JP2000186773A - ロータリーフイーダ用シール装置 - Google Patents

ロータリーフイーダ用シール装置

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JP2000186773A
JP2000186773A JP10364355A JP36435598A JP2000186773A JP 2000186773 A JP2000186773 A JP 2000186773A JP 10364355 A JP10364355 A JP 10364355A JP 36435598 A JP36435598 A JP 36435598A JP 2000186773 A JP2000186773 A JP 2000186773A
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JP
Japan
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casing
rotary feeder
tightening
rotor
sealing device
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Application number
JP10364355A
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English (en)
Inventor
Shinjiro Katsushima
慎二郎 勝島
Hiroshi Nishimura
浩 西村
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Amano Corp
Original Assignee
Amano Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧空気を使用せずに比較的簡単な装置によ
ってサイドウオールからのエアーリークを確実に防止で
き、且つ、締め付け力を調節することによってシール圧
力を自由に加減調節して、最適なシール圧力を発揮でき
るように工夫したロータリーフイーダ用シール装置を提
供する。 【解決手段】 ロータリーフイーダのケーシング1の内
部で回転するロータ10の両側にサイドウオール11,
11を設け、このサイドウオール11,11の各外側縁
の外周縁に沿設したリング状の弾性シール材12,12
を、その外側に設けた締付部材13,13で締め付け
て、ケーシング1の内壁面に向けて拡径するように弾性
変形させることにより、サイドウオール11,11とケ
ーシング1の隙間からのエアーリークを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の粉粒物質を
移送するロータリーフイーダの技術分野に属するもので
あって、具体的には、ロータリーフイーダのエアーリー
クを防止することができるシール装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平10−157855号公報
に記載されているような従来のロータリーフイーダに於
いて、エアーリークはケーシングのロータ室を通してリ
ークする場合と、サイドウオール(円盤状側板)とケー
シングの内壁面との接触隙間からリークする場合と、ブ
レード(回転羽根)とケーシング内壁面との接触隙間か
らリークする場合とがあって、夫々その対策が講じられ
ている。
【0003】即ち、上記従来のロータリーフイーダ用シ
ール装置では、上述した各エアーリークの発生原因中、
特にサイドウオールとケーシングの接触隙間から発生す
るエアーリークを防止するために、サイドウオール(円
盤状側板)の外周面に可撓性シール部材を取付けて、こ
のシール部材を注入された高圧空気の圧力で拡径させて
ロータ室の内壁面に密着させるように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の様に高
圧空気の圧力で可撓性シール部材を拡径させてエアーリ
ークを防止するシール装置は、高圧空気を注入する手段
と、これを受け入れる高圧空気室を設けると共に、高圧
空気の圧力で変形して拡径する特殊形状の可撓性シール
部材を用いる点で、構造が複雑に成って高コスト化する
問題があり、加えて、高圧空気の圧力低下や、長期の使
用による可撓性シール部材の材質的疲労や摩耗等が原因
で、可撓性シール部材によるシール力の低下を招いてエ
アーリークが発生してしまう問題があった。
【0005】更に上記従来のシール装置には、ロータ室
の内壁面に対する可撓性シール部材の密着力(押圧力)
を調節するための手段が無いため、密着力が強すぎてロ
ータの回転に影響を与えてしまったり、可撓性シール部
材の摩耗を早めてしまう場合があり、また、反対に弱す
ぎてエアーリークを引き起こしてしまう場合もあって、
その対策が望まれていた。
【0006】従って本発明の技術的課題は、高圧空気を
使用せずに比較的簡単な装置によってサイドウオールか
らのエアーリークを確実に防止でき、且つ、締め付け力
を調節することによってシール圧力を自由に加減調節し
て、最適なシール圧力を発揮できるように工夫したロー
タリーフイーダ用シール装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】複数枚の羽根を有するロータを収めたケー
シングの上下に流入口と流出口を設け、上記ロータの回
転に従って流入口よりケーシングの内部に取り入れた粉
粒物質を流出口に送り出すように構成したロータリーフ
イーダに於いて、
【0009】(1) 上記ロータの両端面に各羽根の端
面側の口を塞ぐように夫々円盤状のサイドウオールを設
け、各サイドウオールの外側面の周縁部にリング状に形
成した弾性シール材を沿設すると共に、同じく各サイド
ウオールの外側面には、上記の弾性シール材を外側から
締め付けてその外周径をケーシングの内壁面に向けて拡
径することができる締付部材を取付けること。(請求項
1)
【0010】(2) 締付部材の全体を略円盤形状に形
成し、この締付部材を調節ボルトを用いて各サイドウオ
ールの外側面に取付けて、調節ボルトの締付具合を調節
することによって、弾性シール材に対する締め付け力を
加減調節できるように構成すること。(請求項2)
【0011】(3) 弾性シール材として、テフロン等
のようなフッ素系樹脂を用いること。(請求項3)
【0012】 上記(1)で述べた請求項1に係る手
段によれば、弾性シール材が締付部材に締め付けられて
外径を広げるため、この弾性シール材の外周縁がケーシ
ングの内壁面に密着してサイドウオールとケーシング内
壁面との隙間を塞ぎ、エアーリークを確実に防止するこ
とを可能にする。
【0013】 上記(2)で述べた請求項2に係る手
段によれば、調節ボルトの締め付け力を調節することに
より、ケーシング内壁面に対する弾性シール材の圧接力
(シール圧力)を最適な状態に調節して、適切な摺動圧
力でロータを回転することができると共に、長期の使用
によって弾性シール材が摩耗してシール圧力が低下した
ような場合は、調節ボルトの締め付けを更に強めること
によってシール圧力を高めて、エアーリークを防止する
ことを可能にする。
【0014】 上記(3)で述べた請求項3に係る手
段によれば、テフロンの如き耐熱性及び摺動特性に優れ
たフッ素系の樹脂を用いて弾性シール材を造ることによ
り、長期に亘って安定したシール圧力を発揮してエアー
リークを防止することができる。
【0015】以上の如くであるから、上記(1)〜
(3)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るロータリー
フイーダ用シール装置の実施の形態を図面と共に説明す
ると、図1は本発明のシール装置を備えたロータリーフ
イーダの側面図、図2はその正断面図であって、これ等
の図面に於いて、1は全体を略円筒状に形成したケーシ
ング、2,3はこのケーシング1の上下に一体に形成し
た流入口と流出口を示し、更に符号10で全体的に示し
たのは、複数枚の羽根10′…を放射状に設けたロータ
で、このロータ10が上記ケーシング1の内部に回転自
在に収められていて、流入口2から送り込まれた粉粒物
質(図示省略)を流出口3に送り出すように構成されて
いる。
【0017】更に図中、2Aと3Aは上記流入口2と流
出口3の上下の両端口に設けた接続用フランジ、4は上
記のロータ10を取付けた回転軸、4A,4Bはこの回
転軸4の左右に設けた軸承部で、上記ケーシング1の左
右の両端口を塞ぐように取付けた左右の外部ケース板
7,5に設けたスタフインボックス7A,5Aの内部
に、ボールベアリングを介して上記左右の軸承部4A,
4Bが夫々回転自在に支持されている。
【0018】また、図1に於いて5A′…は上記の外部
ケース板5をケーシング1に取付けるための取付ボルト
を示し、更に図1と図2に於いて6,6は同じく外部ケ
ース板5に設けた外部調整用の穴(後述する調節ボルト
を外側から調節するための穴)を塞ぐ閉塞ボルトであっ
て、図示はしていないがこれ等各ボルト5A′…、6…
と同じものが他方の外部ケース板7側にも設けられてい
る。
【0019】図2に示した断面図と、図3に示した要部
の拡大断面図に於いて、11,11は上記ロータ10の
左右両端面に各羽根10′…の端面側の口を塞ぐように
取付け、又は、一体形成した円盤状のサイドウオール、
12,12はこの左右のサイドウオール11,11の外
側面の周縁部に沿設したリング状の弾性シール材、1
3,13は同じく上記両サイドウオール11,11の外
側面に、間に上記の各弾性シール材12,12を挟んだ
状態で取付けたドーナツ状の締付部材(締付円盤)、1
4…,14…はこれ等左右の締付部材13,13をサイ
ドウオール11,11の外側面に取付ける調節ボルト
(締付ボルト)である。
【0020】耐熱性及び摺動特性に優れたテフロンの様
なフッ素系樹脂を用いて構成した上記の各弾性シール材
12,12は、上記締付部材13,13とサイドウオー
ル11,11の間に挟まれた状態で取付けられているた
め、各調節ボルト14…、14…を締め付けてサイドウ
オール11,11と締付部材13,13の間隔を狭める
と、両側から締め付けられて図3に示すようにその外周
面を拡径方向に弾性変形して、拡径した外周面をケーシ
ング1の内壁面に押接することができる仕組に成ってい
る。
【0021】尚、図面には調節ボルト14…の締め付け
によって弾性シール材12を拡径方向に弾性変形する構
成が示されているが、この調節ボルト14に代えてテー
パー状部材を使用し、これを弾性シール材12に設けた
中心穴に挿入して弾性シール材12を拡径するように構
成すると共に、テーパー状部材の挿入具合によってその
締付具合(拡径具合)を調節するようにしてもよく、そ
の選択は任意とする。
【0022】また、弾性シール材12としてはテフロン
等のフッ素系樹脂が好ましいが、摺動特性のよいもので
あれば例えばナイロン等を代りに用いてもよく、その選
択も任意とする。
【0023】本発明に係るロータリーフイーダ用シール
装置は以上述べた如き構成であるから、弾性シール材1
2を締付部材13で締め付けて拡径方向に弾性変形さ
せ、これをケーシング1の内壁面に押接することによっ
て、サイドウオール11とケーシング1の内壁面との隙
間からのエアーリークを防止することができる。
【0024】また、調節ボルト14等による締付力を調
節することにより、締付部材13による弾性シール材1
2の締付力を加減調節して、弾性シール材12の拡径方
向への変形量を調節することができるため、エアーリー
クを防止しながら適切な摺動圧力でロータ10を回転さ
せることができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べた如き次第で、本発明に係るロ
ータリーフイーダ用シール装置によれば、ケーシングと
サイドウオールとの隙間からのエアーリークを防止する
ことができるが、本発明では特に、高圧空気を供給した
り、高圧空気室を設けたりすることなく、比較的簡単な
構造によってエアーリークの発生を確実に防止できる特
徴を備えると共に、構造が簡単である点、並びに、ケー
シングとロータ及びサイドウオールの加工精度にかける
コストを少くできる点で、比較的低コストにて優れたシ
ール効果を備えたロータリーフイーダを提供できる利点
を備えるものであって、各種のロータリーフイーダに実
施して洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシール装置を備えたロータリーフ
イーダの正面図である。
【図2】図1に示したロータリーフイーダの側断面図で
ある。
【図3】本発明の要部を拡大して示した断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 流入口 3 流出口 10 ロータ 10′ 羽根 11 サイドウオール 12 弾性シール材 13 締付部材 14 調節ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の羽根を有するロータを収めたケ
    ーシングの上下に流入口と流出口を設け、上記ロータの
    回転に従って流入口よりケーシングの内部に取り入れた
    粉粒物質を流出口に送り出すように構成したロータリー
    フイーダに於いて、 上記ロータの両端面に各羽根の端面側の口を塞ぐように
    夫々円盤状のサイドウオールを設け、各サイドウオール
    の外側面の周縁部にリング状に形成した弾性シール材を
    沿設すると共に、同じく各サイドウオールの外側面に
    は、上記の弾性シール材を外側から締め付けてその外周
    径をケーシングの内壁面に向けて拡径することができる
    締付部材を取付けたことを特徴とするロータリーフイー
    ダ用シール装置。
  2. 【請求項2】 締付部材の全体を略円盤形状に形成し、
    この締付部材を調節ボルトを用いて各サイドウオールの
    外側面に取付けて、調節ボルトの締付具合を調節するこ
    とによって、弾性シール材に対する締め付け力を加減調
    節できるように構成したことを特徴とする請求項1記載
    のロータリーフイーダ用シール装置。
  3. 【請求項3】 弾性シール材として、テフロン等のよう
    なフッ素系樹脂を用いたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のロータリーフイーダ用シール装置。
JP10364355A 1998-12-22 1998-12-22 ロータリーフイーダ用シール装置 Pending JP2000186773A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013005384A1 (ja) * 2011-07-01 2013-01-10 センコー株式会社 ロータリーバルブ、及び、粉粒体高濃度輸送システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013005384A1 (ja) * 2011-07-01 2013-01-10 センコー株式会社 ロータリーバルブ、及び、粉粒体高濃度輸送システム
JP5244263B1 (ja) * 2011-07-01 2013-07-24 センコー株式会社 ロータリーバルブ、及び、粉粒体高濃度輸送システム

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