JP3127642B2 - ディジタルビデオ信号記録装置 - Google Patents

ディジタルビデオ信号記録装置

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JP3127642B2 JP35208892A JP35208892A JP3127642B2 JP 3127642 B2 JP3127642 B2 JP 3127642B2 JP 35208892 A JP35208892 A JP 35208892A JP 35208892 A JP35208892 A JP 35208892A JP 3127642 B2 JP3127642 B2 JP 3127642B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルビデオ信
号を回転ヘッドを使用して磁気テープ上に記録するのに
適用しうるディジタルビデオ信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号は、一般的にデー
タ量が多く、テープ上に記録するには、高能率符号化、
例えばDCTにより圧縮し、圧縮されたデータを磁気テ
ープ上に複数のトラックとして記録することが必要とさ
れる。また、ディジタルVTRでは、編集処理を考慮す
ると、1トラックに記録されるデータ量が一定であるこ
とが好ましい。
【0003】本願出願人は、このようにDCTを使用
し、記録データ量の等長化処理(以下では、バッファリ
ング処理と称する。)を行うディジタルVTRを提案し
ている。さらに、記録/再生時に発生するエラーを分散
させて、目立たなくしたり、等長化の処理を行う時に、
バッファリング単位間で歪みの大きなバラツキを防止す
るために、シャフリング処理がなされる。シャフリング
処理は、空間的位置をある単位で元のものと並び変える
処理である。より具体的には、バッファリング単位内に
は、1枚の画像の種々の位置からの領域を集めたデータ
が含まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】標準解像度のディジタ
ルビデオ信号として、625(ライン)/50(フィー
ルド)システムと525/60システムのような種々の
方式が実用化されている。しかしながら、上述のシャフ
リング処理、バッファリング処理等のデータ処理とし
て、各方式の専用のものを使用することは、ICの設
計、その製造等の点でコストの増大をもたらす。なるべ
く、二つのシステム間で共通の処理が好ましい。しかし
ながら、その結果、シャフリング処理の基準としての分
割線が部分的に直線とならない。このことは、同一フレ
ームのデータによって1枚の画像が構成される通常再生
時には、大きな問題ではないが、異なるフレームのデー
タによって、画像が構成される変速再生時には、分割線
が目につき、再生画像の画質の劣化を生じさせる。
【0005】従って、この発明の目的は、シャフリング
処理の基準の分割線を直線とし、変速再生時に分割線の
近傍で画質の劣化が目立つことを防止するようにしたデ
ィジタルビデオ信号記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
ディジタルビデオ信号を高能率符号化し、符号化出力を
記録媒体上に複数のトラックとして記録するようにした
ディジタルビデオ信号記録装置であって、ディジタルビ
デオ信号の1枚の画像の主たる範囲を水平方向および垂
直方向において分割することにより複数の単位領域を形
成し、単位領域の空間的位置を元のものと変更してから
記録するシャフリング回路を有し、シャフリング回路で
は、ディジタルビデオ信号が第1の方式の場合とこれが
第2の方式の場合との間で、単位領域の大きさが等しく
され、且つ第2の方式の主たる範囲の水平方向の長さが
第1の方式のものの1/2とされ、第2の方式の主たる
範囲の上側および下側の一方の半分をその他方の右側に
移動させる配列変更によって、水平方向の長さを等しい
ものにするようにしたことを特徴とするディジタルビデ
オ信号記録装置である。
【0007】請求項2の発明は、上述のシャフリング回
路では、第2の方式の主たる範囲を垂直方向において分
割した領域のそれぞれの上側および下側の一方の半分を
その他方の右側に移動させる配列変更によって、水平方
向の長さを等しいものにするようにしたことを特徴とす
るディジタルビデオ信号記録装置である。
【0008】
【作用】シャフリング回路が行うシャフリングの単位を
規定する分割線が垂直となり、変速再生時に、この分割
線の付近の画質の低下を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。ここで説明する記録回路の構成は、先に提案してい
るものと基本的に同様のものであり、上述のシャフリン
グ処理の問題点についても、併せて説明することにす
る。
【0010】図1は、ディジタルVTRの記録側に設け
られるビデオデータの処理回路の構成を示す。図1にお
いて、1で示す入力端子には、ディジタル化されたビデ
オデータが供給される。このビデオデータがブロック化
回路2に供給される。ブロック化回路2では、インター
レス走査の順序のビデオデータが例えば(8×8)のD
CTブロックの構造のデータに変換される。すなわち、
時間的に連続する第1および第2フィールドの空間的に
同一位置の(4×8)のブロックを二つ組み合わせて
(8×8)のブロックが形成される。(8×8)のブロ
ックでは、奇数番目のライン上の画素データが第2フィ
ールドに含まれるものである。
【0011】ブロック化回路2の出力がシャフリング回
路3に供給される。シャフリング回路3では、ドロップ
アウト、テープの傷、ヘッドクロッグ等によって、エラ
ーが集中し、画素の劣化が目立つのを防止するように、
1フレーム内で、複数のマクロブロックを単位として、
空間的な位置を元のものと異ならせる処理、すなわち、
シャフリングがなされる。また、シャフリングは、バッ
ファリング単位に含まれる画像のデータ量を平均化す
る。この例では、後述のように、シャフリング単位とバ
ッファリング単位とを等しく、5マクロブロックとして
いる。
【0012】シャフリング回路3の出力がDCT(コサ
イン変換)回路4および動き検出回路5に供給される。
DCT回路4からは(8×8)の係数データ(すなわ
ち、直流分DC、交流分ACの係数データ)が発生す
る。このDCT回路4は、動き検出回路5の検出結果に
応答して、動きブロックについては、(8×8)のブロ
ックに含まれる(4×8)のブロックに関してフィール
ド内DCTを行うように切り替えられる。
【0013】図2は、アスペクト比が(4:3)のSD
信号に関するものである。SD信号のフォーマットを下
記に示す。 525/60(SD60)システム サンプリング周波数:13.5MHz サンプリング数/1ライン:858 フレームレイト:29.97Hz ライン周波数:15.734kHz 有効画素:Y 720(H)×480(V) U、V 180(H)×480(V)
【0014】625/50(SD50)システム サンプリング周波数:13.5MHz サンプリング数/1ライン:864 フレームレイト:25Hz ライン周波数:15.625kHz 有効画素:Y 720(H)×576(V) U、V 360(H)×288(V)
【0015】コンポーネント方式の(Y:U:V=4:
1:1)の輝度信号Yおよび色差信号U、Vを処理する
ために、マクロブロックが規定される。マクロブロック
は、DCTブロック当たりの(8×8)の係数データを
複数ブロック集めたものである。SD60システムで
は、図2Aに示すように、1フレーム内の同一位置の、
4個のYブロックと1個のUブロックと1個のVブロッ
クとの計6ブロックが1マクロブロックを構成する。Y
信号に関しては、図2Bに示すように、1フレームの全
DCTブロック数は(90×0=5400)であり、
色差信号に関しては、図2Cに示すように、これは(2
2.5×60=1350)であり、全体では8100D
CTブロック/1フレームが存在する。従って、810
0÷6=1350が1フレーム内のマクロブロックの個
数である。くるまる
【0016】SD50システムでは、図2Dに示すよう
に、1フレーム内の同一位置の、4個のYブロックと1
個のUブロックあるいは1個のVブロック(線順次であ
るため)とが1マクロブロックを構成する。Y信号に関
しては、図2Eに示すように、1フレームの全DCTブ
ロック数は、(90×72=6480)であり、色差信
号に関しては、図2Fに示すように、これは(45×3
6=1620)であり、全体で9720DCTブロック
/1フレームが存在する。従って、9720÷6=16
20が1フレーム内のマクロブロックの個数である。
【0017】DCT回路4で発生した(8×8)の係数
データの内の直流分DCが圧縮されずに後段の回路に伝
送され、その内の63個の交流分がバッファ6を介して
量子化回路7に供給される。交流分の係数データは、ジ
グザグ走査の順で次数が低い交流分からこれが高いもの
に向かって順に伝送される。また、この交流分の係数デ
ータがアクティビィティ検出回路8およびデータ量見積
り器9にも供給される。バッファ6は、見積り器9で適
切な量子化番号QNoが決定されるのに必要な時間、係
数データを遅延させるとともに、静止ブロックおよび動
きブロックのそれぞれの係数データを所定の順序で出力
するために設けられている。見積り器9からの量子化番
号QNoは、量子化回路7に供給されるとともに、後段
に伝送される。
【0018】上述のDCT回路4からの係数データの発
生は、フレーム内のDCT変換の場合であって、若し、
動き検出回路5によって、動きがあると検出されると、
フィールド内のDCTの処理が選択される。すなわち、
時間的に連続する第1および第2フィールド内の同一位
置の(4×8)の二つのブロック毎に、DCTを行うの
がフィールド内DCTである。若し、そのブロックに関
してフィールド間で動きがあると動き検出回路5が検出
すると、この検出に応答してフレーム内DCTからフィ
ールド内DCTに変更される。動き検出回路5は、(8
×8)のブロックの画像データをアダマール変換した時
の垂直方向の係数データに基づいて静止/動きの判定を
ブロック毎に行う。動き検出としては、他にフィールド
差の絶対値に基づいて行うものでも良い。
【0019】フィールド内DCTの場合では、第一フィ
ールドに関しての(4×8)の係数データと、第2フィ
ールドに関しての(4×8)の係数データとが発生し、
これらは、上下に位置する(8×8)の配列として扱わ
れる。第1フィールドの係数データの中には、直流成分
DC1が含まれる。第2フィールドにも、同様に直流成
分DC2が含まれる。これらの各フィールドの係数デー
タを別個に扱うと、フレーム内DCTとフィールド内D
CTとで、以降の処理を別個にせざるを得ない。その結
果、ハードウエアの規模の増加等の問題が生じる。そこ
で、この実施例では、第2フィールドの直流成分DC2
に代えて、差分直流成分ΔDC2(=DC1−DC2)
を伝送する。動き検出回路5からの検出信号(動きフラ
グ)Mがデータ量見積り器9に供給されるとともに、後
段に伝送される。
【0020】量子化回路7では、係数データ内の交流分
が量子化される。すなわち、適切な量子化ステップで交
流分の係数データが割算され、その商が整数化される。
この量子化ステップが見積り器9からの量子化番号QN
oによって決定される。ディジタルVTRの場合では、
編集等の処理が1フィールドあるいは1フレーム単位で
なされるので、1フィールドあるいは1フレーム当りの
発生データ量が目標値以下となる必要がある。DCTお
よび可変長符号化で発生するデータ量は、符号化の対象
の絵柄によって変化するので、1フィールドあるいは1
フレーム期間より短いバッファリング単位の発生データ
量を目標値以下とするためのバッファリング処理がなさ
れる。バッファリング単位を短くするのは、バッファリ
ングのためのメモリ容量を低減するなど、バッファリン
グ回路の簡略化のためである。この例では、5マクロブ
ロック(=30DCTブロック)がバッファリング単位
とされている。
【0021】また、アクティビィティ検出回路8は、D
CTブロックの単位で、絵柄の細かさを調べ、そのDC
Tブロックのアクティビィティを4段階にクラス分け
し、そのクラスを示す2ビットのアクティビィティコー
ドATを発生する。検出結果が見積り器9に供給され、
アクティビィティコードATが後段に伝送される。
【0022】量子化回路7の出力が可変長符号化回路1
1に供給され、ランレングス符号化、ハフマン符号化等
がなされる。例えば係数データの“0”の連続数である
ランレングスと係数データの値とをROM内に格納され
たハフマンテーブルに与え、可変長コード(符号化出
力)を発生する2次元ハフマン符号化が採用される。可
変長符号化回路11からのコード信号が後段に供給され
る。
【0023】見積り器9と関連して、可変長符号化回路
11で参照されるのと同一のハフマンテーブル12が設
けられている。このハフマンテーブル12は、可変長符
号化した時の出力コードのビット数データを発生する。
見積り器9で最適な量子化ステップの組が判定され、そ
の判定出力がセレクタ10に供給される。セレクタ10
は、量子化回路7がこの量子化ステップの組で係数デー
タを量子化するように制御する。これとともに、量子化
ステップの組を識別するための量子化番号QNoが後段
に伝送される。
【0024】上述の処理で発生したデータ(直流分デー
タ、可変長符号化出力、量子化番号QNo、動きフラグ
M、アクティビィティコードAT)が後段のフレーム化
回路において、エラー訂正符号化の処理と記録データの
フレーム構造への変換の処理がなされる。フレーム化回
路からは、シンクブロック構成のデータが現れる。記録
データは、チャンネル符号化回路、記録アンプを介して
2個の回転ヘッドに供給される。
【0025】図3はこの一実施例におけるシャフリング
処理を示すもので、図3Aに示すように、1フレームの
(45×(m+1))マクロブロックおビデオデータが
水平方向に5分割される。これは、バッファリングユニ
ットが5マクロブロックで構成されるからである。さら
に、1フレームのデータを垂直方向にトラック数に等し
い0〜kのサブエリアに等分する。この分割の結果、図
3Bに示すように、(9×3=27マクロブロック)の
サブエリアが形成される。
【0026】各列のサブエリアに対して、図3Aに示す
ように、0〜kのサブエリア番号を規定する。サブエリ
ア番号が1フレームのデータが記録されるトラック番号
と対応している。各列間で、サブエリア番号の配列を変
えることによって、シャフリングが達成される。すなわ
ち、隣接する列(分割エリア)間で、同一番号のサブエ
リアの間の距離が、最大となるように、ナンバリングが
なされる。
【0027】各サブエリア内の27マクロブロックは、
図3Bに示すように、0〜26のマクロブロック番号が
付されている。バッファリングユニットの5マクロブロ
ックを集める時には、(サブエリア番号−マクロブロッ
ク番号)の5箇所の位置から集める。例えばバッファリ
ングユニットBUF0の(0−0)は、各列の番号0の
サブエリアから番号0のマクロブロックを集めたもので
ある。
【0028】図4は、SD50(図2Fと同様の45×
36のマクロブロック構成を有する)の場合のサブエリ
アの分割とサブエリアに対するナンバリングを示す。1
フレームのデータが12本のトラックとして記録される
ので、k=11である。1トラック内のマクロブロック
数は、1620÷12=135であり、1トラック内の
バッファリング単位の数は、135÷5=27である。
【0029】シャフリングされたビデオデータが上述の
ように、DCT変換、バッファリング処理、可変長符号
化等の処理をされてから磁気テープに記録される。連続
する2フレームのビデオデータと対応する記録データ
は、図5のトラックフォーマットで記録される。奇数フ
レームのトラックと偶数フレームのトラックとの間で
は、記録順序が変換されている。上述のシャフリング処
理によって、2個の回転ヘッドの一方のクロッグ、テー
プのスクラッチ傷等で生じるエラーを分散することがで
き、その結果、エラー修正が容易となる。
【0030】SD60のシャフリング処理も、上述のS
D50と同様になされる。すなわち、SD60(図2C
と同様の22.5×60のマクロブロック構成を有す
る)に対しては、図6に示すように、その1フレームを
(45×30マクロブロック)の配列に変形する。先に
提案した方法では、連続する2行で1マクロブロックを
形成するものとして扱い、この2行の各行から交互に1
マクロブロックを選択し、9マクロブロック毎の位置を
サブエリアの分割位置としていた。その結果、(45×
30マクロブロック)の配列が得られる。
【0031】SD60では、1フレームのデータが10
トラックに記録されるので、垂直方向にこれを10分割
する。一方、SD50と同様に水平方向を5等分する。
従って、(5×10)の配列が形成される。この配列中
の各サブエリアに対して図6に示すようにナンバリング
を行うことで、シャフリングを行うことができる。SD
50と同様に、スーパマクロブロック内の27マクロブ
ロックに対して番号付けがされる。そして、SD60の
トラックフォーマットは、図5と同一である。SD60
では、1フレームのデータが10本のトラックに記録さ
れるので、(m=9)である。1トラック内のマクロブ
ロック数は、1350÷10=135であり、1トラッ
ク内のバッファリング単位の数は、135÷5=27で
ある。これらの数は、SD50のものと等しい。
【0032】先に提案されているシャフリング処理は、
SD50とSD60とを統一的に扱うことを可能とする
利点がある。しかしながら、記録/再生されたデータを
1フレームの画像に復元した時に、シャフリングのサブ
エリアを規定するための垂直方向の分割線がSD60で
は、直線とならない。図7は、SD50の場合に、1フ
レームの画像をマクロブロックへ分割した状態を示す。
9マクロブロックへの分割は、矢印で示すようになされ
る。ここでは、水平方向が9の整数倍の45マクロブロ
ックであるので、分割線L1〜L4が全て垂直方向の直
線となる。
【0033】SD60の場合には、図8において矢印で
示すように、連続する2行から交互に1マクロブロック
ずつ選択し、9ブロックを選択した位置を分割線として
いる。その結果、分割線L2およびL4が直線であるの
に対して、直線L1およびL3が1マクロブロックの幅
でくし歯状となる。
【0034】ディジタルVTRでは、通常再生時では、
1フレームの画像が同一のフレームで構成されるに対
して、変速再生時には、1フレームの画像か異なるフレ
ームの画像によって構成される。一例として、SD60
のビデオデータを記録したテープを記録時の3倍のテー
プ速度で再生する時には、図9に示す関係でヘッドがテ
ープを走査する。図9において、0〜9がトラック番号
であり、AおよびBが二つの回転ヘッドと対応する二つ
のチャンネルの符号である。チャンネルAおよびチャン
ネルBは、隣接トラック間のクロストークを抑えるため
に、傾斜アジマス記録がなされる。
【0035】この図9において、斜線を付した領域がテ
ープ上から記録データを再生できる領域である。変速再
生時には、再生データ中でシンクブロックとして再生で
きたデータを有効データとして扱う。そして、再生処理
されたデータを画像メモリに蓄え、同じ位置の新たな画
像データが得られると、その位置を更新する。図9の3
倍速再生時に第1フレームおよび第2フレームの画像デ
ータは、図10に示すように、画面を構成する。
【0036】図10において、斜線が付されたマクロブ
ロックは、第1フレームの画像データであり、クロスハ
ッチがされたマクロブロックは、第2フレームの画像デ
ータである。このように、変速再生時には、1フレーム
の画像が異なるフレームの画像データによって構成され
る。
【0037】変速再生動作には、上述のシャフリングの
基準となる分割線L1〜L4を挟んで異なるフレームの
画像データが接することがありうる。その結果、マクロ
ブロックの境界が目につきやすい。特に、分割線L1お
よびL3のように、直線でなく、くし歯状の場合には、
再生画像の画質の劣化が著しい。
【0038】この発明は、かかる問題点を解決するもの
である。このために、SD60の場合において、シャフ
リングの分割線がくし歯状となることを防止するもので
ある。図11は、この発明の一実施例を示す。1フレー
ムの(22.5×60)マクロブロックの22.5マク
ロブロックを(9、9、4.5)マクロブロックにそれ
ぞれ分割し、その60マクロブロックを18マクロブロ
ックの幅まで等分する。この分割によって、それぞれが
(9×30=270マクロブロック)の領域A、B、
C、Dと、(4.5×60=270マクロブロック)の
領域Eが形成される。さらに、それぞれが(4.5×6
=27)マクロブロックの10個の領域e1〜e10に
上から順に領域Eを分割し、e1〜e5をE1と呼び、
e6〜e10をE2と呼ぶ。従って、全ての分割線を直
線とできる。
【0039】このように分割された領域を図12あるい
は図13に示すように、SD50と同等の配置(45×
30)とみなしてシャフリング処理を行う。図12およ
び図13では、1フレームの下半分の領域BおよびDを
その上半分の領域AおよびCの右側に移動し、中間に領
域E1およびE2を配する。図12では、領域E1とE
2の境界を垂直としており、図13では、領域E1とE
2の境界を水平としている。図12および図13中の0
〜9のサブエリア番号によって、シャフリング処理を行
う。
【0040】図14は、この発明の他の実施例を示す。
1フレームの(22.5×60)マクロブロックの2
2.5マクロブロックを(9、9、4.5)マクロブロ
ックにそれぞれ分割し、その60マクロブロックを10
マクロブロックの幅で等分する。分割の結果、(6×2
2.5)マクロブロックの領域が形成される。この領域
がさらに、2分割され、1〜5の番号を付して示すよう
に、5個のサブエリアが形成される。番号3のサブエリ
アは、それぞれが(3×4.5)の領域aおよびbから
なる。
【0041】そして、図14に示すように、番号1が付
されたサブエリアを縦に並べ、その右側に番号2が付さ
れたサブエリアを縦に並べ、その右側に番号3が付され
たサブエリアを縦に並べ、以下、番号3および番号4が
それぞれ付されたサブエリアを同様に並べる。その結果
として形成される(45×30)マクロブロックの配列
に基づいてシャフリングがなされる。
【0042】図15は、この発明のさらに他の実施例を
示す。1フレームの画像を分割して形成された(6×2
2.5)マクロブロックを5個のサブエリアに分割する
方法が図14のものと異なっている。すなわち、6マク
ロブロックを3マクロブロックずつに垂直方向で分け、
下側の(3×22.5)マクロブロックを上側のものに
接続して(3×45)マクロブロックとし、端から順に
9マクロブロックの幅で分割する。従って、番号3が付
されたサブエリアの半分aが上側の3マクロブロックか
ら持って来られ、その半分bが下側の3マクロブロック
から持って来られる。このように番号付けがされたサブ
エリアは、図14と同様に、(45×30)マクロブロ
ックの配列としてシャフリング処理がなされる。
【0043】サブエリア内の番号付け、すなわち、走査
の順序に関して、複数の例を図16に示す。図16A
は、図3Bのものと同一の走査順序である。この発明で
は、これに限定されず、図16B、図16C、図16D
にそれぞれ示すような走査順序が可能である。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、1フレームの画像を
所定の領域に分割し、この領域を単位としてシャフリン
グ処理を行う時に、異なるテレビジョンシステムの間で
シャフリング処理を統一的に行うことができる。この場
合に、シャフリングの基準となる分割のための線を直線
とすることができる。従って、変速再生時に、異なるフ
レームの画像データが混在しても、再生画像の劣化を目
立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できるディジタルVTRの記録
回路の一例のブロック図である。
【図2】ビデオ信号のブロック分割の説明のための略線
図である。
【図3】シャフリング処理の説明のための略線図であ
る。
【図4】SD50の場合のシャフリング処理を示す略線
図である。
【図5】テープ上の記録パターンを示す略線図である。
【図6】SD60の場合のシャフリング処理を示す略線
図である。
【図7】SD50の1フレームとマクロブロックとの関
係を示す略線図である。
【図8】SD60の1フレームとマクロブロックとの関
係を示す略線図である。
【図9】変速再生時のテープからのデータ再生動作を示
す略線図である。
【図10】変速再生時の再生データの位置を示す略線図
である。
【図11】この発明の一実施例の分割処理を示す略線図
である。
【図12】この発明の一実施例における分割処理と配列
の変更の関係の一例を示す略線図である。
【図13】この発明の一実施例における分割処理と配列
の変更の関係の他の例を示す略線図である。
【図14】この発明の他の実施例の分割処理と配列変更
を示す略線図である。
【図15】この発明のさらに他の実施例の分割処理と配
列変更を示す略線図である。
【図16】この発明で形成されたサブエリア内の走査順
序のいくつかの例を示す略線図である。
【符号の説明】
3 シャフリング回路 4 DCT回路 7 量子化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 G11B 20/10 - 20/12 H04N 9/79 - 9/898 H04N 5/782 - 5/783

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタルビデオ信号を高能率符号
    化し、符号化出力を記録媒体上に複数のトラックとして
    記録するようにしたディジタルビデオ信号記録装置であ
    って、 上記ディジタルビデオ信号の1枚の画像の主たる範囲を
    水平方向および垂直方向において分割することにより複
    数の単位領域を形成し、上記単位領域の空間的位置を元
    のものと変更してから記録するシャフリング手段を有
    し、 上記シャフリング手段では、上記ディジタルビデオ信号
    が第1の方式の場合とこれが第2の方式の場合との間
    で、上記単位領域の大きさが等しくされ、且つ上記第2
    の方式の上記主たる範囲の水平方向の長さが上記第1の
    方式のものの1/2とされ、 上記第2の方式の上記主たる範囲の上側および下側の一
    方の半分をその他方の右側に移動させる配列変更によっ
    て、上記水平方向の長さを等しいものにするようにした
    ことを特徴とするディジタルビデオ信号記録装置。
  2. 【請求項2】 入力ディジタルビデオ信号を高能率符号
    化し、符号化出力を記録媒体上に複数のトラックとして
    記録するようにしたディジタルビデオ信号記録装置であ
    って、 上記ディジタルビデオ信号の1枚の画像の主たる範囲を
    水平方向および垂直方向において分割することにより複
    数の単位領域を形成し、上記単位領域の空間的位置を元
    のものと変更してから記録するシャフリング手段を有
    し、 上記シャフリング手段では、上記ディジタルビデオ信号
    が第1の方式の場合とこれが第2の方式の場合との間
    で、上記単位領域の大きさが等しくされ、且つ上記第2
    の方式の上記主たる範囲の水平方向の長さが上記第1の
    方式のものの1/2とされ、 上記第2の方式の上記主たる範囲を垂直方向において分
    割した領域のそれぞれの上側および下側の一方の半分を
    その他方の右側に移動させる配列変更によって、上記水
    平方向の長さを等しいものにするようにしたことを特徴
    とするディジタルビデオ信号記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のディジタ
    ルビデオ信号記録装置において、第1の方式が625/
    50システムであり、第2の方式が525/60システ
    ムであることを特徴とするディジタルビデオ信号記録装
    置。
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