4に係る直交周波数分割多重装置
の構成は、平均化処理回路に付加される加重平均化回路
の内部構成を除いて、実施の形態3と同様である。以
下、実施の形態4における加重平均化回路について、図
5を用いて説明する。
【0095】図5は、本発明の実施の形態4に係る直交
周波数分割多重装置における平均化処理回路に付加され
る加重平均化回路の構成を示すブロック図である。な
お、同図において、実施の形態4と同様の構成について
は、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0096】加重平均化処理に用いる係数αの値が小さ
いほど、回線品質の推定精度は向上するが、収束速度が
遅くなる。逆に、上記係数αの値が大きいほど、収束速
度は速くなるが、回線品質の推定精度が劣化する。そこ
で、本実施の形態では、αの値を、例えば最初の4シン
ボルは、大きい値(例えば、0.5)とし、以降は小さ
い値(例えば、0.1)とする。これにより、収束速度
及び回線品質の推定精度の両方がバランス良く向上す
る。
【0097】スイッチ501は、例えば最初の4シンボ
ルは0.5を、5シンボル目以降は0.1を、乗算器4
01に出力するようにする。同様に、スイッチ502
は、例えば最初の4シンボルは0.5を、5シンボル目
以降は0.9を、乗算器403に出力するようにする。
【0098】このように、本実施の形態によれば、加重
平均に用いる係数を可変とすることにより、実施の形態
3に比べて、さらに収束速度及び回線品質の推定精度の
両方を向上させることができる。
【0099】(実施の形態5)実施の形態5は、実施の
形態3及び実施の形態4において、加重平均に用いる係
数を、ビットシフトと加算器とにより実現可能な値とす
る形態である。実施の形態5に係る直交周波数分割多重
装置の構成は、平均化処理回路に付加される加重平均化
回路の内部構成を除いて、実施の形態3と同様である。
以下、実施の形態5における加重平均化回路について、
図6を用いて説明する。
【0100】図6は、本発明の実施の形態5に係る直交
周波数分割多重装置における平均化処理回路に付加され
る加重平均化回路の構成を示すブロック図である。な
お、同図において、実施の形態3と同様の構成について
は、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0101】入力信号をビットシフトさせるビットシフ
ト器によれば、上記入力信号に対して1ビットシフトを
行うことにより、上記入力信号の振幅を半分にすること
ができる。同様に、上記入力信号に対して、2ビットシ
フトを行うことにより、上記入力信号の振幅を0.25
倍に、3ビットシフトを行うことにより、上記入力信号
の振幅を0.125倍にすることができる。よって、実
施の形態3で述べた式において、加重平均化処理に用
いる係数αの値を、ビットシフト器と加算器とにより実
現できる値(例えば、0.25)とすることにより、加
重平均化回路から乗算器を省くことができる。
【0102】2ビットシフト器601は、時刻nのバー
ストにおける回線品質推定結果を2ビットシフトさせ、
0.25倍とする。2ビットシフト器602及び1ビッ
トシフト器603は、メモリ402の出力である前回の
バーストにおける回線品質推定結果の平均値を、それぞ
れ2ビットシフト、1ビットシフトさせ、それぞれ0.
25倍、0.5倍とする。
【0103】加算器604は、2ビットシフト器602
及び1ビットシフト器603の出力を加算し、前回のバ
ーストにおける回線品質推定結果の0.75倍を生成す
る。
【0104】最後に、加算器404が、2ビットシフト
器601の出力と加算器604の出力とを加算し、α=
0.25とする場合の式を回路上で実現することがで
きる。
【0105】このように、本実施の形態によれば、加重
平均化処理に用いる係数αの値を、ビットシフト器と加
算器とにより実現できるので、加重平均化回路を乗算器
を用いることなく構成できる。これにより、実施の形態
3に比べて、さらに回路規模を削減することができる。
【0106】(実施の形態6)実施の形態6は、実施の
形態3から実施の形態5において、現バーストにおける
回線品質推定結果と前回のバーストにおける回線品質推
定結果の平均値との差がしきい値を上回った場合には、
現バーストにおける回線品質推定結果を平均化処理に用
いないようにする形態である。実施の形態6に係る直交
周波数分割多重装置の構成は、平均化処理回路に付加さ
れる加重平均化回路の内部構成を除いて、実施の形態3
と同様である。以下、実施の形態6における加重平均化
回路について、図7を用いて説明する。
【0107】図7は、本発明の実施の形態6に係る直交
周波数分割多重装置における平均化処理回路に付加され
る加重平均化回路の構成を示すブロック図である。な
お、同図においいて、実施の形態3と同様の構成につい
ては、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0108】一般に、信号対雑音電力比が低い場合、バ
ースト毎の回線品質推定結果にはばらつきが生じるた
め、本実施の形態では、前回のバーストにおける回線品
質推定結果の平均値との差が一定値を超える回線品質推
定結果については、誤差を含むものとして、平均化処理
に用いないようにする。
【0109】図7において、減算器701では、現バー
ストにおける回線品質推定結果と、メモリ402からの
前回のバーストにおける回線品質推定結果の平均値と、
の間で減算処理がなされて、減算結果が減算器702に
送られる。減算器702では、減算器701からの減算
結果としきい値との間で減算処理がなされて、減算結果
が判定器703に送られる。判定器703では、減算器
702からの減算結果に対して大小判定がなされる。す
なわち、現バーストにおける回線品質推定結果と前回の
バーストにおける回線品質推定結果の平均値との差が、
しきい値を上回っているか否かが判定される。このとき
の判定結果は、スイッチ704に送られる。。
【0110】さらに、スイッチ704には、加算器40
4からの現バーストにおける回線品質推定結果の平均値
と、メモリ402からの前回のバーストにおける回線品
質推定結果の平均値とが入力される。スイッチ704
は、判定器703からの判定結果に基づいて、現バース
トにおける回線品質推定結果と前回のバーストにおける
回線品質推定結果の平均値との差が、しきい値以下であ
る場合には、現バーストにおける回線品質推定結果の平
均値を出力し、逆に、しきい値を上回った場合には、前
回のバーストにおける回線品質推定結果の平均値を出力
する。
【0111】このように、本実施の形態によれば、現バ
ーストにおける回線品質推定結果と前回のバーストにお
ける回線品質推定結果の平均値との差がしきい値を上回
った場合には、現バーストにおける回線品質推定結果を
平均化処理に用いないようにすることにより、回線品質
の推定精度を向上させることができる。
【0112】(実施の形態7)実施の形態7は、実施の
形態6において、現バーストにおける回線品質推定結果
を平均化処理に用いるか否かを選択するためのしきい値
を可変とする形態である。実施の形態7に係る直交周波
数分割多重装置の構成は、平均化処理回路に付加される
加重平均化回路の内部構成を除いて、実施の形態6と同
様である。以下、実施の形態7における加重平均化回路
について、図8を用いて説明する。
【0113】図8は、本発明の実施の形態7に係る直交
周波数分割多重装置における平均化処理回路に付加され
る加重平均化回路の構成を示すブロック図である。な
お、同図において、実施の形態6と同様の構成について
は、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0114】実施の形態6(図7)における減算器70
2に入力されるしきい値、すなわち現バーストにおける
回線品質推定結果を平均化処理に用いるか否かを選択す
るためのしきい値には、回線品質に応じた最適値があ
る。具体的には、上記しきい値が一定であると、回線品
質が悪い状況では回線品質の推定精度を低下させる要因
となり、逆に、回線品質が良い状況では収束速度を低下
させる要因となる。このため、上記しきい値を回線品質
に応じて変化させることが望ましい。そこで、本実施の
形態においては、例えば大小2値のしきい値を設け、回
線品質に応じて選択的に用いる。ここで、回線品質は、
前回のバーストにおける回線品質推定結果の平均値を用
いる。
【0115】図8において、減算器801では、前回の
バーストにおける回線品質推定結果の平均値としきい値
との間で減算処理がなされ、このときの減算結果がスイ
ッチ802に送られる。スイッチ802は、減算器80
1からの減算結果により制御されて、しきい値1又はし
きい値2を選択的に出力する。ここで、しきい値1>し
きい値2とすると、回線品質が悪い場合にはしきい値1
が減算器803に出力され、逆に、回線品質が良い場合
にはしきい値2が減算器803に出力される。減算器8
03では、現バーストにおける回線品質推定結果と前回
のバーストにおける回線品質推定結果の平均値との差
と、スイッチ802から選択出力されたしきい値と、の
間で減算処理がなされる。
【0116】このように、本実施の形態によれば、現バ
ーストにおける回線品質推定結果を平均化処理に用いる
か否かを選択するためのしきい値を、回線品質に応じて
変化させることにより、実施の形態6に比べて、さらに
回線品質の推定精度及び収束速度の向上を図ることがで
きる。
【0117】(実施の形態8)実施の形態8は、実施の
形態1から実施の形態7において、特定のチャネルにお
いてのみ、バースト毎の回線品質推定結果の平均化処理
を行う形態である。実施の形態8に係る直交周波数分割
多重装置の構成は、平均化処理回路に付加される加重平
均化回路の内部構成を除いて、実施の形態3と同様であ
る。以下、実施の形態8における加重平均化回路につい
て、図9を用いて説明する。
【0118】図9は、本発明の実施の形態8に係る直交
周波数分割多重装置における平均化処理回路に付加され
る加重平均化回路の構成を示すブロック図である。な
お、同図において、実施の形態3と同様の構成について
は、同じ符号を付して詳しい説明を所略する。
【0119】図9において、スイッチ901は、制御信
号に応じた開閉動作を行うことにより、乗算器401に
対するバースト毎の回線品質推定結果の遮断又は出力を
行う。スイッチ902は、上記制御信号に応じて、平均
化処理後の回線品質推定結果として、加算器404から
の信号又はメモリ402からの信号を選択的に出力す
る。これにより、加重平均化処理に用いる回線品質推定
結果として、バースト毎に選択することができる。した
がって、特定のチャネル(例えば、コントロールチャネ
ル)においてのみ、回線品質推定結果の加重平均化処理
を行うことができる。
【0120】このように、本実施の形態によれば、チャ
ネル(バースト)毎に、加重平均化処理の実行の有無を
変更することができるので、実施の形態1から実施の形
態7に比べて、さらに平均消費電力の削減を図ることが
できる。
【0121】(実施の形態9)実施の形態9は、実施の
形態1から実施の形態8において、再送の対象とするサ
ブキャリアの選択時に用いるしきい値を小さい値に変化
させる場合には、バースト毎の回線品質推定結果がしき
い値を下回る回数に条件を設けた形態である。以下、実
施の形態9に係る直交周波数分割多重装置について、図
10を用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態
9に係る直交周波数分割多重装置の構成を示すブロック
図である。なお、同図において、実施の形態1と同様の
構成については、同じ符号を付して詳しい説明を省略す
る。
【0122】図10において、カウンタ1001は、平
均化処理回路115からの回線品質推定結果がしきい値
を下回った回数を計数し、計数結果を減算器1002に
送る。減算器1002は、カウンタ1001からの計数
結果と、設定されたしきい値との減算を行い、減算結果
を判定器1003に送る。判定器1003は、減算器1
003からの減算結果に基づいて、回線品質推定結果が
しきい値を下回った回数がしきい値を超えたか否かを表
す信号を、スイッチ1004に送る。
【0123】スイッチ1004は、次に述べる動作を除
いて、実施の形態1(図1)におけるスイッチ118と
同様のものである。すなわち、スイッチ1004は、判
定器1003からの信号が、回線品質推定結果がしきい
値を下回った回数がしきい値を超えた、という内容であ
る場合には、しきい値1を選択出力する。このとき、ス
イッチ1004は、当初からしきい値1を選択していた
ときには、しきい値1を出力する。
【0124】このように、本実施の形態によれば、バー
スト毎の回線品質推定結果がしきい値を下回る回数がし
きい値を超えた場合にのみ、再送の対象とするサブキャ
リアの選択時に用いるしきい値を小さい値に変化させる
ので、実施の形態1から実施の形態8の形態に比べて、
さらに誤りの存在するサブキャリアが再送の対象とされ
ない確率を低減することができる。
【0125】なお、本実施の形態においては、バースト
毎の回線品質推定結果がしきい値を下回る回数に応じ
て、再送の対象とするサブキャリアの選択時に用いるし
きい値を変化させる場合について説明したが、本発明
は、これに限定されず、バースト毎の回線品質推定結果
がしきい値を上回る回数に応じて変化させる場合にも適
用できることはいうまでもない。
【0126】(実施の形態10)実施の形態10は、実
施の形態1から実施の形態9において、乗算器及びメモ
リを用いずに、レベル検出器を構成することにより、回
路規模を低減する形態である。実施の形態10に係る直
交周波数分割多重装置の構成は、レベル検出器の内部構
成を除いて、実施の形態1と同様である。
【0127】上述した実施の形態1から実施の形態9に
おいては、レベル検出器119〜レベル検出器122
は、次式を用いて近似的に包絡線情報Zを算出してい
た。 Z=√(|I|2+|Q|2) − ここで、I及びQは、それぞれFFT回路101が出力
した各サブキャリアに割り当てられた信号の同相成分及
び直交成分である。ところが、式を用いてレベル検出
器を構成するには、乗算器及びメモリが必要となるの
で、回路規模を低減する場合には不都合が生ずる。
【0128】そこで、本実施の形態においては、ビット
シフトにより容易に行うことができる乗算を用いた次式
に示す近似式を利用する。 Z=|I|+0.375×|Q|(|I|>|Q|の場合) − Z=|Q|+0.375×|I|(|I|<|Q|の場合) −
【0129】図11は、I成分及びQ成分のベースバン
ド信号の位相θ(0°≦θ≦45°)と包絡線情報Zと
の関係を、式及び式を用いた理論計算で求めた結果
を示したグラフである。上記近似式を用いることによ
り、7%以内の誤差で包絡線情報を得ることができる。
【0130】次いで、式及び式の近似式を用い包絡
線情報を求めるレベル検出器について、図12を用いて
説明する。図12は、本発明の実施の形態10に係る直
交周波数分割多重装置におけるレベル検出器の構成を示
すブロック図である。
【0131】入力信号のI成分とQ成分は、それぞれ絶
対値検出器1201及び絶対値検出器1202によって
絶対値を検出され、|I|と|Q|が得られる。
【0132】次いで、絶対値検出器1201及び絶対値
検出器1202の出力(|I|と|Q|)は、両者間で
減算器1203により減算処理され、減算結果に基づい
て判定器1204により大小判定がなされる。また、絶
対値検出器1201及び絶対値検出器1202の出力
(|I|と|Q|)は、スイッチ1205及びスイッチ
1206に出力される。スイッチ1205及びスイッチ
1206では、絶対値検出器1201の出力信号(|I
|)又は絶対値検出器1202の出力信号(|Q|)
が、判定器1204の判定結果に応じて選択出力され
る。
【0133】スイッチ1205では、判定器1204の
出力が|I|>|Q|である場合には、|I|が出力さ
れ、|Q|>|I|である場合には、|Q|が出力され
る。スイッチ1206では、判定器1204の出力が|
I|>|Q|である場合には、|Q|が出力され、|Q
|>|I|である場合には、|I|が出力される。すな
わち、スイッチ1205では、|I|と|Q|との大き
い方が出力され、スイッチ1206では、|I|と|Q
|との小さい方が出力される。
【0134】次いで、スイッチ1206から出力された
|I|と|Q|の小さい方は、2ビットシフト器120
7及び3ビットシフト器1208により、それぞれ2ビ
ットシフト及び3ビットシフトされる。ここで、ビット
シフト器に入力される信号の振幅は、1ビットシフトで
は半分になるため、2ビットシフトでは0.25倍、3
ビットシフトでは0.125倍となる。したがって、2
ビットシフト器1207の出力信号の振幅は、スイッチ
1206の出力信号の振幅の0.25倍となり、3ビッ
トシフト器1208の出力信号の振幅は、スイッチ12
06の出力信号の振幅の0.125倍となる。
【0135】次いで、加算器1209では、2ビットシ
フト器1207の出力信号(0.25×|I|又は0.
25×|Q|)と3ビットシフト器1208の出力信号
(0.125×|I|又は0.125×|Q|)が加算
されることにより、0.375×|I|又は0.375
×|Q|のいずれかの信号が出力される。
【0136】最後に、加算器1210では、スイッチ1
205の出力信号(|I|又は|Q|)と、加算器12
09の出力信号(0.375×|I|又は0.375×
|Q|)と、が加算されることにより、式及び式の
近似式による包絡線情報Zが得られる。
【0137】このように、本実施の形態によれば、レベ
ル検出器を、乗算器及びメモリを用いずに、絶対値検出
器、ビットシフト器及び加算器により構成することがで
きるので、実施の形態1から実施の形態9に比べて、さ
らに回路規模を低減することができる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再送の対象とするサブキャリアを選択するときに用いる
しきい値を、回線品質の状態に応じて適応的に変化させ
るようにしたので、再送効率及び復調信号の信頼性を向
上させる直交周波数分割多重装置を提供することができ
る。
【0139】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る直交周波数分割多
重装置を示すブロック図
【図2】(a)マルチパス環境下における信号対雑音電
力比が高い場合の各サブキャリアの信号レベルを示す模
式図 (b)マルチパス環境下における信号対雑音電力比が低
い場合の各サブキャリアの信号レベルを示す模式図
【図3】本発明の実施の形態2に係る直交周波数分割多
重装置における平均化処理回路に付加される平均化回路
の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係る直交周波数分割多
重装置における平均化処理回路に付加される加重平均化
回路の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4に係る直交周波数分割多
重装置における平均化処理回路に付加される加重平均化
回路の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5に係る直交周波数分割多
重装置における平均化処理回路に付加される加重平均化
回路の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態6に係る直交周波数分割多
重装置における平均化処理回路に付加される加重平均化
回路の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態7に係る直交周波数分割多
重装置における平均化処理回路に付加される加重平均化
回路の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態8に係る直交周波数分割多
重装置における平均化処理回路に付加される加重平均化
回路の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態9に係る直交周波数分割
多重装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態10に係る直交周波数分
割多重装置のレベル検出器における位相と包絡線情報と
の関係を示すグラフ
【図12】本発明の実施の形態10に係る直交周波数分
割多重装置のレベル検出器の構成を示すブロック図
【図13】従来の直交周波数分割多重装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
116、123〜126 ディジタル減算器 117、127〜130 判定器 118 スイッチ 119〜122 レベル検出器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各サブキャリアに割り当てられた信号の
    レベルを検出する検出手段と、それぞれの信号のレベル
    の最大値と所定のしきい値を比較して前記しきい値を下
    回る信号に対応するサブキャリアを再送の対象と判定す
    る判定手段と、単位バースト毎の回線品質推定値に基づ
    いて、前記しきい値を適応的に変更するしきい値変更手
    段と、を具備することを特徴とする直交周波数分割多重
    装置。
  2. 【請求項2】 しきい値変更手段は、回線品質推定値の
    平均化を行う平均化処理手段を具備し、平均化された回
    線品質推定値に基づいてしきい値を選択することを特徴
    とする請求項1記載の直交周波数分割多重装置。
  3. 【請求項3】 平均化処理手段は、加重平均化処理を行
    うことを特徴とする請求項2記載の直交周波数分割多重
    装置。
  4. 【請求項4】 平均化処理手段は、入力した信号につい
    てビットシフトを行う少なくとも1つのビットシフト手
    段により構成されることを特徴とする請求項3記載の直
    交周波数分割多重装置。
  5. 【請求項5】 平均化処理手段は、前回の単位バースト
    における加重平均化処理された回線品質推定結果に基づ
    いて、加重平均化処理に用いる回線品質推定値を選択す
    ることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の直交
    周波数分割多重装置。
  6. 【請求項6】 平均化処理手段は、特定の単位バースト
    において平均化を行うことを特徴とする請求項2から請
    求項5のいずれかに記載の直交周波数分割多重装置。
  7. 【請求項7】 しきい値変更手段は、回線品質推定値が
    基準値を下回る回数又は上回る回数に基づいて、前記し
    きい値を決定することを特徴とする請求項1から請求項
    6のいずれかに記載の直交周波数分割多重装置。
  8. 【請求項8】 検出手段は、入力した信号のビット位置
    を移動させる少なくとも1つのビットシフト手段により
    構成されることを特徴とする請求項1から請求項7のい
    ずれかに記載の直交周波数分割多重装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の直交周波数分割多重装置を具備することを特徴とする
    基地局装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8のいずれかに記
    載の直交周波数分割多重装置を具備することを特徴とす
    る通信端末装置。
  11. 【請求項11】 各サブキャリアに割り当てられた信号
    のレベルを検出する検出工程と、単位バースト毎の回線
    品質推定値に基づいて、しきい値を適応的に変更するし
    きい値変更工程と、それぞれの信号のレベルの最大値と
    前記しきい値を比較して前記しきい値を下回る信号に対
    応するサブキャリアを再送の対象と判定する判定工程
    と、を具備することを特徴とする直交周波数分割多重通
    信方法。
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