JP2000184172A - データ課金システム、コンテンツ生成装置、データ課金置および方法 - Google Patents

データ課金システム、コンテンツ生成装置、データ課金置および方法

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JP2000184172A
JP2000184172A JP10352399A JP35239998A JP2000184172A JP 2000184172 A JP2000184172 A JP 2000184172A JP 10352399 A JP10352399 A JP 10352399A JP 35239998 A JP35239998 A JP 35239998A JP 2000184172 A JP2000184172 A JP 2000184172A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルコンテンツの使用に対して、確実
かつ簡便に課金する。 【解決手段】サーバ装置16は、コンテンツを生成して
クライアント装置10に供給し、コンテンツの利用に対
する対価の支払いを受けると、識別データおよび度数等
を記録した課金データを、ICカードに記録する。この
ICカードは、クライアント装置10のカードリーダに
挿入される。クライアント装置10は、ICカードおよ
びコンテンツから識別データ等を取り出して比較し、こ
れらが一致すると、コンテンツに対して電子透かしの埋
め込みあるいは検出処理を行い、使用回数・使用時間等
のコンテンツの使用量に従った課金処理を行い、コンテ
ンツをユーザの利用に供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークあるいは
記録媒体を介して利用者にデータやプログラムを供給
し、その使用量に応じて課金を行うデータ課金システ
ム、コンテンツ生成装置、データ課金装置および方法に
関する。より特定的には、本発明は、データハイディン
グ等と呼ばれるマーキング技術を、データやプログラム
の使用に対する課金に応用したデータ課金システム、コ
ンテンツ生成装置、データ課金装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェアやプログラムなどのディジ
タルコンテンツ(単にコンテンツとも記す)をユーザに
頒布し、ユーザがディジタルコンテンツを使用したら、
課金する課金方法が検討されている。例えば、特公平6
−95302号公報(文献1)は、課金の対象となるソ
フトウェアおよびその利用料金等を1つの記録媒体に記
録してユーザに頒布し、ユーザのデータ処理システムに
おいて、これらの情報を用いて課金処理を行う課金方法
を開示する。
【0003】また、上述した課金方法に、例えば、IC
カード等の内蔵したメモリにデータを蓄積することがで
きる記録媒体とを組み合わせた課金方法が検討されてい
る。例えば、特公平6−19707号公報(文献2)
は、このようにICカードを用いた課金方法を開示す
る。
【0004】また、画像データ等のディジタルコンテン
ツの著作権者を明示したり、不正使用を防いだりするた
めに、電子透かし等と呼ばれる可視または非可視のデー
タ(マーク)を埋め込むマーキング技術が開発されてい
る。例えば、"Color correct digital watermarking of
images"(文献3:USP 5,530,759)、および、"Method
and apparatus for reducing quantization artifacts
in a hierarchical image storage and retrieval sys
tem"(文献4:USP5,568,570)は、可視付加情報をコン
テンツに埋め込むマーキング技術を開示する。
【0005】また、"Scrambling Digital Image Data f
or Copyright Protection"(文献5:SCIS96-9A)は、
ディジタルコンテンツを不正使用から保護するためのス
クランブル技術を開示し、さらに、"NIKKEI ELECTRONIC
S, No.694, 7-14 (pp.17-18),1997"(文献6)は、この
スクランブル技術と、非可視付加情報をコンテンツに生
め込む電子透かし技術とを組み合わせた画像配送システ
ムを開示する。
【0006】また、「日経インターネット・テクノロジ
ー1998年11月号」(文献7)は、電子透かしに関する解
説文を掲載している。また、「IBM DataHidng Plug-in
for Adobe Photoshop for Macintosh」等、このような
マーキング技術を応用した製品は、すでに一般に流通し
ている。
【0007】しかしながら、文献1,2に開示された課
金方法は、課金処理にユーザの固有情報を必要とするの
で、ICカードを貨幣と同様に用いることができるよう
にしたスマートカードと呼ばれる記録媒体を用いるサー
ビスと組み合わせて使うことは難しい。
【0008】また、文献3〜6に開示されたマーキング
技術を用いれば、ディジタルコンテンツ内のマークの削
除と引き換えに、ディジタルコンテンツの使用に対する
対価の支払いを求めるこにより、ユーザに対価を支払わ
せることは可能であった。しかしながら、この方法によ
ると、ユーザは、ディジタルコンテンツを使用するか否
かで、対価全額を支払うか、あるいは、全く対価を支払
わないかを選択せねばならず、使用の度合い(使用時
間、使用回数および使用したデータ量等;以下、「使用
量」と記す)に応じて、従量的に対価の支払いをユーザ
に求める方法はなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、スマート
カードを用いてディジタルコンテンツに対する課金を行
うようにして、ユーザによるディジタルコンテンツの使
用に対して、確実かつ簡便に課金することができるデー
タ課金システム、コンテンツ生成装置、データ課金装置
および方法を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、ユーザによるディジタル
コンテンツの使用に対して、使用量に応じて従量的に課
金することができるデータ課金システム、コンテンツ生
成装置、データ課金装置および方法を提供することを目
的とする。
【0011】また、本発明は、電子透かし等を用いるこ
とにより、ディジタルコンテンツの不正利用を防ぐとと
もに、ユーザによるディジタルコンテンツの使用に対し
て、確実かつ簡便に課金することができるデータ課金シ
ステム、コンテンツ生成装置、データ課金装置および方
法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】[データ課金システム]
上記目的を達成するために、本発明にかかるデータ課金
システムは、対象データを含むコンテンツを生成するコ
ンテンツ生成装置と、前記対象データの課金に用いられ
る課金データと、この対象データの識別に用いられる識
別データとを記録する記録媒体と、記録された前記課金
データと前記識別データとを用いて、前記対象データの
使用に対する課金を行うデータ課金装置とを有するデー
タ課金システムであって、前記データ課金装置は、前記
記録媒体から前記識別データと前記課金データとを読み
出すデータ読み出し手段と、前記コンテンツから前記対
象データを分離するデータ分離手段と、読み出された前
記識別データを用いて、前記分離された対象データを識
別する識別手段と、読み出された前記課金データを用い
て、前記識別された対象データの使用に対して課金を行
う課金手段と、前記識別された対象データの使用に対す
る課金の結果を、前記課金データとして前記記録媒体に
書き込む書き込み手段とを有する。
【0013】[コンテンツ生成装置]また、本発明にか
かるコンテンツ生成装置は、コンテンツに含まれる対象
データの課金に用いられる課金データと、この対象デー
タの識別に用いられる識別データとを記録媒体に記録
し、記録された前記課金データと前記識別データとを用
いて、電子透かしが埋め込まれた前記対象データの使用
に対してのみ課金を行うデータ課金システムにおいて、
前記対象データに対して前記電子透かしを埋め込み、前
記コンテンツを生成する。
【0014】[データ課金装置]また、本発明にかかる
データ課金装置は、コンテンツに含まれる対象データの
課金に用いられる課金データと、この対象データの識別
に用いられる識別データとを記録媒体に記録し、記録さ
れた前記課金データと前記識別データとを用いて、前記
対象データの使用に対する課金を行うデータ課金システ
ムにおいて、前記記録媒体から前記識別データと前記課
金データとを読み出すデータ読み出し手段と、前記コン
テンツから前記対象データを分離する分離手段と、読み
出された前記識別データを用いて、前記分離された対象
データを識別する識別手段と、読み出された前記課金デ
ータを用いて、前記識別された対象データの使用に対し
て課金を行う課金手段と、前記識別された対象データの
使用に対する課金の結果を、前記課金データとして前記
記録媒体に書き込む書き込み手段とを有する。
【0015】好適には、前記コンテンツは、前記対象デ
ータと、この対象データを識別するために用いられる前
記識別データとを含み、前記分離手段は、前記コンテン
ツから前記対象データおよび前記識別データを分離し、
前記識別手段は、前記コンテンツから分離された前記識
別データと、前記記録媒体から読み出された前記識別デ
ータとに基づいて、前記対象データを識別し、前記課金
手段は、読み出された前記課金データを用いて、前記対
象データに対して課金を行う。
【0016】好適には、前記コンテンツから分離された
前記対象データに対して電子透かしを埋め込む電子透か
し埋め込み手段をさらに有し、前記分離手段は、前記コ
ンテンツから、前記対象データと前記識別データとを分
離し、前記識別手段は、前記コンテンツから分離された
前記識別データと、前記記録媒体から読み出された前記
識別データとに基づいて、前記対象データを識別し、前
記課金手段は、前記電子透かしが埋め込まれた前記対象
データに対して課金を行う。
【0017】好適には、前記コンテンツにおいて、前記
対象データには電子透かしが埋め込まれ、前記対象デー
タに対して前記電子透かしが埋め込まれていることを検
出する電子透かし検出手段をさらに有し、前記分離手段
は、前記コンテンツから、前記対象データと前記識別デ
ータとを分離し、前記識別手段は、前記コンテンツから
分離された前記識別データと、前記記録媒体から読み出
された前記識別データとに基づいて、前記対象データを
識別し、前記課金手段は、前記対象データに対して前記
電子透かしが埋め込まれていることが検出された場合に
のみ、前記対象データに対して課金を行う。
【0018】好適には、前記記録媒体に記録される前記
課金データは、前記対象データの使用に対して予め支払
われた対価を示す対価データを少なくとも含み、前記課
金手段は、読み出された前記課金データに含まれる前記
対価データが示す対価を限度として、前記対象データの
使用に対する課金を行う。
【0019】好適には、前記記録媒体に記録される前記
課金データは、前記対象データの使用に対する課金単位
と、この課金単位に対する対価とを示す単位・対価デー
タをさらに含み、前記コンテンツから分離された前記対
象データの前記課金単位の量を示す課金単位量データを
検出する課金単位量検出手段を有し、前記課金手段は、
前記対象データの使用に対して、読み出された前記課金
データに含まれる前記単位・対価データと、検出された
課金単位量データとに基づいて、前記対価データが示す
対価を限度として課金を行う。
【0020】好適には、前記記録媒体に記録される前記
課金データは、前記対象データの使用に対する課金単位
と、この課金単位に対する対価とを示す単位・対価デー
タ、および、1回の課金の範囲を示す課金範囲データを
さらに含み、前記コンテンツから分離された前記対象デ
ータの前記課金単位の量を示す課金単位量データを検出
する課金単位量検出手段を有し、前記課金手段は、前記
対象データの使用に対して、読み出された前記課金デー
タに含まれる前記単位・対価データと検出された課金単
位量データとに基づいて、前記対価データが示す対価を
限度として、1回ごとに前記課金範囲データが示す範囲
内の対価の課金を行う。
【0021】[コンテンツ生成装置の作用]本発明にか
かる第1のコンテンツ生成装置は、有償でユーザの利用
に供し、課金の対象となる対象データ〔例えば、静止画
・動画データあるいは家庭用・ビジネス用のプログラム
(データ・プログラム)〕に対して、著作権情報等を、
可視または非可視の電子透かしとして埋め込む。第1の
コンテンツ生成装置は、さらに、電子透かしが埋め込ま
れたデータ・プログラムと、このデータ・プログラムを
示す識別子・識別番号(識別データ)とを含むディジタ
ルコンテンツを生成し、CD−ROM、光磁気ディスク
(MO)等の記録媒体あるいはネットワークを介して、
ユーザが用いるコンピュータに配信する。
【0022】また、本発明にかかる第2のコンテンツ生
成装置は、上記対象データに対して電子透かしを埋め込
むことなしに、上記対象データと上記識別データとを含
むディジタルコンテンツを生成し、記録媒体あるいはネ
ットワークを介して、ユーザが用いるコンピュータに配
信する。
【0023】[記録媒体の作用]記録媒体は、例えば、
フラッシュメモリ等の不揮発性メモリと、このメモリと
外部の装置との間でデータを入出力するために用いられ
る入出力用接点とを有するICカード(スマートカー
ド)であって、ユーザによる特定のディジタルコンテン
ツの利用に対する課金処理に必要な課金データを記憶
し、外部に供給する。
【0024】[課金データ]ICカード(記録媒体)が
記録する課金データは、例えば、識別データ、単位・対
価データ、対価データおよび課金範囲データを含む。識
別データは、例えば、課金処理の対象となるデータ・プ
ログラム(対象データ)それぞれに固有の識別子であっ
て、コンテンツ生成装置がデータ・プログラムに付加す
る上記識別データに対応する。単位・対価データは、例
えば、データ・プログラムの使用量を測る際の単位(課
金対象量)、および、何単位分のデータ・プログラムに
対してどれだけの対価(度数)を課金するか(課金単位
量)を示す。
【0025】対価データは、例えば、ユーザがデータ・
プログラムの所有者に、その使用のために予め支払った
対価の残高(度数)を示す課金範囲データは、例えば、
ユーザが1回で、データ・プログラムをどれだけの使用
量、使用した場合に、はじめて課金処理の際に対価デー
タを減らすか、あるいは、1回の使用量の上限をどこま
でにするか(課金下限・課金上限)を示す課金範囲デー
タを含む。
【0026】[データ課金装置の作用]本発明にかかる
第1のデータ課金装置は、上記本発明にかかる第1のコ
ンテンツ生成装置側で生成され、著作権情報等を示す電
子透かしが埋め込まれたデータ・プログラムと、識別デ
ータとを含むディジタルコンテンツから、データ・プロ
グラムと識別データとを取り出す。さらに、第1のデー
タ課金装置は、取り出したデータ・プログラムに電子透
かしが埋め込まれているか否かを検出し、電子透かしが
埋め込まれている場合にのみ、取り出したデータ・プロ
グラムをユーザの使用に供する。また、第1のデータ課
金装置は、データ・プログラムに電子透かしが埋め込ま
れていることが検出された場合にのみ、取り出した識別
データと、上記ICカード(記録媒体)から読み出した
課金データとを用いて、ユーザによるデータ・プログラ
ムの使用に対して、従量的に課金処理を行う。
【0027】本発明にかかる第2のデータ課金装置は、
上記本発明にかかる第2のコンテンツ生成装置側で生成
され、電子透かしが埋め込まれていないデータ・プログ
ラムと、識別データとを含むディジタルコンテンツか
ら、データ・プログラムと識別データとを取り出す。さ
らに、第2のデータ課金装置は、取り出したデータ・プ
ログラムに電子透かしを埋め込んでユーザの使用に供す
る。また、第2のデータ課金装置は、取り出した識別デ
ータと、上記ICカード(記録媒体)から読み出した課
金データとを用いて、電子透かしを埋め込んだデータ・
プログラムのユーザによる使用に対して、従量的に課金
処理を行う。
【0028】[データ読み出し手段・データ書き込み手
段]本発明にかかる第1および第2のデータ課金装置に
おいて、データ読み出し手段およびデータ書き込み手段
は、例えば、ICカードリーダと呼ばれる装置である。
データ読み出し手段は、ICカード(記録媒体)に記録
されている課金データを読み出して他の構成部分(課金
手段等)に対して出力する。また、データ書き込み手段
は、他の構成部分(課金手段等)から入力される課金デ
ータ(対価データ)を、ICカード(記録媒体)に記録
する。
【0029】[分離手段]第1および第2のデータ課金
装置において、分離手段は、例えば、コンテンツ生成手
段が生成し、CD−ROM等を介してユーザのコンピュ
ータに供給されるディジタルコンテンツから、識別デー
タと、電子透かしが埋め込まれたデータ・プログラムま
たは電子透かしが埋め込まれていないデータ・プログラ
ムを分離する。
【0030】[識別手段]第1および第2のデータ課金
装置において、識別手段は、例えば、ICカード(記録
媒体)から読み出した識別データ(課金対象物)と、C
D−ROM等から読み出したコンテンツから分離した識
別データとを比較し、これらの識別データが一致した場
合に、コンテンツから分離したデータ・プログラムが、
これらの識別データが示すデータ・プログラムであり、
ICカードリーダ(データ読み出し手段・データ書き込
み手段)に挿入されているICカードを用いた課金処理
に適合していると識別する。
【0031】[電子透かし検出手段]第1のデータ課金
装置において、電子透かし検出手段は、分離されたデー
タ・プログラムに電子透かしが埋め込まれているか否か
を判断し、電子透かしが埋め込まれている場合にのみ、
このデータ・プログラムをユーザの利用に供する。
【0032】[電子透かし埋め込み手段]第2のデータ
課金装置において、電子透かし埋め込み手段は、分離さ
れたデータ・プログラムに電子透かしを埋め込んでユー
ザの利用に供する。つまり、第1および第2のデータ課
金装置のいずれにおいても、ユーザの利用に供されるデ
ータ・プログラムには電子透かしが埋め込まれており、
埋め込まれた電子透かしにより、データ・プログラムの
所有権者・著作権者の権利が保護される。
【0033】[課金手段]第1および第2のデータ課金
装置において、課金手段は、例えば、読み出された課金
データに含まれる対価データが示す対価(度数)を限度
として、データ・プログラムの使用に対する課金を行
う。つまり、課金手段は、課金単位量データ(課金対象
量)に基づいて、ユーザがその時に使用するデータ・プ
ログラムの使用量(回数、データ量、処理時間等)を測
る。
【0034】次に、課金手段は、測った使用量を、課金
範囲データが示す使用量の範囲(課金上限〜課金下限)
内に制限し、さらに、単位・対価データ(課金単位量)
を用いて、ユーザのその時の使用に対して課金すべき対
価(度数)を算出する。さらに、課金手段は、対価デー
タが示す対価(度数)から、その時の使用により課金す
べき対価(度数)を減算し、この減算結果を示す新たな
対価データ(度数)を生成し、データ書き込み手段を介
して、ICカード(記録媒体)に記録する。
【0035】[データ課金方法]また、本発明にかかる
データ課金方法は、対象データと、この対象データの識
別に用いられる識別データとを含むコンテンツを生成
し、前記対象データの課金に用いられる課金データと、
この対象データの識別データとを記録媒体に記録し、記
録された前記課金データと前記識別データとを用いて、
前記対象データの使用に対する課金を行うデータ課金方
法であって、前記記録媒体から前記識別データと前記課
金データとを読み出し、前記コンテンツから前記対象デ
ータを分離し、読み出された前記識別データを用いて、
前記分離された対象データを識別し、読み出された前記
課金データを用いて、前記識別された対象データの使用
に対して課金を行い、前記識別された対象データの使用
に対する課金の結果を、前記課金データとして前記記録
媒体に書き込む。
【0036】好適には、前記コンテンツは、前記対象デ
ータに対して、この対象データに固有な識別データを、
可視または非可視の電子透かしとして埋め込むことによ
り生成され、前記コンテンツから前記対象データと、前
記電子透かしとして前記コンテンツに埋め込まれた前記
識別データを分離し、前記コンテンツから分離された前
記識別データと、前記記録媒体から読み出された前記識
別データとに基づいて、前記対象データを識別する。
【0037】[第1の記録媒体]また、本発明にかかる
第1の記録媒体は、コンテンツに含まれる対象データの
課金に用いられる課金データと、この対象データの識別
に用いられる識別データとを記録媒体に記録し、記録さ
れた前記課金データと前記識別データとを用いて、前記
対象データの使用に対する課金を行うデータ課金システ
ムのコンテンツ生成装置において、前記対象データに対
して、この対象データを識別するために用いられる識別
データを、可視または非可視の電子透かしとして埋め込
み、前記コンテンツを生成するコンテンツ生成ステップ
をコンピュータに実行させるプログラムを記録する。
【0038】[第2の記録媒体]また、本発明にかかる
第2の記録媒体は、コンテンツに含まれる対象データの
課金に用いられる課金データと、この対象データの識別
に用いられる識別データとを記録媒体に記録し、記録さ
れた前記課金データと前記識別データとを用いて、前記
対象データの使用に対する課金を行うデータ課金システ
ムのデータ課金装置において、前記記録媒体から前記識
別データと前記課金データとを読み出すデータ読み出し
ステップと、前記コンテンツから前記対象データを分離
する分離ステップと、読み出された前記識別データを用
いて、前記分離された対象データを識別する識別ステッ
プと、読み出された前記課金データを用いて、前記識別
された対象データの使用に対して課金を行う課金ステッ
プと、前記識別された対象データの使用に対する課金の
結果を、前記課金データとして前記記録媒体に書き込む
書き込みステップとをコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録する。
【0039】
【発明の実施の形態】[電子透かし]本発明にかかるデ
ータ課金システムの説明に先立ち、いわゆる電子透かし
によるデータ・プログラムに対するマーキング処理の概
要を説明する。
【0040】インターネットをはじめとするネットワー
ク基盤の発達にともない、世の中ではデジタル情報の流
れがめざましく増加している。このようなデジタル化さ
れたデータは、コピーや加工が容易なため、違法コピー
などの問題が起きやすく、著作権保護が重要な問題とな
る。デジタル情報の保護には、これまで主として、デー
タ転送時の安全性・機密性に優れた暗号化技術が用いら
れてきたが、暗号化技術を用いても、情報の受け手がい
ったん暗号を解いて元に戻したあとは、その複製を阻止
することはできない。
【0041】このため、デジタル画像に関しては、違法
コピーや配布の歯止めとして、画像データ等の中に、可
視または非可視の埋め込み情報(いわゆる電子透かし)
を、一体不可分に施す方法がいろいろと考えられてき
た。この電子透かしを用いたマーキング技術(データハ
イディング等とも呼ばれる)は、画像データ等の品質を
維持つつ、電子透かしを埋め込んだ情報が加工されて
も、電子透かしが効力を失わないようにしたものであ
る。
【0042】このマーキング技術は、著作権保護をはじ
めとするさまざまな用途、また、静止画、動画、オーデ
ィオなどのさまざまなデジタル情報に対して適用可能で
ある。また、このマーキング技術により、電子透かしの
情報のほかに、さまざまな処理に使用可能なデータを一
緒にディジタル情報に埋め込むことができる。また、こ
のマーキング技術により、正当な対価を支払ったユーザ
に対して、ディジタル情報から、埋め込んだこれらの情
報を分離して元に戻して供給し、さらに、分離したこれ
らの情報を、さまざまな処理を行うプログラムに対して
供給することが可能である。
【0043】[データ課金システム1]図1は、本発明
にかかるデータ課金システム1の構成を例示する図であ
る。図2は、図1に示したクライアント装置10および
サーバ装置16の構成を例示する図である。図1に示す
ように、データ課金システム1は、例えば、m台のクラ
イアント装置(#1〜#i〜#m)10−1〜10−i
〜10−mと、n台のサーバ装置(#1〜#j〜#n)
16−1〜16−j〜16−nが、通信網14を介して
接続されて構成される。なお、以下、クライアント装置
10−1〜10−mあるいはサーバ装置16−1〜16
−nのいずれかを、特定せずに示す場合には、単にクラ
イアント装置10あるいはサーバ装置16と記す。
【0044】図2に示すように、クライアント装置10
およびサーバ装置16は、CPU12、CRTディスプ
レイ装置およびプリンタ等を含む表示・出力装置14
0、記憶装置104、通信装置106、メモリ108、
および、入力装置14から構成され、入力装置14は、
例えば、マウス142、キーボード144およびカード
リーダ146等を含む。つまり、クライアント装置10
およびサーバ装置16は同様にデータ通信機能を有する
一般的なコンピュータとしての構成を採る。なお、クラ
イアント装置10とサーバ装置16とでは実行するソフ
トウェアが異なり、サーバ装置16は、コンテンツ生成
プログラム300(図3を参照して後述)を実行し、ク
ライアント装置10は、電子透かし課金プログラム20
0(図5を参照して後述)を実行する。
【0045】[データ課金システム1の処理の概要]デ
ータ課金システム1(図1)において、サーバ装置16
は、画像等のデータおよび各種処理用のプログラム等
(データ・プログラム)に、電子透かしを埋め込むマー
キング処理を行って、あるいは、マーキング処理を行わ
ずにディジタルコンテンツを生成し、通信網15を介し
て、あるいはCD−ROM等の記録媒体22に記録して
クライアント装置10に配信(供給)する。
【0046】また、サーバ装置16は、内部にフラッシ
ュメモリ等の不揮発メモリを有し、外部からこの不揮発
メモリに対する読み出し、および、書き込みを行うため
の端子を備えたICカード(スマートカード等とも呼ば
れる)20に対して、対価の支払に応じて課金データを
書き込み、いわゆる「電子マネー」のような形式でクラ
イアント装置10のユーザに供給する。
【0047】また、データ課金システム1(図1)にお
いて、クライアント装置10は、サーバ装置16から配
信されたディジタルコンテンツからデータ・プログラム
を分離し、さらに、データ・プログラムに電子透かしが
埋め込まれていない場合には、電子透かしを埋め込んで
ユーザの利用に供する。あるいは、クライアント装置1
0は、データ・プログラムに電子透かしが埋め込まれて
いる場合には、データ・プログラムに電子透かしが埋め
込まれていることがが検出された場合にのみ、ユーザの
利用に供する。
【0048】また、クライアント装置10は、このデー
タ・プログラムに固有な記号・番号、あるいは、単にデ
ータ・プログラムの種類を示す識別子を分離し、識別デ
ータとして課金処理の用に供する。また、クライアント
装置10は、サーバ装置16からICカード20に記録
され、上述のように、いわゆる「電子マネー」のような
形式で供給された課金データを、カードリーダ146に
より読み出して課金処理を行い、課金処理の結果として
得られた課金データ(度数)をICカード20に書き込
む。
【0049】以下、特記なき限り、説明の簡略化および
明確化のために、データ課金システム1が画像等のデー
タのみを取り扱い、課金処理の単位をデータ量(ピクセ
ル数、フレーム数)とし、識別データが、単にデータ・
プログラムの種類を示す場合を具体例として説明する。
【0050】[コンテンツ生成プログラム300]図3
は、図1,2に示したサーバ装置16において実行され
るコンテンツ生成プログラム300の構成を示す図であ
る。コンテンツ生成プログラム300は、例えば記録媒
体22(図2)に記録された状態でサーバ装置16に供
給され、メモリ108にロードされて実行される。コン
テンツ生成プログラム300は、図3に示すように、電
子透かしエンジン380、伝送・記録部390、透かし
情報保持部392および課金データ処理部394から構
成される。電子透かしエンジン380には、コンテンツ
に含めるデータの種類に応じて、静止画用エンジン38
2、音声用エンジン384、動画用エンジン386およ
び文書用エンジン388が含まれる。課金データ処理部
394には、課金データベース(DB)396および課
金データ書き込み部398が含まれる。
【0051】図4は、図1,2に示したコンテンツ生成
プログラム300が、コンテンツに付加する透かし情報
を示す図である。コンテンツ生成プログラム300は、
これらの構成部分により、記録媒体22に記録されて、
あるいは、通信網15を介して他の通信ノード(他のサ
ーバ装置16、クライアント装置10あるいは図示しな
い他のコンピュータ等)から供給される静止画像デー
タ、音声データ、動画データおよび文書データ(これま
での記述におけるデータ・プログラムに対応し、これら
を総称して「課金対象データ」とも記す。)を生成す
る。
【0052】コンテンツ生成プログラム300は、電子
透かしを埋め込んだ課金対象データ、または、電子透か
しを埋め込んでいない課金対象データと、課金対象デー
タのデータ種別を示す識別子(識別データ)と、課金対
象データに電子透かしが埋め込まれているか否かで内容
が異なる透かし情報(図4)を付加してディジタルコン
テンツを生成する。
【0053】[透かし情報]図4に示すように、透かし
情報には、処理タイプデータ、埋め込みパラメータデー
タ、および、検出パラメータデータが含まれる。
【0054】[処理タイプ]透かし情報の内、処理タイ
プデータは、クライアント装置10側において、課金対
象データに対して電子透かしを埋め込む処理を行うか、
あるいは、ディジタルコンテンツから、課金対象データ
と識別データとを分離する処理を行うかを指定するため
に用いられる。つまり、課金対象データに電子透かしを
埋め込まずにディジタルコンテンツを生成した場合に
は、コンテンツ生成プログラム300は、課金対象デー
タに対して電子透かしを埋め込む処理の実行を指示する
処理タイプデータを透かし情報に設定する。反対に、課
金対象データに電子透かしを埋め込んでディジタルコン
テンツを生成した場合には、コンテンツ生成プログラム
300は、課金対象データに対して電子透かしが埋め込
まれているか否かを検出する処理の実行を指示する処理
タイプデータを透かし情報に設定する。
【0055】[埋め込みパラメータ]埋め込みパラメー
タデータは、クライアント装置10側において、課金対
象データに対して電子透かしを埋め込む際に用いられる
パラメータを示す。
【0056】[検出パラメータ]検出パラメータデータ
は、クライアント装置10側において、ディジタルコン
テンツに含まれる電子透かしが埋め込まれた課金対象デ
ータから電子透かしを検出し、電子透かしが埋め込まれ
ていない状態の元の課金対象データと、電子透かしとし
て埋め込まれた識別データとを分離するために用いられ
るパラメータを示す。
【0057】[課金用ICカード20の作成]図5は、
図1に示したICカード20に記録される課金データを
示す図である。また、コンテンツ生成プログラム300
は、クライアント装置10のユーザが課金対象データの
使用に対して対価を支払った場合に、図5に示す課金デ
ータを、ICカード20の各ブロックに記録する。この
課金データが記録されたICカード20は、対価を支払
ったユーザに供給され、このユーザのクライアント装置
10のカードリーダ146に挿入される。
【0058】[課金データ]図5に示すように、ICカ
ード20内の各ブロックに記録される課金データそれぞ
れは、課金対象物(課金対象データと同じ意味)の識別
子(識別データ)、課金対象量の識別子、課金単位量
(単位・対価データ)、課金上限、課金下限(課金範囲
データ)および度数(対価データ)の各データを含む。
【0059】[課金対象物の識別子]課金データの内、
課金対象物の識別子(識別データ)は、例えば、ディジ
タルコンテンツに含まれる識別データと同一であって、
課金対象データの種類を示す識別子等を示す。
【0060】[課金対象量の識別子・課金単位量]課金
対象量の識別子・課金単位量(単位・対価データ)の
内、課金対象量の識別子は、課金対象データの対価を算
出するために用いる課金対象データの使用量の単位を示
す。例えば、データ課金システム1においては、静止画
データは画素(ピクセル)単位で、音声および動画デー
タはフレーム単位で、文書データは文字数で、それぞれ
使用量が測られる。
【0061】[課金単位量]また、課金単位量は、上記
課金対象量の識別子が示す単位で測られた課金対象デー
タの何単位分が、いくらの対価(度数)に対応するかを
示す。つまり、課金対象量の識別子で測った課金対象デ
ータの使用量と、課金単位量が示す対価(度数)とを乗
算すると、その課金対象データの使用に対して課金され
る対価(度数)が得られる。
【0062】[課金上限・課金下限]また、課金上限・
下限(課金範囲データ)の内、課金下限は、クライアン
ト装置10側において課金処理を行う場合の最小使用量
を示す。つまり、クライアント装置10側では、上記課
金単位で測った課金対象データの使用量が、課金下限が
示す使用量よりも少ない場合には課金を行わず、課金下
限が示す使用量以上になった場合に、はじめて課金を行
【0063】また、課金上限は、クライアント装置10
側において課金処理を行う場合の1回の使用量の上限値
を示す。つまり、クライアント装置10側では、1回の
使用において、上記課金単位で測った課金対象データの
使用量が、課金上限が示す使用量以上になった場合に
は、それ以降、どんなに使用量が増えたとしても、その
時の使用においては対価を増額せず、課金上限が示す使
用量の対価のままとして課金処理を行う。
【0064】[度数]度数は、クライアント装置10が
支払った対価の残高に対応する。つまり、最初は、ユー
ザが支払った対価の全額に対応する度数がICカード2
0に書き込まれ、その後、ユーザが同じブロックの識別
データが示す課金対象データを使用する度に、課金上限
・課金下限の範囲内で、使用量に応じて減算された残高
が度数としてICカード20に書き込まれる。
【0065】[透かし情報保持部392]透かし情報保
持部392は、静止画用、音声用、動画用および文書用
の透かし情報を保持し、それぞれ静止画用エンジン38
2〜文書用エンジン388に対して出力する。
【0066】[電子透かしエンジン380]電子透かし
エンジン380において、静止画用エンジン382は、
外部から課金対象データとして入力される静止画データ
に対して、必要に応じて電子透かしを埋め込み、さら
に、識別データ、および、透かし情報保持部392に保
持されている静止画用の透かし情報(図4)を付加して
静止画のディジタルコンテンツを生成し、伝送・記録部
390に対して出力する。
【0067】音声用エンジン384は、外部から課金対
象データとして入力される音声データに対して、必要に
応じて電子透かしを埋め込み、さらに、識別データ、お
よび、透かし情報保持部392に保持されている音声用
の透かし情報(図4)を付加して音声のディジタルコン
テンツを生成し、伝送・記録部390に対して出力す
る。
【0068】動画用エンジン386は、外部から課金対
象データとして入力される動画データに対して、必要に
応じて電子透かしを埋め込み、さらに、識別データ、お
よび、透かし情報保持部392に保持されている動画用
の透かし情報(図4)を付加して動画のディジタルコン
テンツを生成し、伝送・記録部390に対して出力す
る。
【0069】文書用エンジン384は、外部から課金対
象データとして入力されるテキスト(文書)データに対
して、必要に応じて電子透かしを埋め込み、さらに、識
別データ、および、透かし情報保持部392に保持され
ている文書用の透かし情報(図4)を付加して文書のデ
ィジタルコンテンツを生成し、伝送・記録部390に対
して出力する。
【0070】[伝送・記録部390]伝送・記録部39
0は、電子透かしエンジン380から入力されたディジ
タルコンテンツを、通信網15を介してクライアント装
置10それぞれに対して配信し、あるいは、記録媒体2
2に記録してクライアント装置10に供給する。
【0071】[課金DB396]課金DB396は、サ
ーバ装置16が配信・供給する課金対象データそれぞれ
の指定された課金対象データの課金対象物、課金対象量
の識別子、課金単位量、課金上限および課金下限の各デ
ータ(図5)を記憶する。また、課金DB396は、サ
ーバ装置16のユーザの入力装置14に対する操作等を
受け、クライアント装置10のユーザによって対価が支
払われた課金対象データ等の指定を受け入れ、指定され
た課金対象データの課金対象物、課金対象量の識別子、
課金単位量、課金上限および課金下限の各データを課金
データ書き込み部398に対して出力する。
【0072】[課金データ書き込み部398]課金デー
タ書き込み部398は、サーバ装置16のユーザの入力
装置14に対する操作等を受け、クライアント装置10
のユーザにより支払われた対価に対応する度数の指定を
受け入れ、課金DB396から入力された各データ、お
よび、指定された度数を課金データ(図5)として、カ
ードリーダ146を介してICカード20に書き込む。
課金データ書き込み部398により課金データが書き込
まれたICカード20は、対価を支払ったクライアント
装置10のユーザに渡され、カードリーダ146に挿入
される。
【0073】[電子透かし課金プログラム200]図6
は、図1,2に示したクライアント装置10において実
行される電子透かし課金プログラム200の構成を示す
図である。図7は、図6に示した課金エンジン230の
構成を示す図である。電子透かし課金プログラム200
もコンテンツ生成プログラム300と同様に、記録媒体
22に記録された状態でクライアント装置10に供給さ
れ、メモリ108(図2)にロードされて実行される。
電子透かし課金プログラム200は、図6に示すよう
に、ディジタルコンテンツ受入部202、課金部210
および透かし情報DBから構成される。
【0074】課金部210は、電子透かしエンジン22
0および課金エンジン230を含む。電子透かしエンジ
ン220は、静止画用エンジン222、音声用エンジン
224、動画用エンジン226および文書用エンジン2
28を含む。課金エンジン230は、図7に示すよう
に、課金情報選択部232、課金実施部234およびI
Cカードインターフェース(IF)236を含む。
【0075】電子透かし課金プログラム200は、これ
らの構成部分により、サーバ装置16が生成したディジ
タルコンテンツから透かし情報(図4)を分離し、さら
に、分離した透かし情報を用いて、ディジタルコンテン
ツから課金対象データおよび識別データを分離し、課金
対象データを電子透かしが埋め込まれた状態にして、ク
ライアント装置10のユーザの利用に供する。
【0076】また、電子透かし課金プログラム200
は、カードリーダ146(図2)に挿入されたICカー
ド20から、課金データ(図5)を読み出し、コンテン
ツから分離した識別データとともに用いて、課金対象デ
ータの使用に対して、使用量(使用回数、データ量等)
に応じて従量的に対価を課金する。
【0077】[ディジタルコンテンツ受け入れ部20
2]ディジタルコンテンツ受け入れ部02は、記録媒体
22に記録されたディジタルコンテンツ、あるいは、通
信網15を介してサーバ装置16から配信されたディジ
タルコンテンツを受け入れて、ディジタルコンテンツに
含まれている課金対象データの種類(静止画、音声、動
画および文書)を判定し、課金対象データの種類に応じ
て、静止画データ、音声データ、動画データおよび文書
データを含むディジタルコンテンツそれぞれを、電子透
かしエンジン220の静止画用エンジン222、音声用
エンジン224、動画用エンジン226および文書用エ
ンジン228それぞれに対して出力する。
【0078】なお、ディジタルコンテンツに含まれる課
金対象データの種類の判断は、ディジタルコンテンツに
含まれる課金対象データのファイルの形式(フォーマッ
ト)、あるいは、課金対象データのファイル名の拡張子
を調べることにより、容易に行うことができる。以下、
データ課金システム1においては、課金データの種類の
判断に用いられるこれらのデータを、識別データとして
用いる場合を具体例として説明を行う。
【0079】[透かし情報保持部248]透かし情報保
持部248は、課金対象データの種類(静止画、音声、
動画および文書)それぞれで異なり、ディジタルコンテ
ンツに含まれる透かし情報(図4)の検出パラメータデ
ータに対応する検出パラメータ、および、埋め込みパラ
メータデータに対応する埋め込みパラメータを保持し、
電子透かしエンジン220の静止画用エンジン222、
音声用エンジン224、動画用エンジン226および文
書用エンジン228に対して出力する。電子透かしエン
ジン220の静止画用エンジン222、音声用エンジン
224、動画用エンジン226および文書用エンジン2
28それぞれにおいて、検出パラメータは、課金対象デ
ータから電子透かしを検出する処理に用いられ、埋め込
みパラメータは、課金対象データに電子透かしを埋め込
む処理に用いられる。
【0080】[静止画用エンジン222]電子透かしエ
ンジン220において、静止画用エンジン222は、静
止画データを課金対象として含むディジタルコンテンツ
をディジタルコンテンツ受け入れ部202から受け入
れ、受け入れたディジタルコンテンツに含まれる透かし
情報(図4)に含まれる検出データを用いて、透かし情
報保持部248から電子透かし検出処理に必要なパラメ
ータを得て、ディジタルコンテンツから、識別データお
よび課金対象データ(静止画データ)を分離する。ま
た、静止画用エンジン222は、分離した静止画データ
を課金実施部234(図7)に対して出力する。
【0081】図8は、図6に示した電子透かしエンジン
220から課金エンジン230に対して出力されるコン
テンツ情報を示す図である。静止画用エンジン222
は、ディジタルコンテンツから分離した課金対象物(静
止画データ)の識別子(識別データ)と、分離した課金
対象物(静止画データ)ファイルサイズ、およびコンテ
ンツ固有情報(ピクセル数)を図8に示すように、コン
テンツ情報として課金エンジン230に対して出力す
る。なお、コンテンツ固有情報は、図8に示すように、
課金対象データの種類によって異なり、課金対象データ
を計数するために用いられる単位(課金データ(図5)
の課金対象量の識別子に対応する)を示すデータと、デ
ィジタルコンテンツ内の課金対象データのデータ量を、
この単位で示すデータとを含む。
【0082】[音声用エンジン224]音声用エンジン
224(図6)は、音声データを課金対象として含むデ
ィジタルコンテンツをディジタルコンテンツ受け入れ部
202から受け入れ、受け入れたディジタルコンテンツ
に含まれる透かし情報(図4)に含まれる検出パラメー
タを用いて、透かし情報保持部248から処理に必要な
パラメータを得て、ディジタルコンテンツから、識別デ
ータおよび課金対象データ(音声データ)を分離する。
また、音声用エンジン224は、分離した音声データを
課金実施部234(図7)に対して出力する。
【0083】また、音声用エンジン224は、ディジタ
ルコンテンツから分離した課金対象物の識別子(識別デ
ータ)とファイルサイズ、および、ディジタルコンテン
ツ受け入れ部202により判定されたディジタルコンテ
ンツ内の課金対象データの種類(音声データ)に応じて
決められるコンテンツ固有情報(フレーム数)を、図8
に示すように、コンテンツ情報として課金エンジン23
0に対して出力する。
【0084】[動画用エンジン226]動画用エンジン
226は、音声データを課金対象として含むディジタル
コンテンツを入力装置210から受け入れ、受け入れた
ディジタルコンテンツに含まれる透かし情報(図4)に
含まれる検出パラメータを用いて、透かし情報保持部2
48から処理に必要なパラメータを得て、ディジタルコ
ンテンツから、識別データおよび課金対象データ(動画
データ)を分離する。また、動画用エンジン226は、
分離した動画データを課金実施部234(図7)に対し
て出力する。
【0085】また、動画用エンジン226は、ディジタ
ルコンテンツから分離した課金対象物の識別子(識別デ
ータ)とファイルサイズ、および、ディジタルコンテン
ツ受け入れ部202により判定されたディジタルコンテ
ンツ内の課金対象データの種類(動画データ)に応じて
決められるコンテンツ固有情報(フレーム数)を、図8
に示すように、コンテンツ情報として課金エンジン23
0に対して出力する。
【0086】[文書用エンジン228]文書用エンジン
228は、テキスト(文書)データを課金対象として含
むディジタルコンテンツを受け入れ部202から受け入
れ、受け入れたディジタルコンテンツに含まれる透かし
情報(図4)に含まれる検出パラメータを用いて、透か
し情報保持部248から処理に必要なパラメータを得
て、ディジタルコンテンツから、識別データおよび課金
対象データ(文書データ)を分離する。また、文書用エ
ンジン228は、分離した文書データを課金実施部23
4(図7)に対して出力する。
【0087】また、文書用エンジン228は、ディジタ
ルコンテンツから分離した課金対象物の識別子(識別デ
ータ)とファイルサイズ、および、ディジタルコンテン
ツ受け入れ部202により判定されたディジタルコンテ
ンツ内の課金対象データの種類(文書データ)に応じて
決められるコンテンツ固有情報(文字数)を、図8に示
すように、コンテンツ情報として課金エンジン230に
対して出力する。
【0088】[電子透かしの埋め込み処理]なお、静止
画用エンジン222、音声用エンジン224、動画用エ
ンジン226および文書用エンジン228は、透かし情
報(図4)の処理タイプが埋め込み処理を指定している
場合には、それぞれ処理の対象としている課金対象デー
タとして含むディジタルコンテンツをディジタルコンテ
ンツ受け入れ部202から受け入れ、受け入れたディジ
タルコンテンツに含まれる埋め込みパラメータデータを
用いて、透かし情報保持部248から処理に必要な埋め
込みパラメータを得て、課金対象データに対して電子透
かしの埋め込み処理を行い、課金エンジン230(図
6)の課金実施部234(図7)に対して出力する。
【0089】[電子透かしの検出処理]なお、静止画用
エンジン222、音声用エンジン224、動画用エンジ
ン226および文書用エンジン228は、透かし情報
(図4)の処理タイプが検出処理を指定している場合に
は、それぞれ処理の対象としている課金対象データとし
て含むディジタルコンテンツをディジタルコンテンツ受
け入れ部202から受け入れ、受け入れたディジタルコ
ンテンツに含まれる検出パラメータデータを用いて、透
かし情報保持部248から処理に必要な埋め込みパラメ
ータを得て、課金対象データに対して電子透かしが埋め
込まれているか否かを検出し、課金実施部234に対し
て出力する。
【0090】[課金エンジン230]課金エンジン23
0は、電子透かしエンジン220から入力されるコンテ
ンツ情報(図8)、および、ICカード20から読み出
した課金データ(図5)を用いて、課金対象データの使
用量に応じて課金データ内の度数を減算し、ICカード
20に書き込むことにより、課金対象データの使用に対
して従量的な課金処理を行う。
【0091】[ICカードIF236]ICカードIF
236は、カードリーダ146に挿入されたICカード
20から課金データ(図5)を読み出し、課金情報選択
部232に対して出力する。また、ICカードIF23
6は、課金実施部234から入力される課金出力(課金
により減らされた度数)を、ICカード20に書き込
む。
【0092】[課金情報選択部232]課金情報選択部
232は、電子透かしエンジン220から入力されるコ
ンテンツ情報(図8)に含まれる課金対象物の識別子
(識別データ)と、ICカード20の各ブロックから読
み出した課金データ(図5)に含まれる課金対象物の識
別子(識別データ)とを比較し、コンテンツ情報と同じ
識別子(識別データ)が記録された特定の1ブロックか
ら課金データを読み出し、コンテンツ情報とともに課金
実施部234に対して出力する。
【0093】[課金実施部234]課金実施部234
は、課金情報選択部232から入力された特定の1ブロ
ックの課金データおよびコンテンツ情報に基づいて課金
処理を行い、課金データ内の度数を変更して、ICカー
ドIF236を介して、ICカード20の対応するブロ
ックに書き込む。また、課金実施部234は、電子透か
し処理および課金処理が正しく行われた場合にのみ、電
子透かしエンジン220が出力した課金対象データの使
用を許可する。
【0094】[課金処理]以下、さらに図9〜図18を
参照して、電子透かし課金プログラム200における課
金処理の全体を詳細に説明する。図9は、図6に示した
ディジタルコンテンツ受け入れ部202および電子透か
しエンジン220による電子透かしの埋め込み処理、お
よび、検出除去処理(電子透かし処理;S10)を示す
フローチャートである。図10〜13はそれぞれ、静止
画データ、音声データ、動画データおよび文書データを
含むディジタルコンテンツに対する電子透かし処理(図
9に示したS40,S42,S44,S46)を示すフ
ローチャートである。図14〜16はそれぞれ、静止画
データ、音声または動画データ、および、文書データを
含むディジタルコンテンツからコンテンツ情報(図8)
を生成する処理(図9に示したS30,S32,S3
4)を示すフローチャートである。
【0095】[電子透かし処理]図9に示すように、ス
テップ100(S100)において、ディジタルコンテ
ンツ受け入れ部202(図6)は、クライアント装置1
0から配信・供給されたディジタルコンテンツを受け入
れる。
【0096】ステップ102(S102)において、デ
ィジタルコンテンツ受け入れ部202は、受け入れたデ
ィジタルコンテンツに電子透かし処理可能な課金対象デ
ータが含まれているか否か、つまり、この実施形態にお
いては、ディジタルコンテンツに静止画データ、音声デ
ータ、動画データまたは文書データが含まれているか否
かを判断し、これらのデータが含まれている場合には、
含まれているデータの種類に応じてS40,S42,S
44,S46(図10〜図13)の処理のいずれか、お
よび、S30,S32,S34(図14〜図16)の処
理のいずれかに進む。
【0097】[静止画の電子透かし処理]まず、ディジ
タルコンテンツに静止画データが含まれている場合の電
子透かし処理(図9,10;S40)を説明する。図1
0に示すように、ステップ400(S400)におい
て、ディジタルコンテンツ受け入れ部202は、電子透
かしエンジン220の静止画用エンジン222に対して
ディジタルコンテンツを出力する。
【0098】ステップ402(S402)において、静
止画用エンジン222は、ディジタルコンテンツから、
静止画データおよび透かし情報(図4)を分離し、分離
した透かし情報の処理タイプデータを判断し、処理タイ
プデータが、電子透かしの埋め込みを指示している場合
にはS404の処理に進み、これ以外の場合にはS40
8の処理に進む。
【0099】ステップ404(S404)において、静
止画用エンジン222は、透かし情報から埋め込みパラ
メータデータを取り出し、透かし情報保持部248か
ら、この埋め込みパラメータに適合した埋め込みパラメ
ータを読み出す。
【0100】ステップ406(S406)において、静
止画用エンジン222は、静止画用の電子透かしを静止
画像データに埋め込む処理を行い、S104(図9)の
処理に進む。
【0101】ステップ408(S408)において、静
止画用エンジン222は、透かし情報から検出パラメー
タデータを取り出し、透かし情報保持部248から、こ
の検出パラメータに適合した検出パラメータを読み出
す。
【0102】ステップ410(S410)において、静
止画用エンジン222は、静止画データから静止画用の
電子透かしを検出する処理を行い、S104(図9)の
処理に進む。
【0103】[音声の電子透かし処理]次に、ディジタ
ルコンテンツに音声データが含まれている場合の電子透
かし処理(図9,11;S42)を説明する。図11に
示すように、ステップ400(S400)において、デ
ィジタルコンテンツ受け入れ部02は、電子透かしエン
ジン220の音声用エンジン224に対してディジタル
コンテンツを出力する。
【0104】ステップ402(S402)において、音
声用エンジン224は、ディジタルコンテンツから、静
止画データおよび透かし情報(図4)を分離し、分離し
た透かし情報の処理タイプデータを判断し、処理タイプ
データが、電子透かしの埋め込みを指示している場合に
はS404の処理に進み、これ以外の場合にはS408
の処理に進む。
【0105】ステップ404(S404)において、音
声用エンジン224は、透かし情報から埋め込みパラメ
ータデータを取り出し、透かし情報保持部248から、
この埋め込みパラメータに適合した埋め込みパラメータ
を読み出す。
【0106】ステップ420(S420)において、音
声用エンジン224は、音声用の電子透かしを音声デー
タに埋め込む処理を行い、S104(図9)の処理に進
む。
【0107】ステップ408(S408)において、音
声用エンジン224は、透かし情報から検出パラメータ
データを取り出し、透かし情報保持部248から、この
検出パラメータに適合した検出パラメータを読み出す。
【0108】ステップ422(S422)において、音
声用エンジン224は、音声データから音声用の電子透
かしを検出する処理を行い、S104(図9)の処理に
進む。
【0109】[動画の電子透かし処理]次に、ディジタ
ルコンテンツに動画データが含まれている場合の電子透
かし処理(図9,図12;S44)を説明する。図12
に示すように、ステップ400(S400)において、
ディジタルコンテンツ受け入れ部202は、電子透かし
エンジン220の動画用エンジン226に対してディジ
タルコンテンツを出力する。
【0110】ステップ402(S402)において、動
画用エンジン226は、ディジタルコンテンツから、静
止画データおよび透かし情報(図4)を分離し、分離し
た透かし情報の処理タイプデータを判断し、処理タイプ
データが、電子透かしの埋め込みを指示している場合に
はS404の処理に進み、これ以外の場合にはS408
の処理に進む。
【0111】ステップ404(S404)において、動
画用エンジン226は、透かし情報から埋め込みパラメ
ータデータを取り出し、透かし情報保持部248から、
この埋め込みパラメータに適合した埋め込みパラメータ
を読み出す。
【0112】ステップ440(S440)において、動
画用エンジン226は、動画用の電子透かしを動画デー
タに埋め込む処理を行い、S104(図9)の処理に進
む。
【0113】ステップ408(S408)において、動
画用エンジン226は、透かし情報から検出パラメータ
データを取り出し、透かし情報保持部248から、この
検出パラメータに適合した検出パラメータを読み出す。
【0114】ステップ442(S442)において、動
画用エンジン226は、動画データから動画用の電子透
かしを検出する処理を行い、S104(図9)の処理に
進む。
【0115】[文書の電子透かし処理]次に、ディジタ
ルコンテンツに文書データが含まれている場合の電子透
かし処理(図9,図13;S46)を説明する。図13
に示すように、ステップ400(S400)において、
ディジタルコンテンツ受け入れ部02は、電子透かしエ
ンジン220の文書用エンジン228に対してディジタ
ルコンテンツを出力する。
【0116】ステップ402(S402)において、文
書用エンジン228は、ディジタルコンテンツから、静
止画データおよび透かし情報(図4)を分離し、分離し
た透かし情報の処理タイプデータを判断し、処理タイプ
データが、電子透かしの埋め込みを指示している場合に
はS404の処理に進み、これ以外の場合にはS408
の処理に進む。
【0117】ステップ404(S404)において、文
書用エンジン228は、透かし情報から埋め込みパラメ
ータデータを取り出し、透かし情報保持部248から、
この埋め込みパラメータに適合した埋め込みパラメータ
を読み出す。
【0118】ステップ460(S460)において、文
書用エンジン228は、文書用の電子透かしを文書デー
タに埋め込む処理を行い、S104(図9)の処理に進
む。
【0119】ステップ408(S408)において、文
書用エンジン228は、透かし情報から検出パラメータ
データを取り出し、透かし情報保持部248から、この
検出パラメータに適合した検出パラメータを読み出す。
【0120】ステップ462(S462)において、文
書用エンジン228は、文書データから文書用の電子透
かしを検出する処理を行い、S104(図9)の処理に
進む。
【0121】[静止画のコンテンツ情報生成]次に、静
止画データを含むディジタルコンテンツから、図8に示
したコンテンツ情報を生成する処理(図9,14;S3
0)を説明する。
【0122】図14に示すように、ステップ300(S
300)において、電子透かしエンジン220(図6)
の静止画用エンジン222は、例えば、ディジタルコン
テンツから分離された課金対象データ(静止画データ)
のファイル名の拡張子を識別データとして取得し、ある
いは、ディジタルコンテンツに別途付された課金対象デ
ータの種類を示すデータを識別データとして取得する。
【0123】ステップ302(S302)において、静
止画用エンジン222は、課金対象データ(静止画デー
タ)のファイルサイズ(データ量)を計数する。
【0124】ステップ304(S304)において、静
止画用エンジン222は、例えば、課金対象データ(静
止画データ)のファイルに付されたヘッダ情報を読み取
り、静止画像の垂直方向の走査線数(行数)および水平
方向の画素数(桁数)を取得する。
【0125】ステップ306(S306)において、静
止画用エンジン222は、例えば、S304の処理にお
いて求められた静止画像の行数と桁数とを乗算し、静止
画像データ(課金対象データ)の画素(ピクセル)数を
算出する。
【0126】ステップ308(S308)において、静
止画用エンジン222は、S300の処理において得ら
れた識別データを、課金対象物の識別子としてコンテン
ツ情報(図8)に設定する。
【0127】ステップ310(S310)において、静
止画用エンジン222は、S302の処理において得ら
れたファイルサイズを、コンテンツ情報に設定する。
【0128】ステップ312(S312)において、静
止画用エンジン222は、S306の処理において得ら
れたピクセル数をコンテンツ情報に設定し、静止画用の
コンテンツ情報を完成する。静止画用エンジン222
は、完成したコンテンツ情報を課金エンジン230の課
金情報選択部232(図7)に対して出力し、課金処理
S20(図9,17)に進む。
【0129】[音声および動画のコンテンツ情報生成]
次に、音声データまたは動画データを含むディジタルコ
ンテンツから、図8に示したコンテンツ情報を生成する
処理(図9,15;S32)を説明する。
【0130】図15に示すように、ステップ300(S
300)において、電子透かしエンジン220(図6)
の音声用エンジン224または動画用エンジン226
は、課金対象データ(音声データまたは動画データ)の
ファイル名の拡張子を、あるいは、ディジタルコンテン
ツに別途付された課金対象データの種類を示すデータ
を、識別データとして取得する。
【0131】ステップ302(S302)において、音
声用エンジン224または動画用エンジン226は、課
金対象データ(音声データまたは動画データ)のファイ
ルサイズ(データ量)を計数する。
【0132】ステップ320(S320)において、音
声用エンジン224または動画用エンジン226は、例
えば、課金対象データ(音声データまたは動画データ)
のファイルに付されたヘッダ情報を読み取り、音声デー
タまたは動画データのフレーム数を取得する。
【0133】ステップ308(S308)において、音
声用エンジン224または動画用エンジン226は、S
300の処理において得られた識別データを、課金対象
物の識別子としてコンテンツ情報(図8)に設定する。
【0134】ステップ310(S310)において、音
声用エンジン224または動画用エンジン226は、S
302の処理において得られたファイルサイズを、コン
テンツ情報に設定する。
【0135】ステップ324(S324)において、音
声用エンジン224または動画用エンジン226は、S
320の処理において得られたフレーム数をコンテンツ
情報に設定し、音声用または動画用のコンテンツ情報を
完成する。音声用エンジン224または動画用エンジン
226は、完成したコンテンツ情報を課金エンジン23
0の課金情報選択部232(図7)に対して出力し、課
金処理S20(図9,17)に進む。
【0136】[文書のコンテンツ情報生成]次に、文書
データを含むディジタルコンテンツから、図8に示した
コンテンツ情報を生成する処理(図9,16;S34)
を説明する。
【0137】図16に示すように、ステップ300(S
300)において、電子透かしエンジン220(図6)
の文書用エンジン228は、課金対象データ(文書デー
タ)のファイル名の拡張子を、あるいは、ディジタルコ
ンテンツに別途付された課金対象データの種類を示すデ
ータを、識別データとして取得する。
【0138】ステップ302(S302)において、文
書用エンジン228は、課金対象データ(文書データ)
のファイルサイズ(データ量)を計数する。
【0139】ステップ340(S340)において、文
書用エンジン228は、例えば、課金対象データ(文書
データ)のファイルに付されたヘッダ情報を読み取り、
その中に含まれる文書データの文字数を取得する。
【0140】ステップ308(S308)において、文
書用エンジン228は、S300の処理において得られ
た識別データを、課金対象物の識別子としてコンテンツ
情報(図8)に設定する。
【0141】ステップ310(S310)において、文
書用エンジン228は、S302の処理において得られ
たファイルサイズを、コンテンツ情報に設定する。
【0142】ステップ342(S342)において、文
書用エンジン228は、S340の処理において得られ
た文字数をコンテンツ情報に設定し、文書用のコンテン
ツ情報を完成する。文書用エンジン228は、完成した
コンテンツ情報を課金エンジン230の課金情報選択部
232(図7)に対して出力し、課金処理S20(図
9,17)に進む。
【0143】[課金処理]次に、図17および図18を
さらに参照して、課金処理を説明する。図17は、図9
に示した課金処理(S20)を示すフローチャートであ
る。図18は、図17に示した課金実施処理(S24)
を示すフローチャートである。
【0144】図17に示すように、ステップ200(S
200)において、課金情報選択部232(図7)は、
S30〜S34(図14〜16)のいずれかの処理によ
り得られたコンテンツ情報(図8)を取得する。
【0145】ステップ204(S204)において、課
金情報選択部232は、ICカードIF236を介して
ICカード20(図2,6)から課金データ(図5)の
最初のブロックを読み出す。
【0146】ステップ206(S206)において、課
金情報選択部232は、S204またはS222の処理
においてICカード20から読み出した課金データ(図
4)の1ブロックに含まれる識別データ(課金対象物の
識別子)と、電子透かしエンジン220から入力された
コンテンツ情報(図8)の識別データとを比較する。
【0147】ステップ208(S208)において、課
金情報選択部232は、S206の処理において比較さ
れた識別データ(課金対象の識別子)が一致したか否か
を判断し、一致した場合にはS210の処理に進み、こ
れ以外の場合にはS218の処理に進む。
【0148】ステップ210(S210)において、課
金情報選択部232は、S208の処理において一致す
ると判断されたコンテンツ情報から、コンテンツ固有情
報を取得する。
【0149】ステップ212(S212)において、課
金情報選択部232は、S208の処理において一致す
ると判断された課金データから課金対象量の識別子を取
得し、S210の処理において取得したコンテンツ固有
情報と比較する。課金情報選択部232は、コンテンツ
固有情報と課金対象量とが対応する場合にはS214の
処理に進み、これ以外の場合にはS218の処理に進
む。
【0150】ステップ214(S214)において、課
金情報選択部232は、コンテンツ情報のコンテンツ固
有情報が示すディジタルコンテンツ内の課金対象データ
のデータ量(課金対象量)が、課金データの課金上限お
よび課金下限が示すデータ量の範囲になっているか否か
を判断する。課金対象データのデータ量が、課金上限お
よび課金下限の範囲内である場合にはS216の処理に
進み、これ以外の場合にはS218の処理に進む。
【0151】ステップ216(S216)において、課
金情報選択部232は、S208の処理において、課金
対象物の識別子が一致すると判定された課金データおよ
びコンテンツ情報を課金実施部234(図7)に対して
出力する。課金情報選択部232は、コンテンツ情報が
示す課金対象量を、課金データの課金単位量で除算し
て、このディジタルコンテンツに含まれる課金データの
使用の対価として、処理の対象となっているブロックの
課金データの度数から減ずる度数(課金度数)を算出
し、課金の実施処理S24に進む。
【0152】ステップ218(S218)において、課
金情報選択部232は、最新に読み込んだ課金データ
が、ICカード20内の最後のブロックの課金データか
否かを判断し、最後のブロックの課金データである場合
にはS220の処理に進み、これ以外の場合にはS22
0の処理に進む。
【0153】ステップ220(S220)において、電
子透かし処理S10に返すReturn値として、エラ
ーコードをセットし、図9に示したS106の処理に戻
る。
【0154】[課金実施処理]以下、図17に示した課
金の実施処理S24を説明する。図18に示すように、
ステップ240(S240)において、課金実施部23
4は、図17に示したS216の処理において算出され
た課金度数の値を課金情報選択部232から読み出す。
【0155】ステップ242(S242)において、課
金実施部234は、課金情報選択部232から入力され
た課金データの度数の値以下であるか否かを判断し、課
金データの度数以下である場合にはS244の処理に進
み、これ以外の場合にはS248の処理に進む。
【0156】ステップ244(S244)において、課
金実施部234は、ICカードIF236を介して、課
金データの度数から、S216の処理において算出され
た課金度数を減算する。
【0157】ステップ246(S246)において、課
金実施部234は、S244の処理における減算結果が
0以上である場合には、電子透かし処理S10に返すR
eturn値のエラーコードをリセットし、図9に示し
たS106の処理に戻り、これ以外の場合にはS248
の処理に進む。
【0158】ステップ248(S248)において、課
金実施部234は、電子透かし処理S10に返すRet
urn値のエラーコードをセットし、S244の処理に
おける減算結果を破棄して、図9に示したS106の処
理に戻る。
【0159】再び図9を参照する。ステップ104(S
104)において、課金実施部234は、電子透かしエ
ンジン220による電子透かし処理が成功したか否かを
判断し、成功した場合にはS106の処理に進み、これ
以外の場合には処理を終了する。
【0160】ステップ106(S106)において、課
金実施部234は、他の処理(図17,18に示したS
20,S24)からのReturn値がエラーコードで
ある場合には、課金が正しく行われなかったと判断し、
S110の処理に進み、これ以外の場合には、課金が正
しく行われたと判断し、S108の処理に進む。
【0161】ステップ108(S108)において、課
金実施部234は、図18に示した課金実施処理S24
のS244の処理により得られた減算結果を、図17に
示した課金処理S20のS208の処理において課金対
象物の識別子が一致すると判断されたブロックの課金デ
ータとしてICカード20に書き込む。
【0162】また、課金実施部234は、これまで説明
した処理により、電子透かしの埋め込み処理または検出
処理および課金処理が正常に行われた課金対象データ
(静止画データ、音声データ、動画データ、文書デー
タ)を電子透かしエンジン220から読み出す。さら
に、課金実施部234は、読み出した課金対象データ
を、メモリ108に記憶し、記憶装置104を介して記
録媒体22に記録し、あるいは、表示・出力部140に
表示する等して、ユーザの利用に供する。
【0163】ステップ110(S110)において、課
金実施部234は、Reset信号を活性化して電子透
かしエンジン220を制御し、電子透かし処理(図10
〜13に示したS40〜S46)により得られた課金対
象データを破棄させる。
【0164】[データ課金システム1の全体動作]以
下、各図を参照して、データ課金システム1の全体動作
を説明する。サーバ装置16(図1,2)において、コ
ンテンツ生成プログラム300(図3)は、静止画像デ
ータ、音声データ、動画データおよび文書データ等の課
金対象データに対して電子透かしを埋め込み、電子透か
しを埋め込んだ課金対象データと、課金対象データの種
類を示す識別データと、課金対象データに電子透かしが
埋め込まれている場合の透かし情報(図4)とを含むデ
ィジタルコンテンツを生成する。
【0165】あるいは、コンテンツ生成プログラム30
0は、課金対象データに対して電子透かしを埋め込まず
に、課金対象データと、識別データと、課金対象データ
に電子透かしが埋め込まれていない場合の透かし情報
(図4)とを含むディジタルコンテンツを生成する。コ
ンテンツ生成プログラム300が生成したこれらのディ
ジタルコンテンツは、記録媒体22および通信網15等
を介して、クライアント装置10に供給される。
【0166】コンテンツ生成プログラム300は、クラ
イアント装置10のユーザが課金対象データの使用に対
して対価を支払った場合には、課金データ(図5)を、
ICカード20の各ブロックに記録する。課金データが
記録されたICカード20は、対価を支払ったユーザに
供給され、このユーザのクライアント装置10のカード
リーダ146に挿入される。
【0167】クライアント装置10(図1,2)におい
て、ディジタルコンテンツ受け入れ部202(図6)
は、サーバ装置16側から供給されたディジタルコンテ
ンツを受け入れて、静止画データ、音声データ、動画デ
ータおよび文書データを含むディジタルコンテンツそれ
ぞれを、電子透かしエンジン220の静止画用エンジン
222、音声用エンジン224、動画用エンジン226
および文書用エンジン228それぞれに対して出力す
る。
【0168】電子透かしエンジン220において、静止
画用エンジン222、音声用エンジン224、動画用エ
ンジン226および文書用エンジン228は、ディジタ
ルコンテンツ受け入れ部02から入力されたディジタル
コンテンツを受け入れ、受け入れたディジタルコンテン
ツに含まれる透かし情報(図4)に含まれる検出データ
を用いて、透かし情報保持部248から電子透かし検出
処理に必要なパラメータを得て、ディジタルコンテンツ
から、識別データおよび課金対象データを分離し、分離
した静止画データを課金実施部234(図7)に対して
出力する。
【0169】また、静止画用エンジン222,音声用エ
ンジン224、動画用エンジン226および文書用エン
ジン228は、課金対象データの識別データと、分離し
た課金対象データのファイルサイズ、および、コンテン
ツ固有情報を、コンテンツ情報(図8)として課金エン
ジン230に対して出力する。また、静止画用エンジン
222、音声用エンジン224、動画用エンジン226
および文書用エンジン228は、図9〜図13に示すよ
うに、透かし情報(図4)の処理タイプに応じて、課金
対象データに対して、電子透かしの埋め込み処理、また
は、電子透かしの検出処理を行う。
【0170】課金エンジン230(図6)の課金情報選
択部232(図7)は、図17に示したように、コンテ
ンツ情報(図8)および課金データ(図5)に含まれる
課金対象物の識別子(識別データ)を比較し、これらが
一致するコンテンツ情報と課金データとを、課金実施部
234に対して出力する。
【0171】課金実施部234は、課金情報選択部23
2から入力された課金データおよびコンテンツ情報に基
づいて、図18に示したように課金処理を行い、課金デ
ータ内の度数を変更して、ICカードIF236を介し
て、ICカード20の対応するブロックに書き込み、電
子透かし処理および課金処理が正しく行われた場合にの
み、電子透かしエンジン220が出力した課金対象デー
タをユーザの利用に供する。
【0172】[変形例]なお、度数は、各ブロックごと
に記憶するのではなく、全ブロックに共通な度数をIC
カード20に記録し、度数を各種課金対象データの課金
処理で共用してもよい。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるデ
ータ課金システム、コンテンツ生成装置、データ課金装
置および方法によれば、スマートカードを用いてディジ
タルコンテンツに対する課金を行うようにして、ユーザ
によるディジタルコンテンツの使用に対して、確実かつ
簡便に課金することができる。
【0174】また、本発明にかかるデータ課金システ
ム、コンテンツ生成装置、データ課金装置および方法に
よれば、ユーザによるディジタルコンテンツの使用に対
して、使用量に応じて従量的に課金することができる。
【0175】また、本発明にかかるデータ課金システ
ム、コンテンツ生成装置、データ課金装置および方法に
よれば、電子透かし等を用いることにより、ディジタル
コンテンツの不正利用を防ぐとともに、ユーザによるデ
ィジタルコンテンツの使用に対して、確実かつ簡便に課
金することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるデータ課金システムの構成を例
示する図である。
【図2】図1に示したクライアント装置およびサーバ装
置の構成を例示する図である。
【図3】図1,2に示したサーバ装置において実行され
るコンテンツ生成プログラムの構成を示す図である。
【図4】図1,2に示したコンテンツ生成プログラム
が、コンテンツに付加する透かし情報を示す図である。
【図5】図1に示したICカードに記録される課金デー
タを示す図である。
【図6】図1,2に示したクライアント装置において実
行される電子透かし課金プログラムの構成を示す図であ
る。
【図7】図6に示した課金エンジンの構成を示す図であ
る。
【図8】図6に示した電子透かしエンジンから課金エン
ジンに対して出力されるコンテンツ情報を示す図であ
る。
【図9】図6に示したディジタルコンテンツ受け入れ部
および電子透かしエンジンによる電子透かしの埋め込み
処理、および、検出除去処理(電子透かし処理;S1
0)を示すフローチャートである。
【図10】静止画データを含むディジタルコンテンツに
対する電子透かし処理(図9に示したS40)を示すフ
ローチャートである。
【図11】音声データを含むディジタルコンテンツに対
する電子透かし処理(図9に示したS42)を示すフロ
ーチャートである。
【図12】動画データを含むディジタルコンテンツに対
する電子透かし処理(図9に示したS44)を示すフロ
ーチャートである。
【図13】文書データを含むディジタルコンテンツに対
する電子透かし処理(図9に示したS46)を示すフロ
ーチャートである。
【図14】静止画データを含むディジタルコンテンツか
らコンテンツ情報(図8)を生成する処理(図9に示し
たS30)を示すフローチャートである。
【図15】音声または動画データを含むディジタルコン
テンツからコンテンツ情報(図8)を生成する処理(図
9に示したS32)を示すフローチャートである。
【図16】文書データを含むディジタルコンテンツから
コンテンツ情報(図8)を生成する処理(図9に示した
S34)を示すフローチャートである。
【図17】図9に示した課金処理(S20)を示すフロ
ーチャートである。
【図18】図17に示した課金実施処理(S24)を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・データ課金システム 10,10−1,10−i,10−m・・・クライアン
ト装置 12・・・CPU 14・・・入力装置 142・・・マウス 144・・・キーボード 146・・・カードリーダ 140・・・表示・出力装置 202・・・ディジタルコンテンツ受け入れ部 104・・・記憶装置 106・・・通信装置 108・・・メモリ 20・・・ICカード 22・・・記録媒体 15・・・通信網 16,16−1,16−j,16−n・・・サーバ装置 200・・・電子透かし課金プログラム 202・・・ディジタルコンテンツ受け入れ部 210・・・課金部 220・・・電子透かしエンジン 222・・・静止画用エンジン 224・・・音声用エンジン 226・・・動画用エンジン 228・・・文書用エンジン 230・・・課金エンジン 232・・・課金情報選択部 234・・・課金実施部 236・・・ICカードIF 248・・・透かし情報保持部 300・・・コンテンツ生成プログラム 380・・・電子透かしエンジン 382・・・静止画用エンジン 384・・・音声用エンジン 386・・・動画用エンジン 388・・・文書用エンジン 390・・・伝送・記録部 392・・・透かし情報保持部 394・・・課金データ処理部 396・・・課金DB 398・・・課金データ書き込み部
フロントページの続き (72)発明者 沢 田 覚 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B085 AC04 AE12 5C076 AA14 AA40

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象データを含むコンテンツを生成するコ
    ンテンツ生成装置と、 前記対象データの課金に用いられる課金データと、この
    対象データの識別に用いられる識別データとを記録する
    記録媒体と、 記録された前記課金データと前記識別データとを用い
    て、前記対象データの使用に対する課金を行うデータ課
    金装置とを有するデータ課金システムであって、 前記データ課金装置は、 前記記録媒体から前記識別データと前記課金データとを
    読み出すデータ読み出し手段と、 前記コンテンツから前記対象データを分離するデータ分
    離手段と、 読み出された前記識別データを用いて、前記分離された
    対象データを識別する識別手段と、 読み出された前記課金データを用いて、前記識別された
    対象データの使用に対して課金を行う課金手段と、 前記識別された対象データの使用に対する課金の結果
    を、前記課金データとして前記記録媒体に書き込む書き
    込み手段とを有するデータ課金システム。
  2. 【請求項2】コンテンツに含まれる対象データの課金に
    用いられる課金データと、この対象データの識別に用い
    られる識別データとを記録媒体に記録し、記録された前
    記課金データと前記識別データとを用いて、電子透かし
    が埋め込まれた前記対象データの使用に対してのみ課金
    を行うデータ課金システムにおいて、 前記対象データに対して前記電子透かしを埋め込み、前
    記コンテンツを生成するコンテンツ生成装置。
  3. 【請求項3】コンテンツに含まれる対象データの課金に
    用いられる課金データと、この対象データの識別に用い
    られる識別データとを記録媒体に記録し、記録された前
    記課金データと前記識別データとを用いて、前記対象デ
    ータの使用に対する課金を行うデータ課金システムにお
    いて、 前記記録媒体から前記識別データと前記課金データとを
    読み出すデータ読み出し手段と、 前記コンテンツから前記対象データを分離する分離手段
    と、 読み出された前記識別データを用いて、前記分離された
    対象データを識別する識別手段と、 読み出された前記課金データを用いて、前記識別された
    対象データの使用に対して課金を行う課金手段と、 前記識別された対象データの使用に対する課金の結果
    を、前記課金データとして前記記録媒体に書き込む書き
    込み手段とを有するデータ課金装置。
  4. 【請求項4】前記コンテンツは、前記対象データと、こ
    の対象データを識別するために用いられる前記識別デー
    タとを含み、 前記分離手段は、前記コンテンツから前記対象データお
    よび前記識別データを分離し、 前記識別手段は、前記コンテンツから分離された前記識
    別データと、前記記録媒体から読み出された前記識別デ
    ータとに基づいて、前記対象データを識別し、 前記課金手段は、読み出された前記課金データを用い
    て、前記対象データに対して課金を行う請求項3に記載
    のデータ課金装置。
  5. 【請求項5】前記コンテンツから分離された前記対象デ
    ータに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み
    手段をさらに有し、 前記分離手段は、前記コンテンツから、前記対象データ
    と前記識別データとを分離し、 前記識別手段は、前記コンテンツから分離された前記識
    別データと、前記記録媒体から読み出された前記識別デ
    ータとに基づいて、前記対象データを識別し、 前記課金手段は、前記電子透かしが埋め込まれた前記対
    象データに対して課金を行う請求項3に記載のデータ課
    金装置。
  6. 【請求項6】前記コンテンツにおいて、前記対象データ
    には電子透かしが埋め込まれ、 前記対象データに対して前記電子透かしが埋め込まれて
    いることを検出する電子透かし検出手段をさらに有し、 前記分離手段は、前記コンテンツから、前記対象データ
    と前記識別データとを分離し、 前記識別手段は、前記コンテンツから分離された前記識
    別データと、前記記録媒体から読み出された前記識別デ
    ータとに基づいて、前記対象データを識別し、 前記課金手段は、前記対象データに対して前記電子透か
    しが埋め込まれていることが検出された場合にのみ、前
    記対象データに対して課金を行う請求項3に記載のデー
    タ課金装置。
  7. 【請求項7】前記記録媒体に記録される前記課金データ
    は、前記対象データの使用に対して予め支払われた対価
    を示す対価データを少なくとも含み、 前記課金手段は、読み出された前記課金データに含まれ
    る前記対価データが示す対価を限度として、前記対象デ
    ータの使用に対する課金を行う請求項3に記載のデータ
    課金装置。
  8. 【請求項8】前記記録媒体に記録される前記課金データ
    は、前記対象データの使用に対する課金単位と、この課
    金単位に対する対価とを示す単位・対価データをさらに
    含み、 前記コンテンツから分離された前記対象データの前記課
    金単位の量を示す課金単位量データを検出する課金単位
    量検出手段を有し、 前記課金手段は、前記対象データの使用に対して、読み
    出された前記課金データに含まれる前記単位・対価デー
    タと、検出された課金単位量データとに基づいて、前記
    対価データが示す対価を限度として課金を行う請求項7
    に記載のデータ課金装置。
  9. 【請求項9】前記記録媒体に記録される前記課金データ
    は、前記対象データの使用に対する課金単位と、この課
    金単位に対する対価とを示す単位・対価データ、およ
    び、1回の課金の範囲を示す課金範囲データをさらに含
    み、 前記コンテンツから分離された前記対象データの前記課
    金単位の量を示す課金単位量データを検出する課金単位
    量検出手段を有し、 前記課金手段は、前記対象データの使用に対して、読み
    出された前記課金データに含まれる前記単位・対価デー
    タと検出された課金単位量データとに基づいて、前記対
    価データが示す対価を限度として、1回ごとに前記課金
    範囲データが示す範囲内の対価の課金を行う請求項7に
    記載のデータ課金装置。
  10. 【請求項10】対象データと、この対象データの識別に
    用いられる識別データとを含むコンテンツを生成し、前
    記対象データの課金に用いられる課金データと、この対
    象データの識別データとを記録媒体に記録し、記録され
    た前記課金データと前記識別データとを用いて、前記対
    象データの使用に対する課金を行うデータ課金方法であ
    って、 前記記録媒体から前記識別データと前記課金データとを
    読み出し、 前記コンテンツから前記対象データを分離し、 読み出された前記識別データを用いて、前記分離された
    対象データを識別し、 読み出された前記課金データを用いて、前記識別された
    対象データの使用に対して課金を行い、 前記識別された対象データの使用に対する課金の結果
    を、前記課金データとして前記記録媒体に書き込むデー
    タ課金方法。
  11. 【請求項11】前記コンテンツにおいて、前記対象デー
    タには電子透かしが埋め込まれ、 前記コンテンツから、前記対象データと前記識別データ
    とを分離し、 前記コンテンツから分離された前記識別データと、前記
    記録媒体から読み出された前記識別データとに基づい
    て、前記対象データを識別し、 前記対象データに埋め込まれた前記電子透かしを検出
    し、 前記対象データに対して前記電子透かしが埋め込まれて
    いることが検出された場合にのみ、読み出された前記課
    金データを用いて、前記識別された対象データの使用に
    対して課金を行う請求項10に記載のデータ課金方法。
  12. 【請求項12】前記コンテンツから、前記対象データと
    前記識別データとを分離し、 前記コンテンツから分離された前記識別データと、前記
    記録媒体から読み出された前記識別データとに基づい
    て、前記対象データを識別し、 分離された前記対象データに対して電子透かしを埋め込
    み、 読み出された前記課金データを用いて、前記電子透かし
    が埋め込まれた前記対象データに対して課金を行う請求
    項10に記載のデータ課金方法。
  13. 【請求項13】コンテンツに含まれる対象データの課金
    に用いられる課金データと、この対象データの識別に用
    いられる識別データとを記録媒体に記録し、記録された
    前記課金データと前記識別データとを用いて、前記対象
    データの使用に対する課金を行うデータ課金システムの
    データ課金装置において、 前記記録媒体から前記識別データと前記課金データとを
    読み出すデータ読み出しステップと、 前記コンテンツから前記対象データを分離する分離ステ
    ップと、 読み出された前記識別データを用いて、前記分離された
    対象データを識別する識別ステップと、 読み出された前記課金データを用いて、前記識別された
    対象データの使用に対して課金を行う課金ステップと、 前記識別された対象データの使用に対する課金の結果
    を、前記課金データとして前記記録媒体に書き込む書き
    込みステップとをコンピュータに実行させるプログラム
    を記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】前記コンテンツは、前記対象データと、
    この対象データを識別するために用いられる前記識別デ
    ータとを含み、 前記分離ステップにおいて、前記コンテンツから前記対
    象データおよび前記識別データを分離する処理を行い、 前記識別ステップにおいて、前記コンテンツから分離さ
    れた前記識別データと、前記記録媒体から読み出された
    前記識別データとに基づいて、前記対象データを識別す
    る処理を行い、 前記課金ステップにおいて、読み出された前記課金デー
    タを用いて、前記対象データに対して課金する処理を行
    う請求項13に記載の記録媒体。
  15. 【請求項15】前記コンテンツから分離された前記対象
    データに対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込
    みステップをさらにコンピュータに実行させ、 前記分離ステップにおいて、前記コンテンツから、前記
    対象データと前記識別データとを分離する処理を行い、 前記識別ステップにおいて、前記コンテンツから分離さ
    れた前記識別データと、前記記録媒体から読み出された
    前記識別データとに基づいて、前記対象データを識別す
    る処理を行い、 前記課金ステップにおいて、前記電子透かしが埋め込ま
    れた前記対象データに対して課金する処理を行う請求項
    13に記載の記録媒体。
  16. 【請求項16】前記コンテンツにおいて、前記対象デー
    タには電子透かしが埋め込まれ、 前記対象データに対して前記電子透かしが埋め込まれて
    いることを検出する電子透かし検出ステップをさらにコ
    ンピュータに実行させ、 前記分離ステップにおいて、前記コンテンツから、前記
    対象データと前記識別データとを分離する処理を行い、 前記識別ステップにおいて、前記コンテンツから分離さ
    れた前記識別データと、前記記録媒体から読み出された
    前記識別データとに基づいて、前記対象データを識別す
    る処理を行い、 前記課金ステップにおいて、前記対象データに対して前
    記電子透かしが埋め込まれていることが検出された場合
    にのみ、前記対象データに対して課金する処理を行う請
    求項13に記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】前記記録媒体に記録される前記課金デー
    タは、前記対象データの使用に対して予め支払われた対
    価を示す対価データを少なくとも含み、 前記課金ステップにおいて、読み出された前記課金デー
    タに含まれる前記対価データが示す対価を限度として、
    前記対象データの使用に対して課金する処理を行う請求
    項13に記載の記録媒体。
  18. 【請求項18】前記記録媒体に記録される前記課金デー
    タは、前記対象データの使用に対する課金単位と、この
    課金単位に対する対価とを示す単位・対価データをさら
    に含み、 前記コンテンツから分離された前記対象データの前記課
    金単位の量を示す課金単位量データを検出する課金単位
    量検出ステップをコンピュータに実行させ、 前記課金ステップにおいて、前記対象データの使用に対
    して、読み出された前記課金データに含まれる前記単位
    ・対価データと、検出された課金単位量データとに基づ
    いて、前記対価データが示す対価を限度として課金する
    処理を行う請求項17に記載の記録媒体。
  19. 【請求項19】前記記録媒体に記録される前記課金デー
    タは、前記対象データの使用に対する課金単位と、この
    課金単位に対する対価とを示す単位・対価データ、およ
    び、1回の課金の範囲を示す課金範囲データをさらに含
    み、 前記コンテンツから分離された前記対象データの前記課
    金単位の量を示す課金単位量データを検出する課金単位
    量検出ステップをコンピュータに実行させ、 前記課金ステップにおいて、前記対象データの使用に対
    して、読み出された前記課金データに含まれる前記単位
    ・対価データと検出された課金単位量データとに基づい
    て、前記対価データが示す対価を限度として、1回ごと
    に前記課金範囲データが示す範囲内の対価を課金する処
    理を行う請求項7に記載の記録媒体。
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