JP2000187833A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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JP2000187833A JP10365709A JP36570998A JP2000187833A JP 2000187833 A JP2000187833 A JP 2000187833A JP 10365709 A JP10365709 A JP 10365709A JP 36570998 A JP36570998 A JP 36570998A JP 2000187833 A JP2000187833 A JP 2000187833A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐久性に優れ、かつ十分な高記録密度化が可
能となる磁気記録媒体およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 非磁性基板上に、非磁性下地膜、磁性膜
を形成したディスクD上に、炭化水素を含む反応ガスを
原料としてプラズマCVD法により水素化カーボン保護
膜を形成し、該水素化カーボン保護膜を、密度が2.2
g/cm3以上であるものとするか、または、有機フッ
素化合物を含む反応ガスを原料としてプラズマCVD法
によりフッ素化カーボン保護膜を形成し、該フッ素化カ
ーボン保護膜を、密度が2.0〜2.6g/cm3であ
るものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
などに用いられる磁気記録媒体およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録媒体としては、非磁性基
板上に、非磁性下地膜、磁性膜を設け、その上に、スパ
ッタリング等の方法によりカーボンなどからなる保護膜
を形成し、さらにこの保護膜上に、パーフルオロポリエ
ーテルなどの潤滑剤を塗布することにより厚さ数10Å
の潤滑膜を設けたものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年では、磁気記録媒
体を高記録密度化することが要求されており、スペーシ
ングロスを低減し得る磁気記録媒体が要望されている。
しかしながら、スペーシングロス低減のため保護膜、潤
滑膜の薄膜化を図ると、その分摺動耐久性が低下するた
め、摺動耐久性を低下させることなく十分な高記録密度
化を達成できる磁気記録媒体は得られていないのが現状
である。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
耐久性に優れ、かつ十分な高記録密度化が可能となる磁
気記録媒体およびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録媒体の
製造方法は、非磁性基板上に、非磁性下地膜、磁性膜を
形成したディスク上に、炭化水素を含む反応ガスを原料
としてプラズマCVD法により水素化カーボン保護膜を
形成し、該水素化カーボン保護膜を、密度が2.2g/
cm3以上であるものとすることを特徴とするものであ
る。水素化カーボン保護膜の形成にあたっては、ディス
クにパルス直流バイアスを供給し、このパルス直流バイ
アスを、平均電圧が−700〜−150V、好ましくは
−350〜−150Vであり、かつ正電圧波高値が10
〜100V、好ましくは20〜75Vであるものとする
のが好ましい。炭化水素としては、低級飽和炭化水素、
低級不飽和炭化水素、および低級環式炭化水素のうち1
種または2種以上を用いるのが好ましい。また、本発明
の磁気記録媒体は、非磁性基板上に、非磁性下地膜、磁
性膜が設けられ、その上に、炭化水素を含む反応ガスを
原料としてプラズマCVD法により形成された水素化カ
ーボン保護膜が設けられ、該水素化カーボン保護膜の密
度が2.2g/cm3以上とされたものであることを特
徴とする。この水素化カーボン保護膜は、磁気記録媒体
の最表面側に位置させることができる。また、本発明の
磁気記録媒体の製造方法は、非磁性基板上に、非磁性下
地膜、磁性膜を形成したディスク上に、有機フッ素化合
物を含む反応ガスを原料としてプラズマCVD法により
フッ素化カーボン保護膜を形成し、該フッ素化カーボン
保護膜を、密度が2.0〜2.6g/cm3であるもの
とすることを特徴とする。フッ素化カーボン保護膜の形
成にあたっては、ディスクにパルス直流バイアスを供給
し、このパルス直流バイアスを、平均電圧が−400〜
−100V、好ましくは−350〜−100Vであり、
かつ正電圧波高値が10〜100V、好ましくは20〜
75Vであるものとするのが好ましい。有機フッ素化合
物としては、低級飽和有機フッ素化合物、および低級不
飽和有機フッ素化合物のうちいずれかまたは両方を用い
るのが好ましい。また、本発明の磁気記録媒体は、非磁
性基板上に、非磁性下地膜、磁性膜が設けられ、その上
に、有機フッ素化合物を含む反応ガスを原料としてプラ
ズマCVD法により形成されたフッ素化カーボン保護膜
が設けられ、該フッ素化カーボン保護膜の密度が2.0
〜2.6g/cm3とされたものとすることも可能であ
る。このフッ素化カーボン保護膜は、磁気記録媒体の最
表面側に位置させることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の磁気記録媒体の
製造方法の一実施形態を実施するために用いられる製造
装置の主要部となるプラズマCVD装置を示すもので、
ここに示すプラズマCVD装置は、保護膜を形成するべ
きディスクを収容するチャンバ10と、チャンバ10の
両側壁内面に相対向するように設置された電極11、1
1と、これら電極11、11に高周波電力を供給する高
周波電源12、12と、チャンバ10内のディスクに接
続されるバイアス電源13と、ディスク上に形成するべ
き保護膜の原料となる反応ガスの供給源14を備えたも
のとされる。
【0006】チャンバ10には、供給源14から供給さ
れた反応ガスをチャンバ10内に導入する導入管15、
15と、チャンバ10内のガスを系外に排出する排気管
16が接続されている。排気管16には排気量調節バル
ブ17が設けられており、排気量を調節することによっ
て、チャンバ10の内圧を任意の値に設定することがで
きるようになっている。
【0007】高周波電源12としては、水素化カーボン
保護膜形成時に電極11に50〜2000Wの電力を供
給することができるものを用いるのが好ましい。バイア
ス電源13としては、パルス直流電源または高周波電源
を用いることができる。
【0008】次に、上記製造装置を用いた場合を例とし
て、本発明の磁気記録媒体の製造方法の一実施形態を説
明する。まず、スパッタリング法等の方法を用いて、非
磁性基板の両面に非磁性下地膜、磁性膜を形成し、ディ
スクDを得る。この非磁性基板としては、磁気記録媒体
用基板として一般に用いられるものが使用可能であり、
NiPメッキ膜が形成されたアルミニウム合金基板や、
ガラス、シリコンなどからなるものを用いることができ
る。非磁性基板は、その表面にメカニカルテクスチャ処
理などのテクスチャ処理を施したものとするのが好まし
く、特に、表面平均粗さRaを1〜20Åとしたものを
用いるのが好ましい。
【0009】非磁性下地膜の材料としては、Crまたは
Cr合金を用いることができ、Cr合金としては、Cr
/Ti系、Cr/W系、Cr/V系、Cr/Si系の合
金を用いるのが好適である。磁性膜の材料としては、C
o合金を用いることができ、Co合金としては、Co/
Cr系、Co/Cr/Ta系、Co/Cr/Pt系、C
o/Cr/Pt/Ta系等の合金を用いるのが好適であ
る。これら非磁性下地膜、磁性膜の厚さは、それぞれ5
0〜1000Å、50〜800Åとするのが好ましい。
【0010】次いで、ディスクDをプラズマCVD装置
のチャンバ10内に搬入するとともに、供給源14から
供給された反応ガスを導入管15を通してチャンバ10
内に導入しつつチャンバ10内のガスを排気管16を通
して排出し、チャンバ10内でガスを流通させ、ディス
クDの表面をこの反応ガスに曝す。この反応ガスとして
は、炭化水素を含むもの、例えば炭化水素と水素の混合
ガスを主成分とするものを用いることができる。この混
合ガスにおける炭化水素と水素の混合割合は、炭化水
素:水素を2:1〜1:100(体積比)に設定するの
が好ましい。なお、本明細書において、主成分とは当該
成分を90vol%以上の割合で含むことを指す。
【0011】炭化水素としては、低級飽和炭化水素、低
級不飽和炭化水素、および低級環式炭化水素のうち1種
または2種以上を用いるのが好ましい。低級飽和炭化水
素としては、メタン、エタン、プロパン、ブタン、オク
タン等を用いることができる。また低級不飽和炭化水素
としては、イソプレン、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ブタジエン等を用いることができる。また低級環式
炭化水素としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ス
チレン、ナフタレン、シクロヘキサン、シクロヘキサジ
エン等を用いることができる。なお、ここでいう低級と
は、炭素数が1〜10であることを指す。
【0012】炭化水素として低級炭化水素を用いるのが
好ましいとしたのは、炭化水素の炭素数が上記範囲上限
値を越えると、ガスとして供給するのが困難となること
に加え、放電時の炭化水素の分解が進行しにくくなり、
水素化カーボン保護膜が、強度に劣る高分子成分を多く
含むものとなるためである。
【0013】また、この際、排気量調節バルブ17を用
いてチャンバ10内ガスの排出量を適宜調節することに
よって、チャンバ10の内圧を0.1〜10Paとする
のが好ましい。また反応ガスの流量は50〜500sc
cmとするのが好ましい。
【0014】同時に、高周波電源12を用いて、好まし
くは50〜2000Wの高周波電力を電極11に供給し
プラズマを発生させ、上記反応ガスを原料とするプラズ
マ化学気相成長により水素化カーボン保護膜をディスク
Dの両面に形成する。水素化カーボン保護膜の厚さは、
30〜100Å、好ましくは30〜75Åとすることが
できる。
【0015】電極11、11に電力供給する際には、こ
れら電極11、11に供給する電力の位相を互いにずら
せるのが好ましい。これは、これら電極11、11に供
給する電力の位相を互いにずらせることによって、成膜
レートの向上、保護膜の耐久性の向上を図ることができ
るためである。両電極に供給する電力の位相差は90〜
270゜とするのが好ましく、特に、逆相(180゜)
とするのが好ましい。
【0016】また、水素化カーボン保護膜形成時には、
バイアス電源13を用いてパルス直流バイアスをディス
クDに印加しつつ成膜を行うのが好ましい。ディスクD
に印加するパルス直流バイアスは、平均電圧が−700
〜−150V、好ましくは−350〜−150Vである
ものとするのが好ましい。
【0017】この平均電圧が上記範囲下限値未満である
と、ディスクD表面へのプラズマ衝撃性が高くなりす
ぎ、上記反応ガスがプラズマにより活性化された励起活
性種がディスクD上に定着しにくくなるため保護膜の緻
密化が不十分となりやすく、保護膜の摺動耐久性が低下
しやすい。また平均電圧が上記範囲上限値を越えると、
ディスクD表面へのプラズマ衝撃性が低くなりすぎ、保
護膜の緻密化が不十分となりやすく、保護膜の摺動耐久
性が低下しやすい。
【0018】また上記パルス直流バイアスは、正電圧波
高値、すなわちパルス部分の正領域における波高値が1
0〜100V、好ましくは20〜75Vであるものとす
るのが好ましい。この正電圧波高値が上記範囲下限値未
満であると、バイアス電圧が正の領域に至った時点でデ
ィスクD表面の負電荷蓄積を十分に打ち消すことができ
ず、励起活性種がディスクD上に定着しにくくなるため
保護膜の緻密化が不十分となりやすく、保護膜の摺動耐
久性が低下しやすい。また正電圧波高値が上記範囲上限
値を越えると、ディスクD表面において逆スパッタ現象
が起きやすくなり、保護膜の緻密化が不十分となりやす
く、保護膜の摺動耐久性が低下しやすい。
【0019】このように、パルス直流バイアスの平均電
圧を上記範囲とすることによりディスクD表面へのプラ
ズマ衝撃性を十分なものとし、さらに正電圧波高値を上
記範囲とすることにより、バイアス電圧が正の領域に至
った時点でディスクD表面の負電荷蓄積を打ち消し、励
起活性種のディスクD上への定着を促進することができ
る。これにより、保護膜を緻密化し、その摺動耐久性を
向上させることができる。
【0020】また、上記パルス直流バイアスの周波数は
1kHz〜100GHz(好ましくは10kHz〜1G
Hz)とするのが好ましい。上記周波数が上記範囲下限
値未満であると、バイアス電圧が正の領域に至った時点
でディスクD表面の負電荷蓄積を十分に打ち消すことが
できず、励起活性種がディスクD上に定着しにくくなる
ため保護膜の緻密化が不十分となりやすく、上記範囲上
限値を越えると、ディスクD表面において逆スパッタ現
象が起きやすくなり保護膜の緻密化が不十分となりやす
い。
【0021】また、上記パルス直流バイアスのパルス幅
は1ns〜500μs(好ましくは10ns〜50μ
s)とするのが好ましい。上記パルス幅が上記範囲下限
値未満であると、バイアス電圧が正の領域に至った時点
でディスクD表面の負電荷蓄積を十分に打ち消すことが
できず、励起活性種がディスクD上に定着しにくくなる
ため保護膜の緻密化が不十分となりやすく、上記範囲上
限値を越えると、ディスクD表面において逆スパッタ現
象が起きやすくなり保護膜の緻密化が不十分となりやす
い。
【0022】なお、本明細書において、パルス直流バイ
アスの正電圧波高値とは、例えば、図2中に実線で示す
パルス直流バイアスの電圧波形において、パルス部分の
正領域部分の波高値Aを指す。またこの例においてパル
ス幅は、パルス部分の幅Bである。
【0023】また保護膜形成時には、バイアス電源13
として高周波電源を用い、ディスクDに、パルス直流バ
イアスに代えて高周波バイアスを印加することもでき
る。この場合には、10〜300W(好ましくは10〜
150W)の高周波電力をディスクDに印加するのが好
ましい。なお、バイアスをディスクDに印加する際に
は、ディスクDに直接印加してもよいし、図示せぬディ
スクキャリアを介してバイアス印加を行ってもよい。
【0024】上記実施形態の製造方法によって形成され
る水素化カーボン保護膜は、密度が2.2g/cm3
上、例えば2.2〜2.85、好ましくは2.2〜2.
6g/cm3、さらに好ましくは2.2〜2.58g/
cm3であるものとなる。これによって、水素化カーボ
ン保護膜は機械的な強度が高まり、その摺動耐久性が向
上する。水素化カーボン保護膜の密度を上記範囲とする
のは、この密度が上記範囲下限値未満であると、形成さ
れる水素化カーボン保護膜の耐久性が低下し、得られる
磁気記録媒体の耐久性が不十分となるためである。
【0025】上記製造方法によって製造された磁気記録
媒体の例としては、例えば図3に示すものを挙げること
ができる。この例の磁気記録媒体は、非磁性基板S上
に、非磁性下地膜1、磁性膜2、水素化カーボン保護膜
3を形成したものである。この磁気記録媒体には潤滑膜
が設けられておらず、該磁気記録媒体は、密度が上記範
囲とされた上記水素化カーボン保護膜3が最表面側に位
置するものとなっている。
【0026】本実施形態の磁気記録媒体の製造方法で
は、プラズマCVD法を用いて水素化カーボン保護膜を
形成し、この水素化カーボン保護膜を、密度が2.2g
/cm 3以上であるものとするので、保護膜を摺動耐久
性、潤滑性に優れたものとすることができる。このた
め、従来の磁気記録媒体に用いられる潤滑膜の不要化
や、保護膜の薄膜化を可能とし、スペーシングロスを低
減することが可能な磁気記録媒体を得ることができる。
従って、耐久性に優れ、かつ十分な高記録密度化が可能
となる磁気記録媒体を得ることができる。また、潤滑膜
を不要化することができるため、製造時において、潤滑
膜形成工程を省略することができる。このため、製造工
程を簡略化し、生産効率の向上、製造コスト低減を図る
ことができる。
【0027】また、本発明の磁気記録媒体の製造方法で
は、反応ガスとして、有機フッ素化合物含むもの、例え
ば下記の有機フッ素化合物を主成分とするものを用いて
保護膜を形成することもできる。有機フッ素化合物とし
ては、低級飽和有機フッ素化合物、および低級不飽和有
機フッ素化合物のうちいずれかまたは両方を用いること
ができる。低級飽和有機フッ素化合物としては、テトラ
フルオロメタンガス(CF4)、パーフルオロプロパン
(C38)、3フッ化メタン(CHF3)、ヘキサフル
オロエタン(C26)等を用いることができる。また低
級不飽和有機フッ素化合物としては、ヘキサフルオロプ
ロペン(C36)、ヘキサフルオロ−2−ブチン(C4
6)等を用いることができる。有機フッ素化合物とし
て低級有機フッ素化合物を用いるのが好ましいとしたの
は、有機フッ素化合物の炭素数が上記範囲上限値(1
0)を越えると、ガスとして供給するのが困難となるこ
とに加え、放電時の有機フッ素化合物の分解が進行しに
くくなり、フッ素化カーボン保護膜が、強度に劣る高分
子成分を多く含むものとなるためである。
【0028】反応ガスとして有機フッ素化合物を用いる
ことによって形成される保護膜は、フッ素を含むフッ素
化カーボン保護膜となる。フッ素化カーボン保護膜の厚
さは、30〜100Å、好ましくは30〜75Åとする
のが望ましい。
【0029】また、フッ素化カーボン保護膜形成時に
は、バイアス電源13を用いてパルス直流バイアスをデ
ィスクDに印加しつつ成膜を行うのが好ましい。ディス
クDに印加するパルス直流バイアスは、平均電圧が−4
00〜−100V、好ましくは−350〜−100Vで
あるものとするのが好ましい。
【0030】この平均電圧が上記範囲下限値未満である
と、ディスクD表面へのプラズマ衝撃性が高くなりす
ぎ、励起活性種がディスクD上に定着しにくくなるため
保護膜の緻密化が不十分となりやすく、保護膜の摺動耐
久性が低下しやすい。また平均電圧が上記範囲上限値を
越えると、ディスクD表面へのプラズマ衝撃性が低くな
りすぎ、保護膜の緻密化が不十分となりやすく、保護膜
の摺動耐久性が低下しやすい。
【0031】また上記パルス直流バイアスは、正電圧波
高値が10〜100V、好ましくは20〜75Vである
ものとするのが好ましい。この正電圧波高値が上記範囲
下限値未満であると、バイアス電圧が正の領域に至った
時点でディスクD表面の負電荷蓄積を十分に打ち消すこ
とができず、励起活性種がディスクD上に定着しにくく
なるため保護膜の緻密化が不十分となりやすく、保護膜
の摺動耐久性が低下しやすい。また正電圧波高値が上記
範囲上限値を越えると、ディスクD表面において逆スパ
ッタ現象が起きやすくなり、保護膜の緻密化が不十分と
なりやすく、保護膜の摺動耐久性が低下しやすい。
【0032】また、上記パルス直流バイアスの周波数、
パルス幅は、上述のとおりとすることができる。
【0033】また保護膜形成時には、バイアス電源13
として高周波電源を用い、パルス直流バイアスに代え
て、例えば10〜300Wの高周波バイアスをディスク
Dに印加することもできる。
【0034】上記製造方法によって形成されるフッ素化
カーボン保護膜は、密度が2.0〜2.6g/cm3
好ましくは2.0〜2.3g/cm3、さらに好ましく
は2.0〜2.27g/cm3であるものとなる。これ
によって、フッ素化カーボン保護膜は機械的な強度が高
まり、その摺動耐久性が向上する。フッ素化カーボン保
護膜の密度を上記範囲とするのは、この密度が上記範囲
下限値未満または上限値を越えた値であると、保護膜の
耐久性が低下し、得られる磁気記録媒体の耐久性が不十
分となるためである。また、フッ素化カーボン保護膜
は、密度が2.0g/cm3を越え、2.6g/cm3
下(好ましくは2.0g/cm3を越え、2.3g/c
3以下、さらに好ましくは2.0g/cm3を越え、
2.27g/cm3以下)とするのがさらに望ましい。
【0035】上記有機フッ素化合物を用いる製造方法に
よって得られる磁気記録媒体の例としては、図3に示す
構造を有するもの、すなわち非磁性基板S上に非磁性下
地膜1、磁性膜2が設けられ、最表面側に、密度が上記
範囲とされたフッ素化カーボン保護膜3が設けられたも
のを挙げることができる。
【0036】本実施形態の磁気記録媒体の製造方法で
は、フッ素化カーボン保護膜を、密度が2.0〜2.6
g/cm3であるものとするので、保護膜を摺動耐久
性、潤滑性に優れたものとし、潤滑膜の不要化、保護膜
の薄膜化を可能とし、スペーシングロスを低減すること
が可能な磁気記録媒体を得ることができる。従って、耐
久性に優れ、かつ十分な高記録密度化が可能となる磁気
記録媒体を得ることができる。また、生産効率の向上、
製造コスト低減を図ることができる。
【0037】
【実施例】(試験例1〜9)
【0038】NiPメッキを施したアルミニウム合金基
板(直径95mm、厚さ0.8mm)に、メカニカルテ
クスチャ加工を施し表面平均粗さRaを10Åとした
後、この基板両面に、DCマグネトロンスパッタ装置
(アネルバ社製3010)を用いて、Cr合金からなる
非磁性下地膜、およびCo合金からなる磁性膜を順次形
成し、ディスクDを得た。
【0039】次いで、ディスクD上に、図1に示すプラ
ズマCVD装置を用いてカーボン保護膜を形成した。こ
こで用いるプラズマCVD装置は、バイアス電源13が
パルス直流電源であるものとした。ディスクDをプラズ
マCVD装置のチャンバ10内に搬入するとともに、供
給源14から供給された反応ガスをチャンバ10内に供
給した。反応ガスとしては、表1に示すように、炭化水
素と水素の混合ガスを用いた。
【0040】同時に、800Wの高周波電力(周波数1
3.56MHz)を電極11に供給しプラズマを発生さ
せ、ディスクD両面に、厚さ50Åの水素化カーボン保
護膜を形成し、図3に示す構成、すなわち基板S上に非
磁性下地膜1、磁性膜2を設け、最表面側に水素化カー
ボン保護膜3を形成した磁気記録媒体を得た。保護膜形
成の際には、バイアス電源13を用いてパルス直流バイ
アスをディスクDに印加した。反応ガスの種類、流量、
バイアス電源13によりディスクDに加えるパルス直流
バイアスの平均電圧および正電圧波高値を表1に示す。
また、パルス直流バイアスの周波数、パルス幅はそれぞ
れ200kHz、500nsとした。また、保護膜形成
時のディスクDの温度は170℃とし、成膜レートは3
70Å/minに設定した。また電極11、11とディ
スクDの間の距離は30mmとした。チャンバ10内の
反応ガス圧力は4Paに設定した。
【0041】上記試験例1〜9の磁気記録媒体のカーボ
ン保護膜の密度測定結果を表1に示す。密度の測定は、
ラザフォード後方散乱分析法による原子数密度の測定結
果と断面TEMによる膜厚の測定結果から算出した。ま
た、上記磁気記録媒体のカーボン保護膜の硬度測定結果
を表1に併せて示す。硬度の測定は、力/変位トランス
デューサ(HYSITRON製)を用いて行った。
【0042】上記試験例1〜9の磁気記録媒体を、次に
示すCSS試験に供した。CSS試験は、MRヘッドを
用い、40℃、湿度80%の環境下で、回転数7200
rpmの条件で上記磁気記録媒体に対し20000回の
CSS操作を行い、磁気記録媒体を1時間静置した後、
CSSテスタを用いてダイナミックスティクション値を
測定するものとした。上記CSS操作は、5秒立ち上
げ、1秒高速(上記回転速度での摺動操作)、5秒立ち
下げ、1秒パーキングという一連の操作を1サイクルと
した。試験結果を表1に併せて示す。なお、表中、Cr
ashとは上記20000回のCSS操作を行う過程で
ヘッドクラッシュが発生したことを意味するものであ
る。
【0043】(試験例10〜14)反応ガスとして、表
1に示す有機フッ素化合物を用いること以外は、上記試
験例と同様にして図3に示すものと同様の構造の磁気記
録媒体を作製し、得られた磁気記録媒体を上記CSS試
験に供した。試験結果を表1に併せて示す。保護膜形成
時のディスクDの温度は170℃とした。成膜レートは
250Å/minに設定した。
【0044】(試験例15〜17)保護膜をスパッタリ
ングによって形成すること以外は上記試験例と同様にし
て磁気記録媒体を作製し、得られた磁気記録媒体を上記
CSS試験に供した。試験結果を表1に併せて示す。試
験例15では保護膜をカーボンのみからなるものとし
た。また試験例16ではスパッタガスに窒素を含有させ
ることにより保護膜を5at%の窒素を含むものとし
た。また試験例17では、スパッタガスに水素を含有さ
せることにより保護膜を10at%の水素を含むものと
した。
【0045】
【表1】
【0046】表1に示すCSS試験の結果より、反応ガ
スとして炭化水素と水素の混合ガスを用いて水素化カー
ボン保護膜を形成し、保護膜の密度を2.2g/cm3
以上とした磁気記録媒体は、潤滑膜を設けていないにも
かかわらず、良好な摺動耐久性を示したことがわかっ
た。特に、保護膜の密度を2.2〜2.6g/cm3
した磁気記録媒体は、スティクション値が低く、良好な
摺動耐久性を示した。これに対し、保護膜密度を2.2
g/cm3未満とした場合には、摺動耐久性が低下し
た。
【0047】また、反応ガスとして有機フッ素化合物を
用いてフッ素化カーボン保護膜を形成し、保護膜の密度
を2.0〜2.6g/cm3以上とした磁気記録媒体
も、潤滑膜を設けていないにも関わらず、良好な摺動耐
久性を示したことがわかった。特に、保護膜の密度を
2.0〜2.3g/cm3とした磁気記録媒体は、ステ
ィクション値が低く、良好な摺動耐久性を示した。これ
に対し、保護膜の密度が2.0g/cm3未満、または
2.6g/cm3を越える場合には、摺動耐久性が低下
した。保護膜の密度が2.6g/cm3を越える場合に
摺動耐久性が低下するのは、保護膜のフッ素含有量が高
くなりすぎ、保護膜の硬度が低下するためであると考え
られる。
【0048】また、フッ素化カーボン保護膜を設けた磁
気記録媒体と、水素化カーボン保護膜を設けた磁気記録
媒体を比較すると、保護膜の密度に対するスティクショ
ン値の比が、フッ素化カーボン保護膜を設けた磁気記録
媒体の方が低く、保護膜密度が互いに同一である場合に
は、フッ素化カーボン保護膜を設けた磁気記録媒体の方
が良好な摺動耐久性を示したことがわかる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保護膜を摺動耐久性、潤滑性に優れたものとし、潤滑膜
の不要化、保護膜の薄膜化を可能とし、スペーシングロ
スを低減することが可能な磁気記録媒体を得ることがで
きる。従って、耐久性に優れ、かつ十分な高記録密度化
が可能となる磁気記録媒体を得ることができる。また、
生産効率の向上、製造コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気記録媒体の製造方法の一実施形
態を実施するために用いられるプラズマCVD装置を示
す構成図である。
【図2】 パルス直流バイアスの正電圧波高値を説明す
るための説明図である。
【図3】 本発明の磁気記録媒体の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・非磁性下地膜、2・・・磁性膜、3・・・水素化カーボ
ン保護膜、A・・・正電圧波高値、D・・・ディスク、S・・・
非磁性基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月18日(1999.5.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島岡 英美 千葉県市原市八幡海岸通5番の1 昭和電 工株式会社HD研究開発センター内 (72)発明者 ▲高▼木 公惠 千葉県市原市八幡海岸通5番の1 昭和電 工株式会社HD研究開発センター内 Fターム(参考) 4K030 AA09 BA27 BB12 CA02 CA12 FA01 HA04 JA17 KA20 LA20 5D006 AA02 AA05 DA03 EA03 FA02 FA09 5D112 AA07 AA24 BC05 BC06 FA10 FB08 FB21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板上に、非磁性下地膜、磁性膜
    を形成したディスク上に、炭化水素を含む反応ガスを原
    料としてプラズマCVD法により水素化カーボン保護膜
    を形成し、該水素化カーボン保護膜を、密度が2.2g
    /cm3以上であるものとすることを特徴とする磁気記
    録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法
    において、水素化カーボン保護膜の形成にあたり、ディ
    スクにパルス直流バイアスを供給し、このパルス直流バ
    イアスを、平均電圧が−700〜−150Vであり、か
    つ正電圧波高値が10〜100Vであるものとすること
    を特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の磁気記録媒体の
    製造方法において、炭化水素として、低級飽和炭化水
    素、低級不飽和炭化水素、および低級環式炭化水素のう
    ち1種または2種以上を用いることを特徴とする磁気記
    録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 非磁性基板上に、非磁性下地膜、磁性膜
    が設けられ、その上に、炭化水素を含む反応ガスを原料
    としてプラズマCVD法により形成された水素化カーボ
    ン保護膜が設けられ、該水素化カーボン保護膜は、密度
    が2.2g/cm3以上とされたものであることを特徴
    とする磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の磁気記録媒体において、
    水素化カーボン保護膜は、磁気記録媒体の最表面側に位
    置していることを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 非磁性基板上に、非磁性下地膜、磁性膜
    を形成したディスク上に、有機フッ素化合物を含む反応
    ガスを原料としてプラズマCVD法によりフッ素化カー
    ボン保護膜を形成し、該フッ素化カーボン保護膜を、密
    度が2.0〜2.6g/cm3であるものとすることを
    特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の磁気記録媒体の製造方法
    において、フッ素化カーボン保護膜の形成にあたり、デ
    ィスクにパルス直流バイアスを供給し、このパルス直流
    バイアスを、平均電圧が−400〜−100Vであり、
    かつ正電圧波高値が10〜100Vであるものとするこ
    とを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の磁気記録媒体の
    製造方法において、有機フッ素化合物として、低級飽和
    有機フッ素化合物、および低級不飽和有機フッ素化合物
    のうちいずれかまたは両方を用いることを特徴とする磁
    気記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 非磁性基板上に、非磁性下地膜、磁性膜
    が設けられ、その上に、有機フッ素化合物を含む反応ガ
    スを原料としてプラズマCVD法により形成されたフッ
    素化カーボン保護膜が設けられ、該フッ素化カーボン保
    護膜は、密度が2.0〜2.6g/cm3とされたもの
    であることを特徴とする磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の磁気記録媒体におい
    て、フッ素化カーボン保護膜は、磁気記録媒体の最表面
    側に位置していることを特徴とする磁気記録媒体。
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