JP2000187768A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
紙葉類処理装置Info
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- JP2000187768A JP2000187768A JP10364233A JP36423398A JP2000187768A JP 2000187768 A JP2000187768 A JP 2000187768A JP 10364233 A JP10364233 A JP 10364233A JP 36423398 A JP36423398 A JP 36423398A JP 2000187768 A JP2000187768 A JP 2000187768A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、搬送中の紙幣の状態を検知するこ
とにより、紙詰まりの原因を把握し、適切な時期にオー
バーホールが可能な紙葉類処理装置を提供することを課
題とする。 【解決手段】 動作指令により紙幣搬送動作が開始され
(S101)、各紙幣状態検知透過光センサ部分に紙幣
があるか否かを判定し(S102)、紙幣が存在する場
合には、各紙幣搬送用モータ回転検知用センサの発する
パルスに同期して前記透過光センサの光透過データを入
力し(S104)、その時点で紙幣詰まりがあれば(S
106)、入力されているその紙幣の紙幣状態検知セン
サの光透過データを内部メモリへ記憶し(S109)、
装置の動作を停止する(S110)。スイッチを押すこ
とにより内部メモリの前記データを読み出し、紙幣の状
態を判定し、紙幣の状態が正常であれば、装置自体に不
都合があるものとしてオーバーホールの時期であること
を表示する。
とにより、紙詰まりの原因を把握し、適切な時期にオー
バーホールが可能な紙葉類処理装置を提供することを課
題とする。 【解決手段】 動作指令により紙幣搬送動作が開始され
(S101)、各紙幣状態検知透過光センサ部分に紙幣
があるか否かを判定し(S102)、紙幣が存在する場
合には、各紙幣搬送用モータ回転検知用センサの発する
パルスに同期して前記透過光センサの光透過データを入
力し(S104)、その時点で紙幣詰まりがあれば(S
106)、入力されているその紙幣の紙幣状態検知セン
サの光透過データを内部メモリへ記憶し(S109)、
装置の動作を停止する(S110)。スイッチを押すこ
とにより内部メモリの前記データを読み出し、紙幣の状
態を判定し、紙幣の状態が正常であれば、装置自体に不
都合があるものとしてオーバーホールの時期であること
を表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機、券売
機や両替機などに用いられる紙幣の受け入れ機構と払い
出し機構を備えた紙幣等の紙葉類処理装置に関するもの
である。
機や両替機などに用いられる紙幣の受け入れ機構と払い
出し機構を備えた紙幣等の紙葉類処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動販売機等に組み込まれた紙幣の受け
入れ機構と払い出し機構を備えた従来の紙葉類処理装置
にあっては、紙幣の搬送動作中、光センサ、マイクロス
イッチなどにより紙幣の有り、無しをたえず監視し、紙
詰まりかどうかを判定し、詰まりが発生したとき、装置
を停止(中止)するようにしている。
入れ機構と払い出し機構を備えた従来の紙葉類処理装置
にあっては、紙幣の搬送動作中、光センサ、マイクロス
イッチなどにより紙幣の有り、無しをたえず監視し、紙
詰まりかどうかを判定し、詰まりが発生したとき、装置
を停止(中止)するようにしている。
【0003】その際、紙詰まり箇所を表示する装置が付
いているものはあるが、その紙詰まりの原因に関する情
報を提供する手段が講じられているものはない。
いているものはあるが、その紙詰まりの原因に関する情
報を提供する手段が講じられているものはない。
【0004】また、従来の紙葉類処理装置は、装置の動
作が不可能となったとき、あるいは、装置の設置時期
や、動作回数や、係員(店員)の感覚等によりオーバー
ホール時期を決めているのが現状である。
作が不可能となったとき、あるいは、装置の設置時期
や、動作回数や、係員(店員)の感覚等によりオーバー
ホール時期を決めているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
紙葉類処理装置のオーバーホール時期の決め方では、合
理的な判断を下すことは不可能であり、例えばゴールデ
ンウイーク等の稼働したいときに動作不可能となった
り、必要がないのにオーバーホールをしたり、非効率的
である。
紙葉類処理装置のオーバーホール時期の決め方では、合
理的な判断を下すことは不可能であり、例えばゴールデ
ンウイーク等の稼働したいときに動作不可能となった
り、必要がないのにオーバーホールをしたり、非効率的
である。
【0006】また、紙葉類処理装置はその個々の装置に
より紙詰まりの頻度も異なっているが、その原因が紙葉
類にあるのか、装置自体にあるのか不明であり、装置自
体の性能評価も明確には行うことができないという問題
があった。
より紙詰まりの頻度も異なっているが、その原因が紙葉
類にあるのか、装置自体にあるのか不明であり、装置自
体の性能評価も明確には行うことができないという問題
があった。
【0007】そこで本発明は、前記問題点に鑑み、紙詰
まりを起こした紙葉類の状態を判定し、紙詰まりの原因
を把握し、的確なオーバーホールの時期を知ることので
きる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
まりを起こした紙葉類の状態を判定し、紙詰まりの原因
を把握し、的確なオーバーホールの時期を知ることので
きる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の問題点を
解決するため、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉投入口
に投入された紙葉を識別し、その種類の紙葉が収納され
る各紙葉収納部に収納し、払い出し要求が有った場合に
その要求に応じた紙幣を各紙葉収納部から払い出し口に
払い出す搬送機構を有する紙葉類処理装置において、紙
葉類搬送モータの回転に同期してパルス信号を発生する
パルス発生手段と、該パルス発生手段のパルスに同期し
て搬送中の紙葉の透過光を検知する光センサ手段と、詰
まりが発生した時に、その紙葉の前記光センサのデータ
を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
解決するため、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉投入口
に投入された紙葉を識別し、その種類の紙葉が収納され
る各紙葉収納部に収納し、払い出し要求が有った場合に
その要求に応じた紙幣を各紙葉収納部から払い出し口に
払い出す搬送機構を有する紙葉類処理装置において、紙
葉類搬送モータの回転に同期してパルス信号を発生する
パルス発生手段と、該パルス発生手段のパルスに同期し
て搬送中の紙葉の透過光を検知する光センサ手段と、詰
まりが発生した時に、その紙葉の前記光センサのデータ
を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0009】更に、本発明の紙葉類識別装置は、前記特
徴に加えて、前記記憶手段のデータをあらかじめ設定さ
れた設定値と比較し、紙葉の正常・異常を判定する判定
手段と、該判定手段の判定が正常の場合に装置のオーバ
ーホールを指令する表示手段とを備えたことを特徴と
し、また、前記記憶手段に蓄積されたデータを要求に応
じて表示する表示手段を備えたことを特徴としている。
徴に加えて、前記記憶手段のデータをあらかじめ設定さ
れた設定値と比較し、紙葉の正常・異常を判定する判定
手段と、該判定手段の判定が正常の場合に装置のオーバ
ーホールを指令する表示手段とを備えたことを特徴と
し、また、前記記憶手段に蓄積されたデータを要求に応
じて表示する表示手段を備えたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の紙葉類処理装置は、紙葉
投入口に投入された紙葉を識別し、その種類の紙葉が収
納される各紙葉収納部に収納し、払い出し要求が有った
場合にその要求に応じた紙幣を各紙葉収納部から払い出
し口に払い出す搬送機構を有する紙葉類処理装置におい
て、紙葉類搬送モータの回転に同期してパルス信号を発
生するパルス発生手段と、該パルス発生手段のパルスに
同期して搬送中の紙葉の透過光を検知する光センサ手段
と、詰まりが発生した時に、その紙葉の前記光センサの
データを記憶する記憶手段とを備えているので、そのデ
ータを利用することにより紙詰まりの原因を容易に把握
することができ、それによりオーバーホールの時期を合
理的に判断できる。
投入口に投入された紙葉を識別し、その種類の紙葉が収
納される各紙葉収納部に収納し、払い出し要求が有った
場合にその要求に応じた紙幣を各紙葉収納部から払い出
し口に払い出す搬送機構を有する紙葉類処理装置におい
て、紙葉類搬送モータの回転に同期してパルス信号を発
生するパルス発生手段と、該パルス発生手段のパルスに
同期して搬送中の紙葉の透過光を検知する光センサ手段
と、詰まりが発生した時に、その紙葉の前記光センサの
データを記憶する記憶手段とを備えているので、そのデ
ータを利用することにより紙詰まりの原因を容易に把握
することができ、それによりオーバーホールの時期を合
理的に判断できる。
【0011】更に、本発明の紙葉類識別装置は、前記特
徴に加えて、前記記憶手段のデータをあらかじめ設定さ
れた設定値と比較し、紙葉の正常・異常を判定する判定
手段と、該判定手段の判定が正常の場合に装置のオーバ
ーホールを指令する表示手段とを備え、また、前記記憶
手段に蓄積されたデータを要求に応じて表示する表示手
段を備えたことにより、それらの表示用スイッチを押す
ことによって、その内容を表示器に表示することがで
き、装置の設置者(店員)でも容易にオーバーホールの
時期が分かるし、装置改良等のため、性能評価を行うた
めのデータも容易に知ることができる。
徴に加えて、前記記憶手段のデータをあらかじめ設定さ
れた設定値と比較し、紙葉の正常・異常を判定する判定
手段と、該判定手段の判定が正常の場合に装置のオーバ
ーホールを指令する表示手段とを備え、また、前記記憶
手段に蓄積されたデータを要求に応じて表示する表示手
段を備えたことにより、それらの表示用スイッチを押す
ことによって、その内容を表示器に表示することがで
き、装置の設置者(店員)でも容易にオーバーホールの
時期が分かるし、装置改良等のため、性能評価を行うた
めのデータも容易に知ることができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る紙
葉類処理装置の一実施例について説明する。なお、発明
内容の理解を容易にするため、先ず紙葉類処理装置の全
体構成を説明し、その後、本発明の要部を詳細に説明す
る。
葉類処理装置の一実施例について説明する。なお、発明
内容の理解を容易にするため、先ず紙葉類処理装置の全
体構成を説明し、その後、本発明の要部を詳細に説明す
る。
【0013】この紙葉類処理装置は、千円札、五千円札
及び一万円札を受け入れ、その札の種類に分別して夫々
の収納部に収納する機構と、払い出しの要求により、千
円札を払い出す機能を有しており、例えば両替機や自動
販売機、券売機等に用いられる。
及び一万円札を受け入れ、その札の種類に分別して夫々
の収納部に収納する機構と、払い出しの要求により、千
円札を払い出す機能を有しており、例えば両替機や自動
販売機、券売機等に用いられる。
【0014】図1は本実施例の紙葉類処理装置の正面
図、図2はその側面断面図である。
図、図2はその側面断面図である。
【0015】両図に示すように、この紙葉類処理装置1
は、キャビネット2内に、上下方向に上側から高額紙幣
収納部3、紙幣識別部4、紙幣払い出し部5及び低額紙
幣収納部6が配設されており、このうち、高額紙幣収納
部3は上部ユニットとして一体化され、紙幣識別部4、
紙幣払い出し部5及び低額紙幣収納部6は下部ユニット
として一体化されて、キャビネット2にそれぞれ着脱可
能に取り付けられている。
は、キャビネット2内に、上下方向に上側から高額紙幣
収納部3、紙幣識別部4、紙幣払い出し部5及び低額紙
幣収納部6が配設されており、このうち、高額紙幣収納
部3は上部ユニットとして一体化され、紙幣識別部4、
紙幣払い出し部5及び低額紙幣収納部6は下部ユニット
として一体化されて、キャビネット2にそれぞれ着脱可
能に取り付けられている。
【0016】また、低額紙幣収納部6の下部は箱状に形
成され、内部に制御用マイコン(マイクロコンピュー
タ)7が収納されている。
成され、内部に制御用マイコン(マイクロコンピュー
タ)7が収納されている。
【0017】紙幣識別部4の前部には紙幣Aを受け入れ
る紙幣投入口8が形成され、また紙幣払い出し部5の前
部には紙幣Aを払い出す紙幣払い出し口9が形成されて
いる。
る紙幣投入口8が形成され、また紙幣払い出し部5の前
部には紙幣Aを払い出す紙幣払い出し口9が形成されて
いる。
【0018】この紙幣投入口8及び紙幣払い出し口9は
一体に形成され、キャビネット2から前方に突出してい
る。キャビネット2の前側には、図1に示されるように
鍵付きの上ドア(上部ユニットに対応)16及び下ドア
(下部ユニットに対応)17が設けられている。
一体に形成され、キャビネット2から前方に突出してい
る。キャビネット2の前側には、図1に示されるように
鍵付きの上ドア(上部ユニットに対応)16及び下ドア
(下部ユニットに対応)17が設けられている。
【0019】なお、符号18はオーバーホール確認スイ
ッチであり、19は性能評価を表示するためのスイッチ
であり、20は前記スイッチによりオーバーホールの必
要性の有無、性能評価用データを表示するLCD表示器
である。
ッチであり、19は性能評価を表示するためのスイッチ
であり、20は前記スイッチによりオーバーホールの必
要性の有無、性能評価用データを表示するLCD表示器
である。
【0020】高額紙幣収納部3、紙幣識別部4、紙幣払
い出し部5および低額紙幣収納部6を結ぶ紙幣搬送路
は、紙幣投入口8から紙幣Aを受け入れ搬送する受け入
れ搬送路10と、受け入れ搬送路10の下流端から分岐
して高額紙幣収納部3に連なる高額紙幣搬送路11およ
び低額紙幣収納部6に連なる低額紙幣搬送路12と、低
額紙幣搬送路12から分岐して紙幣払い出し部5に連な
る払い出し搬送路13とで構成されている。
い出し部5および低額紙幣収納部6を結ぶ紙幣搬送路
は、紙幣投入口8から紙幣Aを受け入れ搬送する受け入
れ搬送路10と、受け入れ搬送路10の下流端から分岐
して高額紙幣収納部3に連なる高額紙幣搬送路11およ
び低額紙幣収納部6に連なる低額紙幣搬送路12と、低
額紙幣搬送路12から分岐して紙幣払い出し部5に連な
る払い出し搬送路13とで構成されている。
【0021】高額紙幣搬送路11と低額紙幣搬送路12
との分岐部には第1ゲート14が設けられ、低額紙幣搬
送路12と払い出し搬送路13との分岐部には第2ゲー
ト15が設けられている。
との分岐部には第1ゲート14が設けられ、低額紙幣搬
送路12と払い出し搬送路13との分岐部には第2ゲー
ト15が設けられている。
【0022】高額紙幣収納部3は、高額紙幣搬送路11
の下流端に連なる待機通路21と、待機通路21を挟む
ように設けた紙幣送り込み装置22と、紙幣送り込み装
置22を挟むように設けた上側の五千円金庫23及び下
側の一万円金庫24とを備えている。
の下流端に連なる待機通路21と、待機通路21を挟む
ように設けた紙幣送り込み装置22と、紙幣送り込み装
置22を挟むように設けた上側の五千円金庫23及び下
側の一万円金庫24とを備えている。
【0023】紙幣送り込み装置22は高額紙幣スタック
板25を有し、この高額紙幣スタック板25により、高
額紙幣搬送路11から待機通路21に送り込まれてきた
紙幣Aを、それが五千円札であれば五千円金庫23内
に、一万円札であれば一万円金庫24内にそれぞれ送り
込む。
板25を有し、この高額紙幣スタック板25により、高
額紙幣搬送路11から待機通路21に送り込まれてきた
紙幣Aを、それが五千円札であれば五千円金庫23内
に、一万円札であれば一万円金庫24内にそれぞれ送り
込む。
【0024】五千円金庫23及び一万円金庫24は、ユ
ニット化された高額紙幣収納部3に対し、それぞれ着脱
自在に構成されており、それぞれ独自に取り出して集金
が行えるようになっている。
ニット化された高額紙幣収納部3に対し、それぞれ着脱
自在に構成されており、それぞれ独自に取り出して集金
が行えるようになっている。
【0025】なお、図中の符号26は、高額紙幣収納部
3の高額紙幣搬送路11に臨むローラなどの搬送装置、
及び紙幣識別部4の搬送装置(いずれも図示省略)を作
動させる上部搬送モータの軸であり、その端部にパルス
発生用のエンコーダ42が固定され、その対応する位置
にエンコーダ42と協働してパルス信号を発生する回転
検知センサ43が設けられている。
3の高額紙幣搬送路11に臨むローラなどの搬送装置、
及び紙幣識別部4の搬送装置(いずれも図示省略)を作
動させる上部搬送モータの軸であり、その端部にパルス
発生用のエンコーダ42が固定され、その対応する位置
にエンコーダ42と協働してパルス信号を発生する回転
検知センサ43が設けられている。
【0026】また、符号27は、高額紙幣搬送路11か
ら高額紙幣の待機通路21への紙幣Aの搬送の際に紙幣
の光透過量を測定する第1透過光センサである。
ら高額紙幣の待機通路21への紙幣Aの搬送の際に紙幣
の光透過量を測定する第1透過光センサである。
【0027】紙幣識別部4は、外部から紙幣Aを受け入
れる紙幣投入口8と、紙幣投入口8から受け入れた紙幣
Aの真偽及び金種を識別する識別機構(図示省略)と、
受け入れた紙幣Aを受け入れ搬送路10の待機位置まで
搬送した後、識別機構の識別結果を待って、先方への搬
送又は返却のための逆搬送を行う搬送機構(図示省略)
とを備えている。
れる紙幣投入口8と、紙幣投入口8から受け入れた紙幣
Aの真偽及び金種を識別する識別機構(図示省略)と、
受け入れた紙幣Aを受け入れ搬送路10の待機位置まで
搬送した後、識別機構の識別結果を待って、先方への搬
送又は返却のための逆搬送を行う搬送機構(図示省略)
とを備えている。
【0028】紙幣払い出し部5は、両替用などの紙幣A
を、一括払い出し保留部35で所定枚数揃え、これを一
括払い出しベルト34により一括して払い出す機能を有
すると共に、紙幣Aを揃える際に、紙幣Aが重なって送
られてきたときに、これを払い出すことなく保留する機
能を有している。
を、一括払い出し保留部35で所定枚数揃え、これを一
括払い出しベルト34により一括して払い出す機能を有
すると共に、紙幣Aを揃える際に、紙幣Aが重なって送
られてきたときに、これを払い出すことなく保留する機
能を有している。
【0029】このため、紙幣払い出し部5は、払い出し
搬送路13の下流端から1枚ずつ送り込まれてきた紙幣
Aを順次重ねるようにして揃えるための一括払い出し保
留部35と、一括払い出し保留部35の下側に配設さ
れ、紙幣Aが重なって送られてきたときにこれを保留す
るリジェクト保留部36と、紙幣Aを一括して払い出す
一括払い出し搬送ベルト34と、一括払い出し保留部3
5及びリジェクト保留部36を仕切ると共に、払い出し
に先立ち上動して一括払い出し保留部35内の紙幣Aを
一括払い出しベルト34に押し付けるガイド板33と、
一括払い出し保留部35内の紙幣Aをリジェクト保留部
36内に送り込むリジェクトスタック板37と、一括払
い出しベルト34の先方に位置する紙幣払い出し口9と
を備えている。
搬送路13の下流端から1枚ずつ送り込まれてきた紙幣
Aを順次重ねるようにして揃えるための一括払い出し保
留部35と、一括払い出し保留部35の下側に配設さ
れ、紙幣Aが重なって送られてきたときにこれを保留す
るリジェクト保留部36と、紙幣Aを一括して払い出す
一括払い出し搬送ベルト34と、一括払い出し保留部3
5及びリジェクト保留部36を仕切ると共に、払い出し
に先立ち上動して一括払い出し保留部35内の紙幣Aを
一括払い出しベルト34に押し付けるガイド板33と、
一括払い出し保留部35内の紙幣Aをリジェクト保留部
36内に送り込むリジェクトスタック板37と、一括払
い出しベルト34の先方に位置する紙幣払い出し口9と
を備えている。
【0030】すなわち、紙幣Aが1枚ずつ一括払い出し
保留部35に送られてきて所定枚数に達すると、ガイド
板33が上動した後、一括払い出しベルト34が走行し
て、紙幣Aを一括して紙幣払い出し口9に送り出す一
方、紙幣Aが重なって送られてきた場合には、ガイド板
33が上動した後、リジェクトスタック板37が下動
し、紙幣Aを、ガイド板33をすり抜けさせて、一括払
い出し保留部35からリジェク卜保留部36に送り込
む。
保留部35に送られてきて所定枚数に達すると、ガイド
板33が上動した後、一括払い出しベルト34が走行し
て、紙幣Aを一括して紙幣払い出し口9に送り出す一
方、紙幣Aが重なって送られてきた場合には、ガイド板
33が上動した後、リジェクトスタック板37が下動
し、紙幣Aを、ガイド板33をすり抜けさせて、一括払
い出し保留部35からリジェク卜保留部36に送り込
む。
【0031】なお、図中の符号39は、低額紙幣収納部
6の低額紙幣搬送路12に臨むローラなどの搬送装置を
作動させる下部搬送モータの軸であり、その端部にパル
ス発生用のエンコーダ44が固定され、その対応する位
置にエンコーダ44と協働してパルス信号を発生する回
転検知センサ45が設けられている。
6の低額紙幣搬送路12に臨むローラなどの搬送装置を
作動させる下部搬送モータの軸であり、その端部にパル
ス発生用のエンコーダ44が固定され、その対応する位
置にエンコーダ44と協働してパルス信号を発生する回
転検知センサ45が設けられている。
【0032】また、符号40は、低額紙幣搬送路12中
を紙幣Aが搬送される際に紙幣の光透過量を測定する第
2透過光センサである。
を紙幣Aが搬送される際に紙幣の光透過量を測定する第
2透過光センサである。
【0033】低額紙幣収納部6は、紙幣識別部4から搬
送されてきた千円札を収納すると共に、収納した千円札
を紙幣払い出し部5に送り出す機能を有している。
送されてきた千円札を収納すると共に、収納した千円札
を紙幣払い出し部5に送り出す機能を有している。
【0034】このため、低額紙幣収納部6は、千円金庫
41と、低額紙幣搬送路12から送り込まれてきた紙幣
Aを千円金庫41内に送り込む送込みスタック板(図示
省略)と、千円金庫41内の紙幣を押さえている低額紙
幣スタック板31と、千円金庫41から紙幣Aを紙幣払
い出し部5に送り出す低額紙幣搬送ベルト32とを備え
ている。
41と、低額紙幣搬送路12から送り込まれてきた紙幣
Aを千円金庫41内に送り込む送込みスタック板(図示
省略)と、千円金庫41内の紙幣を押さえている低額紙
幣スタック板31と、千円金庫41から紙幣Aを紙幣払
い出し部5に送り出す低額紙幣搬送ベルト32とを備え
ている。
【0035】千円金庫41は、ユニット化された低額紙
幣収納部6に対し、着脱自在に構成されており、これを
取り出すことにより、紙幣Aの集金や両替用などの紙幣
Aの補充ができるようになっている。
幣収納部6に対し、着脱自在に構成されており、これを
取り出すことにより、紙幣Aの集金や両替用などの紙幣
Aの補充ができるようになっている。
【0036】低額紙幣搬送路12から送り込まれてきた
紙幣Aは、低額紙幣搬送ベルト32と低額紙幣スタック
板31との間に導かれ、低額紙幣搬送ベルト32の走行
により収納待機位置まで搬送される。ここで、送込みス
タック板が下動し、紙幣Aを、低額紙幣スタック板31
をすり抜けさせて千円金庫41に送り込む。
紙幣Aは、低額紙幣搬送ベルト32と低額紙幣スタック
板31との間に導かれ、低額紙幣搬送ベルト32の走行
により収納待機位置まで搬送される。ここで、送込みス
タック板が下動し、紙幣Aを、低額紙幣スタック板31
をすり抜けさせて千円金庫41に送り込む。
【0037】一方、紙幣Aを送り出す場合には、低額紙
幣スタック板31が低額紙幣搬送ベルト32に隠れる位
置まで上動し、低額紙幣搬送ベルト32が、紙幣Aを最
上位のものから1枚ずつ低額紙幣搬送路12に送り出し
てゆく。
幣スタック板31が低額紙幣搬送ベルト32に隠れる位
置まで上動し、低額紙幣搬送ベルト32が、紙幣Aを最
上位のものから1枚ずつ低額紙幣搬送路12に送り出し
てゆく。
【0038】図示しないが、千円金庫41の出入口の近
傍には分離ローラ及び分離爪が設けられており、紙幣A
を1枚ずつ低額紙幣搬送路12に確実に送り込むように
構成されている。
傍には分離ローラ及び分離爪が設けられており、紙幣A
を1枚ずつ低額紙幣搬送路12に確実に送り込むように
構成されている。
【0039】次に、紙幣Aの受け入れ動作及び払い出し
動作を、簡単に説明する。
動作を、簡単に説明する。
【0040】先ず、紙幣投入口8に千円札(紙幣A)が
投入されると、紙幣Aは紙幣識別部4で識別された後、
受け入れ搬送路10から第1ゲート14(この場合、ゲ
ートを切り替える)を介して低額紙幣搬送路12を通っ
て低額紙幣収納部6に送り込まれる。
投入されると、紙幣Aは紙幣識別部4で識別された後、
受け入れ搬送路10から第1ゲート14(この場合、ゲ
ートを切り替える)を介して低額紙幣搬送路12を通っ
て低額紙幣収納部6に送り込まれる。
【0041】その際、紙幣Aの送りと同期しているエン
コーダ44と回転検知センサ45より発生するパルス信
号によるタイミングで、第2透過光センサ40によりそ
の紙幣Aの光透過量が測定される。低額紙幣収納部6に
送り込まれた紙幣Aは、ここで、低額紙幣搬送路12に
連なる収納待機位置から、送込みスタック板により、千
円金庫41に送り込まれる。
コーダ44と回転検知センサ45より発生するパルス信
号によるタイミングで、第2透過光センサ40によりそ
の紙幣Aの光透過量が測定される。低額紙幣収納部6に
送り込まれた紙幣Aは、ここで、低額紙幣搬送路12に
連なる収納待機位置から、送込みスタック板により、千
円金庫41に送り込まれる。
【0042】一方、紙幣投入口8に五千円札又は一万円
札(紙幣A)が投入されると、紙幣識別部4で五千円札
であること又は一万円札であることが識別され、第1ゲ
ート14が回動して搬送路の切り替えが行われ、受け入
れ搬送路10から高額紙幣搬送路11を通って高額紙幣
収納部3に送り込まれる。
札(紙幣A)が投入されると、紙幣識別部4で五千円札
であること又は一万円札であることが識別され、第1ゲ
ート14が回動して搬送路の切り替えが行われ、受け入
れ搬送路10から高額紙幣搬送路11を通って高額紙幣
収納部3に送り込まれる。
【0043】その際、紙幣Aの送りと同期しているエン
コーダ42と回転検知センサ43より発生するパルス信
号によるタイミングで、第1透過光センサ27によりそ
の紙幣Aの光透過量が測定される。
コーダ42と回転検知センサ43より発生するパルス信
号によるタイミングで、第1透過光センサ27によりそ
の紙幣Aの光透過量が測定される。
【0044】高額紙幣収納部3では、高額紙幣スタック
板25が上動端位置にあって、一万円札を受け入れる待
機状態にあり、一万円札が待機通路21に送り込まれて
きた場合には、この状態から高額紙幣スタック板25が
下動して、紙幣Aを一万円金庫24に送り込む。
板25が上動端位置にあって、一万円札を受け入れる待
機状態にあり、一万円札が待機通路21に送り込まれて
きた場合には、この状態から高額紙幣スタック板25が
下動して、紙幣Aを一万円金庫24に送り込む。
【0045】また、紙幣Aが紙幣識別部4で五千円札と
識別された場合には、紙幣Aが待機通路21に送り込ま
れるまでに、高額紙幣スタック板25が下動端位置に移
動し、紙幣Aを待機通路21に受け入れたところで、高
額紙幣スタック板25が上動して、紙幣Aを五千円金庫
23に送り込む。
識別された場合には、紙幣Aが待機通路21に送り込ま
れるまでに、高額紙幣スタック板25が下動端位置に移
動し、紙幣Aを待機通路21に受け入れたところで、高
額紙幣スタック板25が上動して、紙幣Aを五千円金庫
23に送り込む。
【0046】次に、紙幣払い出しの場合には、第2ゲー
ト部15が回動して、低額紙幣搬送路12と払い出し搬
送路13とが連通すると共に、低額紙幣搬送ベルト32
が走行し、千円金庫41から紙幣Aが、低額紙幣搬送路
12および払い出し搬送路13を通って、紙幣払い出し
部5に1枚ずつ送り込まれて行く。
ト部15が回動して、低額紙幣搬送路12と払い出し搬
送路13とが連通すると共に、低額紙幣搬送ベルト32
が走行し、千円金庫41から紙幣Aが、低額紙幣搬送路
12および払い出し搬送路13を通って、紙幣払い出し
部5に1枚ずつ送り込まれて行く。
【0047】紙幣Aは第2透過光センサ40を通過する
際、紙幣Aの送りと同期しているエンコーダ44と回転
検知センサ45より発生するパルス信号によるタイミン
グで、第2透過光センサ40によりその紙幣Aの光透過
量が測定される。
際、紙幣Aの送りと同期しているエンコーダ44と回転
検知センサ45より発生するパルス信号によるタイミン
グで、第2透過光センサ40によりその紙幣Aの光透過
量が測定される。
【0048】また、紙幣Aは一括払い出し保留部35へ
送り込まれる際に、第2通過センサ38でカウントさ
れ、一括払い出し保留部35に積み重ねるようにして蓄
積されてゆく。
送り込まれる際に、第2通過センサ38でカウントさ
れ、一括払い出し保留部35に積み重ねるようにして蓄
積されてゆく。
【0049】一括払い出し保留部35内の紙幣Aが所定
枚数に達すると、低額紙幣搬送ベルト32が停止すると
同時に、紙幣払い出し部5のガイド板33が上動し、ガ
イド板33が紙幣Aを伴って上動端位置に達すると、一
括払い出しベルト34が走行を開始し、紙幣Aを一括し
て一括払い出し保留部35から紙幣払い出し口9に送り
出す。
枚数に達すると、低額紙幣搬送ベルト32が停止すると
同時に、紙幣払い出し部5のガイド板33が上動し、ガ
イド板33が紙幣Aを伴って上動端位置に達すると、一
括払い出しベルト34が走行を開始し、紙幣Aを一括し
て一括払い出し保留部35から紙幣払い出し口9に送り
出す。
【0050】紙葉類処理機の全体的構成は前記のように
なっているが、本発明の要旨は、たえず紙幣の光透過量
を測定し、紙詰まりの生じた紙幣に対しての光透過量を
記憶させ、正常な紙幣により詰まりが生じた場合に、装
置自体に異常があると判断し、オーバーホール時期であ
ると判定し、表示することができる機能を具備するよう
にしたものである。
なっているが、本発明の要旨は、たえず紙幣の光透過量
を測定し、紙詰まりの生じた紙幣に対しての光透過量を
記憶させ、正常な紙幣により詰まりが生じた場合に、装
置自体に異常があると判断し、オーバーホール時期であ
ると判定し、表示することができる機能を具備するよう
にしたものである。
【0051】本紙葉類処理装置の紙幣の受け入れ機構及
び払い出し機構は、前述のように、紙幣投入口8に紙幣
が受け入れられた信号又は払い出し要求(命令)があっ
た場合には、上部搬送モータ26、下部搬送モータ39
を駆動して搬送装置により紙幣を搬送することになる
が、各箇所に光センサ、マイクロスイッチ等でたえず、
紙幣の有無を検知しており、搬送中の紙詰まりが生じた
場合には装置の動作を停止するようになっている。
び払い出し機構は、前述のように、紙幣投入口8に紙幣
が受け入れられた信号又は払い出し要求(命令)があっ
た場合には、上部搬送モータ26、下部搬送モータ39
を駆動して搬送装置により紙幣を搬送することになる
が、各箇所に光センサ、マイクロスイッチ等でたえず、
紙幣の有無を検知しており、搬送中の紙詰まりが生じた
場合には装置の動作を停止するようになっている。
【0052】その際、本発明は、オーバーホール時期を
判定し、表示する機構を有しており、それらの機能は後
述する制御用マイコン7及びそれに接続されている各制
御機器により、夫々の機能実現手段を構成することによ
り実現されるものであり、それら機能実現手段の動作の
流れを図3及び図4のフローチャートにしたがって説明
する。
判定し、表示する機構を有しており、それらの機能は後
述する制御用マイコン7及びそれに接続されている各制
御機器により、夫々の機能実現手段を構成することによ
り実現されるものであり、それら機能実現手段の動作の
流れを図3及び図4のフローチャートにしたがって説明
する。
【0053】図3において、先ず、動作指令により紙幣
搬送動作が開始され(S101)、各紙幣状態検知透過
光センサ部分に紙幣があるか否かを判定し(S10
2)、紙幣が存在する場合には、各紙幣搬送モータの軸
に取り付けられた回転検知用センサの発するパルスに同
期して前記透過光センサの光透過データを入力する(S
104)。その紙幣が通過して前記透過光センサの下に
なくなった時に透過データの入力を終了し(S10
5)、その時点で紙幣詰まりがなければ引き続き紙幣搬
送動作を続行し、終了する(S107)。
搬送動作が開始され(S101)、各紙幣状態検知透過
光センサ部分に紙幣があるか否かを判定し(S10
2)、紙幣が存在する場合には、各紙幣搬送モータの軸
に取り付けられた回転検知用センサの発するパルスに同
期して前記透過光センサの光透過データを入力する(S
104)。その紙幣が通過して前記透過光センサの下に
なくなった時に透過データの入力を終了し(S10
5)、その時点で紙幣詰まりがなければ引き続き紙幣搬
送動作を続行し、終了する(S107)。
【0054】一方ステップS106で紙幣詰まりがある
場合にはステップS109へ進み、入力されているその
紙幣の紙幣状態検知センサの光透過データを内部メモリ
へ記憶し、装置の動作を停止する(S110)。
場合にはステップS109へ進み、入力されているその
紙幣の紙幣状態検知センサの光透過データを内部メモリ
へ記憶し、装置の動作を停止する(S110)。
【0055】次に、オーバーホール時期、紙幣状態デー
タを表示する動作を図4のフローチャートにしたがって
説明する。
タを表示する動作を図4のフローチャートにしたがって
説明する。
【0056】オーバーホールの必要性を知りたい場合に
は、本装置前面に設けられたオーバーホール確認スイッ
チ18をオンにする(S121)。そして、前記の動作
により内部メモリ内に記憶されている紙幣状態検知用透
過光センサの透過データを読み出し(S122)、ステ
ップS123で、そのデータにより紙幣の状態が正常で
あったかを判定する。
は、本装置前面に設けられたオーバーホール確認スイッ
チ18をオンにする(S121)。そして、前記の動作
により内部メモリ内に記憶されている紙幣状態検知用透
過光センサの透過データを読み出し(S122)、ステ
ップS123で、そのデータにより紙幣の状態が正常で
あったかを判定する。
【0057】紙幣の状態が正常であると判断された場合
には、正常な紙幣に拘らず詰まりを起こしたことにな
り、装置の方に不都合があることになるのでオーバーホ
ールの必要性があるものと判断して“オーバーホール”
を表示器に表示する。
には、正常な紙幣に拘らず詰まりを起こしたことにな
り、装置の方に不都合があることになるのでオーバーホ
ールの必要性があるものと判断して“オーバーホール”
を表示器に表示する。
【0058】また、ステップS123でそのデータによ
りその紙幣の状態が異常であった場合には、詰まりの原
因は紙幣にあり、装置には問題がないと判断されるの
で、ステップS124により表示器には“正常”を表示
する。
りその紙幣の状態が異常であった場合には、詰まりの原
因は紙幣にあり、装置には問題がないと判断されるの
で、ステップS124により表示器には“正常”を表示
する。
【0059】一方、性能評価スイッチ19をオンにする
(S128)と、図3の動作ブロックで内部メモリに記
憶してある紙幣の状態を示す透過光データを読み出し
(S129)、全てのデータを表示する(S130)。
(S128)と、図3の動作ブロックで内部メモリに記
憶してある紙幣の状態を示す透過光データを読み出し
(S129)、全てのデータを表示する(S130)。
【0060】“オーバーホール”が表示された場合に、
係員(販売店店員)はオーバーホールの時期に来ている
ことを知り、同装置をオーバーホールに出すことによ
り、同装置を適正にメンテナンスすることになり、適正
な稼働率を得ることができるものである。
係員(販売店店員)はオーバーホールの時期に来ている
ことを知り、同装置をオーバーホールに出すことによ
り、同装置を適正にメンテナンスすることになり、適正
な稼働率を得ることができるものである。
【0061】また、詰まりを起こした紙幣の状態を示す
データを全部表示することにより、その紙幣処理装置の
性能を評価することができ、装置のメンテナンス、紙葉
類処理装置の改良等に役立てることができる。
データを全部表示することにより、その紙幣処理装置の
性能を評価することができ、装置のメンテナンス、紙葉
類処理装置の改良等に役立てることができる。
【0062】本発明の紙葉類処理装置の前記動作を遂行
するための制御回路を図5のブロック図により説明す
る。
するための制御回路を図5のブロック図により説明す
る。
【0063】本紙葉類処理装置は制御用マイコン7によ
り制御されるものであり、制御用マイコン7には機械全
体を制御するための制御プログラム等が記憶されたRO
M71が接続され、前記動作における詰まり時における
紙幣の状態を示す透過光データ、その比較のための設定
値等を記憶しておく内部メモリ(RAM)72が接続さ
れている。
り制御されるものであり、制御用マイコン7には機械全
体を制御するための制御プログラム等が記憶されたRO
M71が接続され、前記動作における詰まり時における
紙幣の状態を示す透過光データ、その比較のための設定
値等を記憶しておく内部メモリ(RAM)72が接続さ
れている。
【0064】そして、オーバーホール表示のためのオー
バーホール確認スイッチ18、性能評価スイッチ19
と、表示器(LCD)20が接続されているほか、上
部、下部搬送モータ26、39、紙幣状態検知第1及び
第2透過光センサ27、40、上部及び下部搬送モータ
の回転検知用センサ43、45が接続されている。
バーホール確認スイッチ18、性能評価スイッチ19
と、表示器(LCD)20が接続されているほか、上
部、下部搬送モータ26、39、紙幣状態検知第1及び
第2透過光センサ27、40、上部及び下部搬送モータ
の回転検知用センサ43、45が接続されている。
【0065】なお、本実施例においては、オーバーホー
ル時期の表示をオーバーホール確認スイッチ18をオン
にすることにより行われるように構成されているが、オ
ーバーホール時期になった場合、紙幣の状態を示す透過
光データを設定値と比較して正常な紙幣と判断された場
合のみ、自動的に表示器に“オーバーホール”を表示す
るようにしてもよい。
ル時期の表示をオーバーホール確認スイッチ18をオン
にすることにより行われるように構成されているが、オ
ーバーホール時期になった場合、紙幣の状態を示す透過
光データを設定値と比較して正常な紙幣と判断された場
合のみ、自動的に表示器に“オーバーホール”を表示す
るようにしてもよい。
【0066】詰まりの検知手段は、光センサ、マイクロ
スイッチ以外のものでもよく、その設置する箇所も適宜
でよい。オーバーホール確認スイッチ18、性能評価ス
イッチ19、表示器20は図1に示されるように本装置
の前面に設けてあるが、消費者には関係ないものである
ので、キャビネット2の内部の適所に設けることもでき
る。
スイッチ以外のものでもよく、その設置する箇所も適宜
でよい。オーバーホール確認スイッチ18、性能評価ス
イッチ19、表示器20は図1に示されるように本装置
の前面に設けてあるが、消費者には関係ないものである
ので、キャビネット2の内部の適所に設けることもでき
る。
【0067】
【発明の効果】本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類搬送
モータの回転に同期してパルス信号を発生するパルス発
生手段と、該パルス発生手段のパルスに同期して搬送中
の紙葉の透過光を検知する光センサ手段と、詰まりが発
生した時に、その紙葉の前記光センサのデータを記憶す
る記憶手段とを備えているので、通常の使用状態におい
て、紙詰まりを起こした紙葉の状態を示す透過光のデー
タを利用することにより紙詰まりの原因を容易に把握す
ることができ、それによりオーバーホールの時期を合理
的に判断できるし、装置の性能評価に利用することもで
きる。
モータの回転に同期してパルス信号を発生するパルス発
生手段と、該パルス発生手段のパルスに同期して搬送中
の紙葉の透過光を検知する光センサ手段と、詰まりが発
生した時に、その紙葉の前記光センサのデータを記憶す
る記憶手段とを備えているので、通常の使用状態におい
て、紙詰まりを起こした紙葉の状態を示す透過光のデー
タを利用することにより紙詰まりの原因を容易に把握す
ることができ、それによりオーバーホールの時期を合理
的に判断できるし、装置の性能評価に利用することもで
きる。
【0068】更に、本発明の紙葉類識別装置は、前記記
憶手段のデータをあらかじめ設定された設定値と比較
し、紙葉の正常・異常を判定する判定手段と、該判定手
段の判定が正常の場合に装置のオーバーホールを指令す
る表示手段とを備え、また、前記記憶手段に蓄積された
データを要求に応じて表示する表示手段を備えたことに
より、合理的にオーバーホールをすべき時期であること
を表示器に表示することができ、また、それらの表示用
スイッチを押すことによって、本装置の設置者(店員)
でも容易にオーバーホールの時期が分かるし、本装置の
設計・製造者にとっては装置の性能評価をすることがで
き、装置改良に役立てることもできる。
憶手段のデータをあらかじめ設定された設定値と比較
し、紙葉の正常・異常を判定する判定手段と、該判定手
段の判定が正常の場合に装置のオーバーホールを指令す
る表示手段とを備え、また、前記記憶手段に蓄積された
データを要求に応じて表示する表示手段を備えたことに
より、合理的にオーバーホールをすべき時期であること
を表示器に表示することができ、また、それらの表示用
スイッチを押すことによって、本装置の設置者(店員)
でも容易にオーバーホールの時期が分かるし、本装置の
設計・製造者にとっては装置の性能評価をすることがで
き、装置改良に役立てることもできる。
【図1】本発明の実施例の紙葉類処理装置の正面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施例の紙葉類処理装置の側面断面図
である。
である。
【図3】本発明の実施例の紙葉類処理装置の紙幣の状態
を記憶する動作を示すフローチャートである。
を記憶する動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例の紙葉類処理装置のオーバーホ
ール状態確認動作を示すフローチャートである。
ール状態確認動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例の紙葉類処理装置の回路のブロ
ック図である。
ック図である。
【符号の説明】 1 紙葉類処理装置 2 キャビネット 3 高額紙幣収納部 4 紙幣識別部 5 紙幣払い出し部 6 低額紙幣収納部 7 制御用マイコン 8 紙幣投入口 9 紙幣払い出し口 10 受け入れ搬送路 11 高額紙幣搬送路 12 低額紙幣搬送路 13 払い出し搬送路 14 第1ゲート 15 第2ゲート 16 上ドア 17 下ドア 18 オーバーホール確認スイッチ 19 性能評価スイッチ 20 表示器(LCD) 21 待機通路 22 紙幣送り込み装置 23 五千円金庫 24 一万円金庫 25 高額紙幣スタック板 26 上部搬送モータ 27 第1透過光センサ 31 低額紙幣スタック板 32 低額紙幣搬送ベルト 33 ガイド板 34 一括払い出しベルト 35 一括払い出し保留部 37 リジェクトスタック板 36 リジェク卜保留部 38 第2通過センサ 39 下部搬送モータ 40 第2透過光センサ 41 千円金庫 42 エンコーダ 43 上部搬送モータ回転検知用センサ 44 エンコーダ 45 下部搬送モータ回転検知用センサ 71 ROM 72 RAM A 紙幣
Claims (3)
- 【請求項1】 紙葉投入口に投入された紙葉を識別し、
その種類の紙葉が収納される各紙葉収納部に収納し、払
い出し要求が有った場合にその要求に応じた紙葉を各紙
葉収納部から払い出し口に払い出す搬送機構を有する紙
葉類処理装置において、 紙葉類搬送モータの回転に同期してパルス信号を発生す
るパルス発生手段と、 該パルス発生手段のパルスに同期して搬送中の紙葉の透
過光を検知する光センサ手段と、 詰まりが発生した時に、その紙葉の前記光センサのデー
タを記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする紙
葉類処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類処理装置におい
て、この紙葉類処理装置は、更に、 前記記憶手段のデータをあらかじめ設定された設定値と
比較し、紙葉の正常・異常を判定する判定手段と、 該判定手段の判定が正常の場合に装置のオーバーホール
を指令する表示手段と、を備えたことを特徴とする紙葉
類処理装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の紙葉類処理装置におい
て、この紙葉類処理装置は、更に、 前記記憶手段に蓄積されたデータを要求に応じて表示す
る表示手段を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364233A JP2000187768A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 紙葉類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364233A JP2000187768A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 紙葉類処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000187768A true JP2000187768A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18481313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10364233A Pending JP2000187768A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 紙葉類処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000187768A (ja) |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP10364233A patent/JP2000187768A/ja active Pending
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