JP2000188271A - 半導体洗浄装置 - Google Patents

半導体洗浄装置

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JP2000188271A
JP2000188271A JP10362926A JP36292698A JP2000188271A JP 2000188271 A JP2000188271 A JP 2000188271A JP 10362926 A JP10362926 A JP 10362926A JP 36292698 A JP36292698 A JP 36292698A JP 2000188271 A JP2000188271 A JP 2000188271A
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semiconductor
cleaning
suction
pure water
tank
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JP10362926A
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English (en)
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Hiroshi Ishiyama
弘 石山
Nobuaki Sato
信昭 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体の薬液の洗浄効率、すなわち純水置換
効率を向上させること等ができる半導体洗浄装置を提供
すること。 【解決手段】 洗浄槽30内に配置された半導体6を薬
液処理した後に洗浄槽30の下部から半導体6に純水5
を供給することにより、半導体6を洗浄するための半導
体洗浄装置であり、純水5を分散して通すために洗浄槽
30の下部に配置された分散板3と、洗浄槽30の上部
に配置されて洗浄槽30内の純水5と薬液の少なくとも
一方を含む液体を吸引する液体吸引手段40と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄槽内に配置さ
れた半導体を薬液処理した後に、半導体に純水を供給す
ることにより、半導体を洗浄するための半導体洗浄装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体として、例えば半導体ウェーハを
洗浄する例について説明する。図12と図13は、従来
のウェーハWの洗浄装置を示している。ウェーハWは洗
浄槽の内槽1000内に配置されている。洗浄槽の内槽
1000は、洗浄槽の外槽1001と組み合わせて構成
されており、内槽1000の下部には下部分散板100
2が設けられている。所定の薬液で処理されたウェーハ
Wに対しては、純水1003を下側から供給して分散板
1002で分散してウェーハWに対して水流1004,
1005を与えることにより、ウェーハWの薬液処理後
の純水置換を行い、洗浄後の液体は排水口1006から
排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図12と図
13に示すように、純水1003を内槽1000の下部
から供給して薬液を純水に置換すると、距離の長短から
水流の時間的差異があり洗浄槽内の流れは乱流となる。
図14はその乱流となっている様子を示しており、内槽
1000の中には、純水1003、(純水+薬液)10
07及び薬液1008の部分が分離して存在するような
形で乱流が形成されてしまう。薬液としてフッ酸等を使
用する場合には、当然にウェーハWのエッチングの不均
一が生じてしまう。
【0004】図15及び図16は、このような従来の半
導体洗浄装置におけるいわゆるダウンフロー処理におけ
る問題点を示している。この場合には、純水1003は
外槽1001の排水口1006から供給されるので、そ
の純水1003は矢印で示すように流れて、分散板10
02を通り、内槽1000の下部から排水されるように
なっている。この場合、薬液1008が内槽1000の
中央部に残ってしまい易く、洗浄槽内部の純水置換が遅
れる。当然、純水置換に時間を要し、エッチングに不均
一も生じてしまう。つまりダウンフロー処理における純
水置換の均一性に問題が生じることになる。そこで本発
明は上記課題を解消し、半導体の薬液の洗浄効率、すな
わち純水置換効率を向上させること等ができる半導体洗
浄装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、洗浄
槽内に配置された半導体を薬液処理した後に前記洗浄槽
の下部から前記半導体に純水を供給することにより前記
半導体を洗浄するための半導体洗浄装置であり、前記純
水を分散して通すために前記洗浄槽の下部に配置された
分散板と、前記洗浄槽の上部に配置されて前記洗浄槽内
の前記純水と前記薬液の少なくとも一方を含む液体を吸
引する液体吸引手段と、を備えることを特徴とする半導
体洗浄装置である。これにより、洗浄槽の下部から純水
を供給する場合には分散板でその純水を分散して半導体
側に送る。しかも、液体吸引手段が、洗浄槽の上部に配
置されていることから、洗浄槽内の純水と液体の少なく
とも一方を含む液体を洗浄槽の上部側に吸引することが
できる。このことから、液体の吸引効率を高め、半導体
の洗浄効率の向上を計ることから、純水置換効率を上げ
ることができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の半導
体洗浄装置において、前記液体吸引手段は、複数の吸引
穴を有し前記洗浄槽の上部を覆う吸引板を有する。これ
により、純水と薬液の少なくとも一方を含む液体は、こ
の複数の吸引穴を通じて洗浄槽の上部側に吸引されるこ
とになる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載の半導
体洗浄装置において、前記液体吸引手段は、複数の吸引
穴を有し前記洗浄槽の上部を覆う吸引板と、前記吸引板
から前記洗浄槽内に前記純水を供給するための純水供給
手段を有する。これにより、吸引板から洗浄槽内に対し
て純水を供給できるので、いわゆるダウンフローによる
半導体の洗浄処理を行なうことができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1に記載の半導
体洗浄装置において、複数の吸引チューブを有し前記洗
浄槽の上部に配置されている吸引板を有する。純水と薬
液の少なくとも一方を含む液体は、複数の吸引チューブ
を介して洗浄槽の上部側に局所的に吸引することができ
る。
【0009】請求項5の発明は、請求項1に記載の半導
体洗浄装置において、前記液体吸引手段は、複数の吸引
ノズルを有し前記洗浄槽の上部に配置されている吸引板
を有する。複数の吸引ノズルを使用することにより、純
水と薬液の少なくとも一方を含む液体に対して一方向の
水流を付加する機能を発揮できるので、半導体にパーテ
ィクルが付着するのを防止することができる。
【0010】請求項6の発明は、請求項1に記載の半導
体洗浄装置において、前記液体吸引手段は、窒素ガスを
前記洗浄槽内に下方に噴射するガス噴射手段を有する。
窒素ガスが洗浄槽に下方に噴射できるので、半導体に自
然酸化膜が付着するのを防止することができる。
【0011】請求項7の発明は、請求項1に記載の半導
体洗浄装置において、洗浄槽内に配置された半導体を薬
液処理した後に前記洗浄槽の下部から前記半導体に純水
を供給することにより前記半導体を洗浄するための半導
体洗浄装置であり、前記洗浄槽内の純水を排出するため
に前記洗浄槽内に配置された吸引手段と、前記半導体を
乾燥させるための乾燥用ガスを供給する乾燥用ガス供給
手段と、を備えることを特徴とする半導体洗浄装置であ
る。液体吸引手段が、洗浄槽の上部ばかりでなく洗浄槽
の内部であってかつ洗浄槽の側面に沿って配置されてい
るので、たとえばいわゆるマランゴニーのイソプロピル
アルコール(IPA)による乾燥機能を発揮することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0013】第1の実施の形態 図1は、本発明の半導体洗浄装置の第1の実施の形態の
概念図を示しており、図2と図3は第1の実施の形態の
構造の詳細を示している。図1〜図3を参照すると、半
導体洗浄装置100は、概略的には洗浄槽30、下部の
分散板3、液体吸引手段40等を有している。洗浄槽3
0は、洗浄槽の外槽1と洗浄槽の内槽2を有している。
洗浄槽の外槽1は、排水管16を備えており、排水管1
6には排水バルブ17が設けられている。
【0014】洗浄槽の外槽1の液面1Aの付近には、上
述した液体吸引手段40の吸引板9が配置されている。
この吸引板9は、洗浄槽の外槽1の上部開口部分にほぼ
覆うように配置されている。洗浄槽の内槽2は、供給管
4と分散板3を備えている。分散板3は、多数の孔3A
を有する板であり、内槽2内の下部に位置している。供
給管4は、内槽2の下部に接続されており、純水5を内
槽2の下部から内槽2内へ矢印で示すように供給できる
ようになっている。半導体としてのたとえばウェーハ6
は、キャリア7の上に複数枚セットされている。キャリ
ア7は、ロボットアーム8により保持されており、ロボ
ットアーム8がY方向に上下動することにより、ウェー
ハ6を内槽2の中に入れたりあるいは内槽2の中から外
部に取り出すことができるようになっている。
【0015】次に、液体吸引手段40について図2と図
3を参照して説明する。液体吸引手段40は、吸引板
9、Y,θロボット13、吸引ポンプ21、チューブ2
0、バルブ12,15、純水供給パイプ14及び排水吸
引パイプ11等を有している。吸引板9は、たとえばボ
ックス状の構造を有しており、吸引板9の下面側には、
複数の吸引穴10を備えている。この吸引穴10は、図
3に示すように所定間隔で配列されている。この吸引板
9は、純水供給パイプ14の一端側に接続されており、
純水供給パイプ14の他端はバルブ15を介してパイプ
14Aに接続されている。これにより純水5Aは、バル
ブ15を開けることによりパイプ14A、純水供給パイ
プ14を介して、吸引板9の吸引穴10から洗浄槽の内
槽2内へ供給することができる。
【0016】吸引板9の側面には、排水吸引パイプ11
の一端部が接続されている。排水吸引パイプ11の他端
はバルブ12を介してチューブ20に接続されており、
チューブ20は吸引ポンプ21に接続されている。これ
によりバルブ12を開けて、吸引ポンプ21を作動する
と、洗浄槽30の外槽1と内槽2内の液体は、吸引板9
の吸引穴10、排水吸引パイプ11、バルブ12、チュ
ーブ20を介して吸引ポンプ21側に吸引することがで
きる。
【0017】吸引板9、排水吸引パイプ11、バルブ1
2は、Y,θロボット13により、Y軸方向に上下動
し、あるいはθ方向に回転させることができる。図2に
おいてY,θロボット13がY軸方向に沿って吸引板
9、排水吸引パイプ11及びバルブ12を上下動させる
ことにより、吸引板9を外槽1の液面1Aに配置したり
あるいは吸引板9を液面1Aの上部に退避させて、外槽
1の上部を開放することができるようになっている。ま
た図3においてY,θロボット13のように吸引板9、
排水吸引パイプ11、バルブ12をθ方向に回転するこ
とにより、そのように外槽1の上部に退避した吸引板9
をさらに回転方向に退避させることができる。
【0018】次に、上述した図1〜図3に示す第1の実
施の形態の動作例について説明する。図2の下部側の供
給管4から純水5を、たとえば20リットル/分の流量
で供給すると同時に、吸引ポンプ21を作動する。これ
により純水5は供給管4から内槽2の下部より分散板3
を通って内槽2の中に供給される。純水5は矢印で示す
ように内槽2において上方に向かう。吸引ポンプ21が
作動しているので、吸引板9の吸引穴10、排水吸引パ
イプ11、バルブ12、チューブ20を通して、内槽2
の中の液体、すなわち純水と薬液の少なくとも一方を含
む液体を吸引することができる。この吸引板9から吸引
する流量は、たとえば20リットル/分に設定する。こ
のように純水5が供給される流量と吸引板9から外部に
吸引して排出する流量を同じようすることにより、純水
5の置換は整然と行われて、図1に示すような純水10
03、純水+薬液1007、薬液1008のようにして
純水置換を整然と行うことができる。なお、排水管16
の排水バルブ17を開けることにより、純水5の供給量
が多くなった場合には、排水管16から純水5の過剰な
分を排出することができる。
【0019】また、ダウンフロー処理による洗浄を行い
純水置換を行う場合には、吸引ポンプ21の動作をさせ
ずに、パイプ14Aから純水5Aを供給する。この場合
にはバルブ15を開けて、バルブ12を閉じている。純
水5Aはパイプ14Aを通り純水供給パイプ14を経て
吸引板9の吸引穴10から内槽2側に下方に向けて供給
される。供給管4は、純水と薬液の少なくとも一方を含
む液体を排出する排水管の役割を果たす。この場合にお
いても、純水供給パイプ14により純水が上部から供給
されるので、整然としたダウンフローの流れが生じ、純
水置換を確実に行うことができる。
【0020】第2の実施の形態 図4と図5は、本発明の半導体洗浄装置の第2の実施の
形態を示している。半導体洗浄装置200は、洗浄槽2
30と、液体吸引手段240を概略的に有している。洗
浄槽230の洗浄槽の内槽202と、洗浄槽の外槽20
1の構造は、図2の洗浄槽の内槽2と外槽1と基本的に
構造が同じである。図4において図示はしていないがウ
ェーハ6はキャリアに収容されており、キャリアはロボ
ットアームに支持されている点は図2の第1の実施の形
態と同様である。
【0021】図4と図5の第2の実施の形態が、図1〜
図3の第1の実施の形態と異なるのは、液体吸引手段2
40の構造である。液体吸引手段240は、吸引板20
9と、複数本の吸引チューブ217、バルブ212、排
水吸引パイプ211、吸引ポンプ221を有している。
この液体吸引手段240は、図2の液体吸引手段40と
は異なり、純水を供給する構成要素は有しておらず、専
ら内槽202内の液体を外部に吸引する機能のみを有し
ている。
【0022】吸引板209は、複数の吸引チューブ21
7を備えており、この吸引チューブ217は、外槽20
1の液面201Aに挿入されるようになっている。純水
5が内槽202の供給管204から供給されると、分散
板203により分散されて内槽202内において矢印に
示すように上方に向かう。これと同時に吸引ポンプ22
1を作動してバルブ212を開けることにより、内槽2
02内及び外槽201内の液体は吸引チューブ217、
排水吸引パイプ211、バルブ212を介して吸引ポン
プ221側に局所的に吸引される。この場合の供給管2
04からの純水5の供給流量と、液体吸引手段240に
おける吸引流量をたとえば同じにすることにより純水置
換を整然と行うことができる。
【0023】図4と図5の第2の実施の形態では、吸引
チューブ217は吸引板209に対して複数設けられて
いるが、この方式は、いわゆる局所吸引方式と呼ばれて
おり、吸引板209は、いわゆる局所吸引板である。
【0024】第3の実施の形態 図6と図7は、本発明の半導体洗浄装置の第3の実施の
形態を示している。半導体洗浄装置300は、外槽30
1と内槽302を有しており、これらの外槽301と内
槽302は、図2の第1の実施の形態の外槽1と内槽2
と同様のものである。分散板303は内槽302の下部
に配置されている。図6と図7の第3の実施の形態が、
図2と図3の第1の実施の形態と異なるのは、液体吸引
手段340である。液体吸引手段340は、導水ノズル
318、バルブ320、吸引排水パイプ311、吸引ポ
ンプ321等を有している。導水ノズル318は、複数
のノズル穴319を有している。これらのノズル穴31
9は、導水ノズル318の長手方向に沿ってたとえば等
間隔に配置されている。この液体吸引手段340は、外
槽301と内槽302の間であって、かつ外槽301の
一方側に配置されている。
【0025】純水5が供給管304を通して、内槽30
2内に供給されると、純水5は分散板303により分散
されて、ウェーハ6を通る。しかも吸引ポンプ321が
作動されてバルブ320が開放されると、導水ノズル3
18のノズル穴319からは、液体、すなわち薬液と純
水の少なくとも一方を含む液体を吸引して、吸引ポンプ
321側に送ることができる。この純水供給量と液体の
排水量をたとえば同じ程度にすることにより、純水置換
を整然と行うことができる。しかも、特徴的なのは、液
体吸引手段340が外槽301の一方側のみに設けられ
ているので、液流350が矢印で示すように導水ノズル
318側に向かうことから、洗浄槽330内における液
体の流れ(水流)を一方向、すなわち矢印350で示す
方向に発生させることができる。これによりウェーハ6
を洗浄槽330から引き上げる時には、パーティクルの
付着が減少する。
【0026】第4の実施の形態 図8と図9は本発明の半導体洗浄装置の第4の実施の形
態を示している。半導体洗浄装置400は、洗浄槽43
0を有しており、洗浄槽430は内槽402と外槽40
1を有している。これらの外槽401と内槽402は図
2の外槽1と内槽2と同様のものである。分散板403
は内槽402の下部に設けられている。図8と図9の第
4の実施の形態で異なるのは、液体吸引手段440の構
造である。この液体吸引手段440は、たとえば図2の
液体吸引手段40に対して付加される機能の一例を示し
ている。しかしこれに限らず図4の液体吸引手段240
の構造のものに併用することも可能である。
【0027】この液体吸引手段440は、付加的に窒素
ガス(N2 )を供給できるものである。吸引板9は多数
の吸引穴10を有している。この吸引板(N2 ブロー板
ともいう)9は、パイプ460を介して窒素ガス噴射手
段470に接続されている。窒素ガス470から窒素ガ
スが吸引板9の吸引穴10を通して、内槽402内に供
給できるようになっている。内槽402の下部には純水
供給管404が接続されており、純水5を供給できるこ
とは図2の実施の形態と同じである。このように窒素ガ
スを上部から供給できるようにすることにより、ウェー
ハ6に対して自然酸化膜が供給されるのを防止すること
ができる。
【0028】第5の実施の形態 図10と図11は本発明の半導体洗浄装置の第5の実施
の形態を示している。半導体洗浄装置500は、洗浄槽
530を有しており、洗浄槽530は外槽501と内槽
502を備えている。内槽502の下部には分散板50
3と、純水の供給管504を有している。純水の供給管
504からは純水5を供給できる。外槽501と内槽5
02の上には、乾燥板509が配置されている。この乾
燥板509は、パイプ570、バルブ580を介して、
乾燥用ガス供給源585に接続されている。この乾燥用
ガス供給源585、バルブ580、パイプ570及び乾
燥板509は、Y,θロボット513により、Y軸方向
(上下方向)に上下動できるとともに、θ方向に回転す
ることができる。乾燥板509は、ウェーハ6を乾燥さ
せるための乾燥用ガスを供給するためのものであり、乾
燥板509は外槽501と内槽502の上部に覆うよう
に配置することができる。乾燥板509は、乾燥用ガス
を噴出するために多数の穴510を有している。一方、
内槽502の中であって、その側面には、排水板として
作用する吸引板609が配置されている。この吸引板6
09は、多数の吸引穴610を有している。この吸引穴
610は、ウェーハ6側に向いている。吸引板609
は、排水吸引パイプ611を介して吸引ポンプ621に
接続されている。
【0029】この半導体洗浄装置500の動作を説明す
ると、吸引ポンプ621が作動することにより吸引板6
09の吸引穴610からは、供給された純水5と薬液の
少なくとも一方を含む液体が、矢印R1方向に吸引され
るので、このような液体はR1方向の水流を発生させる
ことができる。これにより、純水5の水面5Aが徐々に
下がっていく。このようにウェーハ6が純水5から露出
した状態で、乾燥用ガス供給源585から、バルブ58
0、パイプ570及び乾燥板509の穴510を通じて
所定のガスをブローする。この所定の乾燥用ガスとして
は、たとえばイソプロピルアルコール(IPA)+N2
ガスを用いることができ、これによりいわゆるIPAマ
ランゴニー乾燥処理を行うことができる。このイソプロ
ピルアルコール(IPA)は霧化状にしたものを用い
る。このIPAマランゴニー乾燥とは、イソプロピルア
ルコールの沸点飽和蒸気中にウェーハを入れて、凝縮I
PAで付着水を置換しながら、ウェーハを蒸気温度まで
昇温させて、ついで引上げ凝縮IPA残膜を蒸発させる
ウェーハの乾燥方法である。
【0030】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れない。上述した実施の形態では半導体として、たとえ
ば円形状の半導体ウェーハの例を示しているがこれに限
るものではない。また使用した薬液等やガスの種類は特
に限定されない。
【0031】本発明では、半導体ウェーハの洗浄装置に
おいて、薬液処理後の純水置換は、洗浄装置の性能を左
右する重要な要素である。本発明は従来の洗浄槽下部に
設置されている分散板に対し、更に槽上部に吸引板を設
けることにより、薬液の方が純水よりも比重が大きいに
もかかわらず半導体の純水による洗浄効率を大幅に向上
させる。本発明では純水の使用量を大幅に削減できる、
たとえば従来比で1/2まで低減することが可能とな
る。洗浄時間の短縮が可能となる。本発明ではエッチン
グレートの均一性が大幅に向上する。一方向水流ができ
るので、パーティクルの付着が減少する。N2 をブロー
できるので、ウェーハの自然酸化膜防止となる。洗浄槽
内側面に吸引板を設けることにより、IPAマランゴニ
ー乾燥処理が可能となる。本発明では、置換のしにくい
所でも、局所的に置換の効率を向上させることができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体の薬液の洗浄効率、すなわち純水置換効率を向上
させること等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体洗浄装置の第1の実施の形態を
示す概念図。
【図2】第1の実施の形態の構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態の平面図。
【図4】本発明の半導体洗浄装置の第2の実施の形態を
示す図。
【図5】第2の実施の形態の平面図。
【図6】本発明の半導体洗浄装置の第3の実施の形態を
示す図。
【図7】第3の実施の形態の平面図。
【図8】本発明の半導体洗浄装置の第4の実施の形態を
示す図。
【図9】第4の実施の形態の平面図。
【図10】本発明の半導体洗浄装置の第5の実施の形態
を示す図。
【図11】第5の実施の形態の平面図。
【図12】従来の半導体洗浄装置の図。
【図13】図12の従来の半導体洗浄装置の平面図。
【図14】従来の半導体洗浄装置における薬液と純水の
乱流の様子を示す図。
【図15】従来の半導体洗浄装置におけるダウンフロー
の場合の問題点を示す図。
【図16】図15の従来の平面図。
【符号の説明】
1・・・外槽、2・・・内槽、5・・・純水、6・・・
ウェーハ(半導体)、30・・・洗浄槽、40・・・液
体吸引手段、100・・・半導体洗浄装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内に配置された半導体を薬液処理
    した後に前記洗浄槽の下部から前記半導体に純水を供給
    することにより前記半導体を洗浄するための半導体洗浄
    装置であり、 前記純水を分散して通すために前記洗浄槽の下部に配置
    された分散板と、 前記洗浄槽の上部に配置されて前記洗浄槽内の前記純水
    と前記薬液の少なくとも一方を含む液体を吸引する液体
    吸引手段と、を備えることを特徴とする半導体洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記液体吸引手段は、複数の吸引穴を有
    し前記洗浄槽の上部を覆う吸引板を有する請求項1に記
    載の半導体洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記液体吸引手段は、複数の吸引穴を有
    し前記洗浄槽の上部を覆う吸引板と、前記吸引板から前
    記洗浄槽内に前記純水を供給するための純水供給手段を
    有する請求項1に記載の半導体洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記液体吸引手段は、複数の吸引チュー
    ブを有し前記洗浄槽の上部に配置されている吸引板を有
    する請求項1に記載の半導体洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記液体吸引手段は、複数の吸引ノズル
    を有し前記洗浄槽の上部に配置されている吸引板を有す
    る請求項1に記載の半導体洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記液体吸引手段は、窒素ガスを前記洗
    浄槽内に下方に噴射するガス噴射手段を有する請求項1
    に記載の半導体洗浄装置。
  7. 【請求項7】 洗浄槽内に配置された半導体を薬液処理
    した後に前記洗浄槽の下部から前記半導体に純水を供給
    することにより前記半導体を洗浄するための半導体洗浄
    装置であり、 前記洗浄槽内の純水を排出するために前記洗浄槽内に配
    置された吸引手段と、 前記半導体を乾燥させるための乾燥用ガスを供給する乾
    燥用ガス供給手段と、を備えることを特徴とする半導体
    洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記吸引手段は前記洗浄槽内の側面に配
    置されている請求項7に記載の半導体洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記乾燥用ガス供給手段は前記洗浄槽の
    上部に配置されている請求項7に記載の半導体洗浄装
    置。
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