JP2000187005A - 欠陥検出方法及びその装置 - Google Patents

欠陥検出方法及びその装置

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JP2000187005A
JP2000187005A JP10363709A JP36370998A JP2000187005A JP 2000187005 A JP2000187005 A JP 2000187005A JP 10363709 A JP10363709 A JP 10363709A JP 36370998 A JP36370998 A JP 36370998A JP 2000187005 A JP2000187005 A JP 2000187005A
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JP10363709A
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English (en)
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Kentaro Okuda
健太郎 奥田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、明るさレベル変化の小さい欠陥でも
検出する。 【解決手段】3つのスレショルドレベルTh1〜Th3
を用いて被検査パターンデータと設計パターンデータと
の各輪郭線を輪郭部12によってそれぞれ複数づつ求
め、これら被検査パターンデータと設計パターンデータ
と別の複数の輪郭線を各分割部16a〜16cによって
それぞれ変曲点に基づいて複数の線分に分割し、これら
分割された被検査パターンデータと設計パターンデータ
との各線分を認識部20によって比較して欠陥を認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体チッ
プやそのマスクパターン上の欠陥などを検出する欠陥検
出方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体チップ及びそのマスクパタ
ーン、PC基板及びそのマスクパターン又は液晶パネル
及びそのマスクパターンに対しては、それぞれパターン
欠陥検査が行われている。
【0003】かかるパターン欠陥検査には、設計データ
を展開して求めた基準パターンデータと、例えば半導体
チップを製造するためのフォトマスクを撮像して得られ
た被検査パターンデータとを取り込み、これら基準パタ
ーンデータと被検査パターンデータとの各輪郭線を一定
のスレショルドレベルを用いて求め、これら輪郭線を比
較等して欠陥を認識する技術がある。
【0004】このようなパターン欠陥検査では、半導体
チップ等におけるパターン形成時の条件の変化によって
輪郭線の幅が太くなってもその影響を受けずに欠陥検査
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば半導体製造工程
で製造される半導体チップは、ガラス基板上に配線パタ
ーンを形成したものであり、この半導体チップを撮像し
て得られる被検査パターンデータには、光がガラス基板
の部分を透過した白レベルの部分と、光が配線パターン
で遮光された黒レベルの部分とが形成される。
【0006】このような被検査パターンデータに対して
一定のスレショルドレベルを用いて配線パターンの輪郭
線を求めて欠陥を認識する場合、被検査パターンデータ
の濃淡レベルが白レベル又は黒レベルで、そのパターン
形状が相違するときに確実に欠陥を検出できるが、半導
体チップのパターンには、例えば図11(a)に示すよう
にガラス基板のような光の透過部分1と配線パターンの
光の遮光部分2との他に、光の透過部分1中に光をその
一部分しか透過しない半透過部分が欠陥3として生じる
ことがある。
【0007】このような欠陥は、被検査パターンデータ
中では明るさレベル変化の小さいいわゆる黒系の欠陥3
と呼ばれており、上記の如く一定のスレショルドレベル
を用いて輪郭線を求めると、この黒系の欠陥3が輪郭線
に現れず、その欠陥を見逃してしまう。
【0008】又、図11(b) に示すように配線パターン
の光の遮光部分2中に光をその一部分を透過する半透過
部分が欠陥4として生じることがある。
【0009】このような欠陥は、被検査パターンデータ
中では明るさレベル変化の小さいいわゆる白系の欠陥4
と呼ばれており、上記同様に一定のスレショルドレベル
を用いて輪郭線を求めると、この白系の欠陥4が輪郭線
に現れず、その欠陥を見逃してしまう。
【0010】そこで本発明は、明るさレベル変化の小さ
い欠陥でも検出できる欠陥検出方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、被検
査パターンと基準パターンとを用いて被検査パターンの
欠陥検査を行う欠陥検出方法において、複数のスレショ
ルドレベルを用いて被検査パターンと基準パターンとの
各輪郭線を求め、これら輪郭線をそれぞれ変曲点に基づ
いて分割し、これら分割された各線分を比較して欠陥を
認識する欠陥検出方法である。
【0012】請求項2によれば、被検査パターンと基準
パターンとを用いて被検査パターンの欠陥検査を行う欠
陥検出装置において、複数のスレショルドレベルを用い
て被検査パターンと基準パターンとの各輪郭線をそれぞ
れ複数づつ求める輪郭手段と、この輪郭手段により求め
られた被検査パターンと基準パターンと別の複数の輪郭
線をそれぞれ変曲点に基づいて複数の線分に分割する分
割手段と、この分割手段により分割された被検査パター
ンと基準パターンとの各線分を比較して欠陥を認識する
認識手段と、を備えた欠陥検出装置である。
【0013】請求項3によれば、請求項2記載の欠陥検
出装置において、輪郭手段は、最も明るいレベルよりも
所定レベルだけ低いスレショルドレベルと、最も暗いレ
ベルよりも所定レベルだけ高いスレショルドレベルとの
いずれか一方又は両方を有している。
【0014】請求項4によれば、被検査パターンと基準
パターンとを用いて被検査パターンの欠陥検査を行う欠
陥検出装置において、少なくとも最も明るいレベルより
も所定レベルだけ低いスレショルドレベル、最も暗いレ
ベルよりも所定レベルだけ高いスレショルドレベル、及
びこれらスレショルドレベルの中間レベルのスレショル
ドレベルを用いて被検査パターンと基準パターンとの各
輪郭線をそれぞれ複数づつ求める輪郭手段と、この輪郭
手段により求められた被検査パターンと基準パターンと
別でかつ各スレショルドレベル別の複数の輪郭線におけ
る所定値以下の曲率半径を有する各変曲点を求め、これ
ら変曲点で各輪郭線をそれぞれ複数の線分に分割し、か
つ閉じた曲線を線分とする各スレショルドレベル別の複
数の分割手段と、これら分割手段により分割された被検
査パターンと基準パターンと別でかつ各スレショルドレ
ベル別の各線分を比較して欠陥を認識する認識手段と、
を備えた欠陥検出装置である。
【0015】請求項5によれば、請求項3又は4記載の
欠陥検出装置において、最も明るいレベルよりも5乃至
10%明るさレベルが低い欠陥を検出するスレショルド
レベルと、最も暗いレベルよりも5乃至10%明るさレ
ベルが高い欠陥を検出するスレショルドレベルが設定さ
れている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】図1は欠陥検出装置の構成図である。
【0018】被検査体10は、例えば半導体チップ及び
そのマスク、PC基板及びそのマスク又は液晶パネル及
びそのマスクである。なお、この被検査体10は、図示
しないXYステージに載置されている。
【0019】この被検査体10の上方には、撮像装置1
1が配置されている。この撮像装置11は、被検査体1
0を撮像してその画像信号を出力するもので、その画像
出力端子には輪郭部12が接続されている。
【0020】この輪郭部12は、複数例えば3つのスレ
ショルドレベルTh1〜Th3を用いて被検査体10を
撮像して得られた被検査パターンデータ(画像データ)
と設計データを展開して得られた設計パターンデータ
(画像データ)13との各輪郭線をそれぞれ複数ずつ求
める機能を有するもので、比較部14及び各画像メモリ
部15a〜15cを有している。
【0021】このうち比較部14は、3つのスレショル
ドレベルTh1〜Th3が予め設定され、撮像装置11
の撮像により得られる被検査パターンデータと3つのス
レショルドレベルTh1〜Th3とをそれぞれ比較し、
これらスレショルドレベルTh1〜Th3以下又は以上
の明るさレベルを結んで各スレショルドレベルTh1〜
Th3別に各輪郭線を求め、かつ設計パターンデータ1
3と3つのスレショルドレベルTh1〜Th3とをそれ
ぞれ比較し、これらスレショルドレベルTh1〜Th3
以下又は以上の明るさレベルを結んで各スレショルドレ
ベルTh1〜Th3別に各輪郭線を求める機能を有して
いる。
【0022】ここで、3つのスレショルドレベルTh1
〜Th3は、図2に示すように被検査パターンデータの
プロファイルQにおいて最も暗いレベルよりも所定レベ
ルだけ高いスレショルドレベルTh1、被検査パターン
データのプロファイルQにおいて最も明るいレベルより
も所定レベルだけ低いスレショルドレベルTh3、及び
これらスレショルドレベルTh1とTh3の中間レベル
のスレショルドレベルTh2に設定されている。
【0023】具体的にスレショルドレベルTh1は、被
検査パターンデータのプロファイルQにおいて最も暗い
レベルよりも5〜10%程度だけ明るさレベルが高い白
系の欠陥4を検出できるレベルに設定され、スレショル
ドレベルTh3は、同プロファイルQにおいて最も明る
いレベルよりも5〜10%程度だけ明るさレベルが低い
黒系の欠陥3を検出できるレベルに設定されている。
又、スレショルドレベルTh2は、同プロファイルQに
おいて最も暗いレベルと最も明るいレベルとの中間50
%のレベルに設定されている。
【0024】3つの画像メモリ部15a〜15cは、各
スレショルドレベルTh1〜Th3別に設けられたもの
で、画像メモリ部15aにはスレショルドレベルTh1
を用いて求められた被検査パターンデータと設計パター
ンデータ13との各輪郭線が記憶され、画像メモリ部1
5bにはスレショルドレベルTh2を用いて求められた
被検査パターンデータと設計パターンデータ13との各
輪郭線が記憶され、画像メモリ部15cにはスレショル
ドレベルTh3を用いて求められた被検査パターンデー
タと設計パターンデータ13との各輪郭線が記憶される
ようになっている。
【0025】一方、3つの分割部16a〜16cは、そ
れぞれ輪郭部12で求められた各スレショルドレベルT
h1〜Th3別の被検査パターンデータと設計パターン
データ13との各輪郭線をそれぞれ複数の線分に分割す
る機能を有するもので、それぞれ曲率算出部17、線分
分割部18及び閉曲線検出部19を有している。
【0026】このうち曲率算出部17は、各輪郭線にお
ける曲線部の曲率を求め、この曲率から曲率が正から負
へ反転する変曲点を求める機能を有している。
【0027】線分分割部18は、曲率算出部17により
求められた各変曲点で輪郭線を複数の線分に分割する機
能を有している。
【0028】閉曲線検出部19は、閉じた曲線を線分と
して判定する機能を有している。
【0029】認識部20は、各分割部16a〜16cで
それぞれ分割された被検査パターンデータと設計パター
ンデータ13と別でかつ各スレショルドレベルTh1〜
Th3別の各線分を比較して黒系の欠陥3及び白系の欠
陥4を認識する機能を有するものである。
【0030】主制御部21は、輪郭部12、各分割部1
6a〜16c及び認識部20にそれぞれ指令を発して欠
陥検査の一連の制御を実行する機能を有している。な
お、モニタテレビジョン22が主制御部21に接続さ
れ、撮像装置11により撮像された被検査体10の画像
を映し出すようになっている。
【0031】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0032】被検査体10がXYステージ上に載置され
ると、撮像装置11は、かかる被検査体10を撮像して
その画像信号を出力する。この画像信号は輪郭部12の
比較部14に送られる。
【0033】この比較部14は、予め3つのスレショル
ドレベルTh1〜Th3が設定されており、撮像装置1
1から出力された画像信号により得られる被検査パター
ンデータと3つのスレショルドレベルTh1〜Th3と
をそれぞれ比較し、これらスレショルドレベルTh1〜
Th3以下又は以上の明るさレベルを結んで各スレショ
ルドレベルTh1〜Th3別に各輪郭線を求め、同様に
設計パターンデータ13と3つのスレショルドレベルT
h1〜Th3とをそれぞれ比較し、これらスレショルド
レベルTh1〜Th3以下又は以上の明るさレベルを結
んで各スレショルドレベルTh1〜Th3別に各輪郭線
を求める。
【0034】図3は黒系の欠陥3を有する被検査パター
ンデータ及び設計パターンデータ13の各プロファイル
と3つのスレショルドレベルTh1〜Th3とのレベル
関係及びこれにより求めた被検査パターンデータの各輪
郭線r1〜r3及び設計パターンデータ13の各輪郭線
f1〜f3を示している。
【0035】ここで、スレショルドレベルTh1は、上
記の如く被検査パターンデータのプロファイルQにおい
て最も暗いレベルよりも5〜10%程度だけ明るさレベ
ルが高い白系の欠陥4を検出できるレベルに設定され、
スレショルドレベルTh3は、最も明るいレベルよりも
5〜10%程度だけ明るさレベルが低い黒系の欠陥3を
検出できるレベルに設定され、スレショルドレベルTh
2は、最も暗いレベルと最も明るいレベルとの中間50
%のレベルに設定されているので、被検査パターンデー
タに対してこれらスレショルドレベルTh1〜Th3を
適用して各輪郭線r1〜r3を求めると、レベルの低い
2つのスレショルドレベルTh1、Th2ではこれら輪
郭線r1、r2に黒系の欠陥3を示す変曲点が現れない
が、最もレベルの高いスレショルドレベルTh3を用い
て求めた輪郭線r3には黒系の欠陥3を示す変曲点k1
が現れる。
【0036】なお、設計パターンデータ13に対して3
つのスレショルドレベルTh1〜Th3を用いて求めた
各輪郭線f1〜f3は、設計パターンデータ13のパタ
ーン形状に対応した形状の輪郭線となっている。
【0037】一方、図4は白系の欠陥4を有する被検査
パターンデータ及び設計パターンデータ13の各プロフ
ァイルと3つのスレショルドレベルTh1〜Th3との
レベル関係及びこれにより求めた被検査パターンデータ
の各輪郭線r1〜r3及び設計パターンデータ13の各
輪郭線f1〜f3を示している。
【0038】被検査パターンデータに対して各スレショ
ルドレベルTh1〜Th3を適用して各輪郭線r1〜r
3を求めると、レベルの高い2つのスレショルドレベル
Th2、Th3ではこれら輪郭線r2、r3に白系の欠
陥4を示す変曲点が現れないが、最もレベルの低いスレ
ショルドレベルTh1を用いて求めた輪郭線r1には黒
系の欠陥4を示す変曲点k2が現れる。
【0039】なお、設計パターンデータ13から求めた
各輪郭線f1〜f3は、上記図3に示す輪郭線と同様で
ある。
【0040】以上のように比較部14で求められた被検
査パターンデータの各輪郭線r1〜r3及び設計パター
ンデータ13の各輪郭線f1〜f3は、それぞれ各画像
メモリ部15a〜15cに送られ、このうち画像メモリ
部15aにはスレショルドレベルTh1を用いて求めら
れた被検査パターンデータと設計パターンデータ13と
の各輪郭線r1、f1が記憶され、画像メモリ部15b
にはスレショルドレベルTh2を用いて求められた被検
査パターンデータと設計パターンデータ13との各輪郭
線r2、f2が記憶され、画像メモリ部15cにはスレ
ショルドレベルTh3を用いて求められた被検査パター
ンデータと設計パターンデータ13との各輪郭線r3、
f3が記憶される。
【0041】次に、3つの分割部16a〜16cは、そ
れぞれ輪郭部12で求められた各スレショルドレベルT
h1〜Th3別の被検査パターンデータと設計パターン
データ13との各輪郭線r1〜r3、f1〜f3をそれ
ぞれ複数の線分に分割する。
【0042】具体的に曲率算出部17は、各輪郭線r1
〜r3、f1〜f3における曲線部の曲率半径を求め、
この曲率半径から所定値以下の曲率半径を有する変曲点
を求める。この場合、変曲点は、次の条件に従って判定
する。直角部分は曲率半径無限小の曲線と判定する。曲
率半径がその曲率設定値よりも大きい曲線部分は直線と
して判定する。これはうねりを無視するためである。変
曲点と変曲点との距離が距離設定値よりも短ければ、こ
れら変曲点と変曲点との間は直線として判定する。これ
はノイズによる凹凸を除去するためである。
【0043】この判定の結果、黒系の欠陥3を有する被
検査パターンデータをスレショルドレベルTh3を用い
て求めた輪郭線r3については、図5に示すように例え
は5つの変曲点k1、k3〜k6を求める。又、白系の
欠陥4を有する被検査パターンデータをスレショルドレ
ベルTh1を用いて求めた輪郭線r1については、図6
に示すように例えは5つの変曲点k2、k7〜k10を
求める。
【0044】なお、これら輪郭線r3、r1以外の輪郭
線については、黒系の欠陥3又は白系の欠陥4が現れて
いないので、これら黒系の欠陥3又は白系の欠陥4の変
曲点k1、k2を除いた変曲点を求めるものとなる。
【0045】一方、設計パターンデータ13を3つのス
レショルドレベルTh1〜Th3を用いて求めた各輪郭
線f1〜f3については、図7に示すように例えは4つ
の変曲点k11〜k14を求める。
【0046】次に線分分割部18は、曲率算出部17に
より求められた各変曲点k1〜k10で被検査パターン
データの各輪郭線r1〜r3を複数の線分に分割し、か
つ各変曲点k11〜k14で設計パターンデータ13の
各輪郭線f1〜f3を複数の線分に分割する。この場
合、線分が画像データの最外周に接していれば、この接
した位置から線分の開始点又は終点とする。
【0047】例えば、黒系の欠陥3を有する被検査パタ
ーンデータをスレショルドレベルTh3を用いて求めた
輪郭線r3については、図8に示すように5つの線分h
1〜h5に分割し、白系の欠陥4を有する被検査パター
ンデータをスレショルドレベルTh1を用いて求めた輪
郭線r1については、図9に示すように5つの線分h6
〜h10に分割する。
【0048】なお、これら輪郭線r3、r1以外の輪郭
線については、黒系の欠陥3又は白系の欠陥4が現れて
いないので、これら黒系の欠陥3又は白系の欠陥4の変
曲点k1、k2を除いた分だけ線分の数が例えば4つに
少なくなる。
【0049】一方、設計パターンデータを各スレショル
ドレベルTh1〜Th3を用いて求めた各輪郭線f1〜
f3については、図10に示すように4つの線分h11
〜h14に分割する。
【0050】次に、閉曲線検出部19は、閉じた曲線を
線分として判定するが、ここでは閉じた曲線は被検査パ
ターンデータ及び設計パターンデータに共に現れていな
い。
【0051】次に、認識部20は、各分割部16a〜1
6cでそれぞれ分割された被検査パターンデータと設計
パターンデータ13と別でかつ各スレショルドレベルT
h1〜Th3別の各線分を比較して黒系の欠陥3及び白
系の欠陥4を認識する。
【0052】例えば、図8に示す被検査パターンデータ
から求められた5つの線分h1〜h5と図10に示す設
計パターンデータから求めらた4つの線分h11〜h1
4とを比較し、設計パターンデータの線分h11に相当
する位置に被検査パターンデータの2つの線分h1、h
5があってその線分数が多いことから、これら線分h
1、h5の位置に欠陥が存在することを認識する。
【0053】又、図9に示す被検査パターンデータから
求められた5つの線分h6〜h10と図10に示す設計
パターンデータから求めらた4つの線分h11〜h14
とを比較し、設計パターンデータの線分h13に相当す
る位置に被検査パターンデータの2つの線分h8、h9
があってその線分数が多いことから、これら線分h8、
h9の位置に欠陥が存在することを認識する。
【0054】このように上記一実施の形態においては、
3つのスレショルドレベルTh1〜Th3を用いて被検
査パターンデータと設計パターンデータとの各輪郭線を
輪郭部12によってそれぞれ複数づつ求め、これら被検
査パターンデータと設計パターンデータと別の複数の輪
郭線を各分割部16a〜16cによってそれぞれ変曲点
に基づいて複数の線分に分割し、これら分割された被検
査パターンデータと設計パターンデータとの各線分を認
識部20によって比較して欠陥を認識するので、例えば
半導体製造工程で製造される半導体チップにおける明る
さレベルの変化の少ない微妙な黒系の欠陥3や白系の欠
陥4を見逃すことなく精度高く欠陥として認識できる。
これにより、黒系の欠陥3や白系の欠陥4を検出して、
パターン欠陥検査の時間を短縮できる。
【0055】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく次の通り変形してもよい。
【0056】例えば、スレショルドレベルを変化させた
り、3つ以上のスレショルドレベルを用いることによっ
て任意の明るさレベルの欠陥を認識するようにしてもよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、明
るさレベル変化の小さい欠陥でも検出できる欠陥検出方
法及びその装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる欠陥検出装置の一実施の形態を
示す構成図。
【図2】同装置に設定されている各スレショルドレベル
を示す模式図。
【図3】黒系の欠陥を有する被検査パターンデータ及び
設計パターンデータから求めた各輪郭線を示す模式図。
【図4】白系の欠陥を有する被検査パターンデータ及び
設計パターンデータから求めた各輪郭線を示す模式図。
【図5】黒系の欠陥を有する被検査パターンデータの輪
郭線の各変曲点を示す図。
【図6】白系の欠陥を有する被検査パターンデータの輪
郭線の各変曲点を示す図。
【図7】設計パターンデータの輪郭線の各変曲点を示す
図。
【図8】黒系の欠陥を有する被検査パターンデータの輪
郭線から求めた各線分を示す図。
【図9】白系の欠陥を有する被検査パターンデータの輪
郭線から求めた各線分を示す図。
【図10】設計パターンデータの輪郭線から求めた各線
分を示す図。
【図11】従来の欠陥検出装置で欠陥検出を見逃す黒系
及び白系の欠陥を示す模式図。
【符号の説明】
3:黒系の欠陥、 4:白系の欠陥、 10:被検査体、 11:撮像装置、 12:輪郭部、 13:設計パターンデータ、 14:比較部、 15a〜15c:画像メモリ部、 16a〜16b:分割部、 17:曲率算出部、 18:線分分割部、 19:閉曲線検出部、 20:認識部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査パターンと基準パターンとを用い
    て前記被検査パターンの欠陥検査を行う欠陥検出方法に
    おいて、 複数のスレショルドレベルを用いて前記被検査パターン
    と前記基準パターンとの各輪郭線を求め、これら輪郭線
    分をそれぞれ変曲点に基づいて分割し、これら分割され
    た各線分を比較して前記欠陥を認識することを特徴とす
    る欠陥検出方法。
  2. 【請求項2】 被検査パターンと基準パターンとを用い
    て前記被検査パターンの欠陥検査を行う欠陥検出装置に
    おいて、 複数のスレショルドレベルを用いて前記被検査パターン
    と前記基準パターンとの各輪郭線分をそれぞれ複数づつ
    求める輪郭手段と、 この輪郭手段により求められた前記被検査パターンと前
    記基準パターンと別の複数の前記輪郭線分をそれぞれ変
    曲点に基づいて複数の線分に分割する分割手段と、 この分割手段により分割された前記被検査パターンと前
    記基準パターンとの前記各線分を比較して前記欠陥を認
    識する認識手段と、を具備したことを特徴とする欠陥検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記輪郭手段は、最も明るいレベルより
    も所定レベルだけ低いスレショルドレベルと、最も暗い
    レベルよりも所定レベルだけ高いスレショルドレベルと
    のいずれか一方又は両方を有していることを特徴とする
    請求項2記載の欠陥検出装置。
  4. 【請求項4】 被検査パターンと基準パターンとを用い
    て前記被検査パターンの欠陥検査を行う欠陥検出装置に
    おいて、 少なくとも最も明るいレベルよりも所定レベルだけ低い
    スレショルドレベル、最も暗いレベルよりも所定レベル
    だけ高いスレショルドレベル、及びこれらスレショルド
    レベルの中間レベルのスレショルドレベルを用いて前記
    被検査パターンと前記基準パターンとの各輪郭線をそれ
    ぞれ複数づつ求める輪郭手段と、 この輪郭手段により求められた前記被検査パターンと前
    記基準パターンと別でかつ前記各スレショルドレベル別
    の複数の前記輪郭線における所定値以下の曲率半径を有
    する各変曲点を求め、これら変曲点で前記各輪郭線をそ
    れぞれ複数の線分に分割し、かつ閉じた曲線を線分とす
    る前記各スレショルドレベル別の複数の分割手段と、 これら分割手段により分割された前記被検査パターンと
    前記基準パターンと別でかつ前記各スレショルドレベル
    別の前記各線分を比較して前記欠陥を認識する認識手段
    と、を具備したことを特徴とする欠陥検出装置。
  5. 【請求項5】 最も明るいレベルよりも5乃至10%明
    るさレベルが低い欠陥を検出するスレショルドレベル
    と、最も暗いレベルよりも5乃至10%明るさレベルが
    高い欠陥を検出するスレショルドレベルが設定されたこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載の欠陥検出装置。
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