JP2000187987A - 半導体集積回路装置および電子装置ならびにその電子装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置および電子装置ならびにその電子装置の製造方法

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JP2000187987A
JP2000187987A JP10362036A JP36203698A JP2000187987A JP 2000187987 A JP2000187987 A JP 2000187987A JP 10362036 A JP10362036 A JP 10362036A JP 36203698 A JP36203698 A JP 36203698A JP 2000187987 A JP2000187987 A JP 2000187987A
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terminal
reference potential
semiconductor integrated
integrated circuit
wiring
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Akio Aoki
明雄 青木
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバICとメモリIC間での良好な信号
の受け渡しを行う。 【解決手段】 実装基板と、前記実装基板に搭載されか
つ出力段ドライバ素子と出力端子との間に出力インピー
ダンスを調整するために複数の抵抗および複数のスイッ
チ回路が設けられ、前記抵抗とスイッチ回路の組合せに
よって前記出力段ドライバ素子と前記出力端子との間に
相互に抵抗値が異なる複数の電流経路を有する抵抗値切
り替え回路が構成され、前記各スイッチ回路に接続され
かつスイッチ回路を制御する信号が入力される抵抗値切
り替え用コントロール端子が設けられてなる第1の半導
体集積回路装置と、前記第1の半導体集積回路装置に前
記実装基板の配線を介して電気的に接続される第2の半
導体集積回路装置とを有し、前記抵抗値切り替え用コン
トロール端子は前記実装基板の電源配線またはグランド
配線のうちのいずれかに接続されてなるメモリモジュー
ル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
(半導体装置)および電子装置ならびにその電子装置の
製造方法に係わり、特にドライバIC等の半導体集積回
路装置の出力インピーダンスと、前記半導体集積回路装
置に接続されるメモリIC等からなる他の半導体集積回
路装置の入力インピーダンスとの整合や、前記半導体集
積回路装置に接続される配線インピーダンスとの整合を
図り、安定した信号の受け渡しを図る技術に適用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置(半導体装置)とし
てのDRAM(Dynamic Random Access Memory),SR
AM(Static Random Access Memory)等は、集積度の向
上につれてますます大容量化の傾向にある。
【0003】また、パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)のメモリ増設には、前記DRAM等のメモリ半導体
装置(メモリIC)を複数組み込んだメモリモジュール
が使用されている。メモリモジュールは、一枚のモジュ
ール基板に複数のメモリICを実装するとともに、これ
らのメモリICをドライバIC(半導体集積回路装置)
で制御する構成になっている。
【0004】メモリモジュールについては、たとえば特
開平10-134563号公報に記載されている。この文献に
は、様々なメモリモジュールを実装する回路において、
回路内で送受信される信号の波形を良質にかつ安定した
波形にする技術(メモリ駆動回路)が開示されている。
すなわち、このメモリ駆動回路は、メモリモジュールと
メモリコントローラの間にメモリコントローラからの駆
動信号を受信し、受信した駆動信号を前記メモリモジュ
ールへ送信するバッファを備え、前記メモリモジュール
で発生する信号の反射ノイズを前記バッファで吸収する
ような構成になっている。
【0005】一方、ドライバICの出力段回路のインピ
ーダンスを、前記出力段回路に接続される配線のインピ
ーダンスや他の半導体集積回路装置のインピーダンスに
合わせる(整合)ため、出力段回路に抵抗を設け、出力
段のドライバICの能力と抵抗値によりインピーダンス
の合わせ込みを行っている。出力段回路に直列抵抗をつ
ける技術については、たとえば、CQ出版社発行「Desi
gn Wave Magazin」No.12,pp103に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】メモリモジュール1
は、たとえば、図7に示すように、実装基板(ボード:
メモリモジュール基板)2に複数のメモリIC3やドラ
イバIC4が搭載されている。ボード2には配線5が設
けられているとともに、ボード2の一辺には端子6が並
んで設けられている。メモリIC3やドライバIC4の
外部端子は、それぞれ所定の配線5に接続されている。
【0007】前記端子6は、特に図示はしないが、第1
基準電位端子(電源端子:Vcc),第2基準電位端子
(グランド:GND),クロック端子(CLK),入力
端子,出力端子,各種の制御端子で構成されている。
【0008】図8は従来のドライバIC4の出力段回路
の一例を示すものであり、出力段回路の出力段ドライバ
素子10の出力ノード14と出力端子17を電気的に接
続する配線18に抵抗19を設けた例である。前記出力
段ドライバ素子10は、NチャネルMOSFET11と
PチャネルMOSFET12で構成されるCMOSイン
バータ回路である。
【0009】このような出力段回路の出力端子17がメ
モリモジュール基板2の配線5を介してメモリIC3の
所定の端子に接続されるが、配線5のインピーダンスや
メモリIC3のインピーダンスとが一致していない場合
は、図9の波形図で示すように波形に乱れが発生する。
図9は横軸Aを時間軸(T)とし、縦軸Bを電圧(V)
とした場合の、インピーダンス整合により反射が発生し
ない期待すべき波形20と、インピーダンス不整合によ
って歪みが発生した波形21を示すものである。
【0010】従来のようにドライバICの出力段ドライ
バ素子と抵抗によるインピーダンスの合わせ込み(整
合)は、搭載されるボードの配線インピーダンスと接続
するメモリICの入力インピーダンスが常に同一である
場合により有効である。したがって、搭載されるボード
の材質や配線長が異なる場合や、入力インピーダンスの
異なるメモリICを駆動する場合はインピーダンスの不
一致(不整合)となり、ドライバICの出力波形に歪み
が生じ、接続されたメモリICが誤動作する。
【0011】この誤動作は、出力段回路の抵抗値を調整
し、出力段のインピーダンスを合わせ込むことにより解
決できるが、合わせ込みのためには、ドライバICを製
作する過程での前工程で使用されるホトマスクの変更が
必要となり、また、半導体メーカやボードメーカのデメ
リットが多い。
【0012】本発明の目的は、出力インピーダンスの選
択調整使用が可能な半導体集積回路装置(ドライバI
C)を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、出力段回路を有する
半導体集積回路装置と、この半導体集積回路装置に接続
される他の半導体集積回路装置を有する電子装置におい
て、前記出力段回路の出力波形に歪みを発生させること
なく良好な信号の受け渡しが達成できる電子装置および
その製造方法を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、出力波形に歪みを発
生させることなく良好な信号の受け渡し行えるメモリモ
ジュールを提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)出力段ドライバ素子と出力端子または第1基準電
位端子(電源端子)もしくは第2基準電位端子(グラン
ド端子)との間に出力インピーダンスを調整するために
複数の抵抗および複数のスイッチ回路が設けられ、前記
抵抗とスイッチ回路の組合せによって前記出力段ドライ
バ素子と前記出力端子または前記第1基準電位端子もし
くは前記第2基準電位端子との間に相互に抵抗値が異な
る複数の電流経路を有する抵抗値切り替え回路が構成さ
れ、前記各スイッチ回路に接続されスイッチ回路を制御
する信号が入力される抵抗値切り替え用コントロール端
子が設けられてなる半導体集積回路装置。前記抵抗値切
り替え用コントロール端子は第1基準電位(電源電位)
または第2基準電位(グランド電位)が印加される端子
である。前記半導体集積回路装置はドライバICを構成
している。
【0017】(2)実装基板と、前記実装基板に搭載さ
れかつ出力段ドライバ素子と出力端子または第1基準電
位端子(電源端子)もしくは第2基準電位端子(グラン
ド端子)との間に出力インピーダンスを調整するために
複数の抵抗および複数のスイッチ回路が設けられ、前記
抵抗とスイッチ回路の組合せによって前記出力段ドライ
バ素子と前記出力端子または前記第1基準電位端子もし
くは前記第2基準電位端子との間に相互に抵抗値が異な
る複数の電流経路を有する抵抗値切り替え回路が構成さ
れ、前記各スイッチ回路に接続されかつスイッチ回路を
制御する信号が入力される抵抗値切り替え用コントロー
ル端子が設けられてなる第1の半導体集積回路装置と、
前記第1の半導体集積回路装置に前記実装基板の配線を
介して電気的に接続される第2の半導体集積回路装置と
を有し、前記抵抗値切り替え用コントロール端子は前記
実装基板の第1基準電位配線(電源配線)または第2基
準電位配線(グランド配線)のうちのいずれかに接続さ
れてなる電子装置。前記第1の半導体集積回路装置はド
ライバICを構成している。前記第1の半導体集積回路
装置はドライバICであり、前記第2の半導体集積回路
装置はメモリICであり、全体でメモリモジュールを構
成している。
【0018】このような電子装置は以下の製造方法によ
って製造される。実装基板と、出力段ドライバ素子と出
力端子または第1基準電位端子(電源端子)もしくは第
2基準電位端子(グランド端子)との間に出力インピー
ダンスを調整するために複数の抵抗および複数のスイッ
チ回路が設けられ、前記抵抗とスイッチ回路の組合せに
よって前記出力段ドライバ素子と前記出力端子または前
記第1基準電位端子もしくは前記第2基準電位端子との
間に相互に抵抗値が異なる複数の電流経路を有する抵抗
値切り替え回路が構成され、前記各スイッチ回路に接続
されかつスイッチ回路を制御する信号が入力される抵抗
値切り替え用コントロール端子が設けられてなる第1の
半導体集積回路装置と、前記第1の半導体集積回路装置
に前記実装基板の配線を介して電気的に接続される複数
の第2の半導体集積回路装置を用意する工程と、前記実
装基板に前記第1の半導体集積回路装置および第2の半
導体集積回路装置を搭載する工程と、前記実装基板や第
2の半導体集積回路装置の特性を基に判断して前記第1
の半導体集積回路装置の抵抗値切り替え用コントロール
端子を前記実装基板の第1基準電位配線(電源配線)ま
たは第2基準電位配線(グランド配線)に電気的接続手
段によって接続する工程とを有する。前記抵抗値切り替
え用コントロール端子との電気的接続を行うための分岐
配線を前記実装基板の第1基準電位配線(電源配線)ま
たは第2基準電位配線(グランド配線)に設けておき、
前記抵抗値切り替え用コントロール端子はいずれかの前
記分岐配線に電気的に接続される。前記第1の半導体集
積回路装置はドライバICであり、前記第2の半導体集
積回路装置はメモリICであり、全体でメモリモジュー
ルが構成されている。
【0019】前記(1)によれば、ドライバICには複
数の抵抗値切り替え用コントロール端子が設けられてい
て、これらの抵抗値切り替え用コントロール端子に印加
する信号によって内部に設けられた抵抗値切り替え回路
が選択できることから出力インピーダンスの選択が可能
になっている。
【0020】前記(2)によれば、(a)実装基板にド
ライバICを実装する際、ドライバICに設けられた複
数の抵抗値切り替え用コントロール端子と実装基板の基
準電位端子(電源端子やグランド端子)を、配線インピ
ーダンスや前記ドライバICに電気的に接続する他の半
導体集積回路装置(メモリIC)の入力インピーダンス
との整合が合うように電気的に接続することができる。
この結果、ドライバICとメモリICとの間においてイ
ンピーダンス不整合が発生しなくなり、ドライバICの
波形の歪みも起きなくなり、接続されたメモリICが誤
動作することもなくなる。したがって、信号の受渡しが
良好に行えるメモリモジュールを提供することができ
る。
【0021】(b)インピーダンス整合は、ドライバI
Cの実装時の抵抗値切り替え用コントロール端子の結線
操作ですみ、予め抵抗値切り替え用コントロール端子を
設ける構造としておくことにより、従来のようにドライ
バICの製造における、途中での配線パターンの変更、
すなわちホトマスクの変更等を伴わず、ドライバICの
製造コストの低減が達成できる。
【0022】(c)ボードメーカにおいては、抵抗値切
り替え用コントロール端子との結線操作が行える配線パ
ターンを有する実装基板を製造すればよく、ドライバI
Cとの間のインピーダンス整合が容易に行えるボード
(実装基板)をユーザに対して安価に提供することがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0024】(実施形態1)図1は本発明の一実施形態
(実施形態1)である半導体集積回路装置(ドライバI
C)の一部を示す回路図、図2はドライバICを示す平
面図である。
【0025】ドライバIC4は、図2に示すように、細
長矩形体からなるパッケージ7の両側面からそれぞれ複
数のリード8を突出させている。これらリード8は、本
実施形態1ではパッケージ7の両側からそれぞれ7本突
出させている。パッケージ7の表面に附した番号はリー
ド端子番号であり、1は第2基準電位端子(グランド:
GND)、2は抵抗値切り替え用コントロール端子(コ
ントロール)b、3は抵抗値切り替え用コントロール端
子(コントロール)a、4乃至7は入力a〜入力d、8
乃至11は出力d〜出力a、12はクロック出力(CL
K出力)、13はクロック入力(CLK)、14は第1
基準電位端子(電源端子:Vcc)である。
【0026】前記ドライバIC4の出力段回路において
は、図1に示すような抵抗値切り替え回路が設けられて
いる。この抵抗値切り替え回路は、複数の抵抗と複数の
スイッチ回路によって構成されている。本実施形態1で
は、抵抗はRa,Rb,Rcと3個設けられ、スイッチ
回路は30a,30bと2個設けられている。
【0027】すなわち、NチャネルMOSFET11と
PチャネルMOSFET12によって構成される出力段
ドライバ素子10の出力端子17との間の配線18中
に、ドライバIC4の出力インピーダンスを調整するた
めに抵抗Ra,Rb,Rcを直列に配置した構成になっ
ている。
【0028】スイッチ回路30a,30bは、それぞれ
同一の構成になり、インバータ31a,31bと、Nチ
ャネルMOSFET32a,32bと、PチャネルMO
SFET33a,33bとで構成されている。Nチャネ
ルMOSFET32a,32bとPチャネルMOSFE
T33a,33bはそのドレイン電極同士およびソース
電極同士はそれぞれ接続され、そのノード34a,34
bおよびノード35a,35bは、各抵抗Ra,Rb,
Rcの入力側のノード36a,36b,36cに配線3
7a,37b,37cを介して接続されている。
【0029】リード8の抵抗値切り替え用コントロール
端子(コントロール)aは、配線38aを介してPチャ
ネルMOSFET33aのゲート電極に接続されるとと
もに、インバータ31aを介してNチャネルMOSFE
T32aのゲート電極に接続されている。同様にリード
8の抵抗値切り替え用コントロール端子(コントロー
ル)bは、配線38bを介してPチャネルMOSFET
33bのゲート電極に接続されるとともに、インバータ
31bを介してNチャネルMOSFET32bのゲート
電極に接続されている。
【0030】これにより、抵抗値切り替え用コントロー
ル端子a,bに“LOW”信号が入った場合の出力部分の
抵抗値は抵抗Ra,Rb,Rcの抵抗値の合計になる。
また、抵抗値切り替え用コントロール端子(コントロー
ル)aに“HIGH”信号,抵抗値切り替え用コントロール
端子(コントロール)bに“LOW”信号が入った場合の
抵抗値は抵抗Rb,Rcの抵抗値の和になる。また、抵
抗値切り替え用コントロール端子(コントロール)bに
“HIGH”信号が入った場合の抵抗値は抵抗Rcのみにな
る。
【0031】このように、抵抗値切り替え用コントロー
ル端子(コントロール)a,bに印加される電圧によっ
てスイッチ回路30a,30bが動作し、出力段ドライ
バ素子10の出力ノード14と出力端子17との間に
は、それぞれ異なった電流経路が形成されてドライバI
C4の出力インピーダンスの選択調整がなされることに
なる。抵抗値は、出力ノード14と出力端子17との間
に設ける抵抗の数やその抵抗値の選択によって自由に設
定でき、インピーダンスを細かく設定できる。
【0032】図3は本実施形態1のドライバIC4と、
二つのメモリIC(半導体集積回路装置)3を実装基板
(ボード:メモリモジュール基板)2に組み込んだメモ
リモジュール(電子装置)1を示す図である。ボード2
の表面には所定のパターンの配線5が設けられている。
また、ボード2の一辺には端子6が設けられている。左
から右に向けて、クロック端子(CLK),第1基準電
位端子(電源端子:Vcc),第2基準電位端子(グラン
ド:GND),Vcc,入力a〜入力dが順次ならび、そ
の後は多数のメモリ部入出力端子が並んでいる。第1基
準電位配線(電源端子:Vcc)および第2基準電位配線
(グランド:GND)には分岐配線40a,40bが設
けられ、前記抵抗値切り替え用コントロール端子(コン
トロール)a,bとの電気的接続を行うようになってい
る。電気的接続は、本実施形態1では導電性のワイヤ4
1a,41bで接続してある。このようなメモリモジュ
ール1は、その製造において、最初にボード2,メモリ
IC3,ドライバIC4を用意する。
【0033】つぎに、図4に示すように、ボード2にド
ライバIC4を搭載する。ドライバIC4のリード8は
配線5に半田等によって電気的に接続される。メモリI
C3も同様に搭載される。
【0034】つぎに、図5に示すように、ドライバIC
4の抵抗値切り替え用コントロール端子a,bをワイヤ
41a,41bによって第1基準電位端子(電源端子:
Vcc)または第2基準電位端子(グランド:GND)に
接続する。この接続は、ボード2の材質や配線長によっ
て選択され、図1に示す抵抗Ra,Rb,Rcのうちか
ら、所定の抵抗を選び、所定の抵抗値とする。この例で
は、抵抗値切り替え用コントロール端子aは配線5にお
けるグランド配線の分岐配線40bに接続され、抵抗値
切り替え用コントロール端子bは配線5における電源配
線の分岐配線40aに接続される。この結果、ドライバ
IC4の出力端子17の抵抗値はRcになる。
【0035】本実施形態1によれば以下の効果を有す
る。 (1)ドライバIC4においては、複数の抵抗値切り替
え用コントロール端子a,bが設けられていて、これら
の抵抗値切り替え用コントロール端子a,bに印加する
信号によって内部に設けられた抵抗値切り替え回路が選
択できることから出力インピーダンスの選択が可能にな
る。
【0036】(2)ボード2にメモリIC3およびドラ
イバIC4を搭載したメモリモジュール1においては、
ボード2にメモリIC3およびドライバIC4を実装し
た後、ボード2の材質や配線長を確認し、ドライバIC
4の出力インピーダンスの選択調整ができる。すなわ
ち、ドライバIC4の抵抗値切り替え用コントロール端
子a,bを、前記ボード2の材質や配線長に合わせて配
線5における電源配線やグランド配線の分岐配線40
a,40bにワイヤ41a,41bを介して接続するこ
とによって、ドライバIC4とメモリIC3との間のイ
ンピーダンスの整合を図る。これにより、ドライバIC
4とメモリIC3との間においてインピーダンス不整合
が発生しなくなり、ドライバIC4の波形の歪みも起き
なくなり、接続されたメモリIC3が誤動作することも
なくなる。したがって、信号の受渡しが良好に行えるメ
モリモジュール1を提供することができる。
【0037】(3)インピーダンス整合は、ドライバI
C4の実装時の抵抗値切り替え用コントロール端子の結
線操作ですみ、予め抵抗値切り替え用コントロール端子
を設ける構造としておくことにより、従来のようにドラ
イバICの製造における、途中での配線パターンの変
更、すなわちホトマスクの変更等を伴わず、ドライバI
Cの製造コストの低減が達成できる。
【0038】(5)ボードメーカにおいては、抵抗値切
り替え用コントロール端子との結線操作が行える配線パ
ターンを有するボード(実装基板)2を製造すればよ
く、ドライバICとの間のインピーダンス整合が容易に
行えるボードをユーザに対して安価に提供することがで
きる。
【0039】(実施形態2)図6は本発明の他の実施形
態(実施形態2)であるメモリモジュール基板の一部を
示す平面図である。本実施形態2では、ドライバIC4
の二つの抵抗値切り替え用コントロール端子a,bは、
いずれも配線5におけるグランド配線の分岐配線40b
にワイヤ41a,41bを介して接続されていて、図1
に示すように、ドライバIC4の出力端子17における
抵抗値は抵抗Ra,Rb,Rcの合計の値になる。
【0040】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえ
ば、前記実施形態1では、抵抗値切り替え回路は出力段
ドライバ素子と出力端子間に設けたが、出力段ドライバ
素子と第1基準電位端子(電源端子)または第2基準電
位端子(グランド端子)との間に設けても前記実施例同
様にドライバICの出力インピーダンスの選択調整が達
成できる。
【0041】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるメモリ
モジュールの製造技術に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、他の電子装置の製
造技術などに適用できる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)ドライバICの出力インピーダンスの選択調整が
達成できる。 (2)メモリモジュールにおいて、ドライバICは出力
インピーダンスの選択調整が行えることから、メモリI
Cの入力インピーダンスや配線インピーダンスとの整合
が行える。この結果、ドライバICの出力波形の歪みが
発生しなくなり、ドライバICとメモリICとの間での
信号の受渡しが良好に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である半導
体集積回路装置の一部を示す回路図である。
【図2】本実施形態1の半導体集積回路装置を示す平面
図である。
【図3】本実施形態1の半導体集積回路装置を搭載した
メモリモジュール(電子装置)を示す平面図である。
【図4】前記メモリモジュールの製造においてメモリモ
ジュール基板に本実施形態1の半導体集積回路装置を搭
載した状態を示す一部の平面図である。
【図5】前記メモリモジュールの製造において半導体集
積回路装置の出力段回路のインピーダンス調整がなされ
たメモリモジュール基板の一部を示す平面図である。
【図6】本発明の他の実施形態(実施形態2)であるメ
モリモジュール基板の一部を示す平面図である。
【図7】従来のメモリモジュールを示す模式図である。
【図8】半導体集積回路装置の出力段回路に直列抵抗を
設けた従来技術による回路図である。
【図9】半導体集積回路装置とこれに接続される配線や
他の半導体装置のインピーダンスの不整合によって発生
した波形歪みの一例を示す波形図である。
【符号の説明】
1…メモリモジュール、2…実装基板(ボード1、メモ
リモジュール基板)、3…メモリIC、4…ドライバI
C、5…配線、6…端子、7…パッケージ、8…リー
ド、10…出力段ドライバ素子、11…NチャネルMO
SFET、12…PチャネルMOSFET、13…入力
ノード、14…出力ノード、15…電源端子、16…G
ND端子、17…出力端子、18…配線、19…抵抗、
20…期待すべき波形、21…歪みが発生した波形、3
0a,30b…スイッチ回路、31a,31b…インバ
ータ、32a,32b…NチャネルMOSFET、33
a,33b…PチャネルMOSFET、34a,34
b,35a,35b,36a,36b,36c…ノー
ド、37a,37b,37c,38a,38b…配線、
40a,40b…分岐配線、41a,41b…ワイヤ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ00 KB36 PP02 QQ10 5B024 AA15 BA29 CA21 CA27 5E313 AA11 FG09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力段ドライバ素子と出力端子または第
    1基準電位端子(電源端子)もしくは第2基準電位端子
    (グランド端子)との間に出力インピーダンスを調整す
    るために複数の抵抗および複数のスイッチ回路が設けら
    れ、前記抵抗とスイッチ回路の組合せによって前記出力
    段ドライバ素子と前記出力端子または前記第1基準電位
    端子もしくは前記第2基準電位端子との間に相互に抵抗
    値が異なる複数の電流経路を有する抵抗値切り替え回路
    が構成され、前記各スイッチ回路に接続されスイッチ回
    路を制御する信号が入力される抵抗値切り替え用コント
    ロール端子が設けられていることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗値切り替え用コントロール端子
    は第1基準電位(電源電位)または第2基準電位(グラ
    ンド電位)が印加される端子であることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体集積回路装置はドライバIC
    を構成していることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 実装基板と、前記実装基板に搭載されか
    つ出力段ドライバ素子と出力端子または第1基準電位端
    子(電源端子)もしくは第2基準電位端子(グランド端
    子)との間に出力インピーダンスを調整するために複数
    の抵抗および複数のスイッチ回路が設けられ、前記抵抗
    とスイッチ回路の組合せによって前記出力段ドライバ素
    子と前記出力端子または前記第1基準電位端子もしくは
    前記第2基準電位端子との間に相互に抵抗値が異なる複
    数の電流経路を有する抵抗値切り替え回路が構成され、
    前記各スイッチ回路に接続されかつスイッチ回路を制御
    する信号が入力される抵抗値切り替え用コントロール端
    子が設けられてなる第1の半導体集積回路装置と、前記
    第1の半導体集積回路装置に前記実装基板の配線を介し
    て電気的に接続される第2の半導体集積回路装置とを有
    し、前記抵抗値切り替え用コントロール端子は前記実装
    基板の第1基準電位配線(電源配線)または第2基準電
    位配線(グランド配線)のうちのいずれかに接続されて
    いることを特徴とする電子装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の半導体集積回路装置はドライ
    バICを構成していることを特徴とする請求項4に記載
    の電子装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の半導体集積回路装置はドライ
    バICであり、前記第2の半導体集積回路装置はメモリ
    ICであり、全体でメモリモジュールを構成しているこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電子装
    置。
  7. 【請求項7】 実装基板と、出力段ドライバ素子と出力
    端子または第1基準電位端子(電源端子)もしくは第2
    基準電位端子(グランド端子)との間に出力インピーダ
    ンスを調整するために複数の抵抗および複数のスイッチ
    回路が設けられ、前記抵抗とスイッチ回路の組合せによ
    って前記出力段ドライバ素子と前記出力端子または前記
    第1基準電位端子もしくは前記第2基準電位端子との間
    に相互に抵抗値が異なる複数の電流経路を有する抵抗値
    切り替え回路が構成され、前記各スイッチ回路に接続さ
    れかつスイッチ回路を制御する信号が入力される抵抗値
    切り替え用コントロール端子が設けられてなる第1の半
    導体集積回路装置と、前記第1の半導体集積回路装置に
    前記実装基板の配線を介して電気的に接続される複数の
    第2の半導体集積回路装置を用意する工程と、前記実装
    基板に前記第1の半導体集積回路装置および第2の半導
    体集積回路装置を搭載する工程と、前記実装基板や第2
    の半導体集積回路装置の特性を基に判断して前記第1の
    半導体集積回路装置の抵抗値切り替え用コントロール端
    子を前記実装基板の第1基準電位配線(電源配線)また
    は第2基準電位配線(グランド配線)に電気的接続手段
    によって接続する工程とを有することを特徴とする電子
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記抵抗値切り替え用コントロール端子
    との電気的接続を行うための分岐配線を前記実装基板の
    第1基準電位配線(電源配線)または第2基準電位配線
    (グランド配線)に設けておき、前記抵抗値切り替え用
    コントロール端子はいずれかの前記分岐配線に電気的に
    接続されることを特徴とする請求項7に記載の電子装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の半導体集積回路装置はドライ
    バICであり、前記第2の半導体集積回路装置はメモリ
    ICであり、全体でメモリモジュールが構成されている
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の電子
    装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6977494B2 (en) * 2002-09-12 2005-12-20 Landis+Gyr, Inc. Switchable impedance circuit for current sensing an electricity meter

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