JP2000184176A - 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000184176A
JP2000184176A JP10353509A JP35350998A JP2000184176A JP 2000184176 A JP2000184176 A JP 2000184176A JP 10353509 A JP10353509 A JP 10353509A JP 35350998 A JP35350998 A JP 35350998A JP 2000184176 A JP2000184176 A JP 2000184176A
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JP10353509A
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Yasushi Endo
裕史 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を入力し、入力された画像を記憶し、記
憶された画像を印刷する画像処理装置において、印刷装
置の印刷可能範囲に基づいて、ある画像の所望の部分を
所望のサイズの用紙に印刷をすること。 【解決手段】 画像を入力する画像入力部301と、入
力された画像を記憶する画像記憶部302と、記憶され
た画像の中から印刷を所望する画像を選択する画像選択
部303と、選択された画像のうち印刷の対象としない
範囲を指定する印刷範囲指定部304と、画像のうち指
定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲を印刷す
る印刷制御部305とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像を入力し、
入力された画像を記憶し、記憶された画像を印刷する画
像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像ファイリングシステム等の画
像処理装置にあっては、スキャナ等の読取装置により画
像を入力し、入力された画像を記憶し、記憶された画像
を表示装置により表示したり、あるいはプリンタ等の印
刷装置により印刷したりする。
【0003】ここで、スキャナから画像を読み取る際
に、用紙サイズ情報、特に各用紙サイズに対する読み取
り可能範囲は、スキャナで管理されているのが一般的で
ある。また、読み取られ記憶された画像を印刷する際の
用紙サイズ情報、特に各用紙に対する印刷可能範囲は、
プリンタ等の印刷装置ごと管理されている。
【0004】通常は、用紙サイズが同一であれば、読み
取り可能範囲と印刷可能範囲はほぼ一致するため、読み
取られた画像のサイズと同一のサイズの用紙に印刷され
ることになる。
【0005】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置にあっては、ある用紙サイズに対する
スキャナの読取可能範囲とプリンタの印刷可能範囲が異
なる場合、用紙(トレイ)自動選択機能を用いたプリン
タでは、スキャナにより読み取られた際の用紙サイズと
異なるサイズの用紙に印刷されてしまうという問題点が
あった。
【0006】また、ある用紙サイズに対するスキャナの
読取可能範囲とプリンタの印刷可能範囲が異なる場合、
特に、スキャナの読取可能範囲の方がプリンタの印刷可
能範囲よりも広い場合には、スキャナにより読み取られ
た際の用紙サイズと同一のサイズの用紙を指定して印刷
すると、画像の一部が印刷されなくなるといった問題点
があった。
【0007】この発明は、上述した従来例による問題点
を解消するため、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて画
像うち所望の範囲を所望のサイズの用紙に印刷をするこ
とが可能な画像処理装置、画像処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像処理
装置は、画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力
手段により入力された画像を記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段により記憶された画像の中から印刷を
所望する画像を選択する画像選択手段と、前記画像選択
手段により選択された画像のうち印刷の対象としない範
囲を指定する印刷範囲指定手段と、前記画像のうち前記
印刷範囲指定手段により指定された印刷の対象としない
範囲をのぞく範囲を印刷する印刷制御手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明にかかる画像処理装
置は、画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手
段により入力された画像を記憶する画像記憶手段と、前
記画像記憶手段により記憶された画像の中から印刷の対
象となる画像を選択する画像選択手段と、前記画像選択
手段により選択された画像のうち印刷の対象としない範
囲を指定する印刷範囲指定手段と、前記画像のうち前記
印字範囲指定手段により指定された印刷の対象としない
範囲をのぞく範囲に基づいて前記画像が印刷される用紙
サイズを決定する用紙サイズ決定手段と、前記画像のう
ち前記印刷範囲指定手段により指定された印刷の対象と
しない範囲をのぞく範囲を前記用紙サイズ決定手段によ
り決定されたサイズの用紙に印刷する印刷制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明にかかる画像処理装
置は、請求項2の発明において、前記用紙サイズ決定手
段が、接続された印刷装置の各用紙サイズごとの印刷可
能範囲に関する情報を記憶する記憶手段と、前記印刷範
囲指定手段により指定された印刷の対象としない範囲を
のぞく範囲と前記記憶手段により記憶された各用紙サイ
ズごとの印刷可能範囲とを比較する比較手段と備え、前
記比較手段により比較された結果に基づいて前記画像が
印刷されて用紙サイズを決定することを特徴とする。
【0011】また、請求項4の発明にかかる画像処理装
置は、請求項1〜3の発明において、前記印刷範囲指定
手段が、前記画像選択手段により選択された画像のうち
印刷の対象としない範囲を、前記画像の領域の上端、下
端、左端、右端の少なくとも一つ端からの距離により指
定することを特徴とする。
【0012】また、請求項5の発明にかかる画像処理装
置は、請求項4の発明において、前記印刷範囲指定手段
により指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲
の中心に前記画像の中心のうち少なくとも縦方向または
横方向の一方が移動するようにセンタリングするセンタ
リング手段を備え、前記印刷制御手段が、前記センタリ
ング手段によりセンタリングされた結果、前記印刷範囲
指定手段により指定された印刷の対象としない範囲をの
ぞく範囲に含まれることになった範囲の画像のみを印刷
することを特徴とする。
【0013】また、請求項6の発明にかかる画像処理装
置は、請求項4の発明において、前記画像の所定位置を
基準点として設定する基準点設定手段と、前記印刷範囲
指定手段により指定された印刷の対象としない範囲をの
ぞく範囲に前記基準点設定手段により設定された基準点
に基づいて前記画像を移動する移動手段を備え、前記印
刷制御手段は、前記移動手段により移動された結果、前
記印刷範囲指定手段により指定された印刷の対象としな
い範囲をのぞく範囲に含まれることになった範囲の画像
のみを印刷することを特徴とする。
【0014】また、請求項7の発明にかかる画像処理装
置は、請求項1〜6の発明において、前記印刷制御手段
により印刷がおこなわれる前に、前記画像のうち前記印
刷範囲指定手段により指定された印刷の対象としない範
囲をのぞく範囲の印刷レイアウトを表示するレイアウト
表示手段を備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項8の発明にかかる画像処理方
法は、画像を入力し、入力された画像を記憶し、記憶さ
れた画像を印刷する画像処理方法において、記憶された
画像の中から印刷を所望する画像を選択する画像選択工
程と、前記画像選択工程により選択された画像データの
うち印刷の対象としない範囲を指定する印刷範囲指定工
程と、前記画像データのうち前記印刷範囲指定工程によ
り指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲を印
刷する印刷工程と、を含んだことを特徴とする。
【0016】また、請求項9発明にかかる画像処理方法
は、画像を入力し、入力された画像を記憶し、記憶され
た画像を印刷する画像処理方法において、記憶された画
像の中から印刷を所望する画像を選択する画像選択工程
と、前記画像選択工程により選択された画像データのう
ち印刷の対象としない範囲を指定する印刷範囲指定工程
と、前記画像のうち前記印字範囲指定工程により指定さ
れた印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に基づいて前
記画像が印刷される用紙サイズを決定する用紙サイズ決
定工程と、前記画像のうち前記印刷範囲指定工程により
指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲を前記
用紙サイズ決定工程により決定されたサイズの用紙に印
刷する印刷手段と、を含んだことを特徴とする。
【0017】また、請求項10の発明にかかる画像処理
方法は、請求項9の発明において、前記用紙サイズ決定
工程が、各用紙サイズごとの印刷可能範囲に関する情報
を記憶する記憶し、前記印刷範囲指定工程により指定さ
れた印刷の対象としない範囲をのぞく範囲と記憶された
各用紙サイズごとの印刷可能範囲とを比較し、比較され
た結果に基づいて前記画像が印刷されて用紙サイズを決
定することを特徴とする。
【0018】また、請求項11の発明にかかる画像処理
方法は、請求項8〜10の発明において、前記印刷範囲
指定工程が、前記画像選択工程により選択された画像の
うち印刷の対象としない範囲を、前記画像の領域の上
端、下端、左端、右端の少なくとも一つ端からの距離に
より指定することを特徴とする。
【0019】また、請求項12の発明にかかる画像処理
方法は、請求項11の発明において、前記印刷範囲指定
工程により指定された印刷の対象としない範囲をのぞく
範囲の中心に前記画像の中心のうち少なくとも縦方向ま
たは横方向の一方が移動するようにセンタリングするセ
ンタリング工程を含み、前記印刷工程が、前記センタリ
ング工程によりセンタリングされた結果、前記印刷範囲
指定工程により指定された印刷の対象としない範囲をの
ぞく範囲に含まれることになった範囲の画像のみを印刷
することを特徴とする。
【0020】また、請求項13の発明にかかる画像処理
方法は、請求項11の発明において、前記画像の所定位
置を基準点として設定する基準点設定工程と、前記印刷
範囲指定工程により指定された印刷の対象としない範囲
をのぞく範囲に前記基準点設定工程により設定された基
準点に基づいて前記画像を移動する移動工程と、を含
み、前記印刷工程が、前記移動工程により移動された結
果、前記印刷範囲指定工程により指定された印刷の対象
としない範囲をのぞく範囲に含まれることになった範囲
の画像のみを印刷することを特徴とする。
【0021】また、請求項14の発明にかかる画像処理
方法は、請求項7〜13の発明において、前記印刷工程
により印刷がおこなわれる前に、前記画像のうち前記印
刷範囲指定工程により指定された印刷の対象としない範
囲をのぞく範囲の印刷レイアウトを表示するレイアウト
表示工程を含んだことを特徴とする。
【0022】また、請求項15の発明にかかる記憶媒体
は、請求項8〜14に記載された方法をコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことで、そのプログラ
ムを機械読み取り可能となり、これによって、請求項8
〜14の動作をコンピュータによって実現することが可
能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる画像処理装置、画像処理方法およびその方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態
を詳細に説明する。
【0024】(画像処理装置の構成)まず、本実施の形
態による画像処理装置を含むネットワーク化された画像
処理システムのハードウエア構成について説明する。図
1は、この発明の本実施の形態による画像処理装置を含
む画像処理システムのシステム構成を示すブロック図で
ある。
【0025】図1において、101はネットワークサー
バーであり、102は、ネットワークサーバー101に
対するクライアントであるネットワーク端末装置(パー
ソナルコンピュータ)である。また、103は画像を入
力するためのスキャナであり、104は画像を印刷する
ためのプリンタである。
【0026】また、ネットワークサーバー101、パー
ソナルコンピュータ102、スキャナ103、プリンタ
104は、それぞれネットワーク100に接続されてお
り、スキャナ103により入力した画像をネットワーク
サーバー101またはパーソナルコンピュータ102に
記憶することができ、ネットワークサーバー101およ
びパーソナルコンピュータ102により作成した画像を
プリンタ104によって印刷することができるととも
に、ネットワークサーバー101およびパーソナルコン
ピュータ102の操作によって、スキャナ103および
プリンタ104の動作を監視しかつ制御することができ
る。
【0027】つぎに、画像処理装置のハードウエア構成
について説明する。図2は、本実施の形態による画像処
理システムにおけるネットワークサーバー101のハー
ドウエア構成を示すブロック図である。画像処理装置は
ネットワークサーバー101またはパーソナルコンピュ
ータ102が単独で構成することができ、また、ネット
ワーク100により接続されたネットワークサーバー1
01とパーソナルコンピュータ102によって構成する
こともできる。
【0028】図2の画像処理装置において、201はシ
ステム全体を制御するCPUを、202はブートプログ
ラム等を記憶したROMを、203はCPU201のワ
ークエリアとして使用されるRAMをそれぞれ示してい
る。
【0029】また、204はCPU201の制御にした
がってHD(ハードディスク)205に対するデータの
リード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドラ
イブ)を、205はHDD204の制御で書き込まれた
データを記憶するHDを、206はCPU201の制御
にしたがってFD(フロッピーディスク)207に対す
るデータのリード/ライトを制御するFDD(フロッピ
ーディスクドライブ)を、207はFDD206の制御
で書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDをそれ
ぞれ示している。FD207は、着脱可能な記憶媒体の
一例として示したものであり、その他、CD−ROM、
MO、DVD等の着脱可能な記憶媒体であってもよい。
【0030】また、208はカーソル、アイコンあるい
はツールボックスをはじめ、ドキュメント、画像、機能
情報等のデータに関するウインドウを表示するディスプ
レイを、209は通信回線210を介してネットワーク
NET100に接続され、そのネットワークNET10
0と内部のインターフェイスを司るインターフェイス
(I/F)をそれぞれ示している。
【0031】また、211は文字、数値、各種指示等の
入力のための複数のキーを備えたキーボードを、212
はカーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移
動やサイズの変更、アイコンの選択、移動等をおこなう
マウスを示している。また、213は上記各部を接続す
るためのバスを示している。
【0032】つぎに、画像処理装置の機能的構成につい
て説明する。図3は、本実施の形態による画像処理装置
の構成を機能的に示す機能ブロック図である。図3にお
いて、画像処理装置は、画像入力部301と、画像記憶
部302と、画像選択部303と、印刷範囲指定部30
4と、印刷制御部305と、用紙サイズ決定部306
と、センタリング部309と、基準点設定部310と、
移動部311と、レイアウト表示部312とから構成さ
れる。さらに、用紙サイズ決定部306は、記憶部30
7と、比較部308を含む。
【0033】画像入力部301は、画像を入力するもの
であり、スキャナ103等の画像読取装置により実現す
る。スキャナ103により読み取られた画像は、I/F
209を介して入力される。また、入力される画像は、
画像処理装置においてキーボード211やマウス212
を用いて作成したものでもよい。
【0034】また、入力される画像は、他の画像処理装
置で作成された画像ファイルをI/F209を介して入
力してもよい。したがって、画像入力部301はスキャ
ナ103以外に、キーボード211やマウス212等の
入力装置や、I/F209等の通信(受信)装置であっ
てもよい。
【0035】画像記憶部302は、画像入力部301に
より入力された画像を記憶する。画像記憶部302は、
HD205およびHDD204、またはFD207およ
びFDD206の情報記憶装置等により実現する。
【0036】画像選択部303は、画像記憶部302に
より記憶された画像の中から印刷を所望する画像を選択
する。また、所望の画像を選択する場合、膨大な画像の
中から選択しなければならず、その際、検索条件を入力
し、その検索条件に合致する画像を選び出す検索機能を
画像選択部303に含めるようにしてもよい。
【0037】印刷範囲指定部304は、画像選択部30
3により選択された画像のうち印刷の対象としない範囲
を指定する。また、印刷範囲指定部304は、画像選択
303により選択された画像のうち印刷の対象としない
範囲を、前記画像の領域の上端、下端、左端、右端の少
なくとも一つ端からの距離により指定する。印刷範囲指
定の方法については後述する。
【0038】印刷制御部305は、画像のうち印刷範囲
指定部304により指定された印刷の対象としない範囲
をのぞく範囲を印刷する。また、画像のうち印刷範囲指
定部304により指定された印刷の対象としない範囲を
のぞく範囲を用紙サイズ決定部306により決定された
サイズの用紙に印刷する。
【0039】印刷制御部305は、たとえばプリンタ1
04により実現する。ただし、画像処理装置によって
は、プリンタ等の印刷装置を備えていない場合もあり、
その場合は、印刷制御部305はプリンタへの印刷情報
の出力のみをするようにしてもよい。
【0040】用紙サイズ決定部306は、画像のうち印
字範囲指定部304により指定された印刷の対象としな
い範囲をのぞく範囲に基づいて画像が印刷される用紙サ
イズを決定する。用紙サイズの決定の具体的方法につい
ては後述する。
【0041】センタリング部309は、印刷範囲指定3
04により指定された印刷の対象としない範囲をのぞく
範囲の中心に前記画像の中心のうち少なくとも縦方向ま
たは横方向の一方が移動するようにセンタリングする。
センタリング処理の具体的内容についても後述する。
【0042】基準点設定部310は、前記画像の所定位
置を基準点として設定する。また、移動部311は、印
刷範囲指定部304により指定された印刷の対象としな
い範囲をのぞく範囲に基準点設定部310により設定さ
れた基準点に基づいて前記画像を移動する。移動部31
1の具体的処理内容についても後述する。
【0043】レイアウト表示部312は、印刷制御部3
05により印刷がおこなわれる前に、前記画像のうち前
記印刷範囲指定304により指定された印刷の対象とし
ない範囲をのぞく範囲の印刷レイアウトを表示する。レ
イアウト表示部312は、たとえば、ディスプレイ20
8等によりその機能を実現する。レイアウト表示部31
2の具体的処理の内容については後述する。
【0044】なお、画像入力部301、画像記憶部30
2、画像選択部303、印刷範囲指定部304、印刷制
御部305、用紙サイズ決定部306、センタリング部
309、基準点設定部310、移動部311、レイアウ
ト表示部312は、それぞれ、ROM202、RAM2
03またはハードディスク(HD)205、フロッピー
ディスク(FD)207等の記録媒体に記録されたプロ
グラムに記載された命令にしたがってCPU201等が
命令処理を実行することにより、各部の機能を実現する
ものである。
【0045】(用紙サイズ決定)つぎに、用紙サイズ決
定処理の内容について説明する。印刷に使用する用紙を
決定する場合、プリンタ104がサポートする用紙の中
から印刷の対象となるイメージがすべて用紙の印刷可能
範囲に収まるものを特定する。用紙が特定できなかった
場合は、プリンタがサポートする最大サイズの用紙を選
択する。
【0046】ところが、この方法では「A4サイズのイ
メージがA4用紙に印刷されない」という現象が発生す
る。これは、一般的に(用紙のサイズ)>(用紙の印刷
可能範囲)であるためである。このような例では、A4
イメージはA4用紙の印刷可能範囲より大きいため、A
4用紙は選択されず、つぎに大きいサイズの用紙、たと
えば、B4用紙が選択されてしまうことになる。
【0047】これを回避するために、印刷イメージに対
して「用紙決定時に使用するイメージ領域」を指定でき
るようにする。図4は、本実施の形態による画像処理装
置の用紙サイズ決定の原理を示す説明図である。図4に
おいて、「用紙決定時に使用するイメージ領域」を指定
しない場合、(1)に示した左矢印のケースとなる。す
なわち、印刷イメージ400は「用紙B」420に印刷
可能範囲421に収まらないが、「用紙A」の印刷可能
範囲411には収まるため、ワンサイズ大きい「用紙
A」410が選択されることになる。
【0048】「用紙決定時に使用するイメージ領域」を
指定した場合、(2)に示した右矢印のケースとなる。
この場合、対象としない領域をのぞいた領域401のサ
イズが印刷用紙を判定するサイズとして使用される。こ
のサイズならば、「用紙B」20の印刷可能範囲421
に収まるため、印刷用紙として「用紙B」420が選択
される。
【0049】図5は、本実施の形態による画像処理装置
の用紙サイズ決定から印刷までの処理の一連の流れを示
すフローチャートである。図5のフローチャートにおい
て、まず、印刷の対象としない範囲が指定されている
か、すなわち、削除マージンのチェックがされているか
否かを判断する(ステップS501)。
【0050】ステップS501において、削除マージン
チェックがない場合(ステップS501否定)は、ステ
ップS507へ移行する。一方、ステップS501にお
いて、削除マージンチェックがある場合(ステップS5
01肯定)は、縦方向において、画像データから入力さ
れたマージンを引く(ステップS502)。つぎに、画
像データから入力マージンを引いた状態において、縦方
向が入る用紙を選択する(ステップS503)。その
後、横方向において、画像データから入力されたマージ
ンを引く(ステップS504)。
【0051】つぎに、横方向の長さが、ステップS50
3において選択された用紙の印刷可能範囲であるか否か
を判断する(ステップS505)。ここで、選択された
用紙の印刷可能範囲内である場合(ステップS505肯
定)は、印刷可能範囲に合わせて、画像データからはみ
出る部分を切り取り(ステップS506)、その状態で
印刷処理をする(ステップS508)。
【0052】一方、ステップS505において、選択さ
れた用紙の範囲可能範囲でない場合(ステップS505
否定)は、ステップS507へ移行する。ステップS5
07においては、画像がすべて入る用紙を選択する。そ
の状態で印刷し(ステップS508)、すべての処理を
終了する。
【0053】図5のフローチャートにおいては、まず、
縦方向の長さを考慮し、その後、横方向の長さを考慮し
たが、これとは逆に、はじめに横方向の長さを考慮した
後、縦方向の長さを考慮するようにしてもよい。
【0054】図6は、本実施の形態による画像処理装置
の用紙サイズ決定から印刷までの処理の別の一連の流れ
を示すフローチャートである。図6のフローチャートに
おいて、図5のステップS501と同様に、まず、印刷
の対象としない範囲が指定されているか、すなわち、削
除マージンのチェックがされているか否かを判断する
(ステップS601)。
【0055】ステップS601において、削除マージン
チェックがない場合(ステップS601否定)は、ステ
ップS605へ移行する。一方、ステップS601にお
いて、削除マージンチェックがある場合(ステップS6
01肯定)は、画像データの縦方向が入る用紙の規定サ
イズを選択する(ステップS602)。つぎに、画像デ
ータの横方向の長さがステップS602において選択さ
れた用紙の規格サイズ以内であるか否かを判断する(ス
テップS603)。
【0056】ステップS603において、画像データの
横方向の長さが選択された用紙の印刷可能範囲内である
場合(ステップS603肯定)は、印刷可能範囲に合わ
せて、画像データからはみ出る部分を切り取り(ステッ
プS604)、その状態で印刷する(ステップS60
6)。
【0057】一方、ステップS603において、画像デ
ータの横方向の長さが選択された用紙の印刷可能範囲内
である場合(ステップS603否定)は、ステップS6
05へ移行する。ステップS605においては、画像が
すべて入る用紙を選択する。その状態で印刷し(ステッ
プS606)、すべての処理を終了する。
【0058】図6のフローチャートにおいても、図5の
フローチャートと同様に、まず、縦方向の長さを考慮
し、その後、横方向の長さを考慮したが、これとは逆
に、はじめに横方向の長さを考慮した後、縦方向の長さ
を考慮するようにしてもよい。
【0059】(印刷範囲指定)つぎに、印刷範囲指定処
理について説明する。図7は、本実施の形態による画像
処理装置の印刷範囲を指定する印刷範囲指定画面の一例
を示す説明図である。図7において、印刷範囲指定画面
700は、プリンタ指定欄701と、印刷データ選択欄
702と、印刷範囲指定欄703と、印刷状態指定欄7
04と、印刷部数指定欄705と、チェックボックス7
06と、数値入力欄707と、上矢印ボタン708と、
下矢印ボタン709と、「OK」ボタン710と、「キ
ャンセル」ボタン711と、「ヘルプ(H)」ボタン7
12とからなる。
【0060】プリンタ指定欄701は、接続されている
プリンタの中から印刷をさせるプリンタを指定する欄で
ある。図7においては、「PRINTER A100」
が指定されていることを示している。その他、プリンタ
指定欄701には、指定されたプリンタの状態、プリン
タの種類、指定されたプリンタがネットワークプリンタ
の場合に接続されている場所、およびプリンタの説明等
が表示される。
【0061】印刷データ選択欄702は、印刷データを
選択する欄であり、PDF優先かイメージのみかのいず
れか一方を選択する。図7においては、「PDF優先」
が選択されていることを示している。
【0062】印刷範囲指定欄703は、印刷範囲を指定
する欄であり、「すべて」を印刷するか「セクション番
号を指定」して印刷するかのいずれか一方を選択する。
セクション番号を指定して印刷する方を選択した場合
は、そのセクション番号を入力する。図7においては、
「すべて」印刷するが選択されていることが示されてい
る。したがって、セクション番号指定欄の数値はグレイ
アウトしており、入力ができない状態となっている。
【0063】印刷状態指定欄704は、用紙の入らない
イメージをどのように印刷処理するかを指定する欄であ
る。ここでは、用紙に入らないイメージを「そのままに
する」、「用紙に入るように縮小する」、「センタリン
グする」のいずれか一つを指定する。図7においては、
「センタリングする」が選択されていることが示されて
いる。
【0064】印刷部数指定欄705は、印刷部数を指定
したり、複数部を印刷する場合にその印刷順序を指定す
る欄である。部数は数値で入力する。図7においては、
「1」が入力されており、1部が印刷される状態となっ
ている。また、複数部を印刷する場合は、「部単位(第
1部目の最初のページから最後のページまで印刷した後
に、第2部目の最初のページから最後のページまでとい
うように繰り返し印刷する方法)で印刷する」か、「ペ
ージ単位(第1ページ目を指定部数印刷した後に、第2
ページ目を指定部数印刷するというように繰り返し印刷
する方法)で印刷する」かのいずれか一方を選択する。
図7においては、「部単位で印刷する」が選択されてる
ことを示している。
【0065】チェックボックス706は、用紙決定時に
対象外とする領域サイズを指定する場合にチェックする
チェックボックスである。チェックボックス706のチ
ェックは自動トレイの場合にのみ有効である。また、数
値入力欄707は、チェックボックス706をチェック
した場合に、対象外とする領域の長さを1ミリ単位で設
定するための数値入力欄である。
【0066】用紙決定時に使用するイメージの領域は、
上下左右両端の等幅間隔の印刷対象外領域を指定するこ
とにより決定する。この数値は両幅の合計値で指定す
る。すなわち、図7においては、「10」が入力されて
おり、これにより、画像データの上端、下端、左端、右
端からそれぞれ5ミリメートルをのぞいた領域サイズで
用紙サイズを決定する。
【0067】数値入力欄707への数値の入力は、カー
ソルを数値入力欄707へ移動させた後、キーボード2
11により数値を直接入力する方法と、上矢印ボタン7
08と、下矢印ボタン709をマウス212により押下
することにより入力する方法がある。上矢印ボタン70
8を押下し続けると、押下し続けた時間に比例して、数
値入力欄707に表示されている数値がアップし、反対
に、下矢印ボタン709を押下し続けると、押下し続け
た時間に比例して、数値入力欄707に表示されている
数値がダウンする。
【0068】また、図7においては、数値入力欄707
は、一つしかなく、この数値入力欄707への数値の入
力により、画像領域に上下左右端が均等に対象外となる
が、上端、下端、左端、右端ごとに数値入力欄を設け
て、おのおの独立に数値を設定させるようにすることも
できる。また、2つの数値入力欄を設けて、上端と下
端、左端と右端ごとに数値を設定されるようにしてもよ
い。
【0069】「OK」ボタン710は、すべての設定が
終了し、印刷を開始させる場合に押下することにより、
印刷を開始する。「キャンセル」ボタン711は、印刷
を中止したい場合等に押下することにより、それまで設
定したデータをすべてクリアされるとともに、印刷範囲
指定画面700が消去される。「ヘルプ(H)」ボタン
712は、押下することにより、操作方法等のヘルプ画
面が表示される。
【0070】図8は、本実施の形態による画像処理装置
の印刷範囲指定から印刷までの処理の一連の流れを示す
フローチャートである。図8のフローチャートにおい
て、図5のフローチャートと同様に、まず、印刷の対象
としない範囲が指定されているか、すなわち、削除マー
ジンのチェックがされているか否かを判断する(ステッ
プS801)。
【0071】ステップS801において、削除マージン
チェックがない場合(ステップS801否定)は、ステ
ップS807へ移行する。一方、ステップS801にお
いて、削除マージンチェックがある場合(ステップS8
01肯定)は、縦方向において、画像データから、入力
された縦マージンを引く(ステップS802)。つぎ
に、画像データから入力された縦マージンを引いた状態
において、縦方向が入る用紙を選択する(ステップS8
03)。その後、横方向において、画像データから、入
力された横マージンを引く(ステップS804)。
【0072】つぎに、横マージンが引かれた後の横方向
の長さが、ステップS803において選択された用紙の
印刷可能範囲であるか否かを判断する(ステップS80
5)。ここで、選択された用紙の印刷可能範囲内である
場合(ステップS805肯定)は、印刷可能範囲に合わ
せて、画像データからはみ出る部分を切り取り(ステッ
プS806)、その状態で印刷処理をする(ステップS
808)。
【0073】一方、ステップS805において、選択さ
れた用紙の範囲可能範囲でない場合(ステップS805
否定)は、ステップS807へ移行する。ステップS8
07においては、画像がすべて入る用紙を選択する。そ
の状態で印刷処理をし(ステップS808)、すべての
処理を終了する。
【0074】図8のフローチャートにおいても、図5の
フローチャートと同様に、まず、縦方向の長さを考慮
し、その後、横方向の長さを考慮したが、逆に、はじめ
に横方向の長さを考慮した後、縦方向の長さを考慮する
ようにしてもよい。
【0075】(センタリング)つぎに、センタリング処
理について説明する。図9は、本実施の形態による画像
処理装置のセンタリング処理の原理を示す説明図であ
る。図9において、901は印刷の対象となる画像デー
タを示しており、902は印刷可能範囲を示しており、
903は印刷の際に切り取る部分の領域を示している。
【0076】図9の(a)において、画像データ901
は、スキャナ103の性能により、用紙サイズとほぼ同
一の大きさで読み取られ記憶される場合がある。この場
合に、プリンタ104の性能により、通常、上記用紙サ
イズよりも小さい印刷可能範囲902のみしか印刷でき
ない場合に、印刷の対象としない範囲ののぞく範囲の中
心に画像の中心が移動するようにセンタリングする、す
なわち、印刷可能範囲の中心が印刷画像の中心と一致す
るように印刷画像を配置して印刷をおこなう。これにと
もない、印刷可能範囲902に収まらない部分の領域9
03は、印刷の際に切り取られる。
【0077】図10は、本実施の形態による画像処理装
置のセンタリング処理から印刷までの処理の一連の流れ
を示すフローチャートである。図10のフローチャート
において、まず、上述したように用紙選択処理がおこな
われ(ステップS1001)、その後、センタリング指
示があったか否かを判断する(ステップS1002)。
ここで、センタリング指示がなかった場合(ステップS
1002否定)は、センタリング処理以外の他の処理を
おこなう。
【0078】一方、ステップS1002において、セン
タリング指示があった場合(ステップS1002肯定)
は、つぎに、上述したセンタリング処理をおこない(ス
テップS1003)、センタリング処理に基づき、印刷
可能範囲に合わせて、上下左右を同じ幅で画像データか
らはみ出る部分を切り取る(ステップS1004)。そ
の後、印刷処理をおこない(ステップS1005)、印
刷処理が完了した後、すべての処理が終了する。
【0079】なお、センタリング処理は、上下左右端を
同じ幅で切り取る場合の他、縦方向のみあるいは横方向
のみのセンタリング処理であってもよい。この場合、た
とえば、横方向のみのセンタリング処理であれば、縦方
向は印刷の対象となる画像データの上端から印刷し、は
み出した下端の部分を切り取ることになる。また、縦方
向のみのセンタリング処理であれば、横方向は印刷の対
象となる画像データの左端または右端から印刷し、はみ
出した右端または左端の部分を切り取ることになる。
【0080】(基準点に基づく移動)つぎに、基準点に
基づく移動処理について説明する。図11は、本実施の
形態による画像処理装置の基準点に基づく移動処理の原
理を示す説明図である。図11において、1101は印
刷の対象となる画像データを示しており、1102は設
定された基準点を示しており、1103は印刷可能範囲
を示しており、1104は印刷の際に切り取る部分の領
域を示している。
【0081】図11の(a)において、画像データ11
01は、スキャナ103の性能により、用紙サイズとほ
ぼ同一の大きさで読み取られ記憶される場合がある。こ
の場合に、プリンタ104の性能により、通常、上記用
紙サイズよりも小さい印刷可能範囲1103のみしか印
刷できない場合に、設定された基準点に基づいて、移動
処理をおこなう、すなわち、たとえば、基準点を左上に
設定した場合、図11の(b)に示すように、用紙の印
刷可能範囲の左上と印刷画像データの左上が一致するよ
うに印刷画像を配置して印刷をおこなう。これにともな
い、印刷可能範囲1103に収まらない部分の領域11
04は、印刷の際に切り取られる。
【0082】設定することが可能な基準点としては、左
上の他に、たとえば、右上、左下、右下、左中央、右中
央、上中央、下中央等が考えられ、画像の内容によっ
て、自由に設定することができる。設定する際は、図示
は省略するが、設定メニュー画面を表示させ、その設定
メニュー画面から選択することにより設定するようにし
てもよい。図12〜図15は、それぞれ基準点を設定し
た場合の画像データの移動処理と切り取られる領域を示
す説明図である。
【0083】図12にあっては、基準点を右上に設定し
た場合であり、図13にあっては、基準点を左下および
右下に設定した場合であり、図14にあっては、基準点
を左中央および右中央に設定した場合であり、図15に
あっては、基準点を上中央および下中央に設定した場合
である。図12〜図15において、それぞれ、基準点に
基づいて画像データの移動処理がおこなわれていること
がわかる。
【0084】図16は、本実施の形態による画像処理装
置の基準点の設定から移動処理までの処理の一連の流れ
を示すフローチャートである。図16のフローチャート
において、図10と同様に、まず、上述したように用紙
選択処理がおこなわれ(ステップS1601)、その
後、基準点の設定があったか否かを判断する(ステップ
S1602)。ここで、基準点の設定がなかった場合
(ステップS1602否定)は、基準点に基づく移動処
理以外の他の処理をおこなう。
【0085】一方、ステップS1602において、基準
点の設定があった場合(ステップS1602肯定)は、
つぎに、その基準点が左上か否かを判断する(ステップ
S1603)。ここで、基準点が左上であった場合(ス
テップS1603肯定)は、その基準点に基づいて画像
データの移動処理をおこない(ステップS1604)、
その後、印刷可能範囲に合わせて画像データの右端と下
端の部分の切り取りをおこなった(ステップ1605)
後、印刷処理をおこない(ステップS1609)、処理
を終了する。
【0086】ステップS1603において、基準点が左
上でなかった場合(ステップS1603否定)は、つぎ
に、基準点が右上であるか否かを判断する(ステップS
1606)。ここで、基準点が右上であった場合(ステ
ップS1606肯定)は、その基準点に基づいて画像デ
ータの移動処理をおこない(ステップS1607)、そ
の後、印刷可能範囲に合わせて左端と下端の部分の画像
データの切り取りをおこなった(ステップ1609)
後、印刷処理をおこない(ステップS1609)、処理
を終了する。
【0087】ステップS1606において、基準点が右
上でなかった場合(ステップS1606否定)は、つぎ
に、基準点が左下であるか否かを判断する。以下同様
に、基準点が、右下であるか、左中央であるか、右中央
であるか、上中央であるか、下中央であるか、を順に判
断し、各基準点に基づいて、画像データの切り取りをお
こなった後、印刷処理をおこない(ステップS160
9)、処理を終了する。
【0088】(レイアウト表示)つぎに、レイアウト表
示処理について説明する。図13は、本実施の形態によ
る画像処理装置のレイアウト表示画面の一例を示す説明
図である。図13において、1701は、印刷画像デー
タを表示したものであり、1702は、センタリング処
理された印刷レイアウトを表示したものであり、170
3は、左上を基準点として、移動処理された印刷レイア
ウトを表示したものである。
【0089】印刷レイアウト1702および1703
は、用紙をレイアウト表示し、その用紙の印刷可能範囲
に印刷される画像データの内容を表示している。レイア
ウト表示画面は、印刷画像データを、印刷レイアウトを
同時に表示させることができ、これにより、どの部分が
印刷の対象外となったかを容易に認識できるようにする
ことができる。
【0090】また、センタリング処理された印刷レイア
ウト、および1または複数の移動処理された印刷レイア
ウトを同時に表示させることもできるとともに、それら
の印刷レイアウトとセンタリング指示画面および/また
は基準点設定画面とを同時に表示させることができる。
これにより、操作者は複数の印刷レイアウトを同時に見
ながら、所望の印刷状態を容易に選択することが可能で
ある。
【0091】図18は、本実施の形態による画像処理装
置のレイアウト表示処理の流れを示すフローチャートで
ある。図18のフローチャートにおいて、まず、用紙選
択処理をした(ステップS1401)後、上述した画像
切り取り処理をおこなう(ステップS1402)。
【0092】その後、レイアウト表示指示があったか否
かを判断する(ステップS1403)。ここで、レイア
ウト表示指示がなかった場合(ステップS1403)
は、何もせずに、ステップS1406へ移行する。
【0093】ステップS1403において、レイアウト
表示指示があった場合(ステップS1403肯定)は、
ステップS1402においておこなわれた画像データ切
り取り処理に基づいてレイアウトイメージを作成し(ス
テップS1404)、作成されたレイアウトイメージを
表示する(ステップS1405)。
【0094】つぎに、ステップS1406において、印
刷指示があったか否かを判断する(ステップS140
6)。ここで、印刷指示がなかった場合(ステップS1
406否定)は、つぎに、再処理の指示があったか否か
を判断する(ステップS1407)。ここで、再処理の
指示があるのを待って、指示があった場合(ステップS
1407)は、ステップS1401へ移行し、以後、ス
テップS1401からS1407の各ステップを繰り返
しおこなう。
【0095】ステップS1406において、印刷指示が
あった場合(ステップS1406肯定)は、レイアウト
表示された内容について印刷処理をおこない(ステップ
S1408)、印刷処理が完了後、一連の処理を終了す
る。
【0096】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、所定のサイズの用紙を特定し、印刷装置の印刷可能
範囲に基づいて、ある画像のうちの所望の範囲を所定の
サイズの用紙に印刷をすることができる。
【0097】また、本実施の形態によれば、印刷装置の
印刷可能範囲に基づいて、ある画像のうちの所望の範囲
を所望のサイズの用紙に印刷をすることもできる。
【0098】また、本実施の形態によれば、操作者が所
望する画像の範囲を容易に特定することができることか
ら、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、ある画像のう
ちの所望の範囲を所望のサイズの用紙に印刷をすること
がより確実にできる。
【0099】また、本実施の形態によれば、センタリン
グ処理を施すことにより、画像の中心を用紙の中心に印
刷することができることから、画像の印刷イメージを損
なうことなく、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、あ
る画像のうちの所望の範囲を所望のサイズの用紙に印刷
をすることができる。
【0100】また、本実施の形態によれば、基準点を設
定することにより、画像のある部分を基準として印刷
し、画像の端のイメージが印刷されなくなることを防止
することができることから、印刷装置の印刷可能範囲に
基づいて、ある画像のうちの所望の範囲を所望のサイズ
の用紙に印刷をすることができる。
【0101】また、本実施の形態によれば、印刷レイア
ウト表示をさせることにより、事前に印刷状態のイメー
ジを確認することができ、無用なミスプリントを防止
し、用紙を節約することができる。
【0102】なお、本実施の形態で説明した画像処理方
法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコ
ンピュータやワークステーション等のコンピュータで実
行することにより実現される。このプログラムは、ハー
ドディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、M
O、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体
に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出
されることによって実行される。またこのプログラム
は、上記記録媒体を介して、ネットワークを介して配布
することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力
手段により入力された画像を記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段により記憶された画像の中から印刷を
所望する画像を選択する画像選択手段と、前記画像選択
手段により選択された画像のうち印刷の対象としない範
囲を指定する印刷範囲指定手段と、前記画像のうち前記
印刷範囲指定手段により指定された印刷の対象としない
範囲をのぞく範囲を印刷する印刷制御手段とを備えるた
め、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、ある画像のう
ちの所望の範囲を所定のサイズの用紙に印刷をすること
が可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0104】また、請求項2の発明によれば、画像を入
力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力さ
れた画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段
により記憶された画像の中から印刷の対象となる画像を
選択する画像選択手段と、前記画像選択手段により選択
された画像のうち印刷の対象としない範囲を指定する印
刷範囲指定手段と、前記画像のうち前記印字範囲指定手
段により指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範
囲に基づいて前記画像が印刷される用紙サイズを決定す
る用紙サイズ決定手段と、前記画像のうち前記印刷範囲
指定手段により指定された印刷の対象としない範囲をの
ぞく範囲を前記用紙サイズ決定手段により決定されたサ
イズの用紙に印刷する印刷制御手段とを備えるため、印
刷装置の印刷可能範囲に基づいて、ある画像のうちの所
望の範囲を所望のサイズの用紙に印刷をすることが可能
な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0105】また、請求項3の発明によれば、請求項2
の発明において、前記用紙サイズ決定手段が、接続され
た印刷装置の各用紙サイズごとの印刷可能範囲に関する
情報を記憶する記憶手段と、前記印刷範囲指定手段によ
り指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲と前
記記憶手段により記憶された各用紙サイズごとの印刷可
能範囲とを比較する比較手段と備え、前記比較手段によ
り比較された結果に基づいて前記画像が印刷されて用紙
サイズを決定するため、印刷装置の印刷可能範囲に基づ
いて、ある画像のうちの所望の範囲を所望のサイズの用
紙に確実に印刷をすることが可能な画像処理装置が得ら
れるという効果を奏する。
【0106】また、請求項4の発明によれば、請求項1
〜3の発明において、前記印刷範囲指定手段が、前記画
像選択手段により選択された画像のうち印刷の対象とし
ない範囲を、前記画像の領域の上端、下端、左端、右端
の少なくとも一つ端からの距離により指定するため、操
作者が所望する画像の範囲を容易に特定することができ
ることから、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、ある
画像のうちの所望の範囲を所望のサイズの用紙に印刷を
することが可能な画像処理装置が得られるという効果を
奏する。
【0107】また、請求項5の発明によれば、請求項4
の発明において、前記印刷範囲指定手段により指定され
た印刷の対象としない範囲をのぞく範囲の中心に前記画
像の中心のうち少なくとも縦方向または横方向の一方が
移動するようにセンタリングするセンタリング手段を備
え、前記印刷制御手段が、前記センタリング手段により
センタリングされた結果、前記印刷範囲指定手段により
指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に含ま
れることになった範囲の画像のみを印刷するため、画像
の中心を用紙の中心に印刷することができることから、
画像の印刷イメージを損なうことなく、印刷装置の印刷
可能範囲に基づいて、ある画像のうちの所望の範囲を所
望のサイズの用紙に印刷をすることが可能な画像処理装
置が得られるという効果を奏する。
【0108】また、請求項6の発明によれば、請求項4
の発明において、前記画像の所定位置を基準点として設
定する基準点設定手段と、前記印刷範囲指定手段により
指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に前記
基準点設定手段により設定された基準点に基づいて前記
画像を移動する移動手段を備え、前記印刷制御手段は、
前記移動手段により移動された結果、前記印刷範囲指定
手段により指定された印刷の対象としない範囲をのぞく
範囲に含まれることになった範囲の画像のみを印刷する
ため、画像のある部分を基準として印刷し、画像の端の
イメージが印刷されなくなることを防止することができ
ることから、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、ある
画像のうちの所望の範囲を所望のサイズの用紙に印刷を
することが可能な画像処理装置が得られるという効果を
奏する。
【0109】また、請求項7の発明によれば、請求項1
〜6の発明において、前記印刷制御手段により印刷がお
こなわれる前に、前記画像のうち前記印刷範囲指定手段
により指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲
の印刷レイアウトを表示するレイアウト表示手段を備え
るため、事前に印刷状態のイメージを確認することがで
き、無用なミスプリントを防止し、用紙を節約すること
が可能な画像処理装置が得られるという効果を奏する。
【0110】また、請求項8の発明によれば、画像を入
力し、入力された画像を記憶し、記憶された画像を印刷
する画像処理方法において、記憶された画像の中から印
刷を所望する画像を選択する画像選択工程と、前記画像
選択工程により選択された画像データのうち印刷の対象
としない範囲を指定する印刷範囲指定工程と、前記画像
データのうち前記印刷範囲指定工程により指定された印
刷の対象としない範囲をのぞく範囲を印刷する印刷工程
とを含むため、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、あ
る画像のうちの所望の範囲を所定のサイズの用紙に印刷
をすることが可能な画像処理方法が得られるという効果
を奏する。
【0111】また、請求項9発明によれば、画像を入力
し、入力された画像を記憶し、記憶された画像を印刷す
る画像処理方法において、記憶された画像の中から印刷
を所望する画像を選択する画像選択工程と、前記画像選
択工程により選択された画像データのうち印刷の対象と
しない範囲を指定する印刷範囲指定工程と、前記画像の
うち前記印字範囲指定工程により指定された印刷の対象
としない範囲をのぞく範囲に基づいて前記画像が印刷さ
れる用紙サイズを決定する用紙サイズ決定工程と、前記
画像のうち前記印刷範囲指定工程により指定された印刷
の対象としない範囲をのぞく範囲を前記用紙サイズ決定
工程により決定されたサイズの用紙に印刷する印刷手段
とを含むため、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、あ
る画像のうちの所望の範囲を所望のサイズの用紙に印刷
をすることが可能な画像処理方法が得られるという効果
を奏する。
【0112】また、請求項10の発明によれば、請求項
9の発明において、前記用紙サイズ決定工程が、各用紙
サイズごとの印刷可能範囲に関する情報を記憶する記憶
し、前記印刷範囲指定工程により指定された印刷の対象
としない範囲をのぞく範囲と記憶された各用紙サイズご
との印刷可能範囲とを比較し、比較された結果に基づい
て前記画像が印刷されて用紙サイズを決定するため、印
刷装置の印刷可能範囲に基づいて、ある画像のうちの所
望の範囲を所望のサイズの用紙に確実に印刷をすること
が可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。
【0113】また、請求項11の発明によれば、請求項
8〜10の発明において、前記印刷範囲指定工程が、前
記画像選択工程により選択された画像のうち印刷の対象
としない範囲を、前記画像の領域の上端、下端、左端、
右端の少なくとも一つ端からの距離により指定するた
め、操作者が所望する画像の範囲を容易に特定すること
ができることから、印刷装置の印刷可能範囲に基づい
て、ある画像のうちの所望の範囲を所望のサイズの用紙
に印刷をすることが可能な画像処理方法が得られるとい
う効果を奏する。
【0114】また、請求項12の発明によれば、請求項
11の発明において、前記印刷範囲指定工程により指定
された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲の中心に前
記画像の中心のうち少なくとも縦方向または横方向の一
方が移動するようにセンタリングするセンタリング工程
を含み、前記印刷工程が、前記センタリング工程により
センタリングされた結果、前記印刷範囲指定工程により
指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に含ま
れることになった範囲の画像のみを印刷するため、画像
の中心を用紙の中心に印刷することができることから、
画像の印刷イメージを損なうことなく、印刷装置の印刷
可能範囲に基づいて、ある画像のうちの所望の範囲を所
望のサイズの用紙に印刷をすることが可能な画像処理方
法が得られるという効果を奏する。
【0115】また、請求項13の発明によれば、請求項
11の発明において、前記画像の所定位置を基準点とし
て設定する基準点設定工程と、前記印刷範囲指定工程に
より指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に
前記基準点設定工程により設定された基準点に基づいて
前記画像を移動する移動工程とを含み、前記印刷工程
が、前記移動工程により移動された結果、前記印刷範囲
指定工程により指定された印刷の対象としない範囲をの
ぞく範囲に含まれることになった範囲の画像のみを印刷
するため、画像のある部分を基準として印刷し、画像の
端のイメージが印刷されなくなることを防止することが
できることから、印刷装置の印刷可能範囲に基づいて、
ある画像のうちの所望の範囲を所望のサイズの用紙に印
刷をすることが可能な画像処理方法が得られるという効
果を奏する。
【0116】また、請求項14の発明によれば、請求項
7〜13の発明において、前記印刷工程により印刷がお
こなわれる前に、前記画像のうち前記印刷範囲指定工程
により指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲
の印刷レイアウトを表示するレイアウト表示工程を含む
ため、事前に印刷状態のイメージを確認することがで
き、無用なミスプリントを防止し、用紙を節約すること
が可能な画像処理方法が得られるという効果を奏する。
【0117】また、請求項15の発明によれば、請求項
8〜14に記載された方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したことで、そのプログラムを機械読
み取り可能となり、これによって、請求項8〜14の動
作をコンピュータによって実現することが可能な記録媒
体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態による画像処理装置を
含む画像処理システムのシステム構成を示すブロック図
である。
【図2】本実施の形態による画像処理装置のハードウエ
ア構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態による画像処理装置の構成を機能
的に示す機能ブロック図である。
【図4】本実施の形態による画像処理装置の用紙サイズ
決定の原理を示す説明図である
【図5】本実施の形態による画像処理装置の用紙サイズ
決定から印刷までの処理の一連の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】本実施の形態による画像処理装置の用紙サイズ
決定から印刷までの処理の別の一連の流れを示すフロー
チャートである。
【図7】本実施の形態による画像処理装置の印刷範囲を
指定する印刷範囲指定画面の一例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態による画像処理装置の印刷範囲指
定から印刷までの処理の一連の流れを示すフローチャー
トである。
【図9】本実施の形態による画像処理装置のセンタリン
グ処理の原理を示す説明図である。
【図10】本実施の形態による画像処理装置のセンタリ
ング処理から印刷までの処理の一連の流れを示すフロー
チャートである。
【図11】本実施の形態による画像処理装置の基準点に
基づく移動処理の原理を示す説明図である。
【図12】本実施の形態による画像処理装置の基準点に
基づく移動処理の原理を示す別の説明図である。
【図13】本実施の形態による画像処理装置の基準点に
基づく移動処理の原理を示す別の説明図である。
【図14】本実施の形態による画像処理装置の基準点に
基づく移動処理の原理を示す別の説明図である。
【図15】本実施の形態による画像処理装置の基準点に
基づく移動処理の原理を示す別の説明図である。
【図16】本実施の形態による画像処理装置の基準点の
設定から移動処理までの処理の一連の流れを示すフロー
チャートである。
【図17】本実施の形態による画像処理装置のレイアウ
ト表示画面の一例を示す説明図である。
【図18】本実施の形態による画像処理装置のレイアウ
ト表示処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 ネットワーク 101 ネットワークサーバー 102 ネットワーク端末装置(パーソナルコンピュー
タ) 103 スキャナ 104 プリンタ 201 CPU 202 ROM 203 RAM 205 HD 207 FD 208 ディスプレイ 209 I/F 210 通信回線 211 キーボード 212 マウス 214 バス 301 画像入力部 302 画像記憶部 303 画像選択部 304 印刷範囲指定部 305 印刷制御部 306 用紙サイズ決定部 307 記憶部 308 比較部 309 センタリング部 310 基準点設定部 311 移動部 312 レイアウト表示部 400 印刷イメージ 410 用紙A 420 用紙B 700 印刷範囲指定画面 901,1101 画像データ 902,1103 印刷可能範囲 903,1104 切り取る(収まらない)部分の領域 1102 基準点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AB06 BB10 CA03 CA10 CB03 CB09 CB20 DA17 5B021 AA01 AA02 KK02 LE01 PP08 QQ04 5C076 AA02 AA17 AA22 AA37 CA01 CA09 CB02 9A001 BZ04 CZ03 JJ07 JJ35 KK31

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像を記憶する画像
    記憶手段と、 前記画像記憶手段により記憶された画像の中から印刷を
    所望する画像を選択する画像選択手段と、 前記画像選択手段により選択された画像のうち印刷の対
    象としない範囲を指定する印刷範囲指定手段と、 前記画像のうち前記印刷範囲指定手段により指定された
    印刷の対象としない範囲をのぞく範囲を印刷する印刷制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像を記憶する画像
    記憶手段と、 前記画像記憶手段により記憶された画像の中から印刷の
    対象となる画像を選択する画像選択手段と、 前記画像選択手段により選択された画像のうち印刷の対
    象としない範囲を指定する印刷範囲指定手段と、 前記画像のうち前記印字範囲指定手段により指定された
    印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に基づいて前記画
    像が印刷される用紙サイズを決定する用紙サイズ決定手
    段と、 前記画像のうち前記印刷範囲指定手段により指定された
    印刷の対象としない範囲をのぞく範囲を前記用紙サイズ
    決定手段により決定されたサイズの用紙に印刷する印刷
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙サイズ決定手段は、 接続された印刷装置の各用紙サイズごとの印刷可能範囲
    に関する情報を記憶する記憶手段と、 前記印刷範囲指定手段により指定された印刷の対象とし
    ない範囲をのぞく範囲と前記記憶手段により記憶された
    各用紙サイズごとの印刷可能範囲とを比較する比較手段
    と備え、 前記比較手段により比較された結果に基づいて前記画像
    が印刷されて用紙サイズを決定することを特徴とする請
    求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷範囲指定手段は、前記画像選択
    手段により選択された画像のうち印刷の対象としない範
    囲を、前記画像の領域の上端、下端、左端、右端の少な
    くとも一つ端からの距離により指定することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷範囲指定手段により指定された
    印刷の対象としない範囲をのぞく範囲の中心に前記画像
    の中心のうち少なくとも縦方向または横方向の一方が移
    動するようにセンタリングするセンタリング手段を備
    え、 前記印刷制御手段は、前記センタリング手段によりセン
    タリングされた結果、前記印刷範囲指定手段により指定
    された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に含まれる
    ことになった範囲の画像のみを印刷することを特徴とす
    る請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像の所定位置を基準点として設定
    する基準点設定手段と、 前記印刷範囲指定手段により指定された印刷の対象とし
    ない範囲をのぞく範囲に前記基準点設定手段により設定
    された基準点に基づいて前記画像を移動する移動手段を
    備え、 前記印刷制御手段は、前記移動手段により移動された結
    果、前記印刷範囲指定手段により指定された印刷の対象
    としない範囲をのぞく範囲に含まれることになった範囲
    の画像のみを印刷することを特徴とする請求項4に記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記印刷制御手段により印刷がおこなわ
    れる前に、前記画像のうち前記印刷範囲指定手段により
    指定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲の印刷
    レイアウトを表示するレイアウト表示手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 画像を入力し、入力された画像を記憶
    し、記憶された画像を印刷する画像処理方法において、 記憶された画像の中から印刷を所望する画像を選択する
    画像選択工程と、 前記画像選択工程により選択された画像データのうち印
    刷の対象としない範囲を指定する印刷範囲指定工程と、 前記画像データのうち前記印刷範囲指定工程により指定
    された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲を印刷する
    印刷工程と、 を含んだことを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像を入力し、入力された画像を記憶
    し、記憶された画像を印刷する画像処理方法において、 記憶された画像の中から印刷を所望する画像を選択する
    画像選択工程と、 前記画像選択工程により選択された画像データのうち印
    刷の対象としない範囲を指定する印刷範囲指定工程と、 前記画像のうち前記印字範囲指定工程により指定された
    印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に基づいて前記画
    像が印刷される用紙サイズを決定する用紙サイズ決定工
    程と、 前記画像のうち前記印刷範囲指定工程により指定された
    印刷の対象としない範囲をのぞく範囲を前記用紙サイズ
    決定工程により決定されたサイズの用紙に印刷する印刷
    手段と、 を含んだことを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記用紙サイズ決定工程は、各用紙サ
    イズごとの印刷可能範囲に関する情報を記憶する記憶
    し、前記印刷範囲指定工程により指定された印刷の対象
    としない範囲をのぞく範囲と記憶された各用紙サイズご
    との印刷可能範囲とを比較し、比較された結果に基づい
    て前記画像が印刷されて用紙サイズを決定することを特
    徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記印刷範囲指定工程は、前記画像選
    択工程により選択された画像のうち印刷の対象としない
    範囲を、前記画像の領域の上端、下端、左端、右端の少
    なくとも一つ端からの距離により指定することを特徴と
    する請求項8〜10のいずれか一つに記載の画像処理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記印刷範囲指定工程により指定され
    た印刷の対象としない範囲をのぞく範囲の中心に前記画
    像の中心のうち少なくとも縦方向または横方向の一方が
    移動するようにセンタリングするセンタリング工程を含
    み、 前記印刷工程は、前記センタリング工程によりセンタリ
    ングされた結果、前記印刷範囲指定工程により指定され
    た印刷の対象としない範囲をのぞく範囲に含まれること
    になった範囲の画像のみを印刷することを特徴とする請
    求項11に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記画像の所定位置を基準点として設
    定する基準点設定工程と、 前記印刷範囲指定工程により指定された印刷の対象とし
    ない範囲をのぞく範囲に前記基準点設定工程により設定
    された基準点に基づいて前記画像を移動する移動工程
    と、 を含み、 前記印刷工程は、前記移動工程により移動された結果、
    前記印刷範囲指定工程により指定された印刷の対象とし
    ない範囲をのぞく範囲に含まれることになった範囲の画
    像のみを印刷することを特徴とする請求項11に記載の
    画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記印刷工程により印刷がおこなわれ
    る前に、前記画像のうち前記印刷範囲指定工程により指
    定された印刷の対象としない範囲をのぞく範囲の印刷レ
    イアウトを表示するレイアウト表示工程を含んだことを
    特徴とする請求項7〜13のいずれか一つに記載の画像
    処理方法。
  15. 【請求項15】 前記請求項8〜14のいずれか一つに
    記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002229612A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Keyence Corp ラダー図作成プログラム及びこれを記録した記憶媒体
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US8488182B2 (en) 2003-11-04 2013-07-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Scanner driver for an information processing apparatus and copy system

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