JP2000184439A - 無線通信装置、無線通信方法及び記憶媒体 - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法及び記憶媒体

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JP2000184439A
JP2000184439A JP10375607A JP37560798A JP2000184439A JP 2000184439 A JP2000184439 A JP 2000184439A JP 10375607 A JP10375607 A JP 10375607A JP 37560798 A JP37560798 A JP 37560798A JP 2000184439 A JP2000184439 A JP 2000184439A
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communication network
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Masashi Hamada
正志 浜田
Kazuhide Nagamine
一秀 長嶺
Hiroyuki Tanitsu
尋之 谷津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがローミングの状況を意識することな
く、ローミング先無線サービスゾーンの状況及びユーザ
の思惟に基づく回線番号を用いた発呼が実現できる無線
通信装置、無線通信方法及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 無線通信端末機器の制御部108は、複
数の無線サービスゾーンの中から自己が所属する無線通
信ネットワークを認識する認識手段1081と、認識手
段1081で認識した無線通信ネットワークに対応する
回線番号を登録された複数の回線番号の中から識別する
識別手段1082と、識別手段1082で識別した回線
番号に基づき無線通信ネットワークに発信を行う発信手
段1083とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置、無
線通信方法及び記憶媒体に係り、更に詳しくは、自己が
加入登録したシステム以外のシステムの統括するサービ
スゾーン内でも無線接続を行い通信するローミングが可
能な無線通信システムに適用可能であり、無線通信シス
テムの通信制御手順並びに無線通信システムの下で動作
する無線通信装置、無線通信方法及び記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ローミングが可能な無線通信シス
テム(PDC(Personal Digital Ce
llular:デジタル自動車電話方式)、PHS(P
ersonal Handyphone System:
簡易型携帯電話)、GSM(Global Syste
m for Mobile Communication
s:汎欧州デジタル自動車電話方式))において、近隣
区域間のローミングサービスは実現されていたが、全世
界的な規模でのローミングサービスは実現されていなか
った。
【0003】近年、IMT2000(Internat
ional Mobile Telecommunica
tion 2000){FPLMTS(Future P
ublic Land Mobile Telecomm
unication Systems:将来公衆陸上移
動通信システム)}と称される全世界規模でのローミン
グが可能な無線通信システムが開発されている。
【0004】また、この種の無線通信システムに使用さ
れる無線通信端末機器においては、1回のボタン操作で
回線番号を送出することができるワンタッチ機能や、特
定の短縮番号を指示することにより回線番号を送出する
ことができる短縮ダイヤル機能、更には、相手先を検索
してダイヤルする電子電話帳ダイヤル機能などの諸機能
を有し、これらの機能を使用することにより相手端末と
通信することができるようにすることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては下記のような問題点があった。即ち、
1つのワンタッチキーや短縮ダイヤル番号に対して1つ
の回線番号しか登録することができず、従って複数のサ
ービスゾーンへのローミングを日常的に行うユーザは、
登録されている回線番号がローミング先においては適切
な番号ではない場合、各サービスゾーン毎に適切な回線
番号をそれぞれ上記ワンタッチキーや短縮ダイヤル番号
に割り付けると共に、ユーザが状況に応じて回線番号の
選択を行っていた。
【0006】このため、従来型の無線通信端末機器を用
いたローミングサービスを享受する場合には、端末使用
ユーザが、現在サービスを受けている無線サービスゾー
ンを統括するネットワークの情報を認識し、複数のワン
タッチキーや短縮ダイヤル番号に割り付けられた回線番
号の中から適切な回線番号を選択しなくてはならず、ユ
ーザに手間をとらせると共に、有限である無線通信端末
機器における簡単な回線番号選択オペレーションを浪費
するという問題点があった。
【0007】また、当該無線サービスゾーンを統括する
無線通信事業者ネットワークが、複数の長距離中継交換
ネットワーク事業者のネットワークに接続され、使用す
る回線番号にて、使用する長距離中継交換ネットワーク
事業者の選択を行うサービスを実現している場合、適切
な長距離中継交換ネットワーク事業者をローミング先で
選択するには、ユーザは更に長距離中継交換ネットワー
クの情報も認識しておかねばならず、ユーザに更に負担
をかけていた。
【0008】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、ユーザがローミングの状況を意識することな
く、ローミング先無線サービスゾーンの状況及びユーザ
の思惟に基づく回線番号を用いた発呼が実現できる無線
通信装置、無線通信方法及び記憶媒体を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、無線サービスゾーンを統
括する無線通信網を利用して無線通信を行う無線通信装
置であって、複数の無線サービスゾーンの中から自己が
所属する無線通信網を認識する認識手段と、該認識手段
で認識した無線通信網に対応する回線番号を登録された
複数の回線番号の中から識別する識別手段と、該識別手
段で識別した回線番号に基づき無線通信網に発信を行う
発信手段とを有することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために、請求項2記載
の本発明は、有線通信網を介して無線回線制御装置に接
続された複数の無線基地局を各々核とする複数の無線セ
ルで形成された無線サービスゾーン内に存在する無線通
信装置との間で無線接続を行い通信サービスを提供する
と共に、無線通信網との間の認証処理後に必要に応じ無
線通信網エリア情報を通知する無線通信システムに適用
可能であり、加入登録したシステム以外のシステムの統
括する無線サービスゾーン内でも無線接続を行い通信す
るローミングを行うために個別に割り当てられる個別識
別符号を格納する記憶手段を有し、前記識別手段は、前
記無線通信網エリア情報に基づき無線通信網に対応する
回線番号を登録された複数の回線番号の中から識別する
ことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、請求項3記載
の本発明は、複数の回線番号が階層的に登録された少な
くとも一つ以上の登録手段を有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するために、請求項4記載
の本発明は、前記無線サービスゾーンが存在する国の情
報、前記無線サービスゾーンの通信網識別情報の一方又
は両方を含む無線通信網エリア情報を受信する無線手段
を有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために、請求項5記載
の本発明は、前記無線サービスゾーンにおける最初の前
記認証処理の後に無線通信網エリア情報を受信する無線
手段を有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために、請求項6記載
の本発明は、前記無線サービスゾーンにおける無線通信
網エリア情報に変化があった後で最初の前記認証処理の
後に無線通信網エリア情報を受信する無線手段を有する
ことを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために、請求項7記載
の本発明は、常に前記認証処理の後で最初の前記認証処
理の後に無線通信網エリア情報を受信する無線手段を有
することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するために、請求項8記載
の本発明は、前記回線番号は、無線通信網エリア情報に
より付与されると共に国情報を含むことを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために、請求項9記載
の本発明は、前記回線番号は、無線通信網エリア情報に
より付与されると共に通信網識別情報を含むことを特徴
とする。
【0018】上記目的を達成するために、請求項10記
載の本発明は、前記回線番号は、複数の無線通信網固有
の通信網識別情報を含むと共に、前記発信手段は、前記
回線番号の中から通信網識別情報を除外した回線番号を
無線通信網に発信することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するために、請求項11記
載の本発明は、前記回線番号は、複数の無線サービスゾ
ーンが所在する固有の国情報を含むと共に、前記発信手
段は、前記回線番号の中から国情報を除外した回線番号
を無線通信網に発信することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するために、請求項12記
載の本発明は、前記記憶手段は、発信動作時に発信手順
を実行するプログラムを格納していることを特徴とす
る。
【0021】上記目的を達成するために、請求項13記
載の本発明は、前記記憶手段は、前記回線番号の中から
通信網識別情報を除外する通信網識別情報除外手順を実
行するプログラムを格納していることを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するために、請求項14記
載の本発明は、前記記憶手段は、前記回線番号の中から
国情報を除外する国情報除外手順を実行するプログラム
を格納していることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するために、請求項15記
載の本発明は、前記記憶手段は、設定条件に従い前記回
線番号の中に通信網識別情報を付加する発信時通信網選
択情報番号追加手順を実行するプログラムを格納してい
ることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するために、請求項16記
載の本発明は、前記記憶手段は、設定条件に従い前記回
線番号の中に国情報を付加する発信時通信相手国選択情
報番号追加手順を実行するプログラムを格納しているこ
とを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するために、請求項17記
載の本発明は、前記設定条件は、当該無線通信装置の存
在する無線サービスゾーンを統括する無線通信網から通
知される無線通信網エリア情報の内容を基にすることを
特徴とする。
【0026】上記目的を達成するために、請求項18記
載の本発明は、前記付加番号選択条件は、無線通信網エ
リア情報により通知される無線通信網のバックボード通
信網の要求仕様に従うことを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するために、請求項19記
載の本発明は、前記付加番号選択条件は、無線通信網エ
リア情報に基づき内部プログラムで算出する単位時間当
たり通信コストを基に選択されることを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するために、請求項20記
載の本発明は、前記付加番号選択条件は、無線通信網エ
リア情報に基づき当該無線通信装置ホームエリアでの加
入者が設定した内部プログラムの演算結果により指定さ
れることを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するために、請求項21記
載の本発明は、広帯域符号分割多元接続移動通信システ
ムに適用可能であることを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するために、請求項22記
載の本発明は、狭帯域符号分割多元接続移動通信システ
ムに適用可能であることを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するために、請求項23記
載の本発明は、無線サービスゾーンを統括する無線通信
網を利用して無線通信を行う無線通信装置に適用される
無線通信方法であって、複数の無線サービスゾーンの中
から自己が所属する無線通信網を認識する認識ステップ
と、該認識ステップで認識した無線通信網に対応する回
線番号を登録された複数の回線番号の中から識別する識
別ステップと、該識別ステップで識別した回線番号に基
づき無線通信網に発信を行う発信ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するために、請求項24記
載の本発明は、有線通信網を介して無線回線制御装置に
接続された複数の無線基地局を各々核とする複数の無線
セルで形成された無線サービスゾーン内に存在する無線
通信装置との間で無線接続を行い通信サービスを提供す
ると共に、無線通信網との間の認証処理後に必要に応じ
無線通信網エリア情報を通知する無線通信システムに適
用可能であり、加入登録したシステム以外のシステムの
統括する無線サービスゾーン内でも無線接続を行い通信
するローミングを行うために個別に割り当てられる個別
識別符号を格納する記憶ステップを有し、前記識別ステ
ップでは、前記無線通信網エリア情報に基づき無線通信
網に対応する回線番号を登録された複数の回線番号の中
から識別することを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するために、請求項25記
載の本発明は、複数の回線番号を階層的に登録する少な
くとも一つ以上の登録ステップを有することを特徴とす
る。上記目的を達成するために、請求項26記載の本発
明は、前記無線サービスゾーンが存在する国の情報、前
記無線サービスゾーンの通信網識別情報の一方又は両方
を含む無線通信網エリア情報を受信する無線ステップを
有することを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために、請求項27記
載の本発明は、前記無線サービスゾーンにおける最初の
前記認証処理の後に無線通信網エリア情報を受信する無
線ステップを有することを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するために、請求項28記
載の本発明は、前記無線サービスゾーンにおける無線通
信網エリア情報に変化があった後で最初の前記認証処理
の後に無線通信網エリア情報を受信する無線ステップを
有することを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するために、請求項29記
載の本発明は、常に前記認証処理の後で最初の前記認証
処理の後に無線通信網エリア情報を受信する無線ステッ
プを有することを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するために、請求項30記
載の本発明は、前記回線番号は、無線通信網エリア情報
により付与されると共に国情報を含むことを特徴とす
る。
【0038】上記目的を達成するために、請求項31記
載の本発明は、前記回線番号は、無線通信網エリア情報
により付与されると共に通信網識別情報を含むことを特
徴とする。
【0039】上記目的を達成するために、請求項32記
載の本発明は、前記回線番号は、複数の無線通信網固有
の通信網識別情報を含むと共に、前記発信ステップは、
前記回線番号の中から通信網識別情報を除外した回線番
号を無線通信網に発信することを特徴とする。
【0040】上記目的を達成するために、請求項33記
載の本発明は、前記回線番号は、複数の無線サービスゾ
ーンが所在する固有の国情報を含むと共に、前記発信ス
テップは、前記回線番号の中から国情報を除外した回線
番号を無線通信網に発信することを特徴とする。
【0041】上記目的を達成するために、請求項34記
載の本発明は、前記記憶ステップでは、発信動作時に発
信手順を実行するプログラムを格納することを特徴とす
る。上記目的を達成するために、請求項35記載の本発
明は、前記記憶ステップでは、前記回線番号の中から通
信網識別情報を除外する通信網識別情報除外手順を実行
するプログラムを格納することを特徴とする。
【0042】上記目的を達成するために、請求項36記
載の本発明は、前記記憶ステップでは、前記回線番号の
中から国情報を除外する国情報除外手順を実行するプロ
グラムを格納することを特徴とする。
【0043】上記目的を達成するために、請求項37記
載の本発明は、前記記憶ステップでは、設定条件に従い
前記回線番号の中に通信網識別情報を付加する発信時通
信網選択情報番号追加手順を実行するプログラムを格納
することを特徴とする。
【0044】上記目的を達成するために、請求項38記
載の本発明は、前記記憶ステップでは、設定条件に従い
前記回線番号の中に国情報を付加する発信時通信相手国
選択情報番号追加手順を実行するプログラムを格納する
ことを特徴とする。
【0045】上記目的を達成するために、請求項39記
載の本発明は、前記設定条件は、当該無線通信装置の存
在する無線サービスゾーンを統括する無線通信網から通
知される無線通信網エリア情報の内容を基にすることを
特徴とする。
【0046】上記目的を達成するために、請求項40記
載の本発明は、前記付加番号選択条件は、無線通信網エ
リア情報により通知される無線通信網のバックボード通
信網の要求仕様に従うことを特徴とする。
【0047】上記目的を達成するために、請求項41記
載の本発明は、前記付加番号選択条件は、無線通信網エ
リア情報に基づき内部プログラムで算出する単位時間当
たり通信コストを基に選択されることを特徴とする。
【0048】上記目的を達成するために、請求項42記
載の本発明は、前記付加番号選択条件は、無線通信網エ
リア情報に基づき当該無線通信装置ホームエリアでの加
入者が設定した内部プログラムの演算結果により指定さ
れることを特徴とする。
【0049】上記目的を達成するために、請求項43記
載の本発明は、広帯域符号分割多元接続移動通信システ
ムに適用可能であることを特徴とする。
【0050】上記目的を達成するために、請求項44記
載の本発明は、狭帯域符号分割多元接続移動通信システ
ムに適用可能であることを特徴とする。
【0051】上記目的を達成するために、請求項45記
載の本発明は、無線サービスゾーンを統括する無線通信
網を利用して無線通信を行う無線通信装置に適用される
無線通信方法を実行するプログラムを記憶したコンピュ
ータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記無線
通信方法は、複数の無線サービスゾーンの中から自己が
所属する無線通信網を認識する認識ステップと、該認識
ステップで認識した無線通信網に対応する回線番号を登
録された複数の回線番号の中から識別する識別ステップ
と、該識別ステップで識別した回線番号に基づき無線通
信網に発信を行う発信ステップとを有することを特徴と
する。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0053】[1]第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態として、ローミングを前提と
して考慮した無線通信システムであるIMT2000
(International Mobile Tele
communication 2000)システムの候
補である広帯域CDMA(W−CDMA(Code D
ivision Multiple Access:符号
分割多元接続))移動通信システムの例を示す。
【0054】図2は本発明の第1の実施の形態並びに後
述の第2及び第3の実施の形態に係る広帯域CDMA
(W−CDMA)移動通信システムにおける無線端末機
器のローミングの概念図である。本発明の第1の実施の
形態に係る広帯域CDMA(W−CDMA)移動通信シ
ステムは、通信網200、通信事業者Aサービスゾーン
201、通信事業者A無線回線制御装置202、無線通
信端末機器(無線端末A)・203、通信事業者Bサー
ビスゾーン211、通信事業者B無線回線制御装置21
2から構成されている。尚、図2に示す構成は一例であ
り図示の構成に限定されるものではない。
【0055】上記各部の機能を詳述すると、通信事業者
Aサービスゾーン201、通信事業者Bサービスゾーン
211は、各無線基地局が形成する無線セルの組み合わ
せで構成されており、上記無線基地局を統括するのが各
事業者の無線回線制御装置202、212である。通信
網200は、上記無線回線制御装置202、212間を
接続する通信網である。通信事業者Aに対して加入登録
している無線通信端末機器(無線端末A)203が通信
事業者Bの統括しているサービスゾーンに移動した場合
でも無線接続が可能となり、基本サービス(発着信等)
に関しては保証されている。
【0056】しかしながら、標準化インタフェースの規
定点は無線区間であり、無線区間における制御に関して
は統一がなされているが、各サービスゾーンにおいて発
信のために用いられる回線番号に関しては各通信事業者
の都合(使用するバックボードネットワークや国策等)
によって各事業者間で異なる可能性が高い。このため、
端末利用者は同一の通信相手に対して各サービスゾーン
毎に異なった回線番号を用いなければならない状況が生
まれてしまう。
【0057】本発明の第1の実施の形態並びに後述の第
2及び第3の実施の形態は、この状況打開のために、無
線回線接続時の認証処理の後、必要に応じて当該無線サ
ービスゾーンを統括する無線通信ネットワークの情報の
通知により、ローミング端末に対して、当該無線通信ネ
ットワーク下で発信の際に必要となる回線番号を生成す
るために必要となる国情報、接続長距離中継網情報など
を通知し、当該無線通信ネットワークでローミング端末
がユーザの操作に負うことなく適切な回線番号を用いた
発信接続処理が実現できる環境を提供するものである。
【0058】図1は本発明の第1の実施の形態並びに後
述の第2及び第3の実施の形態に係るW−CDMA移動
通信システムの無線通信端末機器203の構成を示す機
能ブロック図である。本発明の第1の実施の形態に係る
W−CDMA移動通信システムの無線通信端末機器20
3は、無線部101、ベースバンド部102、キーパッ
ド103、音声処理部104、フレーム分解組立部10
5、RAM106、ROM107、制御部108、電池
109、受話部110、送話部111を備える構成とな
っている。
【0059】上記各部の機能を詳述すると、無線部10
1は、無線の送受信を行うものであり、制御部108の
制御に基づき、無線サービスゾーンが存在する国の情
報、無線サービスゾーンの通信網識別情報の一方又は両
方を含むネットワークエリア情報の受信、無線サービス
ゾーンにおける最初の認証処理の後にネットワークエリ
ア情報の受信、無線サービスゾーンにおけるネットワー
クエリア情報に変化があった後で最初の認証処理の後に
ネットワークエリア情報の受信、常に認証処理の後で最
初の認証処理の後にネットワークエリア情報の受信を行
う。
【0060】ベースバンド部102は、データの変復調
を行う。キーパッド103は、発信操作を行う際の発信
キー、回線番号が登録される複数のワンタッチキー、短
縮ダイヤル選択時に操作される短縮キー等の機能キーや
ダイヤルキー(テンキー)等、各種の操作キー1031
を有する。このキーパッド103を操作することによ
り、種々の情報が入力される。キーパッド103の各ワ
ンタッチキーや各短縮ダイヤルには、複数の回線番号が
階層的に登録可能とされている。音声処理部104は、
音声データの符号化・復号化を行う。フレーム分解組立
部105は、送受信フレームフォーマットに従って送受
信データの分解・組立てを行う。
【0061】RAM106は、随時書き込み読み出しメ
モリであり、短縮ダイヤルのデータや各種データが一時
的に格納されたりワークエリアとして用いられる。RO
M107には、読み出し専用メモリであり、本発明の無
線通信方法を実行するプログラムなど、所定のプログラ
ム1071や各種制御データ等のデータ1072が格納
されている。また、ROM107には、当該無線通信端
末機器が加入登録したシステム以外のシステムの統括す
る無線サービスゾーン内でも無線接続を行い通信するロ
ーミングを行うために、当該無線通信端末機器にユニー
クに割り当てられる端末個別識別符号(データ)が格納
されている。
【0062】更に、ROM107には、発信動作時に発
信手順を実行するプログラム、通信網識別情報を除外す
る通信網識別情報除外手順を実行するプログラム、回線
番号の中から国情報を除外する国情報除外手順を実行す
るプログラム、設定条件に従い回線番号の中に通信網識
別情報を付加する発信時通信網選択情報番号追加手順を
実行するプログラム、設定条件に従い回線番号の中に国
情報を付加する発信時通信相手国選択情報番号追加手順
を実行するプログラムが格納されている。
【0063】制御部108は、無線通信端末機器内部
(ROM107)に格納されたプログラム或いは無線通
信端末機器外部から供給されたプログラムに基づき、装
置全体の制御を行うものであり、認識手段1081、識
別手段1082、発信手段1083を備えている。認識
手段1081は、複数の無線通信ネットワークの中から
無線通信端末機器103が存在する無線通信ネットワー
クを認識する。識別手段1082は、キーパッド103
のワンタッチキーや短縮ダイヤルに登録された複数の回
線番号の中から認識手段1081により認識された無線
通信ネットワークに対応する回線番号を識別する。発信
手段1083は、識別手段1082により識別された回
線番号に基づいて無線通信ネットワークに対し発信動作
を行う。
【0064】電池109は、無線通信端末機器に内蔵さ
れており、無線通信端末機器を駆動させるための電力供
給源である。受話部110、送話部111は、無線通信
端末機器におけるキーパッド103配置側の面に各々装
備されている。受話部110は、無線通信端末機器によ
り外部と無線通信を行う場合に外部からの音声を聞く時
に用いる。送話部111は、無線通信端末機器により外
部と無線通信を行う場合に外部へ音声を発する時に用い
る。
【0065】尚、特許請求の範囲における各構成要件
と、本発明の第1の実施の形態並びに後述の第2及び第
3の実施の形態に係るW−CDMAシステム、無線通信
端末機器における各部との対応関係は下記の通りであ
る。認識手段、識別手段、発信手段は制御部108に対
応し、記憶手段はROM107に対応し、登録手段はキ
ーパッド103のワンタッチキーに対応する。また、特
許請求の範囲における記憶媒体には、複数の無線サービ
スゾーンの中から自己が所属する無線通信網を認識する
認識ステップと、該認識ステップで認識した無線通信網
に対応する回線番号を登録された複数の回線番号の中か
ら識別する識別ステップと、該識別ステップで識別した
回線番号に基づき無線通信網に発信を行う発信ステップ
とが格納されている。
【0066】次に、上記の如く構成された本発明の第1
の実施の形態に係るW−CDMA移動通信システムにお
ける動作について図3を参照しながら説明する。図3は
本発明の第1の実施の形態に係るW−CDMA移動通信
システムの位置登録処理シーケンス実行時にネットワー
クエリア情報を通知する例を示す説明図である。
【0067】301は無線通信ネットワーク側の基地局
が自己の所属する無線通信ネットワークの情報(通信事
業者情報や基地局識別情報等)を通知する報知信号であ
る。無線通信端末機器起動や無線セルの移動等により当
該報知信号を送信している無線通信ネットワークに関し
て、位置登録処理の必要性を認識した無線通信端末機器
のトリガで、通信チャネルの設定(302、303)と
アクセスリンクの設定(304、305)を行う。無線
通信ネットワークに対して論理制御情報のやり取りが可
能になった状態で、無線通信端末機器側から位置登録の
要求(306)を行う。この要求を受け付けた無線通信
ネットワークは無線通信端末機器に対して認証処理(3
07、308)を行い、当該端末が不正端末ではないこ
とを確認する。
【0068】この後、必要に応じ(該位置登録が当該無
線通信端末機器の当該ネットワークにおける初回位置登
録の場合等)、無線通信ネットワーク側の通信網識別情
報や国情報といったネットワークエリア側の情報を無線
通信端末機器に通知(311)する。無線通信端末機器
からネットワークエリア情報を正常に受け取った旨を確
認(312)した後、無線通信ネットワーク側は端末位
置登録を完了し、位置登録受付を返送(313)する。
以上で論理情報のやり取りを終了し、無線通信端末機器
側の起動で、論理リンクを切断(314、315)した
後、アクセスリンクを切断(316、317)し、無線
回線を切断する。
【0069】これにより、無線通信ネットワークと無線
通信端末機器間の無線回線接続時に授受される認証確認
処理後に、必要に応じてネットワークエリアの情報を通
知することで、ローミング等で新たに当該無線通信ネッ
トワークの配下に入った無線通信端末機器ユーザに対し
て、当該無線通信ネットワークのネットワークエリア情
報(通信網識別番号情報や国番号情報等)を知らしめる
ことにより、当該無線通信端末機器ユーザのローミング
先でのネットワークエリアにおける回線番号組立てのた
めに必要な情報が容易に入手できる。
【0070】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係るW−CDMA移動通信システムの無線通信
端末機器によれば、有線通信ネットワークを介して無線
回線制御装置に接続された複数の無線基地局を各々核と
する複数の無線セルで形成された無線サービスゾーン内
に存在する無線通信端末機器との間で無線接続を行い通
信サービスを提供すると共に、無線通信ネットワークと
の間の認証処理後に必要に応じネットワークエリア情報
を通知する無線通信システムに適用可能であり、無線通
信端末機器の制御部108は、複数の無線サービスゾー
ンの中から自己が所属する無線通信ネットワークを認識
する認識手段1081と、認識手段1081で認識した
無線通信ネットワークに対応する回線番号を登録された
複数の回線番号の中から識別する識別手段1082と、
識別手段1082で識別した回線番号に基づき無線通信
ネットワークに発信を行う発信手段1083とを有する
ため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0071】上記構成において、無線通信端末機器側か
らの位置登録要求に伴い、無線通信ネットワークは無線
通信端末機器に対し認証処理を行い、当該端末が不正端
末ではないことを確認する。必要に応じ、無線通信ネッ
トワーク側の通信網識別情報や国情報等の情報を無線通
信端末機器に通知する。
【0072】即ち、無線通信ネットワークと無線通信端
末機器間の無線回線接続時に授受される認証確認処理後
に、必要に応じて行われる無線通信ネットワークの情報
を通知により、ローミング等で新たに当該無線通信ネッ
トワークの配下に入った無線通信端末機器が当該無線通
信ネットワークの情報(通信網識別情報や国情報等)を
自律的に認識すると共に、無線通信端末機器内部に記憶
されている回線番号を上記ネットワーク情報に従って加
工(国番号や長距離中継ネットワーク事業者指定番号の
付加や削除)を行うことによって、無線通信端末機器使
用ユーザの負荷が軽減される。
【0073】また、当該無線通信端末機器の短縮発信オ
ペレーション(ワンタッチダイヤルや短縮ダイヤル番号
等)に対して複数の回線番号を割り当てることを許容す
ると共に、上記オペレーションと選択される回線番号
は、上記ネットワーク情報に従って選択する。即ち、例
えば或る短縮オペレーションをタクシーの呼出と割り当
てた場合、このオペレーションに対して各地域における
タクシー呼出のための回線番号を割り当てる。この回線
番号とオペレーションの関連付けを上述の選択方法で行
う。これにより、ユーザは単にタクシーの呼出というオ
ペレーションを行うのみで、ローミング先においてもタ
クシー呼出のための回線番号に発信することが可能とな
り、無線通信端末機器使用ユーザの負荷が軽減される。
【0074】即ち、本発明の第1の実施の形態において
は、複数のサービスゾーンにローミングして無線通信端
末機器を使用する場合に、短縮ダイヤルキーやワンタッ
チキーを操作して発信した時、上記キーに単一の回線番
号のみが割り付けられている場合には、ローミング先無
線サービスゾーンの無線通信網に適合した回線番号への
組み直しを、上記キーに複数の回線番号が割り付けられ
ている場合には、上記複数の回線番号からローミング先
無線サービスゾーンに適合した回線番号を選択すると共
に、当該無線通信網に適合した回線番号への組み直し
を、無線通信システムが認証処理成功の後に通知するネ
ットワークエリア情報通知にて通知される各種情報を用
いて自律的に行う。これにより、ユーザはローミングの
状況を意識することなく、ローミング先無線サービスゾ
ーンの状況及びユーザの思惟に基づく回線番号を用いた
発呼が実現できるという効果がある。
【0075】[2]第2の実施の形態 本発明の上記第1の実施の形態においては、位置登録シ
ーケンス起動時にネットワークエリア情報を伝達する例
を示した。本発明の第2の実施の形態においては、発信
シーケンス及び着信シーケンスの途中で通知される認証
シーケンス処理の後、必要に応じてネットワークエリア
情報を伝達する例を示す。
【0076】本発明の第2の実施の形態に係るW−CD
MA移動通信システムは、上記第1の実施の形態と同様
に、通信網200、通信事業者Aサービスゾーン20
1、通信事業者A無線回線制御装置202、通信事業者
Bサービスゾーン211、無線通信端末機器(無線端末
A)・203、通信事業者A無線回線制御装置212か
ら構成されている(上記図2参照)。
【0077】また、本発明の第2の実施の形態に係るW
−CDMA移動通信システムの無線通信端末機器203
は、上記第1の実施の形態と同様に、無線部101、ベ
ースバンド部102、キーパッド103、音声処理部1
04、フレーム分解組立部105、RAM106、RO
M107、制御部108、電池109、受話部110、
送話部111を備える構成となっている(上記図1参
照)。図1及び図2の各部の機能については上記第1の
実施の形態で詳述したので説明を省略するものとする。
【0078】次に、上記の如く構成された本発明の第2
の実施の形態に係るW−CDMA移動通信システムにお
ける動作について図4及び図5を参照しながら説明す
る。図4は本発明の第2の実施の形態に係るW−CDM
A移動通信システムの発信シーケンスを示す説明図、図
5は本発明の第2の実施の形態に係るW−CDMA移動
通信システムの着信シーケンスを示す説明図である。
【0079】発信の場合は発信操作(401)をトリガ
に、無線回線の設定、認証処理(402〜407)を行
い、着信の場合は着呼信号(501)に当該無線通信端
末機器への着信情報があることをトリガに、無線回線の
設定、認証処理(502〜507)を行う。この後、必
要があれば、無線通信ネットワーク側から自己ネットワ
ークエリア情報(通信網識別番号情報や国番号情報)を
無線通信端末機器に通知(410、510)する。無線
通信端末機器からネットワークエリア情報を正常に受け
取った旨を確認(411、511)した後、発信側呼設
定シーケンス(412〜416)、着呼側呼設定シーケ
ンス(512〜516)を経て通信状態(417、51
7)に遷移する。
【0080】これにより、無線通信ネットワークと無線
通信端末機器間の無線回線接続時に授受される認証確認
処理後に、必要に応じてネットワークエリアの情報を通
知することで、ローミング等で新たに当該無線通信ネッ
トワークの配下に入った無線通信端末機器ユーザの他、
無線通信ネットワーク側でのネットワークエリア情報の
変更(アクセス番号体系の変更等)時、変更前に位置登
録済みの無線通信端末機器に対して、当該無線通信ネッ
トワークの最新ネットワークエリア情報の内容と利用方
法を知らしめることにより、回線番号組立てのために必
要な情報の無線通信端末機器側と無線通信ネットワーク
側でのくい違いを未然に防ぐことが可能となる。
【0081】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係るW−CDMA移動通信システムの無線通信
端末機器によれば、有線通信ネットワークを介して無線
回線制御装置に接続された複数の無線基地局を各々核と
する複数の無線セルで形成された無線サービスゾーン内
に存在する無線通信端末機器との間で無線接続を行い通
信サービスを提供すると共に、無線通信ネットワークと
の間の認証処理後に必要に応じネットワークエリア情報
を通知する無線通信システムに適用可能であり、無線通
信端末機器の制御部108は、複数の無線サービスゾー
ンの中から自己が所属する無線通信ネットワークを認識
する認識手段1081と、認識手段1081で認識した
無線通信ネットワークに対応する回線番号を登録された
複数の回線番号の中から識別する識別手段1082と、
識別手段1082で識別した回線番号に基づき無線通信
ネットワークに発信を行う発信手段1083とを有する
ため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0082】上記構成において、発信時或いは着信時、
無線回線の設定、認証処理を行う。必要があれば、無線
通信ネットワーク側から自己ネットワークエリア情報
(通信網識別番号情報や国番号情報)を無線通信端末機
器に通知する。
【0083】即ち、本発明の第2の実施の形態において
は、上記第1の実施の形態と同様に、複数のサービスゾ
ーンにローミングして無線通信端末機器を使用する場合
に、短縮ダイヤルキーやワンタッチキーを操作して発信
した時、上記キーに単一の回線番号のみが割り付けられ
ている場合には、ローミング先無線サービスゾーンの無
線通信網に適合した回線番号への組み直しを、上記キー
に複数の回線番号が割り付けられている場合には、上記
複数の回線番号からローミング先無線サービスゾーンに
適合した回線番号を選択すると共に、当該無線通信網に
適合した回線番号への組み直しを、無線通信システムが
認証処理成功の後に通知するネットワークエリア情報通
知にて通知される各種情報を用いて自律的に行う。これ
により、ユーザはローミングの状況を意識することな
く、ローミング先無線サービスゾーンの状況及びユーザ
の思惟に基づく回線番号を用いた発呼が実現できるとい
う効果がある。また、回線番号組立てのために必要な情
報の無線通信端末機器側と無線通信ネットワーク側での
くい違いを未然に防ぐことが可能となる効果がある。
【0084】[3]第3の実施の形態 本発明の上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態に
おいては、W−CDMA移動通信システムの挙動の例を
示したが、本発明の第3の実施の形態においては、無線
通信端末機器側での実施形態を示す。
【0085】本発明の第3の実施の形態に係るW−CD
MA移動通信システムは、上記第1の実施の形態と同様
に、通信網200、通信事業者Aサービスゾーン20
1、通信事業者A無線回線制御装置202、通信事業者
Bサービスゾーン211、無線通信端末機器(無線端末
A)・203、通信事業者A無線回線制御装置212か
ら構成されている(上記図2参照)。
【0086】また、本発明の第3の実施の形態に係るW
−CDMA移動通信システムの無線通信端末機器203
は、上記第1の実施の形態と同様に、無線部101、ベ
ースバンド部102、キーパッド103、音声処理部1
04、フレーム分解組立部105、RAM106、RO
M107、制御部108、電池109、受話部110、
送話部111を備える構成となっている(上記図1参
照)。図1及び図2の各部の機能については上記第1の
実施の形態で詳述したので説明を省略するものとする。
【0087】次に、本発明の第3の実施の形態に係るW
−CDMA移動通信システムにおける動作について図6
を参照しながら説明する。図6は本発明の第3の実施の
形態に係るW−CDMA移動通信システムの無線通信端
末機器が上記ネットワークエリア情報を受信した際に起
動される処理のフローチャートである。
【0088】無線通信端末機器は、上記ネットワークエ
リア情報を受信した際、先ず、情報の内容(国番号情
報、通信事業者アクセス番号情報、エリア情報等)を判
断基準に、変更の必要性の判断を行う(ステップS60
1)。変更の必要ありと判断した場合は、当該無線通信
端末機器内部に格納されているワンタッチダイヤルや短
縮ダイヤル等の登録回線番号内容の切換え(複数登録さ
れた回線番号との対応付けの切換え)・変更(回線番号
内の国番号、通信事業者アクセス番号等の変更)処理を
行う(ステップS602)。変更不要と判断した場合
は、上記切換え処理を行わずに次のステップへ進む。
【0089】この後、当該ネットワークエリア情報を受
け取った時点での当該無線通信端末機器の状態判定を行
う(ステップS603)。発信接続処理が起動されてい
なければ、そのままネットワークエリア情報通知受付処
理を終了し、発信接続処理が起動されている状態であれ
ば、当該発信のために入力されている回線番号の番号デ
ィジットに変更が必要か否かの判定を行う(ステップS
604)。変更の必要がなければ、そのままネットワー
クエリア情報通知受付処理を終了し、変更の必要があれ
ば、呼設定メッセージに設定される宛先回線番号ディジ
ットに変更を与えた(ステップS605)後、ネットワ
ークエリア情報通知受付処理を終了する。
【0090】これにより、無線通信端末機器は、ユーザ
による操作を享受しなくとも、ローミング先ネットワー
クゾーンに適合した回線番号が選択される。
【0091】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態に係るW−CDMA移動通信システムの無線通信
端末機器によれば、有線通信ネットワークを介して無線
回線制御装置に接続された複数の無線基地局を各々核と
する複数の無線セルで形成された無線サービスゾーン内
に存在する無線通信端末機器との間で無線接続を行い通
信サービスを提供すると共に、無線通信ネットワークと
の間の認証処理後に必要に応じネットワークエリア情報
を通知する無線通信システムに適用可能であり、無線通
信端末機器の制御部108は、複数の無線サービスゾー
ンの中から自己が所属する無線通信ネットワークを認識
する認識手段1081と、認識手段1081で認識した
無線通信ネットワークに対応する回線番号を登録された
複数の回線番号の中から識別する識別手段1082と、
識別手段1082で識別した回線番号に基づき無線通信
ネットワークに発信を行う発信手段1083とを有する
ため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0092】上記構成において、無線通信端末機器は、
ネットワークエリア情報を受信すると、国番号情報、通
信事業者アクセス番号情報、エリア情報等を判断基準
に、変更が必要な場合、ワンタッチダイヤルや短縮ダイ
ヤル等の登録回線番号内容の切換え・変更処理を行う。
回線番号の番号ディジットに変更の必要がある場合、呼
設定メッセージに設定される宛先回線番号ディジットに
変更を与える。
【0093】即ち、本発明の第3の実施の形態において
は、上記第1の実施の形態と同様に、複数のサービスゾ
ーンにローミングして無線通信端末機器を使用する場合
に、短縮ダイヤルキーやワンタッチキーを操作して発信
した時、上記キーに単一の回線番号のみが割り付けられ
ている場合には、ローミング先無線サービスゾーンの無
線通信網に適合した回線番号への組み直しを、上記キー
に複数の回線番号が割り付けられている場合には、上記
複数の回線番号からローミング先無線サービスゾーンに
適合した回線番号を選択すると共に、当該無線通信網に
適合した回線番号への組み直しを、無線通信システムが
認証処理成功の後に通知するネットワークエリア情報通
知にて通知される各種情報を用いて自律的に行う。これ
により、ユーザはローミングの状況を意識することな
く、ローミング先無線サービスゾーンの状況及びユーザ
の思惟に基づく回線番号を用いた発呼が実現できるとい
う効果がある。
【0094】[他の実施の形態]本発明の上記第1の実
施の形態乃至第3の実施の形態においては、ローミング
接続を前提として考慮した無線通信システムである上記
IMT2000システムの候補である広帯域CDMA
(W−CDMA)移動通信システムの例を示したが、他
の同様のローミング接続を前提としたシステム(狭帯域
CDMA方式移動通信システム、GSM、PDC等)の
ローミングを意識しない回線番号の入力を実現する無線
通信システム及び無線通信端末機器にも有効である。
【0095】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0096】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0097】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0098】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0099】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至22
記載の無線通信装置によれば、複数のサービスゾーンに
ローミングして無線通信装置(無線通信端末機器)を使
用する場合に、短縮ダイヤルキーやワンタッチキーを操
作して発信した時、上記キーに単一の回線番号のみが割
り付けられている場合には、ローミング先無線サービス
ゾーンの無線通信網に適合した回線番号への組み直し
を、上記キーに複数の回線番号が割り付けられている場
合には、上記複数の回線番号からローミング先無線サー
ビスゾーンに適合した回線番号を選択すると共に、当該
無線通信網に適合した回線番号への組み直しを、無線通
信システムが認証処理成功の後に通知する無線通信網エ
リア情報通知にて通知される各種情報を用いて自律的に
行う。これにより、ユーザはローミングの状況を意識す
ることなく、ローミング先無線サービスゾーンの状況及
びユーザの思惟に基づく回線番号を用いた発呼が実現で
きるという効果がある。
【0101】また、請求項5乃至7記載の無線通信装置
によれば、上記の効果を奏する他に、回線番号組立ての
ために必要な情報の無線通信装置(無線通信端末機器)
側と無線通信網側でのくい違いを未然に防ぐことが可能
となる効果がある。
【0102】また、請求項23乃至44記載の無線通信
方法によれば、無線通信方法を無線通信装置で実行する
ことで、複数のサービスゾーンにローミングして無線通
信端末機器を使用する場合に、短縮ダイヤルキーやワン
タッチキーを操作して発信した時、上記キーに単一の回
線番号のみが割り付けられている場合には、ローミング
先無線サービスゾーンの無線通信網に適合した回線番号
への組み直しを、上記キーに複数の回線番号が割り付け
られている場合には、上記複数の回線番号からローミン
グ先無線サービスゾーンに適合した回線番号を選択する
と共に、当該無線通信網に適合した回線番号への組み直
しを、無線通信システムが認証処理成功の後に通知する
無線通信網エリア情報通知にて通知される各種情報を用
いて自律的に行う。これにより、ユーザはローミングの
状況を意識することなく、ローミング先無線サービスゾ
ーンの状況及びユーザの思惟に基づく回線番号を用いた
発呼が実現できるという効果がある。
【0103】また、請求項27乃至29記載の無線通信
方法によれば、無線通信方法を無線通信装置で実行する
ことで、上記の効果を奏する他に、回線番号組立てのた
めに必要な情報の無線通信端末機器側と無線通信網側で
のくい違いを未然に防ぐことが可能となる効果がある。
【0104】また、請求項45記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から無線通信方法を読み出して無線通信装
置で実行することで、複数のサービスゾーンにローミン
グして無線通信装置(無線通信端末機器)を使用する場
合に、短縮ダイヤルキーやワンタッチキーを操作して発
信した時、上記キーに単一の回線番号のみが割り付けら
れている場合には、ローミング先無線サービスゾーンの
無線通信網に適合した回線番号への組み直しを、上記キ
ーに複数の回線番号が割り付けられている場合には、上
記複数の回線番号からローミング先無線サービスゾーン
に適合した回線番号を選択すると共に、当該無線通信網
に適合した回線番号への組み直しを、無線通信システム
が認証処理成功の後に通知する無線通信網エリア情報通
知にて通知される各種情報を用いて自律的に行う。これ
により、ユーザはローミングの状況を意識することな
く、ローミング先無線サービスゾーンの状況及びユーザ
の思惟に基づく回線番号を用いた発呼が実現できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係るW−
CDMA移動通信システムの無線通信端末機器の構成を
示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1乃至第3の実施の形態に係るW−
CDMA移動通信システムのローミングを示す概念図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るW−CDMA
移動通信システムの位置登録シーケンスを示す説明図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るW−CDMA
移動通信システムの発信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るW−CDMA
移動通信システムの着信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るW−CDMA
移動通信端末機器のネットワークエリア情報通知受信時
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 無線部 103 キーパッド 107 ROM 108 制御部 200 通信網 201 通信事業者Aのサービスゾーン 202 通信事業者Aの無線回線制御装置 203 無線通信端末機器 211 通信事業者Bのサービスゾーン 212 通信事業者Bの無線回線制御装置 1071 プログラム 1072 データ 1081 認識手段 1082 識別手段 1083 発信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷津 尋之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA22 BB02 CC10 DD13 DD17 EE04 EE10 FF03 GG01 HH05 HH23 HH24 HH32 JJ12 JJ52 JJ66 KK15

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線サービスゾーンを統括する無線通信
    網を利用して無線通信を行う無線通信装置であって、 複数の無線サービスゾーンの中から自己が所属する無線
    通信網を認識する認識手段と、該認識手段で認識した無
    線通信網に対応する回線番号を登録された複数の回線番
    号の中から識別する識別手段と、該識別手段で識別した
    回線番号に基づき無線通信網に発信を行う発信手段とを
    有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 有線通信網を介して無線回線制御装置に
    接続された複数の無線基地局を各々核とする複数の無線
    セルで形成された無線サービスゾーン内に存在する無線
    通信装置との間で無線接続を行い通信サービスを提供す
    ると共に、無線通信網との間の認証処理後に必要に応じ
    無線通信網エリア情報を通知する無線通信システムに適
    用可能であり、加入登録したシステム以外のシステムの
    統括する無線サービスゾーン内でも無線接続を行い通信
    するローミングを行うために個別に割り当てられる個別
    識別符号を格納する記憶手段を有し、前記識別手段は、
    前記無線通信網エリア情報に基づき無線通信網に対応す
    る回線番号を登録された複数の回線番号の中から識別す
    ることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 複数の回線番号が階層的に登録された少
    なくとも一つ以上の登録手段を有することを特徴とする
    請求項1又は2記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記無線サービスゾーンが存在する国の
    情報、前記無線サービスゾーンの通信網識別情報の一方
    又は両方を含む無線通信網エリア情報を受信する無線手
    段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記無線サービスゾーンにおける最初の
    前記認証処理の後に無線通信網エリア情報を受信する無
    線手段を有することを特徴とする請求項2又は3記載の
    無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記無線サービスゾーンにおける無線通
    信網エリア情報に変化があった後で最初の前記認証処理
    の後に無線通信網エリア情報を受信する無線手段を有す
    ることを特徴とする請求項2又は3記載の無線通信装
    置。
  7. 【請求項7】 常に前記認証処理の後で最初の前記認証
    処理の後に無線通信網エリア情報を受信する無線手段を
    有することを特徴とする請求項2又は3記載の無線通信
    装置。
  8. 【請求項8】 前記回線番号は、無線通信網エリア情報
    により付与されると共に国情報を含むことを特徴とする
    請求項4乃至7の何れかに記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 前記回線番号は、無線通信網エリア情報
    により付与されると共に通信網識別情報を含むことを特
    徴とする請求項4乃至7の何れかに記載の無線通信装
    置。
  10. 【請求項10】 前記回線番号は、複数の無線通信網固
    有の通信網識別情報を含むと共に、前記発信手段は、前
    記回線番号の中から通信網識別情報を除外した回線番号
    を無線通信網に発信することを特徴とする請求項4乃至
    7の何れかに記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 前記回線番号は、複数の無線サービス
    ゾーンが所在する固有の国情報を含むと共に、前記発信
    手段は、前記回線番号の中から国情報を除外した回線番
    号を無線通信網に発信することを特徴とする請求項4乃
    至7の何れかに記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、発信動作時に発信手
    順を実行するプログラムを格納していることを特徴とす
    る請求項2乃至11の何れかに記載の無線通信装置。
  13. 【請求項13】 前記記憶手段は、前記回線番号の中か
    ら通信網識別情報を除外する通信網識別情報除外手順を
    実行するプログラムを格納していることを特徴とする請
    求項4乃至11の何れかに記載の無線通信装置。
  14. 【請求項14】 前記記憶手段は、前記回線番号の中か
    ら国情報を除外する国情報除外手順を実行するプログラ
    ムを格納していることを特徴とする請求項4乃至11の
    何れかに記載の無線通信装置。
  15. 【請求項15】 前記記憶手段は、設定条件に従い前記
    回線番号の中に通信網識別情報を付加する発信時通信網
    選択情報番号追加手順を実行するプログラムを格納して
    いることを特徴とする請求項13記載の無線通信装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段は、設定条件に従い前記
    回線番号の中に国情報を付加する発信時通信相手国選択
    情報番号追加手順を実行するプログラムを格納している
    ことを特徴とする請求項14記載の無線通信装置。
  17. 【請求項17】 前記設定条件は、当該無線通信装置の
    存在する無線サービスゾーンを統括する無線通信網から
    通知される無線通信網エリア情報の内容を基にすること
    を特徴とする請求項13又は14記載の無線通信装置。
  18. 【請求項18】 前記付加番号選択条件は、無線通信網
    エリア情報により通知される無線通信網のバックボード
    通信網の要求仕様に従うことを特徴とする請求項15又
    は16記載の無線通信装置。
  19. 【請求項19】 前記付加番号選択条件は、無線通信網
    エリア情報に基づき内部プログラムで算出する単位時間
    当たり通信コストを基に選択されることを特徴とする請
    求項15乃至17の何れかに記載の無線通信装置。
  20. 【請求項20】 前記付加番号選択条件は、無線通信網
    エリア情報に基づき当該無線通信装置ホームエリアでの
    加入者が設定した内部プログラムの演算結果により指定
    されることを特徴とする請求項15乃至17の何れかに
    記載の無線通信装置。
  21. 【請求項21】 広帯域符号分割多元接続移動通信シス
    テムに適用可能であることを特徴とする請求項1乃至2
    0の何れかに記載の無線通信装置。
  22. 【請求項22】 狭帯域符号分割多元接続移動通信シス
    テムに適用可能であることを特徴とする請求項1乃至2
    0の何れかに記載の無線通信装置。
  23. 【請求項23】 無線サービスゾーンを統括する無線通
    信網を利用して無線通信を行う無線通信装置に適用され
    る無線通信方法であって、 複数の無線サービスゾーンの中から自己が所属する無線
    通信網を認識する認識ステップと、該認識ステップで認
    識した無線通信網に対応する回線番号を登録された複数
    の回線番号の中から識別する識別ステップと、該識別ス
    テップで識別した回線番号に基づき無線通信網に発信を
    行う発信ステップとを有することを特徴とする無線通信
    方法。
  24. 【請求項24】 有線通信網を介して無線回線制御装置
    に接続された複数の無線基地局を各々核とする複数の無
    線セルで形成された無線サービスゾーン内に存在する無
    線通信装置との間で無線接続を行い通信サービスを提供
    すると共に、無線通信網との間の認証処理後に必要に応
    じ無線通信網エリア情報を通知する無線通信システムに
    適用可能であり、加入登録したシステム以外のシステム
    の統括する無線サービスゾーン内でも無線接続を行い通
    信するローミングを行うために個別に割り当てられる個
    別識別符号を格納する記憶ステップを有し、前記識別ス
    テップでは、前記無線通信網エリア情報に基づき無線通
    信網に対応する回線番号を登録された複数の回線番号の
    中から識別することを特徴とする請求項23記載の無線
    通信方法。
  25. 【請求項25】 複数の回線番号を階層的に登録する少
    なくとも一つ以上の登録ステップを有することを特徴と
    する請求項23又は24記載の無線通信方法。
  26. 【請求項26】 前記無線サービスゾーンが存在する国
    の情報、前記無線サービスゾーンの通信網識別情報の一
    方又は両方を含む無線通信網エリア情報を受信する無線
    ステップを有することを特徴とする請求項23乃至25
    の何れかに記載の無線通信方法。
  27. 【請求項27】 前記無線サービスゾーンにおける最初
    の前記認証処理の後に無線通信網エリア情報を受信する
    無線ステップを有することを特徴とする請求項24又は
    25記載の無線通信方法。
  28. 【請求項28】 前記無線サービスゾーンにおける無線
    通信網エリア情報に変化があった後で最初の前記認証処
    理の後に無線通信網エリア情報を受信する無線ステップ
    を有することを特徴とする請求項24又は25記載の無
    線通信方法。
  29. 【請求項29】 常に前記認証処理の後で最初の前記認
    証処理の後に無線通信網エリア情報を受信する無線ステ
    ップを有することを特徴とする請求項24又は25記載
    の無線通信方法。
  30. 【請求項30】 前記回線番号は、無線通信網エリア情
    報により付与されると共に国情報を含むことを特徴とす
    る請求項26乃至29の何れかに記載の無線通信方法。
  31. 【請求項31】 前記回線番号は、無線通信網エリア情
    報により付与されると共に通信網識別情報を含むことを
    特徴とする請求項26乃至29の何れかに記載の無線通
    信方法。
  32. 【請求項32】 前記回線番号は、複数の無線通信網固
    有の通信網識別情報を含むと共に、前記発信ステップ
    は、前記回線番号の中から通信網識別情報を除外した回
    線番号を無線通信網に発信することを特徴とする請求項
    26乃至29の何れかに記載の無線通信方法。
  33. 【請求項33】 前記回線番号は、複数の無線サービス
    ゾーンが所在する固有の国情報を含むと共に、前記発信
    ステップは、前記回線番号の中から国情報を除外した回
    線番号を無線通信網に発信することを特徴とする請求項
    26乃至29の何れかに記載の無線通信方法。
  34. 【請求項34】 前記記憶ステップでは、発信動作時に
    発信手順を実行するプログラムを格納することを特徴と
    する請求項24乃至33の何れかに記載の無線通信方
    法。
  35. 【請求項35】 前記記憶ステップでは、前記回線番号
    の中から通信網識別情報を除外する通信網識別情報除外
    手順を実行するプログラムを格納することを特徴とする
    請求項26乃至33の何れかに記載の無線通信方法。
  36. 【請求項36】 前記記憶ステップでは、前記回線番号
    の中から国情報を除外する国情報除外手順を実行するプ
    ログラムを格納することを特徴とする請求項26乃至3
    3の何れかに記載の無線通信方法。
  37. 【請求項37】 前記記憶ステップでは、設定条件に従
    い前記回線番号の中に通信網識別情報を付加する発信時
    通信網選択情報番号追加手順を実行するプログラムを格
    納することを特徴とする請求項35記載の無線通信方
    法。
  38. 【請求項38】 前記記憶ステップでは、設定条件に従
    い前記回線番号の中に国情報を付加する発信時通信相手
    国選択情報番号追加手順を実行するプログラムを格納す
    ることを特徴とする請求項36記載の無線通信方法。
  39. 【請求項39】 前記設定条件は、当該無線通信装置の
    存在する無線サービスゾーンを統括する無線通信網から
    通知される無線通信網エリア情報の内容を基にすること
    を特徴とする請求項35又は36記載の無線通信方法。
  40. 【請求項40】 前記付加番号選択条件は、無線通信網
    エリア情報により通知される無線通信網のバックボード
    通信網の要求仕様に従うことを特徴とする請求項37又
    は38記載の無線通信方法。
  41. 【請求項41】 前記付加番号選択条件は、無線通信網
    エリア情報に基づき内部プログラムで算出する単位時間
    当たり通信コストを基に選択されることを特徴とする請
    求項37乃至39の何れかに記載の無線通信方法。
  42. 【請求項42】 前記付加番号選択条件は、無線通信網
    エリア情報に基づき当該無線通信装置ホームエリアでの
    加入者が設定した内部プログラムの演算結果により指定
    されることを特徴とする請求項37乃至39の何れかに
    記載の無線通信方法。
  43. 【請求項43】 広帯域符号分割多元接続移動通信シス
    テムに適用可能であることを特徴とする請求項23乃至
    42の何れかに記載の無線通信方法。
  44. 【請求項44】 狭帯域符号分割多元接続移動通信シス
    テムに適用可能であることを特徴とする請求項23乃至
    42の何れかに記載の無線通信方法。
  45. 【請求項45】 無線サービスゾーンを統括する無線通
    信網を利用して無線通信を行う無線通信装置に適用され
    る無線通信方法を実行するプログラムを記憶したコンピ
    ュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記無線通信方法は、複数の無線サービスゾーンの中か
    ら自己が所属する無線通信網を認識する認識ステップ
    と、該認識ステップで認識した無線通信網に対応する回
    線番号を登録された複数の回線番号の中から識別する識
    別ステップと、該識別ステップで識別した回線番号に基
    づき無線通信網に発信を行う発信ステップとを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008521352A (ja) * 2004-11-16 2008-06-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド 通信システムにおけるキャリア・カスタマイゼーションのための方法と装置

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