JP2000186732A - 回転ダンパ及びそれを用いたステー - Google Patents

回転ダンパ及びそれを用いたステー

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JP2000186732A
JP2000186732A JP10362869A JP36286998A JP2000186732A JP 2000186732 A JP2000186732 A JP 2000186732A JP 10362869 A JP10362869 A JP 10362869A JP 36286998 A JP36286998 A JP 36286998A JP 2000186732 A JP2000186732 A JP 2000186732A
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housing
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Tsutomu Yamashita
勉 山下
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FUTABA KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリフィスの開口面積を調整可能とすること
で、扉や蓋等の開閉体の操作抵抗や開閉速度を任意に調
整可能な回転ダンパ及びそれを用いたステーを提供す
る。 【解決手段】 ハウジング本体23とそれに液密状に且
つ回転自在に装着される蓋部材24とでハウジング内に
粘性流体が充填される略環状の作動室27を形成し、ハ
ウジング本体23に蓋部材24の軸部24a側へ延びて
軸部24aに密接される第1隔壁28を設けるととも
に、軸部24aにハウジング本体23側へ延びてハウジ
ング本体23に密接される第2隔壁29を設けて、両隔
壁28、28により作動室27を第1作動室27Aと第
2作動室27Bとに区画し、第1隔壁28にオリフィス
30を形成し、ハウジング本体23に該オリフィス30
の開口面積を調整する調整弁31を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉や蓋等の開閉体
を開閉自在に支持するためのステーに好適に利用可能な
回転ダンパ及びそれを用いたステーに関する。
【0002】
【従来の技術】回転ダンパとして、例えば特開平5−2
15170号公報には、ハウジングとそれに液密状に且
つ回転自在に装着される軸部材とで、ハウジング内にお
いて軸部材の外側に粘性流体が充填される略環状の作動
室を形成し、ハウジングに軸部材側へ延びて軸部材に密
接される第1隔壁を設けるとともに、軸部材にハウジン
グ側へ延びてハウジングに密接させる第2隔壁を設け
て、両隔壁により作動室を第1作動室と第2作動室とに
区画し、更にハウジングの内壁に第1作動室と第2作動
室とを連通する流量調整溝を形成するとともに、第2隔
壁に第1作動室と第2作動室を連通する連通路であって
途中部に逆止弁を介装した連通路を形成したものが記載
されている。
【0003】このよな回転ダンパを扉や蓋等の開閉体の
開閉機構に組込むと、例えば開閉体の開成時には、粘性
流体が第1作動室から第2作動室へ連通路を介して略抵
抗なく流通し、開閉体の開放操作が略抵抗なく行え、開
閉体の閉成時には、連通路における粘性流体の流通が逆
止弁により阻止されて、流量調整溝のみを介して粘性流
体が第2作動室から第1作動室へ流通することで、開閉
体が緩やかに閉じるように構成されている。また、流量
調整溝の開口面積を円周方向に連続的に変化させること
で、例えば開閉体が閉成側へ回動するにしたがって開口
面積が小さくなるように設定して、開閉体の閉鎖方向へ
の速度が、閉成初期は速く、閉成後期は遅くなるように
設定して、開閉体の操作性を向上できるように構成され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記公報に
記載の回転ダンパでは、流量調整溝の開口面積が予め固
定的に設定されたものなので、利用者の好みに応じて開
閉体の開閉速度を調整できない。また、温度変化に応じ
て粘性流体の粘度が変化するので、例えば夏場において
は開閉速度が速くなり、冬場においては開閉速度が遅く
なるという問題もある。
【0005】本発明の目的は、オリフィスの開口面積を
調整可能とすることで、扉や蓋等の開閉体の操作抵抗や
開閉速度を任意に調整可能な回転ダンパ及びそれを用い
たステーを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1に係
る回転ダンパは、ハウジングとそれに液密状に且つ回転
自在に装着される軸部材とでハウジング内において軸部
材の外側に粘性流体が充填される略環状の作動室を形成
し、前記ハウジングに軸部材側へ延びて軸部材に密接さ
れる第1隔壁を設けるとともに、軸部材にハウジング側
へ延びてハウジングに密接される第2隔壁を設けて、両
隔壁により作動室を第1作動室と第2作動室とに区画
し、前記第1隔壁にオリフィスを形成し、前記ハウジン
グに該オリフィスの開口面積を調整する調整弁を設けた
ものである。
【0007】この回転ダンパにおいては、調整弁を調整
することでオリフィスの開口面積を調整して、オリフィ
スを介して第1作動室から第2作動室へ或いは反対に粘
性流体が移動するときにおける流通抵抗が調整されるこ
とになる。このため、この回転ダンパを扉や蓋等の開閉
体の開閉機構に使用すると、調整弁により開閉体の操作
抵抗や開閉速度を好みに応じて任意に調整することが可
能となる。
【0008】請求項2記載の回転ダンパは、請求項1記
載の回転ダンパにおいて、前記第1隔壁又は第2隔壁の
少なくとも一方に第1及び第2作動室を連通する連通路
を形成するとともに該連通路に逆止弁を介装したもので
ある。このように構成すると、一方の作動室から他方の
作動室への粘性流体の移動時には、連通路を介して粘性
流体が略抵抗なく流通するが、反対方向への粘性流体の
移動時には、逆止弁を介して粘性流体の移動が阻止さ
れ、オリフィスのみを介して粘性流体が移動することに
なるので、例えばこの回転ダンパを扉や蓋等の開閉体の
開閉機構に使用すると、開閉体の開放方向への回動時と
閉鎖方向への回動時における操作抵抗や開閉速度に差を
付けて開閉体の操作性を向上できる。
【0009】請求項3記載の回転ダンパは、請求項1又
は2記載の回転ダンパにおいて、前記ハウジングをハウ
ジング本体と蓋部材とに分割構成し、前記軸部材を蓋部
材に一体形成し、蓋部材をハウジング本体に液密状に且
つ回転自在に嵌合したものである。作動室に第2隔壁を
有する軸部材を組付けるためにはハウジングを分割構成
する必要があるが、請求項3記載のように、ハウジング
をハウジング本体と蓋部材とに分割構成し、蓋部材と軸
部材とを一体的に構成することで、回転ダンパを構成す
る部品点数を減らして、回転ダンパの製作コストを低減
できる。
【0010】請求項4に係るステーは、回動自在に連結
された1対のアーム部材を有し、家具類等の開閉体を開
放位置に保持するステーであって、請求項1〜3のいず
れか1項記載の回転ダンパを一方のアーム部材と家具類
間に介装したものである。このステーにおいては、1対
のアーム部材を介して開閉体が開放位置に保持されると
ともに、開閉体の操作抵抗や開閉速度を回転ダンパによ
り調整することが可能となる。
【0011】請求項5記載のステーは、請求項4記載の
ステーにおいて、前記一方のアーム部材にその長さ方向
に位置調整可能に回転ダンパを固定したものである。こ
の場合には、一方のアーム部材のレバー長を調整して、
回転ダンパに作用する回転トルクを調整することで、開
閉体の操作抵抗や開閉速度を微妙に調整できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、収容箱
1は、箱本体2と、箱本体2の上面開口を閉鎖可能な開
閉体3と、箱本体2に対して開閉体3を開閉自在に連結
するヒンジ部材4と、開閉体3を実線で図示の開放位置
に保持するステー5とを備え、開閉体3は、ステー5に
設けた回転ダンパ20を介して、閉鎖方向への回動時に
は緩やかに回動し、開放方向への回動時には略抵抗なく
速やかに回動するように構成されている。
【0013】ステー5は、箱本体2の右壁内面の上端近
傍後部と、開閉体3の下面の右端近傍後部とに亙って設
けられている。本実施例においては、収容箱1の右側に
のみステー5を設けたが、箱本体2の左側にのみ設けて
もよいし、左右に夫々設けてもよい。但し、左右のステ
ー5は左右対称の構成となる。
【0014】ステー5について説明すると、図2、図3
に示すように、開閉体3の底面の右端近傍後部にはブラ
ケット10が固定され、このブラケット10には上部ア
ーム部材11がピン部材12を介して回転自在に連結さ
れている。箱本体2の右壁内面の上端近傍後部には回転
ダンパ20を介して下部アーム部材13が枢支ピン21
回りに回転自在に取付けられ、上下のアーム部材11、
13は連結ピン14を介して回転自在に連結されてい
る。
【0015】上下のアーム部材11、13の連結部分に
は、開閉体3を開放位置に保持するための次のような構
成の保持手段15が設けられている。この保持手段15
について説明すると、図2〜図4に示すように、上部ア
ーム部材11の下端部には下部アーム部材13との合わ
せ面側を窪ませた収容凹部16が形成され、収容凹部1
6には1対の位置規制孔17aを形成した座板17が下
部アーム部材13に対して相対回転不能に装着されてい
る。本実施例では、座板17及び収容凹部16を略小判
型に形成することで、座板17が上部アーム部材11に
対して相対回転しないように構成したが、ピン部材等を
介して両者を相対回転不能に連結することも可能であ
る。
【0016】下部アーム部材13には位置規制孔17a
に対応する半径方向位置に1対の収容孔13aが形成さ
れ、この収容孔13aには鋼球18が装着されている。
下部アーム部材13の右側には鋼球18を座板17側へ
押圧する板バネ19が設けら、上部アーム部材11と座
板17と下部アーム部材13と板バネ19とは連結ピン
14を介して連結されている。この保持手段15におい
ては、鋼球18が位置規制孔17aに係合することで、
開閉体3が開放位置に保持され、板バネ19の付勢力よ
りも大きな力で開閉体3を操作することで、開放位置か
ら閉鎖位置側へ開閉体3を回動操作できるように構成さ
れている。但し、位置規制孔17aを2組以上形成し
て、複数段階に開閉体3の開放位置が切り換えられるよ
うに構成してもよい。
【0017】次に、回転ダンパ20について説明する
と、図2、図3、図5に示すように、箱本体2に右壁内
面には取付板22がビスにて固定され、取付板22の略
中央部には枢支ピン21が左方へ向けて突出状に固定さ
れ、枢支ピン21には有底な略円筒状のハウジング本体
23が開口を右側に向けて回転自在に組付けられてい
る。ハウジング本体23には外方へ突出する取付部23
aが一体的に形成され、取付部23aには下部アーム部
材13の下端部がビスで固定されている。ハウジング本
体23の略中央部には枢支ピン21に回転自在に外嵌装
着された筒部23bが形成され、ハウジング本体23内
には筒部23bに回転自在に外嵌する軸部24aと開口
部に内嵌装着された蓋本体24bとを有する蓋部材24
が設けられ、蓋部材24は、筒部23bの先端部と軸部
24aの基端部間に装着したシールリング25とハウジ
ング本体23の開口部と蓋本体24b間に装着したシー
ルリング26を介して液密状に且つ回転自在にハウジン
グ本体23に装着されている。
【0018】蓋本体24bの右側面には複数の係止突部
24cが一体的に形成され、取付板22には係止突部2
4cに係合する係止孔22aが形成され、蓋本体24b
は係止突部24cと係止孔22aとの係合により回転不
能に取付板22に連結されている。つまり、ハウジング
本体23は枢支ピン21を介して取付板22に回転自在
に且つ枢支ピン21の軸方向に移動不能の枢支され、蓋
部材24は取付板22に回転不能に且つ枢支ピン21に
軸方向に移動不能の支持され、蓋部材24とハウジング
本体23とは、枢支ピン21及び取付板22を介して、
液密状に且つ回転自在に組み合わされている。
【0019】ハウジング本体23と蓋部材24とで構成
されるハウジング内には粘性流体が充填された作動室2
7が形成され、作動室27は、ハウジング本体23から
蓋部材24の軸部24aまで延びて、軸部24aに密接
する第1隔壁28と、蓋部材24からハウジング本体2
3の内面まで延びて、ハウジング本体23の内面に密接
する第2隔壁29とで、第1及び第2の作動室27A、
27Bに区画されている。第1隔壁28には第1作動室
27Aと第2作動室27Bとを連通するオリフィス30
が形成され、ハウジング本体23にはオリフィス30の
略中央部に延びる尖鋭部31aを有する調整弁31が螺
合され、この調整弁31の螺進量を調整することでオリ
フィス30の開口面積を調整して、オリフィス30を通
過する粘性流体の流通抵抗を調整できるように構成され
ている。
【0020】第2隔壁29には第1作動室27Aと第2
作動室27Bとを連通する連通路32が形成され、連通
路32の途中部には逆止弁33が介装されている。逆止
弁33は、弁体34とそれを付勢するバネ部材35とバ
ネ押さえ36とを備え、弁体34で連通路32を閉弁す
ることで、第1作動室27Aから第2作動室27Bへの
粘性流体の流通は許容するが、反対方向への粘性流体の
移動を阻止するように構成されている。但し、この逆止
弁33としては、バネ部材とボールとを備えたものや、
連通路32を直接的に閉弁可能な板バネなどからなる弾
力性を有する弁体で構成してもよい。また逆止弁33
は、第1隔壁28側に設けてもよい。
【0021】次に、前記ステー5の作動について説明す
る。開閉体3を開放操作すると、図6に示すように、下
部アーム部材13がハウジング本体23とともに矢印A
の方向へ回動し、第1隔壁28がハウジング本体23と
ともに回動することで、第1作動室27Aから第2作動
室27B側へ粘性流体が移動して第1作動室27Aが縮
小し第2作動室27Bが拡大しようとする。このとき、
粘性流体は、オリフィス30を通って移動するととも
に、粘性流体の流れが順方向になるので、連通路32を
介して第2作動室27Bに流入することになり、回転ダ
ンパ20の減衰力が作用しない状態、つまり開閉体3を
軽く開放操作できる状態となる。こうして、開閉体3を
開放位置まで操作すると、鋼球18が座板17の位置規
制孔17aに係合して、開閉体3が開放位置の保持され
る。
【0022】一方、開閉体3を閉鎖するときには、開閉
体3を閉鎖方向に操作して鋼球18と位置規制孔17a
との係合を解除してから、開閉体3から手を放すことに
なる。これにより、ハウジング本体23は、下部アーム
部材13とともに先程とは逆方向に回動し、第2作動室
27Bから第1作動室27A側へ粘性流体が移動して、
第2作動室27Bが縮小し第1作動室27Aが拡大しよ
うとするが、このときの粘性流体の流れは、先程とは逆
方向になるので、逆止弁33により連通路32における
流れが阻止されて、オリフィス30のみから第1作動室
27Aに流入するので、回転ダンパ20の減衰力が作用
した状態、つまり緩やかに開閉体3が閉鎖方向へ回動す
ることになる。
【0023】このように、この収容箱1では、開閉体3
の開放方向への操作抵抗を少なくして、開閉体3の開放
操作性を向上でき、しかも、開閉体3の閉鎖時には回転
ダンパ20の減衰力を十分に作用させて、緩やかに開閉
体3を閉鎖方向へ移動させることで、高級感や安心感を
利用者に与えることが可能となる。また、開閉体3の閉
鎖速度が速い場合には、調整弁31をねじ込んでオリフ
ィス30の開口面積を小さく設定し、開閉体3の閉鎖速
度が遅い場合には、調整弁31を緩めてオリフィス30
の開口面積を大きく設定することで、閉鎖速度を利用者
の好みに応じて任意に調整できる。
【0024】尚、図7に示す回転ダンパ20Aのよう
に、下部アーム部材13Aにその長さ方向に延びるスリ
ット40を形成し、スリット40に装着した2本の固定
ネジ41を介して下部アーム部材13Aをハウジング本
体23に対して長さ方向に位置調整可能に固定してもよ
い。この場合には、下部アーム部材13Aのレバー長L
1を変更することで、上部アーム部材11のレバー長L
2との比率を変更し、開閉体3の開閉操作時にハウジン
グ本体23に作用する回転トルクを調整して、開閉体3
の操作性を制御することが可能となる。
【0025】また、本実施例では、開閉体3の閉鎖方向
への回動時に回転ダンパ20の減衰力を作用させたが、
例えば前面を開放させた箱本体に、その下端を中心に回
動自在に開閉体を取付けた収容箱等においては、開放方
向への回動時に回転ダンパ20の減衰力が作用するよう
に構成してもよい。また、本発明に係る回転ダンパ20
は、収容箱1以外の家具類や家電機器の扉や蓋、建築物
のドアや収納庫の開閉扉などの開閉体を開閉自在に連結
する開閉機構のステーやヒンジに対しても適用できる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る回転ダンパによれば、調
整弁によりオリフィスを流通する粘性流体の流通抵抗を
調整できるので、例えば扉や蓋等の開閉体の開閉速度を
利用者の好みに応じて任意に設定できる。
【0027】請求項2記載のように構成すると、一方の
作動室から他方の作動室への粘性流体の移動時には、連
通路を介して粘性流体が略抵抗なく流通するが、反対方
向への粘性流体の移動時には、逆止弁を介して粘性流体
の移動が阻止され、オリフィスのみを介して粘性流体が
移動することになるので、例えばこの回転ダンパを扉や
蓋等の開閉体の開閉機構に使用すると、開閉体の開放方
向への回動時と閉鎖方向への回動時における操作抵抗や
開閉速度に差を付けて開閉体の操作性を向上できる。
【0028】請求項3記載のように、ハウジングをハウ
ジング本体と蓋部材とに分割構成し、前記軸部材を蓋部
材に一体形成し、蓋部材をハウジング本体に液密状に且
つ回転自在に嵌合すると、回転ダンパを構成する部品点
数を減らして、回転ダンパの製作コストを低減できる。
【0029】請求項4に係るステーによれば、1対のア
ーム部材を介して開閉体が開放位置に保持されるととも
に、開閉体の操作抵抗や開閉速度を回転ダンパにより調
整して、開閉体の操作性を向上できる。
【0030】請求項5記載のように、一方のアーム部材
にその長さ方向に位置調整可能に回転ダンパを固定する
と、一方のアーム部材のレバー長を調整して、回転ダン
パに作用する回転トルクを調整することで、開閉体の操
作抵抗や開閉速度を微妙に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 収容箱の斜視図
【図2】 回転ダンパを有するステーの要部縦断側面図
【図3】 回転ダンパを有するステーの要部縦断正面図
【図4】 保持手段の分解斜視図
【図5】 回転ダンパの分解斜視図
【図6】 回転ダンパを有するステーの作動説明図
【図7】 回転ダンパを有するステーの他の構成の説明
【符号の説明】
1 収容箱 2 箱本体 3 開閉体 4 ヒンジ部
材 5 ステー 10 ブラケット 11 上部アー
ム部材 12 ピン部材 13 下部アー
ム部材 13a 収容孔 14 連結ピン 15 保持手段 16 収容凹部 17 座板 17a 位置規制
孔 18 鋼球 19 板バネ 20 回転ダンパ 21 枢支ピン 22 取付板 22a 係止孔 23 ハウジング本体 23a 取付部 23b 筒部 24 蓋部材 24a 軸部 24b 蓋本体 24c 係止突部 25 シールリング 26 シールリ
ング 27 作動室 27A 第1作動 27B 第2作動室 28 第1隔壁 29 第2隔壁 30 オリフィス 31 調整弁 31a 尖鋭部 32 連通路 33 逆止弁 34 弁体 35 バネ部材 36 バネ押さ
え 13A 下部アーム部材 20A 回転ダン
パ 40 スリット 41 固定ネジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングとそれに液密状に且つ回転自
    在に装着される軸部材とでハウジング内において軸部材
    の外側に粘性流体が充填される略環状の作動室を形成
    し、 前記ハウジングに軸部材側へ延びて軸部材に密接される
    第1隔壁を設けるとともに、軸部材にハウジング側へ延
    びてハウジングに密接される第2隔壁を設けて、両隔壁
    により作動室を第1作動室と第2作動室とに区画し、 前記第1隔壁にオリフィスを形成し、 前記ハウジングに該オリフィスの開口面積を調整する調
    整弁を設けた、 ことを特徴とする回転ダンパ。
  2. 【請求項2】 前記第1隔壁又は第2隔壁の少なくとも
    一方に第1及び第2作動室を連通する連通路を形成する
    とともに該連通路に逆止弁を介装した請求項1記載の回
    転ダンパ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングをハウジング本体と蓋部
    材とに分割構成し、前記軸部材を蓋部材に一体形成し、
    蓋部材をハウジング本体に液密状に且つ回転自在に嵌合
    した請求項1又は2記載の回転ダンパ。
  4. 【請求項4】 回動自在に連結された1対のアーム部材
    を有し、家具類等の開閉体を開放位置に保持するステー
    であって、 請求項1〜3のいずれか1項記載の回転ダンパを一方の
    アーム部材と家具類間に介装した、 ことを特徴とするステー。
  5. 【請求項5】 前記一方のアーム部材にその長さ方向に
    位置調整可能に回転ダンパを固定した請求項4記載のス
    テー。
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