JP2000184919A - 棚の仕切板 - Google Patents

棚の仕切板

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JP2000184919A
JP2000184919A JP10366786A JP36678698A JP2000184919A JP 2000184919 A JP2000184919 A JP 2000184919A JP 10366786 A JP10366786 A JP 10366786A JP 36678698 A JP36678698 A JP 36678698A JP 2000184919 A JP2000184919 A JP 2000184919A
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Azusa Kito
梓 鬼頭
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Nippon Filing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切板の移動が容易で、仕切板による書籍や
ファイルの破損を防止するとともに、仕切板が棚板の載
置面に対して垂直状態に維持される棚の仕切板を提供す
ること。 【解決手段】 棚の棚板に取り付ける仕切板1は、棚板
の後面に沿って延びる平板状の支持部2と、支持部2お
よび棚板の載置面に対して略直角で載置面の上方に位置
するとともに棚板の前面に向かって支持部2から延びる
平板状の仕切部3と、後面に形成された第1溝に棚板の
間口方向に摺動自在に嵌合するとともに支持部2から延
びる第1嵌合部4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、棚板に載置さ
れた書籍やファイルなどが倒れないように支持するため
の移動自在な仕切板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、棚板に載置された書籍が倒れない
ように支持するための移動自在な仕切部材として、実開
昭57−197256号公報や実開平2−105743
号公報に記載されたものがある。
【0003】前記実開昭57−197256号公報に記
載された仕切部材であるブックエンドは、棚板の載置面
(上面)上を摺動する水平部分と書籍を支持する鉛直部
分とを1枚の板材で形成し、水平部分の前面に、棚板の
前面に嵌合する嵌合片を形成している。そして、水平部
分と嵌合片との共働により、ブックエンドが棚板に対し
て摺動自在であるとともに、鉛直部分が棚板に対して垂
直な姿勢を安定して維持するものである。
【0004】また、前記実開平2−105743号公報
に記載された仕切部材であるブックサポートは、丸棒を
折り曲げて形成したサポート本体の両端に固着された係
止金具を、サポート本体の弾性力で棚板の前面および後
縁に設けたリップと棚板下面との間に楔状に食い込ませ
ることにより、棚板に吊持される。そして、サポート本
体を内側に弾性変形させて係止金具の食い込み状態を解
除して、所望の位置に移動させ、その位置で再度係止金
具をサポート本体の弾性力により食い込み状態にして、
ブックサポートの移動を阻止するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記実開昭
57−197256号公報に記載されたブックエンドで
は、水平部分が棚板の載置面上にあるため、水平部分の
上に書籍が載置されると、ブックエンドを移動させる場
合に、水平部分に載置された書籍を他の場所に移してか
ら移動させたり、また水平部分に書籍が載置されたまま
移動させられる場合には、書籍の重量のため、ブックエ
ンドの移動がスムーズに行われなかったり、水平部分と
載置面とが擦れることから、載置面に傷がつくことがあ
った。また、水平部分が棚板の載置面上にあるため、棚
板の載置面上で書籍を間口方向にずらす場合、水平部分
の縁に書籍の下縁が当たって、書籍が破損することがあ
った。さらに、水平部分が棚板の上に露出しているた
め、見映えがよいとはいえないものであった。
【0006】また、前記実開平2−105743号公報
に記載されたブックサポートでは、サポート本体の弾性
力によりブックサポートが棚板に固定されること、およ
びサポート本体が丸棒から形成されているため、係止金
具と棚板との係合部分の接触面積が十分とはいえないこ
とから、書籍が傾斜してサポート本体に書籍から押圧力
が作用した場合、それによって生じるモーメントによ
り、係止金具が棚板からはずれたり、またはサポート本
体が棚板に対して傾斜した状態になることがあった。
【0007】本出願発明は、棚の仕切板の移動が容易
で、仕切板による書籍やファイルの破損を防止するとと
もに、仕切板が棚板の載置面に対して垂直状態に維持さ
れる棚の仕切板を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および効果】本出願の請求
項1記載の発明は、棚板の後面に沿って延びる平板状の
支持部と、前記支持部および前記棚板の載置面に対して
略直角で前記載置面の上方に位置するとともに前記棚板
の前面に向かって前記支持部から延びる平板状の仕切部
と、前記後面に形成された第1溝に前記棚板の間口方向
に摺動自在に嵌合するとともに前記支持部から延びる第
1嵌合部とからなる棚の仕切板である。
【0009】このような請求項1記載の発明によれば、
仕切板の支持部および第1嵌合部は、棚板の後面に位置
しており、仕切板の仕切部は、棚板の載置面の上方に位
置するため、仕切板の構成部分が棚板の載置面上に置か
れることはなく、したがって仕切板上に書籍やファイル
が置かれることがないので、仕切板の移動がスムーズで
あるし、載置面が仕切板により傷つけられることもな
い。また、載置面上で書籍やファイルを間口方向にずら
す場合にも、仕切板の一部に書籍の下縁が当たることは
ないので、書籍やファイルの破損が防止され、さらに棚
の見映えもよい。
【0010】平板状であることからその幅方向に所定の
寸法を有する支持部から延びる第1嵌合部が棚板に設け
られた溝に嵌合するので、書籍やファイルが傾斜して、
仕切板にモーメントが作用しても、仕切部を載置面に対
して略垂直状態に維持することが可能である。
【0011】本出願の請求項2記載の発明は、棚板の後
面に沿って延びる平板状の支持部と、前記支持部および
前記棚板の載置面に対して略直角で前記載置面の上方に
位置するとともに前記棚板の前面に向かって前記支持部
から延びる平板状の仕切部と、前記棚板の下面に形成さ
れた第2溝に前記棚板の間口方向に摺動自在に嵌合する
とともに前記支持部から延びる第2嵌合部とからなる棚
の仕切板である。
【0012】このような請求項2記載の発明の効果は、
前記の請求項1記載の発明の効果と同じである。
【0013】本出願の請求項3記載の発明は、棚板の後
面に沿って延びる平板状の支持部と、前記支持部および
前記棚板の載置面に対して略直角で前記載置面の上方に
位置するとともに前記棚板の前面に向かって前記支持部
から延びる平板状の仕切部と、前記後面に形成された第
1溝に前記棚板の間口方向に摺動自在に嵌合するととも
に前記支持部から延びる第1嵌合部と、前記棚板の下面
に形成された第2溝に前記棚板の間口方向に摺動自在に
嵌合するとともに前記支持部から延びる第2嵌合部とか
らなる棚の仕切板である。
【0014】このような請求項3記載の発明は、前記の
請求項1記載の発明と同じ効果を奏するほか、次の効果
を奏する。仕切板は、第1および第2嵌合部により、異
なる箇所で棚板に嵌合しているので、仕切板を棚板によ
り安定して保持できる。
【0015】本出願の請求項4記載の発明は、棚板の後
面に沿って延びる平板状の支持部と、前記支持部および
前記棚板の載置面に対して略直角で前記載置面の上方に
位置するとともに前記棚板の前面に向かって前記支持部
から延びる平板状の仕切部と、前記後面に形成された第
1溝に前記棚板の間口方向に摺動自在に嵌合するととも
に前記支持部から延びる第1嵌合部と、前記棚板の下面
に形成された突出部に前記棚板の間口方向に摺動自在に
嵌合するとともに前記支持部から延びる第2嵌合部とか
らなる棚の仕切板である。
【0016】このような請求項4記載の発明の効果は、
前記の請求項3記載の発明の効果と同じである。
【0017】
【発明の実施形態】以下、図1ないし図10に図示され
た本出願の請求項1ないし請求項4記載の発明の実施形
態について説明する。図1および図2に図示されるもの
は、本出願の請求項1記載の発明の第1実施形態である
棚の仕切板である。仕切板1は、打ち抜きされた1枚の
金属板、例えば鋼板を折り曲げて形成され、支持部2、
仕切部3および第1嵌合部4からなる。
【0018】支持部2は、平板状の部材であって、木製
の棚板11の後面12に沿って、後面12に略平行にな
るように、かつ、棚板11に載置される書籍またはファ
イルの高さに応じて設定された高さの仕切部3を、所定
の剛性を持って安定して支持することができる高さまで
上方に延びている。支持部2の、棚板11の間口方向の
寸法は、棚板11の載置面13上に置かれた書籍やファ
イルが傾斜して、書籍やファイルからの押圧力によるモ
ーメントが作用した場合にも、棚板11から受ける反力
により、後記する仕切板1の第1嵌合部4が変形して、
仕切板1が傾斜する状態にならない程度の寸法に、適宜
設定される。
【0019】支持部2における、棚板11の間口方向の
一方の端部から、支持部2および棚板11の載置面13
に対して略直角に折り曲げられた平板状の仕切部3が、
棚板11の前面14に向かって延びるように形成されて
いる。仕切部3の下端が棚板11の載置面13の上方に
位置するようにするため、仕切部3の下端と載置面13
との間には所定間隔が形成されるようにされている。そ
の間隔は、背の低い書籍やファイルを仕切板1に立て掛
けたときにも、仕切部3の下端と載置面13との間隙か
ら書籍やファイルが載置面13上を滑って傾斜しないよ
うに、適宜設定される。また、仕切部3には、図1およ
び図2に二点鎖線で示されるように円形の孔5が形成さ
れてもよい。
【0020】第1嵌合部4は、支持部2の下端部におい
て、支持部2に対して直角に折り曲げられて、棚板11
の前面14に向かって延びるように形成された平板状の
折曲片である。第1嵌合部4は、図1に図示されるよう
に、支持部2下端部の全幅に亘っている。しかしなが
ら、後記する棚板11の第1溝15との嵌合により、仕
切板1を棚板11に対して傾斜しない状態で保持できる
限度において、第1嵌合部4は、支持部2下端部の全幅
より短くてもよく、また途中で途切れていてもよい。
【0021】次に、図2を参照して、この仕切板1の使
用態様について説明する。図2は、背板を備えておら
ず、背中合わせに配置された一対の棚板11を有する複
式棚に、仕切板1が取り付けられた状態を示している。
図示された棚板11の載置面13の奥には、その後面1
2が棚板11の後面12と面一になる、書籍やファイル
の奥行ストッパ16が設けられている。また、棚板11
の後面12には、仕切板1の第1嵌合部4が摺動自在に
嵌合する第1溝15が、棚板11の後面12から前面1
4に向かって、後面12に対して直角に、かつ棚板11
の間口全長に亘って形成されている。仕切板1は、第1
溝15に第1嵌合部4が嵌合するように、棚板11の間
口方向の一端から挿入されて、棚板11に取り付けられ
る。また、第1嵌合部4が第1溝15に嵌合した状態で
は、後面12と支持部2とが接するようになっている。
この状態で、仕切板1は、棚板11の載置面13に置か
れた書籍やファイルの量に応じて間口方向に、かつ載置
面13上に仕切板1の一部が存在しない状態で移動させ
られる。また、一対の棚板11に、背中合わせの状態で
それぞれ取り付けられた仕切板1の支持部2は、一方の
支持部2の平面に直交する方向に押圧力を加えたとき、
その支持部2が他方の支持部2に当接して、仕切板1が
棚板11から外れることがない程度の僅かな間隙を介し
て位置している。
【0022】この実施形態は、前記したように構成され
ているので、次のような効果を奏する。仕切板1の支持
部2および第1嵌合部4は、棚板11の後面12に位置
しており、仕切板1の仕切部3は、棚板11の載置面1
3の上方にあるため、仕切板1の構成部分が棚板11の
載置面13上に置かれることはなく、したがって仕切板
1上に書籍やファイルが置かれることがないので、仕切
板1の移動がスムーズであるし、載置面13が仕切板1
により傷つけられることもない。また、載置面13上で
書籍やファイルを間口方向にずらす場合にも、仕切板1
の一部に書籍の下縁が当たることはないので、書籍やフ
ァイルの破損が防止され、さらに棚の見映えもよい。
【0023】所定の幅方向(棚板11の間口方向)寸法
を有する平板状の支持部2に対して直角に折り曲げられ
た第1嵌合部4が棚板11に設けられた溝に嵌合するの
で、書籍やファイルが傾斜して、仕切板1にモーメント
が作用しても、仕切部3を載置面13に対して略垂直状
態に維持することが可能である。
【0024】図3および図4に図示されるものは、本出
願の請求項1記載の発明の第2実施形態である棚の仕切
板である。この実施形態においては、第1嵌合部4a
は、支持部2の下端部において、支持部2に対して鈍角
に折り曲げられて、棚板11の下面17に向かって延び
るように形成されている。仕切板1のその他の構成は、
前記の本出願の請求項1記載の発明の第1実施形態と同
一である。
【0025】この仕切板1が複式棚に取り付けられたと
きの使用形態が図4に図示されている。棚板11には、
第1嵌合部4aの折り曲げ角度に対応して、棚板11の
後面12において、仕切板1の第1嵌合部4aが摺動自
在に嵌合するとともに、棚板11の後面12から棚板1
1の下面17に向かって後面12に対して鈍角に傾斜
し、棚板11の間口全長に亘って形成された第1溝15
aに、第1嵌合部4aが嵌合するように、棚板11の間
口方向の一端から仕切板1が挿入される。この実施形態
においても、一対の棚板11に取り付けられる仕切板1
の位置関係は、前記の第1実施形態と同一であるが、第
2実施形態によれば、棚板11に取り付けられた一方の
仕切板1の支持部2の平面に直交する方向に押圧力を加
えても、他方の仕切板1の有無に拘わらず、その一方の
仕切板1が棚板11から外れることがない。
【0026】この実施形態は、前記したように構成され
ているので、前記第1実施形態と同じ効果を奏する他、
以下の効果を奏する。支持部2に対して鈍角に折り曲げ
られた第1嵌合部4aが、棚板11の後面12に対して
鈍角に傾斜した第1溝15aに嵌合されることから、棚
板11に取り付けられた一方の仕切板1の支持部2の平
面に直交する方向に押圧力を加えても、他方の仕切板1
の有無に拘わらず、その一方の仕切板1が棚板11から
外れることがない。したがって、背板のない単式の棚に
も使用できる。
【0027】図5および図6は、本出願の請求項2記載
の発明の実施形態である棚の仕切板である。この仕切板
1は、支持部2、仕切部3および第2嵌合部6からな
り、支持部2および仕切部3の構成は、前記の本出願の
請求項1記載の発明の第1実施形態と同一である。支持
部2の下端部には、支持部2に対して略直角に折り曲げ
られて、棚板11の前面14に向かって延びるようにさ
れた第1折曲部と、第1折曲部に対して鋭角に折り曲げ
られて、棚板11の後面12に向かって延びるようにさ
れた第2折曲部とが形成されていて、この第2折曲部が
第2嵌合部6を構成している。この第2嵌合部6は、図
5に図示されるように、支持部2下端部の全幅に亘って
いる。しかしながら、前記の本出願の請求項1記載の発
明の第1実施形態における第1嵌合部4と同様に、後記
する棚板11の第2溝18との嵌合により、仕切板1を
棚板11に対して傾斜しない状態で保持できる限度にお
いて、第2嵌合部6は、支持部2下端部の全幅より短く
てもよく、また途中で途切れていてもよい。
【0028】この仕切板1が複式棚に取り付けられたと
きの使用形態が図6に図示されている。棚板11には、
第2嵌合部6の折り曲げ角度に対応して、棚板11の下
面17において、仕切板1の第2嵌合部6が摺動自在に
嵌合するとともに、棚板11の下面17から棚板11の
後面12に向けて下面17に対して鋭角に傾斜し、棚板
11の間口全長に亘って形成された第2溝18に、第2
嵌合部6が嵌合するように、棚板11の間口方向の一端
から仕切板1が挿入される。この実施形態においても、
一対の棚板11に取り付けられる仕切板1の位置関係
は、前記の本出願の請求項1記載の発明の第1実施形態
と同一であるが、この実施形態によれば、棚板11に取
り付けられた一方の仕切板1の支持部2の平面に直交す
る方向に押圧力を加えても、他方の仕切板1の有無に拘
わらず、その一方の仕切板1が棚板11から外れること
がない。
【0029】前記したように構成されたこの実施形態の
効果は、前記した本出願の請求項1記載の発明の第2実
施形態のそれと同じである。
【0030】次に、図7ないし図9に図示されるもの
は、本出願の請求項3記載の発明の実施形態である棚の
仕切板1である。図7に図示される仕切板1は、前記の
本出願の請求項1記載の発明の第1実施形態と同様に、
打ち抜きされた1枚の金属板、例えば鋼板を折り曲げて
形成され、支持部2、仕切部3、第1嵌合部4bおよび
第2嵌合部6bからなる。支持部2および仕切部3の構
成は、前記の本出願の請求項1記載の発明の第1実施形
態と同一である。したがって、この実施形態において
も、仕切部3には、図7および図8に二点鎖線で示され
るように円形の孔5を形成してもよい。
【0031】この実施形態においては、第1嵌合部4b
は、支持部2の下端部において、棚板11の後面12と
対向する面をその幅方向(棚板11の間口方向)に略三
等分に切断された部分のうちの中央部分が、支持部2に
対して直角に折り曲げられて、棚板11の前面14に向
かって延びるように形成された折曲片である。
【0032】また、第2嵌合部6bは、支持部2の上記
三等分部分の両端部分に形成されている。すなわち、そ
れら両端部分には、支持部2に対して直角に折り曲げら
れて、棚板11の前面14に向かって延びるようにされ
た第1折曲部と、第1折曲部に対して直角に折り曲げら
れて、棚板11の載置面13に向かって延びるようにさ
れた第2折曲部とがそれぞれ形成されていて、これら第
2折曲部が第2嵌合部6bを構成している。
【0033】この仕切板1が複式棚に取り付けられたと
きの使用形態が図8に図示されている。図示された木製
の棚板11の後面12には、仕切板1の第1嵌合部4b
が摺動自在に嵌合する第1溝15bが、後面12から前
面14に向かって後面12に対して直角に、間口全長に
亘って形成されている。さらに、その下面17には、仕
切板1の第2嵌合部6bが摺動自在に嵌合する第2溝1
8bが、下面17から載置面13に向かって下面17に
対して直角に、間口全長に亘って形成されている。
【0034】仕切板1は、棚板11の間口方向の一方の
端部から第1溝15bおよび第2溝18bに、第1嵌合
部4bおよび第2嵌合部6bがそれぞれ嵌合するよう
に、棚板11の間口方向の一端から挿入されて、棚板1
1に取り付けられる。この状態で、第2折曲部は、図示
されるように棚板11の下面17と接していてもよい
し、棚板11の下面17との間に間隙を形成して、棚板
11の下面17と接触しないようにされていてもよい。
そして、棚板11の載置面13に置かれた書籍やファイ
ルの量に応じて仕切板1が間口の左右方向に、かつ載置
面13上に仕切板1の一部が存在しない状態で移動させ
られる。また、一対の棚板11に、背中合わせの状態で
それぞれ取り付けられた仕切板1の支持部2は、僅かな
間隙を介して位置している。さらに、この実施形態によ
れば、棚板11に取り付けられた一方の仕切板1の支持
部2の平面に直交する方向に押圧力を加えても、他方の
仕切板1の有無に拘わらず、その一方の仕切板1が棚板
11から外れることがない。
【0035】また、この仕切板1が使用される棚として
は、図9に図示される背板19を備えた棚であってもよ
い。この場合は、仕切板1の支持部2は、背板19に対
して、僅かの間隙を形成するように位置している。
【0036】この実施形態は、前記したように構成され
ているので、前記の本出願の請求項2の発明の実施形態
と同じ効果を奏するほか、以下の効果を奏する。仕切板
1は、第1および第2嵌合部4b,6bにより、異なる
箇所で棚板11に嵌合しているので、仕切板1を棚板1
1により安定して保持できる。
【0037】図10に図示される仕切板1は、前記の本
出願の請求項3の発明の実施形態の仕切板1と同一形状
であるが、支持部2に対して直角に折り曲げられて形成
された第1折曲部と、第1折曲部に対して直角に折り曲
げられて、棚板11の載置面13に向かって延びるよう
にされた第2折曲部との両者が、第2嵌合部6cを構成
している点で相違しており、その他の構成が同一であ
る。
【0038】図10は図示されるものは、仕切板1が複
式棚に取り付けられたときの使用形態である。棚板11
の下面17には、突出部20が、その後面12が棚板1
1の後面12と面一になるように間口全長に亘って形成
されており、この突出部20を、支持部2の下端部と第
2嵌合部6cとにより覆っている。
【0039】仕切板1は、棚板11の間口方向の一方の
端部から第1溝15bおよび突出部20に、第1嵌合部
4bおよび第2嵌合部6bがそれぞれ嵌合するように、
棚板11の間口方向の一端から挿入されて、棚板11に
取り付けられる。この状態で、第2折曲部は、図示され
るように棚板11の下面17と接していてもよいし、突
出部の20の下面との間に間隙を形成して、突出部20
の下面と接触しないようにされていてもよい。
【0040】この実施形態の作用および効果は、前記の
本出願の請求項3の発明の実施形態のそれらと同じであ
る。
【0041】前記の各実施形態では、仕切板1は、一枚
の金属板から形成されているが、必ずしも一枚の板材か
ら形成される必要はなく、複数の板材を周知の固着手段
で接続することにより仕切板を形成してもよい。複数の
板材から仕切板を形成する場合は、仕切板の材料は、金
属、合成樹脂、木材またはそれら二種または三種の材料
の組み合わせであってもよい。
【0042】前記の各実施形態では、棚板11に奥行ス
トッパ16が設けられているが、奥行ストッパ16のな
い棚板であってもよい。
【0043】前記の本出願の請求項1記載の発明の第1
および第2実施形態では、支持部2に対する第1嵌合部
4,4aの角度は、直角または鈍角であったが、仕切板
1の滑りによる棚板11からの脱落が生じない範囲で、
その角度を鋭角とすることもできる。
【0044】前記の本出願の請求項3および請求項4記
載の発明の実施形態では、第2折曲部は、第1折曲部に
対して直角に上方向に折り曲げられていたが、その第2
折曲部は、前記の本出願の請求項2の発明の実施形態の
第2折曲部(第2嵌合部6)のように、第1折曲部に対
して鋭角に棚板11の後面12に向くように折り曲げら
れたものであってもよい。
【0045】前記の本出願の請求項1記載の発明の第1
および第2実施形態、請求項2および請求項4記載の各
発明の実施形態では、仕切板1は、複式棚に取り付けら
れたが、図9に図示されるような背板19を有する棚に
取り付けられてもよい。
【0046】前記の本出願の請求項3および請求項4記
載の各発明の実施形態では、第1嵌合部4bは略三等分
された部分の中央部分に設けられ、第2嵌合部6b,6
cは両端部分に設けられたが、第1嵌合部が両端部分に
設けられ、第2嵌合部が中央部分に設けられるようにし
てもよい。また、それら三分割された部分の、幅方向
(棚板11の間口方向)の寸法は、それぞれ異なってい
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願の請求項1記載の発明の第1実施形態で
ある棚の仕切板の斜視図である。
【図2】図1の仕切板が棚板に取り付けられた様子を示
す図である。
【図3】本出願の請求項1記載の発明の第2実施形態で
ある棚の仕切板の斜視図である。
【図4】図3の仕切板が棚板に取り付けられた様子を示
す図である。
【図5】本出願の請求項3記載の発明の実施形態である
棚の仕切板の斜視図である。
【図6】図5の仕切板が棚板に取り付けられた様子を示
す図である。
【図7】本出願の請求項3記載の発明の実施形態である
棚の仕切板の斜視図である。
【図8】図7の仕切板が棚板に取り付けられた様子を示
す図である。
【図9】図7の仕切板が背板を有する棚の棚板に取り付
けられた様子を示す図である。
【図10】本出願の請求項4記載の発明の実施形態であ
る仕切板が棚板に取り付けられた様子を示す図である。
【符号の説明】
1…仕切板、2…支持部、3…仕切部、4,4a,4b
…第1嵌合部、5…孔、6,6a,6c…第2嵌合部、
11…棚板、12…後面、13…載置面、14…前面、
15,15a,15b…第1溝、16…奥行ストッパ、
17…下面、18,18b…第2溝、19…背板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚板の後面に沿って延びる平板状の支持
    部と、前記支持部および前記棚板の載置面に対して略直
    角で前記載置面の上方に位置するとともに前記棚板の前
    面に向かって前記支持部から延びる平板状の仕切部と、
    前記後面に形成された第1溝に前記棚板の間口方向に摺
    動自在に嵌合するとともに前記支持部から延びる第1嵌
    合部とからなることを特徴とする棚の仕切板。
  2. 【請求項2】 棚板の後面に沿って延びる平板状の支持
    部と、前記支持部および前記棚板の載置面に対して略直
    角で前記載置面の上方に位置するとともに前記棚板の前
    面に向かって前記支持部から延びる平板状の仕切部と、
    前記棚板の下面に形成された第2溝に前記棚板の間口方
    向に摺動自在に嵌合するとともに前記支持部から延びる
    第2嵌合部とからなることを特徴とする棚の仕切板。
  3. 【請求項3】 棚板の後面に沿って延びる平板状の支持
    部と、前記支持部および前記棚板の載置面に対して略直
    角で前記載置面の上方に位置するとともに前記棚板の前
    面に向かって前記支持部から延びる平板状の仕切部と、
    前記後面に形成された第1溝に前記棚板の間口方向に摺
    動自在に嵌合するとともに前記支持部から延びる第1嵌
    合部と、前記棚板の下面に形成された第2溝に前記棚板
    の間口方向に摺動自在に嵌合するとともに前記支持部か
    ら延びる第2嵌合部とからなることを特徴とする棚の仕
    切板。
  4. 【請求項4】 棚板の後面に沿って延びる平板状の支持
    部と、前記支持部および前記棚板の載置面に対して略直
    角で前記載置面の上方に位置するとともに前記棚板の前
    面に向かって前記支持部から延びる平板状の仕切部と、
    前記後面に形成された第1溝に前記棚板の間口方向に摺
    動自在に嵌合するとともに前記支持部から延びる第1嵌
    合部と、前記棚板の下面に形成された突出部に前記棚板
    の間口方向に摺動自在に嵌合するとともに前記支持部か
    ら延びる第2嵌合部とからなることを特徴とする棚の仕
    切板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020171363A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 河淳株式会社 商品前出し具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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