JP2000184393A - ディジタル信号記録装置 - Google Patents

ディジタル信号記録装置

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JP2000184393A
JP2000184393A JP35254598A JP35254598A JP2000184393A JP 2000184393 A JP2000184393 A JP 2000184393A JP 35254598 A JP35254598 A JP 35254598A JP 35254598 A JP35254598 A JP 35254598A JP 2000184393 A JP2000184393 A JP 2000184393A
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Japan
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frame
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JP35254598A
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English (en)
Inventor
Kosuke Kinoshita
浩介 木下
Yasuhiko Teranishi
康彦 寺西
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1フレームを構成する走査線数が720本で
フレーム周波数が60Hzである映像信号を記録するデ
ィジタルVTRを提供する。 【解決手段】 マクロブロック並べ替え部4は、マクロ
ブロック化部3から入力される1フレーム当たり水平方
向80個×垂直方向45個のマクロブロック配列を水平
方向90個×垂直方向40個のマクロブロック配列に並
び替えて出力する。変形マクロブロック形成部5では、
マクロブロック化部から入力される6個のDCTブロッ
クからなる4個のマクロブロックを8個のDCTブロッ
クからなる3個の変換マクロブロックにして出力する。
変換マクロブロック並べ替え部では、1フレーム当たり
水平方向90個×垂直方向30個の変換マクロブロック
配列を水平方向45個×垂直方向60個の変換マクロブ
ロック配列に並び替えて圧縮符号化部7a、7bにフレ
ーム単位で振り分けて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号等を圧縮
符号化して得たディジタル信号を記録媒体に記録するデ
ィジタル信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ドラムの回転面に互いに異なるアジ
マス角度の2つの回転ヘッドを相対向して取り付け、回
転ドラムの外周側面に斜めに約180度の範囲にわたっ
て巻回した磁気テープを一定方向に走行しつつ、映像信
号等を圧縮符号化して得られたディジタル信号を、上記
2つの回転ヘッドを交互に使用して傾斜トラックを形成
して磁気テープに記録する、ヘリカルスキャン方式の家
庭用ディジタルVTRが知られている。
【0003】HDディジタルVCR協議会が策定した上記の
家庭用ディジタルVTRの規格「DV」には、NTSC
方式等の標準方式カラーテレビ規格よりも高画質のテレ
ビ規格であるHDTV方式のテレビジョン信号を圧縮符
号化して磁気テープに記録する仕様が定められている
(HD-Digital VCR Conference: Specification ofDigit
al VCR for Consumer-use(Jul.1993))。
【0004】上記の規格「DV」の概要について説明する。
上記家庭用ディジタルVTRで記録再生可能なHDTV
方式の映像信号の1フレームは、インターレース走査さ
れる第1フィールドと第2フィールドの2つのフィール
ドからなり、走査線数が1125本でフレーム周波数が
30Hzの方式(以下、1125i・30システムと記
す)と、走査線数が1250本でフレーム周波数が25
Hzの方式(以下、1250i・25システムと記す)
とがある。
【0005】また、これら両方式共に、映像信号は輝度信号
(Y)と2種類の色差信号(CR及びCB)からなり、
色差信号のサンプリング周波数は輝度信号のそれの1/
3倍であり、また、色差信号はフィールド内で垂直方向
に1/2に間引かれる。
【0006】例えば、1125i・30システムの輝度信号
Yのサンプリング周波数は40.5MHzであり、図1
0(A)に示す如き画素配置とされ、一方、色差信号C
R及びCBの各サンプリング周波数は13.5MHZで
あり、図10(B)に示すように、輝度信号Yに対して
水平方向に1/3に間引かれた関係にあり、またフィー
ルド内でも垂直方向に1/2に間引かれ、色差信号CR
及びCBの各画素は線順次で配置される。
【0007】輝度信号Yの垂直方向8画素、水平方向8画素
(即ち、8×8画素)は、図11に示すように、DCT
(離散コサイン変換)の単位ブロック(DCTブロッ
ク)を構成する。1125i・30システムでは、1フ
レームの水平方向の輝度信号Yの画素数が1008個で
あるので、図12(A)に示すように、水平方向のDC
Tブロックは126(=1008/8)個で構成され
る。
【0008】また、色差信号CR及びCBについても同様に
DCTブロックが構成され、1125i・30システム
では、1フレームの色差信号CR及びCBの水平画素数
が各336個であるので、図12(B)に示すように、
水平方向のDCTブロックは各42(=336/8)個
で構成される。そして、輝度信号の1フレームの垂直方
向のDCTブロック数は1125i・30システムでは
128個、色差信号CR及びCBでは各64個である。
【0009】更に、図13(A)に示すように、画面内で水
平方向に3個、垂直方向に2個隣接する6個の輝度信号
YのDCTブロックDCT0〜DCT5と、これらのD
CTブロックと画面内で同一位置を成す1個の色差信号
CRのDCTブロックDCT6、そして1個の色差信号
CBのDCTブロックDCT7とによる全部で8個のD
CTブロックでマクロブロックが構成される。また、図
13(B)は1マクロブロック内での各DCTブロック
の配列を示すものである。
【0010】このようなマクロブロック処理により、1フレ
ーム当たり16128(水平方向126×垂直方向12
8)個の輝度信号YのDCTブロック、2688(水平
方向42×垂直方向64)個の色差信号CRのDCTブ
ロック、2688(水平方向42×垂直方向64)個の
色差信号CBのDCTブロックで、図14(A)に示す
如く2688(水平方向42×垂直方向64)個のマク
ロブロックが形成される。
【0011】そして、この2688個のマクロブロックに1
2個のダミーブロックが加えられた後に、図14(B)
に示す如くマクロブロックの配列が並べ替えられ、この
並べ替えられた1フレーム当たり2700個(水平方向
45×垂直方向64)のマクロブロックが圧縮符号化さ
せる。
【0012】圧縮符号化では、まず、図15に示すように、
垂直方向3個、水平方向9個の合計27個のマクロブロ
ックにより1つのスーパーブロックが構成される。DC
Tされた結果は、再量子化され、可変長符号化された後
記録ディジタル信号として記録される。再量子化は、1
画面を縦方向に5分割した各分割ブロック内のスーパー
ブロックからマクロブロックを1個ずつ取り出した、全
部で5つのマクロブロックで構成されるビデオセグメン
トを単位として、可変長符号化後の符号量がビデオセグ
メントに割り当れられる符号量にできるだけ近く、かつ
その割り当て符号量を越えることがないように行われ
る。
【0013】可変長符号化後の符号は、復号に必要なパラメ
ータ(選択した量子化テーブルの番号であるQNO、エ
ラーとコンシールの情報であるSTA等)と共に図16
に示すように77バイトにフォーマッティングされ、更
に、これにシンクワードやIDコード及び誤り訂正符号
等が付加されたデータブロック(シンクブロック)に変
換された後、磁気テープに回転ヘッドにより記録され
る。なお、上記のコンシールは、エラーがあったときに
前のフレーム等のデータを使用してデータを置き換える
ことを示す。
【0014】1ビデオセグメント(5マクロブロック)の情
報は、5シンクブロックに格納される。図16は、1シ
ンクブロック中の符号化したデータの配置を示し、Y0
〜Y5は1マクロブロックを構成する6つの輝度信号Y
のDCTブロックのデータ領域、CR及びCBはそれぞ
れ1マクロブロックを構成する色差信号CR及びCBの
DCTブロックのデータ領域であり、DCは直流成分、
ACは交流成分を示す。
【0015】なお、1DCTブロックの交流成分がそれに割
り当てられた記録領域以上の符号量のときは、同一シン
クブロック内の空いているAC成分記録領域を割り当
て、それでも収まりきれないときは、更に、同一ビデオ
セグメント内の別のシンクブロックの空いているAC成
分記録領域に割り当てる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして、家
庭用ディジタルVTRにおいては、1125i・30シ
ステムのHDTV方式のテレビジョン信号を圧縮符号化
して磁気テープに記録し、これを再生しているが、HD
TV方式のテレビジョン信号には1125i・30シス
テムあるいは1250i・25システムのいずれの方式
とも異なるプログレッシブ走査によるHDTV方式が存
在する。
【0017】即ち、1フレームを構成する走査線数が720
本でフレーム周波数が60Hz(以下、720p・60
システムと記す)であるHDTV方式も存在するが、業
務用ディジタルVTRでは、このような720p・60
システムよりなるHDTV方式にも対応する必要があ
る。
【0018】ここで、1125i・30システムまたは12
50i・25システムと720p・60システムとを比
較すると、1フレームを構成する走査線数、各走査線を
サンプリングした際の1ライン当たりの画素数に大きな
違いがあり、通常、720p・60システムのHDTV
方式の信号を記録するディジタルVTRでは、家庭用デ
ィジタルVTRで使用される圧縮符号化回路とは異なる
圧縮符号化回路が必要となる。
【0019】ところが、業務用ディジタルVTRは、家庭用
ディジタルVTRと比較して製造台数が非常に少ないの
が一般的であり、セットを構成するICの開発費用やI
C製造単価が高くなりがちである。従って、上記の如く
業務用ディジタルVTRでは、家庭用ディジタルVTR
の回路系をできるだけ流用できる構成とすることが望ま
しい。
【0020】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、家
庭用ディジタルVTRで記録できる1125i・30シ
ステムあるいは1250i・25システムのHDTV方
式のテレビジョン信号とは異なる720p・60システ
ムのHDTV方式のテレビジョン信号を圧縮符号化して
記録し得るディジタル信号記録装置の提供を目的とし、
また、他の目的は、安価な構成で720p・60システ
ムのHDTV方式のテレビジョン信号を圧縮符号化して
記録し得るディジタル信号記録装置を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
信号記録装置は、1フレームを構成する走査線数がn本
でフレーム周波数がfHzである映像信号から、輝度信
号に対しては水平M画素×垂直N画素を、2種類の色差
信号に対しては水平P画素×垂直Q画素を取り出して得
た画素が入力され、前記輝度信号及び2種類の色差信号
に対してそれぞれフレーム内の水平方向h画素、垂直方
向v画素で直交変換ブロックを形成する直交変換ブロッ
ク化部と、前記直交変換ブロック化部にてブロック化さ
れた輝度信号の直交変換ブロックA個と、2種類の色差
信号の直交変換ブロック各B個とからなる合計A+2・
B個の直交変換ブロックにて1マクロブロックを形成す
るマクロブロック化部と、前記マクロブロック化部にて
形成されたC個のマクロブロックを1つの変換単位とし
て、前記C個のマクロブロックのうちのいずれか1個の
マクロブロックにおけるA+2・B個の直交変換ブロッ
クをD個ずつ、全部で(A+2・B)/Dに分割し、分
割された各D個ずつの直交変換ブロックと前記C個のマ
クロブロックのうちの残りC−1個のマクロブロックに
おける各A+2・B個の直交変換ブロックとにより変換
マクロブロックE個を得る変換マクロブロック形成部と
を少なくとも備え、前記変換マクロブロック形成部にて
変換された変換マクロブロックを圧縮符号化して磁気テ
ープに記録することを特徴とするものである。
【0022】また、本発明に係るディジタル信号記録装置に
おける前記変換マクロブロック形成部は、D個ずつ、全
部で(A+2・B)/Dに分割する前記マクロブロック
の画面内の位置を、時間的に連続するフレームとで変化
させて前記変換マクロブロックを得ることを特徴とする
ものであり、また、前記変換マクロブロック形成部にて
変換された変換マクロブロックを少なくとも変換マクロ
ブロックの単位で第1及び第2の経路に分配して出力す
る変換マクロブロック分配出力部と、前記第1の経路に
おける変換マクロブロックに圧縮符号化を行う第1の圧
縮符号化部と、前記第2の経路における変換マクロブロ
ックに圧縮符号化を行う第2の圧縮符号化部と、前記第
1及び第2の圧縮符号化部にて圧縮符号化された第1の
圧縮信号及び第2の圧縮信号を磁気テープに記録する記
録部とを備えたことを特徴とするものである。
【0023】また、本発明に係るディジタル信号記録装置に
おける前記変換マクロブロック形成部は、1フレーム当
たり2700個の変換マクロブロックを形成して出力
し、前記第1及び第2の圧縮符号化部は、1フレーム当
たり2700個の変換マクロブロックを1秒間に30フ
レーム分ずつそれぞれ圧縮符号化することを特徴とする
ものであり、前記n=720、f=60、M=128
0、N=720、P=640、Q=360、h=v=
8、A=4、B=1、C=4、D=2、E=3であるこ
とを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディジタル信
号記録装置の実施例について、図面を参照しながら説明
する。図1は、本発明に係るディジタル信号記録装置を
説明するためのブロック図であり、既に説明した112
5i・30システムよりなるHDTV方式のテレビジョ
ン信号を記録するための家庭用ディジタルVTRで使用
される圧縮符号化回路を流用して、720p・60シス
テムであるHDTV方式のテレビジョン信号を記録でき
るようにしたことを特徴とする。
【0025】また、本発明に係るディジタル信号記録装置
は、その記録レートを、上記家庭用ディジタルVTRの
記録レートの2倍である100Mbpsとし、輝度信号
Yのライン当たりの画素数1280、フレーム当たりの
有効ライン数720(いわゆる1280×720画
素)、色差信号CR及びCBのそれぞれのライン当たり
の画素数640、フレーム当たりの有効ライン数360
(いわゆる640×360画素)の信号を記録する。
【0026】また、本発明に係るディジタル信号記録装置で
は、輝度信号Yのサンプリング周波数を74.25MH
zとしているのに対し色差信号CR及びCBの各サンプ
リング周波数をその1/2倍である37.125MHz
とし、更に色差信号CR及びCBに関してはフレーム内
で垂直方向に1/2に間引いた、いわゆる22:11:
0pの信号を扱うことにより高画質な記録再生を行って
いる。
【0027】図1に戻り説明すると、1は上記720p・6
0システムであるHDTV方式のテレビジョン信号が輝
度信号Yに関しては1フレーム当たり1280×720
画素にサンプリングされて入力され、色差信号CR及び
CRに関しては1フレーム当たり各640×360画素
にサンプリングされて入力される画像入力部、2は画像
入力部1からの輝度信号Y、そして色差信号CR及びC
Bを8×8画素よりなるDCTブロックに変換するDC
Tブロック化部2である。
【0028】そして、マクロブロック化部3には、DCTブ
ロック化部2からの各DCTブロックが入力され、図2
(A)に示すように、画面内で水平方向に2個、垂直方
向に2個隣接する4個の輝度信号のDCTブロックDC
T0〜DCT3と、これらのDCTブロックと画面内で
同一位置を成す1個の色差信号CRのDCTブロックD
CT4、そして1個の色差信号CBのDCTブロック5
とによる全部で6個のDCTブロックでマクロブロック
が構成される。また、マクロブロック内においてDCT
0〜DCT5は、図2(B)の如く配列される。
【0029】このようなマクロブロック化処理が1フレーム
分の映像信号に対して行われると、次にマクロブロック
並べ替え部4にてこれらのマクロブロックの並べ替えが
行われる。ここで、マクロブロック並べ替え部4には、
フレーム検出パルスが入力されており、1フレーム毎に
タイプ1の並べ替えとタイプ2の並べ替えとが切り換え
られて出力される。
【0030】図3(A)及び図4(A)はマクロブロック化
部3の出力する1フレーム分のマクロブロックの配列を
示すものであり、図3(B)及び図4(B)は、マクロ
ブロック並べ替え部4にて並べ替えられた1フレーム分
のマクロブロックの配列を示すものである。
【0031】図3で示されるタイプ1の並べ替えでは、画面
下側の水平方向80×垂直方向5(=400)のマクロ
ブロックが画面右側に並べ替えられ、水平方向90×垂
直方向40(=3600)のマクロブロック配列とされ
る。また、図4で示されるタイプ2の並べ替えでは、画
面上側の水平方向80×垂直方向5(=400)のマク
ロブロックが画面左側に並べ替えられ、水平方向90×
垂直方向40(=3600)のマクロブロック配列とさ
れる。
【0032】このようにして、図3(B)あるいは図4
(B)で示される如く並べ替えられた1フレーム分の映
像信号は、変換マクロブロック形成部5にてマクロブロ
ックの変換が行われる。ここで、マクロブロック化部3
で形成されるマクロブロックと図13で示した家庭用デ
ィジタルVTRの内部で形成されるマクロブロックとを
比較すると、マクロブロック化部3では全部で6つのD
CTブロックでマクロブロックを構成しているのに対
し、家庭用ディジタルVTRの内部では全部で8つのD
CTブロックでマクロブロックを構成している。
【0033】従って、変換マクロブロック形成部5では、マ
クロブロック並べ替え部4から出力された4マクロブロ
ック(=24DCTブロック)を8つのDCTブロック
で構成される3つの変換マクロブロックに変換して出力
する。図5は、6つのDCTブロックにより構成される
4つのマクロブロックから、8つのDCTブロックによ
り構成される3つの変換マクロブロックを得る方法を示
す図であり、図5(A)は、6つのDCTブロックによ
り構成される4つのマクロブロックを示しており、図5
(B)は、8つのDCTブロックにより構成される3つ
の変換マクロブロックを示している。
【0034】このように、図5(A)で示す6つのDCTブ
ロックにより構成される4つのマクロブロックが組み合
わせられ、このうちの1つのマクロブロックにおける6
つのDCTブロックが2つずつ、全部で3つに分割され
た後に各残りのマクロブロックに分割された2つずつの
DCTブロックが加えられて3つの変換マクロブロック
が形成される。なお、変換マクロブロック形成部5にも
またフレーム検出パルスが入力されており、1フレーム
毎にタイプ1の変換とタイプ2の変換とが切り換えられ
て出力される。
【0035】ここで、図6(A)はマクロブロック並べ替え
部4でタイプ1の並べ替えが行われたマクロブロックの
配列、図6(B)はこれらのマクロブロックに対してタ
イプ1の変換を行い、8つのDCTブロックにより構成
される3つの変換マクロブロックを得た状態を示す図で
ある。
【0036】また、図7(A)はマクロブロック並べ替え部
4でタイプ2の並べ替えが行われたマクロブロックの配
列、図7(B)はこれらのマクロブロックに対してタイ
プ2の変換を行い、8つのDCTブロックにより構成さ
れる3つの変換マクロブロックを得た状態を示す図であ
る。
【0037】図6または図7における、各マクロブロックを
マトリクスMx,yで示した場合、図6におけるタイプ1
の変換では、x≧30である各マクロブロックにおける
6つのDCTブロックがそれぞれ2つずつに分割され
る。そしてi、jをそれぞれ変数とした場合、M3i,j
3i+1,j、M3i+2,j、Mi+30,j(但し、0≦i≦9、0
≦j≦89とする)の4つのマクロブロックが組み合わ
されて8つのDCTブロックにより構成される3つの変
換マクロブロックが形成される。
【0038】例えば、i=0、j=0とした場合、M0,0
1,0、M2,0、M30,0の4つのマクロブロックが組み合
わされて、M30,0を構成する6つのDCTブロックが2
つずつ、全部で3つに分割された後に、M0,0、M1,0
2,0の各マクロブロックに分割された2つずつのDC
Tブロックが加えられて3つの変換マクロブロックが形
成される。
【0039】また、i=1、j=0とした場合、M3,0、M
4,0、M5,0、M31,0の4つのマクロブロックが組み合わ
されて、M31,0を構成する6つのDCTブロックが2つ
ずつ、全部で3つに分割されてた後に、M3,0、M4,0
5,0、の各マクロブロックに分割された2つずつのD
CTブロックが加えられて3つの変換マクロブロックが
形成される。
【0040】一方、図7におけるタイプ2の変換では、x≦
9であるマクロブロックにおける6つのDCTブロック
がそれぞれ2つずつに分割される。そして、Mi,j、M3
i+10,j、M3i+11,j、M3i+12,j(但し、0≦i≦9、0
≦j≦89とする)の4つのマクロブロックが組み合わ
されて8つのDCTブロックにより構成される3つの変
換マクロブロックが形成される。
【0041】例えば、i=0、j=0とした場合、M0,0
10,0、M11,0、M12,0の4つのマクロブロックが組み
合わされて、M0,0を構成する6つのDCTブロックが
2つずつ、全部で3つに分割された後に、M10,0、M
11,0、M12,0の各マクロブロックに分割された2つずつ
のDCTブロックが加えられて3つの変換マクロブロッ
クが形成される。
【0042】また、i=1、j=0とした場合、M1,0、M
13,0、M14,0、M15,0の4つのマクロブロックが組み合
わされて、M1,0を構成する6つのDCTブロックが2
つずつ、全部で3つに分割された後に、M13,0
14,0、M15,0の各マクロブロックに分割された2つず
つのDCTブロックが加えられて3つの変換マクロブロ
ックが形成される。
【0043】このように、マクロブロック並べ替え部4でタ
イプ1の並べ替えを行った場合には、変換マクロブロッ
ク形成部5でタイプ1の変換を行い、マクロブロック並
べ替え部4でタイプ2の並べ替えを行った場合には、変
換マクロブロック形成部5でタイプ2の変換を行って、
8つのDCTブロックにより構成される変換マクロブロ
ックが形成される。そして、このように並べ替え及び変
換方法を1フレーム毎に切り換えることにより、良好な
変速再生を行うことが可能となる。
【0044】即ち、図6(A)で示すx≧30である領域の
マクロブロック、そして図7(A)で示すx≦9である
領域のマクロブロックは、その内部の各DCTブロック
が3つに分割されて、これら3つに分割された2つずつ
のDCTブロックが異なる変換マクロブロック内に格納
されることになるため、後述の如くこれら分割されたD
CTブロック同士は同一のシンクブロックとして記録さ
れない。従って、これらの領域のマクロブロックは、変
速再生時に映像信号を再現することが不可能となるが、
このような1フレーム毎の並べ替え及び変換方法の切り
換えを行うことにより、前後のフレームデータで再現で
きなかったデータを補うことが可能となり、画面全域に
わたる映像信号を得ることができる。
【0045】図8は、変換マクロブロック形成部5における
動作を流れ図で示すものである。フレーム検出パルスが
変換マクロブロック形成部5に入力されると(F10
1)、変換マクロブロック形成部5は、このフレーム検
出パルスに基づき、奇数フレームに対しては既に説明し
たタイプ1の変換(F103〜F105)を行う一方、
偶数フレームに対しては既に説明したタイプ2の変換
(F106〜F108)を行い、6つのDCTブロック
よりなる4つのマクロブロックから8つのDCTブロッ
クよりなる3つの変換マクロブロックを得る(F10
9)。そして、この変換処理を画面全体にわたり行い、
変換マクロブロックを変換マクロブロック並べ替え部6
に出力する。
【0046】そして、変換マクロブロック並べ替え部6で
は、変換マクロブロック形成部5から出力される水平方
向90×垂直方向30(=2700)の変換マクロブロ
ックの配列を、その水平方向を2つに分割して垂直方向
に配列することにより図9に示す如く水平方向45×垂
直方向60(=2700)の変換マクロブロック配列に
並び替える。
【0047】ここで、フレーム検出パルスは、変換マクロブ
ロック並び替え部6にもまた入力されており、変換マク
ロブロック並び替え部6は、並び替えを終えた変換マク
ロブロック配列を1フレーム毎に圧縮符号化部7aと圧
縮符号化部7bとに切り換えて出力する。
【0048】このような切り換え処理により、マクロブロッ
ク並び替え部4及び変換マクロブロック形成部5におい
てタイプ1の並べ替え及び変換をした偶数フレームの変
換マクロブロック配列が圧縮符号化部7aに出力され、
また、マクロブロック並び替え部4及び変換マクロブロ
ック形成部5においてタイプ2の並べ替え及び変換をし
た奇数フレームの変換マクロブロック配列が圧縮符号化
部7bに出力される。
【0049】圧縮符号化部7a及び7bは、家庭用ディジタ
ルVTRで使用される圧縮符号化回路をそれぞれ1つず
つ使用することにより、水平方向45×垂直方向60
(=2700)の変換マクロブロックに対して1秒間に
各30フレームずつ圧縮符号化をすることができる。
【0050】この圧縮符号化では、図15を用いて説明した
方法と同様に、垂直方向3個、水平方向9個の合計27
個の変換マクロブロックにより1つのスーパーブロック
が構成され、1画面を縦方向に5分割した各分割ブロッ
ク内のスーパーブロックから変換マクロブロックが1個
ずつ取り出された後に、全部で5つの変換マクロブロッ
クで構成される1ビデオセグメントの情報量がほぼ一定
となるよう圧縮符号化されて、5つのシンクブロックに
格納される。
【0051】そして、圧縮符号化部7a及び7bで圧縮符号
化された各映像信号は、所定の誤り訂正符号が付される
と共に、同期信号やIDなどが付加され、トラック生成
部8a及び8bにて磁気テープ上に映像信号を記録する
際のトラック単位の記録信号が生成される。そして、ト
ラック生成部8a及び8bからの記録信号は、所定の記
録処理が施された後に記録部9で磁気テープに記録され
る。
【0052】以上の記録処理により、家庭用ディジタルVT
Rで使用される圧縮符号化回路を2つ使用することによ
り、720p・60システムであるHDTV方式のテレ
ビジョン信号を圧縮符号化し、このテレビジョン信号を
100Mbpsの記録レートの信号として磁気テープに
記録することが可能となる。
【0053】なお、以上の実施例では、DCTブロック化部
2にてDCTブロックを形成した後にマクロブロックを
構成した例を示したが、一般的に知られているように、
DCTブロック化の処理は圧縮符号化を行うまでの任意
の処理工程にて行えることは言うまでもない。
【発明の効果】本発明に係るディジタル信号記録装置
は、走査線が720本でフレーム周波数が60Hzであ
るHDTV方式の映像信号が入力された場合に、この映
像信号をサンプリングして得た6個のDCTブロックか
らなる4個のマクロブロックを8個のDCTブロックか
らなる3個の変換マクロブロックに変換して出力するた
め、家庭用ディジタルVTRで使用される圧縮符号化回
路を利用することで、高画質且つ低コストなディジタル
信号記録装置を提供できるという効果を奏する。
【0054】また、偶数フレームと奇数フレームとでは、画
面内の異なる位置の4個のマクロブロックを組み合わせ
て3個のマクロブロックを得ているため、良好な変速再
生を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル信号記録装置を説明す
るためのブロック図である。
【図2】本発明に係るディジタル信号記録装置における
マクロブロック化を説明するための図である。
【図3】本発明に係るディジタル信号記録装置における
タイプ1のマクロブロック並べ替えを示す図である。
【図4】本発明に係るディジタル信号記録装置における
タイプ2のマクロブロック並べ替えを示す図である。
【図5】本発明に係るディジタル信号記録装置における
変換マクロブロックの形成を説明するための図である。
【図6】本発明に係るディジタル信号記録装置における
タイプ1の変換マクロブロック形成を示す図である。
【図7】本発明に係るディジタル信号記録装置における
タイプ2の変換マクロブロック形成を示す図である。
【図8】本発明に係るディジタル信号記録装置における
変換マクロブロック形成部の動作を示す流れ図である。
【図9】本発明に係るディジタル信号記録装置における
変換マクロブロックの並べ替えを示す図である。
【図10】家庭用ディジタルVTRにおける輝度信号と
色差信号との画素配置を示す図である。
【図11】家庭用ディジタルVTRにおけるDCTブロ
ックと画素配置を示す図である。
【図12】家庭用ディジタルVTRにおける輝度信号と
色差信号とのDCTブロックの説明図である。
【図13】家庭用ディジタルVTRにおけるマクロブロ
ック化を説明するための図である。
【図14】家庭用ディジタルVTRにおけるマクロブロ
ックの並べ替えを示す図である。
【図15】スーパーブロックとマクロブロックとの関係
を示す図である。
【図16】記録されるデータのフォーマットの一例を示
す図である。
【符号の説明】
1…画像入力部 2…DCTブロック化部 3…マクロブロック化部 4…マクロブロック並べ替え部 5…変換マクロブロック形成部 6…変換マクロブロック並べ替え部 7a、7b…圧縮符号化部 8a、8b…トラック生成部 9…記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA17 FA22 GA10 GA14 GA16 GA18 GB22 GB26 GB37 HA21 KA04 KA25 5C055 AA01 BA01 DA01 DA08 EA02 EA04 FA22 GA09 HA27 HA31 5C059 LA06 LC08 MA23 MC23 MC30 PP16 RF05 RF21 SS03 SS11 UA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フレームを構成する走査線数がn本でフ
    レーム周波数がfHzである映像信号から、輝度信号に
    対しては水平M画素×垂直N画素を、2種類の色差信号
    に対しては水平P画素×垂直Q画素を取り出して得た画
    素が入力され、前記輝度信号及び2種類の色差信号に対
    してそれぞれフレーム内の水平方向h画素、垂直方向v
    画素で直交変換ブロックを形成する直交変換ブロック化
    部と、 前記直交変換ブロック化部にてブロック化された輝度信
    号の直交変換ブロックA個と、2種類の色差信号の直交
    変換ブロック各B個とからなる合計A+2・B個の直交
    変換ブロックにて1マクロブロックを形成するマクロブ
    ロック化部と、 前記マクロブロック化部にて形成されたC個のマクロブ
    ロックを1つの変換単位として、前記C個のマクロブロ
    ックのうちのいずれか1個のマクロブロックにおけるA
    +2・B個の直交変換ブロックをD個ずつ、全部で(A
    +2・B)/Dに分割し、分割された各D個ずつの直交
    変換ブロックと前記C個のマクロブロックのうちの残り
    C−1個のマクロブロックにおける各A+2・B個の直
    交変換ブロックとにより変換マクロブロックE個を得る
    変換マクロブロック形成部とを少なくとも備え、 前記変換マクロブロック形成部にて変換された変換マク
    ロブロックを圧縮符号化して磁気テープに記録するディ
    ジタル信号記録装置。
  2. 【請求項2】前記変換マクロブロック形成部は、D個ず
    つ、全部で(A+2・B)/Dに分割する前記マクロブ
    ロックの画面内の位置を、時間的に連続するフレームと
    で変化させて前記変換マクロブロックを得ることを特徴
    とする請求項1記載のディジタル信号記録装置。
  3. 【請求項3】前記変換マクロブロック形成部にて変換さ
    れた変換マクロブロックを少なくとも変換マクロブロッ
    クの単位で第1及び第2の経路に分配して出力する変換
    マクロブロック分配出力部と、 前記第1の経路における変換マクロブロックに圧縮符号
    化を行う第1の圧縮符号化部と、 前記第2の経路における変換マクロブロックに圧縮符号
    化を行う第2の圧縮符号化部と、 前記第1及び第2の圧縮符号化部にて圧縮符号化された
    第1の圧縮信号及び第2の圧縮信号を磁気テープに記録
    する記録部とを備えたことを特徴とする請求項1または
    2記載のディジタル信号記録装置。
  4. 【請求項4】前記変換マクロブロック形成部は、1フレ
    ーム当たり2700個の変換マクロブロックを形成して
    出力し、 前記第1及び第2の圧縮符号化部は、1フレーム当たり
    2700個の変換マクロブロックを1秒間に30フレー
    ム分ずつそれぞれ圧縮符号化することを特徴とする請求
    項3記載のディジタル信号記録装置。
  5. 【請求項5】前記n=720、f=60、M=128
    0、N=720、P=640、Q=360、h=v=
    8、A=4、B=1、C=4、D=2、E=3であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のデ
    ィジタル信号記録装置。
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